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JP4698447B2 - 囲繞地通行権についての情報処理方法及び装置 - Google Patents
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JP4698447B2 - 囲繞地通行権についての情報処理方法及び装置 - Google Patents

囲繞地通行権についての情報処理方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、囲繞地通行権についての情報処理技術に関する。
袋地とは、所有者が異なる他の土地に囲まれており、公道に至るには他の土地を通行する必要がある土地である。また、囲繞地とは、袋地を囲んでいる他の土地である。さらに、囲繞地通行権とは、袋地の土地所有者が囲繞地を通行できる権利をいう。民法には、以下のような規程(一部抜粋)がなされている。
・民法210条:他の土地に囲まれて公道に通じない土地では、その土地を囲む他の土地を通行できる。
・民法211条:他の土地のために損害が最も少ないものを選ばなければならない。
・民法212条:第210条により他の土地を通行する者は、その損害に対して償金を支払わなければならない。
・民法213条:分割によって公道に通じない土地が生じたときは、その土地の所有者は、他の分割者の所有地のみを通行することができる。この場合においては、償金を支払うことを要しない。
また、例えば特開平11−120196号公報には、登記データベース、地図データベース、法的規制情報データベースを検索し、指示した不動産に関する法的規制の条文や判例を地図に対比して表示したり、登記地図処理などの内容を自動的に事例データベースに登録する手段を提供するためのシステムが開示されている。この公報記載の技術を用いれば、袋地を特定することはできる。
特開平11−120196号公報
上で述べたように袋地が特定できたとしても、袋地には民法上償金(以下補償金とも呼ぶ)の発生の有無などの問題があり、このような袋地に関連する問題については従来技術では提示することができない。特に、囲繞地通行権については、袋地の所有者だけではなく、囲繞地の所有者にとっても大きな問題となる。従って、囲繞地通行権に関する情報を、少なくとも関係者に提示できるようにすることが好ましい。
従って、本発明の目的は、囲繞地通行権に関する情報を適切に提示するための技術を提供することである。
本発明の第1の態様に係る情報処理方法は、処理装置と地積測量図の登記履歴が登録されている地積測量図データベースと特定の地域における各筆の範囲を特定するためのデータを保持する登記所地図データベースと袋地、囲繞地及び囲繞地通行権に関するデータを格納する囲繞地状態管理データベースとを有するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、処理装置により、登記所地図データベースに格納されているデータを用いて、特定の地域における袋地を特定するステップと、処理装置により、地積測量図データベースに格納されている、特定された上記袋地が生じた経緯と、登記所地図データベースから特定される接道状況とから、特定された上記袋地について他の筆に無償の囲繞地通行権が存在するか判断する判断ステップと、特定された上記袋地について他の筆に無償の囲繞地通行権が存在すると判断された場合には、処理装置により、当該無償の囲繞地通行権に関するデータを囲繞地状態管理データベースに格納する登録ステップとを含む。
このような処理を実施すれば、無償の囲繞地通行権の有無を確認することができるようになり、必要に応じて又は要求に応じて提示できるようになる。
また、上で述べた判断ステップが、処理装置により、地積測量図データベースに格納されているデータを用いて、特定された上記袋地に関連する地積測量図の有無を確認するステップと、袋地に関連する地積測量図が存在する場合には、処理装置により地積測量図データベースに格納されているデータを用いて、地積測量図が分筆に係るものであるか確認するステップと、地積測量図が分筆に係るものである場合には、処理装置により登記所地図データベースに格納されているデータを用いて、特定された上記袋地以外の分筆に係る筆が道に接するか確認するステップと、特定された上記袋地以外の分筆に係る筆が道に接する場合には、処理装置により、特定された上記袋地以外の分筆に係る筆に無償の囲繞地通行権が存在すると判断するステップとを含むようにしてもよい。
このようにすれば元々道に接している筆が分筆によって袋地になったのか否かを確認することができるようになる。このような場合には、民法上無償の囲繞地通行権があると判断できる。
また、上で述べたコンピュータが、特定の地域における各筆の建物の範囲を特定するためのデータを保持する建物図面データベースと通行ルートの図形に関するデータを格納する通行ルートデータ格納部とをさらに有する場合もある。その場合、処理装置により、地積測量図データベース及び建物図面データベースから、特定の地域の特定の袋地に関連する筆の地積測量図及び建物図面のデータを抽出する抽出ステップと、処理装置により、抽出された上記地積測量図及び建物図面から、所定のルールに従って、特定の袋地から道までの通行ルートを探索し、当該通行ルートの図形に関するデータを通行ルートデータ格納部に格納する探索ステップとをさらに含むようにしてもよい。このようにすれば、袋地から道までの通行ルートを提示することができるようになる。なお、無償の囲繞地通行権が存在するか否かにかかわらず通行ルートを探索することができる。
さらに、コンピュータが、所定のケースに対応する補償金算出単価を保持する償金算出データ格納部をさらに有する場合もある。その場合、特定の袋地に関連する筆が無償の囲繞権通行権が存在すると判断された筆でない場合には、処理装置により、通行ルートデータ格納部に格納されているデータを用いて、上記通行ルートが通る筆毎に面積を算出する面積算出ステップと、処理装置により、償金算出データ格納部から上記通行ルートが通る筆に対応する補償金算出単価を抽出し、上記通行ルートが通る筆毎に上記面積と上記補償金算出単価とから予測補償金を算出し、囲繞権状態管理データベースに登録する登録ステップとをさらに含むようにしてもよい。このように、無償ではなく有償の通行ルートについては、その費用を提示することができるようになる。
さらに、処理装置により囲繞地状態管理データベースと登記所地図データベース又は地積測量図データベースと通行ルートデータ格納部に格納されているデータを用いて、特定の袋地に関連する筆の図形及び通行ルートの図形と予測補償金のデータとを含む地図データを生成し、出力するステップをさらに含むようにしてもよい。このようにすればより分かりやすく囲繞地通行権の状態を示すことができるようになる。
また、処理装置により囲繞地状態管理データベースを格納されたデータを用いて、特定の地番を含む登記申請に対する警告データを生成し、出力するステップをさらに含むようにしてもよい。例えば、何らかの登記申請に係る地番(特定の地番)が囲繞地等となっており、囲繞地通行権を主張され得るかを警告データとして出力できれば、非常に有用である。
また、本発明の第2の態様に係る情報処理方法は、処理装置と地積測量図の登記履歴が登録されている地積測量図データベースと袋地及び囲繞地に関するデータを格納する囲繞地状態管理データベースと特定の地域における各筆の建物の範囲を特定するためのデータを保持する建物図面データベースと通行ルートの図形に関するデータを格納する通行ルートデータ格納部とを有するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、処理装置により、囲繞地状態管理データベースを用いて、特定の地域における特定の袋地に関連する筆を特定するステップと、処理装置により、地積測量図データベース及び建物図面データベースから、特定された筆の地積測量図及び建物図面のデータを抽出するステップと、処理装置により、抽出された上記地積測量図及び建物図面から、所定のルールに従って、特定の袋地から道までの通行ルートを探索し、当該通行ルートの図形に関するデータを通行ルートデータ格納部に格納するステップとを含む。このようにすれば、袋地から道までの取り得る通行ルートを提示することができるようになる。
さらに、本発明の第3の態様に係る情報処理方法は、処理装置と地積測量図の登記履歴が登録されている地積測量図データベースと袋地、囲繞地及び囲繞地通行権に関するデータを格納する囲繞地状態管理データベースと特定の地域における各筆の建物の範囲を特定するためのデータを保持する建物図面データベースと通行ルートの図形に関するデータを格納する通行ルートデータ格納部と所定のケースに対応する補償金算出単価を保持する償金算出データ格納部とを有するコンピュータにより実行される情報処理方法である。そして、処理装置により、囲繞地状態管理データベースを検索して、特定の地域における特定の地番が囲繞地に該当するか判断するステップと、特定の地番が囲繞地に該当すると判断された場合には、処理装置により、囲繞地状態管理データベースを検索して、特定の地番が関連する同一袋地に関連する地番を関連地番として特定するステップと、処理装置により、地積測量図データベース及び建物図面データベースから、関連地番の筆の地積測量図及び建物図面のデータを抽出する抽出ステップと、処理装置により、抽出された上記地積測量図及び建物図面から、所定のルールに従って、特定の袋地から道までの通行ルートを探索し、当該通行ルートの図形に関するデータを通行ルートデータ格納部に格納する探索ステップと、関連地番の筆に無償の囲繞権通行権が存在しない場合には、処理装置により、通行ルートデータ格納部に格納されているデータを用いて、通行ルートが通る筆毎に面積を算出する面積算出ステップと、処理装置により、償金算出データ格納部から通行ルートが通る筆に対応する補償金算出単価を抽出し、通行ルートが通る筆毎に面積と補償金算出単価とから予測補償金を算出し、囲繞権状態管理データベースに登録する登録ステップと、処理装置により囲繞地状態管理データベースに格納されたデータを用いて、特定の地番を含む登記申請に対する警告データを生成し、出力するステップとを含む。このようにすれば、何らかの登記申請に係る地番が囲繞地通行権を主張され得る地番でありその際の蓋然性につながる予測補償金を提示することができるようになる。通常、予測補償金が低い場合には、囲繞地通行権を主張されてしまう可能性が高くなる。
本発明によれば、囲繞地通行権に関する情報を適切に提示することができるようになる。
[事前処理]
まず本発明の実施の形態に係る事前処理フェーズのシステム概要図を図1に示す。例えば、例えばイントラネットなどのネットワーク1には、例えば登記所などに設置される1又は複数の入力端末3と、本実施の形態における主要な処理を実施する囲繞地通行権確認装置5とが接続されている。入力端末3には、例えばウェブ(Web)ブラウザがインストールされており、当該Webブラウザにより囲繞地通行権確認装置5にアクセスする。又は、専用のクライアントアプリケーションがインストールされており、当該専用のクライアントアプリケーションにより囲繞地通行権確認装置5にアクセスするようにしても良い。
囲繞地通行権確認装置5は、地図情報システム500内に設けられており、同じく地図情報システム500内に含まれる登記所地図DB55と、地積測量図DB56とにアクセス可能となっている。
囲繞地通行権確認装置5は、以下の処理で必要となる各種データを蓄積するための囲繞地状態管理DB54と、登記所地図DB55を検索して必要なデータを囲繞地状態管理DB54に格納する袋地検索部51と、登記所地図DB55を検索して必要なデータを囲繞地状態管理DB54に格納する囲繞地検索部52と、登記所地図DB55及び地積測量図DB56を検索して必要なデータを囲繞地状態管理DB54に格納する分筆経緯検索部53とを有する。
例えば、登記所地図DB55は、例えば図2に示すような結線テーブルを格納している。図2の結線テーブルには、地番区域(例えばABCD市)と、地番(例えばA乃至Zなど)と、筆界点(点番号1及び2)とが登録されている。このように所定の地番区域内の各地番について、全ての筆界線の両端の筆界点ID(点番号1及び2)が登録されている。
また、登記所地図DB55は、例えば図3に示すような座標値テーブルを格納している。図3の座標値テーブルには、筆界点の点番号と、座標値X1と、座標値Y1とが登録されている。
さらに、登記所地図DB55は、例えば図4に示すような筆属性テーブルを格納している。図4の筆属性テーブルには、地番区域(例えばABCD市)と、地番(A乃至Zなど)と、地目(畑、宅地など)とが登録されている。このように、所定の地番区域内の各地番について、地目などの情報が登録されている。
地積測量図DB56は、例えば図5に示すような結線テーブルを格納している。図5の結線テーブルには、地番区域(例えばABCD市)と、地番(例えばC乃至Zなど)と、地積測量図番号(例えば「あ100」、「い200」など)と、筆界点(点番号1及び2)とが登録されている。このように所定の地番区域内の各地番について、地積測量図番号と、全ての筆界線の両端の筆界点ID(点番号1及び2)とが登録されている。地積測量図DB56には、過去の図についてのデータも保持されている。
また、地積測量図DB56は、例えば図6に示すような座標値テーブルを格納している。図6の座標値テーブルには、筆界点の点番号と、公共座標値Xと、公共座標値Yとが登録されている。
さらに、地積測量図DB56は、例えば図7に示すような属性テーブルを格納している。図7の属性テーブルには、地番区域と、地積測量図番号(例えば「あ100」、「い200」など)と、種別(例えば分筆、合筆など)と、申請に係る元の地番である申請地番(例えばC、Dなど)と、申請日とが登録されている。このように所定の地番区域内において、地積測量図が登録される毎に、地積測量図番号、種別、申請地番及び申請日が登録されている。
囲繞地状態管理DB54は、例えば図8に示すようなデータを格納する。図8の例では、地番区域(例えばABCD市)と、地番と、関連袋地(地番)と、種別(囲繞地又は袋地のいずれか)と、無償の囲繞地通行権の存在を表す通行対象フラグと、囲繞地を通行する際の予想償金とが登録される。なお、予測償金は、対象となる袋地毎に登録される。また、通行対象フラグについても袋地毎に設定されるような場合もある。
なお、以下の説明では、図9(a)乃至(e)に示すような分筆が行われた第1ケースと、図10に示すような分筆の記録が存在しない第2ケースとを説明する。
具体的には、第1ケースでは、図9(a)に示されているような、道Zに囲まれて地番A乃至F(D以外)が存在する2004年1月1日の状態から、図9(b)に示すような、筆Cを筆C及びDに分筆する地積測量図「あ100」が2004年3月1日に提出されたものとする。そうすると、図9(c)に示すような状態に遷移する。さらに、図9(d)に示すような、筆Dを筆D1及びD2に分筆する地積測量図「い200」が2005年10月1日に提出され、図9(e)に示すような状態に遷移したものとする。このような状態遷移に係るデータは、地積測量図DB56に蓄積される。
一方、第2のケースでは、図9(a)乃至(d)についての経緯を表すデータが全く地積測量図DB56に蓄積されておらず、図10に示すように、図9(e)と同じ状態のみ地積測量図DB56から特定されるものとする。
以下、図11乃至図17を用いて事前処理の処理フローを説明する。例えば、登記所の職員は、入力端末3を操作して事前処理の対象となる地番区域の指定を行う。入力端末3は、地番区域の指定を受け付け、囲繞地通行権確認装置5に送信する。囲繞地通行権確認装置5は、入力端末3から地番区域のデータを受信する(図11:ステップS1)。
囲繞地通行権確認装置5の袋地検索部51は、受信した地番区域のデータを基に登記所地図DB55の筆属性テーブル(図4)を検索して道の地番を特定すると共に、結線テーブル(図2)を検索して道の筆界点を特定し、指定の地番区域内の各地番について、当該道の筆界点を共有しない、すなわち道に接しない袋地であるか否かを判断し、判断結果を囲繞地状態管理DB54に登録する(ステップS3)。
図9(e)の例の場合、地番Zが道であり、その筆界点(T1,T2,T3,T9,T10,T11,T12,T8,T5,T4)を含まない筆の地番D1及びD2が特定され、図12に示されているように、囲繞地状態管理DB54においては、地番D1及びD2の種別として、「袋地」が登録される。
次に、囲繞地検索部52は、袋地の筆界点で登記所地図DB55の結線テーブル(図2)を検索して、当該袋地の筆界点を含む筆、すなわち袋地に隣接する筆(囲繞地)を特定し、囲繞地であることを表すデータを囲繞地状態管理DB54に登録する(ステップS5)。図9(e)の例では、地番B,C,E,F,D1及びD2を特定し、袋地以外の筆の地番に対して囲繞地であることを表すデータを登録すると共に、特定された地番に隣接する関連袋地として隣接する袋地の地番を囲繞地状態管理DB54に登録する(ステップS5)。例えば図13に示されているように、囲繞地状態管理DB54においては、地番B,C,E及びFの種別としては、「囲繞地」が登録され、地番B乃至地番Fについて隣接する袋地の地番がそれぞれ関連袋地として登録される。
そして、分筆経緯検索部53は、地積測量図DB56を検索して分筆経緯を辿り、通行権の有無を判断し、囲繞地状態管理DB54に登録する分筆経緯検索処理を実施する(ステップS7)。この分筆経緯検索処理については図14乃至図17を用いて説明する。
まず、分筆経緯検索部53は、囲繞地状態管理DB54において種別が袋地となっている地番を1つ抽出し、地番退避領域に格納する(ステップS11)。例えば、図13のような状態においては、例えば地番D2が選択されたものとし、地番退避領域には地番D2が格納される。なお、複数の袋地が存在する場合には、それぞれにつき図14の処理を行う。
そして、抽出した袋地の地番で地積測量図DB56の結線テーブル(図5)を検索する(ステップS13)。図5の例では、地番D2のレコードが存在しており、そのレコードにおいては、地積測量図番号「い200」が特定できる。
もし、ステップS13でレコードが抽出できない場合には元の処理に戻る(ステップS15:Noルート)。一方、レコードが抽出できた場合には(ステップS15:Yesルート)、該当レコードの地積測量図番号で地積測量図DB56の属性テーブル(図7)を検索し、分筆がなされているか確認する(ステップS17)。図7の例では、地積測量図番号「い200」に対応して種別が「分筆」と登録されているので、「分筆」されていると確認される。
そして、地積測量図番号(例えば「い200」)に対応して地積測量図DB56の属性テーブルにおいて種別が「分筆」と登録されているか判断し(ステップS19)、「分筆」でなければ元の処理に戻る。一方、種別が「分筆」と登録されている場合には、該当レコードの地積測量図番号で地積測量図DB56の結線テーブル(図5)を検索し、抽出袋地以外の該当筆の地番を特定する(ステップS21)。
図5の例では、地積測量図番号「い200」で結線テーブルを検索すると、地番D2以外には地番D1が抽出される。
その後、ステップS21で特定された地番で登記所地図DB55の結線テーブル(図2)を検索し、当該地番の筆界点が道の筆界点を含むか否かを判断することによって、道に接しているか確認する(ステップS23)。地番D1は、図9(e)に示すように、道に接していない。
そして、道に接していない場合には(ステップS25:Noルート)、ステップS21で特定された地番を地番退避領域に追加的に格納する(ステップS27)。地番D1が、地番D2に追加的に地番退避領域に格納される。そして、地積測量図DB56の属性テーブル(図7)をステップS17で特定されている地積測量図番号で検索し、ステップS21で特定された地番の分筆前の地番を「抽出袋地の地番」として抽出する(ステップS29)。地積測量図番号「い200」で図7の属性テーブルを検索すると、申請地番である「D」が特定される。そしてステップS13に戻る。
次に実行するステップS13及びステップS15では地積測量図番号「あ100」が特定され、次に実行するステップS17及びS19では種別「分筆」が特定され、ステップS21では地番Cが特定され、ステップS23及びS25で地番Cが道に接していると確認される。
そこで、ステップS25でステップS21で特定された筆が道に接していると確認された場合には(ステップS25:Yesルート)、囲繞地状態管理DB登録処理を実施する(ステップS31)。この囲繞地状態管理DB登録処理については図15乃至図17を用いて説明する。まず、囲繞地状態管理DB54において、道に接していると判断された筆に対して通行対象フラグをセットする(図15:ステップS41)。すなわち、分筆によって無償の囲繞地通行権が発生しているものとする。上の例では地番Cに対応して通行対象フラグがセットされる。
さらに、道に接していると判断された筆に対して地番退避領域に格納されている地番を関連袋地として、囲繞地状態管理DB54において登録する(ステップS43)。地番Cに対応して、既に関連袋地の地番は登録されているが、ここでは地番D1及びD2を上書き登録する。
また、地番退避領域の地番で登記所地図DB55の結線テーブル(図2)を検索し、道に接する筆に隣接しない筆の地番が地番退避領域の地番に存在するか確認する(ステップS45)。地番退避領域には地番D1及びD2が登録されており、道に接する筆の地番Cの筆界点を共有しない筆の地番が地番D1及びD2の中に存在するか、結線テーブルで確かめる。ここでは地番D2は地番Cに隣接していないので、ステップS45では地番D2が特定される。
そして、存在する場合には、所定の条件を満たすレコードに通行対象フラグを設定する(ステップS47)。所定の条件とは、囲繞地状態管理DB54において、「関連袋地」にステップS45で特定された地番が登録されており且つその「地番」が地番退避領域に格納されている地番のいずれかであるという条件である。地番D2がステップS45で特定されるので、関連地番が「D2」であって地番が「D1」又は「D2」であるレコードは、地番D1のレコードであるから、このレコードにおいて通行対象フラグをセットする。
このような処理を行えば、図16のようなデータが、囲繞地状態管理DB54に登録される。図16に示すように、ステップS41において地番Cに対して通行対象フラグがセットされ、ステップS47では関連袋地がD2を表しているレコードが特定されて地番D1に対して通行対象フラグがセットされる。なお、ステップS43では、地番Cの関連袋地として地番D1及びD2が登録される。
以上のような処理を実施することによって、事前準備が整い、囲繞地状態管理DB54に必要なデータが格納されたことになる。
なお、第1のケースの場合には、図16に示したようなデータが囲繞地状態管理DB54に登録されるが、第2のケースの場合には、図17に示すようなデータが囲繞地状態管理DB54に登録される。第2のケースでは、分筆が確認できないので、無償の囲繞地通行権が存在することを表す通行対象フラグはセットされず、また、地番Cについての関連袋地がD1のみになっている。
[囲繞地通行権地図出力処理]
例えば、登記申請の一種として、特定の袋地の囲繞地通行権に関する囲繞地通行権地図の申請書を受け付けた場合における処理を図18乃至図33を用いて説明する。なお、囲繞地通行権地図自体が新規であり、当該申請書も新規である。
まず本処理を実施する際のシステム概要を図18に示す。ネットワーク1には、登記所に設置される1又は複数の入力端末3と、申請に係るメッセージの振分け処理を実施する受付部31を有する登記情報システム30と、本実施の形態に係る主要な処理を実施する囲繞地通行権確認装置5とが接続されている。
囲繞地通行権確認装置5は、地図情報システム500内に設置されている地積測量図DB56と、登記所地図DB55と、建物図面DB57とにアクセス可能となっている。また、囲繞地通行権確認装置5は、囲繞地内の通行ルートに関するデータを格納する通行可能部図面DB62と、囲繞地状態管理DB54と地積測量図DB56と建物図面DB57とに格納されているデータを用いて通行ルートを抽出し、当該通行ルートに関するデータを通行可能部図面DB62に格納する通行ルート検索部61と、囲繞地内の通行に対する補償金を算出するための各種パラメータを格納する償金算出マスタ63と、償金算出マスタ63と通行可能部図面DB62と囲繞地状態管理DB54と地積測量図DB56と登記所図面DB55とに格納されたデータを用いて補償金の推定額を算出し、囲繞地状態管理DB54に格納する償金算出部64と、囲繞地状態管理DB54と通行可能部図面DB62と登記所地図DB55とに格納されたデータを用いて囲繞地通行権地図のデータを生成し、出力する囲繞地通行権地図出力部65とを有する。
地積測量図DB56と登記所地図DB55とに格納されているデータは、上で述べたとおりである。償金算出マスタ63に格納されるデータの一例を図19に示す。図19の例では、地番区域(例えばABCD市)と、地目(例えば宅地、畑、田、山林など)と、接道状況(例えば接道の長さ)と、単価とが登録されている。このように、地番区域毎、地目毎及び接道状況毎に、単価が登録されている。
また、建物図面DB57に格納されている結線テーブルの一例を図20に示す。図20の結線テーブルには、地番区域(例えばABCD市)と、地番と、家屋番号(例えばK01乃至K03など)と、点番号1及び2とが登録されるようになっている。家屋毎に、その家屋の範囲を画する線分の両端の点番号1及び2が登録されている。
さらに、建物図面DB57に格納されている座標値テーブルの一例を図21に示す。図21の座標値テーブルには、点番号と、座標値X及びYとが登録されている。このように、家屋の範囲を画する線分の両端である点の座標値が登録されている。
また、通行可能部図面DB62に格納されている結線テーブルの一例を図22に示す。図22の結線テーブルには、地番区域(例えばABCD市)と、ルート番号と、点番号1及び2とが登録されるようになっている。通行ルート検索部61によって設定された通行ルート毎に、当該通行ルートの範囲を画する線分の両端点のID(点番号1及び2)が登録される。
通行可能部図面DB62に格納されている座標値テーブルの一例を図23に示す。図23の座標値テーブルには、点番号と、座標値X1及びY1とが登録されている。このように、通行ルートの範囲を画する線分の両端である点の座標値が登録されている。
次に、図18に示したシステムの処理フローを図24乃至図33を用いて説明する。まず、例えば登記所において登記所職員が囲繞地通行権地図申請書を受け付け、入力端子3を操作して囲繞地通行権地図出力に係る地番区域及び地番の入力を行う。入力端末3は、入力された地番区域及び地番を受け付け、当該地番区域及び地番のデータを含む囲繞地通行権地図要求を登記情報システム30の受付部31に送信する。登記情報システム30の受付部31は、入力端末3から囲繞地通行権地図要求を受信すると、地図情報システム500内の囲繞地通行権確認装置5に転送する。囲繞地通行権確認装置5は、登記情報システム30の受付部31から地番区域及び地番のデータを含む囲繞地通行権地図要求を受信する(図24:ステップS51)。
そうすると、通行ルート検索部61は、地番区域内の指定地番を関連袋地として囲繞地状態管理DB54(図16)を検索して該当地番を抽出し、該当地番に対応する図面データを建物図面DB57及び地積測量図DB56から抽出し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS53)。但し、囲繞地状態管理DB54において通行対象フラグがセットされているレコードが存在すれば、そのレコードについての地番のみを取り扱う。
例えばABCD市の地番D2が指定されているとすると、図16に示したような囲繞地状態管理DB54において、図25に示すように、関連袋地がD2であるレコードのうち通行対象フラグがセットされているレコードの地番C及びD1が特定される。そして、地番C及びD1で建物図面DB57の結線テーブル(図20)及び座標値テーブル(図21)並びに地積測量図DB56の結線テーブル(図5)及び座標値テーブル(図6)から筆及び建物の形状並びに位置を特定するための図面データを抽出すると、例えば図26(a)に示されるような地積測量図「あ100」のデータと、地積測量図「い200」のデータと、建物図面「K02」のデータと、建物図面「K03」のデータとが抽出される。
次に、通行ルート検索部61は、ステップS53で抽出した図面データを重畳して合成図面を生成し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS55)。例えば図26(b)に示すような合成図面が生成される。図26(b)の合成図面では、3つの筆C、D1及びD2と、2つの建物K02及びK03とが含まれている。
その後、通行ルート検索部61は、合成図面において通行ルートを探索し、通行ルートについてのデータを通行可能部図面DB62に登録する(ステップS57)。具体的には、指定地番D2とステップS53で特定した筆(囲繞地)C及びD1との共有筆界線T15T16を特定する。さらに、ステップS53で特定した囲繞地C及びD1と道との共有筆界線T5T8を特定する。このように特定した筆界線T15T16から筆界線T5T8までの間に、図27に示すように、所定の長さの辺を有する正方形100を(1)建物図形に重ならないように、(2)正方形同士が重ならないように、(3)可能な限り生成して配置する。
その後、生成した正方形100を、共有筆界線T15T16から道に到達するまでカウントしつつ探索し、カウントが最小となるルートを特定する。なお、複数存在する場合には、ステップS53で特定した囲繞地の筆界線をより多く共有するルートを特定する。例えば、図28に示すように、正方形100をカウントしつつ道までルート探索を行うと、2本のルートR1及びR2が特定される。この際ルートR1及びR2は、共にそのカウントが8であるので、地番C及びD1の筆界線をより多く共有するルートR2を特定する。
一方、建物K03の位置が下にずれている場合には、建物K03の上下に正方形100が配置され、それぞれ筆界線T15T16から道にルート探索が行われる。この場合、建物K03の上からスタートするルートR3についてはカウントが12となり、建物K03の下からスタートするルートR4についてはカウントが8となり、ルートR4が特定される。
このようにして特定された通行ルートに対して識別情報であるルート番号を発番する。そして、当該通行ルートの領域を特定するための線分を特定し、当該線分の両端点の点番号を発番すると共に、各点の座標値を特定して、通行可能部図面DB62に登録する。
例えば通行ルートのルート番号100を特定するための線分のデータ(両端の点番号)が、図22に示すような通行可能部図面DB62の結線テーブルに登録され、線分の両端点の座標が、図23に示すような通行可能部図面DB62の座標値テーブルに登録される。
そして、償金算出部64は、償金算出マスタ63と通行可能部図面DB62と囲繞地状態管理DB54と登記所図面DB55と地積測量図DB56とに格納されているデータを用いて囲繞地を通行するために必要となる補償金の推定額を算出し、囲繞地状態管理DB54に登録する(ステップS59)。具体的には、償金算出部64は、囲繞地状態管理DB54を参照して通行対象フラグがセットされるか確認し、セットされている場合には補償金は0となるので、0を囲繞地状態管理DB54に登録する。第1のケースの場合には、通行対象フラグがセットされているので、囲繞地状態管理DB54には図30のようなデータが登録された状態となる。一方、通行対象フラグがセットされていない場合には、通行可能部図面DB62から該当する通行ルートについての図形データを読み出し、面積を算出し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する。なお、図形が複数の筆に渡る場合には、筆毎に面積を算出する。さらに、ステップS53で特定された囲繞地の地番について、登記所地図DB55の筆属性テーブル(図4)を検索し、その地目を特定する。ここでは共に宅地と特定される。また、地積測量図DB56の結線テーブル(図5)を検索して、囲繞地が道と共有する筆界点が存在するか判断し、道と共有する筆界点が存在する場合には、道と共有する筆界点の公共座標値を地積測量図DB56の座標値テーブル(図6)から抽出し、接道長を算出し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する。
このようにして特定された地目及び接道長で償金算出マスタ63を検索し、補償金の単価を抽出し、当該単価×算出された通行ルート図形の面積にて予測補償金を算出し、メインメモリに格納する。例えば、地番D1については接道していないので、図19の償金算出マスタ63の場合には500円/m2(第1行目)となり、地番Cについては2m以上5m未満の接道であるため、図19の償金算出マスタ63の場合には3000円/m2(第3行目)となる。このように筆毎に面積×単価を算出することによって、予測補償金が算出される。算出された予測補償金の金額を、囲繞地状態管理DB54に登録する。例えば、図31に示されているように、地番D2を関連袋地として含む各地番について、予想償金の列に予測補償金の金額が登録される。すなわち、予測償金の列には、地番D2についての予測補償金の金額が登録される。なお、関連袋地が存在しても、何らかの理由で通行ルートが設定できなければ、金額は登録されない。
ステップS59の処理が完了すると、囲繞地通行権地図出力部65は、囲繞地状態管理DB54、登記所地図DB55及び通行可能部図面DB62から指定地番に関連するデータ(予測補償金の金額、指定地番を含む地番区域における図形データ、指定地番に関連する通行ルートの図形データ)を抽出して地図データを生成し、当該地図データを印刷出力する又は地図データをネットワーク1を介して入力端末3に送信する(ステップS61)。入力端末3は、囲繞地通行権確認装置5から地図データを受信し、表示装置に表示する。
例えば第1のケースの場合には、図30に示すような囲繞地状態管理DB54のデータに従って、例えば図32に示す囲繞地通行権地図が生成される。すなわち、無償の囲繞地通行権が存在するため、地番D2が指定されている場合には、地番C及び地番D1を通過する通行ルート110が設定され、地番C及び地番D1の筆上に表される。通行ルート110には、予測補償金が0なので、金額が表示されていない。但し、0円表示を行っても良い。
一方、第2のケースの場合には、図31に示すような囲繞地状態管理DB54のデータに従って、例えば図33に示す囲繞地通行権地図が生成される。すなわち、無償の囲繞地通行権が存在しないため、地番D2が指定されている場合には、地番Eの筆を通過する通行ルート123と、地番Fの筆を通過する通行ルート122とが設定され、それぞれの地番の筆上に表される。なお、図31からすると、地番Bの筆を通過するようなルートも設定され得るが、地番Bの筆上に立てられている建物131によって通行ルートが確保できなかったため、ここでは設定がない。また、地番D1及び地番Bの筆を通過するルートも設定されうるが、ここでは建物などによって通行ルートが確保できなかったものとする。
このようにすれば、囲繞地通行権地図の申請を行ったユーザは、どのような通行ルートが可能であり、必要な場合にはどの程度の補償金が発生し得るのかを確認することができるようになる。
なお、上で述べた例では地番D2が指定された場合を表しているが、地番D1が指定されると、第1のケースでは地番Cの筆を通過する通行ルートが表され、予測補償金の金額は0円となる。また、第2のケースでは地番Cの筆を通過する通行ルート、地番Fの筆を通過する通行ルート、地番D2及び地番Bの筆を通過する通行ルート、地番Bの筆を通過する通行ルートが表される。
[警告出力処理]
次に、何らかの登記申請がなされた場合に、登記対象筆が囲繞地であれば、登記申請者等に警告を行うための処理について説明する。
まず本処理を実施する際のシステム概要を図34に示す。ネットワーク1には、登記所に設置される1又は複数の入力端末3と、申請に係るメッセージの振分け処理を実施する受付部31を有する登記情報システム30と、本実施の形態に係る主要な処理を実施する囲繞地通行権確認装置5とが接続されている。
囲繞地通行権確認装置5は、地図情報システム500内に設置されている地積測量図DB56と、建物図面DB57と、登記所地図DB55とにアクセス可能となっている。また、囲繞地通行権確認装置5は、上でも述べた囲繞地状態管理DB54と、囲繞地状態管理DB54のデータを用いて必要な場合に警告メッセージを生成する警告メッセージ生成部71と、囲繞地内の通行ルートに関する図面データを格納する通行可能部図面DB62と、囲繞地状態管理DB54と地積測量図DB56と建物図面DB57とに格納されているデータを用いて通行ルートを抽出し、当該通行ルートに関するデータを通行可能部図面DB62に格納する通行ルート検索部61と、囲繞地内の通行に対する補償金を算出するための各種パラメータを格納する償金算出マスタ63と、登記所地図DB55と地積測量図DB56と償金算出マスタ63と通行可能部図面DB62と囲繞地状態管理DB54とに格納されたデータを用いて補償金の推定額を算出し、囲繞地状態管理DB54に格納する償金算出部64とを有する。
次に、図35乃至図37を用いて図34に示したシステムの処理フローについて説明する。まず、何らかの登記申請がなされて、登記所の職員が、入力端末3を用いて登記申請の対象地番を含む登記申請の入力を行う。入力端末3は、登記申請の対象地番を含む登記申請の入力を受け付け、当該対象地番を含む登記申請のデータを登記情報システム30に送信する。登記情報システム30の受付部31は、対象地番を含む登記申請のデータを入力端末3から受信すると、当該登記申請の通常処理を行う処理部(図示せず)に当該登記申請のデータを転送すると共に、対象地番のデータを囲繞地通行権確認装置5にも転送する。囲繞地通行権確認装置5の警告メッセージ生成部71は、登記情報システム30から対象地番のデータを受信する(ステップS71)。ここでは、例えば地番Eの筆について登記申請があったものとする。
そうすると、警告メッセージ生成部71は、囲繞地状態管理DB54を対象地番(例えば地番E)で検索して、該当レコードを抽出する(ステップS73)。そして、当該対象地番のレコードにおいて関連袋地が登録されているか確認する(ステップS75)。関連袋地が存在しない場合には、通行ルートが設定されることはなく補償金は発生しないので処理を終了する。すなわち、登記所職員などには何らの通知はなされない。一方、関連袋地が存在する場合には、基本的には図24のステップS53乃至S59を実施して、対象地番の関連袋地についての予測補償金の金額を算出し、囲繞地状態管理DB54に登録する。具体的には、通行ルート検索部61は、該当レコードにおける該当関連袋地を関連袋地とする他のレコードを囲繞地状態管理DB54から抽出する(ステップS76)。なお、通行対象フラグがセットされている場合には、通行対象フラグがセットされているレコードのみを抽出する。そして、抽出レコードの地番に対応する図面データを建物図面DB57及び地積測量図DB56から抽出する(ステップS78)。さらに、通行ルート検索部61は、抽出した図面データを重畳して合成図面を生成し(ステップS79)、合成図面において通行ルートを探索し、通行ルートについての図形データを通行可能部図面DB62に登録する(ステップS81)。なお、通行ルートは、道までの囲繞地等の組み合わせ毎に最適な通行ルートを選択するため、道までの囲繞地等の組み合わせ毎に1つ通行ルートが特定されるが、当該組み合わせが複数あれば、複数の通行ルートが特定される。
次に、償金算出部64は、囲繞地状態管理DB54を検索して、ステップS76で抽出されたレコードに通行対象フラグがセットされているか確認する(ステップS83)。通行対象フラグがセットされていれば、予測補償金の金額は自動的に0円となるので、該当地番に対応して「0」を賞金額として囲繞地状態管理DB54に登録する(ステップS87)。但し、デフォルトが0円である場合には何も登録しない。一方、通行対象フラグがセットされていなければ、通行可能部図面DB62から該当する通行ルート(ステップS81で発番したルート番号から特定)についての図形データを読み出し、面積を算出し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する。なお、図形が複数の筆に渡る場合には、筆毎に面積を算出する。さらに、該当地番について、登記所地図DB55の筆属性テーブル(図4)を検索し、その地目を特定する。また、地積測量図DB56の結線テーブル(図5)を検索して、該当地番が道と共有する筆界点が存在するか判断し、道と共有する筆界点が存在する場合には、道と共有する筆界点の公共座標値を地積測量図DB56の座標値テーブル(図6)から抽出し、接道長を算出し、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する。
このようにして特定された地目及び接道長で償金算出マスタ63を検索し、補償金の単価を抽出し、当該単価×算出された通行ルート図形の面積にて予測補償金を算出し、囲繞地状態管理DB54に登録する(ステップS85)。
ステップS76乃至ステップS85についてはステップS73で特定された関連袋地毎に実施される。
そして、ここまで処理が完了すると、警告メッセージ生成部71は、囲繞地状態管理DB54から、ステップS76で抽出されたレコードにおける予測補償金を読み出して、警告メッセージを生成し、印刷出力するか又は入力端末3に出力する(ステップS89)。なお、通行対象フラグがセットされている場合には、通行対象フラグがセットされているレコードの関連袋地の地番及び0円を含む警告メッセージを生成する。一方、通行対象フラグがセットされていない場合には、ステップS76で抽出されたレコードについての地番及び予測補償金を含む警告メッセージを生成する。入力端末3は、囲繞地通行権確認装置5から警告メッセージのデータを受信し、表示装置に表示する。
警告メッセージを入力端末3に送信して表示させる場合には、例えば図36に示されるような警告メッセージが生成される。この例では第2のケースを前提としており、地番Eが登記申請の対象地番であるため、囲繞地であるが地番Eよりも予測補償金の金額が少ない通行ルートが存在するため、通行権対象となる可能性は少ないが存在することを示すメッセージが表示されている。
また、より詳細な警告メッセージの例を図37に示す。この例では、対象土地であるABCD市の地番E、予測償金(予測補償金)である10万円/月、予測補償金が算出されている他の地番F及びその予測補償金の金額(1万円/月)が示されている。
このようにすれば、登記申請の対象地番が囲繞地である場合には、通行権対象となるか否か、その可能性について知ることができるようになる。土地の売買の前に謄本の閲覧などを行う際に、このような囲繞地通行権についての情報を得ることができれば、土地の売買などの有効な判断材料となる。
以上本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上で述べたシステム概要における機能ブロックは、必ずしも実際のプログラムモジュールに対応するものではない。
また、図36及び図37に示すような出力例は一例であって、様々な出力形態が可能である。
さらに、システム構成自体は任意であって、上で述べたようなクライアントサーバ方式ではなく、スタンドアロン構成や二重化構成など様々なシステム構成が可能である。
さらに、囲繞地通行権確認装置5、登記情報システム30及び入力端末3は、図38のようなコンピュータ装置であって、メモリ2501(記憶装置)とCPU2503(処理装置)とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施の形態における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本発明の実施の形態では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
(付記1)
処理装置と地積測量図の登記履歴が登録されている地積測量図データベースと特定の地域における各筆の範囲を特定するためのデータを保持する登記所地図データベースと袋地、囲繞地及び囲繞地通行権に関するデータを格納する囲繞地状態管理データベースとを有するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
前記処理装置により、前記登記所地図データベースに格納されているデータを用いて、前記特定の地域における袋地を特定するステップと、
前記処理装置により、前記地積測量図データベースに格納されている、特定された前記袋地が生じた経緯と、前記登記所地図データベースから特定される接道状況とから、特定された前記袋地について他の筆に無償の囲繞地通行権が存在するか判断する判断ステップと、
特定された前記袋地について他の筆に無償の囲繞地通行権が存在すると判断された場合には、前記処理装置により、当該無償の囲繞地通行権に関するデータを前記囲繞地状態管理データベースに格納する登録ステップと、
を含む情報処理方法。
(付記2)
前記判断ステップが、
前記処理装置により、前記地積測量図データベースに格納されているデータを用いて、特定された前記袋地に関連する地積測量図の有無を確認するステップと、
前記袋地に関連する地積測量図が存在する場合には、前記処理装置により前記地積測量図データベースに格納されているデータを用いて、前記地積測量図が分筆に係るものであるか確認するステップと、
前記地積測量図が分筆に係るものである場合には、前記処理装置により前記登記所地図データベースに格納されているデータを用いて、特定された前記袋地以外の分筆に係る筆が道に接するか確認するステップと、
特定された前記袋地以外の分筆に係る筆が道に接する場合には、前記処理装置により、特定された前記袋地以外の分筆に係る筆に無償の囲繞地通行権が存在すると判断するステップと、
を含む付記1記載の情報処理方法。
(付記3)
前記登録ステップが、
特定された前記袋地以外の分筆に係る筆に無償の囲繞地通行権が存在すると判断された場合、前記処理装置により、特定された前記袋地以外の分筆に係る筆に対応して無償の囲繞地通行権の存在を表すデータを、前記囲繞地状態管理データベースに登録するステップ
を含む付記2記載の情報処理方法。
(付記4)
前記判断ステップが、
特定された前記袋地以外の分筆に係る筆が道に接していない場合には、前記処理装置により前記地積測量図データベースに格納されているデータを用いて分筆前の地番を特定し、当該分筆前の地番に対して、特定された前記袋地に代わって前記判断ステップを実施する繰り返しステップ
をさらに含む付記2記載の情報処理方法。
(付記5)
前記判断ステップが、
前記地積測量図の履歴を遡って道に接する筆に到達した場合には、前記処理装置により、特定された前記袋地を関連袋地として、特定された前記袋地の囲繞地ではない前記道に接するまでの経路上の筆に対応して前記囲繞地状態管理データベースに登録するステップ
をさらに含む付記4記載の情報処理方法。
(付記6)
前記コンピュータが、前記特定の地域における各筆の建物の範囲を特定するためのデータを保持する建物図面データベースと通行ルートの図形に関するデータを格納する通行ルートデータ格納部とをさらに有し、
前記処理装置により、前記地積測量図データベース及び前記建物図面データベースから、前記特定の地域の特定の袋地に関連する筆の地積測量図及び建物図面のデータを抽出する抽出ステップと、
前記処理装置により、抽出された前記地積測量図及び建物図面から、所定のルールに従って、前記特定の袋地から道までの通行ルートを探索し、当該通行ルートの図形に関するデータを前記通行ルートデータ格納部に格納する探索ステップと、
をさらに含む付記1乃至5記載の情報処理方法。
(付記7)
前記特定の袋地に関連する筆が、前記無償の囲繞地通行権が存在すると判断された筆又は前記特定の袋地の囲繞地である付記6記載の情報処理方法。
(付記8)
前記コンピュータが、所定のケースに対応する補償金算出単価を保持する償金算出データ格納部をさらに有し、
前記特定の袋地に関連する筆が前記無償の囲繞権通行権が存在すると判断された筆でない場合には、前記処理装置により、前記通行ルートデータ格納部に格納されているデータを用いて、前記通行ルートが通る筆毎に面積を算出する面積算出ステップと、
前記処理装置により、前記償金算出データ格納部から前記通行ルートが通る筆に対応する補償金算出単価を抽出し、前記通行ルートが通る筆毎に前記面積と前記補償金算出単価とから予測補償金を算出し、前記囲繞権状態管理データベースに登録する登録ステップと、
をさらに含む付記6の情報処理方法。
(付記9)
前記処理装置により、前記囲繞地状態管理データベースを検索して、前記特定の地域における特定の地番が囲繞地に該当するか判断するステップと、
前記特定の地番が囲繞地に該当すると判断された場合には、前記処理装置により、前記囲繞地状態管理データベースを検索して、前記特定の地番が関連する同一袋地に関連する地番を関連地番として特定するステップと、
前記処理装置により、前記関連地番を、前記特定の袋地に関連する筆の地番として前記抽出ステップ、前記探索ステップ、前記面積算出ステップ及び前記登録ステップを実行するステップと、
をさらに含む付記8記載の情報処理方法。
(付記10)
前記処理装置により前記囲繞地状態管理データベースを格納されたデータを用いて、前記特定の地番を含む登記申請に対する警告データを生成し、出力するステップ
をさらに含む付記9記載の情報処理方法。
(付記11)
前記処理装置により前記囲繞地状態管理データベースと前記登記所地図データベース又は前記地積測量図データベースと前記通行ルートデータ格納部に格納されているデータを用いて、前記特定の袋地に関連する筆の図形及び前記通行ルートの図形と前記予測補償金のデータとを含む地図データを生成し、出力するステップ
をさらに含む付記8記載の情報処理方法。
(付記12)
処理装置と地積測量図の登記履歴が登録されている地積測量図データベースと袋地及び囲繞地に関するデータを格納する囲繞地状態管理データベースと前記特定の地域における各筆の建物の範囲を特定するためのデータを保持する建物図面データベースと通行ルートの図形に関するデータを格納する通行ルートデータ格納部とを有するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
前記処理装置により、前記囲繞地状態管理データベースを用いて、前記特定の地域における特定の袋地に関連する筆を特定するステップと、
前記処理装置により、前記地積測量図データベース及び前記建物図面データベースから、特定された前記筆の地積測量図及び建物図面のデータを抽出するステップと、
前記処理装置により、抽出された前記地積測量図及び建物図面から、所定のルールに従って、前記特定の袋地から道までの通行ルートを探索し、当該通行ルートの図形に関するデータを前記通行ルートデータ格納部に格納するステップと、
を含む情報処理方法。
(付記13)
前記コンピュータが、囲繞地についての補償金算出単価を保持する償金算出データ格納部をさらに有し、
前記特定の袋地に関連する筆に無償の囲繞権通行権が存在しない場合には、前記処理装置により、前記通行ルートデータ格納部に格納されているデータを用いて、前記通行ルートが通る筆毎に面積を算出する面積算出ステップと、
前記処理装置により、前記償金算出データ格納部から前記通行ルートが通る筆に対応する補償金算出単価を抽出し、前記通行ルートが通る筆毎に前記面積と前記補償金算出単価とから予測補償金を算出し、前記囲繞権状態管理データベースに登録する登録ステップと、
をさらに含む付記12の情報処理方法。
(付記14)
処理装置と地積測量図の登記履歴が登録されている地積測量図データベースと袋地、囲繞地及び囲繞地通行権に関するデータを格納する囲繞地状態管理データベースと前記特定の地域における各筆の建物の範囲を特定するためのデータを保持する建物図面データベースと通行ルートの図形に関するデータを格納する通行ルートデータ格納部と所定のケースに対応する補償金算出単価を保持する償金算出データ格納部とを有するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
前記処理装置により、前記囲繞地状態管理データベースを検索して、前記特定の地域における特定の地番が囲繞地に該当するか判断するステップと、
前記特定の地番が囲繞地に該当すると判断された場合には、前記処理装置により、前記囲繞地状態管理データベースを検索して、前記特定の地番が関連する同一袋地に関連する地番を関連地番として特定するステップと、
前記処理装置により、前記地積測量図データベース及び前記建物図面データベースから、前記関連地番の筆の地積測量図及び建物図面のデータを抽出する抽出ステップと、
前記処理装置により、抽出された前記地積測量図及び建物図面から、所定のルールに従って、前記特定の袋地から道までの通行ルートを探索し、当該通行ルートの図形に関するデータを前記通行ルートデータ格納部に格納する探索ステップと、
前記関連地番の筆に無償の囲繞権通行権が存在しない場合には、前記処理装置により、前記通行ルートデータ格納部に格納されているデータを用いて、前記通行ルートが通る筆毎に面積を算出する面積算出ステップと、
前記処理装置により、前記償金算出データ格納部から前記通行ルートが通る筆に対応する補償金算出単価を抽出し、前記通行ルートが通る筆毎に前記面積と前記補償金算出単価とから予測補償金を算出し、前記囲繞権状態管理データベースに登録する登録ステップと、
前記処理装置により前記囲繞地状態管理データベースを格納されたデータを用いて、前記特定の地番を含む登記申請に対する警告データを生成し、出力するステップと、
を含む情報処理方法。
(付記15)
付記1乃至14記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記16)
地積測量図の登記履歴が登録されている地積測量図データベースと、
特定の地域における各筆の範囲を特定するためのデータを保持する登記所地図データベースと、
袋地、囲繞地及び囲繞地通行権に関するデータを格納する囲繞地状態管理データベースと、
前記登記所地図データベースに格納されているデータを用いて、前記特定の地域における袋地を特定する手段と、
前記地積測量図データベースに格納されている、特定された前記袋地が生じた経緯と、前記登記所地図データベースから特定される接道状況とから、特定された前記袋地について他の筆に無償の囲繞地通行権が存在するか判断する判断手段と、
特定された前記袋地について他の筆に無償の囲繞地通行権が存在すると判断された場合には、当該無償の囲繞地通行権に関するデータを前記囲繞地状態管理データベースに格納する登録手段と、
を有する情報処理装置。
(付記17)
地積測量図の登記履歴が登録されている地積測量図データベースと、
袋地、囲繞地及び囲繞地通行権に関するデータを格納する囲繞地状態管理データベースと、
前記特定の地域における各筆の建物の範囲を特定するためのデータを保持する建物図面データベースと、
通行ルートの図形に関するデータを格納する通行ルートデータ格納部と、
前記囲繞地状態管理データベースを用いて、前記特定の地域における特定の袋地に関連する筆を特定する手段と、
前記地積測量図データベース及び前記建物図面データベースから、特定された前記筆の地積測量図及び建物図面のデータを抽出する手段と、
抽出された前記地積測量図及び建物図面から、所定のルールに従って、前記特定の袋地から道までの通行ルートを探索し、当該通行ルートの図形に関するデータを前記通行ルートデータ格納部に格納する手段と、
を有する情報処理装置。
(付記18)
地積測量図の登記履歴が登録されている地積測量図データベースと、
袋地、囲繞地及び囲繞地通行権に関するデータを格納する囲繞地状態管理データベースと、
前記特定の地域における各筆の建物の範囲を特定するためのデータを保持する建物図面データベースと、
通行ルートの図形に関するデータを格納する通行ルートデータ格納部と、
所定のケースに対応する補償金算出単価を保持する償金算出データ格納部と、
前記囲繞地状態管理データベースを検索して、前記特定の地域における特定の地番が囲繞地に該当するか判断する手段と、
前記特定の地番が囲繞地に該当すると判断された場合には、前記囲繞地状態管理データベースを検索して、前記特定の地番が関連する同一袋地に関連する地番を関連地番として特定する手段と、
前記地積測量図データベース及び前記建物図面データベースから、前記関連地番の筆の地積測量図及び建物図面のデータを抽出する抽出手段と、
抽出された前記地積測量図及び建物図面から、所定のルールに従って、前記特定の袋地から道までの通行ルートを探索し、当該通行ルートの図形に関するデータを前記通行ルートデータ格納部に格納する探索手段と、
前記関連地番の筆に無償の囲繞権通行権が存在しない場合には、前記通行ルートデータ格納部に格納されているデータを用いて、前記通行ルートが通る筆毎に面積を算出する面積算出手段と、
前記償金算出データ格納部から前記通行ルートが通る筆に対応する補償金算出単価を抽出し、前記通行ルートが通る筆毎に前記面積と前記補償金算出単価とから予測補償金を算出し、前記囲繞権状態管理データベースに登録する登録手段と、
前記囲繞地状態管理データベースに格納されたデータを用いて、前記特定の地番を含む登記申請に対する警告データを生成し、出力する手段と、
を有する情報処理装置。
事前処理におけるシステム概要を説明するための図である。 登記所地図DBの結線テーブルの一例を示す図である。 登記所地図DBの座標値テーブルの一例を示す図である。 登記所地図DBの筆属性テーブルの一例を示す図である。 地積測量図DBの結線テーブルの一例を示す図である。 地積測量図DBの座標値テーブルの一例を示す図である。 地積測量図DBの属性テーブルの一例を示す図である。 囲繞地状態管理DBに格納されるデータの一例を示す図である。 (a)乃至(e)は、分筆の経緯を表す第1のケースを説明するための図である。 分筆が記録されていない第2のケースを説明するための図である。 事前処理の処理フローを示す図である。 事前処理の第1段階において囲繞地状態管理DB54に格納されるデータの一例を示す図である。 事前処理の第2段階において囲繞地状態管理DB54に格納されるデータの一例を示す図である。 分筆経緯検索処理の処理フローを示す図である。 囲繞地状態管理DB登録処理の処理フローを示す図である。 第1ケースの囲繞地状態管理DB54に格納されるデータの一例を示す図である。 第2ケースの囲繞地状態管理DB54に格納されるデータの一例を示す図である。 囲繞地通行権地図申請を処理するためのシステムの概要を示す図である。 償金算出マスタに格納されるデータの一例を示す図である。 建物図面DBの結線テーブルの一例を示す図である。 建物図面DBの座標値テーブルの一例を示す図である。 通行可能部図面DBの結線テーブルの一例を示す図である。 通行可能部図面DBの座標値テーブルの一例を示す図である。 囲繞地通行権地図申請の処理フローを示す図である。 囲繞地状態管理DBに対する処理を説明するための図である。 (a)及び(b)は、図形データの重畳処理を説明するための図である。 通行ルート決定のための処理を説明するための図である。 通行ルート決定のための処理を説明するための図である。 通行ルート決定のための処理を説明するための図である。 第1のケースの囲繞地状態管理DBに登録されるデータを示す図である。 第2のケースの囲繞地状態管理DBに登録されるデータを示す図である。 第1のケースの囲繞地通行権地図の一例を示す図である。 第2のケースの囲繞地通行権地図の一例を示す図である。 登記申請に係る筆が囲繞地である場合に警告メッセージを出力するためのシステムの概要を示す図である。 登記申請に係る筆が囲繞地である場合に警告メッセージを出力するための処理フローを示す図である。 警告メッセージの一例を示す図である。 警告メッセージの他の例を示す図である。 コンピュータの機能ブロック図である。
符号の説明
1 ネットワーク
3 入力端末
5 囲繞地通行権確認装置
30 登記情報システム
31 受付部
51 袋地検索部
52 囲繞地検索部
53 分筆経緯検索部
54 囲繞地状態管理DB
55 登記所地図DB
56 地積測量図DB
57 建物図面DB
61 通行ルート検索部
62 通行可能部図面DB
63 償金算出マスタ
64 償金算出部
65 囲繞地通行権地図出力部
71 警告メッセージ生成部
500 地図情報システム

Claims (2)

  1. 処理装置と地積測量図の登記履歴が登録されている地積測量図データベースと特定の地域における各筆の範囲を特定するためのデータを保持する登記所地図データベースと袋地、囲繞地及び囲繞地通行権に関するデータを格納する囲繞地状態管理データベースと、前記特定の地域における各筆の建物の範囲を特定するためのデータを保持する建物図面データベースと、通行ルートの図形に関するデータを格納する通行ルートデータ格納部と、所定のケースに対応する補償金算出単価を保持する償金算出データ格納部とを有するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    前記処理装置により、前記登記所地図データベースに格納されているデータを用いて、前記特定の地域における袋地を特定するステップと、
    前記処理装置により、前記地積測量図データベースに格納されているデータを用いて、特定された前記袋地に関連する地積測量図の有無を確認するステップと、
    前記袋地に関連する地積測量図が存在する場合には、前記処理装置により前記地積測量図データベースに格納されているデータを用いて、前記地積測量図が分筆に係るものであるか確認するステップと、
    前記地積測量図が分筆に係るものである場合には、前記処理装置により前記登記所地図データベースに格納されているデータを用いて、特定された前記袋地以外の分筆に係る筆が道に接するか確認するステップと、
    特定された前記袋地以外の分筆に係る筆が道に接する場合には、前記処理装置により、特定された前記袋地以外の分筆に係る筆に無償の囲繞地通行権が存在すると判断するステップと、
    特定された前記袋地について他の筆に無償の囲繞地通行権が存在すると判断された場合には、前記処理装置により、当該無償の囲繞地通行権に関するデータを前記囲繞地状態管理データベースに格納する登録ステップと、
    前記処理装置により、前記地積測量図データベース及び前記建物図面データベースから、前記特定の地域の特定の袋地に関連する筆の地積測量図及び建物図面のデータを抽出する抽出ステップと、
    前記処理装置により、抽出された前記地積測量図及び建物図面から、所定のルールに従って、前記特定の袋地から道までの通行ルートを探索し、当該通行ルートの図形に関するデータを前記通行ルートデータ格納部に格納する探索ステップと、
    前記特定の袋地に関連する筆が前記無償の囲繞権通行権が存在すると判断された筆でない場合には、前記処理装置により、前記通行ルートデータ格納部に格納されているデータを用いて、前記通行ルートが通る筆毎に面積を算出する面積算出ステップと、
    前記処理装置により、前記償金算出データ格納部から前記通行ルートが通る筆に対応する補償金算出単価を抽出し、前記通行ルートが通る筆毎に前記面積と前記補償金算出単価とから予測補償金を算出し、前記囲繞権状態管理データベースに登録するステップと、
    前記処理装置により、前記囲繞地状態管理データベースと前記登記所地図データベース又は前記地積測量図データベースと前記通行ルートデータ格納部に格納されているデータを用いて、前記特定の袋地に関連する筆の図形及び前記通行ルートの図形と前記予測補償金のデータとを含む地図データを生成し、出力するステップと
    を含む情報処理方法。
  2. 地積測量図の登記履歴が登録されている地積測量図データベースと、
    特定の地域における各筆の範囲を特定するためのデータを保持する登記所地図データベースと、
    袋地、囲繞地及び囲繞地通行権に関するデータを格納する囲繞地状態管理データベースと、
    前記特定の地域における各筆の建物の範囲を特定するためのデータを保持する建物図面データベースと、
    通行ルートの図形に関するデータを格納する通行ルートデータ格納部と、
    所定のケースに対応する補償金算出単価を保持する償金算出データ格納部と、
    前記登記所地図データベースに格納されているデータを用いて、前記特定の地域における袋地を特定する手段と、
    前記地積測量図データベースに格納されているデータを用いて、特定された前記袋地に関連する地積測量図の有無を確認し、前記袋地に関連する地積測量図が存在する場合には、前記処理装置により前記地積測量図データベースに格納されているデータを用いて、前記地積測量図が分筆に係るものであるか確認し、前記地積測量図が分筆に係るものである場合には、前記処理装置により前記登記所地図データベースに格納されているデータを用いて、特定された前記袋地以外の分筆に係る筆が道に接するか確認し、特定された前記袋地以外の分筆に係る筆が道に接する場合には、特定された前記袋地以外の分筆に係る筆に無償の囲繞地通行権が存在すると判断する手段と、
    特定された前記袋地について他の筆に無償の囲繞地通行権が存在すると判断された場合には、当該無償の囲繞地通行権に関するデータを前記囲繞地状態管理データベースに格納する登録手段と、
    前記地積測量図データベース及び前記建物図面データベースから、前記特定の地域の特定の袋地に関連する筆の地積測量図及び建物図面のデータを抽出する抽出手段と、
    抽出された前記地積測量図及び建物図面から、所定のルールに従って、前記特定の袋地から道までの通行ルートを探索し、当該通行ルートの図形に関するデータを前記通行ルートデータ格納部に格納する探索手段と、
    前記特定の袋地に関連する筆が前記無償の囲繞権通行権が存在すると判断された筆でない場合には、前記通行ルートデータ格納部に格納されているデータを用いて、前記通行ルートが通る筆毎に面積を算出する面積算出手段と、
    前記償金算出データ格納部から前記通行ルートが通る筆に対応する補償金算出単価を抽出し、前記通行ルートが通る筆毎に前記面積と前記補償金算出単価とから予測補償金を算出し、前記囲繞権状態管理データベースに登録する手段と、
    前記囲繞地状態管理データベースと前記登記所地図データベース又は前記地積測量図データベースと前記通行ルートデータ格納部に格納されているデータを用いて、前記特定の袋地に関連する筆の図形及び前記通行ルートの図形と前記予測補償金のデータとを含む地図データを生成し、出力する手段と
    を有する情報処理装置。
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