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JP4708906B2 - 情報処理装置及びその制御方法、制御プログラム - Google Patents
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JP4708906B2 - 情報処理装置及びその制御方法、制御プログラム - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法、制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は印刷ジョブのスケジューリング機能を備えた印刷システムに好適な情報処理装置及びその制御方法に関する。
従来より、個人や企業等の顧客からの依頼により、印刷物の生成を代行する商業印刷サービスが存在する。商業印刷サービスにおいては、印刷業者が顧客より原本となる印刷用データと印刷体裁や部数、納期等の指示を受け、指示に基づいて印刷物を作成し、作成された印刷物を顧客に納品する。
このような商業印刷サービスでは、印刷業者は安定した品質で指定された納品期日までに印刷を完了する必要がある。特に、大規模な印刷センターを有する印刷業者においては、オペレータが多種多様な印刷装置や作業コンピュータを用いて、並列的に多数の印刷依頼(オーダー)を処理する必要がある。
従って、商業印刷サービスにおいては、各種装置等の資源を可能な限り効率的に活用できる、印刷装置の利用スケジュールを生成することが重要である。ところが、手作業により個々の印刷装置の非稼動状態や印刷装置の能力を判断し、各オーダーの条件と適合する印刷装置の利用スケジュールを生成することは、オペレータにとって大きな負担となる。
オペレータが特に負担を感じることなく効率的な印刷装置の利用スケジュールを生成することを目的としたシステムが特許文献1により提案されている。係るシステムによれば、印刷処理等にかかる時間を予測し、印刷ジョブの最終的な印刷終了時刻を見積もることで、最も早く印刷が終了するようなスケジューリングが行われる。
特開平10−240459号公報
しかしながら、上記の従来技術のシステムにおいては、最も早く印刷が終了できるようにスケジューリングがなされるのみである。よって、たとえ時間的に余裕がある場合であってもオペレータは決められたスケジュール候補に従って印刷を行うしかなく、オペレータの意図を反映するようなスケジュール候補を提示することはできなかった。即ち、必ずしもオペレータにとって最も望ましいスケジュールが提示されるとは限らなかった。一方、オペレータにとって望ましいスケジュールは、印刷が納品期日に間に合う範囲で、印刷環境等の様々な事情により多種多様である。例えば、納品期日に間に合うのであれば、オペレータは、オペレータからの位置的な距離がより近い(又は頻繁に使用する)印刷装置で印刷を行いたいと考えるかもしれない。あるいは、複数の印刷装置で分散して印刷するよりは1つの印刷装置で印刷したいと考えるかもしれない。
このようにオペレータの所望とするスケジュールは確定的に定まるものではない。このため、印刷が納品期日に間に合うという最低条件を満たし、且つ、オペレータに大きな負担を課すことなく、オペレータの要望を柔軟に満たすことのできるスケジューリング・システムが求められる。しかし、このような要件を満たす従来技術は存在しなかった。
本発明は上記問題を鑑みてなされたものであり、印刷装置の空き時間に基づいて多様な動作スケジュールの候補を生成し提示することで、オペレータの所望とするスケジュールを容易に選択可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するため、例えば本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
印刷装置と通信可能な情報処理装置であって、
スケジュール条件として印刷終了時刻と印刷データを複数の印刷装置で処理することを設定する第1設定手段と、
前記スケジュール条件に基づいて生成された印刷スケジュール候補の表示条件として印刷するプリンタ数が少ない順を設定する第2設定手段と、
印刷装置の動作スケジュールと処理能力と前記第1設定手段により設定された前記スケジュール条件とに基づいて、印刷データを処理できる印刷装置の複数の組み合わせを検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された印刷装置の複数の組み合わせを用いて、前記スケジュール条件を満足する複数の印刷スケジュール候補を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記複数の印刷スケジュール候補を、前記第2設定手段により設定された表示条件に従う前記組み合わせを構成するプリンタ数の少ない順序に並べて表示するとともに、前記表示条件の変更を受け付け可能なスケジュール画面を表示する表示制御手段とを備える。
本発明によれば、印刷装置の空き時間に基づいて多様な動作スケジュールの候補が生成され、提示されるので、オペレータの所望とするスケジュールを容易に選択することが可能となる。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<印刷システムの構成>
図1は、本実施形態に係る印刷システムの全体構成を示すブロック図である。本実施形態に係る印刷システムは、クライアント151、受注サーバ152、印刷センター153を含む。クライアント151は、ユーザが操作して印刷依頼を行うクライアントとして機能する情報処理装置を含む。受注サーバ152は、クライアント151との通信により印刷依頼及び原稿データファイルを受け取りその内容に基づいて印刷センターへ印刷指示情報を送信する。印刷センター153は、受注サーバ152より受け取った印刷指示情報の内容に基づいて印刷のスケジューリングを行い印刷処理を実行する。
本実施形態では、クライアント151と受注サーバ152、受注サーバ152と印刷センター153は、それぞれInternet/Intranet等(以下、ネットワークと呼ぶ)131で接続されており、互いに通信することができる。通常、クライアント151と受注サーバ152はInternet接続され、受注サーバ152と印刷センター153は専用回線を用いたIntranet接続されることが多いが、本実施形態はこうした環境に限られるものではない。例えば、印刷センター153内に受注サーバ152が存在するような環境であっても本発明を適用することができる。
クライアント151は、例えば、自宅や会社で用いられるデスクトップPC(以下、PCと呼ぶ)101やノートPC102等の情報処理装置であり(以下、クライアント装置101,102と記載する)、印刷依頼を行う一般ユーザが操作する。各クライアント装置101、102は、イーサネット(登録商標)等のネットワークケーブルを含むアクセス手段であるLAN121によってインターネットや社内イントラネット等のネットワーク131に接続されている。従って、クライアント装置101,102はネットワーク131を経由して受注サーバ152と互いに通信することができる。尚、ネットワーク131へのアクセス手段はイーサネット(登録商標)ケーブルに限定されるものではなく、例えば、RS232Cインタフェースに準じた通信ケーブルや、無線LAN等の無線通信手段によって構成されていてもよい。以下、本明細書で述べる他のネットワークへのアクセス手段についても同様である。
各クライアント装置101、102には、ユーザが受注サーバ152へ印刷依頼や原稿データファイルのアップロードを行う時に用いるプログラムが搭載されている。本実施形態では、例えば、所謂インターネット・ブラウザを用いるものとする。
受注サーバ152は、WEBサーバ103とDBサーバ104を有する。WEBサーバ103では、クライアント151との通信により印刷依頼や印刷対象となる原稿データファイルの入稿を受け付ける入稿プログラムが動作する。また、DBサーバ104は、WEBサーバ103に入稿された印刷依頼の情報と原稿データファイルを格納する。ここで、WEBサーバ103とDBサーバ104は1つの情報処理装置に並存させることも可能であるが、本実施形態においては、便宜上2つの情報処理装置に分かれているものとする。WEBサーバ103とDBサーバ104はLAN122等のネットワークによって接続されており、互いに通信することができる。
WEBサーバ103において動作する入稿プログラムは、エディットコントロールとファイル指定コントロールから構成される。エディットコントロールは、製本等の印刷体裁や、部数、用紙サイズ等の印刷設定、納品期日、依頼者情報、配送先等の印刷依頼内容を入力可能にする。またファイル指定コントロールは、原稿データファイルをアップロードする。ここで、入力された印刷依頼内容に応じて印刷料金を計算するロジックや、入力事項の確定処理を行うロジック等は、WEBサーバ103上で動作するサービスモジュールによって実現されているものとする。WEBサーバ103はクライアント151との通信によって印刷依頼と原稿データファイルを受け取り、該原稿データファイルをDBサーバ104に格納する。そして、ユーザの依頼内容と原稿データファイルのファイル名、パス名が記載された注文書ファイルを生成し、原稿データファイルと合わせてDBサーバ104に格納する。
DBサーバ104には、所定のデータベース・ソフトウェアがインストールされており、後述する印刷管理サーバ105からのデータ取得要求に応じて、所望の注文書ファイルと原稿データファイルを送信することができる。非図示のDBスキーマは、主として印刷センターマスタテーブル、デバイスマスタテーブル、製本機マスタテーブルから構成されている。印刷センターマスタテーブルは、印刷センタの場所、連絡先等の情報と、デバイスマスタテーブル、製本機マスタテーブルをメンバに持つ。デバイスマスタテーブルは、カラー/モノクロ、印刷枚数、オプション等のデバイス構成情報をメンバに持つ。また、製本機マスタテーブルはパンチャ、くるみ製本機等の情報をメンバに持つ。これらのテーブルを参照することで、印刷センター153にある印刷管理サーバ105は自センターに割り当てられた注文を受け取ることができる。
印刷センター153は、印刷管理サーバ105と、作業PC106、印刷装置等から構成される。印刷管理サーバ105は、DBサーバ104に蓄積された注文書ファイルと原稿データファイルを定期的に収集する。また、印刷管理サーバ105では、後述する印刷管理プログラムが動作する。作業PC106は、オペレータが印刷管理サーバ105の印刷管理プログラムを操作するために用いられる。また、印刷装置としては、モノクロプリンタ111、カラープリンタ112等のプリンタ、オフライン製本で使われる製本機141、142が含まれる。印刷管理サーバ105、作業PC106、プリンタ111、112、製本機141、142はLAN123等のネットワークによって接続されており、互いに通信することができる。
印刷管理サーバ105は、WEBサーバ103からの注文確定の通知を受け、DBサーバ104から注文書ファイルと原稿データファイルを収集するとともに、収集した注文書ファイルの内容に従い、後述する印刷管理プログラムを稼動する情報処理装置である。ここで、印刷管理プログラムは、オーダーマネージャ、ワークフローマネージャ、ジョブマネージャ、デバイスマネージャ、デバイススケジューラ等から構成される。本実施形態では、説明の便宜上、該印刷管理プログラムは1台の情報処理装置で動作する場合について述べるが、これに限られるものではない。例えば、複数の情報処理装置を用いて並列的にプログラムを動作させた場合も本発明の実施形態に含まれる。
作業PC106は作業用の情報処理装置である。作業PC106は、オペレータの操作に応じて印刷管理サーバ105の印刷管理プログラムが提供する各種のサービスを制御し、指定された印刷設定を行い、プリンタ111、112や製本機141、142等の印刷装置に各種指示を出す。作業PC106はオペレータが容易に操作することのできるような操作画面、GUI(Graphical User Interface)を提供する。
モノクロプリンタ111、カラープリンタ112は、印刷センターによって設置構成が異なるが、本実施形態では、高速なモノクロプリンタと、高品位なカラープリンタの組み合わせで構成されるものとする。プリンタ111、112はLAN123に接続されているため、LAN123に接続されている印刷管理サーバ105や作業PC106等の情報処理装置から、該印刷装置の情報を提供することができる。これらのプリンタは、印刷管理サーバ105で動作する印刷管理プログラムのデバイススケジューラにおいて、その動作のスケジューリングが行われる。
製本機141、142はプリンタ111、112より出力された用紙を製本するためのオフライン製本機であり、ステイプラ、パンチャ、くるみ製本機、リング製本機等が含まれる。製本機141、142はLAN123に接続されているため、LAN123に接続されている印刷管理サーバ105や作業PC106等の情報処理装置から、該印刷装置の情報を提供することができる。また、プリンタと同様に印刷センターによって設置構成は異なる。
尚、印刷センター153の構成は上記に限定されるものではない。例えば、印刷センター153の役割や目的に応じて、印刷管理サーバ105や作業PC106、プリンタ、製本機等は任意の台数で、任意のネットワーク構成によってシステムを構成することができる。
また、本明細書では、印刷システムはそれぞれ1つのクライアント151、受注サーバ152、印刷センター153から構成される場合について述べるが、本発明の実施形態はこれに限られるものではない。即ち、クライアント、受注サーバ、印刷センターがそれぞれ1以上存在する場合も含む。例えば、印刷センターが複数設置され、各印刷センターの保有するプリンタの情報等に基づいて、受注サーバが印刷指示を出す印刷センターを選択する場合も本発明の実施形態に含まれる。
また、本明細書では、説明の便宜のため、印刷システムが役割に応じてクライアント151、受注サーバ152、印刷センター153から構成される場合について述べるが、本発明の実施形態はこれに限られるものではない。例えば、受注サーバ152の一部又は全部の機能がクライアント151や印刷センター153において実装されている場合も本発明の実施形態に含まれる。或いは、印刷センター153の一部又は全部の機能がクライアント151や受注センター152において実装されている場合等も本発明の実施形態に含まれる。
<情報処理装置の構成>
次に、本実施形態の印刷システムを構成する情報処理装置の概略について説明する。図2は、印刷システムを構成する情報処理装置の機器構成を示すブロック図である。上述したクライアント装置101、102、WEBサーバ103、DBサーバ104、印刷管理サーバ105、作業PC106は同様或いは同等のハードウェア構成とする。
図2において、200はCPUであり、後述するハードディスク装置(以下、HDと呼ぶ)205に格納されているアプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、オペレーティングシステム(OS)やプリンタ制御プログラム等を実行する。また、CPU200は、RAM202にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
201はROMであり、内部には基本I/Oプログラム等のプログラム、文書処理の際に使用するフォントデータ、テンプレート用データ等の各種データを記憶する。202は各種データを一時記憶するためのRAMであり、CPU200の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
203は記録媒体へのアクセスを実現するための外部記憶ドライブであり、メディア(記録媒体)204に記憶されたプログラム等を本コンピュータシステムにロードすることができる。尚、メディア204は、例えば、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、CD−R、CD−RW、PCカード、DVD、ICメモリカード、MO、メモリスティック等、任意である。メディア204に記憶されている内容の構成例を図4に示す。
205は外部記憶装置であり、本実施形態では大容量メモリとして機能するHDを用いている。HD205には、アプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、OS、プリンタ制御プログラム、関連プログラム等が格納される。
206は指示入力装置であり、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネル等がこれに相当する。指示入力装置206を用いて、ユーザはクライアント装置101、102に対して、或いはオペレータや管理者がサーバ103、104、105、或いは、作業PC106に対して、デバイスの制御コマンドの命令等を入力指示する。
207はディスプレイであり、指示入力装置206から入力したコマンドや、プリンタの状態等を表示したりするものである。
208はシステムバスであり、情報処理装置内のデータの流れを司るものである。209はインターフェイス(以下、I/Fという)であり、このI/F209を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。本実施形態では、I/F209はローカルエリアネットワーク(LAN)やインターネットとの接続を実現する。
尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
図3は、本実施形態のプログラムがRAM202にロードされ実行可能となった状態のメモリマップを表すものである。
本実施形態では、メディア204から本実施形態に係るプログラム及び関連データを直接RAM202にロードして実行させる例を示すがこれに限られない。たとえば、本実施形態に係るプログラムを動作させる度に、既にプログラムがインストールされているHD205からRAM202にロードするようにしてもよい。
また、本実施形態に係るプログラムを記録する媒体であるメディアは、FD、CD−ROM、DVD、ICメモリーカード等であっても良い。更に、本実施形態に係るプログラムをROM201に記録しておき、これをメモリマップの一部をなすように構成し、直接CPU200で実行することも可能である。
図3において、301は基本I/Oプログラムであり、本制御装置の電源がONされたときに、HD205からOSがRAM202に読み込まれ、OSの動作を開始させるIPL(イニシャルプログラムローティング)機能等を有している。302はOSであり、303には制御プログラム、304には関連データがそれぞれ展開され、305にはCPU200が本プログラムを実行するワークエリアがとられている。
図4において、400はメディア204のデータ内容であり、401はデータの情報を示すボリューム情報であり、402はディレクトリ情報、403は本実施形態で説明するプログラム、404はその関連データである。403のプログラムは、図11に示される本プログラムのフローチャートに基づいてプログラムコード化されたものである。
<情報の流れ>
図5は、本実施形態における情報の流れを示したシーケンス図である。まず、ユーザがクライアント151を用いてWEBサーバ103と通信し、印刷依頼(オーダー)と原稿データファイルのアップロードを行う。クライアント151から入力された注文内容が確定すると、WEBサーバ103で注文書ファイルが作成され、DBサーバ104に格納される。そして、原稿データファイルがアップロードされたならば、原稿データファイルをDBサーバ104に格納する。
格納処理が完了すると、WEBサーバ103は印刷センター153にある印刷管理サーバ105に対して、印刷の受注通知を送信する。これを受け印刷管理サーバ105は、DBサーバ104から注文書ファイルを取得する。原稿データファイルがアップロードされているならば、同様にDBサーバ104から原稿データファイルを取得する。取得が完了すると、WEBサーバ103に対して、受注通知取得の完了を通知する。DBサーバ104から取得された注文書ファイル及び原稿データファイルは印刷管理サーバ105のHD205等の記憶装置に保存される。
この一連の処理によって、受注サーバ152と印刷センター153の保有する印刷関連データの同期がとられ、受注サーバ152では受注処理が、印刷センター153では印刷処理が実行されることになり、システム全体の負荷分散を行うことが可能となる。
<印刷管理プログラムの構成>
次に、印刷管理サーバ105がDBサーバ104から注文書ファイルと原稿データファイルを取得してからの印刷センター153における処理について説明する。まず、印刷管理サーバ105で動作する印刷管理プログラムの概要について説明する。図6は、印刷管理プログラムを機能モジュール毎に示した構成図である。
図6に示すように、印刷管理プログラムは、主に、オーダーマネージャ601、ワークフローマネージャ602、ジョブマネージャ603、デバイススケジューラ604、デバイスマネージャ605等の各コンポーネントから構成される。オーダーマネージャ601は入稿された印刷依頼を管理する。ワークフローマネージャ602は、各印刷依頼に関する印刷処理の流れ(ワークフロー)を管理する。ジョブマネージャ603は、印刷ジョブの管理を行う。デバイススケジューラ604は、プリンタの動作予約(動作スケジュール、又は、スケジュール)を管理する。デバイスマネージャ605は、各種印刷処理を行うプリンタ、製本機等の管理を行う。以下、これらの主要なコンポーネントは基本的に印刷管理サーバ105で動作し、また、作業PC106にはそれらのコンポーネントをネットワーク経由で操作するための操作プログラム(GUIを含む)がインストールされているものとする。以下では、印刷センター153のオペレータが当該操作プログラムを用いて印刷管理プログラムを操作する場合について説明する。
尚、プログラムの配置はこのような構成に限られるものではない。例えば、印刷管理プログラムと操作プログラムが一台のコンピュータで稼動するような構成をとってもよいし、或いは、印刷管理プログラムの各コンポーネントが複数のコンピュータに分散配置されて動作するような構成をとっても構わない。また、操作プログラムを複数のコンピュータで稼動し、複数のオペレータが同時に印刷管理の作業を行えるような構成をとってもよい。
WEBサーバ103からの受注通知の受信に基づいて、印刷管理サーバ105はDBサーバ104から注文書ファイルと原稿データファイルを取得する。すると、オーダーマネージャ601はそれらのファイルよりオーダー情報(設定情報)を記載したオーダー情報ファイルを生成する。そして、オーダー受注の旨を作業PC106を経由してオペレータへ通知する。
オペレータはオーダー受注を確認すると、印刷処理の工程を記載したワークフロー情報をワークフローエディタ607を用いて作成する。ワークフロー情報はワークフローマネージャ602によって管理される。そして、ワークフロー情報は、オペレータの入力、或いは、オーダーマネージャ601、ジョブマネージャ603、デバイススケジューラ604、及び、デバイスマネージャ605等との通信によって適宜アップデートされる。
ワークフローが「デバイス予約」の工程まで実行されると、オペレータはデバイススケジューラ604を用いてプリンタの印刷スケジュールを生成する。デバイススケジューラ604はプリンタ111、112の動作スケジュール等の情報を管理している。デバイススケジューラ604は、デバイスマネージャ605の管理するデバイス情報(各プリンタの能力等)や既に予約されているスケジュール等の情報を用いて、オーダーの各種条件を満たす印刷スケジュールの選択肢を生成し、オペレータに提示する。オペレータはデバイススケジューラ604により提示された印刷スケジュールの選択肢の中から所望のスケジュールを選び、スケジュール予約を行う。
スケジュールの予約後スケジュールに記載された印刷開始時刻が到来すると、印刷条件に基づいて印刷処理が行われる。
以下、このような処理を実現する印刷管理プログラムの各コンポーネントについて、その詳細を説明する。尚、以下に述べるプログラムたるコンポーネントは、実際には情報処理装置のCPU200の制御によって、各種演算や情報の入出力等を実行するものである。しかしながら、以下の説明では便宜上、コンポーネントが主体的に各種演算や情報の入出力等を実行するという形式で説明を行う。
また、印刷管理サーバ105上で動作する印刷管理プログラムが提供するサービスを、オペレータに対し作業PC106を経由して提供する場合、サービスの提供は実際には次のようになされる。すなわち、作業PC106において操作画面を提供するプログラム(操作プログラム)が該作業PC106のCPU200の制御によって実行され、該操作プログラムの内容に基づいて印刷管理サーバ105との通信が行われる。そして、印刷管理サーバ105と作業PC106が印刷管理プログラム及び操作プログラムの内容に基づいて所定の動作をすることにより、上記サービスが実現される。しかしながら、以下の説明では便宜上、例えば、印刷管理プログラムのコンポーネントが作業PC106に対して所定の制御を行うという形式で説明を行う。
尚、本発明の実施形態は、コンピュータプログラムによる実装に限定されるものではなく、当然に、情報処理装置やその制御方法、コンピュータプログラムを記録したコンピュータ可読記憶媒体、情報処理システム等にまで及ぶことは言うまでもない。
(オーダーマネージャ)
印刷管理プログラムのコンポーネントの1つである、オーダーマネージャについて説明する。図7は印刷管理サーバ105のオーダーマネージャ601を作業PC106から起動し操作している状態の操作画面を例示的に示したものである。
オーダーマネージャ601は、WEBサーバ103や、DBサーバ104から収集した注文書ファイルから印刷情報を抽出し、原稿データファイルのパス名と合わせて印刷に必要なオーダー情報ファイルを作成する。そして作成したファイルを、例えば、HD205の一領域に保存する。また、原稿データファイルも保存する。オーダー情報ファイルに格納される内容には図18に一例を示すように、オーダー全般情報、ファイル情報、印刷体裁情報等が含まれる。オーダー全般情報は、サービスの種類、オーダー名、オーダーID、入稿方法、仕上げ方法、納期等の情報を含む。ファイル情報は、アップロードファイル数、アップロードファイル名、ファイルID、ページ数、OS種別、原稿作成アプリケーション、アプリケーションバージョン等の情報を含む。印刷体裁情報は、仕上がりサイズ、出力用紙の向き、製本の種類、綴じ方向、印刷(本文)、カラーモード(本文)、用紙タイプ(本文)、パンチ穴、折り、表紙、印刷(表紙)、印刷(裏表紙)、カラーモード(表紙/裏表紙共通)等の情報を含む。
図7に示すオーダーマネージャ601の操作画面は、当該オーダー情報を基にオーダーの概略状況を表示するリスト表示画面701と、オーダーの詳細情報を表示するタブ表示画面702から構成されている。オペレータは、この操作画面を見ながらオーダーの進捗状況を確認することができる。。更に、同じオーダー情報がWEBサーバ103に対して、オーダーの進捗状況の変更のタイミングで随時アップロードされる構成となっている。また、WEBサーバ103で提供される非図示の進捗状況コンテンツ画面にもHTMLを使って同様の情報を提供する構成となっている。これらの構成により、ユーザはオーダーの進捗状況を知ることができる。このオーダー情報は、印刷が完了し配送されるまでは保持されるが、配送後は機密保持のため消去される。
図7は、オーダーマネージャ601の操作画面を、OS上で動作するネイティブ・アプリケーションとして実装した場合における、作業PC106のディスプレイ207上に表示される画面例である。しかしながら、このような画面を提供するアプリケーションをHTMLベースのWEBアプリケーションとして実装してもよい。以下では、本実施形態の作業PC106で稼動する操作プログラムは、説明の便宜上、ネイティブ・アプリケーションとして実装されているものとする。
図7に示す操作画面上部のリスト表示画面701には、オーダーを識別するためのID、担当者等の概略と処理ステータス等が表示される。リスト表示画面701において1つのオーダーを選択すると、下部のタブ表示画面にオーダー情報の詳細が表示される。表示される内容には、図18に示す印刷設定の内容等も含まれる。
オーダーマネージャ601は、印刷管理プログラムの他のコンポーネントと通信して、オーダー情報を提供したり、或いは、他のコンポーネントから受け取った情報に基づいてオーダー情報を修正したりすることが可能な構成をとってもよい。印刷管理プログラムのコンポーネントとしては、ワークフローマネージャ602、ジョブマネージャ603、デバイススケジューラ604、デバイスマネージャ605等が挙げられる。
以上説明したように、オペレータはオーダーマネージャ601を操作することで、オーダーの進捗状況の確認等を容易に行うことができる。又、印刷管理プログラムの他のコンポーネントがオーダーマネージャと通信することで、オーダー情報にアクセス可能な構成をとることもできる。
(ワークフローマネージャ)
次に、印刷管理プログラムのコンポーネントの1つである、ワークフローマネージャ602、及び、オペレータがワークフローを編集するために用いるワークフローエディタ607について説明する。
図8はワークフローエディタ607の操作画面を例示的に示した図である。ワークフローエディタ607は、オペレータがオーダーマネージャ601で管理されているオーダー情報に従い、オーダー毎にワークフローの作成を簡易な操作により行うことを可能にする。ここで、ワークフローとはオーダーに対する印刷処理の流れを指す情報であり、オペレータがオーダーに基づく印刷処理の進捗を確認するために用いられる。ワークフローは、印刷ワークフローを管理するワークフローマネージャ602においてワークフロー情報として処理される。
ワークフローエディタ607の操作画面(図8)の上段には、印刷処理における工程やデバイス等を示すアイコン(ブロック)を配置するように制御する。また、印刷センターの印刷環境等に応じて表示するアイコンが変化するように制御する。また、ワークフローを編集する際にオーダーマネージャ601へアクセスし、オーダー情報の内容に応じて表示するアイコンが変化するような構成をとってもよい。ワークフローエディタ607は、オペレータが指示入力装置206を用いてこれらのアイコンを選択し、組み上げることにより、オーダーを実現するためのワークフローを生成できるようなインタフェースを提供する。例えば、指示入力装置206としてポインティングデバイス(マウス等)を用いて、工程を示すアイコンをドラッグ・アンド・ドロップすることによってワークフローを作成できるようにする。
図8において、801は印刷処理対象たる画像データが印刷管理サーバ105へ入力される工程を示すアイコンである。802は、ワークフローにおいてオーダーされた印刷処理が、印刷センター153に配置されている印刷装置111、112、141等で実行可能かどうかを判定する工程を示すアイコンである。
803は印刷センター153に作業PCが数台設置されている場合に、オペレータがどの作業PCを用いて作業を行うかを設定するためのアイコンである。804は製本の設定等を行う工程に関するアイコン、805はプリンタでの印刷処理の工程に関するアイコン、807は製本機での処理の工程に関するアイコンをそれぞれ意味する。また、808はEメール送信の工程、809は印刷装置等のデバイス予約(スケジューリング)に関する設定を行う工程を意味する。
ワークフローエディタ607においてこのような仕組みが提供されることにより、オペレータは簡易な操作によりワークフローの作成を行うことができる。但し、ここに述べたワークフローエディタ607のインタフェースはあくまでも例示であり、本発明の実施形態がこれに限られるわけではない。
ワークフローマネージャ602は、オペレータによりワークフローエディタ607で作成したワークフローを読み込み、そのワークフローに基づく進捗状況の管理を行う。ワークフローマネージャ602はそのワークフローの進捗状況を可視的に表示する。図9はワークフローマネージャ602の、作業PC106における操作画面を例示的に示した図である。
印刷処理の各工程はアイコンで示され、それぞれ未処理、処理中、処理終了のうちいずれかの状態を保持している。初期状態において全てのアイコンは未処理状態にセットされるように制御する。アイコンが保持する状態は、例えば、アイコンの色やマーク等によって一見して判別可能なように表示する。
901は印刷処理対象たる画像データがファイル形式で印刷管理サーバ105へ入力される工程を意味し、902は作業PCとして「PC B」が選択される工程を意味する。903はN−upのレイアウトが選択される工程であり、904はオーダーされた印刷処理が、印刷センター153に設置されている印刷装置111、112、141等で実行可能かどうかを判定する工程を示す。905は、印刷センター153においてオーダー条件を満たす印刷処理が実行できない場合、Eメールがクライアント151へ送信されるという工程を示している。印刷センター153に設置されている印刷装置111、112、141等で印刷処理が実行可能な場合、906のデバイス予約の工程でデバイスの予約を行う。後述するデバイススケジューラ604は906のデバイス予約の工程で用いられる。
907、908、909、910、911、912はデバイス予約後の各工程を示している。907はプリンタとして「モノクロデバイス A」が選択されたことを示しており、908は表紙と裏表紙の作成工程を示している。909はくるみ製本機での製本工程を示しており、910は製本工程後の裁断工程を示している。図9に示すワークフローの場合、裁断工程が終了するとクライアントへEメールが送信され(911のアイコンがそれを示している)、裁断された印刷物がクライアントへ配送される。912はこの配送工程を示している。
なお、ワークフローマネージャ602の操作画面に表示されるアイコンは、その全てがワークフローエディタ607上で編集されるような構成とは限らない。例えば、印刷管理プログラムの他のコンポーネントからの通知に基づいてアイコンが自動生成されるように制御する構成をとってもよい。例えば、906で示されるデバイス予約の工程において、
(1)後述するデバイススケジューラ604がスケジュールを生成し、
(2)そのスケジュールに基づいてデバイススケジューラ604がスケジュール内容をワークフローマネージャ602へ通知し、
(3)ワークフローマネージャ602はその通知内容に基づいて907乃至912のアイコンを適切に配置する、とういような構成をとってもよい。
ワークフローマネージャ602は、オペレータ又は印刷管理プログラムのコンポーネントにより作業開始の旨がワークフローマネージャ602へ通知されると、最初に行われる工程を示すアイコンが処理中状態にセットされるように制御する。オペレータは可視的に表示されたワークフローの進捗状況に基づき、各工程毎に決められた操作を行う。或いは、工程を示すアイコンの状態が未処理から処理中に変化した時点で、自動的に印刷管理プログラムの他のコンポーネントへ処理要求を示す情報を送信して、該他のコンポーネントにワークフローの工程を実行させる。他のコンポーネントとしては、(オーダーマネージャ601、ジョブマネージャ603、デバイススケジューラ604、デバイスマネージャ605等が挙げられる。処理が終了した工程は、印刷管理プログラムの他のコンポーネントからの通知、又は、オペレータの操作によって、終了状態に変更され次の工程の状態が処理中にセットされる。
また、ワークフローマネージャ602はオーダーマネージャ601からのステータス取得要求に従い、ステータス(状態)に関する情報を返す。それにより、オーダーマネージャ601はそのオーダに対するステータスをオーダーマネージャ601上で保持・利用することが可能となる。
以上説明したように、ワークフローマネージャ602はワークフローの進捗状況を一見して判別可能なように表示し、また、その状況は印刷管理プログラムのコンポーネント又はオペレータ操作によってアップデートされるように構成している。そのため、オペレータは各オーダーの印刷処理状況の確認等を容易に行うことができる。更に、自動的に他のコンポーネントへ処理要求を示す情報を送信して、ワークフローの工程を実行させるような構成をとることで、オペレータの作業の一部を自動化するような構成をとることが可能になる。
(デバイススケジューラ)
先に述べたように、ワークフローマネージャ602に管理されているワークフローが「デバイス予約」の工程まで実行されると、オペレータはデバイススケジューラ604を用いてプリンタの印刷スケジュールを生成する。この時、例えば、ワークフローマネージャ602が「デバイス予約」まで工程が処理されたことを検知し、「デバイス予約」まで工程が処理された旨を作業PC106へ通知して、作業PC106のディスプレイ207上に所定の表示を行うようにしてもよい。このような構成とすることで、オペレータが「デバイス予約」まで工程が処理されたことを容易に確認することができる。或いは、例えば、ワークフローマネージャ602が「デバイス予約」まで工程が処理されたことを検知し、「デバイス予約」まで工程が処理された旨をデバイススケジューラ604へ通知して、デバイススケジューラ604が自動的に立ち上がるようにしてもよい。このように構成すれば、オペレータがデバイススケジューラ604で作業することが容易になる。
次に、印刷管理プログラムのコンポーネントの1つである、デバイススケジューラ604について説明する。デバイススケジューラ604は、オペレータがそれを用いて簡単にプリンタの予約を行うことを可能にするコンポーネントである。デバイススケジューラ604はHD205等の記憶装置に各プリンタの動作スケジュールに関する情報をスケジュール情報として記憶している。
デバイススケジューラ604は、オペレータによる作業PC106からのアクセスにより、プリンタのスケジュール(スケジュール情報)を通知するサービスを提供している。これにより、オペレータは印刷センター153に存在する印刷装置の動作スケジュールに関する情報を知ることができる。スケジュール情報は、プリンタの種類、印刷ジョブの種類、印刷開始時刻、印刷終了時刻等の情報から構成される。図10はデバイススケジューラ604において生成されたプリンタのスケジュールを、作業PC106の操作画面に表示した様子を例示的に示した図である。プリンタの予約状況は日、週等の単位で、プリンタごとに表示される。
次に、オペレータの操作によってプリンタの予約を行う際の、デバイススケジューラ604の処理の流れについて、図11乃至図14を用いて説明する。図11は、オペレータがオーダー条件に適応するスケジュールを選択し、プリンタの予約を行う際の、デバイススケジューラ604の処理の流れを示したフローチャートである。
フローチャートの開始の前に、あらかじめデバイススケジューラ604は、オペレータによるプリンタに印刷処理を行わせるオーダーの選択に基づいて、スケジュールを作成するオーダーのオーダーIDを取得する。デバイススケジューラ604はオーダーマネージャ601にアクセスし、該当するオーダーの詳細な情報(例えば、図18に示したものを含む)を取得し、オーダー情報としてRAM202等の記憶装置に一時的に保存する。
そして、ステップS1101において、デバイススケジューラ604は図12に示すような操作画面を表示し、オペレータにスケジュールに関する諸条件(スケジュール条件)を入力させる。スケジュール条件には例えば次のものが含まれる。
1.印刷開始時刻及び/または印刷終了時刻、
2.1台のプリンタでスケジューリングするか、複数のプリンタでスケジューリングするか、
3.複数の場合には同一機種のプリンタでスケジュールするか、複数機種(カラー機、モノクロ機等)のプリンタでスケジュールするか。
また、オペレータの入力項目には、条件を満たすスケジュールを表示する順番の指定(印刷終了時刻の早い順、印刷するプリンタ数の少ない順、過去に印刷した回数の多いプリンタの順等)を含めることもできる。なお、表示する順番についての条件は表示条件とする。オペレータがこれらの入力項目を選択し、OKボタンを押下すると、デバイススケジューラ604はオペレータが入力した情報をスケジュール条件情報としてRAM202等の記憶装置に一時的に保存し、ステップS1102へ進む。なお、スケジュール条件は、候補時間を抽出するための条件でもあるため、本願では抽出条件として記述することもある。
ステップS1102では、デバイススケジューラ604はデバイスマネージャ605へアクセスし、ステップS1101においてオペレータが指定した条件を満たすプリンタ111、112の能力に関する情報を取得する。そしてデバイス情報としてRAM202等の記憶装置に一時的に保存する。なお、プリンタの能力に関する情報としては、単位時間当たりの処理速度、製本/ステイプル/パンチ等のフィニッシング機能等がある。後述するように、デバイスマネージャ605は印刷センター153に設置されているプリンタ、製本機等の印刷装置の情報を記憶・管理している。
次に、ステップS1103において、デバイススケジューラ604は、ステップS1102で取得した各プリンタのデバイス情報と、あらかじめ取得したオーダー情報とを比較する。そして、オーダー情報に記載された納期等時間に関する条件以外の印刷条件(仕上がりサイズ、出力用紙の向き、製本の種類、綴じ方向等)に従って印刷を行うことのできるプリンタが存在するか否かを判定する。存在する場合(ステップS1103でYES)はステップS1104へ進む。存在しない場合(ステップS1103でNO)はオペレータにその旨を通知し、予約を行わずに処理を終了する。
ステップS1104では、ステップS1103で印刷可能と判断されたプリンタそれぞれについて、現時点までの予約状況から予約の空き時間を取得する。そして、ステップS1105において、ステップS1101で指定された印刷終了時刻までに空き時間のあるプリンタが存在するか否かを判定する。存在する場合(ステップS1105でYES)ステップS1106へ進む。存在しない場合(ステップS1105でNO)はオペレータにその旨を通知し、予約を行わずに処理を終了する。
ステップS1106では、ステップS1105で空き時間のあるプリンタと判断されたプリンタそれぞれについて、プリンタの単位時間当たりの処理速度から、空き時間に処理可能な印刷データの処理量を計算する。但し、プリンタの単位時間当たりの処理速度はステップS1102で取得したデバイス情報から求められる。なお、本願に記載の処理量とは空き時間に印刷可能な出力枚数またはデータ量である。なお、処理可能な出力枚数の計算方法は、「空き時間当たりに処理可能な枚数=単位時間当たりの処理速度×空き時間」にて算出できる。また、処理可能なデータ量の算出方法としては、デバイスマネージャが各プリンタにて単位時間当たりに処理可能なデータ量情報を取得できる。よって、「空き時間当たりに処理可能なデータ量=単位時間当たりの処理データ量×空き時間」にて算出できる。なお、上記2つの計算方法は一例であり、他の方法にて計算しても構わない。また、処理量として出力枚数を用いた処理と、データ量を用いた処理の一例を後述する。
本ステップでは、各プリンタにおいて、ステップS1101で指定された印刷開始時刻と印刷終了時刻の間に分布する、連続する空き時間それぞれについて、その時間で処理可能な印刷データ量の予想値を求める。そして、各空き時間について、空き時間の開始時刻と終了時刻、その間に処理可能なデータ量を、プリンタの種類、通し番号(ID)等とともに、空き時間情報としてRAM202等の記憶装置に一時的に保存する。図19に、ステップS1106の処理によって生成される空き時間情報の例を示す。この通し番号で識別可能なスケジュールを構成する候補の単位(連続する空き時間)をスケジュール候補時間(候補時間)と呼ぶ。
次に、ステップS1107において、デバイススケジューラ604は、ステップS1106の処理によって生成された空き時間情報を参照し、オーダーされた原稿データを全て処理することができるようなスケジュール候補時間を検索する。なお、オーダーされた原稿データを処理できるスケジュール候補の検索方法については後述の図21にて説明する。デバイススケジューラ604は、検索されたスケジュール候補時間を、スケジュール候補データとしてRAM202等の記憶装置に一時的に保存する。尚、原稿データのデータ量や出力枚数はスケジューリングを開始する際あらかじめ取得したオーダー情報から求められる。
ここで処理量としてデータ量を用いた場合の処理の一例について説明する。
原稿データのデータ量が120Mbyteの場合、当該原稿データのデータ量以上の処理能力を有する候補単位の組み合わせを検索することで処理を行うことができる。例えば、図19において、通し番号(ID)が(10000001、10000003)の組み合わせや、(10000003、10000004)の組み合わせ等が挙げられる。当該原稿データのデータ量以上の処理能力を有する候補単位の組み合わせを検索することで処理を行うことができる。このように、スケジュール候補はスケジュール候補単位の通し番号の組み合わせによって定義される。
次に、検索されたスケジュール候補単位それぞれについて、ステップS1101において生成されたスケジュール条件情報に基づく条件を満たすものだけを抽出する(フィルタリング)。この時、実施形態の用途により、スケジュール条件情報の全ての条件を満たすものを抽出するような構成や、スケジュール条件情報の一部の条件を満たすものを抽出するような構成をとってもよい。或いは、検索されたスケジュール候補単位の単体又は組み合わせを全て抽出する(フィルタリングを行わない)ような構成をとってもよい。
スケジュール条件情報の一部の条件を満たすスケジュール候補の単体又は組み合わせを抽出するような構成は、例えば、次のような処理を実装することによって実現される。即ち、スケジュール条件情報の各条件項目(プリンタの台数や種類等)に点数を割り振った上で、ステップS1107において検索されたスケジュール候補それぞれについて、スケジュール条件適合度というパラメータを新たに設定する。次に、各スケジュール候補についてスケジュール条件の各条件項目を満たすか否かを判定し、条件項目を満たす場合はその項目に対応した点数をスケジュール条件適合度に加点する。そして、スケジュール条件適合度の値が大きいものから順にスケジュール候補を列挙する。このような処理を行うことで、条件項目の多くを満たすスケジュール候補のスケジュール条件適合度が高い値に表示できる(後述する優先順位を用いて表示する場合も適用可能である)。後述するように、ステップS1109において、スケジュール条件適合度の値が高いスケジュール候補から順に操作画面に表示を行うように制御する。このようにすることで、オペレータによって指定された条件のうち、重要なものを多く満たすものから優先的にオペレータに提示することが可能となる。尚、スケジュール条件情報の各条件項目に割り振られる点数をオペレータが所望の値に設定可能とする構成をとってもよい。更に、スケジュール候補の単体又は組み合わせについて、スケジュール条件適合度が一定の値以上のものを抽出するような構成をとってもよい。
デバイススケジューラ604は、検索・抽出されたスケジュール候補単位の単体又は組み合わせを、スケジュール候補データとしてRAM202等の記憶装置に一時的に保存する。
ステップS1108では、ステップS1107においてスケジュール候補単位の単体又は組み合わせを検索・抽出した結果、原稿データを全て印刷できる単体又は組み合わせが存在するか否かが判定される。存在しないことが判定された場合は、ステップS1108においてオペレータにその旨を通知し、予約を行わずに処理を終了する(ステップS1108でNO)。
スケジュール候補時間の単体又は組み合わせ(スケジュール候補)が存在する場合(ステップS1108でYES)は、ステップS1109へ進む。ステップS1109では、図13または図14に示すように、操作画面にステップS1107で検索・抽出されたスケジュール候補を列挙する。尚、ステップS1107において、スケジュール条件適合度の加点処理が行われている場合は、その値が大きいものから順にスケジュール候補を表示する。従って、オペレータによって指定された条件のうち、重要なものを多く満たすものから優先的にすることになる。図13は1台のプリンタでスケジュールすることが指定されている場合のスケジュール候補を列挙した操作画面の一例を示している。図14は複数のプリンタでスケジュールすることが指定されている場合のスケジュール候補を列挙した操作画面の一例を示している。
次に、ステップS1110において、デバイススケジューラ604は、表示されたスケジュール候補の中からユーザによって選択されたスケジュール候補を認識することができるように制御する。図13、図14の例ではスケジュールを選択して「OK」ボタンを押下することで、選択されたスケジュール候補が認識される。尚、あるスケジュール候補について、その処理可能な印刷データ量がオーダーの原稿データ量を上回っている場合、オペレータは当該スケジュール候補の範囲内で印刷時間を自由に設定することができるように制御する。例えば、原稿データのデータ量が120Mbyteの場合において、空き時間の通し番号(ID)が(10000003、10000004)の組み合わせで定義されるスケジュール候補を選択したとする。この時、このスケジュール候補によって処理可能な印刷データ量は60MB+75MB=135MBであるが、これは原稿データ量を上回っている。このような場合、例えば、図20に示すような、ポインティングデバイス等を用いてスケジュールを設定するインタフェースを提供するように制御する。
次に、ステップS1111において、デバイススケジューラ604は、決定されたスケジュールが複数のプリンタでの分散印刷であるか否かを判断する。分散印刷の場合(ステップS1111でYES)はステップS1112へ進み、分散印刷でない場合(ステップS1111でNO)はステップS1113へ進む。
ステップS1112では、分散印刷を実現するために必要な設定を行う。例えば、複数のプリンタでの分散印刷を実現するための仮想的なプリンタを設定する。仮想的なプリンタは原稿データを受け取り、印刷処理を適切に分割し、スケジュールに指定されたプリンタに印刷処理を分配する機能を持つプログラムである。ただし、本実施形態では複数のプリンタでの分散印刷を仮想プリンタにより実現しているが、必ずしも仮想プリンタを作成して分散印刷を行う場合に限定されるものではない。
次に、ステップS1113において、デバイススケジューラ604はオペレータが決定したスケジュールでスケジュール予約を行う。即ち、オペレータが決定したスケジュールが、新たなスケジュール情報としてHD205等の記憶装置に記憶される。
以上説明したように、デバイススケジューラ604はオペレータの指定した期限の条件を満たすスケジュール候補を検索し、表示することで印刷の見積もりに係るオペレータの負担を軽減することができる。また、スケジュール候補はオペレータの要望を満たすものから優先的に表示された上で選択されるため、オペレータは簡易な操作で印刷環境等の様々な事情に適合したスケジューリングを行うことができる。
続いて、S1107にてオーダーされた原稿データを処理可能なスケジュール候補時間の検索方法について図21および図22を用いて説明する。
デバイススケジューラ604は、図12の設定画面を用いて設定された抽出条件を認識する(S2101)。図12の設定画面を用いて設定された抽出条件は、RAM202に保持されているので、デバイススケジューラ604は、RAM202を参照することによりスケジュールの抽出条件を認識できる。
デバイススケジューラ604は、図12にて設定された開始時間から終了時間の間にて、使用可能な各プリンタの空き時間を算出する(S2102)。詳細には、使用可能なプリンタのスケジュール情報(予約情報)がRAM202にて記憶されているため、デバイススケジューラ604が、RAM202の予約状況を確認することにより各プリンタの空き時間を算出できる。
デバイススケジューラ604は、S2101にて認識した抽出条件から、「複数のプリンタでスケジュール」が選択されているか否かを判定する(S2103)。
S2103にて、「複数のプリンタでスケジュール」が選択されていないと判定された場合はS2104へ進む。S2104において、デバイススケジューラ604は、オーダーされた原稿データを処理するために必要となる処理量と各プリンタの空き時間当たりの処理量を比較して、処理可能な候補時間を抽出する。なお、各プリンタの空き時間当たりの処理量は例えば上述した計算式にて算出され、原稿データを処理するために必要となる処理量と各プリンタの空き時間当たりの処理量の比較結果をRAM202に保存する。
また、S2103にて「複数のプリンタでスケジュール」が選択されていると判定された場合はS2105に進む。S2105において、デバイススケジューラ604は、S2102にて算出された各プリンタの空き時間当たりの処理量を組み合わせることにより得られる処理量とオーダーされた原稿データを処理するために必要となる処理量を比較する。そして、デバイススケジューラ604は、比較結果に基づいて処理可能な候補時間の組み合わせを抽出する(S2105)。なお、S2105の処理については図22および図23を用いて詳細を説明する。
デバイススケジューラ604は、S2104およびS2105にて候補時間が抽出されたか否かを判定する(S2106)。詳細には、S2104およびS2105にて抽出された候補時間は、RAM202に記憶されているため、デバイススケジューラ604が参照することにより、候補時間が抽出されたか否かを判定できる。
S2106により、候補時間が抽出されたと判定された場合、デバイススケジューラ604は、図12にて設定された表示条件に従って候補時間を表示する(S2107)。候補時間の表示方法については図29にて説明する。
また、S2106より、候補時間が抽出されなかった場合、デバイススケジューラ604は、オーダーされた原稿データを処理するために必要となる処理量に満たなかった空き時間から、後述する優先順位に基づいて第2候補時間を抽出する。詳細には、S2104およびS2105にて抽出されなかった空き時間または空き時間の組み合わせが第2候補時間となる。デバイススケジューラ604は、抽出条件項目に設定されている優先順位に従って第2候補時間を表示する(S2108)。なお、詳細は図26にて説明する。
以上の処理により、ユーザによって設定された抽出条件に従って候補時間が抽出されるため、ユーザの意図が反映された候補時間から実行すべきスケジュールを決定することができる。
図21のS2105の処理について図22および図23を用いて具体的に説明する。なお、オーダーされた原稿データから、設定時間として9時までに100ページ分の印刷結果を8部分出力するオーダー(処理量=800枚)が発注された場合を想定する。また、空き時間の空いているプリンタとしてプリンタID101、プリンタID102、プリンタID103があり、オペレータは、複数台のプリンタを用いることを許可しているとする。
まず、S2102により空き時間がありと判定された各プリンタの空き時間や処理能力を図22のように記憶する。
続いてデバイススケジューラは、空き時間ありと判定されたプリンタの全ての組み合わせを抽出し、オーダーされた原稿データを処理可能であるか否かを判定する。その判定結果を図23に示す。
デバイススケジューラ604は、空き時間ありと判定されたプリンタの中から基準となるプリンタを指定する。ここでは、まずデバイスID101のプリンタを基準プリンタとする。プリンタID101のプリンタの処理量600枚とオーダーされた原稿データの処理量800枚を比較する。その結果、デバイススケジューラ604は、デバイスID101のプリンタ1台では原稿データを処理できないと判定し、その判定結果2301をRAM202に記憶する。
続いて、デバイススケジューラ604は、基準プリンタであるプリンタID101のプリンタとプリンタID102のプリンタを組み合わせる。その結果、空き時間あたりに処理可能な処理量は900枚となり、オーダーされた原稿データの処理量800枚を処理可能と判定し、その判定結果2302をRAM202に記憶する。なお、判定結果として終了時間2303も合わせて記憶しても良い。
デバイススケジューラ604は、次の組み合わせとしてプリンタID101とプリンタID103を組み合わせる。その結果、デバイススケジューラ604は、空き時間当たりの処理量は750枚となるため、オーダーされた印刷データ800枚の処理はできないと判定し、その判定結果2304をRAM202に保存する。
デバイススケジューラ604は、プリンタID101およびプリンタID102およびプリンタID103の3つを組み合わせた場合、空き時間当たりの処理量は1050枚となり、オーダーされた印刷データ800枚を処理できると判定する。その判定結果2305と終了時間2306をRAM202に記憶する。同様の処理を各プリンタを基準として全ての組み合わせを判定し、その結果をRAM202に記憶する。
以上の処理の結果、図23のように、プリンタID101およびプリンタID102を組み合わせた処理と、プリンタID101およびプリンタID102およびプリンタID103を組み合わせた処理が、オーダーされた原稿データを処理可能と判断される。このように、S2105にて処理することにより、複数の印刷装置にて処理することが設定されている場合、オーダーされた原稿データを処理可能となる複数の印刷装置の空き時間を組み合わせた候補時間を抽出することが可能となる。よって、1台に限定するよりも、多種多様なの候補時間を抽出することが可能となる。
続いて、図21のS2108により候補時間がない場合の処理について説明する。図12の抽出条件を設定する際に、優先順位を設定することができる。その際のUI図を図24にて説明する。
図24のUI図は、基本的には図12と同様である。しかしながら図24では、抽出条件を設定することに応じて、優先順位を設定するための設定画面が表示される。例えば、ラジオボタン2401をチェックして終了時間を設定することに応じて、優先順位を設定するための設定画面2402が表示され、抽出条件2401に対する優先順位を設定することができる。このように、各抽出条件を設定することに応じて各抽出条件に対して優先順位を設定することができる。また、以上の処理により、各抽出条件と優先順位が図25のように対応付けられて記憶される。
続いて、上述した第2候補時間の抽出処理について図26を用いて説明する。なお、第2候補時間とは、設定された抽出条件の一部を満たす候補時間を指す。
デバイススケジューラ604は、空き時間のあるプリンタおよび空き時間のあるプリンタの組み合わせを抽出する(S2601)。空き時間のあるプリンタは、S2102の処理により抽出できる。また、空き時間のあるプリンタの組み合わせは、抽出された少なくとも2つの空き時間のあるプリンタによって構成されるものであり、S2601では全ての組み合わせを抽出する。
デバイススケジューラ604は、S2601によって抽出された空き時間のあるプリンタおよび空き時間のあるプリンタによって構成される組み合わせの総数をSとして記憶する。また、上述の処理により設定された優先順位の総数をmとする(S2602)。
デバイススケジューラ604は、空き時間のあるプリンタ又は空き時間のあるプリンタの組合わせである判定対象を順次判定するために、それぞれの判定対象の判定順序をn、判定すべき優先順位をpとする(S2603)。そして、nとpをそれぞれ初期化する(S2604)。
デバイススケジューラ604は、判定対象であるn番目のプリンタまたはプリンタの組み合わせが、優先順位pの抽出条件を満たしているか否かを判定する(S2605)。詳細には、S2601により抽出された各プリンタの処理能力や空き時間等から算出された処理予測結果が図27ような形式にて保持されている。よって、優先順位pの抽出条件と図27の結果を比較することにより、S2605の判定処理を実行することが可能となる。
S2605の処理により、優先順位を満たすと判定された場合(S2605−Yes)は、S2606へ進む。S2606において、デバイススケジューラ604は、現在判定対象としているn番目の空き時間のあるプリンタまたは組み合わせが、S2602にて設定した総数Sよりも大きいか否かを判定する。
S2606の処理により、Noと判定された場合、デバイススケジューラ604は、残りの判定すべき抽出条件があるか否かを判定する(S2607)。S2607の判定処理により、デバイススケジューラ604は、判定すべき抽出条件があると判定した場合、次の優先順位に設定された抽出条件を判定するためインクリメント処理(S2608)をする。
また、S2607の処理により、判定すべき残りの抽出条件がないと判定された場合はS2609へ進む。S2609において、デバイススケジューラ604は、判定対象となる空き時間のあるプリンタまたは空き時間のあるプリンタの組み合わせをインクリメント処理して、判定対象を更新する。更新された判定対象は、優先順位1と設定された抽出条件から判定処理をするため、デバイススケジューラ604は、優先順位の初期化処理をする(S2610)。
デバイススケジューラ604は、S2601からS2610までの処理結果を図27のようにRAM202に記憶しており、処理結果から優先順位にしたがって第2候補時間を表示する(S2611)。詳細には、優先順位が高く設定された抽出条件を、多く満たす第2候補時間を表示する。また、他の方法としては、優先順位の高いものには優先順位に応じた高い点数を割り振り、抽出条件を満たすか否かにより点数の加点処理を行い、合計点数の高い順に表示するようにしても構わない。
図26の処理を図27を用いて具体的に説明する。オーダーされた原稿データは開始時間8:00、終了時間9:00、1台のプリンタにて処理することが抽出条件として設定されているとする。なお、優先順位1は、終了時間であり、優先順位2は、開始時間である。そして、1台のプリンタにて処理することが優先順位3であるとする。
空き時間のあるプリンタとしてプリンタID101、102、103のプリンタが抽出され、さらに各プリンタを組み合わせた結果、判定対象となる空き時間のあるプリンタおよび空き時間のあるプリンタの組み合わせの総数Sは7となる。
デバイススケジューラ604は、1つ目の判定対象(図27ではID101のプリンタ)から図26の判定処理を行う。その結果、プリンタID101は、優先順位1である終了時間9:00を満たすことはできないが(S2605−No)、残りの抽出条件があるため(S2607−No)、次の優先順位2である開始時間8:00を満たすか否かを判定する(S2605)。その結果、プリンタID101は、優先順位2の抽出条件を満たすと判定される。以上の処理を優先順位3の抽出条件まで判定することにより、プリンタID101については、図27のような結果になる。
続いてプリンタID101とプリンタID102の組み合わせについて判定する。なお、説明を簡易化するためプリンタID101とプリンタID102の組み合わせは、組み合わせ1として記述する。組み合わせ1は、複数台のプリンタを組み合わせることにより8:00〜8:55が処理時間となる。よって、組み合わせ1は優先順位1および優先順位2に対応する抽出条件を満たすが、優先順位3に対応する抽出条件は満たさないと判定されるため、図27のような結果となる。以上の処理を、抽出された7つの判定対象分すべて実行する。
続いてデバイススケジューラ604は、S2611の処理により、優先順位が高く設定された抽出条件を多く満たす第2候補時間順に表示する。その表示結果は、図28のようになる。
図27より、優先順位1である終了時間9時を満たす判定対象は、判定対象n=4および判定対象n=2である。さらに、図24では表示条件として「印刷終了時間の早い順に表示」が選択されているため、図28では、印刷終了時間が早い判定対象n=4に対応するスケジュール2801から表示される。続いて、優先順位1である終了時間9時を満たす判定対象は判定対象n=2である。よって、判定対象n=2に対応するスケジュール2802が表示される。次に、優先順位1である終了時間9時を満たす判定対象は、存在しないが、優先順位2の開始時間および優先順位3の「1台のプリンタでスケジュール」を満たす判定対象が、判定対象n=1およびn=7である。両者のうち、印刷終了時間が早いのが判定対象n=1であるので、判定対象n=1に対応するスケジュール2803が表示される。また、上述した通り点数により表示順序を決定しても良い。この場合、各判定対象が抽出条件を満たすたびに、優先順位に応じた点数が加点される。例えば、優先順位1の抽出条件は「+3」、優先順位2の抽出条件は、「+2」、優先順位1の抽出条件は「+1」と設定する。その結果、判定対象が抽出条件を満たす度に、加点処理が行われ、点数の高い順に表示しても構わない。
このような方法を用いることにより、オペレータの設定した抽出条件の一部しか満たさなかったとしても、可能な限りオペレータの意図を反映したスケジュールを生成することが可能となる。
続いて、S2107の処理について図29を用いて説明する。
デバイススケジューラ604は、図12にて設定された表示条件をRAM202から読み出して解析する(S2901)。
デバイススケジューラ604は、RAM202に保存されているS2104またはS2105により抽出された候補時間を解析する(S2902)。なお、S2901にて解析する情報は、S2901にて解析した表示条件に基づく情報であり、例えば表示条件として「印刷終了時間の早い順」が設定されている場合、各候補時間の終了時間を解析する。また、表示条件として「印刷するプリンタ数の少ない順」が設定されている場合、印刷するために要するプリンタの台数を解析する。
デバイススケジューラ604は、表示条件に従って各候補時間の表示順序を決定し(S2903)、決定された表示順序に従って候補時間を表示する(S2904)。
図29のように設定された表示条件に従って候補時間を表示することにより、例えば多数の候補時間が抽出されたとしても、希望するスケジュール候補時間が優先して上位に表示されるため、見落とし等を防ぐことが可能となる。
(プリントコンポーネント)
デバイススケジューラ604は予約されたスケジュールについて、処理を開始する時刻になると、ワークフローマネージャ602へその旨を通知し、印刷処理の工程を処理中にセットする。但し、スケジュールの処理開始時刻は該スケジュールを構成するスケジュール候補時間の中で最も早く処理を開始する時刻を指すものとする。そしてワークフローマネージャ602はプリントコンポーネント606を起動する(これらの作業はオペレータが手動で行ってもよい)。
プリントコンポーネント606は印刷ジョブをプリンタ111、112へ送出するコンポーネントである。プリントコンポーネント606はオーダーマネージャ601のオーダー情報から登録されている原稿データ、印刷情報を取得し、プリンタがそれらのデータをからスケジュールに従った印刷処理を行うことができるような1以上の印刷ジョブを生成する。そして、当該印刷ジョブをプリンタ111、112で印刷させるべく送出し印刷を開始する。
このように、デバイススケジューラ604、ワークフローマネージャ602、及び、プリントコンポーネント606は互いに通信可能なプログラムである。そのため、スケジュールの選択から印刷までの作業を自動化することができ、オペレータの作業負担を軽減することができる。
尚、用途により、以上説明したような、デバイススケジューラ604、ワークフローマネージャ602、及び、プリントコンポーネント606等の機能が、部分的にオペレータにより行われるような構成にすることも可能である。例えば、デバイススケジューラ604に管理されているスケジュール情報に基づいて、オペレータがワークフローマネージャ602を操作し、ワークフローの進捗を管理することが可能な構成をとってもよい。或いは、次のような構成としてもよい。すなわち、ワークフローマネージャ602で管理されているワークフローの進捗が変化したイベントに応じて、プリントコンポーネント606がオーダーマネージャ601のオーダー情報から登録されている原稿データ、印刷情報を取得する。そして、それらの情報を作業PC106へ送信し、オペレータが作業PC106から印刷装置へ当該原稿データから作成した印刷ジョブを送ることが可能な構成にしてもよい。
(ジョブマネージャ)
印刷が開始されると、印刷ジョブの管理を行うコンポーネントであるジョブマネージャ603がプリンタ111、112等と通信し、印刷ジョブの監視を行う。
オペレータが作業PC106からジョブマネージャ603へアクセスすることを可能とする構成をとることで、オペレータは処理中の印刷ジョブの状態を取得したり、印刷ジョブの制御を行うことができる。図15は作業PC106に表示される、ジョブマネージャ603の操作画面1501を例示的に示したものである。
ジョブマネージャ603は、操作画面1501のステータス画面1502に、印刷処理中の印刷ジョブの状態に関する情報を表示する。印刷ジョブの状態に関する情報としては、原稿データに付与されているドキュメント名、印刷ジョブのステータス(出力中、出力待ち、停止中等)、印刷ジョブが受け付けられた時間等が挙げられる。ジョブマネージャ603は、印刷ジョブの状態が処理の進み具合やプリンタ111、112のトラブル等によりステータス画面1502の表示内容を逐次変化する。また、オペレータが所望の印刷ジョブを選択し、印刷停止、印刷再開、印刷中止等の操作を行うことができるように構成されている。
このような構成をとることで、オペレータは所望の時点で作業PC106から印刷ジョブの状態を確認したり、印刷状態を手動で変更したりすることができる。
(デバイスマネージャ)
次に、プリンタ111、112や製本機141、142等の印刷装置(デバイス)を管理するコンポーネントである、デバイスマネージャ605について説明する。図16及び図17は作業PC106からデバイスマネージャ605へアクセスし、作業PC106上に表示される操作画面を例示的に示したものである。
デバイスマネージャ605はプリンタ111、112や製本機141、142等の印刷装置の設置情報(ネットワークアドレス、管理者)を管理する。そして、定期的に該印刷装置と通信を行いステータスに関する情報(稼動状況、エラー/ワーニング発生状況等)を取得し、HD205等の記憶装置に記憶・管理する。更に、これらの情報は作業PC106からデバイスマネージャ605へアクセスすることで、オペレータが確認することができるように制御する。図16は各プリンタの設置情報を一覧表示するデバイスマネージャ605の一例である。
また、デバイスマネージャ605は定期的にプリンタ111、112や製本機141、142等の印刷装置と通信を行い、印刷装置のデバイス情報を取得し、HD205等の記憶装置に記憶・管理する。デバイス情報としては、能力情報(単位時間当たりの処理速度、製本/ステイプル/パンチ等のフィニッシング機能)や、消耗品情報(用紙/トナー/ステイプル針等)等が挙げられる。これらの情報は、印刷管理プログラムのほかのコンポーネント(デバイススケジューラ604等)からの要求により、アクセス可能なように制御する。更に、作業PC106からデバイスマネージャ605へアクセスすることで、オペレータが確認することができるように制御する。図17は所定のプリンタの消耗品情報(用紙)を表示するデバイスマネージャ605の操作画面の一例である。
そして、デバイスマネージャ605はオーダーマネージャ601、ワークフローマネージャ602、ジョブマネージャ603、デバイススケジューラ604等からの要求に従い逐次デバイスの情報を通知する機能を有する。
このように、オペレータは所望の時点で作業PC106から、印刷装置の状態を確認することができる。また、デバイスマネージャ605から他のコンポーネントへ印刷装置の情報を通知することにより、スケジューリング等に有効利用することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施形態例について詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様を取ることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含む。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては以下が挙げられる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)などである。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのものをダウンロードすることによっても供給できる。また、コンピュータプログラムそのものではなく、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをダウンロードすることによってプログラムを供給できるようにしてもよい。なお、これらプログラムそのもの或いはインストール機能を含むファイルはハードディスク等の記録媒体にダウンロードされることになる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせるようにしてもよい。この場合、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせてプログラムの供給を実現する。また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、次のような形態であってもよい。すなわち、読み出したプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現され得る形態である。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる様な形態でもよい。この場合、プログラムが書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本実施形態における印刷システムのシステム構成図である。 本実施形態における情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるRAMにプログラムが展開されたときのメモリマップを示す図である。 本実施形態におけるメディア内部のデータを表すメモリマップを示す図である。 本実施形態における印刷システムの処理シーケンスを示す図である。 本実施形態における印刷管理サーバのモジュール構成図である。 本実施形態におけるオーダーマネージャの操作画面を例示的に示した図である。 本実施形態におけるワークフローエディタの操作画面を例示的に示した図である。 本実施形態におけるワークフローマネージャの操作画面を例示的に示した図である。 本実施形態におけるデバイススケジューラを用いて、スケジュール情報の確認を行う際の操作画面を例示的に示した図である。 本実施形態におけるデバイススケジューラがスケジュール予約を行う処理の流れを示したフローチャートを示す図である。 本実施形態におけるデバイススケジューラを用いて、オペレータがスケジュールの条件を指定する際の操作画面を例示的に示した図である。 本実施形態におけるデバイススケジューラが、1台のプリンタによって印刷処理を行うスケジュールについて、その候補を列挙した操作画面を例示的に示した図である。 本実施形態におけるデバイススケジューラが、複数のプリンタによって印刷処理を行うスケジュールについて、その候補を列挙した操作画面を例示的に示した図である。 本実施形態におけるジョブマネージャの操作画面を例示的に示した図である。 本実施形態におけるデバイスマネージャの操作画面の一態様を例示的に示した図である。 本実施形態におけるデバイスマネージャの操作画面の一態様を例示的に示した図である。 本実施形態におけるオーダー情報ファイルの構成例を示した図である。 本実施形態におけるデバイススケジューラが生成する空き時間情報の例を示した図である。 本実施形態におけるデバイススケジューラの操作画面において、ポインティングデバイス等を用いてスケジュールを設定する様子を例示的に示した図である。 オーダーされた原稿データを処理可能なスケジュール候補の検索方法を説明するフローチャートである。 プリンタの空き時間や処理能力の記憶形態を表す図である。 オーダーされた原稿データを処理可能であるか否かを判定した結果の一例を示す図である。 抽出条件を設定する際に優先順位を設定することを可能としたユーザインターフェース例を示す図である。 抽出条件と優先順位の対応付けの例を示す図である。 第2候補次官の抽出処理を説明するフローチャートである。 抽出された各プリンタの処理能力や空き時間等から算出された処理予測結果の保持例を示す図である。 優先順位が高く設定された抽出条件を多く満たす第2候補時間順の表示結果を示す図である。 図21のS2107における候補時間の表示方法を説明するフローチャートである。

Claims (9)

  1. 印刷装置と通信可能な情報処理装置であって、
    スケジュール条件として印刷終了時刻と印刷データを複数の印刷装置で処理することを設定する第1設定手段と、
    前記スケジュール条件に基づいて生成された印刷スケジュール候補の表示条件として印刷するプリンタ数が少ない順を設定する第2設定手段と、
    印刷装置の動作スケジュールと処理能力と前記第1設定手段により設定された前記スケジュール条件とに基づいて、印刷データを処理できる印刷装置の複数の組み合わせを検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された印刷装置の複数の組み合わせを用いて、前記スケジュール条件を満足する複数の印刷スケジュール候補を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記複数の印刷スケジュール候補を、前記第2設定手段により設定された表示条件に従う前記組み合わせを構成するプリンタ数の少ない順序に並べて表示するとともに、前記表示条件の変更を受け付け可能なスケジュール画面を表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記検索手段は、前記印刷データを処理できる印刷装置の組み合わせを検索することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記スケジュール画面を介して受け付けられた指示に従って、前記印刷データのための印刷装置の動作スケジュールを決定する決定手段を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記スケジュール条件として複数の印刷装置で処理することが設定された場合、前記第1設定手段は、前記印刷データを同一機種の印刷装置で処理するのか、カラー印刷装置とモノクロ印刷装置とで処理するのかをさらに設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 印刷装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
    スケジュール条件として印刷終了時刻と印刷データを複数の印刷装置で処理することを設定する第1設定工程と、
    前記スケジュール条件に基づいて生成された印刷スケジュール候補の表示条件として印刷するプリンタ数が少ない順を設定する第2設定工程と、
    印刷装置の動作スケジュールと処理能力と前記第1設定工程で設定された前記スケジュール条件とに基づいて、印刷データを処理できる印刷装置の複数の組み合わせを検索する検索工程と、
    前記検索工程で検索された印刷装置の複数の組み合わせを用いて、前記スケジュール条件を満足する複数の印刷スケジュール候補を生成する生成工程と、
    前記生成工程で生成された前記複数の印刷スケジュール候補を、前記第2設定工程で設定された表示条件に従う前記組み合わせを構成するプリンタ数の少ない順序に並べて表示するとともに、前記表示条件の変更を受け付け可能なスケジュール画面を表示する表示制御工程とを備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  6. 前記検索工程では、前記印刷データを処理できる印刷装置の組み合わせを検索することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置の制御方法。
  7. 前記スケジュール画面を介して受け付けられた指示に従って、前記印刷データのための印刷装置の動作スケジュールを決定する決定手段を更に備えることを特徴とする請求項またはに記載の情報処理装置の制御方法。
  8. 前記スケジュール条件として複数の印刷装置で処理することが設定された場合、前記第1設定工程では、前記印刷データを同一機種の印刷装置で処理するのか、カラー印刷装置とモノクロ印刷装置とで処理するのかをさらに設定することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置の制御方法。
  9. 請求項乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させる制御プログラム。
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