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JP4689130B2 - Hiperlanタイプ2に基づくネットワークにおけるアイソクロナス・リソース管理方法 - Google Patents
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JP4689130B2 - Hiperlanタイプ2に基づくネットワークにおけるアイソクロナス・リソース管理方法 - Google Patents

Hiperlanタイプ2に基づくネットワークにおけるアイソクロナス・リソース管理方法 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、少なくとも一部の有線バスがETSI(欧州電気通信標準化機構) BRAN HIPERLANタイプ2の無線ネットワークを形成する無線ブリッジコネクションを介してリンクされている、IEEE1394標準に準拠するバスのような有線バスのネットワークに関する。
【0002】
より詳しくは、本発明は、装置が無線ネットワークを介して通信可能にさせるコンバージェンスレイヤに関する。
【0003】
最初に、HIPERLAN/2とIEEE1394に関する技術背景について説明する。
【0004】
(1)HIPERLAN/2 1394 コンバージェンスレイヤ
HIPERLAN/2と呼ばれる新世代の無線LANは、ETSI BRANプロジェクトによって規定された。いわゆるHIPERLAN/2システムは、5GHz帯で動作することを狙いとし、ユーザ移動性は局所サービスエリアに限定される。HIPERLAN/2(HL2)ネットワークは、無線アクセスネットワークと、種々のコアネットワークに関する一部のコンバージェンスレイヤ機能を標準化する。図1は、一般的なHIPERLAN/2の階層である。
【0005】
特に、1394コンバージェンス(輻輳)レイヤ(引用文献[3]の詳細な説明部分を参照せよ)は、無線ネットワークにおけるアイソクロナス・コネクションを管理するための安全な機構を記述することをもくてきとする。
【0006】
IEEE 1394コンバージェンスレイヤは、2種類の装置、すなわち、無線ブリッジ装置と無線非ブリッジ装置がHL2上で動作できるようにする。
【0007】
(a)無線1394ブリッジ装置:この装置は、有線IEEE 1394装置(コントローラ、トーカー若しくはリスナー)がHIPERLAN/2ネットワークを介して通信できるようにさせるブリッジ機能を備える。この装置は、HL2ネットワークを介したIEEE 1394シリアルバスの相互接続が行えるように有線IEEE 1394インタフェースを備える。
【0008】
(b)無線1394非ブリッジ装置:この装置は、ブリッジ機能を備えない。この装置は、HIPERLAN/2ネットワークを介して他のIEEE 1394アプリケーションと通信できるIEEE 1394アプリケーションを含む。
【0009】
IEEE P1394.1文書(引用文献[6]を参照せよ)に準拠して、このブリッジモデルは、2個のシリアルバスを接続する2台限りのポータルの組として定義される。
【0010】
IEEE 1394コンバージェンスレイヤは、シリアルバスのサービスをエミュレートするので、非ブリッジ装置とブリッジ装置は、同一周波数を共用する。
【0011】
二つの1394アプリケーションは、HL2ネットワークを介して直接的に動作し得るべきである。このモデルは、実際の有線ブリッジ認識装置が、無線ブリッジを使用して無線通信できるようにする。
【0012】
図2は、仮想IEEE 1394バスとしてのHIPERLAN/2ネットワークの一例を示す図である。このネットワークは、3本の有線1394バス(バスA、B及びC)を有し、3本の有線バスは、対応したブリッジ装置AW、BW及びCWを介して無線バスWへ接続されている。無線装置Dは、有線バスに接続せずに無線バスWに直結される。
【0013】
HL2において、各アイソクロナスチャネルは、中央コントローラを含む、RLC(無線リンク制御サブレイヤ)マルチキャストDLC(データリンク制御サブレイヤ)ユーザ接続制御手順によってセットアップされる。HL2では、関与する装置の無線受信品質に依存するリンク割当量という概念が存在する。HL2は、フレキシブルなロバスト性(信頼性)でデータ交換が行える幾つかの変調スキーム(方式)を定義する(変調スキームのロバスト性が増えると、要求される帯域が広くなる)。一方の装置が別の装置へデータを送信する場合、一方の装置は、使用すべき変調スキームを定めるためリンク割当量を知り、必要なネットワークリソース量(HL2タイムスロットに関して)を知る必要がある。DLCホーム拡張(以下の引用文献[2]を参照せよ)の場合、中央コントローラがあらゆる種類のコネクションに対するリンク割当量を認識できるように、キャリブレーション機構が定義される。
【0014】
(2)IEEE 1394−1395 シリアルバス、及び、IEEE 1394バスによるアイソクロナス・ストリームの転送用のIEC 61883
シリアルバスにおけるアイソクロナス・リソースの管理は、IEEE 1394−1395標準に記載されているアイソクロナス・リソース・マネージャ(IRM)機能によって扱われる。IRMは、実際には、帯域及びチャネルの割り付けを管理するのではなく、他のノードがアイソクロナス・リソースの使用量を協働的に記録している一つの場所を与える。
【0015】
IEC 61883標準(以下の引用文献[5]を参照せよ)は、IEEE 1394−1395シリアルバスに接続された機器間でのオーディオビジュアルデータの伝送プロトコルを規定する。また、IEC 61883標準は、ノードがバスリソースを予約するためIRMを協働的に使用できるように、プロトコル(コネクション・マネージメント・プロシージャCMP)を規定する。このプロトコルによって規定されるように、バス・リセットが1本のシリアルバスに発生したとき、以下の動作が実行される。
【0016】
バス・リセットの前に、入力プラグ及び出力プラグに接続されていた全てのAV装置は、バス・リセットの直前に存在したプラグ・コントロール・レジスタ(引用文献[5]に定義されている)の値に応じて、バス・リセット後に、それぞれ、アイソクロナスデータフローの受信及び送信を継続する。
【0017】
バス・リセット前にコネクションを確立したコントローラは、1秒後にリソースを再要求する。再要求されないリソースは、バス・リセット後にIRMによって開放される。
【0018】
バス・リセットの1秒後、バス・リセット前に入力プラグ及び出力プラグが接続されていた全てのAV装置は、対応したプラグ・コントロール・レジスタの値に応じて動作する(これらの値は一部のコントローラによって更新される)。
【0019】
この手続は、装置(若しくはアプリケーション)によって確立されたバス接続は、この装置が無くなったとき、並びに、ソース若しくは宛先ノードが無くなったときには当然に、開放されることを保証する。
【0020】
すなわち、バス・リセット後に、アイクロナス・ストリームは、コネクションに組み込まれていた装置の存否に応じて再設定される。
【0021】
1394コンバージェンスレイヤは、仮想シリアルバスのエミュレーションを目的としているので、HIPERLAN/2ネットワークにおけるアイソクロナス接続の管理と類似した機構を具備する。この機構は、実際のシリアルバスに存在する機能と同等の機能を実現する。また、この機構は、既存HL2の下位レイヤプロトコル(DLC/RLC)上に簡単に配置することができる。
【0022】
以下では、このような機構を説明する。
【0023】
請求項に係る発明は、アイソクロナス・リソース・マネージャを含むHIPERLAN/2の無線ネットワーク上で、接続セットアップ用のアイソクロナス・リソースを予約する方法であって、
コネクション・コントローラによってトーカー装置及びリスナー装置を識別する手順と、
アイソクロナス・リソース・マネージャによってコネクションの一部である装置のリストを取得する手順と、
アイソクロナス・リソース・マネージャによって、コネクションの一部である装置のリストに応じて、トーカー装置とリスナー装置を接続するため必要な帯域を判定する手順と、
上記帯域が利用できる場合に、トーカー装置及びリスナー装置を含むマルチキャストグループをセットアップする手順と、
を有する方法に関する。
【0024】
本発明の一実施例によれば、アイソクロナス・リソース・マネージャによってコネクションの一部である装置のリストを取得する手順は、
アイソクロナス・リソース・マネージャからコネクション・コントローラによってチャネル識別子を要求する手順と、
コネクション・コントローラによってトーカー装置及びリスナー装置へチャネル識別子を送信する手順と、
チャネル番号に基づいて、ネットワークの中央コントローラを用いて各装置に無線リンク制御レイヤグループ加入手続を実行させる手順と、
中央コントローラにマルチキャスト媒体アクセス制御識別子を該グループに帰属させる手順と、
を含む。
【0025】
本発明の一実施例によれば、上記方法は、無線ネットワークのリセット後に、 コントローラがリセット前に予約されていたアイソクロナス・リソースを再要求するように要求される第1の時間間隔(T)を設ける手順と、
第1の時間間隔の後に、コントローラがアイソクロナス・リソース・マネージャを用いて新たな予約を行わない第2の時間間隔(ΔT)を設ける手順と、
を更に有する。
【0026】
本発明の一実施例によれば、第2の時間間隔は、中央コントローラによって始動されたネットワークリセット後に、ネットワークの全ての装置がリセット手続を完了できるようにセットされる。
【0027】
本発明の一実施例によれば、コネクション・コントローラは、第2の時間間隔を保持するレジスタを具備し、このレジスタは中央コントローラによってプログラムすることが可能である。
【0028】
本発明の一実施例によれば、この方法は、
バス世代レジスタを各ノードに準備する手順と、
ネットワークリセット中に、中央コントローラにノードのバス世代レジスタの内容を、ネットワークリセットメッセージ中でノードへ送信される新しいレジスタ内容で更新させる手順と、
アイソクロナス・リソース・マネージャにノードからのリソース要求中のバス世代レジスタの内容の最新値をテストさせ、ノードのバス世代レジスタの内容が正しくない場合にその要求を拒否させる手順と、
を更に有する。
【0029】
付加的な保護期間ΔTの考え方及びバス世代番号の考え方は独立した発明であり、別々に請求項に記載できる。
【0030】
本発明のその他の特徴及び効果は、添付図面に関して記述された特定の実施例の説明によって明らかになるであろう。
【0031】
本発明の実施例は、HIPERLAN/2に基づく無線ブリッジによって相互連結されたIEEE 1394 有線バスのネットワークに関する。しかし、当業者にとって明らかであるように、本願明細書に記載された原理はその他の環境にも適用可能であり、本発明が実施例に記載された特定の環境に限定されない。BRAN HIPERLAN/2及びIEEE 1394バス標準に関する詳細な情報、並びに、関連出願は、特に、以下の引用文献から得られる。
【0032】
引用文献リスト:
[1]ETSI BRAN Hiperlan2 Technical Specification, Data Link Control Layer, Part 1: Basic Data Transport Function
[2]ETSI BRAN Hiperlan2 Functional Specification, Data Link Control Layer, Part 4: Extension for Home Environment
[3]ETSI BRAN Hiperlan2 Technical Specification, Packet Based Convergence Layer, Part 3: IEEE 1394 Service Specific Convergence Sublayer (draft), version 0.0.0 (1999−12)
これらの文献、並びに、HIPERLAN/2に関するその他の文書は、欧州電気通信標準化機構から入手可能である。
[4]IEEE1394−1995 Std, IEEE Standard for a High Performance Serial Bus
[5]IEC611883, Digital Interface for consumer Audio/Video Interface
[6]IEEE1394.1 Draft Standard for High Performance Serial Bus Bridges(Feb. 7, 1999)
文献[4]と[6]は、IEEE機関から入手可能であり、文献[5]はIECから入手可能である。
【0033】
本発明によれば、アイソクロナス・リソース・マネージャ(IRM)機能は、図1の仮想バス上に定義される。本発明の実施例によるアイソクロナス・リソース予約機構は、
アイクロナス・リソース(チャネル及び帯域)を予約(確保)する機能と、
コントローラ、トーカー又はリスナーがHL2ネットワークから離れたとき、これらのリソースを開放する機能と、
を提供する。
【0034】
本実施例において、IRM機能は、HIPERLAN/2(HL2)中央コントローラの1394コンバージェンスレイヤに設けられる。この機能は、チャネル利用可能レジスタと帯域利用可能レジスタとを設けるので、他の装置アプリケーションは、適当なロック要求("lock_req/res")を使用して、リソース予約を行うことが可能である。IEEE 1394−1995 IRMとの相違点として、これらのレジスタは、全体として少し結合されているので、ある程度の量の帯域の予約が到来したとき、IRMは、どのチャネルに対する予約であるかを知る。これにより、中央コントローラは、そのチャネルに対するリンク割当量を計算できるようになる(中央コントローラは、グループMAC(MACは、媒体アクセス制御Medium Access Controlの略)−IDのメンバーである装置がわかる)。十分なネットワークリソースが存在する場合、IRMは、ロック要求loc_resに好意的なメッセージを生成するか、あるいは、ロック要求loc_resを拒絶するメッセージを生成する。
【0035】
HL2ネットワークが変更される(装置が結び付けられるか、または、切り離される)都度(すなわち、仮想バスがリセットされる度に)、ネットワークリソースは、1秒以内にIRMから再要求されるべきである。さもなければ、これらのリソースは開放される。HL2において、バスリセットには、ある程度の伝搬時間が必要である。本実施例によれば、「バス世代番号」がIRMレジスタで使用され、その結果として、IRMは、新リソース要求と旧リソース要求を区別し、区別に応じて対処することが可能である。バス世代番号ビットは、HL2のIRMに固有であり、標準的なIEEE 1394−1995バスIRMには規定されていない。
【0036】
1. 序論
本発明は、IEEE 1394−1995バスのアイソクロナス・コネクションの管理をHL2ネットワークに適合させることを提案する。用語「仮想(バーチャル)」は、仮想バスに結び付く語彙を記述するため使用される。
【0037】
無線媒体上のデータレートは、実在のシリアルバス上のデータレートよりも低速であるため、仮想チャネルの個数は制限され、一例として、32個に制限される。もちろん、32個以外の値も使用される。
【0038】
図3の左側部分は、中央コントローラCCと、3台の移動端末MT1、MT2及びMT3の4台の装置が接続された無線バスの説明図である。3台の移動端末MT1、MT2及びMT3は、それぞれ、トーカー装置、リスナー装置、及び、1394コントローラとして動作する。図3の右側部分は、仮想バスとしてモデル化された無線ネットワークの説明図であり、仮想バスには4台の装置が接続されている。
【0039】
IEEE 1394アイソクロナス・チャネルは、マルチキャストグループ媒体アクセス制御識別子MAC−IDにマッピングされる。データリンク制御レイヤ・ホームエクステンション(DLC HE)では、マルチキャストチャネル数の実勢限界がある(チャネルの最大数は32個である)。
【0040】
本発明によれば、VIRM(仮想IRM)レジスタの帯域利用可能レジスタV_BANDWIDTH_AVAILABLEとチャネル利用可能レジスタV_CHNNNEL_AVAILABLEが定義される。これらのレジスタは、中央コントローラの1394コンバージェンスレイヤに存在する。
【0041】
さらに、アイソクロナス・ストリームを送り出すか、又は、アイソクロナス・ストリームが流れ込む無線装置に対して、ViPCR(仮想入力プラグ制御レジスタ)及びVoPCR(仮想出力プラグ制御レジスタ)のレジスタが定義される。
【0042】
HIPERLAN/2環境において、リソース管理(マルチキャストグループ及びネットワーク帯域)は、中央コントローラによって行われる。
【0043】
仮想アイソクロナス・リソース・マネージャ(VIRM)は、任意のノードのコンバージェンスレイヤで実行される。シリアルバス上と同様に、IRM機能は任意のIRM能力を備えたノードに組み込まれる。唯一の要件は、同時には一つのIRMしか実行されない、ということであり、このため、あらゆるノードは、IRMがどこで動いているかを知る必要がある。本実施例によれば、説明の便宜上、IRMは、シリアルバス上のサイクルマスターに搭載されている場合を考える。
【0044】
さらに、プロトコルを簡単化するため(ノードはIRMの実行場所がわかり、バスリセットbus_reset伝搬とリソース再要求の間に殆ど制約がない)、IRMは、中央コントローラのコンバージェンスレイヤで動くことが提案される。仮想IRMは、HL2ネットワーク用のRLCマルチキャストコネクション制御手続きを駆動する必要がある。
【0045】
IEC61883標準(文献[5])にできる限り準拠するため、コネクションは、IEEE 1394コントローラで確立することが提案される。1394コントローラは、トーカー及びリスナーのような他の装置を制御することを目的とするアプリケーションで動く1394ノードである。1394コントローラの概念はIEC61883標準(文献[5])に規定され、使用される。このアプリケーションは、VIRMで帯域及びチャネルを予約し、以下の規則に従って仮想入出力制御プラグレジスタ(リスナーのViPCR及びトーカーのVoPCR)を構成する。
【0046】
2. 制御及び状態レジスタの説明
2.1 アイソクロナス・リソース・マネージャ(IRM)レジスタ
本実施例によれば、VIRMレジスタは、中央コントローラの1394CLに組み込まれた。フォーマット及びアクセス規則は、本実施例では以下の通り定義された。
【0047】
2.1.1 仮想チャネル利用可能(VIRTUAL_CHANNEL_AVAILABLE)レジスタ
このレジスタは、仮想アイクロナス・リソース・マネージャ(VIRM)に実現される。これは、2クゥオードレット(4バイト分)長である(有線シリアルバスIRMのチャネル利用可能レジスタCHANNEL_AVAILABLEに匹敵する)。いくつかのアプリケーションが同じチャネルを予約することを防止するため、2クォードレットのリード・アンド・ロック比較スワップ処理だけがサポートされる。このレジスタのビット0乃至31は、仮想バスのアイソクロナス・チャネル0乃至31に対応する。シリアルバスIRMの場合と同様に、ビット値0は、対応したチャネルが予約され、更なる予約は入手不能であることを示す。本実施例によれば、VIRMに固有であるが、一部のビット(すなわち、ビット32乃至36)がバス世代番号のため使用される。他のビットは未使用である。
【0048】
このレジスタ上のリード・アンド・ロック比較スワップ処理は、仮想バスリセット後に、新チャネルを予約するか、あるいは、予約済みのチャネルを再要求するために、予約用コントローラによって使用される。
【0049】
図4は、仮想チャネル利用可能(Virtual_Channel_Available)レジスタのフォーマットを示す図である。
【0050】
アクセス用規則:
(1)仮想バスリセット動作
仮想バスリセット後(中央コントローラから受信したself_idパケットはバス世代番号を搬送する)、利用可能チャネルを表すレジスタビットはクリアされる。すべてのチャネルは再び利用可能になる。世代番号Gen_Numberビットも(バスリセット後に送信され、VIRMを組み込むノードによって受信されたself_idパケットに存在する情報に応じて)同様に更新される。タイマーTがスタートする。タイマーが満了する前に、リソース(チャネル)は再要求されなければならない。リソース再要求を許可するかどうかを判定するため、VIRMは、世代番号ビットをロック要求の対応したビットと比較する。両者が一致した場合、VIRMは、その要求が、リセット前に仮想バスに存在する装置によって行われた要求であることを認識し、リソース再要求のリクエストを許可する。一方で、両者が一致しない場合、リソース再要求のリクエストは拒否される。タイマーが満了したとき、再要求されなかったリソースは開放される(グループMAC識別子Mac_Idは、コンバージェンスレイヤで開放される)。
【0051】
(2)仮想バスリセットタイマーTの満了と次の仮想バスリセットの間の期間に対応した標準動作:
VIRMは、シリアルバスIRMと同じように動作する。VIRMは、予約済みのチャネルに関するロック要求を拒否する。チャネルが(ロック要求メッセージによって)予約されたとき、IRMは、このチャネル上のRLC_GROUP_JOINメッセージを受信する準備が整う。最初のRLC_GROUP_JOINメッセージがそのチャネルに関して受信されたとき、中央コントローラは新グループMAC-IDを作成すべきである。同一チャネルに対する次のRLC_GROUP_JOINメッセージは、移動端末を同じグループMAC-IDへ追加する。
【0052】
2.1.2 仮想帯域利用可能(VIRTUAL_BANDWIDTH_AVAILABLE)レジスタ
このレジスタは、VIRMに実現される。このレジスタは、コントローラが特定のチャネルに対する帯域を予約できるようにする。レジスタ長は、1クォードレット長である。ビット27乃至31は、バス世代番号専用のビットである。他のビット(ビット0乃至26)は、仮想バス上の利用可能な帯域を、コンバージェンスレイヤレベルで、1秒あたりのビット数もしくはバイト数として、表現するためのビットである。帯域ビットに対し、いくつかの予約値は許容されない(たとえば、値0xFFFFは予約されている)。
【0053】
このレジスタに対するリード(読み出し)要求は、装置がHL2ネットワークないで利用可能な帯域を取得できるようにする。
【0054】
帯域の予約は、引数arg_valueが2個のクォードレットにより構成されるロック要求メッセージを用いて行われる。
【0055】
第1のクォードレットは、選択されたチャネルを指定する。この語の中で、1にセットされた唯一のビットは、選択されたチャネルを指定する。最下位ビットはチャネル0に対応し、最上位ビットはビット26乃至31に対応する。
【0056】
第2のクォードレットは、このレジスタの前の読み出しの結果(ビット0乃至25)と、コントローラの世代数(ビット26乃至31)を含む。
【0057】
データ値は、特定のチャネルに対して要求されたビットレートを示すクォードレットである。
【0058】
この要求は、以下の3通りの場合に拒否される。
(1)arg_valueで指定されたチャネルがCHANNEL_AVAILABLEレジスタで利用できない場合。
(2)ロック要求で指定された世代番号がIRMの世代番号と一致しない場合。
(3)ロック要求で指定された帯域の量が利用可能帯域を超える場合(コントローラによる読み取りの後に別のノードが帯域を予約した場合)。
【0059】
アクセス用規則:
(1)標準動作(仮想バスリセットタイマーTの満了と次の仮想バスリセットの間の機関):
IRMがVIRTUAL_BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタでロック要求を取得したとき、IRMは、要求された帯域と、その帯域のためのチャネルとがわかる。IRMは、次に、マルチキャストグループMAC-IDに関連して、(文献[2]の6.5節に記載されているように)キャリブレーションから構築された)トポロジーマップを計算する(無線リンク制御(RLC)マルチキャスト加入手続の結果として、コンバージェンスレイヤは特定の1394チャネルに対する移動端末のリストがわかる。)。IRMは、リンク品質に応じて、このマルチキャストグループのため関連した変調方式を判定し、十分な利用可能リソース(HL2タイムスロット)が存在するかどうかを検査する。十分な利用可能リソースが存在する場合、IRMは予約を許可し、マルチキャストグループ内でRLCマルチキャスト・コネクション・セットアップ手続を開始する。RLC手続が成功した場合、好意的なロック応答メッセージが、ロック要求メッセージに対する返答として作成される。(リンク割当量の不足、又は、RLCの失敗などの理由で)予約が失敗した場合、ロック要求は、ロック応答メッセージによって拒否される。拒否用のロック応答メッセージの引数(old_value)の中に、対応したエラーコード(たとえば、帯域利用可能ビットの中の1個の禁止ビット)が挿入され、要求元は拒否の理由を通知される。
【0060】
シリアルバスIRMの場合と同様に、読み取り処理中に先に読み取られ、ロック要求メッセージに引数として挿入された帯域が現在の利用可能帯域と一致しない場合(二つの同時に生起した予約手続が衝突する場合)、ロック要求は拒否される。
【0061】
(2)仮想バスリセット動作
仮想バスリセット後(中央コントローラから受信されたself_idパケットはバス世代番号を搬送する)、Bandwidth_availableビットがリセットされる(全帯域は再度利用可能になる)。Gen_Numberビットは、VIRMによって受信されたself_ifパケットに存在する情報に応じて同様に更新される。タイマーTが始動される。タイマーが満了する前に、リソース(帯域)は、再要求されなければならない。リソース再要求を許可するため、VIRMは、Gen_Numberビットを使用する(Gen_Numberビットが一致した場合、リソース再要求は承認され、一致しない場合、リソース再要求は拒否される。)。タイマーが満了したとき、再要求されていないリソースは開放される(マルチキャストグループ内の任意の既存のマルチキャスト・コネクションは、RLCを使用して開放される。)。
【0062】
図5は、仮想チャネル利用可能レジスタ(Virtual_Channel_Available)のフォーマットの説明図である。
【0063】
2.1.3 仮想入力プラグ制御レジスタ(ViPCR)及び仮想出力プラグ制御レジスタ(VoPCR)
ViPCRレジスタ(又は、レジスタの組)は、アイソクロナス・ストリームが流入する装置の1394コンバージェンスレイヤに組み込まれる。ViPCRレジスタは、引用文献[5]に規定されたiPCRレジスタと同じ機能を備える。このレジスタは、コマンド及び状態レジスタ(CSR)アーキテクチャに従って実現される。仮想バスリセット通知における時間差を考慮するため世代フィールドが追加される。世代番号は、仮想バスリセット毎にインクリメントされるモジュロー2の値である。
【0064】
図6は、ViPCRレジスタのフォーマットの説明図である。
【0065】
ViPCRレジスタ(又は、レジスタの組)は、アイソクロナス・ストリームを流出させる装置の1394コンバージェンスレイヤに組み込まれる。VoPCRレジスタは、引用文献[5]に規定されたoPCRレジスタと同じ機能を備える。このレジスタは、コマンド及び状態レジスタ(CSR)アーキテクチャに従って実現される。仮想バスリセット通知における時間差を考慮するため世代フィールドが追加される(文献[3]を参照せよ)。バス世代番号は、仮想バスリセット毎にインクリメントされるモジュロー2の値である。
【0066】
図7は、VoPCRレジスタのフォーマットの説明図である。
【0067】
ペイロード、オーバーヘッドID、ポイント・ツー・ポイント・コネクション・カウンタ、及び、オンラインフィールドは、文献[5]に規定されたoPCRの対応したフィールドと同様に定義される。
【0068】
本例では、文献[5]と一致させるため、6ビットで符号化されているが、チャネルは、0乃至31ビットの範囲に収まればよい。
【0069】
世代番号は、ノードが受信した最新(最後)の仮想バスリセットの世代を表わす。この世代番号は、仮想バスリセット毎に増分カウンタを使用することによってノード自身によって送信され、或いは、仮想バスリセット通知に関連し中央コントローラによって管理されるカウンタを使用することによって送信される。このフィールドが必要である理由は、全ての無線端末に同時に仮想バスリセットが通知されないからである。
【0070】
VoPCRレジスタ及びViPCRレジスタのアクセス用規則:
(1)標準動作(仮想バスリセットタイマーTの満了と次の仮想バスリセットの間の機関):
ノードのコンバージェンスレイヤがPCR(入力又は出力のいずれか)上でロック要求を取得し、チャネルビットがセットされたとき、RLC連結要求手続が中央コントローラで始まる。肯定的なRLC連結応答メッセージが受信されたとき、ロック成功応答メッセージが作成される。さもなければ、ロック要求は拒否される。
【0071】
(2)バスリセット動作:
PCRを実現するコンバージェンスレイヤにバスリセットが通知されたとき、コンバージェンスレイヤは、そのPCRのGen_bus_numberビットに新しい値をセットする。コンバージェンスレイヤは、間隔Tのタイマーを始動し、バスリセット前と同様にデータ流入又はデータ流出動作を行う。コンバージェンスレイヤは、PCRのチャネルビットもクリアする。チャネルビットがタイマーTのタイムアウト前に再書込みされた場合、何も変化しない。さもなければ、コンバージェンスレイヤは、マルチキャストグループを解放するため、中央コントローラに向けてRLC解放(RLC_Leave)手続を生成する。
【0072】
アクセス用規則(コントローラアプリケーションの観点からの説明)
アプリケーションは、最初に、(VIRTUAL_CHANNEL_AVAILABLEレジスタを読出し、次に、ロック要求を行うことによって)IRMを用いてチャネルを予約し、次に、予約チャネルを、コネクションを確立したいマルチキャストグループのノードのViPCR及びVoPCRに書き込む。ロック応答メッセージを取得した後、アプリケーションは、ロック要求メッセージをVIRTUAL_BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタへ送信することにより関連した帯域を予約する。ここで、VIRMは、そのマルチキャストグループのためのリンク割当量を確実に計算できるようになる。
【0073】
仮想バスリセットが行われたとき、アプリケーションは、1秒以内に、IRMレジスタ及び関連したVoPCR及びViPCRからリソースを再要求しなければならない。アプリケーションは、後述のように、ΔTの期間に亘って、新しい予約要求の送信を停止する。
【0074】
2.2 仮想バスリセット及びリソース再要求又は開放
仮想バスリセット動作:
中央コントローラのHL2無線リンク制御レイヤが、装置がネットワークに残されているか、又は、(RLC関連付け手続の後に)新しい装置が関連付けられたとき、1394コンバージェンスレイヤレベルでの識別(self_id)手続は、中央コントローラが仮想バスリセットメッセージを他の全ての装置のコンバージェンスレイヤへ送信することを保証する。各1394コンバージェンスレイヤは、ある程度の時間遅延を伴って、仮想バスリセットメッセージの受信によってトリガーされた上位レイヤへ仮想バスリセットを生成することが可能である。
【0075】
各装置は、上述の世代番号である仮想バスリセット番号を保持するためのメモリを具備する。バス世代番号は、バスリセット毎に中央コントローラによって増加させられる。バスリセット世代番号は、self_idメッセージ中に組み込まれる。
【0076】
コントローラがバスリセット識別情報を受信したとき、コントローラは、1秒以内に、全てのコネクションを再割当しなければならない。この時間の経過後、ΔTの期間に亘って、再要求メッセージ、若しくは、通常の要求メッセージの送信が禁止され、この期間ΔTの間に要求を許可する(図8を参照せよ)。
【0077】
この時間間隔ΔTは、中央コントローラ上のバスリセットイベントと、このリセットを受け取った最後の移動端末上のバスリセットイベントとの間の時間差よりも長くする必要がある。この原理によって、移動端末が、装置上のバスリセットの終了後に、リソースの再要求を試みないことが保証される。
【0078】
スプリット・タイムアウト・レジスタに関して、コンバージェンスレイヤは、ΔTの制御及び状態レジスタ(CSR)を具備することが提案される。これにより、移動端末でオーバーロードが生じた場合に中央コントローラがこの値を調節できるようになる。移動端末の台数が非常に大きい倍率で増加した場合、バスリセットはΔT期間よりも長い時間を要するので、リソース予約は失敗する場合がある(すなわち、別のバスリセットを生成する場合がある)。このように、ある種の場合では、このΔTの値を増加させる方が有利である。ΔT CSRは、(1394のスプリット・タイムアウトに関して)デフォルト値をもつ。
【0079】
ある種の理由から、バスリセットがHL2ネットワークに伝搬するためにΔTよりも長い時間を要する場合、中央コントローラは、バスリセット世代番号を増加し、別のバスリセットを開始する必要がある。
【0080】
図8は、図3の中央コントローラと移動端末MT1及びMT2に関する相対的なT及びΔTの期間を表わす図である。
【0081】
中央コントローラの1394コンバージェンスレイヤがバスリセットシーケンスを開始したとき、仮想IRM内の全ての帯域及びチャネルだけを開放する必要がある。同時に、装置が仮想バスリセットを受け取るとき、ViPCRレジスタ及びVoPCRレジスタは開放され、タイマーTがT=(1秒+ΔT)に初期化される。
【0082】
仮想バスリセット後に、幾つかの状況が生じる。
【0083】
(1)離脱した装置がない状況
バスリセット前にリソースを割り当て、バスリセットを受け取ったコントローラは、トーカーとリスナーの両方がネットワーク上に存在し続けるかどうかを検査する。両方共に存在する場合、コントローラは、VIRM内でリソースを再割当する。VIRMは、ロック要求が再要求であり、(装置が実際にバスリセットを受け取る前に生成した可能性がある)新しい要求ではないことを検出するため、バス世代番号ビットを使用する。コントローラは、リスナーのViPCR及びトーカーのVoPCRを再構成する必要もある。
【0084】
この状況では、HL2コネクションは開放されず、動作し続け得る。
【0085】
(2)1394コントローラが離脱した状況
IEC61883文書は、コントローラが切り離された場合、このコントローラによって設定されたコネクションを切る必要がある。本実施例によれば、仮想IRMは、時間間隔Tの間、再要求を待ち受ける。再要求を受信しないまま時間が経過したとき、中央コントローラは、RLC_RELEASEメッセージをトーカー及び各リスナーへ送信する。トーカー及びリスナーは、マルチキャストグループから出る。マルチキャストグループ内には装置が残っていないので、中央コントローラは、レジスタ内で予約されたリソースを開放する。同様に、このコネクション(すなわち、バスから切り離されたコントローラによって確立されたコネクション)のトーカー及びリスナーは、自装置のPCR内でリソース再要求が行われていないことを検出し、RLC_LEAVEメッセージを中央コントローラへ送信することによってマルチキャストグループから抜ける。
【0086】
(3)トーカー又はリスナーが離脱した状況
トーカーが無くなるか、若しくは、全てのリスナーがネットワークから切り離されたとき、コネクションは切断されるべきである。1394コントローラは、トーカー及びリスナーを見つけようとし、この条件が守られない場合、コントローラは必要なリソースの再割当を行わない
各装置は、タイムアウトを管理し、HL2コネクションを開放しなければならない。
【0087】
2.3 バスリセット以外のリソース開放
シリアルバス上と同様に、アプリケーション(若しくは、ブリッジレイヤ)は、任意の時点で、仮想バス上の一部のリソースを開放することを決める。これは、予約と同じような形態(特定のチャネルの帯域を開放するためのPCRレジスタ及びIRMレジスタへの書込みと、引き続くチャネルの開放)で行われるべきである。
【0088】
2.4 シナリオ
2.4.1 無線装置間のアイソクロナス・コネクション
2.4.1.1 オーバーレイ無しのコネクション
(1)1394コントローラは、チャネルを割り当てるため、中央コントローラ内にある仮想アイソクロナス・リソース・マネージャへの比較及びスワップ処理を実行する。これは、IEEE 1394−1955 トランザクションである。
【0089】
(2)コントローラは、前のステップのチャネルをセットするため、ロック要求lock_reqメッセージをトーカー及びリスナーの(オンラインビットをオフにセットして)ViPCRアドレス及びVoPCRアドレスへ送信する。この世代番号が制御された装置と異なる場合、コントローラは、コネクションを確立できないので、適当なエラーコードを含む拒否用のlock_resメッセージを生成する。
【0090】
(3)トーカー及びリスナーは、共に、このチャネル上でジョイン(加入)RLC手続を実行する。加入の完了後、トーカー及びリスナーは、共に、肯定的なlock_resp応答をコントローラへ送る。
【0091】
(4)コントローラが応答lock_respを受信したとき、中央コントローラは、丸いキャストグループのメンバーである装置を区別できる。コントローラは、(上述の手続に従って)帯域利用可能BAND_WIDTH_AVAILABLEレジスタ上でロック要求lock_reqを送信し得る。
【0092】
(5)IRMは、(リンク割当量、及び、選択された物理レイヤ(PHY)モードに基づいて)要求されたHL2帯域を計算する。
【0093】
(6)2通りの状況が考えられる。
【0094】
(状況a)帯域が利用可能である場合、ステップ(7)へ進み、IRMは、肯定的なロック応答を送信し、直後に(新しいロック要求を許可する前に)、(PHYモードを考慮して)帯域レジスタを更新する。
【0095】
(状況b)帯域が利用可能ではない場合、IRMは、(引数値に適当なエラーコードを含む)否定的なロック応答を送信する。帯域レジスタは変更されない。コントローラは、(エラーコードによって)要求を繰り返すべきではないことがわかる。
【0096】
(7)帯域が利用可能であるならば、中央コントローラは、マルチキャストグループへのマルチキャストDLCユーザ・コネクション(DUC)セットアップを開始する。RLCが成功したとき、肯定的なロック応答が生成され(帯域利用可能レジスタはPHYモードを考慮して更新される)、さもなければ、否定的なロック応答が生成される。
【0097】
(8)一般的に、その他のロック要求は、対応したロック応答が生成されるまで許可されない。
【0098】
図9は、オーバーレイの無いコネクションのための、図3の中央コントローラと種々の移動端末との間のメッセージを説明する図である。
【0099】
2.4.1 オーバーレイのあるコネクション
オーバーレイを含むコネクションはIEC 61883仕様書に規定されている。コネクションのオーバーレイは、リスナーを既存のコネクションに追加することによって生じる。その場合、既に、HL2マルチキャスト・コネクションと、IRM CSRが1394コンバージェンスレイヤに存在している。
【0100】
図10は、オーバーレイを含むアイソクロナス・コネクション用のネットワークの説明図である。同図において、移動端末MT4は、既存のコネクションに重ねられる。
【0101】
以下のステップは、装置MT4が新しいリスナーになる状況を説明する。
【0102】
(1)コントローラは、ポイント・ツー・ポイント・カウンタを増加させるようにトーカーのVoPCRをセットする。コントローラは、ロック要求lock_reqを送信し、世代番号を検査することによって、チャネルを用いて新しいリスナーのViPCRをロードする。
【0103】
(2)移動端末MT4は、対応したチャネルのためのRLC_GROUP_JOINメッセージを中央コントローラへ送信する。
【0104】
(3)リンク割当量が、MT4をグループマルチキャストへ参加させるために加えることを許可するならば、中央コントローラは、関連したマルチキャストMAC_IDを共に承認を返信する。
【0105】
(4)リスナー及びトーカーは、共に、ロック応答lock_respをコントローラへ送信し得る。
【0106】
(5)中央コントローラは、マルチキャストDUCセットアップ手続をMT4装置へ送信すべきである。装置MT4は、データを受信する準備ができる。おそらく、PHYオードを変更する必要がある場合、RLC修正手続が始動される。
【0107】
図11は、本例における中央コントローラと移動端末の間でのメッセージ交換の説明図である。
【0108】
2.4.1 ブリッジ環境でのアイソクロナス・コネクション・セットアップ
以下では、1394コンバージェンスレイヤに規定されているようなアイソクロナス予約機構がブリッジ環境で使用される状況について説明する。
【0109】
ネットワークは、1から4の番号が付けられた4本のシリアルバスを含み、シリアルバスは、ポータルMT1乃至MT4を介して、HIPERLAN/2に接続される(図12を参照せよ)。
【0110】
図12は、ブリッジ環境におけるネットワークアーキテクチャの一例を示す図である。
【0111】
無線ネットワークは、仮想1394バスとしてモデル化される(図13を参照せよ)。各ポータルは、仮想バスに接続されたブリッジとして表現される。このようなブリッジは、
有線バスに接続されたポータル、すなわち、現実ポータルと、
仮想バスに接続されたポータル、すなわち、1394コンバージェンスレイヤのサービス(すなわち、仮想iPCRレジスタ及び仮想oPCRレジスタ)を使用する仮想ポータルと、
を含む。仮想バスのIRMは、VIRMのように表記され、中央コントローラの1394コンバージェンスレイヤに組み込まれる。さらに、仮想バス上でアイソクロナス・コネクションを確立する役割を担う装置は、仮想コントローラと称される。
【0112】
図13は、仮想バスのモデル化を表わす説明図である。
【0113】
2.4.2.1 オーバーレイの無いコネクション
相違するステップは、以下のステップ(1)〜(3)である。
【0114】
(1)コントローラは、コネクション・メッセージを、リスナーのポータルへ送信する。この装置の仮想ポータルは、仮想バス上のコネクションの確立用の仮想コントローラになる。
【0115】
(2)仮想コントローラは、前のセクションで説明したように、仮想バス上でリソースを予約する。
【0116】
(3)リソースが仮想バス上で利用可能である場合、リスナーのポータル(LP)は、P1394.1ドラフトに記載されているように、ブリッジ・コネクション・メッセージをトーカーのポータルへ送信する。
【0117】
2.4.2.2 オーバーレイを含むコネクション
コントローラは、コネクション・メッセージをリスナーのポータルへ送信する。このコネクション・メッセージは、使用中の既存のチャネル番号を指定することによって当該コネクションがオーバーレイを含むコネクションであるという情報を収容するべきである。
【0118】
リスナーのポータルは、自装置のViPCRの割り当てられたチャネルビットをセットし、ロック要求lock_reqメッセージを送信することによりトーカーのポータルのVoPCRをセットする。トーカーのポータルは、自装置のVoPCRにおけるポイント・ツー・ポイント・コネクション・カウンタを増加させる。
【0119】
仮想バス上では、オーバーレイを含むコネクションの場合と同じようにあらゆる事象が起こる。
【0120】
[頭辞語と略語の説明]
ブリッジは、シリアルバスネット内の二つのバスを接続することができる二つのシリアルバスノードの組である。
【0121】
中央コントローラ(CC)は、HIPERLAN/2によって規定されているようなアクセスポイントの機能と等価的であるDLCレイヤ(データリンク制御レイヤ)のための機能を制御するが、必ずしも固定ネットワークに所属させなくてもよい。中央コントローラの機能は、無線装置に組み込んでもよい。
【0122】
コントローラは、シリアルバス上でアイソクロナス・コネクションを確立する装置である。
【0123】
ポータルは、ブリッジをシリアルバスに接続するノードである。
【0124】
仮想バスは、無線ネットワークを1394シリアルバスとしてモデル化する説明図である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 HIPERLAN/2の概略的な階層説明図である。
【図2】 仮想IEEE1394バスとしてのHIPERLAN/2ネットワークの一例の説明図である。
【図3】 ハイブリッド式ネットワークと、仮想バスを含むネットワークとしてのモデル化の説明図である。
【図4】 本発明の一実施例による仮想チャネル利用可能レジスタのフォーマットの説明図である。
【図5】 仮想チャネル利用可能レジスタのフォーマットの説明図である。
【図6】 仮想入力プラグ制御レジスタ(ViPCR)のフォーマットの説明図である。
【図7】 仮想出力プラグ制御レジスタ(VoPCR)の説明図である。
【図8】 HIPERLAN/2中央コントローラ並びに図3の移動端末MT1及びMT2に関して、リセット後にアイソクロナス・リソースを再要求する遅れを表わす相対的な期間Tと、第1の期間Tの終了後に新たな予約が禁止される期間ΔTの説明図である。
【図9】 オーバーレイの無いコネクションに対する中央コントローラと図3の種々の移動端末の間で交換されるメッセージの説明図である。
【図10】 移動端末MT4が既存コネクションに重ねられるオーバーレイのあるコネクションに対するネットワークの説明図である。
【図11】 オーバーレイのある場合に、中央コントローラと移動端末の間で交換されるメッセージの説明図である。
【図12】 ブリッジ環境におけるネットワークアーキテクチャの一例の説明図である。
【図13】 仮想バスのモデル化の説明図である。

Claims (8)

  1. アイソクロナス・リソース・マネージャが設けられたコネクション・セットアップ用の無線ネットワークにおいてアイソクロナス・リソースを予約する方法であって、
    コネクション・コントローラによってトーカー装置及びリスナー装置を識別する手順と、
    アイソクロナス・リソース・マネージャによってコネクションの一部であるトーカー装置及び少なくとも1つのリスナー装置のリストを取得する手順と、
    アイソクロナス・リソース・マネージャによって、コネクションの一部であるトーカー装置及び少なくとも1つのリスナー装置のリストに応じて、トーカー装置とリスナー装置を接続するため必要な帯域を判定する手順と、
    上記帯域が利用できる場合に、トーカー装置及びリスナー装置を含むマルチキャストグループをセットアップする手順と、
    を有し、
    アイソクロナス・リソース・マネージャによってコネクションの一部であるトーカー装置及び少なくとも1つのリスナー装置のリストを取得する手順は、
    コネクション・コントローラによってチャネル識別子を要求する手順と、
    コネクション・コントローラによってトーカー装置及びリスナー装置へチャネル識別子を送信する手順と、
    チャネル番号に基づいて、ネットワークの中央コントローラを用いて各装置に無線リンク制御レイヤグループ加入手続を実行させる手順と、
    中央コントローラにマルチキャスト媒体アクセス制御識別子を該グループに付与させる手順と、
    を含む方法。
  2. 無線ネットワークのリセット後に、
    コントローラがリセット前に予約されていたアイソクロナス・リソースを再要求することを要求される第1の時間間隔を設ける手順と、
    第1の時間間隔の後に、コネクション・コントローラがアイソクロナス・リソース・マネージャを用いて新たな予約を行わない第2の時間間隔を設ける手順と、
    を更に有する請求項記載の方法。
  3. 第2の時間間隔は、中央コントローラによって始動されたネットワークリセット後に、ネットワークの全ての装置が夫々のリセット手続を完了できるようにセットされる、請求項記載の方法。
  4. コネクション・コントローラは、第2の時間間隔を保持するレジスタを具備し、
    このレジスタはネットワークの中央コントローラによってプログラムすることが可能である、請求項又は記載の方法。
  5. 第2の時間間隔中に、コネクション・コントローラは、リセット手続の前に予約されたリソースの再要求を行わないようにされている、請求項乃至のうちいずれか一項記載の方法。
  6. アイソクロナス・リソース・マネージャは中央コントローラに組み込まれる、請求項1乃至のうちいずれか一項記載の方法。
  7. バス世代レジスタを各ノードに準備する手順と、
    ネットワークリセット中に、中央コントローラにノードのバス世代レジスタの内容を、ネットワークリセットメッセージ中でノードへ送信される新しいレジスタ内容で更新させる手順と、
    アイソクロナス・リソース・マネージャにノードからのリソース要求中のバス世代レジスタの内容の最新値をテストさせ、ノードのバス世代レジスタの内容が正しくない場合にその要求を拒否させる手順と、
    を更に有する請求項1乃至のうちいずれか一項記載の方法。
  8. ネットワークがHIPERLANタイプ2である、請求項1乃至のうちいずれか一項記載の方法。
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