JP4697889B2 - ヤーコン搾汁を含有する組合せ野菜飲料及びその摂取方法 - Google Patents
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(a)ヤーコン黄色搾汁40%以上とキャロット搾汁30%以上とからなり、
残部に他の野菜搾汁を含有できる橙色飲料。
(b)ヤーコン緑色搾汁40%以上と豆乳40%以上とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる淡い緑色飲料。
(c)ヤーコン緑色搾汁、ヤーコン黄色搾汁又は両者の混合搾汁80%以上とブルーベリー搾汁10%以上からなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる紫色飲料。
(d)ヤーコン黄色搾汁60%以上とトマト搾汁20%以上とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる赤色飲料。
(e)ヤーコン緑色搾汁50%以上と、残部が緑色野菜からなる緑色飲料。
(f)ヤーコン緑色搾汁80%以上と、少量のレモン及びヤーコン酢とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる黄色飲料。
(g)ヤーコン緑色搾汁15%以上とリンゴ搾汁60%以上とヤーコン酢7%以上からなり、残部に他の野菜搾汁及び蜂蜜を含有できる黄橙飲料。
前記組合せ野菜飲料において、前記(c)と(d)と(f)の3色からなる肥満予防のための野菜飲料、又は、前記(a)と(b)と(e)と(g)の4色からなる疲労回復及び生活習慣病予防のための野菜飲料としたものである。
本発明の組合せ野菜飲料は、前記(a)〜(g)の7種の組合せ野菜飲料のそれぞれを、1日1色づつ順次摂取するのが良い。
ヤーコンは、それ自体野菜ジュースであると同時に、天然甘味料としての役割を持つ。このようなヤーコンがあって初めて、効能別に色分けされた野菜飲料が、美味しく且つ、栄養バランスよくできあがる。本発明は、消費者が目的に応じて摂取し易く、また、7色に色分けされているので毎日新鮮な気持ちを持って摂取できる利点がある。
ヤーコン緑色搾汁 ⇔ ヤーコン黄色搾汁
(中性又はアルカリ性で) (酸性で)
即ち、酸性にすると黄色に、アルカリ又は中性にすると緑色に変化した。更に緑色色素の構造を調べた結果、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸と一級アミノ酸が結合した化合物であることを確認できた。このことから、本緑色色素は人の胃の中では、クロロゲン酸と必須アミノ酸8種を含むアミノ酸となり、これ自体大変有用な栄養素であることが判った。その上、本緑色色素は、通常の緑色野菜が葉緑素からなり、光に弱いのに対して、耐光性を有している。その結果、ヤーコン緑色搾汁を用いて得られる飲料は、長期にわたって退色しない長所を発現する。
ヤーコンは澱粉を含まず、オリゴ糖のかたまりのような根菜であるが、上記の緑色色素以外にも、食物繊維を多く含み、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル類も豊富な野菜である。
従来のものとの違いを一例として挙げて説明すると、店頭に並ぶ緑黄色野菜飲料を見れば分かるように、折角の緑色野菜も数十種類の野菜をブレンドした上に果汁を多く添加した結果、多くは緑色を消失して橙色飲料になっている。これでは本来野菜の持つ色彩的特徴を生かしたことにならない。また、従来の野菜飲料は、甘味成分として砂糖やブドウ糖果糖液糖等を使用するか、又は果物から得た大量の果汁を使用するかのいずれかで、野菜飲料か果汁飲料か判然としない実態があった。
本発明の全ての飲料は、ヤーコンに起因するオリゴ糖を一定以上含有する。当然のこととして多くの個性的な野菜を摂取でき、栄養バランスにも優れている。また、ヤーコンが持つ天然甘味料としての優れた特性から、出来上がった飲料は、全て甘味が加味された美味しいものに仕上げることができる。ここに加味された甘味成分は、体内で消化吸収されることなく排出でき、肥満の原因になることもない。このような豊かな色彩と、色分けされた効能別飲料は、オリゴ糖を多量に含むヤーコンあって成しうることであり、かつ、黄色と緑色の二つのヤーコンジュースあって初めて可能になることである。
(1)橙色飲料・・・ヤーコン黄色搾汁40%以上とキャロット搾汁30%以上とからなり、残部は限定されるものではないが、例えば、カボチャ、黄色ピーマン、スイートコーンなどを含有できる。また、ニンジンの臭いやヤーコンの土臭さを消すために、りんご、みかん、レモン、ヤーコン酢などを少々加えることができる。ニンジン中のカロチンやヤーコンとニンジン双方に含まれるポリフェノールの相乗効果で抗酸化力の強い飲料となる。
効果効能として、ヤーコンとニンジンは共にお通じを能くすることで知られ、相乗効果が期待できる。ニンジンは、5臓6腑を温めることや目の疲れや疲労回復でも知られ、このような体に良い野菜を美味しく飲めるようにできることは新しい価値である。
(4)赤色飲料・・・ヤーコン黄色搾汁60%以上とトマト搾汁20%以上とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる。例えば、スイカ、赤シソ、赤ピーマン、イチゴ、ユスラなどを含有できる。トマトは、心筋梗塞のリスクを減少させ、消化を助け胃を丈夫にし、消化器系のがん予防になると言われている。シソには、出血を止める働きがあり、腸の働きを良くし、腹痛や下痢を治し、解毒作用のほかに、ストレス解消や食欲増進に効果があるとされる。ヤーコンとトマトとシソをブレンドすることで、消化器系を総合的に強くできると期待される。
(7)黄橙飲料・・・ヤーコン緑色搾汁15%以上とリンゴ搾汁60%以上とヤーコン酢7%以上からなり、残部に他の野菜搾汁及び蜂蜜を含有できる。ヤーコン酢は野菜から作られた唯一の食酢であり、野菜酢が万人に愛飲される一般的な飲み物となる。週に1回美味しく野菜酢を飲むことで、疲労回復、ストレス解消、食欲増進が期待できる。今日では酢の効用は消費者に広く認知されている。
先ず今日、何故野菜不足が深刻な問題となり、かつ食生活が偏ったものになったかを考察する。かつて、朝食はご飯に味噌汁が一般的であった。味噌汁を食べる限り、中の具に野菜を用いた。やがて、朝のパン食が増え、しかもパンの品数が豊富となり美味しくなって、おかずが要らなくなった。せいぜい、ハムエッグに牛乳だけの朝食という家庭が殆どになった。
かような環境変化により、今日の日本では、一人当たりの野菜の摂取量が年々減り続け、これに伴い生活習慣病や肥満が増えている。一方アメリカでは、1990年の前半までは減り続けていたものが、後半から野菜摂取量は増加に転じたと言われている。これに伴い生活習慣病、とりわけガン患者数が減少してきたとの統計がある。日本とアメリカの違いは、1つには野菜摂取の仕方の違いによると本発明者らは考えている。
本発明の野菜飲料を、1日1色づつ順次摂取することで、本目的を達成することができる。機能別に色分けした結果、目的に応じて摂取し易いく、色もバラエティーに富むことで、毎日新鮮な気持ちで摂取できるなどの利点を有する。食の世界は、特に好き嫌いの個人差があり、7色7品の中に嫌いなものがあれば、少なくとも3色以上摂取することが栄養バランス上で望ましい。
本発明飲料の摂取量に関しては特に限定されるものではないが、1品につき100〜500mlが適量である。一般にオリゴ糖は1日5〜10g摂取すると、腸に良く、お通じなどを通して何らかの体感を感じる効果が現れると言われている。従って、ヤーコンを多く含む場合には、100mlで本範疇のオリゴ糖を摂取でき、ヤーコン含有量の少ない場合でも、500ml摂取すれば十分である。
また、本飲料は7点セットを基本としているが、要望によっては3乃至6点セットも用意する考えである。1品の量は例えば160ml〜250mlを想定している。容器については、瓶、缶、紙カップ、ペットボトルなどを考えているが、お酢を含む飲料は缶を使用できない場合もでてくる。
実施例1(橙色野菜飲料)
有機栽培による収穫直後の生鮮ヤーコン(糖度12.8度)を、芋洗い機に入れ、よく水洗する。水洗して表皮だけを取り除いた皮付きヤーコンを、約90℃の温水中にて20分間熱処理を施す。次いで、野菜破砕機に導入し、スクリュウ式固液分離機にて液体部と固体部に分離した。液体部は鮮明な緑色を呈し、中間製品としてのヤーコン緑色搾汁を得る。この時の収率は79%であった。このものをステンレス製のタンクに移し、これにビタミンCを加えてpH4.4に調整する。このようにして、糖度12.8度を有するヤーコン黄色搾汁を得た。
本飲料は、pH4.7、糖度7.3度のニンジン臭の少ない、ヤーコンでもなく、ニンジンでもない甘味のある飲みやすい飲料であった。
日本ダイオネクス社製の液体クロマトグラフィーにより、フラクトオリゴ糖を含むオリゴ糖類の含有率を測定した結果、100グラム中に2.9グラム含まれていた。
有機栽培による収穫直後の生鮮ヤーコン(糖度12.8度)を、芋洗い機に入れ、よく水洗する。水洗して表皮だけを取り除いた皮付きヤーコンを、約90℃の温水中にて20分間熱処理を施す。次いで、野菜破砕機に導入し、スクリュウ式固液分離機にて液体部と固体部に分離した。液体部は鮮明な緑色を呈し、中間製品としてのヤーコン緑色搾汁を得る。この時の収率は79%であり、糖度は12.8度えあった。
得られたヤーコン緑色搾汁200gに、市販の固形分濃度10%の純粋豆乳(大豆100%)200gと蜂蜜15gをシェイカー中に入れ、よく振とうして混合する。
得られたヤーコン豆乳飲料は豆乳でもなく、またヤーコンジュースの味でもなく、ヤーコンジュースを牛乳で割り、卵を少し加えたような魅力的な美味しい飲料であった。本飲料は、pH6.3、糖度9.6度で大豆臭のないものであった。
日本ダイオネクス社製の液体クロマトグラフィーにより、フラクトオリゴ糖の含有率を測定した結果、100g中に3.3g含まれていた。
実施例1と同様にして得たヤーコン緑色搾汁170gと市販のブルーベリージュース(100%、糖度18.1度)30gをシェイカー中に入れ、よく振とうして混合する。
得られた紫色飲料は、ブルーベリー味のする、さっぱりした、後味の良い魅力的な飲料であった。本飲料は、pH4.6、糖度11.0度で、フラクトオリゴ糖の含有率は100g中に5.9g(5.9%)含まれていた。
実施例1と同様にして得たヤーコン黄色搾汁130g、市販のトマトジュース(トマト100%)50g、赤シソ10g、赤ピーマン10g、それにヤマモモエキス少々をシェイカー中に入れ、よく振とうして混合する。
得られた飲料は、赤色を呈し、トマトの薄味とシソの香りを有していた。飲料物性は、pH4.9、糖度7.8度で、フラクトオリゴ糖を4.7%含有していた。
実施例1と同様にして得たヤーコン緑色搾汁120gと、ホウレン草ピューレ(業務用に販売されている)10g、キャベツ10g、ブロッコリー10g、ケール10g、ゴーヤ10g、湯通ししたヤーコン葉10g、大根10g、青シソ10gをシェイカー中に入れ、よく振とうして混合した。
得られた飲料は、鮮明な緑色を呈し、市販の緑黄色野菜ミックス50%と果汁50%からなる野菜飲料のように美味しく仕上がっていた。飲料物性は、pH6.6,糖度6.1で、フラクトオリゴ糖を3.9%含有していた。
有機栽培した収穫直後の生鮮ヤーコンを、芋洗い機にて良く水洗し、引き続き手作業で脱皮する。脱皮したヤーコン2Kgを計り取り、90℃の温水中にて6分間熱処理を施す。ついで、日本調理機製の高速度ミキサーに移し充分破砕する。加水しないので破砕しにくいが、しゃもじを用い工夫して破砕した。糖度は12.8度であった。破砕が進むにつれ徐々に緑色となり、そして緑色が極大に達する。この時点でレモン水と三井ヘルプ社製のヤーコン酢を加え、pH3.8に調整する。緑色は一瞬にして鮮明な黄色に変化する。
得られた黄色飲料の糖度は、12.7で、甘味と酸味が調和した美味しい野菜飲料となった。黄色も鮮やかで、さわやかな元気の出る一般向きする飲物であった。本飲料中のフラクトオリゴ糖含有率は5.9%であった。
実施例1と同様にして得たヤーコン緑色搾汁30gとりんご100%ジュース120g、それに三井ヘルプ社製のヤーコン酢(ヤーコン100%を酢酸発酵して製造したもの)20gと蜂蜜7gをシェイカー中に入れ、よく混ぜる。
得られた飲料は、赤味を帯びた黄橙色を呈した暖色で、pH3.9、糖度13.3の美味しい酢飲み物であった。本飲料中のフラクトオリゴ糖含有率は1・4%であった。
Claims (4)
- 下記の(a)〜(g)の7色の飲料を、3種以上組み合わせてセットとしたことを特徴とする組合せ野菜飲料。
(a)ヤーコン黄色搾汁40%以上とキャロット搾汁30%以上とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる橙色飲料。
(b)ヤーコン緑色搾汁40%以上と豆乳40%以上とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる淡い緑色飲料。
(c)ヤーコン緑色搾汁、ヤーコン黄色搾汁又は両者の混合搾汁80%以上とブルーベリー搾汁10%以上からなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる紫色飲料。
(d)ヤーコン黄色搾汁60%以上とトマト搾汁20%以上とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる赤色飲料。
(e)ヤーコン緑色搾汁50%以上と、残部が緑色野菜からなる緑色飲料。
(f)ヤーコン緑色搾汁80%以上と、少量のレモン及びヤーコン酢とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる黄色飲料。
(g)ヤーコン緑色搾汁15%以上とリンゴ搾汁60%以上とヤーコン酢7%以上からなり、残部に他の野菜搾汁及び蜂蜜を含有できる黄橙飲料。 - 前記野菜飲料は、甘味成分として、ヤーコン搾汁由来のフラクトオリゴ糖を1.2重量%以上含有することを特徴とする請求項1記載の組合せ野菜飲料。
- 請求項1に記載の組合せ野菜飲料が、前記(c)と(d)と(f)の3色からなることを特徴とする肥満予防のための野菜飲料。
- 請求項1に記載の組合せ野菜飲料が、前記(a)と(b)と(e)と(g)の4色からなることを特徴とする疲労回復及び生活習慣病予防のための野菜飲料。
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