JP4698794B2 - ベッドの床板長の調節機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は標準体長からはずれた要介護者等の体長に合わせて最適な姿勢を維持し得るように調節することができるベッドの床板長の調節機構に係り、特に、ベッドの全体の床板長のみならず、部分的な床板長の調節、例えば大腿を支える床板部材の長さを調節して大腿、下腿の浮きや圧迫を少なくするベッドの床板長の調節機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、介護制度の施行に伴い、介護を要する者、あるいは随時介護を要する者等、多くの人々が介護用ベッドを利用する機会が多くなった。
【0003】
しかし、利用する要介護者の身体の大きさは多様であり、特に体長については大きな差異がある。したがって、標準寸法の介護者ベッドではそれに合った標準体長の者しか最適な姿勢を維持することができず、標準体長をはずれた要介護者、特に標準体長よりも大きな要介護者にとっては快適な姿勢を維持することができない。
【0004】
ベッドのフレームや床板等の長さを調節し得るベッドは従来存在せず、したがって、従来では、ベッドを大きめにつくるか、あるいは利用者の体長に合わせてベッドを用意する等の手段をとらざるを得なかった。
【0005】
【発明が解決すべき課題】
そこで、本発明の目的は標準体長からはずれた要介護者等の体長に合わせて最適な姿勢を維持し得るように調節することができ、特に、ベッドの全体の床板長のみならず、部分的な床板長の調節、例えば、大腿を支える床板部材の長さを調節して大腿、下腿の浮きや圧迫を少なくし得、上述の公知技術に存する欠点を改良したベッドの床板長の調節機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明によれば、床板部材が複数個並列してなる床板をフレーム上に載置したベッドにおいて、二本のアームのそれぞれの一端が互いに揺動自在にピン止めされたヒンジを用い、それぞれのアームを互いに隣接するフレームと連結して互いに隣接する床板部材間をヒンジを介して任意の間隔にあけて連結し、床板長を自由に調節するようにしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の態様】
以下、本発明を添付図面を用いて詳述する。
【0008】
図1は本発明にかかるベッドの床板長の調節機構の使用状態を表した平面図である。図2は本発明にかかる調節機構をベッドから外した状態の平面図である。図3は本発明にかかる調節機構をベッドに装着した状態の平面図である。図4はベッドの床板長の長さ調整を行ったときの側面図であって、(a)は床板部材間を広い幅に開けて床板長を長く調節したときの側面図、(b)は中間幅に開けて床板長を中間長に調節したときの側面図、(c)は狭い幅にして床板長を短く調節したときの側面図である。図5はベッドの床板部材間を変則的に開けて床板長を長く調節したときの側面図であって、(a)は左側のみを拡げて床板長を長く調節したときの側面図であり、(b)は右側のみを拡げて床板長を長く調節したときの側面図である。図6は本発明にかかる他のベッドの具体例を表した斜視図である。
【0009】
図1において、Aはベッドであって、床板部材1、1・・・1を対向するフレーム3、3間に複数個並列して嵌め込み床板2を形成する。この床板2をベッドの横方向のフレーム3a上に載置してベッドAを構成する。
【0010】
図1〜図5において、4はヒンジであって、これは二本のアーム5、5のそれぞれの一端を互いに揺動自在にピン6で止めることにより形成される。得られた揺動自在なアーム5、5はそれぞれ互いに隣接するフレーム3、3と任意な個所で連結され、これにより互いに隣接する床板部材1、1間をヒンジ4を介して任意の間隔にあけて連結する。
【0011】
互いに隣接するフレーム3、3にはそれぞれ複数個のボルト穴7、7・・・7、本図面では3個のボルト穴7、7、7が所望の間隔をあけて穿設される。さらに、二本のアーム5、5にはそれぞれ少なくとも1個のボルト穴8、8、本図面ではそれぞれ1個のボルト穴8が穿設される。
【0012】
そして、フレーム3の任意の穴7、7、7と、アーム5の穴8とを合わせてボルト9を通し、ボルト締めすることによりフレーム3およびアーム5は任意の間隔にあけて連結される。ボルト9としてはちょうボルト、ノップボルト等が用いられる。
【0013】
例えば、図1および図3に示されるように、フレーム3の中間に位置するボルド穴7と、アーム5のボルト穴8をボルト9により締めつければ、中間の長さで床板2が伸長される。
【0014】
この伸長幅を明確に示したのが図4(a)、(b)、(c)である。図4(a)はフレーム3の先端側のボルト穴7とアーム5の穴8を合わせ、ボルト9で締めつけることにより、床板部材1、1間の幅を大きくとり、床板2を長く伸長した例である。図4(b)はフレーム3の中間に位置するボルト穴7とアーム5の穴8を合わせ、ボルト9で締めつけることにより、床板部材1、1間を中間幅とし、床板2を中間程度に伸長した例である。さらに、図4(c)はフレーム3の奥に位置するボルト穴7とアーム5の穴8を合わせ、ボルト9で締めつけることにより、床板部材1、1間を短くし、床板2を短くした例である。
【0015】
さらに、図5(a)に示されるように、左側のアーム3では先端側のボルト7とアーム5を合わせ、右側のアーム3では奥に位置するボルト7とアーム5を合わせ、上述と同様にしてボルト9で締めつけることにより、床板2を左側方向に伸ばすことができる。図5(b)はこれと反対に右側方向に伸ばした例である。これらはベッド使用者の体長によって自由に選択される。
【0016】
図6は本発明にかかる他の形式のベッドであって、床板部材1はフレーム3上に載置して構成される。この場合、対向するフレーム3、3間の幅は床板部材1よりも狭く、したがって、フレーム3aの長さはフレーム3、3間の幅よりも長くなる。ヒンジ4の取りつけは図1と同じである。
【0017】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明にかかるベッドの床板長の調節機構は標準体長をはずれた要介護者等の体長に合わせて最適な姿勢を維持し得るように調節することができ、特に、ベッドの全体の床板長のみならず、部分的な床板長の調節、例えば、大腿を支える床板部材の長さを調節して大腿、下腿の浮きや圧迫を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるベッドの床板長の調節機構の使用状態を表した平面図である。
【図2】本発明にかかる調節機構をベッドから外した状態の平面図である。
【図3】本発明にかかる調節機構をベッドに装着した状態の平面図である。
【図4】ベッドの床板長の長さ調整を行ったときの側面図であって、(a)は床板部材間を広い幅に開けて床板長を長く調節したときの側面図、(b)は中間幅に開けて床板長を中間長に調節したときの側面図、(c)は狭い幅にして床板長を短く調節したときの側面図である。
【図5】ベッドの床板部材間を変則的に開けて床板長を長く調節したときの側面図であって、(a)は左側のみを拡げて床板長を長く調節したときの側面図であり、(b)は右側のみを拡げて床板長を長く調節したときの側面図である。
【図6】他の形式のベッドを表した斜視図である。
【符号の説明】
A ベッド
1 床板部材
2 床板
3 フレーム
3a フレーム
4 ヒンジ
5 アーム
6 ピン
7 ボルト穴
8 ボルト穴
9 ボルト
Claims (1)
- 床板部材が複数個並列してなる床板をフレーム上に載置したベッドであって、二本のアームをそれぞれの一端が互いに揺動自在にピン止めされたヒンジを用い、それぞれのアームを互いに隣接するフレームと連結して互いに隣接する床板部材間をヒンジを介して任意の間隔にあけて連結したベッドの床板長の調節機構において、互いに隣接するフレームにそれぞれ複数個のボルト穴を所望の間隔で穿設し、また、二本のアームにもそれぞれ複数個のボルト穴を穿設し、フレームの任意の穴とアームの任意の穴を合わせてボルト締めすることによりフレームおよびアームを任意の間隔をあけて連結してなり、これにより床板長を自由に調節するとともに、ベッドの全体の床板長のみならず、部分的な床板長を調節して大腿、下腿の浮きや圧迫を少なくすることを特徴とするベッドの床板長の調節機構。
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