JP4702789B2 - トナー搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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さらに、従来の技術は、スクリューポンプのステータとロータとの隙間をトナーが移動する際に、トナーに摩擦力やせん断ストレスが生じてトナーがダメージを受けたり、流動化されたトナーが圧縮されて凝集化したりするという問題もあった。
図1〜図4にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す全体構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図であり、図3はそのトナー搬送経路を示す概略図であり、図4はトナー搬送装置を示す構成図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にあるトナー容器保持部50には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナー容器40Y、40M、40C、40Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
トナー容器保持部50の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(図1を参照できる。)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
その後、被転写材Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ501Y、現像ローラ501Yに対向するドクターブレード502Y、現像剤収容部503Y、504Y内に配設された2つの搬送スクリュ505Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ506Y、等で構成される。現像ローラ501Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部503Y、504Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。現像剤収容部504Yは、その上方に形成された開口510Yを介してトナー搬送装置に連通している。
現像ローラ501Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ501Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ501Y上を移動する。
なお、装置本体100のトナー容器保持部50に設置された各トナー容器40Y、40M、40C、40K内のトナーは、各色の現像装置内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー搬送装置30によってそれぞれのトナー搬送経路を経て適宜に各現像装置内に補給される。4つのトナー搬送経路(トナー搬送装置)は、搬送されるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造である。
なお、図4では、トナー容器及び現像装置における符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を省略して図示する。
このようなフレキシブルなチューブ31を用いることで、トナー搬送経路のレイアウトの自由度が増して、画像形成装置が小型化される。本実施の形態1におけるトナー搬送装置30は、送気手段としてのエアーポンプ60によって多孔質部材72を介してトナー容器40内に空気が送入されトナー容器40の内圧が上昇することで、チューブ31内に圧力を発生させてトナーを移送するものであるために、トナー容器40を現像装置5よりも低い位置に配設することもできる。
なお、エアーポンプ60は、チューブ63、電磁弁61、チューブ73を介して、トナー容器40の多孔質部材72に対して着脱自在に接続される。そして、電磁弁61の開閉制御によってエアーポンプ60から多孔質部材72を介してトナー容器40内に空気が供給されて、トナー容器40内のトナー排出口52近傍におけるトナー流動性が高められることになる。これについては、後で詳しく説明する。
図4を参照して、トナー容器40は、装置本体100のトナー容器保持部50に保持される。トナー容器40は、袋状の容器主部42と、口金部材43を備えた保護ケース41と、で構成される。容器主部42は、ポリエチレン、ナイロン等の樹脂材料又は紙からなるフレキシブルなシート材(厚さが50〜250μm程度であって、単層構造又は複層構造である。)を折り込んで(又は、4枚を溶着して)、気密性を保持して袋状に形成したものである。保護ケース41は、剛性を有する紙、段ボールやプラスチック等の材料で形成され、容器主部42の周囲を覆うとともに、一部に口金部材43が一体的に設置されている。
これに対して、トナー容器40がトナー容器保持部50の上方に引き抜かれると(トナー容器を取出するときである。)、スプリング47の付勢力によってシャッタ46がシール45の位置まで押し戻される。これによって、容器主部42と搬送経路53との連通が遮断される。このとき、シール45がシャッタ46に密着して、トナー容器40からのトナーの漏出を防止する。
さらに、多孔質部材72を介してトナー容器40内に空気を送入することで、トナー容器40内の圧力が上昇する。これによって、トナー容器40からチューブ31内に向けてトナーとともに空気が送入されて、チューブ31内に正圧が発生されて、チューブ31内をトナーが空気とともに搬送先に向けて移動することになる。
具体的に、開閉弁32が開かれたときには、チューブ31の経路が開放されて、トナー搬送装置30を介するトナー容器40から現像装置5へのトナー補給がおこなわれる。これに対して、開閉弁32が閉ざされたときには、チューブ31の経路が閉鎖されて、現像装置5へのトナー補給がおこなわれない。
まず、画像形成装置本体100のメインスイッチが投入されると(又は、長時間稼動が停止された後に再稼動されると)、画像形成装置本体のウォームアップ(初期設定動作)がおこなわれる。具体的に、ウォームアップ中には、定着部20における昇温動作や、作像部6のプロセス条件設定動作等がおこなわれる。そして、このウォームアップ中に、トナー搬送装置30では、開閉弁32を閉じた状態で、エアーポンプ60の稼動(トナー容器40及びノズル51への送気である。)がおこなわれる。これによって、長時間稼動が停止されていても、トナー搬送装置におけるトナーの流動性が充分に時間をかけて高められて、画像形成装置における一連の画像形成プロセスが遅滞なく確実に開始されることになる。
具体的に、エアーポンプ60によってトナー排出口52近傍に送入される空気の圧力は0.08kgf/cm2、空気送量は100〜300ml/分(好ましくは、100〜200ml/分である。)に設定されていて、トナー排出口52近傍にトナーと空気とからなる混合体(嵩密度が0.02〜0.3g/cm3程度である。)が形成される。
なお、本実施の形態1では、エアーポンプ60の稼動がトナー補給時に常時おこなわれているが、所定時間ごとに断続的におこなうこともできる。
図5にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図5は、実施の形態2におけるトナー搬送装置30の一部を示す構成図である。本実施の形態2におけるトナー搬送装置は、トナー収容部40の底面に設置された多孔質部材72を介してトナー収容部40内に気体を送入する点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
そして、エアーポンプ60から多孔質部材72を介して、トナー容器40Y内のトナー排出口52近傍のトナー中に空気が供給される。このようにしてトナー排出口52近傍に形成されたトナーと空気とからなる混合体は嵩密度が低く非常に高い流動性を有するとともに、トナー容器40Yの内圧上昇がチューブ31に圧力を発生させるために、トナー搬送経路がトナーで詰まることなく、トナー排出口52から現像装置までのトナー搬送性が確保されることになる。
図6にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図6は、実施の形態3における画像形成装置を示す構成図である。本実施の形態3は、トナー収容部40が画像形成装置本体100の外部に設置されている点が、トナー収容部40が画像形成装置本体100の内部に設置されている前記実施の形態1のものとは相違する。
そして、エアーポンプ60から多孔質部材72を介して、トナー容器40Y内のトナー排出口52近傍のトナー中に適宜に空気が供給される。このようにしてトナー排出口52近傍に形成されたトナーと空気とからなる混合体は嵩密度が低く非常に高い流動性を有するとともに、トナー容器40Yの内圧上昇がチューブ31に圧力を発生させるために、トナー搬送経路がトナーで詰まることなく、トナー排出口52から現像装置までのトナー搬送性が確保されることになる。
図7にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図7は、実施の形態4における画像形成装置のトナー搬送経路を示す概略図であって、前記実施の形態1における図3に対応する図である。本実施の形態4は、トナー搬送装置30における搬送管31に複数の多孔質部材90a、90bが設置されている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
このような構成によって電磁弁61の開閉制御によってエアーポンプ60から多孔質管90a、90bを介してチューブ31内に空気が供給されて、チューブ31内におけるトナー搬送性が高められることになる。
31 チューブ(搬送管)、
32 開閉弁、
40、40Y、40M、40C、40K トナー容器(トナー収容部)、
51 ノズル、 52 トナー排出口、
60 エアーポンプ(送気手段)、
63、71、73、91a、91b チューブ、
70、90a、90b 多孔質管(多孔質部材)、
72 多孔質部材、
100 画像形成装置本体、 200 トナーバンク。
Claims (19)
- トナー収容部に収容されたトナーをトナー排出口から排出して現像装置に搬送するトナー搬送装置であって、
前記トナー収容部の内部に気体を送入する送気手段と、
前記トナー収容部に送入された気体の圧力によって前記トナー排出口から排出されたトナーが気体とともに前記現像装置まで移送される搬送管と、
前記搬送管の経路中に配設されて前記現像装置へのトナーの補給量を調整する開閉弁と、
を備え、
前記開閉弁は、前記現像装置に設けられた開口の上方に配設され、
前記開閉弁から前記開口に至る前記搬送管の経路を垂直経路としたことを特徴とするトナー搬送装置。 - 前記送気手段は、前記トナー排出口の近傍に多孔質部材を具備し、前記多孔質部材を介して前記トナー収容部の内部に気体を送入することを特徴とする請求項1に記載のトナー搬送装置。
- 前記多孔質部材は、前記トナー収容部に収容されたトナーに埋没する位置に配設されたことを特徴とする請求項2に記載のトナー搬送装置。
- 前記多孔質部材は、その開口率が5〜40%になるように形成されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のトナー搬送装置。
- 前記多孔質部材は、その平均開口径が0.3〜20μmになるように形成されたことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載のトナー搬送装置。
- 前記多孔質部材は、その孔部の平均空孔径が前記トナーの体積平均粒径の0.1〜5倍の大きさになるように形成されたことを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載のトナー搬送装置。
- 前記多孔質部材は、前記トナー排出口の周囲を囲む前記トナー収容部の壁面に配設されたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載のトナー搬送装置。
- 前記多孔質部材は、前記トナー収容部の底面に配設されたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載のトナー搬送装置。
- 前記送気手段は、チューブを介して前記多孔質部材に接続されたエアーポンプであることを特徴とする請求項2〜請求項8のいずれかに記載のトナー搬送装置。
- 前記搬送管は、前記トナー排出口が配設されるとともに前記トナー収容部に挿脱自在に設置されるノズルを備え、
前記エアーポンプは、前記ノズル内にも多孔質部材を介して気体を送入するように構成されたことを特徴とする請求項9に記載のトナー搬送装置。 - 前記開閉弁の開閉によって前記現像装置へのトナー補給の有無を制御することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載のトナー搬送装置。
- 前記開閉弁の開放時間又は開放量によって前記現像装置へのトナーの補給量を調整制御することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載のトナー搬送装置。
- 前記開閉弁は、前記送気手段が稼動した後に開放されることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載のトナー搬送装置。
- 前記搬送管は、その経路中に単数又は複数の多孔質部材を備え、
前記単数又は複数の多孔質部材を介して前記搬送管の内部に気体を送入する送気手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載のトナー搬送装置。 - 前記搬送管は、前記トナー排出口が配設されるとともに前記トナー収容部に挿脱自在に設置されるノズルを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載のトナー搬送装置。
- 前記トナー収容部は、画像形成装置本体の内部又は外部に設置されるトナー容器であることを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載のトナー搬送装置。
- 前記トナー収容部は、前記トナーとともにキャリアを収容することを特徴とする請求項1〜請求項16のいずれかに記載のトナー搬送装置。
- 請求項1〜請求項17のいずれかに記載のトナー搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 前記送気手段は、画像形成装置本体のウォームアップ中に稼動されることを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
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