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JP4703285B2 - 無停電工具 - Google Patents
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Description

本発明は、低電圧需要家の取引用電力量計などの計器に接続された電源側電線と負荷側電線とを短絡させて、無停電で、計器を交換するために使用される無停電工具に関する。
従来技術の一例の無停電工具について図を参照しつつ説明する。図6は従来技術の無停電工具の外観図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は平面図、図6(c)は右側面図、図6(d)は底面図である。図7は計器への無停電工具の接続状態を説明する説明図であり、図7(a)は接続状態の正面図、図7(b)は接続状態の右側面図である。図6,図7では計器200を取り外すため、この無停電工具400が、電線100に接続された状態が示されている。
電線100は、詳しくは図6(a),(b)で示すように、電源(図示せず)に接続された1S,2Sという電源側電線101と、負荷(図示せず)に接続された1L,2Lという負荷側電線102と、を総称するものである。
計器200は各種あるが、例えば、図7(a),(b)で示すように、一般家屋に取付けられている積算電力量計などである。このような積算電力量計などの計器200は、通常は風雨から保護するため、計器箱300に収容されていることが多い。
続いて、無停電工具400について説明する。無停電工具400は、図6で示すように、本体401、固定台402、締結ねじ403、押し切りねじ404、表示部405、スイッチ406を備えている。
本体401は、例えば樹脂成形品であり、その内部にバイパス回路をなす接続導体(図示せず)が埋め込まれている。この本体401には、押し切りねじ404が螺合されるめねじ部が設けられている。また、この本体401には、図6(b),(d)で示すように、電源側電線101と負荷側電線102を配置する溝が形成されている。この溝により電源側電線101と負荷側電線102とが所定の位置に配置・誘導される。
固定台402は、例えば樹脂成形品で板状に形成されており、図6(b),(d)で示すように、電源側電線101と負荷側電線102を配置する溝が形成されている。この溝により電源側電線101と負荷側電線102とが所定の位置に配置・誘導される。
締結ねじ403は、本体401に形成された挿通孔に挿通されるとともに固定台402に螺挿されるようになされており、締結ねじ403を締め付けると本体401と固定台402とが電源側電線101と負荷側電線102を挟み込んだ状態で締結固定される。
押し切りねじ404は、本体401の内部に設けられためねじ部に螺挿されており、電源側電線101と負荷側電線102の絶縁被覆を押し切って、双方の電線を短絡させ、本体401の内部に設けられた接続導体(図示せず)と電気的接続をおこなってバイパス回路を形成する。
表示部405は、例えばランプなどであり、上記のバイパス回路の1S−1L間が電気的に接続されたときに表示するランプと、同じくバイパス回路の2S−2L間が電気的に接続されたときに表示するランプと、を備える。
スイッチ406は、上記の2系統のランプをONーOFFするようになされ、電源側電線101と負荷側電線102との1S−1L間および2S−2L間の接続がなされているときにスイッチ406をONにすると、表示ランプ405が両者ともに点灯・点滅するため、接続の可否が確認できる。
続いて無停電工具400を使った計器交換について概略説明する。
交換対象となっている計器200に接続されている電源側電線101と負荷側電線102を、固定台402と本体401とで挟み、押し切りねじ404により被覆を押し切ってバイパス回路を形成する。続いて、スイッチ406をONにすると電源側電線101と負荷側電線102の接続がなされているときに表示部405の両方が点灯・点滅し、接続によりバイパス回路が形成されたことを確認できる。この状態で失効替えとなった計器200を取り外し、新たに検定済みの計器200を取付ける。これにより負荷側は無停電で交換することが可能になる。
無停電工具400はこのようなものである。
このような従来技術の無停電工具は、特許文献1(特許第3392824号公報)および特許文献2(特許第2648906号公報)等にも開示されている。
特許第3392824号公報 特許第2648906号公報
従来技術の計器200のうち、特に電力量計(WHM)は、キュービクルや計器箱のようにスペース的にさほど余裕が無い箇所に収納設置されていることが多く、従来技術の無停電工具ではそのまま対処出来ないことや著しく作業効率が悪化することがある。
例えば、図7(a),(b)で示したような電力量計(WHM)などの計器200は、計器箱300内に収容されているが、このような計器箱300内に収容された計器200を交換する場合、従来技術の無停電工具400では、図6で示したように縦長の形状を有していることに起因して、図7で示すように、計器箱300内に収まらず、計器200の交換が困難であるという問題があった。このように、無停電工具400の取付けが困難なキュービクル(図示せず)や計器箱300に収容されている計器200に対しても、取付けが可能な無停電工具の開発が要請されていた。
そこで、本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、狭い収容スペース内に収められている計器に対しても接続できるようにした無停電工具を提供することにある。
本発明の請求項1に係る無停電工具は、
計器に接続された電源側電線及び負荷側電線に固定された状態で、本体内に設けられためねじ部に押し切りねじをねじ込むことにより、これら電源側電線と負荷側電線とを押し切りねじを介して相互に短絡してバイパス回路を形成する押し切り部と、
バイパス回路と電気的に接続される接続子と、バイパス回路が接続されたことを表示する表示部を含む操作パネルと、を有し、押し切り部の押し切りねじが螺挿されているめねじ部にこの接続子を挿入することで、押し切り部のねじ頭と接続確認部の接続子とが電気的に接続されたことを、操作パネルの表示部が表示することにより、電源側電線と負荷側電線との接続の可否を知らせる接続確認部と、
を備え、
この接続確認部は、押し切り部の押し切りねじのねじ頭と電気的に接続されて、電源側電線と負荷側電線との接続の可否を知らせることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る無停電工具は、
請求項1に記載の無停電工具において、
前記接続確認部の接続子は弾性部により付勢力が加えられており、押し切りねじのねじ頭と接続子とが密着した状態で電気的に接続されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る無停電工具は、
請求項1または請求項2に記載の無停電工具において、
上下方向に配線される電源側電線と負荷側電線とに押し切り部を取付けたとき、押し切り部のめねじ部は電源側電線と負荷側電線とに対して略垂直方向であって前面方向へその中心軸が伸び、また、接続確認部の接続子が押し切り部のめねじ部に挿入されたとき操作パネルが前面に位置することを特徴とする。
本発明によれば、狭い収容スペース内に収められている計器に対しても接続できるようにした無停電工具を提供することができる。
本発明の無停電工具を実施するための最良の形態について図に基づき説明する。図1は本形態の無停電工具の説明図であり、図1(a)は使用状態の正面図、図1(b)は使用状態の側面図である。図2は本形態の無停電工具の使用状態の平面図である。
続いて、無停電工具1について説明する。図1(a),(b)において、計器200を取り外すため、無停電工具1(詳しくは押し切り部10のみ)が電線100に接続された状態が示されている。
電線100は、詳しくは電源(図示せず)に接続された1S,2Sという電源側電線101と、負荷(図示せず)に接続された1L,2Lという負荷側電線102と、を総称するものである。
計器200は各種あるが、例えば、一般家屋に取付けられている積算電力量計などである。
計器箱300は計器200を外界から保護するために設けられる。
このような計器200を取り外すため、無停電工具1が使用される。
この無停電工具1は、図1で示すように押し切り部10と、接続確認部20と、を備えている。なお、押し切り部10と、接続確認部20とは、通常は離脱しており、押し切り部10を単体で電線100に固定してバイパス回路を形成するものであり、このバイパス回路が形成されたか否かという接続確認をするときだけ、図1(b)で示すように、押し切り部10に接続確認部20を接続して用いる。なお、取換え方法については後述する。
まず、無停電工具1の詳細について図を参照しつつ説明する。図3は本形態の無停電工具のうち押し切り部の外観図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は平面図、図3(c)は右側面図、図3(d)は底面図である。図4は本形態の無停電工具のうち接続確認部の外観図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は正面図である。
押し切り部10は、詳しくは図3で示すように、本体11、固定台12、締結ねじ13、押し切りねじ14を備えている。
本体11は、例えば樹脂成形品であり、その内部にバイパス回路をなす接続導体(図示せず)が埋め込まれている。この本体11の内部には、図2で示すように、押し切りねじ14が螺合されるめねじ部111が4本設けられている。また、図3(b),(d)で示すように、電源側電線101と負荷側電線102を配置する円溝112が形成されている。この円溝112により電源側電線101と負荷側電線102とが所定の位置に配置・誘導される。
固定台12は、例えば樹脂成形品で板状に形成されており、図3(b),(d)で示すように、電源側電線101と負荷側電線102を配置するV溝121が形成されている。このV溝121により電源側電線101と負荷側電線102とが所定の位置に配置・誘導される。例えば、図2で示すように本体11の円溝112と固定台12のV溝121内に固定される。押し切り時には固定台12のこのV溝121内に入り込み、確実に固定される。
締結ねじ13は、本体11に形成された挿通孔(図示せず)に挿通されるとともに固定台12に螺挿されるようになされており、締結ねじ13を締め付けると本体11と固定台12とが電源側電線101と負荷側電線102を挟み込んだ状態で締結固定される。
押し切りねじ14は、本体11の内部に設けられ、電源側電線101と負荷側電線102との絶縁被覆を押し切って、双方の電線を短絡させ、本体11の内部に設けられた接続導体(図示せず)と電気的接続をおこなってバイパス回路を形成する。
押し切り部10はこのように構成される。
接続確認部20は、図4で示すように本体21と、シャフト22と、接続子23と、弾性体の具体例であるばね24と、表示部25と、電源スイッチ26と、操作パネル27と、を備えている。
本体21は、その内部に内部回路が収納されているケースである。この内部回路は表示部25に接続されている。
シャフト22は、本体21から突出している。また、シャフト22は本体21内の内部回路に電気的に接続されている。
接続子23は、シャフト22に軸支されて、矢印A方向を移動できるようになされている。また、シャフト22に電気的に接続されている。
ばね24は、シャフト22が中心に挿通されるとともに、接続子23と本体21との間に配置されており、接続子23を外側に付勢している。なお、ばね24に代えて、弾性体の他の例であるゴム体等を採用しても良い。
表示部25は、例えば、表示ランプやLED素子などであり、上記のバイパス回路の1S−1L間が電気的に接続されたときに表示する1S−1L表示部と、同じくバイパス回路の2S−2L間が電気的に接続されたときに表示する2S−2L表示部と、を備える。この表示部25は、押し切りねじ14,接続子23、シャフト22を通じて電線100と内部回路とが導通したときに、点灯・点滅する。
なお、図4(b)で示すように、他の表示部として、負荷の有無を確認できる負荷表示部や、BC(BreakingCurrent:破壊電流)が流れたときに表示するBC表示部も含めることができる。
スイッチ26は、内部回路のうち上記の2系統のランプをONーOFFするような形態で接続がなされており、電源側電線101と負荷側電線102との1S−1L間および2S−2L間の接続がなされているときにのみスイッチ26をONにすると、表示ランプ25が両者ともに点灯・点滅する。
操作パネル27は、表示部25やスイッチ26を配置する。
このような無停電工具1では、上下方向に配線される電源側電線101と負荷側電線102に押し切り部10を取付けたとき、図2で示すように、押し切り部10のめねじ部111は電源側電線101と負荷側電線102に対して略垂直方向であって前面方向へその中心軸が伸びている。そして、接続確認部20の接続子23が押し切り部10のめねじ部111に挿入されたとき操作パネル27が前面に位置する。このような構成となるため、上下方向に空間的余裕が無い場合でも無停電工具1の取付けが可能となる。
続いて、無停電工具1を使った計器交換について図を参照しつつ説明する。図5は、無停電工具の使用方法を説明する説明図であり、図5(a)は接続確認部の接続前の正面図、図5(b)は接続確認部の接続前の側面図、図5(c)は接続確認部の接続後の側面図である。
まず、交換対象となっている計器200に接続されている電源側電線101と負荷側電線102に対して固定台12と本体11とを挟み、押し切りねじ14により被覆を押し切ってバイパス回路を形成する。この場合、図5(a)で示すような状態となる。この場合、図1(a),(b)で示すように、縦方向の長さが従来技術と比較しても十分に短く形成されている押し切り部10のみを計器箱300内に収容するため、計器箱300に影響されることなく、接続することができる。
続いて、図5(b),図1(b)で示すように、接続確認部20を押し切り部10に取付ける。この場合、作業員は、その手に持った接続確認部20の接続子を、押し切り部10のめねじ部111に差し込んで図5(c)で示すような状態とする。
この場合、図2で示すように、接続確認部20の接続子23が、押し切り部10のめねじ部111に螺挿されている押し切りねじ14のねじ頭141と接触して電気的に接続される。
押し切りねじ14の位置は、電源側電線101と負荷側電線102との状態によって若干位置が異なり、また、作業員によって接続確認部20の配置位置が異なり、これら位置の違いが相俟って接続位置は常に異なるが、本形態ではばね24の付勢力により接続子23が常にねじ頭141に密着するようにして位置の違いを吸収するため、確実に電気的接続が行われる。
続いて、電源スイッチ26をONにすると電源側電線101aと負荷側電線101bの接続がなされているときに表示部25が点灯または点滅して、接続されたことを確認できる。
確認終了後に接続確認部20を取り外し、図1(a),図5(a)の状態に戻す。この状態で失効替え計器200を取り外し、検定済みの計器200を取付ける。これにより負荷側は無停電のままで計器200を交換することが可能になる。
無停電工具1の使用方法はこのようなものである。
以上本形態について説明した。計器のうち電力量計(WHM)は、スペース的にさほど余裕が無いキュービクルや計器箱に収納設置されていることが多いが、本形態の無停電工具1では押し切り部10が単体となることで小型化が図られており、計器箱300に影響されることなく押し切り部10を取付けることができる。また、押し切り部10を奥側に、また、接続確認部20を手前側に配置するようにしたため、特に計量の都合上手前方向にスペースを確保しやすい、つまり開口部等前面方向がオープンスペースであるキュービクルや計器箱の計器の取換えに好適である。
なお、本形態では単相二線式電力量計(WHM)について説明したが、単相三線式や三相三線式低圧配電系統に設置される電力量計(WHM)に適用できることはいうまでも無い。
本発明を実施するための最良の形態の無停電工具の説明図であり、図1(a)は使用状態の正面図、図1(b)は使用状態の側面図である。 本発明を実施するための最良の形態の無停電工具の使用状態の平面図である。 本発明を実施するための最良の形態の押し切り部の外観図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は平面図、図3(c)は右側面図、図3(d)は底面図である。 本発明を実施するための最良の形態の無停電工具のうち接続確認部の外観図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は正面図である。 無停電工具の使用方法を説明する説明図であり、図5(a)は接続確認部の接続前の正面図、図5(b)は接続確認部の接続前の側面図、図5(c)は接続確認部の接続後の側面図である。 従来技術の無停電工具の外観図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は平面図、図6(c)は右側面図、図6(d)は底面図である。 計器への無停電工具の接続状態を説明する説明図であり、図7(a)は接続状態の正面図、図7(b)は接続状態の右側面図である。
符号の説明
1:無停電工具
10:押し切り部
11:本体
111:めねじ部
112:円溝
12:固定台
121:V溝
13:締結ねじ
14:押し切りねじ
141:ねじ頭
20:接続確認部
21:本体
22:シャフト
23:接続子
24:ばね
25:表示部
26:電源スイッチ
27:操作パネル
100:電線
101:電源側電線
102:負荷側電線
200:計器
300:計器箱

Claims (3)

  1. 計器に接続された電源側電線及び負荷側電線に固定された状態で、本体内に設けられためねじ部に押し切りねじをねじ込むことにより、これら電源側電線と負荷側電線とを押し切りねじを介して相互に短絡してバイパス回路を形成する押し切り部と、
    バイパス回路と電気的に接続される接続子と、バイパス回路が接続されたことを表示する表示部を含む操作パネルと、を有し、押し切り部の押し切りねじが螺挿されているめねじ部にこの接続子を挿入することで、押し切り部のねじ頭と接続確認部の接続子とが電気的に接続されたことを、操作パネルの表示部が表示することにより、電源側電線と負荷側電線との接続の可否を知らせる接続確認部と、
    を備え、
    この接続確認部は、押し切り部の押し切りねじのねじ頭と電気的に接続されて、電源側電線と負荷側電線との接続の可否を知らせることを特徴とする無停電工具。
  2. 請求項1に記載の無停電工具において、
    前記接続確認部の接続子は弾性部により付勢力が加えられており、押し切りねじのねじ頭と接続子とが密着した状態で電気的に接続されることを特徴とする無停電工具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の無停電工具において、
    上下方向に配線される電源側電線と負荷側電線とに押し切り部を取付けたとき、押し切り部のめねじ部は電源側電線と負荷側電線とに対して略垂直方向であって前面方向へその中心軸が伸び、また、接続確認部の接続子が押し切り部のめねじ部に挿入されたとき操作パネルが前面に位置することを特徴とする無停電工具
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