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JP4699213B2 - 生体光計測装置用プローブ装置 - Google Patents
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Description

本発明は、生体光計測用の検査光の照射、受光のために被検体に装着される生体光計測装置用プローブ装置に関するものである。
従来の、例えば、特開2001−286449号公報に開示さている生体光計測装置用プローブ装置では、複数の光ファイバプローブがシェル部に格子状に配置されている。シェル部の2つの端部には、紐を介してベルトが接続されており、ベルトを顎に掛けることによりシェル部が、例えば、頭部に装着される。このシェル部は、頭部の形状に沿うようにシリコンゴム等の柔らかいゴムにより構成されている。
しかし、従来のこのような生体光計測装置用プローブ装置では、ベルトや紐等の締結具の張りが強いと、シェル部が歪み、一部の光ファイバプローブの位置がずれたり、頭部への密着状態にばら付きが生じる恐れがあった。また、複数の箇所を同時に測定するために複数のシェル部を装着しようとすると、装着に手間がかかってしまうとともに、それぞれのシェル部を頭部の所望の位置に適切に当てるのが難しくなってしまうという問題があった。
本発明の目的は、上記のような課題を解決することであり、被検体への装着が容易であり、装着時の光ファイバプローブの位置ずれおよび被検体の検査部への密着状態のばら付きを防止することができる生体光計測装置用プローブ装置を提供することである。
本発明の原理は、生体光計測装置用プローブ装置を複数の光ファイバプローブ装着部を有し被検体の検査部に当てられる非伸縮性の部材とこの非伸縮性の部材を従来の紐およびベルト無しで上側からほぼ均一な力で検査部に押付ける伸縮性のある部材との2つの部材の組合せによって構成することにより、上記の目的を達成するものである。
本発明の生体光計測装置用プローブ装置の第1の実施例を被検体の頭部に装着した時の様子を示す斜視図である。 図1のホルダ3上に設けられた光ファイバプローブ装着部3aを上方から見た平面図である。 図2のIII-III線に沿って取られた断面図である。 本発明の生体光計測装置用プローブ装置の第2の実施例を被検体の頭部に装着した時の様子を示す斜視図である。 本発明の生体光計測装置用プローブ装置の第3の実施例の斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例1による生体光計測装置用プローブ装置を示す斜視図である。図において、被検体の頭部には、帽子状(底部を取り除いた椀状)のベース1が被せられている。ベース1は、所定の伸縮性を有する材料、例えば、ジャージ布により構成されている。ベース1の大径側の周縁部には、従来の紐、ベルトに替えて、ベース1が頭部から外れるのを確実に防止するための締付ゴム2が設けられている。
ベース1の内周面には、板状のホルダ3が取り付けられている。ホルダ3には、複数のプローブ装着部3aが設けられている。プローブ装着部3aは、互いに間隔をおいて格子状に配置されている。また、プローブ装着部3aは、ベース1に配設されたベース孔1aを貫通してベース1の外側へ突出している。
ホルダ3はベース1の伸縮に対してプローブ装着部3aの間隔が保持されるような部材から構成されている。即ち、ホルダ3は、ベース1が伸縮しても追従して伸縮しないような剛性を持った材料、例えば、プラスチック、セラミック、金属等により構成されている。
被検体の頭部にベース1を装着した状態では、ホルダ3は、ベース1が縮小しようとする適度な力により頭部に押し当てられる。
各プローブ装着部3aには、光ファイバプローブ4が装着されている。これらの光ファイバプローブ4には、生体光計測用の検査光を被検体に照射する複数の照射用プローブと、被検体から戻る検査光を受光する複数の受光用プローブとが含まれている。また、これらの光ファイバプローブ4によりプローブ群5が構成されている。なおベース1の側面には装着される被検体の参照位置、例えば、こめかみ、との位置合せのための位置合せマーク15が設けられている。
図2は図1の各プローブ装着部3aを示す平面図、図3は図2のIII−III線に沿う断面図である。なお、図2は光ファイバプローブ4を抜いた状態を示し、図3は光ファイバプローブ4を装着した状態を示している。
これらの図において、ベース1には、プローブ装着部3aを通す複数のベース孔1aが設けられている。各プローブ装着部3aには、断面円形のプローブ挿入孔3bと、複数(ここでは3つ)のピン用ねじ孔3cとが設けられている。プローブ挿入孔3bは、プローブ装着部3aを貫通している。ピン用ねじ孔3cは、プローブ挿入孔3bの周方向に沿って等間隔に配置されているとともに、プローブ挿入孔3bに直交する方向に延びている。
各光ファイバプローブ4は、検査光を導く光ファイバ6と、光ファイバ6の先端部に取り付けられ、プローブ挿入孔3bに挿入されている円筒形のプローブ保持体7とを有している。プローブ保持体7の外周には、プローブ挿入孔3bの長さ方向(図3の上下方向)に互いに間隔をおいて複数の位置決め溝7aが設けられている。各位置決め溝7aは、プローブ本体7の全周に渡って連続して設けられている。
各ピン用ねじ孔3cには、ねじピン8が螺着されている。ねじピン8は、プローブ装着部3a内に位置する第1端部とプローブ装着部3a外に突出している第2端部とを有している。ベース1のベース孔1aの周縁部は、ホルダ3とねじピン8の第2端部との間に挟まれている。これにより、ねじピン8は、ホルダ3の外表面と共働して、ベース孔1aからプローブ装着部3aが抜けるのを防止し、ホルダ3がベース1から外れるのを防止する機能を有している。
ねじピン8の第1端部側の端面には、軸方向縦穴8aが設けられている。縦穴8a内には、圧縮ばね9と位置決めボール10とが挿入されている。位置決めボール10は、縦穴8aから突出しており、圧縮ばね9のばね力により位置決め溝7aに押し付けられている。これにより、プローブ保持体7のプローブ挿入溝3bに対する位置決めが行われている。また、位置決めボール10は、プローブ挿入孔3bからプローブ保持体7を抜いた状態でも縦穴8aから脱落しないようにその開口部が絞られている。光ファイバプローブ4の着脱機構は、ピン用ねじ孔3c、ねじピン8、圧縮ばね9、位置決めボール10及び位置決め溝7aから構成されている。
次にホルダ3の固定に関して、ベース1とホルダ3がそれぞれ別々に構成されている場合を説明する。ベース1には、プローブ装着部3aが通るベース孔1aが2次元等間隔に設けている。なお、この2次元等間隔の幅は、それぞれのプローブ間の幅に等しく設けている。なお、ベース1に孔を任意に開けてもよい。そしてその孔にプローブ装着部3aを貫通させて、ホルダ3をベース1の内側から固定する。装着時には、ホルダ3はベース1と頭部に挟まれているため、頭部とベース1間の圧力で固定することができる。
ベース1とホルダ3が一体に構成されている場合を説明する。ベース1には上記の通り、プローブ装着部3aが通るベース孔1aが設けられ、プローブ装着部3aをベース孔1aに合わせて、ホルダ3をベース1の内側或いは外側から接着剤、縫付け、取り外しができるファスナ等で取り付けてある。
なお、ホルダ3をベース1の内側から固定したプローブ装置は、ホルダ3が頭部に直接触れるため、頭部への圧迫を軽減させるため、ホルダ3にはジェル等で構成されたクッション材を設置させてもよい。また、計測部位に対応する頭部の形に合わせてホルダ3の形状を定めておいてもよい。
次に、この生体光計測装置用プローブ装置の被検体の検査部への装着手順について説明する。まず、被検体の頭部の被計測部にホルダ3が位置するように、頭部にベース1が被せられる。図1では、ホルダ3が前頭部に位置している場合を示している。このとき、光ファイバプローブ4は、図示のように予めプローブ装着部3aに装着しておいても、ベース1を被検体の頭部に被せてからプローブ装着部3aに装着してもよい。
いづれにしても、プローブ挿入孔3bに光ファイバプローブ4を挿入すると、プローブ保持体7の外周面により位置決めボール10が押圧される。これにより、位置決めボール10は、圧縮ばね9に逆らって縦穴8a内へ変位される。そして、位置決め溝7aが縦穴8aに対向する位置まで光ファイバプローブ4が挿入されると、位置決めボール10が圧縮ばね9の力により位置決め溝7a内に押し込まれる。これにより、光ファイバプローブ4がプローブ装着部3aに位置決めされて装着される。
このようにして、生体光計測装置用プローブ装置が被検体の頭部の被計測部に装着された後、照射用光ファイバを介して被検体の頭部に検査光が照射される。被検体の頭部から戻る検査光は、受光用光ファイバにより受光され、生体光計測装置本体(図示せず)に送られる。生体光計測装置本体では、受光用光ファイバを通して送られた検査光から、生体内の生理的変化が計測される。
このような生体光計測装置用プローブ装置によれば、ベース1が伸縮性を有する材料から構成されているので、被検体の頭部にベース1を装着する際には、ベース1が均等に伸び、ホルダ3に局所的な力が加わることがなく、均一な力でホルダ3を頭部に密着させることができる。また、ホルダ3は、ベース1の伸縮に対してプローブ装着部3aの間隔を保持するため、光ファイバプローブ4の位置ずれを防止することができる。
また、プローブ保持体7に位置決め溝7aを設け、位置決めボール10を位置決め溝7aに押し付けることにより、プローブ保持体7のプローブ挿入孔3bに対する位置決めを行うようにしたので、光ファイバプローブ4の位置決めが容易であるとともに、ホルダ3をベース1に取り付けたままで、プローブ装着部3aに対して光ファイバプローブ4を容易に着脱することができる。
さらに、プローブ保持体7に複数の位置決め溝7aを設けたので、光ファイバプローブ4の細かな位置調整を容易に実施できる。
さらにまた、圧縮ばね9及び位置決めボール10が挿入されたねじピン8は、ホルダ3のベース1からの外れ止めを兼ねているので、部品点数を少なくし、構成を簡素化することができる。
図4は本発明の実施例2による生体光計測装置用プローブ装置を示す斜視図である。実施例1では、ベース1に1個のホルダ3を取り付けたが、実施例2では、帽子状(半球状)のベース11に5個のホルダ3が取り付けられている。ホルダ3は、ベース11を被検体の頭部に装着したとき、前頭部、後頭部、左側頭部、右側頭部及び頭頂部に当たるように配置されている。また。ベース11は、実施例1と同様に、伸縮性を有する材料により構成されている。
このように、複数のホルダ3をベース11に取り付けておくことにより、ベース11を頭部に取り付けたままの状態で、頭部のあらゆる箇所の計測を同時に又は順次に実施することができる。即ち、頭部の複数箇所に対する計測を実施する場合であっても、頭部への装着が容易である。また、このような場合にも、ベース11が伸縮性を有する材料から構成されているので、均一な力で全てのホルダ3を頭部に密着させることができる。
図4は、前頭部、後頭部、左測頭部、右測頭部、頭頂部の全頭部を測定する生体光計測装置用プローブ装置を示しているが、測定部位に合わせてホルダ位置を設置させてもよい。例えば、前頭部、頭頂部を測定したい場合、前頭部、頭頂部用の2箇所のみホルダを設置させる。
図5は本発明の実施例3による生体光計測装置プローブ装置を示す斜視図である。実施例1,2では帽子状のベース1,11を用いたが、実施例3では、所定の伸縮性を有する材料からなる帯状のベース12が用いらている。ベース12の一端部には、第1の面ファスナ13が取り付けられている。ベース12の他端部には、第1の面ファスナ13に対して着脱可能な第2の面ファスナ14が取り付けられている。面ファスナ13,14としては、例えばマジックテープ(登録商標)が用いられている。他の構成は、実施例1と同様である。
このような帯状のベース12を用いた場合でも、ベース12が伸縮性を有する材料から構成されているので、均一な力でホルダ3を頭部に密着させることができ、また、被検体への装着も容易である。
実施例4として、特に図示はしないが、ベース1の外側からホルダ3を任意に取り付ける例を説明する。実施例1〜3には頭部の前部、後部、横側面の測定を行うことが記載されているが、これらの実施例と異なる点は、ホルダ3を所望の部位へ移動できるところである。
ベース1には、プローブ装着部3aが通るベース孔1aが2次元等間隔に設けている。なお、この2次元等間隔の幅は、それぞれのプローブ間の幅に等しい。そして、ベース1とホルダ3には、それぞれマジックテープ(登録商標)或いはファスナ等の取り外し可能な部材がそれぞれ施されている。ベース1にホルダ3を取り付ける際、そのベース孔1aにプローブ装着部3aを貫通させて、取り外し可能な部材により固定する。
頭部の斜め前方や斜め後方の信号を得たい場合、頭部装着前であれば、マーク15を基準点としてベース1にホルダ3を固定させる。頭部装着後であれば、頭部の斜め前方や斜め後方の信号を検出したい部位に合うよう、ベース1にホルダ3を固定させる。
このように、本実施例では、ホルダ3をベース1の所望の位置へ取り付けることができる。よって、ホルダ3を自由に位置決めすることにより、均一な力で全てのホルダ3を頭部に密着させ、頭部のどの部位でも測定できることとなる。
なお、ベースに取り付けるホルダの個数や位置は、上記の実施例に限定されるものではない。
また、ホルダに設けるプローブ装着部の数も、特に限定されない。
さらに、上記の例ではプローブ装着部を格子状に配置したが、プローブ装着部の配置は格子状に限定されるものでもない。

Claims (14)

  1. 生体光計測用の検査光を被検体に照射する照射部と上記被検体から戻る上記検査光を受光する受光部の組を少なくとも1つ含む光ファイバプローブと、上記光ファイバプローブを装着する少なくとも1つのプローブ装着部を有するホルダと、上記被検体の頭部の少なくとも1部を包み込むよう、伸縮性を有する材料から構成されたベースとを備え、前記ベースには上記光ファイバプローブの間隔に対応したベース孔が開いていて、
    前記ベースは帽子状に形成され、前記帽子状に形成されるベースには装着される被検体の参照位置との位置合せのための位置合せマークが設けられていることを特徴とする生体光計測装置用プローブ装置。
  2. 前記帽子状に形成されるベースの縁部には締着用のゴム等の弾性部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載の生体光計測装置用プローブ装置。
  3. 上記ホルダには、上記ホルダを上記ベースに取り付けたままで上記光ファイバプローブ装着部に対して上記光ファイバプローブを着脱可能とする着脱機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の生体光計測装置用プローブ装置。
  4. 上記各光ファイバプローブ装着部は上記各光ファイバプローブを受け入れる断面円形のプローブ挿入孔及び上記プローブ挿入孔の軸方向と直交する方向に延びかつ上記プローブ挿入孔の内周面に沿って等間隔に位置付けられた複数のピン用ねじ孔を有し、上記各光ファイバプローブは検査光を導く光ファイバ、光ファイバの先端部に取り付けられ、上記プローブ挿入孔に挿入される円筒状のプローブ保持体を有し、上記円筒状のプローブ保持体の外周面には上記プローブ挿入孔の軸方向に互いに間隔を置いてその全周にわたって連続した複数の位置決め溝が設けられており、さらに上記光ファイバプローブ装着部は上記ピン用ねじ孔のそれぞれにねじ込まれるその先端に位置決めボールおよびその位置決めボールを付勢する圧縮ばねを受け入れ保持する縦穴を有するねじピンを有し、上記ピン用ねじ孔および上記位置決めボールおよび圧縮ばねを有するねじピンは上記プローブ保持体の位置決め溝と共働して上記光ファイバプローブ着脱機構を構成することを特徴とする請求項3に記載の生体光計測装置用プローブ装置。
  5. 上記ベース孔の周縁部を上記複数のねじピンのねじ込まれていない部分と上記ホルダの外面間に挟持することによって上記光ファイバプローブ装着部の上記ベース孔からの抜けを防止すると共に上記ホルダが上記ベース内面の取り付けられることを特徴とする請求項4に記載の生体光計測装置用プローブ装置。
  6. 上記光ファイバプローブ装着部は上記ホルダと一体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の生体光計測装置用プローブ装置。
  7. 上記ベースは通気性のあるジャージ布から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の生体光計測装置用プローブ装置。
  8. 上記ホルダはプラスチック、セラミックおよび金属から選ばれる剛性を備えた材料から構成されることを特徴とする請求項1に記載の生体光計測装置用プローブ装置。
  9. 上記ホルダは上記ベースに比べて低い伸縮性を有する材料から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の生体光計測装置用プローブ装置。
  10. 上記ホルダは、上記ベース孔に上記プローブ装着部を貫通させた後、上記ベースの内側に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の生体光計測装置用プローブ装置。
  11. 上記ホルダは上記ベースの内側あるいは外側から接着剤、縫付けあるいは取り外し可能なファスナのいづれかを介して上記ベースに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の生体光計測装置用プローブ装置。
  12. 上記ホルダの被検体頭部に直接触れる側にはクッション材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の生体光計測装置用プローブ装置。
  13. 上記ホルダの形状は被検体の計測部位に対応する頭部の形状に合せて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の生体光計測装置用プローブ装置。
  14. 上記ホルダは被検体の計測部位に合せて上記ベースに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の生体光計測装置用プローブ装置。
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