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JP4699541B2 - 中間サーバ装置、送信サーバ装置、通信システム、及び通信方法 - Google Patents
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JP4699541B2 - 中間サーバ装置、送信サーバ装置、通信システム、及び通信方法 - Google Patents

中間サーバ装置、送信サーバ装置、通信システム、及び通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、中間サーバ装置、送信サーバ装置、通信システム、及び通信方法に関する。
従来の通信システムや通信方法においては、サーバ装置間の通信異常の監視方法として定期Pingによる監視、コネクション監視、信号応答の有無による監視、ルーティングプロトコルの使用といったさまざまな方法が知られている。各々の監視方法により通信先サーバ装置の異常を検出した場合、自身による回線閉塞、迂回による措置をとる事により呼損を回避することが可能である。また、ルーティングプロトコルを用いることにより通信先サーバまでの経路に中間サーバ装置が存在することでサーバ構成が多段となっている通信システムにおいて、送信サーバ装置と直接接続されていない受信サーバ装置の状態をルーティング情報から収集し、送信サーバ装置にて迂回措置等の呼損回避を図ることが可能である。(例えば、非特許文献1〜4参照)
C. Hedrick, Routing Information Protocol,IETF RFC1058、[online]、June 1988、IETF、[平成21年5月7日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc1058.txt?number=1058) J. Moy, OSPF Version 2, IETF RFC1583、[online]、March 1994、IETF、[平成21年5月7日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc1583.txt?number=1583) F. Baker, Editor, Requirements for IP Version 4 Routers, IETF RFC1812、[online]、June 1995、IETF、[平成21年5月7日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc1812.txt?number=1812) G. Malkin RIP Version 2, IETF RFC2453、[online]、November 1998、IETF、[平成21年5月7日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc2453.txt?number=2453)
しかしながら、上述した通信システムや通信方法において、定期Pingによる監視などは、直接接続されているサーバ間でのみ有効であって、中間サーバ装置を経由する通信システムのように直接接続されておらず多段構成となっているサーバ構成に対しては有効ではない場合があった。上述の方法では、受信サーバ装置の状態異常があるにもかかわらず、送信サーバ装置が受信サーバ装置に向けて信号を送出し続けることによる呼損が発生する懸念がある為、高い信頼性が必要な通信システムにおいては必ずしも十分ではなく、通信の信頼性低下につながることもあった。
また、上述のルーティングプロトコルを使用することにより、多段サーバ構成における受信サーバ装置の状態を知ることはある程度可能である。すなわちルーティングプロトコルによりIPレイヤの経路情報をやりとりし、受信サーバ装置の物理レイヤもしくはIPレイヤにおける故障状態を把握し、その状況に応じて送信サーバ装置を動作させることが考えられる。しかしながら、ルーティングプロトコルで救済できるレベルは、あくまで「IPレイヤ」であり、アプリケーションレイヤの把握は不可能であった。すなわち、物理レイヤもしくはIPレイヤの異常が無く、上位信号プロトコルにおける異常が発生している場合には上記課題と同様、送信サーバ装置が受信サーバ装置に向けて信号を送出し、呼損が発生するという問題点があった。
また、多段サーバ構成における受信サーバ装置の一定時間の故障(Failover等)のように、復旧が見込め、送信サーバ装置が信号送信のリトライ等の措置を行うことにより呼救済が望める場合においても、上述のルーティングプロトコルを使用した方法においては、物理レイヤもしくはIPレイヤの状態の把握にとどまり、受信サーバ装置の故障状態(上位プロトコルの状態)を正確に把握することが困難である為、呼救済の機会を喪失するという問題点があった。
以上のように、従来の通信システムや通信方法においては、通信システム全体における通信品質を向上させることや通信リソースの節約を図ることが求められていた。
そこで本発明では上記問題点を解決し、通信システム全体における通信品質向上及び通信リソースの節約を図ることが可能な中間サーバ装置、送信サーバ装置、通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明に係る送信サーバ装置によれば、要求信号再送手段が、受信サーバ装置の状態に合わせて要求信号の再送を行うことによって呼救済を行うことができるようになり、あるいは、要求信号の再送を行っても救済することができない場合は再送を実施しないことによって、送信サーバ装置のリソースを節約することができるようになる。このように、通信システムにおいて送信サーバ装置と直接接続されていない受信サーバ装置の状態を監視し、アプリケーションレベルまで把握することができ、受信サーバ装置の状態に応じた動作をすることで呼損を自律的に回避することができる。以上により、本発明に係る送信サーバ装置によれば、受信サーバ装置の状態に応じて最適な要求信号の送信方法をとることが可能となるため、通信システム全体における通信品質向上及び通信リソースの節約を図ることが可能となる。
また、本発明に係る送信サーバ装置において、要求信号再送処理は、異なる複数の中間サーバ装置に対してなされることが好ましい。これにより、中間サーバ装置と受信サーバ装置間の通信異常において、異常の要因が中間サーバ装置にあった場合は、送信サーバ装置が複数台設置の中間サーバ装置に対しリトライ信号を送信することにより、同一もしくは単一の中間サーバ装置に対する再送要求をする通信方法と比較し、通信の信頼性をより高めることが可能となる。
本発明に係る通信システムは、送信サーバ装置、受信サーバ装置、及び送信サーバ装置と受信サーバ装置との間の要求信号及び応答信号の中継を行う中間サーバ装置を含む通信システムであって、中間サーバ装置は、受信サーバ装置の障害状態を取得する障害状態取得手段と、送信サーバ装置からの要求信号を受信処理する要求信号受信手段と、受信サーバ装置の障害状態に基づいて、送信サーバ装置に対して要求信号の再送指示の信号、または送信不可の信号を応答信号として送信する応答信号送信手段と、を備え、送信サーバ装置は、中間サーバ装置から通知される受信サーバ装置の障害状態に応じて、中間サーバ装置に対して要求信号再送処理を行う要求信号再送手段を備え、応答信号送信手段は、受信サーバ装置の障害の重度または種類に応じて送信サーバ装置に対して要求信号の再送指示の信号、または送信不可の信号を応答信号として送信し、要求信号再送処理は、異なる複数の前記中間サーバ装置に対してなされ、要求信号再送処理において、再送間隔、再送回数は可変に制御されることを特徴とする。
本発明に係る通信システムによれば、受信サーバ装置が障害状態となったときに、障害状態取得手段によって受信サーバ装置の障害状態を取得し、要求信号受信手段によって送信サーバ装置からの要求信号を受信処理した場合、応答信号送信手段は、受信サーバ装置の障害状態に基づいて、送信サーバ装置に対して要求信号の再送指示の信号や送信不可の信号などを応答信号として送信することができる。これによって、送信サーバ装置が受信サーバ装置の状態を把握し、送信サーバ装置の要求信号再送手段は、受信サーバ装置の状態に合わせて要求信号の再送を行うことによって呼救済を行うことができるようになり、あるいは、要求信号の再送を行っても救済することができない場合は再送を実施しないことによって、送信サーバ装置のリソースを節約することができるようになる。このように、通信システムにおいて送信サーバ装置と直接接続されていない受信サーバ装置の状態を監視し、アプリケーションレベルまで把握することができ、受信サーバ装置の状態に応じた動作をすることで呼損を自律的に回避することができる。以上により、本発明に係る通信システムによれば、受信サーバ装置の状態に応じて送信サーバ装置が最適な要求信号の送信方法をとることが可能となるため、通信システム全体における通信品質向上及び通信リソースの節約を図ることが可能となる。また、応答信号送信手段は、受信サーバ装置の障害の重度または種類に応じて送信サーバ装置に対して要求信号の再送指示の信号、または送信不可の信号を応答信号として送信する。これによって、受信サーバ装置の状態に応じて送信サーバ装置へ指示を行うことが可能となり、例えば、受信サーバ装置が一定時間の故障(Failover等)に陥った場合、中間サーバ装置が再送要求を促す信号を送信サーバ装置へ送信することにより、呼救済を図る事ができるため、通信の信頼性を向上させることができる。また、要求信号再送処理は、異なる複数の中間サーバ装置に対してなされる。これにより、中間サーバ装置と受信サーバ装置間の通信異常において、異常の要因が中間サーバ装置にあった場合は、送信サーバ装置が複数台設置の中間サーバ装置に対しリトライ信号を送信することにより、同一もしくは単一の中間サーバ装置に対する再送要求をする通信方法と比較し、通信の信頼性をより高めることが可能となる。また、要求信号再送処理において、再送間隔、再送回数は可変に制御される。これにより、受信サーバ装置の故障の重度に応じ、再送回数を増減させたり、再送間隔を可変とすることで、通信品質を保ち、通信リソースを確保する最適な条件へと柔軟に変更することが可能となる。
本発明に係る通信方法は、送信サーバ装置と受信サーバ装置との間の要求信号及び応答信号の中継を行う中間サーバ装置を用いる通信方法であって、中間サーバ装置が、受信サーバ装置の障害状態を取得する障害状態取得ステップと、中間サーバ装置が、送信サーバ装置からの要求信号を受信処理する要求信号受信ステップと、中間サーバ装置が、受信サーバ装置の障害状態に基づいて、送信サーバ装置に対して要求信号の再送指示の信号、または送信不可の信号を応答信号として送信する応答信号送信ステップと、送信サーバ装置が、中間サーバ装置から通知される受信サーバ装置の障害状態に応じて、中間サーバ装置に対して要求信号再送処理を行う要求信号再送ステップと、を備え、応答信号送信ステップにおいて、中間サーバ装置が、受信サーバ装置の障害の重度または種類に応じて送信サーバ装置に対して要求信号の再送指示の信号、または送信不可の信号を応答信号として送信し、要求信号再送ステップにおいて、要求信号再送処理は、異なる複数の中間サーバ装置に対してなされ、要求信号再送処理において、再送間隔、再送回数は可変に制御されることを特徴とする。
本発明に係る通信方法によれば、受信サーバ装置が障害状態となったときに、障害状態取得ステップで中間サーバ装置が受信サーバ装置の障害状態を取得し、要求信号受信ステップで中間サーバ装置が送信サーバ装置からの要求信号を受信処理した場合、応答信号送信ステップで中間サーバ装置が受信サーバ装置の障害状態に基づいて、送信サーバ装置に対して要求信号の再送指示の信号や送信不可の信号などを応答信号として送信することができる。これによって、送信サーバ装置が受信サーバ装置の状態を把握し、要求信号再送ステップで送信サーバ装置は、受信サーバ装置の状態に合わせて要求信号の再送を行うことによって呼救済を行うことができるようになり、あるいは、要求信号の再送を行っても救済することができない場合は再送を実施しないことによって、送信サーバ装置のリソースを節約することができるようになる。このように、通信システムにおいて送信サーバ装置に直接接続されていない受信サーバ装置の状態を監視し、アプリケーションレベルまで把握することができ、受信サーバ装置の状態に応じた動作をすることで呼損を自律的に回避することができる。以上により、本発明に係る通信方法によれば、受信サーバ装置の状態に応じて送信サーバ装置が最適な要求信号の送信方法をとることが可能となるため、通信システム全体における通信品質向上及び通信リソースの節約を図ることが可能となる。また、応答信号送信ステップにおいて、中間サーバ装置が、受信サーバ装置の障害の重度または種類に応じて送信サーバ装置に対して要求信号の再送指示の信号、または送信不可の信号を応答信号として送信する。これによって、受信サーバ装置の状態に応じて送信サーバ装置へ指示を行うことが可能となり、例えば、受信サーバ装置が一定時間の故障(Failover等)に陥った場合、中間サーバ装置が再送要求を促す信号を送信サーバ装置へ送信することにより、呼救済を図る事ができるため、通信の信頼性を向上させることができる。また、要求信号再送処理は、異なる複数の中間サーバ装置に対してなされる。これにより、中間サーバ装置と受信サーバ装置間の通信異常において、異常の要因が中間サーバ装置にあった場合は、送信サーバ装置が複数台設置の中間サーバ装置に対しリトライ信号を送信することにより、同一もしくは単一の中間サーバ装置に対する再送要求をする通信方法と比較し、通信の信頼性をより高めることが可能となる。また、要求信号再送処理において、再送間隔、再送回数は可変に制御される。これにより、受信サーバ装置の故障の重度に応じ、再送回数を増減させたり、再送間隔を可変とすることで、通信品質を保ち、通信リソースを確保する最適な条件へと柔軟に変更することが可能となる。
本発明に係る中間サーバ装置、送信サーバ装置、通信システム及び通信方法によれば、通信システム全体における通信品質向上及び通信リソースの節約を図ることが可能となる。
本発明の実施形態に係る通信システムのブロック構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信システムによる制御処理の流れを説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る通信システムの他の制御処理の流れを説明するためのシーケンス図である。
以下、本発明に係る中間サーバ装置、送信サーバ装置、通信システム、及び通信方法の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る通信システム10の構成を示す図である。この通信システム10は、中間サーバ装置A13,B13〜n13で中継することによって送信サーバ装置12と受信サーバ装置16との間の要求信号及び応答信号のやり取りを行う機能を有している。図1に示すように、通信システム10は、送信サーバ装置12、複数の中間サーバ装置A13,B13〜n13、及び受信サーバ装置16を備えて構成されており、各サーバ装置は相互にネットワークで接続されている。各サーバ装置は、情報の要求信号、応答信号の送受信を行う機能を有している。各サーバ装置は、物理的にはCPU、主記憶装置RAM及びROM、ハードディスク等の補助記憶装置、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュールなどを含むコンピュータシステムとして構成されている。
送信サーバ装置12は、HTTP信号送受信部(要求信号再送手段)17、HTTP制御部18、リトライ制御部19を備えて構成されている。HTTP信号送受信部17は、送信サーバ装置12上における情報の要求信号の送信、応答信号の受信をHTTP信号において行う機能を有している。また、HTTP信号送受信部17は、リトライ制御部19からのリトライ信号に基づき、中間サーバ装置A13,B13〜n13から通知される受信サーバ装置16の障害状態に応じて、中間サーバ装置A13,B13〜n13に対して要求信号再送処理を行う機能を有している。
HTTP制御部18は、HTTP信号送受信部17で受信したHTTP信号のステータスコードの解読を行う機能を有している。
リトライ制御部19は、要求信号のリトライ回数、リトライ間隔を制御すると共に、当該リトライ回数及びリトライ間隔を登録する機能を有している。リトライ制御部19は、HTTP制御部18にてステータスコードの解読を行った結果、リトライを必要とするステータスコードであった場合に、登録された最大リトライ回数、リトライ間隔に従い、HTTP信号送受信部17を介してリトライ信号を送信する機能を有している。また、リトライ制御部19に設定する最大リトライ回数、リトライ間隔は受信サーバ装置16の一時的障害が復旧する時間を見積もった上で設定できるように可変値とする。
中間サーバ装置A13は、HTTP信号送受信部(要求信号受信手段、応答信号送信手段)20、信号送受信部21、HTTP制御部22、障害監視制御部(障害状態取得手段)23、障害管理DB24を備えて構成されている。なお、中間サーバ装置B13〜n13も同様の構成とされており、複数台の設置が可能(1台でも可)である。
HTTP信号送受信部20は、中間サーバ装置A13において送信サーバ装置12からのHTTPの要求信号を受信処理すると共に受信サーバ装置16へ中継し、または受信サーバ装置16からの応答信号を受信すると共に送信サーバ装置12へ中継する機能を有している。また、HTTP信号送受信部20は、障害監視制御部23で取得した受信サーバ装置16の障害状態に従って送信サーバ装置12へHTTP信号の応答を返送する機能を有している。更に、HTTP信号送受信部20は、受信サーバ装置16の障害の重度または種類に応じて送信サーバ装置12に対して要求信号の再送指示の信号、または送信不可の信号を応答信号として送信する機能を有している。なお、異常の種類とは、ハード故障、メモリ故障、プロセス障害、機能追加によるファイル入れ替えなどの保守等である。
信号送受信部21は受信サーバ装置16へ要求信号応答信号を中継する機能を有しており、受信サーバ装置16と送信サーバ装置12とで使用プロトコルが異なる場合はプロトコル変換を行う機能も有している。
HTTP制御部22は、中間サーバ装置A13において送信サーバ装置12へのHTTP応答信号に付加するステータスコードを設定する機能を有している。また、障害監視制御部23は、受信サーバ装置16との間の回線正常性の監視を行うと共に、障害状態を取得する機能を有している。障害監視制御部23は、回線異常を検出した場合、受信サーバ装置16の状態を障害と判断し、障害管理DB24へ受信サーバ装置状態を障害状態と登録する機能を有している。なお、回線異常の検出とは、例えば、受信サーバ装置16への定期Pingによるヘルスチェック、受信サーバ装置と接続する物理ポート監視(NW機器などの基本機能)、受信サーバ装置16とのアプリケーションレベル(HTTP電文など)によるヘルスチェックなどが挙げられる。障害管理DB24は、受信サーバ装置状態を保持しておくデータベースである。
受信サーバ装置16は、信号送受信部25を備えて構成されている。この信号送受信部25は、受信サーバ装置16における要求信号受信、応答信号送信処理を行う機能を有しており、中間サーバ装置A13、B13〜n13との間で同一プロトコル(HTTP以外でも可)にて動作する。
なお、HTTP信号送受信部17、HTTP制御部18、リトライ制御部19、HTTP信号送受信部20、信号送受信部21、HTTP制御部22、障害監視制御部23、障害管理DB24、信号送受信部25は、CPU、RAM等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませる事により、CPUの制御の元で通信モジュール、入力装置、出力装置を動作させるとともに、RAMや補助記憶装置におけるデータの読み出し書き込みを行う事で実現される。
次に、図2を参照して、本発明の実施形態に係る通信システム10による通信方法について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る通信システム10の制御処理の流れを説明するためのシーケンス図である。図2では、受信サーバ装置16の障害時における信号送受信動作の一例を示している。図2においては、複数の中間サーバ装置A13,B13〜n13によって送信サーバ装置12と受信サーバ装置16とを中継する場合について説明する。なお、中間サーバ装置は1台のみでも可能であるが、後述する障害要因が中間サーバ装置側にあった場合に対する効果を望むべく、複数台とすることが好適である。
図2に示すように、受信サーバ装置16が障害(Failover等)となった場合、中間サーバ装置A13、B13〜n13の障害監視制御部23は、受信サーバ装置16との間の回線異常(TCPレイヤでのコネクション管理)をそれぞれ検出する(ステップS101)。次に、障害監視制御部23は、受信サーバ装置16の状態を障害と判断し、受信サーバ装置16の状態を「障害」と設定して障害管理DB24に登録する(ステップS102:障害状態取得ステップ)。
送信サーバ装置12のHTTP信号送受信部17は、通信の開始として、受信サーバ装置16へ中継させるために中間サーバ装置A13へHTTP Request(情報要求)を送信し、中間サーバ装置A13のHTTP信号送受信部20がHTTPRequest(情報要求)を受信する(ステップS103:要求信号受信ステップ)。その際、HTTP制御部22は、障害監視制御部23へ受信サーバ装置16の状態が「障害」となっているかどうかの問い合わせを行う(ステップS104)。そして、受信サーバ装置16の状態が「障害」となっていた場合、HTTP制御部22は、HTTPのステータスコードに「500」を設定する(ステップS105)。その後、HTTP信号送受信部20は、送信サーバ装置12へHTTPResponse(情報要求応答)として、「Status Code:500」を返送する(ステップS106:応答信号送信ステップ)。
送信サーバ装置12のHTTP信号送受信部17は、HTTPResponseを受信し、HTTP制御部18は、ステータスコードを解読する(ステップS107)。ステータスコードが500の場合、HTTP制御部18は、受信サーバ装置16が障害状態であると判断し、HTTP信号送受信部17は、HTTPリトライ制御部19に設定されるリトライ間隔に従い、HTTPRequest送信のリトライを行う(ステップS108:要求信号再送ステップ)。なお、この処理はHTTPResponse受信時から20秒経過時になされる。この際、送信先の中間サーバ装置はHTTPResponseを受信した中間サーバ装置A13以外の中間サーバ装置B13とする。
リトライ回数及びリトライ間隔は送信サーバ装置12のリトライ制御部19にて管理する。リトライ制御部19は、送信サーバ装置12のHTTPRequest送信のリトライについて、受信サーバ装置16の状態が復旧する時間を見積もった上でリトライ間隔(情報要求応答タイマ)及びリトライ回数を設定しておく。本実施形態では、リトライ間隔20秒、リトライ回数10回と設定しておき、20秒×10回=200秒間の一時的障害に対しては呼損なしに通信が可能となる。
中間サーバ装置B13のHTTP信号送受信部20は、S108の送信サーバ装置12からのHTTPRequest送信のリトライを受信し、HTTP制御部22は、S104及びS105の処理によって構成されている処理αを行う(ステップS109)。その後、HTTP信号送受信部20は、送信サーバ装置12へHTTPResponse(情報要求応答)として、「Status Code:500」を返送する(ステップS110:応答信号送信ステップ)。
一方、送信サーバ装置12においては、受信サーバ装置16が復旧せず、中間サーバ装置A13、B13〜n13の障害管理DB24にて保持する受信サーバ装置状態が「障害」のままである限り、HTTP信号送受信部17はリトライ送信を繰り返す事となるが、リトライ送信をする度に送信サーバ装置12のリトライ制御部19は、リトライ回数を管理する。具体的には、リトライ制御部19は、リトライ送信を行う度に管理するリトライ回数を+1にする(ステップS111)。なお、中間サーバ装置B13に対してリトライ送信を行い、S109〜S111の処理が行われると、次は中間サーバ装置A13,B13以外の中間サーバ装置に対してリトライ送信を行い、以降、一度リトライ送信を行った以外の中間サーバ装置に対して順次リトライ送信を行う。なお、リトライが行われるたびに、リトライ送信が行われた中間サーバ装置でS109、S110の処理が行われると共に送信サーバ装置12でS111の処理が行われる。また、送信サーバ装置12は、リトライ回数が規定値(最大リトライ回数)となった時点でリトライ送信の実施を終了する。
一方、受信サーバ装置16が一時的障害(本実施形態では、Failover完了時間を180秒とする)より復旧すると、中間サーバ装置A13、B13〜n13の障害監視制御部23は、回線状態復旧を検出(TCPレイヤにてコネクション復旧)する(ステップS112)。次に、障害監視制御部23は、受信サーバ装置16の状態を正常と判断し、受信サーバ装置16の状態を「正常」と設定して障害管理DB24に登録する(ステップS113)。
その後、送信サーバ装置12のHTTP信号送受信部17は、HTTP Requestのリトライ信号を中間サーバ装置n13に対して送信する(ステップS114:要求信号再送ステップ)。S114のリトライ信号を受信すると、中間サーバ装置n13のHTTP制御部22は、障害監視制御部23へ受信サーバ装置16の状態の問い合わせを行う(ステップS115)。S115において受信サーバ装置16の状態が「正常」であると判断されると、中間サーバ装置n13の信号送受信部21は、受信サーバ装置16へ情報要求を送信する(ステップS116)。受信サーバ装置16の信号送受信部25は、S116の情報要求を受信すると、内容に応じて中間サーバ装置n13を経由し送信サーバ装置12へ情報要求応答を返送する(ステップS117、ステップS118)。S118の処理が終了すると、図2に示す制御処理が終了する。
図2に示す制御処理においては、受信サーバ装置16が一時的障害時(Failover等)である場合、中間サーバ装置A13(中間サーバ装置が複数台の場合は中間サーバ装置A13〜n13のいずれか1台)がリトライを促す信号を送信サーバ装置12へ返送することにより、送信サーバ装置12は受信サーバ装置16の一時的障害要因より復旧する時間を見積もった最大リトライ回数、リトライ間隔の設定値に従い、受信サーバ装置16へリトライ送信を実施することにより呼救済を図る事ができる。また、障害要因が中間サーバ装置A13にあるケースを考え、中間サーバ装置A13、B13〜n13と受信サーバ装置16との間の回線状態を監視する事により、異なる中間サーバ装置へリトライを実施する。これによって、同一もしくは単一中間サーバ装置に対するリトライをする方法と比較し、より確実に呼救済を可能とする。
次に、図3を参照して本発明の実施形態に係る通信システム10の他の制御処理について説明する。図3は、本発明の実施形態に係る通信システムの他の制御処理の流れを説明するためのシーケンス図である。図3は、受信サーバ装置16の状態が障害とは別要因にて正常な返答を送信できず、リトライを実施しても正常応答が望めない場合で、送信サーバ装置12にリトライの必要無しの旨を中間サーバ装置A13より通知するようにした場合の制御処理を示している。図3においては、中間サーバ装置として、中間サーバ装置A13を設置する例について説明する(ただし、複数台設置してもよい)。
図3に示すように、通信の開始として、送信サーバ装置12のHTTP信号送受信部17は、受信サーバ装置16へ中継させるために、中間サーバ装置A13へHTTPRequest(情報要求)を送信する(ステップS202:要求信号受信ステップ)。次に、中間サーバ装置A13の信号送受信部21は、受信サーバ装置16に対して情報要求を送信する(ステップS203)。
その際、受信サーバ装置16がリトライを実施しても正常応答を見込めない障害(システム輻輳等)となっていた場合(ステップS201)、受信サーバ装置16の信号送受信部25は、システム輻輳である旨の信号(情報要求応答「輻輳」)を中間サーバ装置A13に対して返送し、中間サーバ装置A13の信号送受信部21は、S203での情報要求応答を受信し、障害監視制御部23は受信サーバ装置16の状態を取得する(ステップS204:障害状態取得ステップ)。なお、システム輻輳とは、CPU使用率やトラフィック輻輳が(まったく送受信できないレベルに達する前の)閾値以上となった場合などを想定している。
S204で取得した信号はシステム輻輳である旨の応答であるため、HTTP制御部22は、HTTPのステータスコードに「503」を設定して(ステップS205)、HTTP信号送受信部20は、送信サーバ装置12へHTTPResponse(Status Code:503)を返送する(ステップS206:応答信号送信ステップ)。
送信サーバ装置12のHTTP信号送受信部17は、HTTPResponseを受信し、HTTP制御部18は、ステータスコードを解読して受信サーバ装置16の状態を把握する(ステップS207)。ステータスコードが503の場合、受信サーバ装置16がシステム輻輳状態であり、リトライ送信を実施しても呼救済できないと判断し、リトライを実施しない(ステップS208)。S208の処理が終了すると、図3に示す制御処理は終了する。なお、図3に示す処理においては、必ずしも送信サーバ装置12のリトライ制御部19及び中間サーバ装置A13の障害監視制御部23及び障害管理DB24は必要ではない。
図3に示す処理では、中間サーバ装置A13が送信サーバ装置12へ返送する信号に受信サーバ装置16の状態を表すHTTPステータスコードを複数使用することにより、リトライを要求するか、要求しないかを送信サーバ装置12へ判断させ、リトライ送信しても救えない場合(システム輻輳等)においては、送信サーバ装置12にてリトライ送信を実施せずに、送信サーバ装置12のリソースを節約することが可能である。
以上によって、本実施形態に係る通信システム10、送信サーバ装置12及び中間サーバ装置A13,B13〜n13によれば、受信サーバ装置16が障害状態となったときに、障害監視制御部23によって受信サーバ装置16の障害状態を取得し、HTTP信号送受信部20によって送信サーバ装置12からの要求信号を受信処理した場合、HTTP信号送受信部20は、受信サーバ装置16の障害状態に基づいて、送信サーバ装置12に対して要求信号の再送指示の信号や送信不可の信号などを応答信号として送信することができる。これによって、送信サーバ装置12が受信サーバ装置16の状態を把握することができるため、HTTP信号送受信部17は、受信サーバ装置16の状態に合わせて要求信号の再送を行うことによって呼救済を行うことができるようになり、あるいは、要求信号の再送を行っても救済することができない場合は再送を実施しないことによって、送信サーバ装置12のリソースを節約することができるようになる。このように、通信システム10において直接接続していない受信サーバ装置16の状態を監視し、アプリケーションレベルまで把握することができ、受信サーバ装置16の状態に応じた動作をすることで呼損を自律的に回避することができる。以上により、受信サーバ装置16の状態に応じて送信サーバ装置12が最適な要求信号の送信方法をとることが可能となるため、通信システム全体における通信品質向上及び通信リソースの節約を図ることが可能となる。
また、本実施形態に係る中間サーバ装置A13,B13〜n13において、HTTP信号送受信部20は、受信サーバ装置16の障害の重度または種類に応じて送信サーバ装置12に対して要求信号の再送指示の信号、または送信不可の信号を応答信号として送信することができる。これによって、受信サーバ装置16の状態に応じて送信サーバ装置12へ指示を行うことが可能となり、例えば、受信サーバ装置16が一定時間の故障(Failover等)に陥った場合、中間サーバ装置A13,B13〜n13が再送要求を促す信号を送信サーバ装置12へ送信することにより、呼救済を図る事ができるため、通信の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る送信サーバ装置12において、要求信号再送処理は、異なる複数の中間サーバ装置A13,B13〜n13に対してなされている。これにより、中間サーバ装置と受信サーバ装置16間の通信異常において、要因が中間サーバ装置にあった場合は、送信サーバ装置12が複数台設置の中間サーバ装置A13,B13〜n13に対しリトライ信号を送信することにより、同一もしくは単一の中間サーバ装置に対する再送要求をする通信方法と比較し、通信の信頼性をより高めることが可能となる。
また、本実施形態に係る送信サーバ装置12では、要求信号再送処理において、再送間隔、再送回数は可変に制御される。これにより、受信サーバ装置16の故障の重度に応じ、再送回数を増減させたり、再送間隔を可変とすることで、通信品質を保ち、通信リソースを確保する最適な条件へと柔軟に変更することが可能となる。
また、本実施形態に係る通信方法によれば、受信サーバ装置16が障害状態となったときに、障害状態取得ステップS102で中間サーバ装置A13,B13〜n13が受信サーバ装置16の障害状態を取得し、要求信号受信ステップS103,S202で中間サーバ装置A13,B13〜n13が送信サーバ装置12からの要求信号を受信処理した場合、応答信号送信ステップS106,S110,S206で中間サーバ装置A13,B13〜n13が受信サーバ装置16の障害状態に基づいて、送信サーバ装置12に対して要求信号の再送指示の信号や送信不可の信号などを応答信号として送信することができる。これによって、送信サーバ装置12が受信サーバ装置16の状態を把握し、要求信号再送ステップS108,S114で送信サーバ装置12は、受信サーバ装置16の状態に合わせて要求信号の再送を行うことによって呼救済を行うことができるようになり、あるいは、要求信号の再送を行っても救済することができない場合は再送を実施しないことによって、送信サーバ装置12のリソースを節約することができるようになる。このように、通信システム10において直接接続していない受信サーバ装置の状態を監視し、アプリケーションレベルまで把握することができ、受信サーバ装置16の状態に応じた動作をすることで呼損を自律的に回避することができる。以上により、受信サーバ装置16の状態に応じて送信サーバ装置12が最適な要求信号の送信方法をとることが可能となるため、通信システム全体における通信品質向上及び通信リソースの節約を図ることが可能となる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の送信サーバ装置12と受信サーバ装置16とは入れ替えが可能である。すなわち、受信サーバ装置16が要求元となり、サーバ/クライアントの関係を逆転することも可能である。ただし、その際、受信サーバ装置16は、中間サーバ装置とのリトライ制御の為にHTTP信号送受信部を実装する必要がある。
10…通信システム、12…送信サーバ装置、A13,B13〜n13…中間サーバ装置、16…受信サーバ装置、17…HTTP信号送受信部(要求信号再送手段)、20…HTTP信号送受信部(要求信号受信手段,応答信号送信手段)、23…障害監視制御部(障害状態取得手段)。

Claims (2)

  1. 送信サーバ装置、受信サーバ装置、及び前記送信サーバ装置と前記受信サーバ装置との間の要求信号及び応答信号の中継を行う中間サーバ装置を含む通信システムであって、
    前記中間サーバ装置は、
    前記受信サーバ装置の障害状態を取得する障害状態取得手段と、
    前記送信サーバ装置からの要求信号を受信処理する要求信号受信手段と、
    前記受信サーバ装置の障害状態に基づいて、前記送信サーバ装置に対して要求信号の再送指示の信号、または送信不可の信号を応答信号として送信する応答信号送信手段と、を備え、
    前記送信サーバ装置は、
    前記中間サーバ装置から通知される前記受信サーバ装置の障害状態に応じて、前記中間サーバ装置に対して要求信号再送処理を行う要求信号再送手段を備え、
    前記応答信号送信手段は、前記受信サーバ装置の障害の重度または種類に応じて前記送信サーバ装置に対して要求信号の再送指示の信号、または送信不可の信号を応答信号として送信し、
    前記要求信号再送処理は、異なる複数の前記中間サーバ装置に対してなされ、
    前記要求信号再送処理において、再送間隔、再送回数は可変に制御されることを特徴とする通信システム。
  2. 送信サーバ装置と受信サーバ装置との間の要求信号及び応答信号の中継を行う中間サーバ装置を用いる通信方法であって、
    前記中間サーバ装置が、前記受信サーバ装置の障害状態を取得する障害状態取得ステップと、
    前記中間サーバ装置が、前記送信サーバ装置からの要求信号を受信処理する要求信号受信ステップと、
    前記中間サーバ装置が、前記受信サーバ装置の障害状態に基づいて、前記送信サーバ装置に対して要求信号の再送指示の信号、または送信不可の信号を応答信号として送信する応答信号送信ステップと、
    前記送信サーバ装置が、前記中間サーバ装置から通知される受信サーバ装置の障害状態に応じて、前記中間サーバ装置に対して要求信号再送処理を行う要求信号再送ステップと、を備え、
    前記応答信号送信ステップにおいて、前記中間サーバ装置が、前記受信サーバ装置の障害の重度または種類に応じて前記送信サーバ装置に対して要求信号の再送指示の信号、または送信不可の信号を応答信号として送信し、
    前記要求信号再送ステップにおいて、前記要求信号再送処理は、異なる複数の前記中間サーバ装置に対してなされ、
    前記要求信号再送処理において、再送間隔、再送回数は可変に制御されることを特徴とする通信方法。
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