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JP4703751B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description

本発明は防振機能を有する支持部材を備えた電子機器にかかるものであって、特に支持部材の緩衝性を向上させる電子機器にかかる。
例えばHDD(Hard Disk Drive)のような振動に対する考慮が必要な装置を有する電子機器において、この装置と、これを支持する支持部材との間では互いに振動及び衝撃の影響を与え合う。この装置から発生する振動が支持部材を介して電子機器全体へと伝わり、この振動が電子機器の他の部材にも及んでしまう。また、逆に電子機器の他の部品又は電子機器外部からの振動、衝撃が支持部材を介してこの装置に伝播してしまうことにより悪影響を与えかねない。振動及び衝撃は、この装置又は電子機器の部品の故障、劣化、また騒音等の問題を引き起こすことがある。
そこで被支持体と支持体との間に弾性体を設けることで振動の伝播を防止する防振装置が提案されている。(特許文献1を参照)。
実開平6−32788号公報
特許文献1に示される防振装置においては、被支持体と支持体との間にゴム弾性体を設けることで振動の伝播を防止している。しかし、ゴム弾性体の支持体との接触箇所でのみでしか本体ユニットの支持を行っていないため、振動や衝撃の緩衝性が不十分である場合が多く存在する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、ある装置が搭載される電子機器と、この装置が支持された状態で受ける振動や衝撃に対する緩衝性を向上させる電子機器を提供することを目的とする。
本発明にかかる電子機器は、被支持体と、略水平方向に貫通孔を有する支持部材と、前記支持部材の貫通孔を通り、前記被支持体と該支持部材とを略水平方向に固定する固定具と、前記固定具と前記支持部材との間に設けられており、前記支持部材の貫通孔の内周面によって支持されている第1の箇所と、該支持部材の貫通孔の内周面によって支持されていない第2の箇所とを有する緩衝部材と、前記支持部材の側面から略水平方向に突出させて設けられ、前記緩衝部材の第2の箇所の下方を支持する支持体とを具備することを特徴としている。
また、本発明にかかる電子機器は、被支持体と、略水平方向に貫通孔を有する支持部材と、前記支持部材の貫通孔を通り、前記被支持体と該支持部材とを略水平方向に固定する固定具と、前記固定具と前記支持部材との間に設けられており、前記支持部材の貫通孔内に存在する第1の箇所と、該支持部材の貫通孔内に存在しない第2の箇所とを有する緩衝部材と、前記支持部材の側面から略水平方向に突出させて設けられ、前記緩衝部材の第2の箇所の下方を支持する支持体とを有しており、前記緩衝部材の前記第1の箇所は前記支持部材に支持されていないことを特徴としている。
本発明によれば、支持する装置とこの装置が搭載される電子機器間とでの緩衝性を向上させる電子機器を実現することができる。
第1の実施形態における電子機器の記憶装置と支持部材との固定箇所の一例を示す図。 第1の実施形態における電子機器の記憶装置と支持部材との固定箇所の一例を示す分解図。 第1の実施形態における電子機器の記憶装置と支持部材との固定箇所の一例を示す分解斜視図。 第1の変形例における電子機器の記憶装置と支持部材との固定箇所の一例を示す分解斜視図。 第2の変形例における電子機器の記憶装置と支持部材との固定箇所の一例を示す分解斜視図。 従来の電子機器を水平方向から見たときの断面図の一例を示す図。
本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
そこでまず、従来の電子機器60の態様を図6を用いて説明する。
図6は従来の電子機器60を水平方向から見たときの断面図の一例を示す図である。
図6に示すように、電子機器60は記憶装置61、支持底部62、支持部材63、段付ネジ64、および弾性体65から構成されている。
記憶装置61は、例えばハードディスクドライブ(以下、HDD)のような記憶媒体と、この記憶媒体を保護する筐体とから構成される記憶装置である。従来例及び本実施形態においては記憶装置が有する記憶媒体をHDDと例示して説明するが、これに限定されず、他の記憶媒体であってもよい。記憶装置61は段付ネジ64が螺合可能なネジ穴を側面に有している。記憶装置61は支持部材63によって支持される被支持体である。
支持底部62は支持部材63等を介して記憶装置61を下方より支持する部材である。
支持部材63は支持底部62に接続されて下方より支持されており、記憶装置61の支持を行う、例えば金属製の部材である。電子機器60に支持部材63は4つ設けられており(図6には2つしか図示しないが、これと同様なものが、図面奥行き方向に記憶装置61を挟んで左右一つずつ存在する)、記憶装置61を4箇所で支持している。支持部材63には貫通孔が設けられており、貫通孔を通された段付ネジ64を介して記憶装置61を支持する。
段付ネジ64は例えば金属性のネジであり、支持部材63の貫通孔を通り、記憶装置61に設けられたネジ穴に螺合されることによって支持部材63と記憶装置61とを固定する固定具である。ここで段付ネジ64は支持部材63と直接接触してはいないが、弾性体65を介して支持部材63を固定する。段付ネジ64は、フランジ部64a、芯部64b、および雄ネジ部64cから構成されており、雄ネジ部64cによって記憶装置61と螺合され、芯部64bで支持部材63よって下方より支持される。また、段付ネジ64はフランジ部64aに溝を有しており、この溝を利用して例えばドライバー等によって固定される。
弾性体65は例えばゴムのような弾性を持った材料で構成されており、振動又は衝撃の緩衝性を有する緩衝部材の一例である。従来例及び本実施形態において弾性体65は中空の筒型であって、外部に凸部65a及び凹部65bを有している。支持部材63はこの凹部65bと接触する上面によって、弾性体65の支持を行っている。また、弾性体65はこの凹部65bによって支持部材63に対する図6中の左右方向に関して固定されており、左右方向に移動することはない。
弾性体65は振動及び衝撃を吸収し、それらを熱エネルギーに変換させて発散する性質を持つ。このため、弾性体65は記憶装置61から発生する振動を吸収し、支持部材63に伝播する振動を低減させる機能を有する。また電子機器60の外部より与えられる振動及び衝撃、または電子機器60の他の部品によって発生する振動を吸収し、記憶装置61に伝わる振動及び衝撃を低減させる機能を有する。また弾性体65の記憶装置61側の側面は記憶装置61と接触しており、図6横方向の振動、衝撃に関しても吸収する機能を有する。また従来例及び本実施形態における記憶装置61の例としてはHDDを挙げて説明しているが、HDDにおいては内部に存在するディスクが図6の上下方向を軸に回転しており、その回転軸は記憶装置61の重心を通る垂直軸と一致しない場合がある。このため記憶装置61はディスクの回転中に偏心が存在し、図6中左右方向への振動が発生する。弾性体65を図6左右方向に関して記憶装置61と接触させることで、この左右方向の記憶装置61の振動および、その振動の支持部材63への伝播が低減されている。
この様に記憶装置61の図6左右方向への振動を低減するため、支持部材63によって記憶装置61を横方向から支持するように電子機器60は構成されている。更に弾性体65に凸部65aおよび凹部65bを形成し、凹部65bを支持部材63と嵌合させることによって、支持部材63に対する記憶装置61の横方向への固定を行い、更に記憶装置61と支持部材63との間に凸部65aを位置させることによって、記憶装置61と支持部材63との間の図面左右方向(略水平方向)への振動および衝撃の伝播を低減している。
しかし、このように凹部65b構成すると、電子機器60は弾性体65の断面積の少ない(支持部材63と段付ネジ64との距離が最も短くなっている)凹部65bのみが支持部材63によって下方から支持されるようになる。なので、例えば電子機器60の図6における上下方向に大きな衝撃がかかるような場合は、衝撃による支持部材63からの過大な力によって、弾性体65の厚みの薄い凹部65bが破断してしまう可能性がある。弾性体65の凹部65bが破断してしまうと、支持部材63と段付ネジ64とが直接接触してしまい、記憶装置61と支持部材63との間の振動及び衝撃を吸収する機構がなくなり、振動及び衝撃がそのまま伝播することとなってしまう。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態を図1乃至図3を用いて説明する。
図1は本実施形態における電子機器10の記憶装置11と支持部材13との固定箇所の一例を示す図である。また図2は本実施形態における電子機器10の記憶装置11と支持部材13との固定箇所の一例を示す分解図である。図1および図2には電子機器10、記憶装置11、支持部材13、段付ネジ14、弾性体15および突起16が示されている。図1および図2を用いた説明において、図6に示す構成と説明が同様となる部分はこの説明を省略する。
電子機器10は記憶装置11、支持底部(図6の電子機器60における支持底部62と同様の位置に存在し、本実施形態においては図示しない)、支持部材13、段付ネジ14、弾性体15および突起16を有している。本実施形態の電子機器10においては支持部材13の側面に支持体としての突起16が設けられている。この突起16は支持部材13の側面上の、弾性体15の凸部15aと接触する箇所に設けられており、弾性体15の凸部15aを下方より支持する機能を有している。この様に支持部材13に突起16を設けて弾性体15の凸部15aを下方より支持することで、弾性体15の支持を行う面積が増加し、支持面における応力が減少し、また、弾性体15の振動及び衝撃を吸収可能な体積が増加する。このため、記憶装置11および支持部材13との間での、互いの振動及び衝撃が伝播し難くなり、振動及び衝撃の影響が小さくなる。つまりは緩衝性が向上する。
本実施形態においては図1のように突起16は支持部材13の記憶装置11が存在しない側の側面に設けられて例示されているがこれに限定されず、逆の記憶装置11が存在する側の側面に設けられていてもよい。しかしこのとき、突起16が記憶装置11に直接接触してしまうと振動が弾性体15を介さず、振動及び衝撃の吸収機能の低い突起16を介して、支持部材13に伝播されてしまうこととなるため突起16の大きさは記憶装置11に接触しない大きさとする必要がある。
本実施形態では弾性体15は支持部材13から与えられる力(衝撃)を受ける面積が大きくなるため、受ける応力が小さくなり、弾性体15の疲労寿命も延ばすことができる。
また、本実施形態における電子機器10では記憶装置11によって生じる振動の、他の部品への伝播を低減でき、この振動が原因となって他の部品から発生する騒音(例えば振動による部品同士の接触等によって発生する騒音)も低減することができる。
図3は本実施形態における電子機器10の記憶装置11と支持部材13との固定箇所の一例を示す分解斜視図である。
本実施形態において突起16は直方体状の形状を有している。本実施形態における突起16は、例えば支持部材13の貫通孔31の下に、上方向が接続されたままとなるようにコの字型の切り込みを入れ、切り込みを入れた箇所を突起16のように折り曲げることで形成している。この突起16は弾性体15を貫通孔31に取り付けたとき、弾性体15の凸部15aが突起16の上面に接触する位置に設けられる。
本実施形態のおいては、このように支持部材13の一部を折り曲げることで突起16を形成できるため加工性が良い。また、従来から存在している弾性体15の凸部15aを支持に利用できるため安価に構成することが出来る。
(第1の変形例)
本発明の第1の変形例について図4を参照して説明する。
図4は本変形例における電子機器10の記憶装置11と支持部材13との固定箇所の一例を示す図である。
本変形例において、第1の実施形態と異なる箇所は突起41の形成方法及び形状が異なっている部分である。
本変形例での突起41の形成の仕方は、まず支持部材13の貫通孔31の下に2本水平方向の切り込みを入れる。そして、この2本の切り込みの間の部位に、面に対して垂直に力をかけて、切り込みの間の部位が突出するように変形させることで形成する。このとき変形した部位は塑性変形を起こしているため、元の形状に戻ることはない。
ここでも支持部材13の側面上の突起41の設けられる位置は突起41の上面が、支持部材13に取り付けられた弾性体15の凸部15aと接触する位置である。
本変形例のおいては、このように支持部材13を変形させて突起41を構成することで、従来の電子機器60に他の部材を追加することなく電子機器10における振動及び衝撃の伝播を低減することが可能となる。
(第2の変形例)
本発明の第3の実施の形態を図5を参照して説明する。
図5は本変形例における電子機器10の記憶装置11と支持部材13との固定箇所の一例を示す図である。
本変形例において、第1の実施形態および第1の変形例と異なる箇所は突起51の形成方法及び形状が異なる点である。
本変形例における突起51は第1の実施形態および第1の変形例のように支持部材13を変形させて形成されるのではなく、突起51を支持部材13とは異なる部材によって構成して、支持部材13に固定することによって形成されるものとして例示している。突起51の支持部材13への固定方法としては接着剤による固定や、ネジ止め等の物理的な固定等の様々な固定方法が考えられる。しかし、これに限定されず、支持部材13と突起51とは同部材より形成される一体成型であってもよい。
ここでも支持部材13の側面上の突起51の設けられる位置としては突起51の上面が、支持部材13に取り付けられた弾性体15の凸部15aと接触する位置に設けられる。
本変形例においては、支持部材13の記憶装置11が存在する側の面及び、その裏の面の両方に突起51を形成することが可能であるため、弾性体15に接触する支持箇所が更に増えて、突起51と弾性体15との接触面積が、一方の面に突起が設けられる場合よりもさらに増加するため、より振動及び衝撃伝播の低減効果が向上する。
また本変形例において突起51を支持部材13の両面に設けるとすれば、電子機器10に加わる強い衝撃によって、弾性体15に過大な荷重が加わり、弾性体15の凹部15bが破断してしまっても、凸部15aが破断していなければ、弾性体15は凸部15aにおいて支持部材13の両面に設けられた突起51によって下方より支持され続ける。そのため、本変形例における電子機器10は弾性体15の凹部15bが破断してしまったとしても振動及び衝撃の伝播を低減することができる。
また、本実施形態において、上述までの説明においては支持部材13と弾性体15の凹部15bが接触している状態を例に挙げているがこれに限定されず、支持部材13と弾性体15の凹部15bが接触しないように電子機器10を構成するとしてもよい。このとき、弾性体15の凹部15bは支持部材13と接触せず、凸部15aのみが支持体16に接触しており、弾性体15は凸部15aのみにおいて支持体16に支持される。このように構成すると、弾性体15中の幅の薄い凹部15bではなく幅の厚い凸部15aによって振動及び衝撃を吸収するため、従来の構成のように幅の薄い凹部15bのみで振動及び衝撃に対応するよりも、より大きな振幅及び衝撃の伝播の低減効果を得ることができる。
更に、本実施形態においては、弾性体15は凸部15a及び凹部15bを有するものとして例示しているがこれに限定されず、外面が平坦であってもよい。平坦であったとしても、突起が設けられることによって、緩衝を行う面積が増加することで、電子機器の記憶装置と支持部材との間の緩衝性は向上する。
本発明にかかる電子機器においては、弾性体の振動又は衝撃の吸収部位を増やすことによって、記録媒体と記録機器が搭載される電子機器間とでの緩衝性を向上することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…電子機器、11…記憶装置、13…支持部材、14…段付ネジ、14a…フランジ部、14b…芯部、14c…雄ネジ部、15…弾性体、15a…凸部、15b…凹部、16…突起、31…貫通孔、41…突起、51…突起、60…電子機器、61…記憶装置、62…支持底部、63…支持部材、64…段付ネジ、64a…フランジ部、64b…芯部、64c…雄ネジ部、65…弾性体、65a…凸部、65b…凹部

Claims (5)

  1. 被支持体と、
    略水平方向に貫通孔を有する支持部材と、
    前記支持部材の貫通孔を通り、前記被支持体と該支持部材とを略水平方向に固定する固定具と、
    前記固定具と前記支持部材との間に設けられており、前記支持部材の貫通孔の内周面によって支持されている第1の箇所と、該支持部材の貫通孔の内周面によって支持されていない第2の箇所とを有する緩衝部材と、
    前記支持部材の側面から略水平方向に突出させて設けられ、前記緩衝部材の第2の箇所の下方を支持する支持体と
    を具備することを特徴とする電子機器。
  2. 前記支持体は、前記支持部材の一部を変形して形成されたものであること
    を特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記支持体は、前記支持部材の貫通孔が開いている面の両面にそれぞれ設けられること
    を特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 前記緩衝部材は、
    前記貫通孔の径方向において、前記支持体と前記固定具とに挟まれる部位の厚みが、前記支持部材と前記固定具とに挟まれる部位の厚みより大きいこと
    を特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 被支持体と、
    略水平方向に貫通孔を有する支持部材と、
    前記支持部材の貫通孔を通り、前記被支持体と該支持部材とを略水平方向に固定する固定具と、
    前記固定具と前記支持部材との間に設けられており、前記支持部材の貫通孔内に存在する第1の箇所と、該支持部材の貫通孔内に存在しない第2の箇所とを有する緩衝部材と、
    前記支持部材の側面から略水平方向に突出させて設けられ、前記緩衝部材の第2の箇所の下方を支持する支持体とを有しており、
    前記緩衝部材の前記第1の箇所は前記支持部材に支持されていないこと
    を特徴とする電子機器。
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