JP4691812B2 - 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法 - Google Patents
係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4691812B2 JP4691812B2 JP2001097401A JP2001097401A JP4691812B2 JP 4691812 B2 JP4691812 B2 JP 4691812B2 JP 2001097401 A JP2001097401 A JP 2001097401A JP 2001097401 A JP2001097401 A JP 2001097401A JP 4691812 B2 JP4691812 B2 JP 4691812B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- information signal
- data
- coefficient data
- coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/01—Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/01—Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
- H04N7/0125—Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level one of the standards being a high definition standard
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/14—Picture signal circuitry for video frequency region
- H04N5/144—Movement detection
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/01—Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
- H04N7/0135—Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes
- H04N7/0145—Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes the interpolation being class adaptive, i.e. it uses the information of class which is determined for a pixel based upon certain characteristics of the neighbouring pixels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Television Systems (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、NTSC方式のビデオ信号をハイビジョン方式のビデオ信号に変換する際に適用して好適な、係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の変換装置および変換方法に関する。詳しくは、入力情報信号と出力情報信号との関係を表した、生徒信号を線形変換した信号と教師信号を線形変換した信号との関係である変換関係に従って、所定数の生徒信号と所定数の教師信号の組み合わせのそれぞれに対応した生徒信号を教師信号に変換する際に用いられる推定式の係数データである複数の種係数データを用いた演算を行って、入力情報信号を上出力情報信号に変換する際に用いられる推定式の係数データを生成することによって、入力情報信号を出力情報信号に変換する際に用いられる推定式の係数データとして、実際に生徒信号、教師信号を使用した学習で得たものと同様のものを得ることができるようにした係数データ生成装置等に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば525i信号というSD(Standard Definition)信号を、1050i信号というHD(High Definition)信号に変換するフォーマット変換が提案されている。525i信号は、ライン数が525本でインタレース方式の画像信号を意味し、1050i信号は、ライン数が1050本でインタレース方式の画像信号を意味する。
【0003】
図20は、525i信号と1050i信号の画素位置関係を示している。ここで、大きなドットが525i信号の画素であり、小さなドットが1050i信号の画素である。また、奇数フィールドの画素位置を実線で示し、偶数フィールドの画素位置を破線で示している。525i信号を1050i信号に変換する場合、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおいて、525i信号の1画素に対応して1050i信号の4画素を得る必要がある。
【0004】
従来、上述したようなフォーマット変換を行うために、525i信号の画素データより1050i信号の画素データを得る際に、525i信号の画素に対する1050i信号の各画素の位相に対応した推定式の係数データをメモリに格納しておき、この係数データを用いて推定式によって1050i信号の画素データを求めることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように推定式によって1050i信号の画素データを求めるものにおいては、この1050i信号による画像の解像度は固定されており、従来のコントラストやシャープネス等の調整のように、画像内容等に応じて所望の解像度とすることができなかった。
【0006】
この発明の目的は、格納手段に格納しておく推定式の係数データを多くすることなく、例えば画像の解像度の調整を自由に行い得るようにすることにある。また、この発明の目的は、格納手段に格納しておく推定式の係数データを多くすることなく、例えば画像のサイズの調整や音声信号のサンプリング周波数の調整を自由に行い得るようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る係数データ生成装置は、複数の情報データからなる入力情報信号を複数の情報データからなる出力情報信号に変換する際に使用される、推定式の係数データを生成する係数データ生成装置であって、所定数の生徒信号と所定数の教師信号の組み合わせそれぞれに対応させて、生徒信号を教師信号に変換する際に用いられる推定式の係数データを種係数データとして、格納する格納手段と、入力情報信号と出力情報信号との関係を、生徒信号を線形変換した信号と教師信号を線形変換した信号との関係である変換関係で表し、この変換関係を特定する変換関係特定手段と、入力情報信号を出力情報信号に変換する際に用いられる推定式の係数データを、上記変換関係に従って、格納手段に格納された複数の種係数データを用いた演算で生成する係数生成手段とを有するものである。
【0008】
また、この発明に係る係数データ生成方法は、複数の情報データからなる入力情報信号を複数の情報データからなる出力情報信号に変換する際に使用される、推定式の係数データを生成する係数データ生成方法であって、入力情報信号と出力情報信号との関係を、生徒信号を線形変換した信号と教師信号を線形変換した信号との関係である変換関係で表し、この変換関係を特定するステップと、入力情報信号を出力情報信号に変換する際に用いられる推定式の係数データを、上記変換関係に従って、所定数の生徒信号と所定数の教師信号の組み合わせのそれぞれに対応し、生徒信号を教師信号に変換する際に用いられる推定式の係数データである、複数の種係数データを用いた演算で生成するステップとを有するものである。
【0010】
この発明においては、所定数の生徒信号と所定数の教師信号の組み合わせのそれぞれに対応させて、生徒信号を教師信号に変換する際に用いられる推定式の係数データが種係数データとして格納手段に格納されている。
【0011】
入力情報信号と出力情報信号との関係が、生徒信号を線形変換した信号と教師信号を線形変換した信号との関係である変換関係で表され、この変換関係が特定される。例えば、この変換関係は、入力情報信号と出力情報信号との関係を生徒信号を線形変換した信号と教師信号を線形変換した信号との関係で表した際の、各生徒信号と教師信号とに対する重み付け係数で表される。
【0012】
入力情報信号、出力情報信号、生徒信号および教師信号が全て音声信号であるとき、例えば出力情報信号は入力情報信号よりもサンプリング周波数が高くされる。このように情報信号が音声信号である場合、変換関係は、例えば入力情報信号に対する出力情報信号のサンプリング周波数の変化に対応したものとされる。
【0013】
入力情報信号、出力情報信号、生徒信号および教師信号が全て画像信号であるとき、例えば出力情報信号は入力情報信号よりも高解像度とされる。このように情報信号が画像信号である場合、変換関係は、例えば入力情報信号に対する出力情報信号の解像度の変化に対応したものとされる。またこのように情報信号が画像信号である場合、変換関係は、入力情報信号に対する出力情報信号の画素数の変化や比率に対応したものとされる。
【0014】
そして、入力情報信号を出力情報信号に変換する際に用いられる推定式の係数データは、変換関係に従って、格納手段に格納されている複数の種係数データを用いた演算で生成される。
【0015】
例えば、情報信号が音声信号である場合、変換関係に基づくサンプリング周波数の変化に対応する係数データを生成される。この係数データを使用することで、入力情報信号に対してサンプリング周波数が変化した出力情報信号を得ることが可能となる。
【0016】
また例えば、情報信号が画像信号である場合、変換関係に基づく解像度の変化に対応する係数データが生成される。この係数データを使用することで、入力情報信号に対して解像度が変化した出力情報信号を得ることが可能となる。
【0017】
また例えば、情報信号が画像信号である場合、変換関係に基づく画素数の変化または比率に対応する係数データが生成される。この係数データを使用することで、入力情報信号に対して画素数が変化した出力情報信号を得ることが可能となる。
【0018】
この発明に係る情報信号処理装置は、入力された複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する情報信号処理装置であって、第2の情報信号に係る注目データの周辺に位置する第1のデータを第1の情報信号から抽出する第1の抽出手段と、第1の情報信号と第2の情報信号の関係を表すパラメータ値が入力されるパラメータ入力部と、複数の種係数データを保持し、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用する推定式の係数データを、パラメータ値に対応させて、複数の種係数データの線形和で生成する係数データ生成手段と、推定式を利用して、係数データと第1のデータとの演算により第2の情報信号を生成する演算手段とを有するものである。
【0019】
例えば、係数データ生成手段は、所定数の生徒信号と所定数の教師信号の組み合わせそれぞれに対応させて、生徒信号を教師信号に変換する際に用いられる推定式の係数データを種係数データとして、格納する格納手段と、パラメータ値にて表された、第1の情報信号と上記第2の情報信号との関係を、生徒信号を線形変換した信号と教師信号を線形変換した信号との関係である変換関係で表し、この変換関係を特定する変換関係特定手段と、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に用いられる推定式の係数データを、変換関係に従って、格納手段に格納された複数の種係数データを用いた演算で生成する係数生成手段とを有するものである。
【0020】
また、この発明に係る情報信号処理方法は、入力された複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する情報信号変換方法であって、第2の情報信号に係る注目データの周辺に位置するデータを第1の情報信号から抽出するステップと、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用する推定式の係数データを、入力されたパラメータ値に対応させて、複数の種係数データの線形和で生成するステップと、推定式を利用して、生成された係数データと抽出されたデータとの演算により第2の情報信号を生成するステップとを有するものである。
【0021】
また、この発明に係る情報提供媒体は、上述の情報信号処理方法の各ステップを実行するためのコンピュータプログラムを提供するものである。
【0022】
この発明においては、第1の情報信号と第2の情報信号の関係を表すパラメータ値が、パラメータ入力部より入力される。また例えば、情報信号が音声信号である場合、このパラメータの値によって、第1の情報に対する第2の情報信号のサンプリング周波数の変化等が示される。例えば、情報信号が画像信号である場合、このパラメータの値によって、第1の情報信号に対する第2の情報信号の解像度の変化、画素数の変化等が示される。
【0023】
第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用する推定式の係数データが、入力されたパラメータ値に対応させて、複数の種係数データの線形和で生成される。
そして、第1の情報信号から第2の情報信号に係る注目データの周辺に位置する第1のデータが抽出される。推定式を利用して、生成された係数データと抽出された第1のデータとの演算により第2の情報信号が生成される。
【0024】
このように、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用する推定式の係数データを、入力されたパラメータ値に対応させて、複数の種係数データの線形和で生成するものであり、入力されたパラメータ値に対応した第2の情報信号を得ることが可能となる。これにより、例えば画像の解像度、画像のサイズ、音声信号のサンプリング周波数等の調整を自由に行い得るようになる。
【0025】
ここで、複数の種係数データが、所定数の生徒信号と所定数の教師信号の組み合わせのそれぞれに対応し、生徒信号を教師信号に変換する際に用いられる推定式の係数データであって、またパラメータ値にて表された第1の情報信号と第2の情報信号との関係を、生徒信号を線形変換した信号と教師信号を線形変換した信号との関係である変換関係で表して特定し、この変換関係に従って、複数の種係数データを用いた演算で係数データを得ることによって、その係数データとして実際に生徒信号、教師信号を使用した学習で得たものと同様のものを得ることができ、第1の情報信号を第2の情報信号に精度よく変換可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態としてのテレビ受信機100の構成を示している。このテレビ受信機100は、放送信号より525i信号というSD信号を得、この525i信号を1050i信号というHD信号に変換し、その1050i信号による画像を表示するものである。
【0032】
テレビ受信機100は、マイクロコンピュータを備え、システム全体の動作を制御するためのシステムコントローラ101と、リモートコントロール信号を受信するリモコン信号受信回路102とを有している。リモコン信号受信回路102は、システムコントローラ101に接続され、リモコン送信機200よりユーザの操作に応じて出力されるリモートコントロール信号RMを受信し、その信号RMに対応する操作信号をシステムコントローラ101に供給するように構成されている。
【0033】
また、テレビ受信機100は、受信アンテナ105と、この受信アンテナ105で捕らえられた放送信号(RF変調信号)が供給され、選局処理、中間周波増幅処理、検波処理等を行ってSD信号(525i信号)を得るチューナ106と、このチューナ106より出力されるSD信号を一時的に保存するためのバッファメモリ109とを有している。
【0034】
また、テレビ受信機100は、バッファメモリ109に一時的に保存されるSD信号(525i信号)を、HD信号(1050i信号)に変換する画像信号処理部110と、この画像信号処理部110より出力されるHD信号による画像を表示するディスプレイ部111と、このディスプレイ部111の画面上に文字図形などの表示を行うための表示信号SCHを発生させるためのOSD(On Screen Display)回路112と、その表示信号SCHを上述した画像信号処理部110より出力されるHD信号に合成してディスプレイ部111に供給するための合成器113とを有している。ディスプレイ部111は、例えばCRT(cathode-ray tube)ディスプレイ、あるいはLCD(liquid crystal display)等のフラットパネルディスプレイで構成されている。
【0035】
図1に示すテレビ受信機100の動作を説明する。
チューナ106より出力されるSD信号(525i信号)は、バッファメモリ109に供給されて一時的に保存される。そして、このバッファメモリ109に一時的に記憶されたSD信号は画像信号処理部110に供給され、HD信号(1050i信号)に変換される。すなわち、画像信号処理部110では、SD信号を構成する画素データ(以下、「SD画素データ」という)から、HD信号を構成する画素データ(以下、「HD画素データ」という)が得られる。この画像信号処理部110より出力されるHD信号はディスプレイ部111に供給され、このディスプレイ部111の画面上にはそのHD信号による画像が表示される。
【0036】
また、上述せずも、ユーザは、リモコン送信機200の操作によって、パラメータQh,Qvの値を変化させて、上述したようにディスプレイ部111の画面上に表示される画像の水平、垂直の解像度を調整できる。この解像度の調整状態では、ディスプレイ部111の画面上に、パラメータQh,Qvの値の表示が行われる。ここでは図示しないが、この表示は数値または棒グラフ等をもって行われる。ユーザは、この表示を参照して、パラメータQh,Qvの値を調整できる。
【0037】
このように画面上にパラメータQh,Qvの値を表示する際、システムコントローラ101は表示データをOSD回路112に供給する。OSD回路112は、その表示データに基づいて表示信号SCHを発生し、この表示信号SCHを合成器113を介してディスプレイ部111に供給することとなる。
【0038】
次に、画像信号処理部110の詳細を説明する。
この画像信号処理部110は、バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、HD信号(1050i信号)に係る注目画素の周辺に位置する複数のSD画素のデータを選択的に取り出して出力する第1〜第3のタップ選択回路121〜123を有している。
【0039】
第1のタップ選択回路121は、予測に使用するSD画素(「予測タップ」と称する)のデータを選択的に取り出すものである。第2のタップ選択回路122は、SD画素データのレベル分布パターンに対応するクラス分類に使用するSD画素(「空間クラスタップ」と称する)のデータを選択的に取り出すものである。第3のタップ選択回路123は、動きに対応するクラス分類に使用するSD画素(「動きクラスタップ」と称する)のデータを選択的に取り出すものである。なお、空間クラスを複数フィールドに属するSD画素データを使用して決定する場合には、この空間クラスにも動き情報が含まれることになる。
【0040】
また、画像信号処理部110は、第2のタップ選択回路122で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)のレベル分布パターンを検出し、このレベル分布パターンに基づいて空間クラスを検出し、そのクラス情報を出力する空間クラス検出回路124を有している。
【0041】
空間クラス検出回路124では、例えば、各SD画素データを、8ビットデータから2ビットデータに圧縮するような演算が行われる。そして、空間クラス検出回路124からは、各SD画素データに対応した圧縮データが空間クラスのクラス情報として出力される。本実施の形態においては、ADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)によって、データ圧縮が行われる。なお、情報圧縮手段としては、ADRC以外にDPCM(予測符号化)、VQ(ベクトル量子化)等を用いてもよい。
【0042】
本来、ADRCは、VTR(Video Tape Recorder)向け高性能符号化用に開発された適応再量子化法であるが、信号レベルの局所的なパターンを短い語長で効率的に表現できるので、上述したデータ圧縮に使用して好適なものである。ADRCを使用する場合、空間クラスタップのデータ(SD画素データ)の最大値をMAX、その最小値をMIN、空間クラスタップのデータのダイナミックレンジをDR(=MAX−MIN+1)、再量子化ビット数をPとすると、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データkiに対して、(1)式の演算により、圧縮データとしての再量子化コードqiが空間クラスのクラス情報として得られる。ただし、(1)式において、[ ]は切り捨て処理を意味している。空間クラスタップのデータとして、Na個のSD画素データがあるとき、i=1〜Naである。
qi=[(ki−MIN+0.5).2P/DR] ・・・(1)
【0043】
また、画像信号処理部110は、第3のタップ選択回路123で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)より、主に動きの程度を表すための動きクラスを検出し、そのクラス情報を出力する動きクラス検出回路125を有している。
【0044】
この動きクラス検出回路125では、第3のタップ選択回路123で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)mi,niからフレーム間差分が算出され、さらにその差分の絶対値の平均値に対してしきい値処理が行われて動きの指標である動きクラスが検出される。すなわち、動きクラス検出回路125では、(2)式によって、差分の絶対値の平均値AVが算出される。第3のタップ選択回路123で、例えばクラスタップのデータとして、6個のSD画素データm1〜m6と、その1フレーム前の6個のSD画素データn1〜n6が取り出されるとき、(2)式におけるNbは6である。
【0045】
【数1】
【0046】
そして、動きクラス検出回路125では、上述したように算出された平均値AVが1個または複数個のしきい値と比較されて動きクラスのクラス情報MVが得られる。例えば、3個のしきい値th1,th2,th3(th1<th2<th3)が用意され、4つの動きクラスを検出する場合、AV≦th1のときはMV=0、th1<AV≦th2のときはMV=1、th2<AV≦th3のときはMV=2、th3<AVのときはMV=3とされる。
【0047】
また、画像信号処理部110は、空間クラス検出回路124より出力される空間クラスのクラス情報としての再量子化コードqiと、動きクラス検出回路125より出力される動きクラスのクラス情報MVに基づき、作成すべきHD信号(1050i信号)の画素(注目画素)が属するクラスを示すクラスコードCLを得るためのクラス合成回路126を有している。
【0048】
このクラス合成回路126では、(3)式によって、クラスコードCLの演算が行われる。なお、(3)式において、Naは空間クラスタップのデータ(SD画素データ)の個数、PはADRCにおける再量子化ビット数を示している。
【0049】
【数2】
【0050】
また、画像信号処理部110は、係数メモリ131を有している。この係数メモリ131は、後述する推定予測演算回路127で使用される推定式の係数データを格納するものである。この係数データは、SD信号(525i信号)をHD信号(1050i信号)に変換するための情報である。係数メモリ131には、上述したクラス合成回路126より出力されるクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給される。この係数メモリ131からはクラスコードCLに対応した係数データWiが読み出され、推定予測演算回路127に供給されることとなる。
【0051】
また、画像信号処理部110は、上述したように係数メモリ131に格納される係数データWmを生成する係数データ生成部132を有している。この係数データ生成部132は、種係数メモリ133と、画質変換フィルタ発生器134と、係数合成回路135とから構成されている。この係数データ生成部132における、係数データWmの生成処理は、例えば1フィールド毎に、垂直ブランキング期間に行われる。
【0052】
種係数メモリ133には、複数の種係数データが予め蓄えられている。
ここで、種係数データの詳細を説明する。後述する推定予測演算回路127では、HD画素データyが、(4)式の推定式で演算されるものとする。なお、(4)式の推定式において、nは予測タップの数である。
【0053】
【数3】
【0054】
種係数データは、学習によって生成されるが、まずこの学習方法について説明する。
学習は、クラス毎に、複数の信号データに対して行われる。データ数がmの場合、(4)式に従って、以下の(5)式が設定される。
yk=W1xk1+W2xk2+・・・+Wnxkn ・・・(5)
(k=1,2,・・・,m)
m>nの場合、係数データW1,W2,・・・,Wnは、一意に決まらないので、誤差ベクトルeの要素を、以下の(6)式で定義して、(7)式を最小にする係数データを求める。所謂最小二乗法による解法である。
【0055】
【数4】
【0056】
ここで、(7)式のWiによる偏微分係数を求める。それは、以下の(8)式を0にするように、各係数Wiを求めればよい。
【0057】
【数5】
【0058】
以下、(9)式、(10)式のようにXij,Yiを定義すると、(8)式は、行列を用いて(11)式に書き換えられる。
【0059】
【数6】
【0060】
この(11)式は、一般に正規方程式と呼ばれている。この正規方程式を、掃き出し法等の一般的な行列解法を用いて解くことで、係数データWiを求めることができる。
【0061】
上述した係数データWiは、複数の教師信号と生徒信号の組み合わせそれぞれに対応して求めることができる。ここで、図2に示すように、基準HD信号に様々な帯域のフィルタをかけて複数のHD信号を得てそれを教師信号とすると共に、生徒信号としては固定のSD信号を用いる場合を考える。
この場合、SD信号は固定なので、(11)式の正規方程式の左辺は、(12)式で定義でき、以下正規方程式は(13)式、(14)式で表すことができる。
【0062】
【数7】
【0063】
ここで、図3に示すように、基準HD信号(HDr)にフィルタfをかけて得られたHD信号(HDf)の画素値をyf、基準HD信号(HDr)にフィルタgをかけて得られたHD信号(HDg)の画素値をygと定義する。また、基準HD信号(HDr)にフィルタf,gの線形和フィルタh=af+bgをかけて得られたHD信号(HDh)の画素値をyhと定義する。yh=a×yf+b×ygとなり、yhを予測する係数whバーは、(15)式および(16)式で表すことができる。
【0064】
【数8】
【0065】
これにより、新たにフィルタhをかけて得られたHD信号(HDh)を用いて学習した係数データwhバーを用いることなく、フィルタfをかけて得られたHD信号(HDf)で学習した係数データwfバーと、フィルタgをかけて得られたHD信号(HDg)で学習した係数データwgバーとを用いて、SD信号からHD信号(HDh)を創造できることがわかる。
【0066】
例えば、図4Aに示すように、空間シフトフィルタを使用して、基準HD信号に対して左に2画素ずれたHD信号と、基準HD信号に対して左に1画素ずれたHD信号と、基準HD信号に対してずれのないHD信号と、基準HD信号に対して右に1画素ずれたHD信号と、基準HD信号に対して右に2画素ずれたHD信号とを得て、これらHD信号とSD信号との間で学習をし、5種類の係数データが得られているとする。
【0067】
この場合、図4Bに示すように、これら5種類の係数データを種係数データとして使用することで、SD信号から、基準HD信号に対して水平5タップの任意線形和フィルタをかけて得られたHD信号と同様のHD信号を得ることができる。
【0068】
図1に戻って、本実施の形態において、係数データ生成部132を構成する種係数メモリ133には、5種類の種係数データWL,W0,WR,WU,WDが予め格納されている。
【0069】
図5に示すように、これら5種類の種係数データWL,W0,WR,WU,WDは、空間シフトフィルタを使用して、基準HD信号に対して左に画素ずれたHD信号(HDL)と、基準HD信号に対してずれのないHD信号(HD0)と、基準HD信号に対して右に1画素ずれたHD信号(HDR)と、基準HD信号に対して上に1画素ずれたHD信号(HDU)と、基準HD信号に対して下に1画素ずれたHD信号(HDD)を得て、これら各HD信号とSD信号との間で、上述したように学習をすることで得られた推定式の係数データである。なお、この学習に使用されるSD信号は、例えば基準HD信号を間引き処理することで得られる。
【0070】
なお、上述した5種類の種係数データのそれぞれは、クラスコードCLで表される全てのクラスの係数データからなっている。また、上述したように、525i信号を1050i信号に変換する場合、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおいて、525i信号の1画素に対応して1050i信号の4画素を得る必要がある。そのため、あるクラスの係数データは、さらに、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおける1050i信号を構成する2×2の単位画素ブロック内の4画素に対応した係数データからなっている。この2×2の単位画素ブロック内の4画素は、525i信号の画素に対応して互いに異なる位相関係になっている。
【0071】
また、係数データ生成部132を構成する係数合成回路135は、種係数メモリ133に格納されている5種類の種係数データWL,W0,WR,WU,WDを使用し、(17)式により、係数データWmを算出する。すなわち、係数データWmは、種係数データWL,W0,WR,WU,WDの線形和で求められる。
Wm=aL・WL+a0・W0+aR・WR+aU・WU+aD・WD ・・(17)
【0072】
また、係数データ生成部132を構成する画質変換フィルタ発生器134は、システムコントローラ101より供給される、水平解像度を指定するパラメータQhおよび垂直解像度を指定するパラメータQvの値に対応して、上述した(17)式における係数aL,a0,aR,aU,aDを発生する。
【0073】
上述の画質変換フィルタ発生器134では、平滑化フィルタ、例えば(18)式で表されるガウシアンフィルタを使用して、係数aL,a0,aR,aU,aDが決定される。
【0074】
【数9】
【0075】
図6は、(18)式において、QをQ1,Q2,Q3(Q1<Q2<Q3)に変化させたときのガウシアンフィルタの特性の変化を示している。この図より、Qの値によって解像度が変化し、Qの値が大きくなる程解像度が高くなることがわかる。
【0076】
(18)式のQの部分にパラメータQhを入れることで、そのQhの値に対応した水平方向の解像度を示すフィルタ特性が得られる。同様に(18)式のQの部分にパラメータQvを入れることで、そのQvの値に対応した垂直方向の解像度を示すフィルタ特性が得られる。
【0077】
画質変換フィルタ発生器134では、例えば、水平方向の解像度を示すフィルタ特性における中心画素位置のレスポンス値と垂直方向の解像度を示すフィルタ特性の中心画素位置のレスポンス値が一致するように一方のフィルタ特性を正規化した後に、水平方向の解像度を示すフィルタ特性における中心画素位置0、左に1画素ずれた位置dx-1、右に1画素ずれた位置dx1、および垂直方向の解像度を示すフィルタ特性における上に1画素ずれた位置dy1、下に1画素ずれた位置dy-1のレスポンス値に比例して、係数aL,a0,aR,aU,aDが決定される。この場合、係数aL,a0,aR,aU,aDの総和が1となるようにされる。
【0078】
例えば、水平方向の解像度を示すフィルタ特性が図7Aで表されると共に、垂直方向の解像度を示すフィルタ特性が図7Bで表される場合には、aL=0.3,a0=0.4,aR=0.3,aU=0.0,aD=0.0と決定される。
【0079】
このように、画質変換フィルタ発生器134で発生される係数aL,a0,aR,aU,aDは、上述した係数合成回路135に供給される。これにより、係数合成回路135では、(17)式により、パラメータQh,Qvの値に対応した水平解像度、垂直解像度を得るための係数データWmが求められる。この場合、種係数メモリ133には、種係数データWL,W0,WR,WU,WDがクラス毎に格納されているので、係数合成回路135では、クラス毎に、係数データWmが算出される。
【0080】
ここで、図8を使用して、係数データWmの意義について説明する。図8において、HD画素データy0に着目する。本来、種係数データW0は、所定数の予測タップのデータ(SD画素データ)を用いて、このHD画素データy0を演算するための推定式の係数データである。また、種係数データWL,WR,WU,WDは、それぞれ同じ予測タップのデータを用いて、HD画素データy0に対して、左に1画素ずれた位置のHD画素データyL、右に1画素ずれた位置のHD画素データyR、上に1画素ずれた位置のHD画素データyU、下に1画素ずれた位置のHD画素データyDを演算するための係数データである。
【0081】
上述したように、係数データWmは、種係数データWL,W0,WR,WU,WDの線形和で求められたものである。この係数データWmを用いて、HD画素データy0を求めた場合、係数データWmに含まれる種係数データWL,WR,WU,WDの成分の大きさに応じて、このHD画素データy0に、上下左右の隣接画素のデータ成分が含まれたものとなる。したがって、パラメータQhの値が小さくなる程、係数データWmに含まれる種係数データWL,WRの成分が大きくなることから、水平方向の解像度は低下していく。同様に、パラメータQvの値を小さくする程、係数データWmに含まれる種係数データWU,WDの成分が大きくなることから、垂直方向の解像度が低下していく。
【0082】
図1に戻って、また、画像信号処理部110は、第1のタップ選択回路121で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、係数メモリ131より読み出される係数データWiとから、作成すべきHD信号の画素(注目画素)のデータ(HD画素データ)yを演算する推定予測演算回路127を有している。
【0083】
上述したように、SD信号(525i信号)をHD信号(1050i信号)に変換する際には、SD信号の1画素に対してHD信号の4画素を得る必要があることから、この推定予測演算回路127では、HD信号を構成する2×2の単位画素ブロック毎に、HD画素データが生成される。
【0084】
すなわち、この推定予測演算回路127には、第1のタップ選択回路121より単位画素ブロック内の4画素(注目画素)に対応した予測タップのデータxiと、係数メモリ131よりその単位画素ブロックを構成する4画素に対応した係数データWiとが供給され、単位画素ブロックを構成する4画素のデータy1〜y4は、それぞれ個別に、上述の(4)式の推定式で演算される。
【0085】
また、画像信号処理部110は、推定予測演算回路127より順次出力される単位画素ブロックを構成する4画素のデータy1〜y4を、線順次化して1050i信号のフォーマットで出力する後処理回路129を有している。
【0086】
次に、画像信号処理部110の動作を説明する。
バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、第2のタップ選択回路122で、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目画素)の周辺に位置する空間クラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第2のタップ選択回路122で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)は空間クラス検出回路124に供給される。この空間クラス検出回路124では、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データに対してADRC処理が施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのクラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが得られる((1)式参照)。
【0087】
また、バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、第3のタップ選択回路123で、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目画素)の周辺に位置する動きクラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第3のタップ選択回路123で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)は動きクラス検出回路125に供給される。この動きクラス検出回路125では、動きクラスタップのデータとしての各SD画素データより動きクラス(主に動きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが得られる。
【0088】
この動き情報MVと上述した再量子化コードqiはクラス合成回路126に供給される。このクラス合成回路126では、これら動き情報MVと再量子化コードqiとから、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック毎にその単位画素ブロック内の4画素(注目画素)が属するクラスを示すクラスコードCLが得られる((3)式参照)。そして、このクラスコードCLは、係数メモリ131に読み出しアドレス情報として供給される。
【0089】
係数メモリ131には、垂直ブランキング期間毎に、係数データ生成部132で生成され、ユーザによって調整されたパラメータQh,Qvの値に対応した係数データWmが格納される。なお、係数データ生成部132では、クラスコードCLで表される全てのクラスの係数データWmが生成される。この場合、あるクラスの係数データWmとして、さらに、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおける1050i信号を構成する2×2の単位画素ブロック内の4画素に対応した係数データが生成される。このように各係数データWmを生成するために種係数データは、上述したように種係数メモリ133に予め格納されている。
【0090】
この係数メモリ131に上述したようにクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給されることで、この係数メモリ131からクラスコードCLに対応した係数データWiが読み出されて推定予測演算回路127に供給される。
【0091】
また、第1のタップ選択回路121では、バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目画素)の周辺に位置する予測タップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第1のタップ選択回路121で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素データ)xiは推定予測演算回路127に供給される。
【0092】
推定予測演算回路127では、予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、係数メモリ131より読み出される4画素分の係数データWiとから、作成すべきHD信号を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目画素)のデータy1〜y4がそれぞれ個別に演算される((4)式参照)。そして、この推定予測演算回路127より順次出力される4画素のデータy1〜y4は、後処理回路129に供給される。この後処理回路129は、推定予測演算回路127より順次出力される4画素のデータy1〜y4を線順次化し、1050i信号のフォーマットで出力する。つまり、この後処理回路129からは、HD信号としての1050i信号が出力される。
【0093】
上述したように、画像信号処理部110の係数データ生成部132では、種係数メモリ133に格納されている種係数データを用いて、パラメータQh,Qvの値に対応した係数データWmが生成され、これが係数メモリ131に格納される。そして、この係数メモリ131より、クラスコードCLに対応して読み出される係数データWiを用いて推定予測演算回路127でHD画素データyが演算される。したがって、ユーザは、リモコン送信機200の操作によって、パラメータQh,Qvの値を変化させることで、HD信号によって得られる画像の水平および垂直の解像度を、種係数メモリ133に多くの種係数データを格納しておかなくても、連続的に調整することができる。
【0094】
また、種係数メモリ133には空間シフトフィルタを用いて得られた複数のHD信号と固定のSD信号との間で学習してそれぞれ求められた係数データを種係数データとして格納しており、係数データ生成部132では、作成すべきHD信号に係るHD画素データを得るための係数データWmを、複数の種係数データの線形和で生成するものである。したがって、この係数データWmは、固定のSD信号と作成すべきHD信号との間で学習をして求められる係数データと同様のものとなり、作成すべきHD信号を精度よく創造できる。
【0095】
なお、図1に示すテレビ受信機100においては、係数データ生成部132に5種類の種係数データWL,W0,WR,WU,WDを格納しておき、これらの種係数データの線形和で係数データWmを求めるようにしたものであるが、さらに多くの種係数データを使用して係数データWmを求めることもでき、係数データWmの精度を高めることができる。
【0096】
また、図1に示すテレビ受信機100においては、空間シフトフィルタで画素ずらしされて得られた複数のHD信号と固定のSD信号との間で学習されて得られた係数データを種係数データとして種係数メモリ133に格納して使用したものであるが、係数データの線形性が成り立つ場合には、空間シフトフィルタで画素ずらしされて得られた複数のSD信号と固定のHD信号との間で学習されて得られた係数データ、あるいは複数のHD信号と複数のSD信号の各組み合わせで学習されて得られた係数データを、種係数メモリ133に格納して使用することもできる。
【0097】
また、上述実施の形態においては、HD信号を生成する際の推定式として線形一次方程式を使用したものを挙げたが、これに限定されるものではなく、例えば推定式として高次方程式を使用するものであってもよい。
【0098】
また、上述実施の形態においては、SD信号(525i信号)をHD信号(525p信号または1050i信号)に変換する例を示したが、この発明はそれに限定されるものでなく、推定式を使用して第1の画像信号を第2の画像信号に変換するその他の場合にも同様に適用できることは勿論である。
【0099】
上述したように画像信号処理部110の種係数メモリ133に格納される種係数データWL,W0,WR,WU,WDは、図9に示す種係数データ生成装置150によって生成される。以下、この種係数データ生成装置150について説明する。
【0100】
この種係数データ生成装置150は、基準HD信号(1050i信号)が入力される入力端子151Aと、この基準HD信号より教師信号としての複数のHD信号(図5のHDL,HD0,HDR,HDU,HDD参照)を得る空間シフトフィルタ152と、生徒信号としての固定のSD信号(525i信号)が入力される入力端子151Bとを有している。
【0101】
空間シフトフィルタ152には、基準HD信号に対する水平、垂直の画素のずらし量を指定する制御信号h,vが供給される。なお、固定のSD信号は、例えば基準HD信号に対して間引き処理を施して得られたものである。
【0102】
また、種係数データ生成装置150は、入力端子151Bより出力されるSD信号(525i信号)より、HD信号(1050i信号)に係る注目画素の周辺に位置する複数のSD画素のデータを選択的に取り出して出力する第1〜第3のタップ選択回路153〜155を有している。これら第1〜第3のタップ選択回路153〜155は、上述した画像信号処理部110の第1〜第3のタップ選択回路121〜123と同様に構成される。
【0103】
また、種係数データ生成装置150は、第2のタップ選択回路154で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)のレベル分布パターンを検出し、このレベル分布パターンに基づいて空間クラスを検出し、そのクラス情報を出力する空間クラス検出回路157を有している。この空間クラス検出回路157は、上述した画像信号処理部110の空間クラス検出回路124と同様に構成される。この空間クラス検出回路157からは、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データ毎の再量子化コードqiが空間クラスを示すクラス情報として出力される。
【0104】
また、種係数データ生成装置150は、第3のタップ選択回路155で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)より、主に動きの程度を表すための動きクラスを検出し、そのクラス情報MVを出力する動きクラス検出回路158を有している。この動きクラス検出回路158は、上述した画像信号処理部110の動きクラス検出回路125と同様に構成される。この動きクラス検出回路158では、第3のタップ選択回路155で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)からフレーム間差分が算出され、さらにその差分の絶対値の平均値に対してしきい値処理が行われて動きの指標である動きクラスが検出される。
【0105】
また、種係数データ生成装置150は、空間クラス検出回路157より出力される空間クラスのクラス情報としての再量子化コードqiと、動きクラス検出回路158より出力される動きクラスのクラス情報MVに基づき、HD信号(1050i信号)に係る注目画素が属するクラスを示すクラスコードCLを得るためのクラス合成回路159を有している。このクラス合成回路159も、上述した画像信号処理部110のクラス合成回路126と同様に構成される。
【0106】
また、種係数データ生成装置150は、空間シフトフィルタ152の出力HD信号から得られる注目画素データとしての各HD画素データyと、この各HD画素データyにそれぞれ対応して第1のタップ選択回路153で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、各HD画素データyにそれぞれ対応してクラス合成回路159より出力されるクラスコードCLとから、クラス毎に、n個の係数データWiを得るための正規方程式((11)式参照)を生成する正規方程式生成部160を有している。
【0107】
この場合、1個のHD画素データyとそれに対応するn個の予測タップ画素データとの組み合わせで上述した学習データが生成され、従って正規方程式生成部160では多くの学習データが登録された正規方程式が生成される。なお、図示せずも、第1のタップ選択回路153の前段に時間合わせ用の遅延回路を配置することで、この第1のタップ選択回路153から正規方程式生成部160に供給されるSD画素データxiのタイミング合わせが行われる。
【0108】
また、種係数データ生成装置150は、正規方程式生成部160でクラス毎に生成された正規方程式のデータが供給され、クラス毎に生成された正規方程式を解いて、各クラスの係数データWiを求める係数データ決定部161と、この求められた係数データWiを種係数データとして記憶する係数メモリ162とを有している。係数データ決定部161では、正規方程式が例えば掃き出し法などによって解かれて、係数データWiが求められる。
【0109】
図9に示す種係数データ生成装置150の動作を説明する。
入力端子151Aには基準HD信号(1050i信号)が供給され、そしてこの基準HD信号に対して空間シフトフィルタ152で画素ずらしの処理が行われて、教師信号としてのHD信号が生成される。この場合、空間シフトフィルタ152には、基準HD信号に対する水平、垂直の画素のずらし量を指定する制御信号h,vが供給され、水平や垂直の画素ずらし量が段階的に変化した複数のHD信号が順次生成されていく。
【0110】
また、入力端子151Bには固定のSD信号(525i信号)が供給され、このSD信号より、第2のタップ選択回路154で、HD信号(1050i信号)に係る注目画素の周辺に位置する空間クラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第2のタップ選択回路154で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)は空間クラス検出回路157に供給される。この空間クラス検出回路157では、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データに対してADRC処理が施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのクラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが得られる((1)式参照)。
【0111】
また、入力端子151Bに入力されたSD信号より、第3のタップ選択回路155で、HD信号に係る注目画素の周辺に位置する動きクラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第3のタップ選択回路155で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)は動きクラス検出回路158に供給される。この動きクラス検出回路158では、動きクラスタップのデータとしての各SD画素データより動きクラス(主に動きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが得られる。
【0112】
この動き情報MVと上述した再量子化コードqiはクラス合成回路159に供給される。このクラス合成回路159では、これら動き情報MVと再量子化コードqiとから、HD信号(1050i信号)に係る注目画素が属するクラスを示すクラスコードCLが得られる((3)式参照)。
【0113】
また、入力端子151Bに入力されたSD信号より、第1のタップ選択回路153で、HD信号に係る注目画素の周辺に位置する予測タップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。そして、空間シフトフィルタ152より出力されるHD信号より得られる注目画素データとしての各HD画素データyと、この各HD画素データyにそれぞれ対応して第1のタップ選択回路121で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、各HD画素データyにそれぞれ対応してクラス合成回路159より出力されるクラスコードCLとから、正規方程式生成部160では、クラス毎に、n個の係数データWiを生成するための正規方程式が生成される。
【0114】
そして、係数データ決定部161でその正規方程式が解かれ、各クラスの係数データWiが求められ、その係数データWiはクラス別にアドレス分割された係数メモリ162に種係数データとして記憶される。
【0115】
このように、図9に示す種係数データ生成装置150においては、図1の画像信号処理部110の種係数メモリ133に種係数データとして格納される各クラスの係数データWiを生成できる。この場合、空間シフトフィルタ152より出力されるHD信号の画素ずらし量を制御信号h,vによって順次変化させることで、複数種類の種係数データ(図5のWL,W0,WR,WU,WD参照)を得ることができる。
【0116】
次に、この発明の第2の実施の形態について説明する。図10は、第2の実施の形態としてのテレビ受信機100Aの構成を示している。このテレビ受信機100Aは、放送信号より525i信号を得、この525i信号をそれによる画像の一部を任意の倍率で拡大表示するための新たな525i信号に変換し、その525i信号による画像を表示するものである。この図10において、図1と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0117】
テレビ受信機100Aは、マイクロコンピュータを備え、システム全体の動作を制御するためのシステムコントローラ101と、リモートコントロール信号を受信するリモコン信号受信回路102とを有している。リモコン信号受信回路102は、システムコントローラ101に接続され、リモコン送信機200よりユーザの操作に応じて出力されるリモートコントロール信号RMを受信し、その信号RMに対応する操作信号をシステムコントローラ101に供給するように構成されている。
【0118】
また、テレビ受信機100Aは、受信アンテナ105と、この受信アンテナ105で捕らえられた放送信号(RF変調信号)が供給され、選局処理、中間周波増幅処理、検波処理等を行って525i信号を得るチューナ106と、このチューナ106より出力される525i信号を一時的に保存するためのバッファメモリ109とを有している。
【0119】
また、テレビ受信機100Aは、バッファメモリ109に一時的に保存される525i信号を入力画像信号Vinとし、その525i信号をそれによる画像の一部を任意の倍率で拡大表示するための新たな525i信号に変換して出力する画像信号処理部110Aと、この画像信号処理部110Aの出力画像信号Voutによる画像を表示するディスプレイ部111とを有している。
【0120】
図1に示すテレビ受信機100Aの動作を説明する。
チューナ106より出力される525i信号は、バッファメモリ109に供給されて一時的に保存される。そして、このバッファメモリ109に一時的に記憶された525i信号は入力画像信号Vinとして画像信号処理部110Aに入力される。
【0121】
この画像信号処理部110Aでは、入力画像信号Vinとしての525i信号が、それによる画像の一部を任意の倍率で拡大表示するための新たな525i信号に変換される。この画像信号処理部110Aより出力される出力画像信号Voutはディスプレイ部111に供給され、このディスプレイ部111の画面上にはその出力画像信号Voutによる画像が表示される。
【0122】
また、上述せずも、ユーザは、リモコン送信機200の操作によって、表示画像の倍率を指定するパラメータTの値を変化させて、画サイズを調整できる。この画サイズの調整状態では、ディスプレイ部111の画面上に、パラメータTの値の表示が、数値または棒グラフ等をもって行われる。ユーザは、この表示を参照して、パラメータTの値を変更できる。
【0123】
このように画面上にパラメータTの値を表示する際、システムコントローラ101は表示データをOSD回路112に供給する。OSD回路112は、その表示データに基づいて表示信号SCHを発生し、この表示信号SCHを合成器113を介してディスプレイ部111に供給することとなる。
【0124】
次に、画像信号処理部110Aの詳細を説明する。
この画像信号処理部110Aは、係数メモリ131に格納される係数データWmを生成する係数データ生成部132Aを有している。この係数データ生成部132Aは、種係数メモリ133と、位相計算回路136と、位相シフトフィルタ発生器137と、係数合成回路135とから構成されている。この係数データ生成部132Aにおける、係数データWmの生成処理は、例えば1フィールド毎に、垂直ブランキング期間に行われる。
【0125】
種係数メモリ133には、図1の係数データ生成部132における種係数メモリ133と同様の5種類の種係数データWL,W0,WR,WU,WDと、さらに種係数データWLU,WRU,WLD,WRDが予め格納されている。種係数データWLUは、基準HD信号に対して左および上にそれぞれ1画素ずれたHD信号とSD信号との間で学習をして得たものである。種係数データWRUは、基準HD信号に対して右および上にそれぞれ1画素ずれたHD信号とSD信号との間で学習をして得たものである。種係数データWLDは、基準HD信号に対して左および下にそれぞれ1画素ずれたHD信号とSD信号との間で学習をして得たものである。さらに、種係数データWRDは、基準HD信号に対して右および下にそれぞれ1画素ずれたHD信号とSD信号との間で学習をして得たものである。
【0126】
ここで、入力画像信号Vinと出力画像信号Voutの画素数の対応関係について説明する。この対応関係は、表示画像の倍率によって変化する。例えば、表示画像の倍率が1.0倍、1.5倍、2.0倍であるときは、入力画像信号Vinの2×2の画素ブロックに対して、それぞれ出力画像信号Voutの2×2の単位画素ブロック、3×3の単位画素ブロック、4×4の単位画素ブロックが対応したものとなる。
【0127】
このように、表示画像の倍率が1.0倍、1.5倍、2.0倍となるとき、入力画像信号Vinの2×2の画素ブロックに対応する出力画像信号Voutの単位画素ブロックの画素数が変化し、出力画像信号Voutの単位画素ブロックに含まれる各画素の入力画像信号Vinの画素に対する位相も変化する。
【0128】
上述していないが、本実施の形態においては、表示画像の倍率を、1.0倍、1.5倍、2.0倍に変化させることができるものである(図14参照)。位相計算回路136では、表示画像の倍率を指定するパラメータTの値に対応して、出力画像信号Voutの単位画素ブロックに含まれる各画素の位相情報tx,tyが算出される。この位相計算回路136は、例えばROMテーブルで構成される。
【0129】
上述したように、種係数メモリ133には、9種類の種係数データWL,W0,WR,WU,WD,WLU,WRU,WLD,WRDが予め格納されている。なお、上述したように、各種係数データは、SD画素データの1画素に対応する2×2の単位画素ブロック内の4画素に対応した係数データからなっている。したがって、上述していないが、種係数メモリ133には、図11に示すように、入力画像信号Vin(525i信号)の2×2の画素ブロックに対応した、4×4=16個のHD画素データy-1,1〜y2,-2を得るための係数データW-1,1〜W2,-2を備えている。
【0130】
上述した各画素の位相情報tx,tyは、それぞれHD画素y0,0を基準とする水平方向、垂直方向の位置である。例えば、表示倍率が1.5倍であるときは、図12に示すように、入力画像信号Vin(525i信号)の2×2の画素ブロックに対応して、3×3=9個の画素データd1〜d9(「×」印で図示)を作成する必要がある。画素データd5の位相情報tx,tyは、図示のようにtx5,ty5となる。
【0131】
また、係数合成回路135は、種係数メモリ133に格納されている16種類の種係数データW-1,1〜W2,-2を使用し、(19)式により、係数データWmを算出する。すなわち、係数データWmは、種係数データW-1,1〜W2,-2の線形和で求められる。このように係数合成回路135で求められる係数データは、係数メモリ131に供給されて格納される。
【0132】
【0133】
このように位相計算回路136で算出される出力画像信号Voutの単位画素ブロックに含まれる各画素の位相情報tx,tyは、位相シフトフィルタ発生器137に供給される。この位相シフトフィルタ発生器137では、出力画像信号Voutの単位画素ブロックに含まれる各画素の位相情報tx,tyに対応して、上述した(19)式における係数a-1,1〜a2,-2を発生する。
【0134】
この位相シフトフィルタ発生器137では、例えば(20)式で表される二次元の位相シフトフィルタを使用して、係数a-1,1〜a2,-2が決定される。
【0135】
【数10】
【0136】
この場合、ある画素に対応した係数a-1,1〜a2,-2を決定する際には、その画素の位相情報tx,tyを(20)式に代入する。そして、(x,y)=(−,1)〜(2,−2)の16の位置を中心とする単位領域(1×1)のレスポンス値の積分値に比例して、係数a-1,1〜a2,-2が決定される。この場合、係数a-1,1〜a2,-2の総和が1となるようにされる。
【0137】
ここで、(21)式で表される一次元の位相シフトフィルタを使用して、係数の決定例を簡単に説明する。
【0138】
【数11】
【0139】
この場合、位相情報t=t1(t1<0)であるとき、フィルタ特性は図13Aに示すようになり、中心画素位置0、左に1画素ずれた位置dx-1、右に1画素ずれた位置dx1における係数a-1,a0,a1はそれぞれ0.2,0.9,−0.1のように決定される。またこの場合、位相情報t=t2(t2>0)であるとき、フィルタ特性は図13Bに示すようになり、中心画素位置0、左に1画素ずれた位置dx-1、右に1画素ずれた位置dx1における係数a-1,a0,a1はそれぞれ−0.1,0.8,0.3のように決定される。
【0140】
このように、位相シフトフィルタ発生器137で発生される、出力画像信号Voutの単位画素ブロックに含まれる各画素の係数a-1,1〜a2,-2は、上述した係数合成回路135に供給される。これにより、係数合成回路135では、(19)式により、パラメータTで示される表示画像の倍率に対応した出力画像信号Voutの単位画素ブロックに含まれる各画素のデータを得るための係数データWmが求められる。この場合、種係数メモリ133には、種係数データW-1,1〜W2,-2がクラス毎に格納されているので、係数合成回路135では、クラス毎に、係数データWmが算出される。
【0141】
係数データ生成部132Aでは、上述の係数データWmが各垂直ブランキング期間毎に形成され、係数メモリ131に格納される。
図10の画像信号処理部110Aのその他は、図1の画像信号処理部110と同様に構成される。
【0142】
次に、画像信号処理部110Aの動作を説明する。
バッファメモリ109に記憶されている入力画像信号Vinとしての525i信号より、第2のタップ選択回路122で、作成すべき出力画像信号Voutを構成する単位画素ブロック内の各画素(注目画素)の周辺に位置する空間クラスタップのデータ(画素データ)が選択的に取り出される。この第2のタップ選択回路122で選択的に取り出される空間クラスタップのデータは空間クラス検出回路124に供給される。この空間クラス検出回路124では、空間クラスタップのデータとしての各画素データに対してADRC処理が施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのクラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが得られる((1)式参照)。
【0143】
また、バッファメモリ109に記憶されている入力画像信号Vinとしての525i信号より、第3のタップ選択回路123で、作成すべき出力画像信号Voutを構成する単位画素ブロック内の各画素(注目画素)の周辺に位置する動きクラスタップのデータ(画素データ)が選択的に取り出される。この第3のタップ選択回路123で選択的に取り出される動きクラスタップのデータは動きクラス検出回路125に供給される。この動きクラス検出回路125では、動きクラスタップのデータとしての各画素データより動きクラス(主に動きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが得られる。
【0144】
この動き情報MVと上述した再量子化コードqiはクラス合成回路126に供給される。このクラス合成回路126では、これら動き情報MVと再量子化コードqiとから、作成すべき出力画像信号Voutを構成する単位画素ブロック毎にその単位画素ブロック内の各画素(注目画素)が属するクラスを示すクラスコードCLが順次得られる((3)式参照)。そして、このクラスコードCLは、係数メモリ131に読み出しアドレス情報として供給される。
【0145】
係数メモリ131には、垂直ブランキング期間毎に、パラメータTで示される表示画像の倍率に対応した出力画像信号Voutの単位画素ブロックに含まれる各画素のデータを得るための各クラスの係数データWmが、係数データ生成部132Aで生成されて格納される。
【0146】
係数メモリ131に上述したようにクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給されることで、この係数メモリ131からクラスコードCLに対応した、出力画像信号Voutの単位画素ブロックに含まれる各画素の係数データWiが読み出されて推定予測演算回路127に供給される。
【0147】
また、バッファメモリ109に記憶されている入力画像信号Vinとしての525i信号より、第1のタップ選択回路121で、作成すべき出力画像信号Voutを構成する単位画素ブロック内の各画素(注目画素)の周辺に位置する予測タップのデータ(画素データ)が選択的に取り出される。この第1のタップ選択回路121で選択的に取り出される予測タップのデータxiは推定予測演算回路127に供給される。
【0148】
推定予測演算回路127では、予測タップのデータxiと、係数メモリ131より読み出される係数データWiとから、出力画像信号Voutを構成する単位画素ブロック内の各画素のデータy1〜yP(pは単位画像ブロック内の画素数)がそれぞれ個別に演算される((4)式参照)。そして、この推定予測演算回路127より順次出力される出力画像信号Voutを構成する単位画素ブロック内の各画素のデータy1〜yPは後処理回路129に供給される。この後処理回路129では、データy1〜yPが525i信号のフォーマットで出力され、出力画像信号Voutとして525i信号が出力される。
【0149】
上述したように、画像信号処理部110Aの係数データ生成部132Aでは、種係数メモリ133に格納されている種係数データを用いて、パラメータTで示される表示画像の倍率に対応した出力画像信号Voutの単位画素ブロックに含まれる各画素のデータを得るための各クラスの係数データWmが生成され、これが係数メモリ131に格納される。そして、この係数メモリ131より、クラスコードCLに対応して読み出される係数データWiを用いて推定予測演算回路127で、出力画像信号Voutを構成する単位画素ブロック内の各画素のデータy1〜yPが演算される。したがって、ユーザは、リモコン送信機200の操作によって、パラメータTの値を変化させることで、表示画像の倍率を、種係数メモリ133に多くの種係数データを格納しておかなくても、図14に示すように、1.0倍、1.5倍または2.0倍に変更することができる。
【0150】
また、種係数メモリ133には空間シフトフィルタを用いて得られた複数のHD信号と固定のSD信号との間で学習してそれぞれ求められた係数データを種係数データとして格納しており、係数データ生成部132Aでは、パラメータTで示される表示画像の倍率に対応した出力画像信号Voutの単位画素ブロックに含まれる各画素のデータを得るための係数データWmを複数の種係数データの線形和で生成するものである。したがって、この係数データWmは、固定のSD信号と出力画像信号Voutの単位画素ブロックに含まれる各画素の位相と対応するように画素をずらしたHD信号との間で学習をして求められる係数データと同様のものとなり、出力画像信号Voutを精度よく創造できる。
【0151】
なお、図10に示すテレビ受信機100Aにおいては、説明を簡単にするために、表示画像の倍率を1.0倍、1.5倍または2.0倍に変更できるものを示したが、同様の構成によって、表示画像の倍率をさらに細かく変更可能なテレビ受信機を得ることができることは勿論である。
【0152】
また、図10に示すテレビ受信機100Aにおいては、ユーザが表示画像の倍率を示すパラメータTを変更し得るものを示したが、水平方向や垂直方向の画素数の変化をユーザが指定できるようにすることも考えられる。その場合にも、表示画像の倍率を指定する場合と同様に、その指定に対応して、入力画像信号の所定の画素ブロックに対応する出力画像信号の単位画素ブロックが求められ、係数データ生成部132Aではその単位画素ブロック内に含まれる各画素のデータを得るための係数データWmが求められることとなる。
【0153】
また、図10に示すテレビ受信機100Aにおいては、係数データ生成部132Aを構成する種係数メモリ132Aに、空間シフトフィルタで画素ずらしされて得られた複数のHD信号と固定のSD信号との間で学習された係数データを種係数データとして格納して使用したものであるが、空間シフトフィルタで画素ずらしされて得られた複数のSD信号と固定のSD信号との間で学習された係数データを種係数メモリ133に格納して使用することもできる。その場合、位相計算回路136で算出される出力画像信号Voutの単位画素ブロックに含まれる各画素の位相情報tx,tyは、位置(0,0)にあるSD画素を基準とする水平方向、垂直方向の位置で表されることとなる。
【0154】
次に、この発明の第3の実施の形態について説明する。図15は、第3の実施の形態としての音声信号処理回路250の構成を示している。この音声信号処理回路250は、音声信号のサンプリング周波数を変換して出力するものである。
【0155】
この音声信号処理回路250は、サンプリング周波数f1である入力音声信号Ainを入力する入力端子251と、この入力音声信号Ainを一時的に格納するバッファメモリ252と、このバッファメモリ252に記憶されている入力音声信号Ainより、出力音声信号Aoutを構成する単位データブロック内の各データ(注目データ)の周辺に位置する複数のデータを選択的に取り出して出力する第1のタップ選択回路253および第2のタップ選択回路254を有している。第1のタップ選択回路253は、予測に使用するデータを選択的に取り出すものである。第2のタップ選択回路254は、クラス分類に使用するデータを選択的に取り出すものである。
【0156】
また、音声信号処理回路250は、第2のタップ選択回路254で選択的に取り出されるデータからレベル分布パターンを特徴量として検出し、このレベル分布パターンに基づいてクラスコードCLを発生するクラス検出回路255を有している。
【0157】
このクラス検出回路255では、例えば、まず8ビットの各データを2ビットに圧縮するような演算が行われる。ここでは、ADRCによってデータ圧縮が行われる、この場合、各データの最大値をMAX、最小値をMIN、ダイナミックレンジをDR(=MAX−MIN+1)、再量子化ビット数をPとすると、各データkiに対して、(22)式の演算により、圧縮データとしての再量子化コードqiが得られる。ただし、(22)式において、[ ]は切り捨て処理を意味している。第2のタップ選択回路254で選択されたデータの個数がNaであるとき、i=1〜Naである。
qi=[(ki−MIN+0.5).2P/DR] ・・・(22)
【0158】
クラス検出回路255では、次に、上述したように得られる再量子化コードqiに基づき、(23)式によって、作成すべき出力音声信号Aoutを構成する単位データブロック内の各データ(注目データ)が属するクラスを示すクラスコードCLが演算される。
【0159】
【数12】
【0160】
また、音声信号処理回路250は、係数メモリ260を有している。この係数メモ260は、後述する推定予測演算回路256で使用される推定式の係数データを格納するものである。この係数データは、入力音声信号Ainを出力音声信号Aoutに変換するための情報である。係数メモリ260には、上述したクラス検出回路255より出力されるクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給される。この係数メモリ260からはクラスコードCLに対応した係数データWiが読み出され、推定予測演算回路256に供給されることとなる。
【0161】
また、音声信号処理回路250は、上述した係数メモリ260に格納される係数データWmを生成する係数データ生成部261を有している。この係数データ生成部261は、図10の画像信号処理部110Aにおける係数データ生成部132Aと同様に、種係数メモリ262と、位相計算回路264と、位相シフトフィルタ発生器265と、係数合成回路263とから構成されている。この係数データ生成部261における、係数データWmの生成処理は、例えば出力音声信号Aoutのサンプリング周波数を指定するパラメータSFの値が変更されたときに行われる。
【0162】
種係数メモリ262には、例えば入力音声信号Ainに対応した生徒信号と、この生徒信号に対してデータ位置が同じあるいは前後に所定個数分ずらされた複数の教師信号との間でそれぞれ学習して得られた複数の係数データが種係数データとして予め格納されている。
【0163】
また、係数合成回路135は、種係数メモリ262に格納されている複数の種係数データ、例えばW-2,W-1,W0,W1,W2を使用し、(24)式により、係数データWmを算出する。すなわち、係数データWmは、種係数データW-2,W-1,W0,W1,W2の線形和で求められる。ここで、種係数データW-2,W-1,W0,W1,W2は、それぞれ入力音声信号Ainの各データに対して、2データ前、1データ前、基準データ、1データ後、2データ後のデータを得るための係数データである。
Wm=aー2・Wー2+a-1・W-1 +a0・W0 +a1・W1 +a2・W2・・・(24)
【0164】
位相計算回路264では、出力音声信号Aoutのサンプリング周波数を指定するパラメータSFの値に対応して、出力音声信号Aoutの単位データブロックに含まれる各データの位相情報txが算出される。例えば、出力音声信号Aoutのサンプリング周波数f2が、入力音声信号Ainのサンプリング周波数f1の1.0倍、1.5倍、2.0倍であるときは、入力音声信号Ainの2データブロックに対して、それぞれ出力音声信号Aoutの2データブロック、3データブロック、4データブロックが対応したものとなる。各データの位相情報txは、それぞれ入力音声信号Ainの上述した基準データに対する時間方向のずれ情報である。
【0165】
このように位相計算回路264で算出される出力音声信号Aoutの単位データブロックに含まれる各データの位相情報txは、位相シフトフィルタ発生器265に供給される。この位相シフトフィルタ発生器265では、出力音声信号Ainの単位データブロックに含まれる各データの位相情報txに対応して、上述した(24)式における係数a-2〜a2を発生する。この位相シフトフィルタ発生器265では、例えば上述した(21)式で表される一次元の位相シフトフィルタを使用して、係数a-2〜a2が決定される。係数の決定方法は、図10の係数データ生成部132Aの部分で説明したと同様である。
【0166】
このように、位相シフトフィルタ発生器265で発生される、出力音声信号Ainの単位データブロックに含まれる各データの係数a-2〜a2は、上述した係数合成回路263に供給される。これにより、係数合成回路263では、(24)式により、出力音声信号Aoutの単位データブロック内の各データを得るための係数データWmが求められる。この場合、種係数メモリ262には、種係数データW-2〜W2がクラス毎に格納されているので、係数合成回路265では、クラス毎に、係数データWmが算出される。
【0167】
また、音声信号処理回路250は、第1のタップ選択回路253で選択的に取り出されるデータxiと、係数メモリ260より読み出される係数データWiとから、出力音声信号Aoutを構成する単位データブロック内の各データを演算する推定予測演算回路256を有している。この推定予測演算回路256では、出力音声信号Aoutを構成するデータが単位データブロック毎に生成される。すなわち、この推定予測演算回路256には、第1のタップ選択回路253より単位画素ブロック内の各データ(注目データ)に対応したデータxiと、係数メモリ260よりその単位データブロックを構成する各データに対応した係数データWiとが供給され、単位データブロックを構成する各データy1〜yPは、それぞれ個別に、上述の(4)式の推定式で演算される。
【0168】
また、音声信号処理回路250は、推定予測演算回路256より順次出力される単位データブロック内のデータy1〜yPを、パラメータSFで指定されるサンプリング周波数f2で出力する後処理回路257と、この後処理回路257より出力される出力音声信号Aoutを出力する出力端子258とを有している。
【0169】
次に、音声処理回路250の動作を説明する。
バッファメモリ252に記憶されている入力音声信号Ainより、第2のタップ選択回路254で、作成すべき出力音声信号Aoutを構成する単位データブロック内の各データ(注目データ)の周辺に位置するデータが選択的に取り出される。この第2のタップ選択回路254で選択的に取り出されるクラス検出回路255に供給される。このクラス検出回路255では、第2のタップ選択回路254で取り出される各データに対してADRC処理が施されてレベル分布パターンを示す再量子化コードqiが得られる。さらに、このクラス検出回路255では、再量子化コードqiに基づき、作成すべき出力音声信号Aoutを構成する単位データブロック内の各データ(注目データ)が属するクラスを示すクラスコードCLが演算される。このクラスコードCLは、係数メモリ260に読み出しアドレス情報として供給される。
【0170】
係数メモリ260には、パラメータSFで指定されたサンプリング周波数f2を持つ出力音声信号Aoutの単位データブロックに含まれる各データを得るための各クラスの係数データWmが、係数データ生成部261で生成されて格納される。この係数データWmの生成は、例えばパラメータSFの変更がある毎に行われる。
【0171】
係数メモリ260に上述したようにクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給されることで、この係数メモリ260からクラスコードCLに対応した、出力音声信号Aoutの単位データブロックに含まれる各データに係る係数データWiが読み出されて推定予測演算回路256に供給される。
【0172】
また、バッファメモリ252に記憶されている入力音声信号Ainより、第1のタップ選択回路253で、作成すべき出力音声信号Aoutを構成する単位データブロック内の各データ(注目データ)の周辺に位置するデータが選択的に取り出される。この第1のタップ選択回路253で選択的に取り出されるデータxiは推定予測演算回路256に供給される。
【0173】
推定予測演算回路256では、データxiと、係数メモリ260より読み出される係数データWiとから、出力音声信号Aoutを構成する単位データブロック内の各データy1〜yP(pは単位データブロック内のデータ数)がそれぞれ個別に演算される。そして、この推定予測演算回路256より順次出力される出力音声信号Aoutを構成する単位データブロック内の各データy1〜yPは後処理回路257に供給される。この後処理回路257では、データy1〜yPがパラメータSFで指定されるサンプリング周波数f2で出力され、出力端子258にはサンプリング周波数f2の出力音声信号Aoutが出力される。
【0174】
上述したように、係数データ生成部261では、種係数メモリ262に格納されている種係数データを用いて、パラメータSFで指定されたサンプリング周波数f2を持つ出力音声信号Aoutの単位データブロックに含まれる各データを得るための各クラスの係数データWmが生成され、これが係数メモリ260に格納される。そして、この係数メモリ260より、クラスコードCLに対応して読み出される係数データWiを用いて推定予測演算回路256で、出力音声信号Aoutを構成する単位データブロック内の各データy1〜yPが演算される。したがって、ユーザは、パラメータSFの値を変化させることで、出力音声信号Aoutのサンプリング周波数f2を、種係数メモリ262に多くの種係数データを格納しておかなくても、任意に変更することができる。
【0175】
また、種係数メモリ262には入力音声信号Ainに対応した生徒信号と、この生徒信号を前後に所定データ分ずらした複数の教師信号との間で学習してそれぞれ求められた係数データを種係数データとして格納しており、係数データ生成部261では、パラメータSFで指定されたサンプリング周波数f2を持つ出力音声信号Aoutの単位データブロックに含まれる各データを得るための各クラスの係数データWmを複数の種係数データの線形和で生成するものである。したがって、この係数データWmは、生徒信号とこの生徒信号を出力音声信号Aoutの単位データブロックに含まれる各データの位相と対応するようにずらした教師信号との間で学習をして求められる係数データと同様のものとなり、出力音声信号Aoutを精度よく創造できる。
【0176】
なお、上述した図1の画像信号処理部110における処理を、例えば図16に示すような画像信号処理装置300によって、ソフトウェアで実現することも可能である。
【0177】
まず、図16に示す画像信号処理装置300について説明する。この画像信号処理装置300は、装置全体の動作を制御するCPU301と、このCPU301の動作プログラムや種係数データ等が格納されたROM(read only memory)302と、CPU301の作業領域を構成するRAM(random access memory)303とを有している。これらCPU301、ROM302およびRAM303は、それぞれバス304に接続されている。
【0178】
また、画像信号処理装置300は、外部記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)305と、フロッピーディスク306をドライブするフロッピーディスクドライブ(FDD)307とを有している。これらドライブ305,307は、それぞれバス304に接続されている。
【0179】
また、画像信号処理装置300は、インターネット等の通信網400に有線または無線で接続する通信部308を有している。この通信部308は、インタフェース309を介してバス304に接続されている。
【0180】
また、画像信号処理装置300は、ユーザインタフェース部を備えている。このユーザインタフェース部は、リモコン送信機200からのリモコン信号RMを受信するリモコン信号受信回路310と、LCD(liquid crystal display)等からなるディスプレイ311とを有している。受信回路310はインタフェース312を介してバス304に接続され、同様にディスプレイ311はインタフェース313を介してバス304に接続されている。
【0181】
また、画像信号処理装置300は、SD信号を入力するための入力端子314と、HD信号を出力するための出力端子315とを有している。入力端子314はインタフェース316を介してバス304に接続され、同様に出力端子315はインタフェース317を介してバス304に接続される。
【0182】
ここで、上述したようにROM302に処理プログラムや種係数データ等を予め格納しておく代わりに、例えばインターネットなどの通信網400より通信部308を介してダウンロードし、ハードディスクやRAM303に蓄積して使用することもできる。また、これら処理プログラムや種係数データ等をフロッピーディスク306で提供するようにしてもよい。
【0183】
また、処理すべきSD信号を入力端子314より入力する代わりに、予めハードディスクに記録しておき、あるいはインターネットなどの通信網400より通信部308を介してダウンロードしてもよい。また、処理後のHD信号を出力端子315に出力する代わり、あるいはそれと並行してディスプレイ311に供給して画像表示をしたり、さらにはハードディスクに格納したり、通信部308を介してインターネットなどの通信網400に送出するようにしてもよい。
【0184】
図17のフローチャートを参照して、図16に示す画像信号処理装置300における、SD信号よりHD信号を得るため処理手順を説明する。
まず、ステップST1で、処理を開始し、ステップST2で、SD画素データをフレーム単位またはフィールド単位で入力する。このSD画素データが入力端子314より入力される場合には、このSD画素データをRAM303に一時的に格納する。また、このSD画素データがハードディスクに記録されている場合には、ハードディスクドライブ307でこのSD画素データを読み出し、RAM303に一時的に格納する。そして、ステップST3で、入力SD画素データの全フレームまたは全フィールドの処理が終わっているか否かを判定する。処理が終わっているときは、ステップST4で、処理を終了する。一方、処理が終わっていないときは、ステップST5に進む。
【0185】
このステップST5では、ユーザがリモコン送信機200を操作して入力したパラメータQh,Qvの値を例えばRAM303より読み込む。そして、ステップST6で、種係数データを使用して、読み込んだパラメータQh,Qvの値に対応した水平解像度、垂直解像度を得るための、各クラスの推定式((4)式参照)の係数データWmを生成する(図1の係数データ生成部132における処理に対応)。
【0186】
次に、ステップST7で、ステップST2で入力されたSD画素データより、生成すべき各HD画素データに対応して、クラスタップおよび予測タップの画素データを取得する。そして、ステップST8で、入力されたSD画素データの全領域においてHD画素データを得る処理が終了したか否かを判定する。終了しているときは、ステップST2に戻り、次のフレームまたはフィールドのSD画素データの入力処理に移る。一方、処理が終了していないときは、ステップST9に進む。
【0187】
このステップST9では、ステップST7で取得されたクラスタップのSD画素データからクラスコードCLを生成する。そして、ステップST10で、そのクラスコードCLに対応した係数データと予測タップのSD画素データを使用して、推定式により、HD画素データを生成し、その後にステップST7に戻って、上述したと同様の処理を繰り返す。
【0188】
このように、図17に示すフローチャートに沿って処理をすることで、入力されたSD信号を構成するSD画素データを処理して、HD信号を構成するHD画素データを得ることができる。上述したように、このように処理して得られたHD信号は出力端子315に出力されたり、ディスプレイ311に供給されてそれによる画像が表示されたり、さらにはハードディスクドライブ305に供給されてハードディスクに記録されたりする。
また、上述した図10の画像信号処理部110Aにおける処理を、図16に示すような画像信号処理装置300によって、ソフトウェアで実現することも可能である。
【0189】
図18のフローチャートを参照して、図16に示す画像信号処理装置300における、入力画像信号Vinより出力画像信号Voutを得るため処理手順を説明する。
まず、ステップST11で、処理を開始し、ステップST12で、入力画像信号Vinをフレーム単位またはフィールド単位で入力する。この入力画像信号Vinが入力端子314より入力される場合には、この入力画像信号Vin を構成する画素データをRAM303に一時的に格納する。また、この入力画像信号Vin がハードディスクに記録されている場合には、ハードディスクドライブ307でこの入力画像信号Vinを読み出し、この入力画像信号Vin を構成する画素データをRAM303に一時的に格納する。そして、ステップST13で、入力画像信号Vinの全フレームまたは全フィールドの処理が終わっているか否かを判定する。処理が終わっているときは、ステップST14で、処理を終了する。一方、処理が終わっていないときは、ステップST15に進む。
【0190】
このステップST15では、ユーザがリモコン送信機200を操作して入力したパラメータTの値で示される表示画像の倍率に対応した出力画像信号Voutの単位画素ブロックに含まれる各画素の位相情報tx,tyを発生する。そして、ステップST16で、単位画素ブロック内の各画素の位相情報tx,tyおよび各クラスの種係数データを使用して、パラメータTで示される表示画像の倍率に対応した出力画像信号Voutの単位画素ブロックに含まれる各画素のデータを得るための、各クラスの推定式((4)式参照)の係数データWmを生成する(図10の係数データ生成部132Aにおける処理に対応)。
【0191】
次に、ステップST17で、ステップST12で入力された入力画像信号Vinの画素データより、生成すべき出力画像信号Voutを構成する単位画素ブロック内の画素データに対応して、クラスタップおよび予測タップの画素データを取得する。そして、ステップST18で、入力された入力画像信号Vinの画素データの全領域において出力画像信号Voutの画素データを得る処理が終了したか否かを判定する。終了しているときは、ステップST12に戻り、次のフレームまたはフィールドの入力画像信号Vinの入力処理に移る。一方、処理が終了していないときは、ステップST19に進む。
【0192】
このステップST19では、ステップST17で取得されたクラスタップの画素データからクラスコードCLを生成する。そして、ステップST20で、そのクラスコードCLに対応した係数データと予測タップのSD画素データを使用して、推定式により、出力画像信号Voutを構成する単位画素ブロック内の各画素のデータを生成し、その後にステップST17に戻って、上述したと同様の処理を繰り返す。
【0193】
このように、図18に示すフローチャートに沿って処理をすることで、入力された入力画像信号Vinの画素データを処理して、出力画像信号Voutの画素データを得ることができる。上述したように、このように処理して得られた出力画像信号Voutは出力端子315に出力されたり、ディスプレイ311に供給されてそれによる画像が表示されたり、さらにはハードディスクドライブ305に供給されてハードディスクに記録されたりする。
【0194】
また、上述した図15の音声信号処理回路250における処理も、図16に示す画像信号処理装置300と同様に構成される処理装置によって、ソフトウェアで実現することも可能である。この音声信号処理の流れは、上述した図18の処理にほぼ対応したものとなる。
【0195】
この場合、ステップST12では入力音声信号Ainが入力され、ステップST15ではユーザがリモコン送信機200を操作して入力したパラメータSFの値で指定されたサンプリング周波数f2を持つ出力音声信号Aoutの単位データブロックに含まれる各データの位相情報txを発生する。そして、ステップST16では単位データブロック内の各データの位相情報txおよび各クラスの種係数データを使用して、パラメータSFの値で指定されたサンプリング周波数f2を持つ出力音声信号Aoutの単位データブロックに含まれる各データを得るための、各クラスの推定式((4)式参照)の係数データWmを生成する(図15の係数データ生成部261における処理に対応)。また、ステップST20では、クラスコードCLに対応した係数データと単位データブロック内の各データ(注目データ)の周辺に位置する入力音声信号Ainのデータを使用して、推定式により、出力音声信号Aoutを構成する単位データブロック内の各データを生成する。また、処理装置の図示は省略するが、図9の種係数データ生成装置150における処理も、ソフトウェアで実現可能である。
【0196】
図19のフローチャートを参照して、種係数データを生成するための処理手順を説明する。
まず、ステップST81で、処理を開始し、ステップST82で、画素ずらし処理された複数のHD信号から一つのHD信号を選択する。そして、ステップST83で、全てのHD信号に対する種係数データの算出処理が終了したか否かを判定する。終了していないときは、ステップST84に進む。
【0197】
このステップST84では、ステップST82で選択されたHD信号に係るHD画素データをフレーム単位またはフィールド単位で入力する。そして、ステップST85で、全てのHD画素データについて処理が終了したか否かを判定する。終了していないときは、ステップST87に進む。
【0198】
ステップST87では、固定のSD信号に係るSD画素データより、ステップST84で入力された各HD画素データに対応して、クラスタップおよび予測タップの画素データを取得する。そして、ステップST88で、固定のSD信号に係るSD画素データの全領域において学習処理を終了しているか否かを判定する。学習処理を終了しているときは、ステップST84に戻って、次のHD画素データの入力を行って、上述したと同様の処理を繰り返し、一方、学習処理を終了していないときは、ステップST89に進む。
【0199】
このステップST89では、ステップST87で取得されたクラスタップのSD画素データからクラスコードCLを生成する。そして、ステップST90で、係数データを得るための正規方程式((11)式参照)を生成する。その後に、ステップST87に戻る。
【0200】
上述したステップST85で、全てのHD画素データについて処理が終了したときは、ステップST91で、ステップST90で生成された正規方程式を掃き出し法などで解いて、各クラスの係数データを算出する。その後に、ステップST82に戻って、次のHD信号を選択して、上述したと同様の処理を繰り返し、次のHD信号に対応した、各クラスの係数データを求める。
【0201】
また、上述のステップST83で、全てのHD信号に対する係数データの算出処理が終了したときは、ステップST92で、全てのHD信号に対する各クラスの係数データを種係数データとしてメモリに保存し、その後にステップST93で、処理を終了する。
【0202】
このように、図19に示すフローチャートに沿って処理をすることで、図9に示す種係数データ生成装置150と同様の手法によって、空間シフトフィルタによって画素ずらしされた全てのHD信号に対する各クラスの係数データを得ることができる。
なお、上述実施の形態においては、クラス分けをするものを示したが、この発明はクラス分けをしないものにも同様に適用できることは勿論である。
【0203】
【発明の効果】
この発明によれば、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用する推定式の係数データを、入力されたパラメータ値に対応させて、複数の種係数データの線形和で生成するものであり、入力されたパラメータ値に対応した第2の情報信号を得ることが可能となる。これにより、例えば画像の解像度、画像のサイズ、音声信号のサンプリング周波数等の調整を自由に行い得るようになる。
【0204】
またこの発明によれば、入力情報信号と出力情報信号との関係を表した、生徒信号を線形変換した信号と教師信号を線形変換した信号との関係である変換関係に従って、所定数の生徒信号と所定数の教師信号の組み合わせのそれぞれに対応した生徒信号を教師信号に変換する際に用いられる推定式の係数データである複数の種係数データを用いた演算を行って、入力情報信号を上出力情報信号に変換する際に用いられる推定式の係数データを生成するものであり、入力情報信号を出力情報信号に変換する際に用いられる推定式の係数データとして、実際に生徒信号、教師信号を使用した学習で得たものと同様のものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態としてのテレビ受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】教師信号と生徒信号の組み合わせを説明すための図である。
【図3】複数のHD信号を得るためのフィルタイメージを示す図である。
【図4】空間シフトフィルタからのフィルタ合成の説明のための図である。
【図5】種係数データの生成方法を説明するための図である。
【図6】Qの変化によるフィルタ特性の変化を示す図である。
【図7】係数の決定例を説明するための図である。
【図8】係数データWmの意義を説明するための図である。
【図9】種係数データ生成装置の構成を示すブロック図である。
【図10】第2の実施の形態としてのテレビ受信機の構成を示すブロック図である。
【図11】種係数メモリ内の係数データを説明するための図である。
【図12】位相情報tx,tyを説明するための図である。
【図13】係数の決定例を説明ための図である。
【図14】表示画像のサイズを示す図である。
【図15】第3の実施の形態として音声信号処理回路の構成を示すブロック図である。
【図16】画像信号処理装置の構成を閉めずブロック図である。
【図17】画像信号処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】画像信号処理の他の流れを示すフローチャートである。
【図19】種係数データ生成処理の流れを示すフローチャートである。
【図20】525i信号と1050i信号の画素位置関係を説明するための図である。
【符号の説明】
100,100A・・・テレビ受信機、101・・・システムコントローラ、102・・・リモコン信号受信回路、105・・・受信アンテナ、106・・・チューナ、110,110A・・・画像信号処理部、111・・・ディスプレイ部、121・・・第1のタップ選択回路、122・・・第2のタップ選択回路、123・・・第3のタップ選択回路、124・・・空間クラス検出回路、125・・・動きクラス検出回路、126・・・クラス合成回路、127・・・推定予測演算回路、129・・・後処理回路、131・・・係数メモリ、132,132A・・・係数データ生成部、133・・・種係数メモリ、134・・・画質変換フィルタ発生器、135・・・係数合成回路、136・・・位相計算回路、137・・・位相シフトフィルタ発生器、150・・・種係数データ生成装置、151A,151B・・・入力端子、152・・・空間シフトフィルタ、153・・・第1のタップ選択回路、154・・・第2のタップ選択回路、155・・・第3のタップ選択回路、157・・・空間クラス検出回路、158・・・動きクラス検出回路、159・・・クラス合成回路、160・・・正規方程式生成部、161・・・係数データ決定部、162・・・係数メモリ、200・・・リモコン送信機、250・・・音声信号処理回路、251・・・入力端子、253・・・第1のタップ回路、254・・・第2のタップ回路、255・・・クラス合成回路、256・・・推定予測演算回路、257・・・後処理回路、258・・・出力端子、260・・・係数メモリ、261・・・係数データ生成部、262・・・種係数メモリ、263・・・係数合成回路、264・・・位相計算回路、265・・・位相シフトフィルタ発生器、300・・・画像信号処理装置、301・・・CPU、302・・・ROM、303・・・RAM、304・・・バス、305・・・ハードディスクドライブ、307・・・フロッピーディスクドライブ、308・・・通信部、309,312,313,316,317・・・インタフェース、310・・・リモコン信号受信回路、311・・・ディスプレイ、314・・・入力端子、315・・・出力端子、400・・・通信網
Claims (30)
- 複数の情報データからなる入力情報信号を複数の情報データからなる出力情報信号に変換する際に使用される、推定式の係数データを生成する係数データ生成装置であって、
所定数の生徒信号と所定数の教師信号の組み合わせそれぞれに対応させて、上記生徒信号を上記教師信号に変換する際に用いられる推定式の係数データを種係数データとして、格納する格納手段と、
上記入力情報信号と上記出力情報信号との関係を、上記生徒信号を線形変換した信号と上記教師信号を線形変換した信号との関係である変換関係で表し、該変換関係を特定する変換関係特定手段と、
上記入力情報信号を上記出力情報信号に変換する際に用いられる推定式の係数データを、上記変換関係に従って、上記格納手段に格納された複数の上記種係数データを用いた演算で生成する係数生成手段と
を有することを特徴とする係数データ生成装置。 - 上記変換関係は、
上記入力情報信号と上記出力情報信号との関係を、上記生徒信号を線形変換した信号と上記教師信号を線形変換した信号との関係で表した際の、各上記生徒信号と上記教師信号とに対する重み付け係数である
ことを特徴とする請求項1に記載の係数データ生成装置。 - 上記係数生成手段は、
上記重み付け係数を利用して、複数の上記種係数データの線形和により上記係数データを生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の係数データ生成装置。 - 上記入力情報信号、上記出力情報信号、上記生徒信号および上記教師信号は、全て音声信号であり、上記出力情報信号は、上記入力情報信号よりもサンプリング周波数が高い
ことを特徴とする請求項1に記載の係数データ生成装置。 - 上記変換関係は、
上記入力情報信号に対する上記出力情報信号のサンプリング周波数の変化に対応する
ことを特徴とする請求項4に記載の係数データ生成装置。 - 上記係数生成手段は、
上記変換関係に基づくサンプリング周波数の変化に対応する、係数データを生成する
ことを特徴とする請求項5に記載の係数データ生成装置。 - 上記入力情報信号、上記出力情報信号、上記生徒信号および上記教師信号は、全て画像信号であり、上記出力情報信号は、上記入力情報信号よりも高解像度である
ことを特徴とする請求項1に記載の係数データ生成装置。 - 上記変換関係は、
上記入力情報信号に対する上記出力情報信号の解像度の変化に対応する
ことを特徴とする請求項7に記載の係数データ生成装置。 - 上記係数生成手段は、
上記変換関係に基づく解像度の変化に対応する、係数データを生成する
ことを特徴とする請求項8に記載の係数データ生成装置。 - 上記入力情報信号、上記出力情報信号、上記生徒信号および上記教師信号は、全て画像信号であり、上記出力情報信号は、上記入力情報信号よりも画素数が多い
ことを特徴とする請求項1に記載の係数データ生成装置。 - 上記変換関係は、
上記入力情報信号に対する上記出力情報信号の画素数の変化に対応する
ことを特徴とする請求項10に記載の係数データ生成装置。 - 上記係数生成手段は、
上記変換関係に基づく画素数の変化に対応する、係数データを生成する
ことを特徴とする請求項11に記載の係数データ生成装置。 - 上記変換関係は、
上記入力情報信号に対する上記出力情報信号の画素数の比率に対応する
ことを特徴とする請求項10に記載の係数データ生成装置。 - 上記係数生成手段は、
上記変換関係に基づく画素数の比率に対応する、係数データを生成する
ことを特徴とする請求項13に記載の係数データ生成装置。 - 複数の情報データからなる入力情報信号を複数の情報データからなる出力情報信号に変換する際に使用される、推定式の係数データを生成する係数データ生成方法であって、
上記入力情報信号と上記出力情報信号との関係を、上記生徒信号を線形変換した信号と上記教師信号を線形変換した信号との関係である変換関係で表し、該変換関係を特定するステップと、
上記入力情報信号を上記出力情報信号に変換する際に用いられる推定式の係数データを、上記変換関係に従って、所定数の生徒信号と所定数の教師信号の組み合わせのそれぞれに対応した生徒信号を教師信号に変換する際に用いられる推定式の係数データである、複数の種係数データを用いた演算で生成するステップと
を有することを特徴とする係数データ生成方法。 - 入力された複数の情報データからなる第1の情報信号を、
複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する情報信号処理装置であって、
上記第2の情報信号に係る注目データの周辺に位置する第1のデータを、上記第1の情報信号から抽出する第1の抽出手段と、
上記第1の情報信号と上記第2の情報信号の関係を表すパラメータ値が入力されるパラメータ入力部と、
複数の種係数データを保持し、上記第1の情報信号を上記第2の情報信号に変換する際に使用する推定式の係数データを、上記パラメータ値に対応させて、上記複数の種係数データの線形和で生成する係数データ生成手段と、
上記推定式を利用して、上記係数データと上記第1のデータとの演算により上記第2の情報信号を生成する演算手段と、
上記第2の情報信号に係る注目データの周辺に位置する第2のデータを、上記第1の情報信号から抽出する第2の抽出手段と、
上記第2の抽出手段にて抽出された上記第2のデータに基づいて、上記注目データに係る特徴を検出する特徴検出手段と、
上記特徴に基づいて上記注目データを複数のクラスの一つに分類するクラス分類手段とを備え、
上記保持手段には、上記クラス分類手段で分類されるクラス毎に上記複数の種係数データが保持されており、
上記演算手段は、上記クラス分類手段で分類されたクラスの上記複数の種係数データを使用して生成された係数データを用いて上記第2の情報信号を生成し、
上記係数データ生成手段が、
所定数の生徒信号と所定数の教師信号の組み合わせのそれぞれに対応し、生徒信号を教師信号に変換する際に用いられる推定式の係数データである複数の種係数データを、格納する格納手段と、
上記パラメータ値にて表された、上記第1の情報信号と上記第2の情報信号との関係を、上記生徒信号を線形変換した信号と上記教師信号を線形変換した信号との関係である変換関係で表し、該変換関係を特定する変換関係特定手段と、
上記第1の情報信号を上記第2の情報信号に変換する際に用いられる推定式の係数データを、上記変換関係に従って、上記格納手段に格納された複数の上記種係数データを用いた演算で生成する係数生成手段とを有する
ことを特徴とする情報信号処理装置。 - 上記変換関係は、
上記第1の情報信号と上記第2の情報信号との関係を、上記生徒信号を線形変換した信号と上記教師信号を線形変換した信号との関係で表した際の、各上記生徒信号と上記教師信号とに対する重み付け係数である
ことを特徴とする請求項16に記載の情報信号処理装置。 - 上記係数生成手段は、
上記重み付け係数を利用して、複数の上記種係数データの線形和により上記係数データを生成する
ことを特徴とする請求項17に記載の情報信号処理装置。 - 上記第1の情報信号、上記第2の情報信号、上記生徒信号および上記教師信号は、全て音声信号であり、上記第2の情報信号は、上記第1の情報信号よりもサンプリング周波数が高い
ことを特徴とする請求項16に記載の情報信号処理装置。 - 上記変換関係は、
上記第1の情報信号に対する上記第2の情報信号のサンプリング周波数に対応する
ことを特徴とする請求項19に記載の情報信号処理装置。 - 上記係数生成手段は、
上記変換関係に基づくサンプリング周波数に対応する、係数データを生成する
ことを特徴とする請求項20に記載の情報信号処理装置。 - 上記第1の情報信号、上記第2の情報信号、上記生徒信号および上記教師信号は、全て画像信号であり、上記第2の情報信号は、上記第1の情報信号よりも高解像度である
ことを特徴とする請求項16に記載の情報信号処理装置。 - 上記変換関係は、
上記第1の情報信号に対する上記第2の情報信号の解像度の変化に対応する
ことを特徴とする請求項22に記載の情報信号処理装置。 - 上記係数生成手段は、
上記変換関係に基づく解像度の変化に対応する、係数データを生成する
ことを特徴とする請求項23に記載の情報信号処理装置。 - 上記第1の情報信号、上記第2の情報信号、上記生徒信号および上記教師信号は、全て画像信号であり、上記第2の情報信号は、上記第1の情報信号よりも画素数が多い
ことを特徴とする請求項16に記載の情報信号処理装置。 - 上記変換関係は、
上記第1の情報信号に対する上記第2の情報信号の画素数の変化に対応する
ことを特徴とする請求項25に記載の情報信号処理装置。 - 上記係数生成手段は、
上記変換関係に基づく画素数の変化に対応する、係数データを生成する
ことを特徴とする請求項26に記載の情報信号処理装置。 - 上記変換関係は、
上記第1の情報信号に対する上記第2の情報信号の画素数の比率に対応する
ことを特徴とする請求項25に記載の情報信号処理装置。 - 上記係数生成手段は、
上記変換関係に基づく画素数の比率に対応する、係数データを生成する
ことを特徴とする請求項28に記載の情報信号処理装置。 - 入力された複数の情報データからなる第1の情報信号を、複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する情報信号処理方法であって、
上記第2の情報信号に係る注目データの周辺に位置するデータを、上記第1の情報信号から抽出するステップと、
上記第1の情報信号を上記第2の情報信号に変換する際に使用する推定式の係数データを、入力されたパラメータ値に対応させて、複数の種係数データの線形和で生成するステップと、
上記推定式を利用して、上記生成された係数データと上記抽出されたデータとの演算により上記第2の情報信号を生成するステップと、
上記第2の情報信号に係る注目データの周辺に位置する第2のデータを、上記第1の情報信号から抽出するステップと、
上記抽出された上記第2のデータに基づいて、上記注目データに係る特徴を検出するステップと、
上記特徴に基づいて上記注目データを複数のクラスの一つに分類するステップとを含み、
上記分類されるクラス毎に上記複数の種係数データが保持されており、
上記分類されたクラスの上記複数の種係数データを使用して生成された係数データを用いて上記第2の情報信号が生成され、
上記係数データを、入力されたパラメータ値に対応させて、複数の種係数データの線形和で生成するステップでは、
所定数の生徒信号と所定数の教師信号の組み合わせのそれぞれに対応し、生徒信号を教師信号に変換する際に用いられる推定式の係数データである複数の種係数データが格納され、
上記パラメータ値にて表された、上記第1の情報信号と上記第2の情報信号との関係を、上記生徒信号を線形変換した信号と上記教師信号を線形変換した信号との関係である変換関係で表し、該変換関係が特定され、
上記第1の情報信号を上記第2の情報信号に変換する際に用いられる推定式の係数データが、上記変換関係に従って、上記格納された複数の上記種係数データを用いた演算で生成される
ことを特徴とする情報信号処理方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001097401A JP4691812B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法 |
| KR1020020013479A KR100934397B1 (ko) | 2001-03-29 | 2002-03-13 | 계수 데이터 생성장치 및 생성방법, 그것을 사용한정보신호 처리장치 및 처리방법, 그것에 사용하는 종계수데이터 생성장치 및 생성방법, 및 정보제공매체 |
| US10/112,411 US6985186B2 (en) | 2001-03-29 | 2002-03-28 | Coefficient data generating apparatus and method, information processing apparatus and method using the same, coefficient-generating-data generating device and method therefor, and information providing medium used therewith |
| KR1020080090594A KR100939736B1 (ko) | 2001-03-29 | 2008-09-16 | 계수 데이터 생성장치 및 생성방법, 그것을 사용한 정보신호 처리장치 및 처리방법, 그것에 사용하는 종계수 데이터 생성장치 및 생성방법, 및 정보제공매체 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001097401A JP4691812B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002300538A JP2002300538A (ja) | 2002-10-11 |
| JP2002300538A5 JP2002300538A5 (ja) | 2008-04-24 |
| JP4691812B2 true JP4691812B2 (ja) | 2011-06-01 |
Family
ID=18951188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001097401A Expired - Fee Related JP4691812B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6985186B2 (ja) |
| JP (1) | JP4691812B2 (ja) |
| KR (2) | KR100934397B1 (ja) |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7599689B2 (en) * | 2002-04-22 | 2009-10-06 | Nokia Corporation | System and method for bookmarking radio stations and associated internet addresses |
| US7623824B2 (en) * | 2002-12-16 | 2009-11-24 | Nokia Corporation | Broadcast media bookmarks |
| JP3777599B2 (ja) * | 2002-04-23 | 2006-05-24 | ソニー株式会社 | 画像情報変換装置および方法、係数算出装置および方法、係数データおよび係数データ記憶装置、画質劣化箇所検出装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
| JP4006628B2 (ja) * | 2002-07-03 | 2007-11-14 | ソニー株式会社 | 情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム |
| JP4026491B2 (ja) | 2002-12-13 | 2007-12-26 | ソニー株式会社 | 画像信号処理装置、画像信号処理方法、並びにプログラムおよび媒体 |
| DE10327083A1 (de) * | 2003-02-11 | 2004-08-19 | Giesecke & Devrient Gmbh | Sicherheitspapier und Verfahren zur Herstellung desselben |
| JP4055655B2 (ja) * | 2003-05-29 | 2008-03-05 | ソニー株式会社 | 係数の生成装置および生成方法、クラス構成の生成装置および生成方法、情報信号処理装置、並びに各方法を実行するためのプログラム |
| US7306605B2 (en) | 2003-10-02 | 2007-12-11 | Zimmer Spine, Inc. | Anterior cervical plate |
| EP1715681A4 (en) * | 2004-04-12 | 2008-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | DISPLAY |
| JP2006154756A (ja) * | 2004-11-02 | 2006-06-15 | Fujitsu Ten Ltd | 映像信号処理方法、映像信号処理装置、及び、表示装置 |
| US10592930B2 (en) * | 2005-09-14 | 2020-03-17 | Millenial Media, LLC | Syndication of a behavioral profile using a monetization platform |
| JP5029869B2 (ja) * | 2006-11-09 | 2012-09-19 | ソニー株式会社 | 画像処理装置および画像処理方法、学習装置および学習方法、並びにプログラム |
| JP2013009293A (ja) * | 2011-05-20 | 2013-01-10 | Sony Corp | 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記録媒体、並びに学習装置 |
Family Cites Families (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02237280A (ja) * | 1989-03-10 | 1990-09-19 | Hitachi Ltd | 標準/高品位テレビジョン受信装置 |
| JPH03263987A (ja) * | 1990-03-13 | 1991-11-25 | Toshiba Corp | 付加信号多重テレビジョン信号の送信装置及び受信装置 |
| JP3321915B2 (ja) * | 1993-06-18 | 2002-09-09 | ソニー株式会社 | 画像信号変換装置 |
| JP3377667B2 (ja) * | 1995-12-25 | 2003-02-17 | 株式会社日立製作所 | 画像表示装置 |
| EP0794525B1 (en) * | 1996-03-06 | 2003-07-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Pixel conversion apparatus |
| US6057885A (en) * | 1996-05-30 | 2000-05-02 | Sony Corporation | Picture information converting apparatus and method thereof and sum-of-product calculating circuit and method thereof |
| EP0883303B1 (en) * | 1996-12-11 | 2003-05-28 | Sony Corporation | Signal conversion device and method |
| CN1163076C (zh) * | 1996-12-26 | 2004-08-18 | 索尼株式会社 | 图像编码装置和图像编码方法及图像解码装置和图像解码方法 |
| KR100252988B1 (ko) * | 1997-01-27 | 2000-04-15 | 구자홍 | 에이치디 티브이(hdtv)의 영상포멧 변환장치 및 방법 |
| JP3864494B2 (ja) * | 1997-05-12 | 2006-12-27 | ソニー株式会社 | 画像信号変換装置およびそれを使用したテレビ受信機 |
| JP4168490B2 (ja) * | 1998-09-03 | 2008-10-22 | ソニー株式会社 | 動き判定装置、その方法および画像情報変換装置 |
| JP4135229B2 (ja) * | 1998-09-29 | 2008-08-20 | ソニー株式会社 | 映像信号の変換装置および変換方法、並びにそれを使用した画像表示装置およびテレビ受信機 |
| DE60041114D1 (de) * | 1999-04-23 | 2009-01-29 | Sony Corp | Bildumwandlungsvorrichtung und -verfahren |
| US6377307B1 (en) * | 1999-05-27 | 2002-04-23 | Pioneer Corporation | Line interpolation apparatus and video signal conversion device |
| JP4394323B2 (ja) * | 1999-09-30 | 2010-01-06 | 日本たばこ産業株式会社 | 植物の形質転換用ベクター |
| KR20080090594A (ko) * | 2007-04-05 | 2008-10-09 | 하헌주 | 소형 스크류 |
-
2001
- 2001-03-29 JP JP2001097401A patent/JP4691812B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-03-13 KR KR1020020013479A patent/KR100934397B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 2002-03-28 US US10/112,411 patent/US6985186B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2008
- 2008-09-16 KR KR1020080090594A patent/KR100939736B1/ko not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002300538A (ja) | 2002-10-11 |
| KR20080093088A (ko) | 2008-10-20 |
| US20030030749A1 (en) | 2003-02-13 |
| US6985186B2 (en) | 2006-01-10 |
| KR100939736B1 (ko) | 2010-02-11 |
| KR100934397B1 (ko) | 2009-12-29 |
| KR20020077058A (ko) | 2002-10-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100939736B1 (ko) | 계수 데이터 생성장치 및 생성방법, 그것을 사용한 정보신호 처리장치 및 처리방법, 그것에 사용하는 종계수 데이터 생성장치 및 생성방법, 및 정보제공매체 | |
| JP4696388B2 (ja) | 情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、それに使用される係数種データ生成装置、係数データ生成装置、並びに情報記録媒体 | |
| JP4670169B2 (ja) | 情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、それに使用される係数種データ生成装置、並びに情報記録媒体 | |
| JP4277446B2 (ja) | 情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、それに使用される係数種データ生成装置および生成方法、並びに記録媒体 | |
| JP4517264B2 (ja) | 情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、並びに情報提供媒体 | |
| CN100367788C (zh) | 系数种类数据生成装置及生成方法 | |
| JP4691835B2 (ja) | 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法、それに使用する係数データの取得装置および取得方法、並びに情報記録媒体 | |
| JP2001238185A (ja) | 画像信号変換装置、画像信号変換方法、およびそれを使用した画像表示装置、並びにそれに使用される係数データの生成装置および生成方法 | |
| JP4349086B2 (ja) | 情報信号の処理装置および処理方法、並びにその処理方法を実行するためのプログラム、そのプログラムを記録した媒体 | |
| JP4311166B2 (ja) | 情報信号の処理装置および処理方法、それに使用される係数種データの生成装置および生成方法、並びに各方法を実行するためのプログラム、そのプログラムを記録した媒体 | |
| JP4441860B2 (ja) | 情報信号の処理装置および処理方法、並びにプログラムおよびそれを記録した媒体 | |
| JP4649812B2 (ja) | 画像信号処理装置、画像信号処理方法およびそれを使用した画像表示装置、並びに各画像信号処理方法を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体 | |
| JP4692798B2 (ja) | 情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、並びに記録媒体 | |
| JP4051934B2 (ja) | 情報信号処理装置、情報信号処理方法およびそれを使用した画像処理装置および画像処理方法、並びに情報信号処理方法又は画像処理方法を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体 | |
| JP4649786B2 (ja) | 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法、それに使用する係数種データの生成装置および生成方法 | |
| JP4692800B2 (ja) | 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法、それに使用する係数種データの生成装置および生成方法、並びに記録媒体 | |
| JP4691849B2 (ja) | 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法、それに使用する情報の取得装置および取得方法 | |
| JP4692801B2 (ja) | 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法、並びに、それに使用する係数情報の生成装置および生成方法 | |
| JP2006067346A (ja) | 画像信号処理装置および画像信号処理方法並びにプログラムおよびそれを記録した媒体 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060529 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080310 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080310 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20090916 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20091030 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101116 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110106 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110125 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110207 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304 Year of fee payment: 3 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |