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JP4702789B2 - トナー搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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JP4702789B2 - トナー搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置においてトナー収容部に収容されたトナーをトナー排出口から排出して所定の搬送先に移送するトナー搬送装置と、それを備えた画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の電子写真方式を用いた画像形成装置において、トナー容器に収容されたトナーをトナー排出口から排出して現像装置に搬送する、スクリューポンプ(モーノポンプ)を用いたトナー搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1等において、画像形成装置本体には、トナー容器が着脱自在に設置される。装置本体に設置されたトナー収容部としてのトナー収容器(トナー容器)は、トナー排出口を有するノズルが設置されたチューブ(搬送管)に連通する。チューブの一端には、スクリューポンプが接続されている。スクリューポンプは、ロータ、ステータ、吸引口、ユニバーサルジョイント、モータ、等で構成される。そして、モータによってステータ内のロータを所定方向に回転駆動させることでチューブ内に負圧(吸引圧力)を発生させて、トナー容器に収容されたトナーがトナー排出口から排出されてチューブ内を空気とともに移動することになる。チューブ内を移動したトナーは、スクリューポンプの吸引口から吸引された後に、ステータとロータとの隙間に送入されてロータの回転に沿って他端側に送出される。送出されたトナーは、スクリューポンプの送出口から排出されて、現像装置内に補給される。
このようなトナー搬送装置は、トナーの搬送元となるトナー容器と、トナーの搬送先となる現像装置と、の間のトナー搬送経路をフレキシブルなチューブで形成するために、画像形成装置全体のレイアウトの自由度が向上することが知られている。すなわち、スクリューポンプを用いたトナー搬送装置は、フレキシブルなチューブ内から空気を送出してチューブ内に圧力(負圧又は正圧である。)を発生させてトナーを搬送するものであるために、トナー容器、現像装置、トナー搬送経路のレイアウトを比較的自由に設定することができて、画像形成装置を小型化することができる。
また、特許文献1等には、トナー収容部内に挿脱自在にノズルを配設するとともに、このノズルに向けて定期的に空気を送入するエアーポンプを設置する技術が開示されている。この技術は、エアーポンプによってノズルを介してトナー収容部内に定期的に空気を送入することで、トナー収容部に収容されたトナーを定期的に撹拌して、トナーの嵩密度が過剰に上昇するのを抑止することを目的としている。
特開2003−330218号公報
上述した従来の技術は、スクリューポンプの構成が複雑であってトナー搬送装置全体の構成を簡素化できないという問題があった。
さらに、従来の技術は、スクリューポンプのステータとロータとの隙間をトナーが移動する際に、トナーに摩擦力やせん断ストレスが生じてトナーがダメージを受けたり、流動化されたトナーが圧縮されて凝集化したりするという問題もあった。
一方、上述した特許文献1等の技術は、エアーポンプによってノズルを介してトナー収容部内に空気を定期的に送入しているために、トナー収容部に収容されたトナーが撹拌されて、トナーの嵩密度が過剰に上昇するのを抑止する効果が期待できる。しかし、トナー搬送装置にはスクリューポンプが設置されているために、上述の問題を解決する効果は期待できない。
また、上述した問題は、トナー容器から現像部へトナーを搬送するトナー搬送装置に限定されたものではなく、クリーニング部で回収されたトナーをリサイクルトナーとして現像部まで搬送するトナー搬送装置や、クリーニング部で回収されたトナーを廃棄トナーとして回収容器まで搬送するトナー搬送装置であっても、ある程度共通するものである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、比較的簡易な構成でレイアウトの自由度が高く、トナーにダメージを与えたり凝集化させることなく、トナー搬送性が高いトナー搬送装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかるトナー搬送装置は、トナー収容部に収容されたトナーをトナー排出口から排出して現像装置に搬送するトナー搬送装置であって前記トナー収容部の内部に気体を送入する送気手段と、前記トナー収容部に送入された気体の圧力によって前記トナー排出口から排出されたトナーが気体とともに前記現像装置まで移送される搬送管と、前記搬送管の経路中に配設されて前記現像装置へのトナーの補給量を調整する開閉弁と、を備え、前記開閉弁は、前記現像装置に設けられた開口の上方に配設され、前記開閉弁から前記開口に至る前記搬送管の経路を垂直経路としたものである。
また、請求項2記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記送気手段は、前記トナー排出口の近傍に多孔質部材を具備し、前記多孔質部材を介して前記トナー収容部の内部に気体を送入するものである。
また、請求項3記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項2に記載の発明において、前記多孔質部材は、前記トナー収容部に収容されたトナーに埋没する位置に配設されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記多孔質部材は、その開口率が5〜40%になるように形成されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項2〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記多孔質部材は、その平均開口径が0.3〜20μmになるように形成されたものである。
また、請求項6記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項2〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記多孔質部材は、その孔部の平均空孔径が前記トナーの体積平均粒径の0.1〜5倍の大きさになるように形成されたものである。
また、請求項7記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項2〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記多孔質部材は、前記トナー排出口の周囲を囲む前記トナー収容部の壁面に配設されたものである。
また、請求項8記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項2〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記多孔質部材は、前記トナー収容部の底面に配設されたものである。
また、請求項9記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項2〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記送気手段を、チューブを介して前記多孔質部材に接続されたエアーポンプとしたものである。
また、請求項10記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項9に記載の発明において、前記搬送管は、前記トナー排出口が配設されるとともに前記トナー収容部に挿脱自在に設置されるノズルを備え、前記エアーポンプは、前記ノズル内にも多孔質部材を介して気体を送入するように構成されたものである。
また、請求項11記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項1〜請求項10のいずれかに記載の発明において、前記開閉弁の開閉によって前記現像装置へのトナー補給の有無を制御するものである。
また、請求項12記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項1〜請求項11のいずれかに記載の発明において、前記開閉弁の開放時間又は開放量によって前記現像装置へのトナーの補給量を調整制御するものである。
また、請求項13記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項1〜請求項12のいずれかに記載の発明において、前記開閉弁は、前記送気手段が稼動した後に開放されるものである。
また、請求項14記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項1〜請求項13のいずれかに記載の発明において、前記搬送管は、その経路中に単数又は複数の多孔質部材を備え、前記単数又は複数の多孔質部材を介して前記搬送管の内部に気体を送入する送気手段をさらに備えたものである。
また、請求項15記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項1〜請求項14のいずれかに記載の発明において、前記搬送管は、前記トナー排出口が配設されるとともに前記トナー収容部に挿脱自在に設置されるノズルを備えたものである。
また、請求項16記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項1〜請求項15のいずれかに記載の発明において、前記トナー収容部を、画像形成装置本体の内部又は外部に設置されるトナー容器としたものである。
また、請求項17記載の発明にかかるトナー搬送装置は、前記請求項1〜請求項16のいずれかに記載の発明において、前記トナー収容部は、前記トナーとともにキャリアを収容するものである。
また、請求項18記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項17のいずれかに記載のトナー搬送装置を備えたものである。
また、請求項19記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項18に記載の発明において、前記送気手段は、画像形成装置本体のウォームアップ中に稼動されるものである。
本発明は、トナー排出口の近傍に設置した多孔質部材を介してトナー収容部内に気体を送入することで、搬送管を介して搬送先までトナーを移送して、搬送管の経路中に配設した開閉弁によって搬送先へのトナー補給量を調整している。これによって、比較的簡易な構成でレイアウトの自由度が高く、トナーにダメージを与えたり凝集化させることなく、トナー搬送性が高いトナー搬送装置及び画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図4にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す全体構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図であり、図3はそのトナー搬送経路を示す概略図であり、図4はトナー搬送装置を示す構成図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にあるトナー容器保持部50には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナー容器40Y、40M、40C、40Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
トナー容器保持部50の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像装置5Y(現像部)、クリーニング部2Y、除電部(不図示である。)等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、不図示の駆動モータによって図2中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(図1を参照できる。)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによって機械的に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の下方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、図1を参照して、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9K、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14、中間転写クリーニング部10、等で構成される。中間転写ベルト8は、3つのローラ12〜14によって張架・支持されるとともに、1つのローラ12の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の被転写材P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、被転写材Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された被転写材Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送された被転写材Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、被転写材Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、被転写材P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された被転写材Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が被転写材P上に定着される。
その後、被転写材Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像装置(現像部)の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ501Y、現像ローラ501Yに対向するドクターブレード502Y、現像剤収容部503Y、504Y内に配設された2つの搬送スクリュ505Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ506Y、等で構成される。現像ローラ501Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部503Y、504Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。現像剤収容部504Yは、その上方に形成された開口510Yを介してトナー搬送装置に連通している。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。
現像ローラ501Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ501Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ501Y上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤Gは、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー容器40Yに収容されているトナーが、トナー搬送装置30を介して現像剤収容部504Y内に補給される。なお、トナー搬送装置30及びトナー容器40の構成・動作については、後で詳しく説明する。
その後、現像剤収容部504Y内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ505Yによって、現像剤Gとともに混合・撹拌されながら、2つの現像剤収容部503Y、504Yを循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ501Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ501Y上に担持される。
現像ローラ501Y上に担持された現像剤Gは、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード502Yの位置に達する。そして、現像ローラ501Y上の現像剤Gは、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ501Y上に残った現像剤Gはスリーブの回転にともない現像剤収容部503Yの上方に達して、この位置で現像ローラ501Yから離脱される。
図3を参照して、トナー収容部としてのトナー容器40Yが装置本体のトナー容器保持部にセットされると、トナー容器40Yにノズル51(中継部材)が接続される(図4を参照できる。)。そして、トナー容器40Y内に収容されたトナーが、トナー搬送装置30によって、現像装置5Y内に搬送されることになる。
なお、装置本体100のトナー容器保持部50に設置された各トナー容器40Y、40M、40C、40K内のトナーは、各色の現像装置内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー搬送装置30によってそれぞれのトナー搬送経路を経て適宜に各現像装置内に補給される。4つのトナー搬送経路(トナー搬送装置)は、搬送されるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造である。
次に、図3及び図4にて、トナー容器40内のトナーを現像装置5Yに導く、トナー搬送装置30について詳述する。
なお、図4では、トナー容器及び現像装置における符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を省略して図示する。
図4に示すように、トナー搬送装置30は、開閉弁32(開閉手段)、搬送管としてのチューブ31、中継部材としてのノズル51、送気手段としてのエアーポンプ60、等で構成されている。
搬送管としてのチューブ31は、柔軟性と耐トナー性とに優れた材料からなり、その内径が2〜8mmになるように形成されている。チューブ31の材料としては、ポリウレタン、ニトリル、EPDM、シリコン等のゴム材料や、エラストマー樹脂を用いることができる。
このようなフレキシブルなチューブ31を用いることで、トナー搬送経路のレイアウトの自由度が増して、画像形成装置が小型化される。本実施の形態1におけるトナー搬送装置30は、送気手段としてのエアーポンプ60によって多孔質部材72を介してトナー容器40内に空気が送入されトナー容器40の内圧が上昇することで、チューブ31内に圧力を発生させてトナーを移送するものであるために、トナー容器40を現像装置5よりも低い位置に配設することもできる。
チューブ31は、その一端が開閉弁32を介して現像装置5Y(搬送先)の開口510Yに接続され、他端がノズル51に接続されている。チューブ31に設置されたノズル51にはトナー収容部としてのトナー容器40が着脱可能に設置される。そして、トナー容器40内のトナーTが、ノズル51の先端に設けられたトナー排出口52を介して、チューブ31内に移送されることになる。
ノズル51には、多孔質部材としての多孔質管70を介してエアーポンプ60が接続されている。詳しくは、ノズル51の多孔質管70には、チューブ71、電磁弁61、チューブ63を介して、エアーポンプ60が接続されている。多孔質管70(多孔質部材)は、多孔質焼結ガラス等の多孔質材料で構成されている。多孔質材料としては、トナーの平均体積粒径よりも小さな細孔、例えば、平均孔径が10μm程度のガラス製、金属製、樹脂製の焼結多孔質板やメッシュを用いることができる。
このような構成によって電磁弁61の開閉制御によってエアーポンプ60からノズル51内に空気が供給されて、ノズル51内におけるトナー搬送性が高められることになる。
なお、エアーポンプ60は、チューブ63、電磁弁61、チューブ73を介して、トナー容器40の多孔質部材72に対して着脱自在に接続される。そして、電磁弁61の開閉制御によってエアーポンプ60から多孔質部材72を介してトナー容器40内に空気が供給されて、トナー容器40内のトナー排出口52近傍におけるトナー流動性が高められることになる。これについては、後で詳しく説明する。
また、ノズル51の搬送経路53中には、トナー容器40内のトナーTの残量を検知する残量検知手段80〜82(トナーエンド検知手段)が設けられている。残量検知手段は、発光素子80、受光素子81、ガラス管82等で構成される。搬送経路53内にトナーがある場合には、トナーがない場合に比べて、受光素子81の受光量が多くなるために、搬送経路53内のトナーの有無を検知することができる。
以下、ノズル51(搬送管31)に着脱されるトナー容器40について詳述する。
図4を参照して、トナー容器40は、装置本体100のトナー容器保持部50に保持される。トナー容器40は、袋状の容器主部42と、口金部材43を備えた保護ケース41と、で構成される。容器主部42は、ポリエチレン、ナイロン等の樹脂材料又は紙からなるフレキシブルなシート材(厚さが50〜250μm程度であって、単層構造又は複層構造である。)を折り込んで(又は、4枚を溶着して)、気密性を保持して袋状に形成したものである。保護ケース41は、剛性を有する紙、段ボールやプラスチック等の材料で形成され、容器主部42の周囲を覆うとともに、一部に口金部材43が一体的に設置されている。
口金部材43は、袋状の容器主部42の口部に熱溶着(又は接着)されている。口金部材43は、樹脂、紙等からなるケース44、発泡ポリウレタン等からなるシール45、シャッタ46、スプリング47、シャッタケース48、等からなる。一方、装置本体側のノズル51は、先端部にトナー排出口52(開口)が形成され、軸芯部に搬送経路53(トナー排出路)が形成されている。
そして、トナー収容部としてのトナー容器40がトナー容器保持部50にセットされると(トナー容器を装着するときである。)、ノズル51が口金部材43のシャッタ46を押し上げてトナー容器40内に挿入される(図4の状態である。)。これによって、容器主部42とノズル51の搬送経路53とがトナー排出口52を介して連通する。このとき、シール45がノズル51に密着して、トナー容器40からのトナーの漏出を防止する。
これに対して、トナー容器40がトナー容器保持部50の上方に引き抜かれると(トナー容器を取出するときである。)、スプリング47の付勢力によってシャッタ46がシール45の位置まで押し戻される。これによって、容器主部42と搬送経路53との連通が遮断される。このとき、シール45がシャッタ46に密着して、トナー容器40からのトナーの漏出を防止する。
このようなトナー容器40の着脱動作は、既設のトナー容器40内のトナーがすべて消費されて(残量がゼロになって)、既設のトナー容器40を新品のものに交換するときにおこなわれる。なお、本実施の形態1におけるトナー容器40は、フレキシブルであって減容して折り畳むことが可能であるために、運搬時や保管時における取扱性を向上させることができるとともに、収納スペースが低減されて回収物流コストを低廉化することができる。
ここで、本実施の形態1では、トナー収容部としてのトナー容器40の傾斜壁面に多孔質部材72が設けられている。多孔質部材72は、トナー容器40がセットされた状態で、トナー排出口52の近傍であってトナー容器40内に収容されたトナーに埋没する位置(トナー排出口52の周囲を囲むトナー容器40の傾斜壁面である。)に配設されている。ここで、トナー排出口52の周囲を囲むトナー容器40の壁面は、トナー容器40内のトナーをトナー排出口52に向けて効率的に滑落させるためのものであって、その構造としてロート構造、逆裁頭円錐型構造、円錐、楕円錐、三角錐等を逆にした構造、少なくとも一面が傾斜壁面となっている多面側壁を有する多角構造、等を用いることができる。
また、多孔質部材72は、トナー容器40がセットされた状態で、チューブ73、電磁弁61、チューブ63を介して送気手段としてのエアーポンプ60に接続されるように構成されている。多孔質部材72は、空気を通す微細な多孔質材料からなり、その開口率が5〜40%(好ましくは10〜20%である。)になるように形成され、その平均開口径が0.3〜20μm(好ましくは、5〜15μmである。)になるように形成され、その孔部の平均空孔径が前記トナーの体積平均粒径の0.1〜5倍(好ましくは、0.5〜3倍である。)の大きさになるように形成されている。多孔質材料としては、例えば、ガラス、樹脂粒子の焼結体、フォトエッチングされた樹脂、熱的に穿孔された樹脂等の多孔質樹脂材料;金属製の焼結体、穿孔処理された金属板状材料、網積層体、易熔融性金属糸束の周囲に電気化学的方法により金属銅を析出させて易熔融性金属糸束が貫通植設された形に作製した銅版を加熱することにより、該易熔融性金属糸部分が選択的に除去された跡の孔部分を有する選択的熔融跡孔を有する金属材料、等を用いることができる。
このように構成された多孔質部材72を介してトナー排出口52の近傍に空気を送入することで、多孔質部材72からのトナー漏出を抑止しつつ、トナー排出口52近傍のトナーの嵩密度を恒常的に低下させることができる。
さらに、多孔質部材72を介してトナー容器40内に空気を送入することで、トナー容器40内の圧力が上昇する。これによって、トナー容器40からチューブ31内に向けてトナーとともに空気が送入されて、チューブ31内に正圧が発生されて、チューブ31内をトナーが空気とともに搬送先に向けて移動することになる。
ここで、本実施の形態1におけるトナー搬送装置では、チューブ31の経路中であって、搬送先としての現像装置5の近傍に、開閉手段としての開閉弁32が配設されている。開閉弁32は、バタフライ型やシャッタ型の弁であって、モータや電磁ソレノイドを作動することによりチューブ31の経路を開放・閉鎖して現像装置5へのトナー補給量を調整する。
具体的に、開閉弁32が開かれたときには、チューブ31の経路が開放されて、トナー搬送装置30を介するトナー容器40から現像装置5へのトナー補給がおこなわれる。これに対して、開閉弁32が閉ざされたときには、チューブ31の経路が閉鎖されて、現像装置5へのトナー補給がおこなわれない。
また、開閉弁32は現像装置5の開口510Y近傍の真上に配設され、開閉弁32から開口510Yに至るチューブ31aの経路は垂直経路になっている。このような構成によって、開閉弁32を閉じた後であって、開閉弁32から開口510Yに至るチューブ31aの経路で空気による搬送力が遮断された場合であっても、そのチューブ31a内のトナーは自重落下して現像装置5内に残らず補給されることになる。したがって、開閉弁32の開閉制御によっておこなう現像装置5へのトナー補給制御が、トナー補給量のバラツキが少なく高精度なものになる。
以上のように構成されたトナー搬送装置30は、次のように動作することになる。
まず、画像形成装置本体100のメインスイッチが投入されると(又は、長時間稼動が停止された後に再稼動されると)、画像形成装置本体のウォームアップ(初期設定動作)がおこなわれる。具体的に、ウォームアップ中には、定着部20における昇温動作や、作像部6のプロセス条件設定動作等がおこなわれる。そして、このウォームアップ中に、トナー搬送装置30では、開閉弁32を閉じた状態で、エアーポンプ60の稼動(トナー容器40及びノズル51への送気である。)がおこなわれる。これによって、長時間稼動が停止されていても、トナー搬送装置におけるトナーの流動性が充分に時間をかけて高められて、画像形成装置における一連の画像形成プロセスが遅滞なく確実に開始されることになる。
その後、現像装置5Yに設置された濃度検知センサ506Yのセンサ出力に応じて、トナー搬送装置30による現像装置5Yへのトナー補給がおこなわれる。詳しくは、濃度検知センサ506Yが現像剤中のトナー濃度が低いものと検知した場合には、エアーポンプ60が稼動した状態で、開閉弁32の開放が所定時間だけおこなわれる。これによって、トナー容器40内のトナーTは、ノズル51、チューブ31(搬送管)、開閉弁32を介して、現像装置5Y内に補給される。
ここで、容器主部42からノズル51、チューブ31、開閉弁32を介して現像装置5Yに至るトナー搬送路は密閉されているために、エアーポンプ60が稼動して発生したトナー排出力がチューブ31、ノズル51、開閉弁32を介して現像装置5Yにまで伝達され、トナーの移送が可能となる。このように、本実施の形態1におけるトナー搬送装置30は、スクリューポンプを用いることなく、トナーと空気とを適正に混合した状態で、一定の嵩密度を維持した状態で、搬送元から搬送先へのトナー搬送をおこなうものである。そのために、トナーにストレスを与えることなく、トナーの凝集体も形成されにくく、比較的簡易な構成で、トナー補給量の安定したトナー搬送装置となっている。
また、トナー補給時には、送気手段としてのエアーポンプ60から多孔質部材72を介して、容器主部42内のトナー排出口52近傍のトナー中に空気が供給され続ける。多孔質部材72を介してトナー容器40内に送入された空気は、多孔質部材72に存在する無数の微細孔に進入した後に多方向に分岐する。そして、これら無数の微細孔内を通過して多孔質部材72から送出された気体は、無数に分岐した気泡のような状態でトナー排出口52近傍のトナーと混合されることになる。このようにして形成されたトナーと空気とからなる混合体は、嵩密度が低く非常に高い流動性を有するために、トナー排出口52から現像装置5に至るトナー搬送性(トナー排出性)が向上することになる。
具体的に、エアーポンプ60によってトナー排出口52近傍に送入される空気の圧力は0.08kgf/cm2、空気送量は100〜300ml/分(好ましくは、100〜200ml/分である。)に設定されていて、トナー排出口52近傍にトナーと空気とからなる混合体(嵩密度が0.02〜0.3g/cm3程度である。)が形成される。
また、エアーポンプ60から多孔質管70を介して、ノズル51内に空気が供給される。多孔質管70を介してノズル51内に送入された空気は、多孔質管70に存在する無数の微細孔に進入した後に多方向に分岐する。そして、これら無数の微細孔内を通過して多孔質管70から送出された気体は、無数に分岐した気泡のような状態でノズル51内のトナーと混合されることになる。このようにして形成されたトナーと空気とからなる混合体は、嵩密度が低く非常に高い流動性を有するために、ノズル51内におけるトナー搬送性が向上することになる。
ここで、本実施の形態1では、現像装置へのトナー補給をおこなう際に、エアーポンプ60が稼動した後に開閉弁32の開放(閉鎖状態からの開放である。)をおこなっている。詳しくは、開閉弁32が閉じた状態でエアーポンプ60を稼動して、トナー排出口52近傍及びチューブ31内のトナー流動性及びトナー搬送性が充分に高められた後に、開閉弁32を開放している(トナー補給している。)。これによって、開閉弁32の開放時間に比例した安定的なトナー補給制御が可能になる。
また、本実施の形態1では、開閉弁32の開放時間によって、現像装置へのトナー補給量を制御している。具体的に、現像装置内の現像剤のトナー濃度がとても低くて、現像装置へのトナー補給量を多くしたい場合には、開閉弁32の開放時間が長くなるように制御する。これに対して、現像装置内の現像剤のトナー濃度が僅かに低くて、現像装置へのトナー補給量を少なくしたい場合には、開閉弁32の開放時間が短くなるように制御する。なお、本実施の形態1では、開閉弁32の開放時間によって現像装置へのトナー補給量を制御したが、開閉弁32の開放量(開放の割合である。)によって現像装置へのトナー補給量を制御することもできる。
なお、本実施の形態1では、エアーポンプ60の稼動がトナー補給時に常時おこなわれているが、所定時間ごとに断続的におこなうこともできる。
以上説明したように、本実施の形態1においては、トナー排出口52の近傍に設置した多孔質部材72を介してトナー容器40内に空気(気体)を送入することで、チューブ31を介して現像装置5までトナーを移送して、チューブ31の経路中に配設した開閉弁32によって現像装置5へのトナー補給量を調整している。これによって、比較的簡易な構成でレイアウトの自由度が高く、トナーにダメージを与えたり凝集化させることなく、トナー搬送性が高いトナー搬送装置を提供することができる。
なお、本実施の形態1では、トナー容器40内にトナーのみを収容したが、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を現像装置に適宜に供給する画像形成装置に対してはトナー容器40内に2成分現像剤を収容することもできる。その場合であっても、本実施の形態1とほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では、トナー容器40に収容されたトナーを現像装置5に搬送するトナー搬送装置30に対して、本発明を適用した。これに対して、クリーニング部2Y、10で回収されたトナーをリサイクルトナーとして現像装置5まで搬送するトナー搬送装置や、クリーニング部2Y、10で回収されたトナーを廃棄トナーとして回収容器まで搬送するトナー搬送装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。そして、それらの場合にも、トナー収容部としてのクリーニング部2Y、10におけるトナー排出口の近傍であって回収トナーに埋没する位置に多孔質部材を設置して、その多孔質部材を介してクリーニング部2Y、10内に空気を送入することでチューブを介して搬送先までトナーを移送して、チューブの経路中に配設した開閉弁によって搬送先へのトナー補給量(トナー搬送量)を調整することで、本実施の形態1とほぼ同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図5にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図5は、実施の形態2におけるトナー搬送装置30の一部を示す構成図である。本実施の形態2におけるトナー搬送装置は、トナー収容部40の底面に設置された多孔質部材72を介してトナー収容部40内に気体を送入する点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図5に示すように、本実施の形態2におけるトナー容器40Yは、その底面に多孔質部材72が設置されている。詳しくは、前記実施の形態1で説明したトナー容器40の口金部材の一部又は全部が、多孔質部材72によって形成されている。多孔質部材72は、チューブ63、73、電磁弁61を介して、送気手段としてのエアーポンプ60に接続されている。また、図示は省略するが、チューブ31の経路中には、開閉弁が設置されている。
そして、エアーポンプ60から多孔質部材72を介して、トナー容器40Y内のトナー排出口52近傍のトナー中に空気が供給される。このようにしてトナー排出口52近傍に形成されたトナーと空気とからなる混合体は嵩密度が低く非常に高い流動性を有するとともに、トナー容器40Yの内圧上昇がチューブ31に圧力を発生させるために、トナー搬送経路がトナーで詰まることなく、トナー排出口52から現像装置までのトナー搬送性が確保されることになる。
以上説明したように、本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、トナー排出口52の近傍に設置した多孔質部材72を介してトナー容器40内に空気を送入することで、チューブ31を介して現像装置5までトナーを移送して、チューブ31の経路中に配設した開閉弁32によって現像装置5へのトナー補給量を調整している。これによって、比較的簡易な構成でレイアウトの自由度が高く、トナーにダメージを与えたり凝集化させることなく、トナー搬送性が高いトナー搬送装置を提供することができる。
実施の形態3.
図6にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図6は、実施の形態3における画像形成装置を示す構成図である。本実施の形態3は、トナー収容部40が画像形成装置本体100の外部に設置されている点が、トナー収容部40が画像形成装置本体100の内部に設置されている前記実施の形態1のものとは相違する。
図6に示すように、本実施の形態3における画像形成装置は、画像形成装置本体100の外部にトナーバンク200が設置されている。図示は省略するが、トナーバンク200には、複数(各色)の大容量のトナー容器が設置されている。トナーバンク200に設置されたトナー容器40Yは、トナー搬送装置のチューブ(搬送管)31を介して画像形成装置本体100内に設置された現像装置5Yに接続されている。
そして、本実施の形態3におけるトナー容器40Yも、前記実施の形態1のものと同様に、その傾斜壁面に多孔質部材72が設置されている。多孔質部材72は、チューブ73、電磁弁61を介して、送気手段としてのエアーポンプ60に接続されている。また、チューブ31の経路中には、開閉弁32が設置されている。
そして、エアーポンプ60から多孔質部材72を介して、トナー容器40Y内のトナー排出口52近傍のトナー中に適宜に空気が供給される。このようにしてトナー排出口52近傍に形成されたトナーと空気とからなる混合体は嵩密度が低く非常に高い流動性を有するとともに、トナー容器40Yの内圧上昇がチューブ31に圧力を発生させるために、トナー搬送経路がトナーで詰まることなく、トナー排出口52から現像装置までのトナー搬送性が確保されることになる。
以上説明したように、本実施の形態3においても、前記各実施の形態と同様に、トナー排出口52の近傍に設置した多孔質部材72を介してトナー容器40内に空気を送入することで、チューブ31を介して現像装置5までトナーを移送して、チューブ31の経路中に配設した開閉弁32によって現像装置5へのトナー補給量を調整している。これによって、比較的簡易な構成でレイアウトの自由度が高く、トナーにダメージを与えたり凝集化させることなく、トナー搬送性が高いトナー搬送装置を提供することができる。
実施の形態4.
図7にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図7は、実施の形態4における画像形成装置のトナー搬送経路を示す概略図であって、前記実施の形態1における図3に対応する図である。本実施の形態4は、トナー搬送装置30における搬送管31に複数の多孔質部材90a、90bが設置されている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図7に示すように、本実施の形態4では、チューブ31の経路中に複数の多孔質部材としての多孔質管90a、90bが、ほぼ等間隔で設置されている。これらの多孔質管90a、90bは、前記実施の形態1で述べた多孔質管70や多孔質部材72と同様に、多孔質焼結ガラス等の多孔質材料で構成されている。そして、チューブ31に設置された多孔質管90a、90bには、それぞれ、チューブ91a、91b、電磁弁61、チューブ63を介して、エアーポンプ60(送気手段)が接続されている。
このような構成によって電磁弁61の開閉制御によってエアーポンプ60から多孔質管90a、90bを介してチューブ31内に空気が供給されて、チューブ31内におけるトナー搬送性が高められることになる。
すなわち、エアーポンプ60の稼動停止と開閉弁32の閉鎖とによりトナー補給動作を長時間停止することによって、チューブ31内の底面にトナーが沈積されるような状態であっても、トナー補給動作開始直後にエアーポンプ60によって多孔質管90a、90bを介してチューブ31内全域に空気が充分に供給されるために、チューブ31内全域におけるトナー流動性を高めることができる。したがって、トナー搬送装置30によるトナー補給性(トナー搬送性)がさらに高められる。このような本実施の形態4の構成は、チューブ31の長さ(トナー搬送経路)が長く設定されている場合に特に有用である。
以上説明したように、本実施の形態4においても、前記各実施の形態と同様に、トナー排出口52の近傍に設置した多孔質部材72を介してトナー容器40内に空気を送入することで、チューブ31を介して現像装置5までトナーを移送して、チューブ31の経路中に配設した開閉弁32によって現像装置5へのトナー補給量を調整している。これによって、比較的簡易な構成でレイアウトの自由度が高く、トナーにダメージを与えたり凝集化させることなく、トナー搬送性が高いトナー搬送装置を提供することができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置における作像部を示す断面図である。 図1の画像形成装置におけるトナー搬送経路を示す概略図である。 トナー搬送装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態2におけるトナー搬送装置の一部を示す構成図である。 この発明の実施の形態3における画像形成装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4における画像形成装置のトナー搬送経路を示す概略図である。
符号の説明
5、5Y 現像装置(現像部)、 30 トナー搬送装置、
31 チューブ(搬送管)、
32 開閉弁、
40、40Y、40M、40C、40K トナー容器(トナー収容部)、
51 ノズル、 52 トナー排出口、
60 エアーポンプ(送気手段)、
63、71、73、91a、91b チューブ、
70、90a、90b 多孔質管(多孔質部材)、
72 多孔質部材、
100 画像形成装置本体、 200 トナーバンク。

Claims (19)

  1. トナー収容部に収容されたトナーをトナー排出口から排出して現像装置に搬送するトナー搬送装置であって
    前記トナー収容部の内部に気体を送入する送気手段と、
    前記トナー収容部に送入された気体の圧力によって前記トナー排出口から排出されたトナーが気体とともに前記現像装置まで移送される搬送管と、
    前記搬送管の経路中に配設されて前記現像装置へのトナーの補給量を調整する開閉弁と、
    を備え
    前記開閉弁は、前記現像装置に設けられた開口の上方に配設され、
    前記開閉弁から前記開口に至る前記搬送管の経路を垂直経路としたことを特徴とするトナー搬送装置。
  2. 前記送気手段は、前記トナー排出口の近傍に多孔質部材を具備し、前記多孔質部材を介して前記トナー収容部の内部に気体を送入することを特徴とする請求項1に記載のトナー搬送装置。
  3. 前記多孔質部材は、前記トナー収容部に収容されたトナーに埋没する位置に配設されたことを特徴とする請求項2に記載のトナー搬送装置。
  4. 前記多孔質部材は、その開口率が5〜40%になるように形成されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のトナー搬送装置。
  5. 前記多孔質部材は、その平均開口径が0.3〜20μmになるように形成されたことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  6. 前記多孔質部材は、その孔部の平均空孔径が前記トナーの体積平均粒径の0.1〜5倍の大きさになるように形成されたことを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  7. 前記多孔質部材は、前記トナー排出口の周囲を囲む前記トナー収容部の壁面に配設されたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  8. 前記多孔質部材は、前記トナー収容部の底面に配設されたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  9. 前記送気手段は、チューブを介して前記多孔質部材に接続されたエアーポンプであることを特徴とする請求項2〜請求項8のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  10. 前記搬送管は、前記トナー排出口が配設されるとともに前記トナー収容部に挿脱自在に設置されるノズルを備え、
    前記エアーポンプは、前記ノズル内にも多孔質部材を介して気体を送入するように構成されたことを特徴とする請求項9に記載のトナー搬送装置。
  11. 前記開閉弁の開閉によって前記現像装置へのトナー補給の有無を制御することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  12. 前記開閉弁の開放時間又は開放量によって前記現像装置へのトナーの補給量を調整制御することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  13. 前記開閉弁は、前記送気手段が稼動した後に開放されることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  14. 前記搬送管は、その経路中に単数又は複数の多孔質部材を備え、
    前記単数又は複数の多孔質部材を介して前記搬送管の内部に気体を送入する送気手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  15. 前記搬送管は、前記トナー排出口が配設されるとともに前記トナー収容部に挿脱自在に設置されるノズルを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  16. 前記トナー収容部は、画像形成装置本体の内部又は外部に設置されるトナー容器であることを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  17. 前記トナー収容部は、前記トナーとともにキャリアを収容することを特徴とする請求項1〜請求項16のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  18. 請求項1〜請求項17のいずれかに記載のトナー搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  19. 前記送気手段は、画像形成装置本体のウォームアップ中に稼動されることを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
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