JP4710182B2 - 定期券更新方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は乗合バスや鉄道などの交通機関で利用される定期券に対し、その有効期間を継続乃至更新するための定期券更新方法及び定期券書替え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的には定期券利用者は、購入する際に、所定の手続きを踏むために、定期券を発行できる装置を有する、営業所(販売所)の窓口に出向いて購入を申請する。
その申請に基づいて、申請条件が適合すれば、係員は定期券発行装置で定期券を発行する。定期券は、有効期間が1,3,6,12ヶ月等、利用条件が普通、学生、福祉等の種類がある。
定期券の有効期限が切れる前からの継続、あるいは休日等があれば、期限が切れてからの継続(更新)(以下これら両者を更新と記す)を行うために定期券販売所にいって手続きする。この際に、更新分の金額をクレジットあるいは現金で支払う行為がなされる。
【0003】
この更新の手続きは煩わしく、かつ可成りの時間を要した。すなわち定期券発行装置が高額なためにこれを設けた販売所が少なく、列をなして待つ人で時間を要した。
その対策として、更新分については簡便な自動更新装置を、定期券発行装置の他に設置する事が行われるようになった。しかし、この自動更新装置も更新の手続きが簡単とはまだ言えず、相変わらずその自動更新装置を設置している場所に行かねばならない。かつ支払行為も行うため不便さは解消されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、比較的簡単な手続で定期券の更新を行うことを可能とする定期券更新方法を提供することにある。
この発明の他の目的はわざわざ販売所や営業所などへ出向く必要がなく、しかも簡単な操作により定期券の更新を行うことができる定期券書替え装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の定期券更新方法によれば、定期券管理装置で定期券ごとにその定期券情報をデータベースにより管理し、更新したい定期券の識別情報と更新条件と書替え指定停留所情報とを通信手段で定期券管理装置へ送信して更新要求を登録し、車両の位置情報を定期券管理装置へ送信し、定期券管理装置は車両が停留する次の停留所を書替え指定停留所としている定期券識別情報及び更新条件の全てを車両内の定期券書替え装置へ転送記憶し、定期券書替え装置において定期券の識別情報が読取られた際にその識別情報と一致するものが記憶されていれば、その更新条件にその定期券の情報を書替える。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施例1
以下この発明の実施例を説明する。最初の定期券の購入は従来通り、例えば利用する交通機関の定期券販売所に出向いて所定の手続きを行って定期券を受けとる。この定期券は読み書き可能な記録媒体、例えば非接触形式のICカードにより構成される。例えば図1に示すようにこの定期券11には利用者の氏名、利用路線名、利用区間、つまり乗降する両端の停留所(駅)名、必要に応じて乗継又は経由停留所(駅)名、有効期日(○年○月○日−○年○月○日)、有効期間(○カ月)、金額、定期券11の識別情報(カードID)、年令、性別、発行会社名などが記録される。
【0008】
各発行された定期券11を定期券管理装置で管理する。例えば図2に示すように、定期券販売所の定期券発行装置12をインターネットなどのデータ通信網13を介して定期券管理装置14と接続し、定期券11を発行した際に得たその定期券11に関する情報を定期券管理装置14へ送信し、定期券管理装置14は各定期券11ごとにデータベース15で管理する。データベース15には例えば図3に示すように、定期券11ごとに、発行会社名、利用者氏名、その利用者の識別番号(UID、例えば暗証番号)、カードID(定期券識別情報:固有コード)、利用路線、利用区間、種別、期間、有効期日、金額、発行日、年令、性別、発行場所、住所、電話番号、口座番号、更新要求受付日、更新条件として更新開始日と期間、書替え指定停留所、更新日時、更新路線と停留所(駅)などを記録する。ここで口座番号以下の項目は、この発明の実施例による定期券更新のために特に設けたものである。口座番号は定期券11の更新に対する金額をその利用者の銀行口座から引き落すために、定期券11を購入した際に予め申告してもらったものである。銀行口座番号の代りにクレジットカード番号などでもよい。
【0009】
定期券11の有効期限が近づき、定期券11の更新をしたい場合は、その利用者は定期券管理装置14に通信手段により更新要求をする。例えば、図2に示すように利用者16は電話機17により、利用している交通機関の申請部署、例えば営業所18、旅行会社などの取り扱い店19、定期券販売所などへ電話して更新要求をする。この更新要求は利用者名、暗証番号、更新条件(○年○月○日から○カ月、あるいは単に○カ月)、書替え指定停留所などを伝えて行う。この電話を受けた者は、その営業所装置21あるいは取扱店装置22にその更新要求をデータ入力して、定期券管理装置14へデータ通信網13を介して送信する。
【0010】
定期券管理装置14は、その更新要求を受信すると(図4A、S1)、更新要求に対する審査を行い、更新要求情報中の利用者名又は/及び暗証番号をキーとしてデータベース15を検索して、その定期券に関する情報記録欄中の更新要求受付日の項にその受付け日を、更新条件の更新開始日の項、期間の項にそれぞれの受信対応情報の内容を、また書替え指定停留所の項に書替え指定停留所情報をそれぞれ記録する(S2)。なお有効期限が切れた翌日から更新開始とする場合は、更新開始日を省略してもよい。休日などで有効期限が切れた後から次の有効期限を設定したい場合は更新開始日も送る。電話による更新要求は携帯電話機のみならず、家庭の電話機、公衆電話機など何れでもよい。また、営業所18や取扱店19にe−mailやFAX等で要求を伝えても良い。あるいは、利用者が自身の、又は身近かにあるパーソナルコンピュータ25を操作して、前記更新要求情報を入力して、定期券管理装置14へ直接送信してもよい。
【0011】
この実施例ではバス車両27が次の停留所に近づくと、あるいは停留所で停止し、再び走行を開始した後(又は停留所を通過すると)次の停留所情報を定期券管理装置14へそのバス車両の識別情報と共に送信する。この送信はバス車両27に搭載した無線機26により、図5に示すように行ってもよい。この場合、車両案内装置と連動させて、各停留所ごとにその停留所情報を送信させることができる。あるいはバスロケーションシステムが設けられている場合はバス車両が停留所に来ると、バスロケーションシステムでこれを検出して、そのバス車両識別情報及びその(現在の)停留所情報をバスロケーションシステムのバス運行管理装置へ自動的に送信され、バス運行管理装置はバス車両識別情報及び停留所情報を受信するごとに、これを定期券管理装置14へ送信するようにしてもよい。バス運行管理装置はそのバス車両の次の停留所情報を検出してこれとバス車両情報を定期券管理装置14へ送信してもよい。
【0012】
定期券管理装置14はバス車両識別情報及び次の停留所情報を受信すると(図4B、S1)、その次停留所を書替え指定停留所として定期券の更新登録がなされているものがあるかをデータベース15の検索により調べ(S2)、あれば、その全てについて定期券識別情報及びその更新条件(更新要求データ)を読出し(S3)、これら更新要求データを、受信したバス車両識別情報のバス車両27に搭載されている定期券書替え装置28へ送信する(S4)。その送信は無線機31によりバス車両27の無線機26へ直接送信してもよく、あるいは、データ通信網13を介し、バスロケーションシステムの停留所装置(図示せず)を介して無線機26へ送信してもよい。
【0013】
この例では定期券書替え装置28はカード式乗車券処理装置を兼用した場合である。この車両内装置28もこの例ではコンピュータによりプログラムを実行させて動作させるようにした場合である。つまり、図6に示すように、定期券11に対しその記録情報の読み出し、書替えを行うカードリーダライタ41、記憶部43、バス車両内機器との通信を行う通信インターフェイス44、表示部45、時計46、プログラムが格納されたメモリ47、CPU48、無線機26、バス車両の現在位置を検出する位置検出器31がバス49に接続され、CPU48がメモリ47内のプログラムを実行して動作する。
【0014】
無線機26に更新要求データが受信されると、定期券書替え装置28(この例ではカード式乗車券処理装置と兼用)の記憶部43にその更新要求データが記憶される。記憶部43には例えば図8に示すようにカードID(定期券識別情報)ごとに更新条件、書替日時、書替路線又は停留所をそれぞれ記録する項が設けられ、定期券管理装置14から更新データが送信記憶された際には、カードIDと更新条件のみが記録されている。
なお、この例では均一区間料金制における定期券の処理について説明する。均一区間料金制では、そのバス路線の何れの停留所から乗車して何れの停留所で降車しても同一運賃であるため、一般にバス乗車時にのみ定期券11をカードリーダライタ41にかざして、定期券11の記録情報を読み取らせる(図7、S2)。
【0015】
定期券11から読み取った記録情報中の識別情報と一致する識別情報が記憶部43に記憶されているか否かを調べ(S3)、つまりその定期券11が更新対象か否かを調べる。一致するものがなければ通常の処理、つまりその定期券11が有効なものであるかを調べる(S4)。ステップS3で一致するものがあれば、(更新対象であれば)その一致した識別情報の更新条件に、その定期券11の記録情報をカードリーダライタ41で書替える(S5)。このようにして定期券11の有効期限の更新が自動的になされる。この場合は定期券11を利用して乗車する際に行う通常の動作、この例ではカードリーダライタ41に定期券11をかざすという動作のみで定期券11の更新が自動的に行われる。この定期券11の更新を行った際に、そのことを利用者へスピーカ32又は/及び表示部45により定期券更新が完了したことを報知するとよい。
【0016】
この更新した日時と更新した路線又は停留所、つまり更新済み情報を記憶部43のその識別情報(カードID)の欄に書込み(S6)、通常処理(S4)に移る。従って乗車時に、定期券11の有効期限が切れていても、更新条件の更新開始日がその日以前であれば、その定期券11は有効なものとして処理される。
定期券管理装置14から更新済データの要求が受信されると(S7)、記憶部43内の更新データで当該定期券に対し更新を行ったデータ、つまり、図8に示した記憶部43の記憶内容の書替欄に対する書込みがなされているものを読み出して定期券管理装置14へ送信し(S8)、送信した更新済データを記憶部43から消去する(S9)。なおステップS8における更新済データの送信は無線機により直接又はデータ通信網13を介して行う。更新済データの要求が受信される前に、ステップS1における次の停留所における更新データを受信すると、記憶部43内の送信されていない更新済データの次に受信更新データを格納する。
【0017】
定期券管理装置14では図4Cに示すように、更新済データを受信すると(S1)、データベース15中のそのカードIDの欄中の更新日時の項に更新した日時を、更新路線、停留所の項に更新した路線/停留所、必要に応じて車両番号を記録し、また必要に応じて更新要求受付日の項の日付を消去して、この定期券11は更新処理が終了したことのフラグとする(S2)。1つのバス車両についての運行が終了した、あるいは毎日の予め決めた時間になった等、予め決めた決済処理時(条件)になると(S3)、更新処理が終了したフラグが立っている定期券の情報についてその口座番号の項を読み出し、必要に応じて住所、氏名も読み出し、これらをその銀行に送り、定期券更新に基づく料金の引き落し要求を行う、つまり決済処理を行う(S4)。なお前記更新要求受付日の消去はこの決済処理後でもよい。またこの決済処理は更新要求を受付けた時に行ってもよい。あるいは更新要求を受付けた時、又は更新処理が終了した時に、利用者に更新料金の請求書を送ってもよい。特に会社など集団に対しては、予めまとまった金額を受取っておき、その集団に属する利用者の定期券の更新料を、その受取った金額から引き落してもよく、あるいは定期的にそれまでの更新料金を合計してその集団に請求するようにしてもよい。
【0018】
定期券管理装置14からバス車両27に対する更新済データの要求は、定期券管理装置14の負担の具合により、適宜バス車両の定期券更新装置28に対し送信する。この送信は無線機26に直接又はデータ通信網13を介して行うことができる。
なお定期券管理装置14はコンピュータによりプログラムを実行させて動作させる場合は例えば図10に示すように、車両装置28とほぼ同様な構成となる。メモリ51に格納されるプログラムが、図4A,B,Cの処理を行うものとなる。
停留所の間隔が短かく、各停留所ごとに定期券管理装置14と定期券更新装置28との間での情報通信を行うには、その通信頻度が高く、不便である場合は、連続する複数の停留所について、各書替え指定している更新データをその前の区間でまとめて送信するようにしてもよい。
この実施例によれば、定期券管理装置14のデータベース15の更新を適宜行うことにより、同じ定期券に対して、複数回の更新チェックおよび処理をしなくて済み、つまり無駄な処理が少なくなる。
【0019】
なお、この例では均一区間料金制について説明したが、多区間料金制の場合も同様に適用できる。多区間料金制では乗車している区間に応じた運賃を支払う方式であるため、乗車時と降車時に定期券11をカードリーダライタ41にかざして定期券11の記録情報を読み取らせ、降車時に精算処理を行っている。具体的には 図9に示すように、乗車側カード式乗車券処理装置28Aのカードリーダライタ41Aに定期券11をかざし、その記録情報を読み取らせる。乗車側カード式乗車券処理装置28Aは図6中の記憶部43が省略され、またメモリ47のプログラムの内容が変更され、例えばバス車両27内のデジタル運賃表示器(図示せず)から通信インタフェース44に送られたバス車両27の現在の停留所情報や時計46からの現在の日時情報などに基づき、定期券11の有効性が判定される。次に降車時に定期券書替え装置28と兼用される降車側カード式乗車券処理装置28Bのカードリーダライタ41Bに定期券11をかざし、その記録情報を読み取らせる。降車側カード式乗車券処理装置28Bは図6に示した構成を備え、図7に示した処理を行い、つまり更新要求のカードIDが記憶部43に記録してあれば書替え処理(更新処理)を行い、通常処理S4における有効性判定は乗車側の処理と同様に行う。あるいは、乗車側カード式乗車券処理装置28Aでは、読み取ったカードIDなどの記録情報を降車側カード式乗車券処理装置28Bへ送り、装置28B内にそのカードIDとその時の現在停留所とを対にして記憶しておき、降車側カード式乗車券処理装置28Bで降車時にその定期券11の利用区間、有効期間に対する有効性を判定するようにしてもよい。上記の例では、多区間方式におけるバス車両内での定期券の更新を降車時に行ったが、均一方式と同様に乗車側カード式乗車券処理装置28Aを定期券書替え装置28として、乗車時に更新させてもよい。このようにこの発明の方式によれば、定期券を1回しかも短時間処理するだけで更新要求のある定期券の更新が可能となる。
【0020】
実施例2
次にこの発明の実施例2を説明する。実施例2においても実施例1と同様に、例えば図1に示した定期券11が用いられ、その購入も同様に行われ、定期券更新のためのシステム構成も図2に示したものとほぼ同様であり、定期券更新登録もほぼ同様に行われるが、その更新登録時に、書替え停留所の指定は行わない。従って、定期券管理装置14のデータベース15の内容も、書替え指定停留所の欄は必ずしも必要ではない。またこの実施例2では均一区間料金制には適用できず、多区間料金制にのみ適用できる。定期券書替え装置28は図9について説明したものとなり、その構成は図6に示したものと同様に構成できる。ただし位置検出部31は不要である。定期券管理装置14の構成も図10に示したものと同様のものとすることができる。
【0021】
以下、実施例2の定期券更新方法を説明する。先に述べたように実施例1と同様に定期券の更新登録が定期券管理装置14になされているものとする。
利用者がバス車両27に乗車し、その乗車側カード式乗車券処理装置28A(図9)に定期券11をふりかざすと、カードリーダライタ41Aがその定期券11の記録情報を読み取り(図11、S1)、その読み取った情報について有効性などのチェックなど通常の処理を行い(S2)、更にその定期券11が更新時期か否かを調べる(S3)。つまり例えば、その定期券の有効期間の終了期日が現在より1週間など予め決めた期間以内か、又は有効期間が既に経過しているが、2〜3日など予め決めた期間内であるかを調べ、予め決めた期間内であれば、その定期券11は更新時期にあると判断して、そのカードIDなどをバス車両識別情報と共に定期券管理装置14へ送信する(S4)。この送信は無線機26から無線機31へ直接又はデータ通信網13を介して行う。
【0022】
定期券管理装置14はバス車両から更新時期のカードIDを受信すると(図12、S1)、そのカードIDによりデータベース15を検索し、そのカードIDの定期券情報に更新要求が登録されているかを調べる(S2)。更新要求の登録があれば、その更新条件とカードIDを、受信したバス車両識別情報の定期券更新装置28へ送信する(S3)。
バス車両27の無線機26が定期券管理装置14から更新条件等を受信すると降車側カード式乗車券処理装置28B(図9)の記憶部43にそのカードIDと更新条件を記憶する(図7、S1)。
【0023】
その後は、この実施例2の定期券更新処理がバスの降車時であることを除き、実施例1(図7)とほぼ同じように処理される。具体的に説明すると、利用者がそのバス車両27からの降車時に、降車側カード式乗車券処理装置28Bに定期券11をふりかざし、カードリーダライタ41Bがその定期券11の記録情報を読み取ると(S2)、その読み取ったカードIDが記憶部43に記憶されてあるか、つまり更新対象の定期券か否かを調べる(S3)。読み取ったカードIDと一致するものが記憶部43にあれば、その定期券は更新対象のものと判断して、その定期券11の記録を記憶部43内のそのカードIDの更新条件に、カードリーダライタ41Bにより書き替え、定期券11の更新を行い、また定期券の更新が完了したことを利用者に可聴的又は/及び可視的に報知する(S5)。この更新にもとづき、記憶部43内に該当カードIDに対し、更新済みとその停留所情報などの記録を行い(S6)、その定期券記録情報の有効性の判断などの通常処理に移る(S4)。
【0024】
その後は、定期券管理装置14から更新データの要求を受信すると(S7)、記憶部43内の更新済のカードID、更新時の停留所情報などの更新済データを定期券管理装置14へ送信し(S8)、その送信したカードIDに関する記憶部43内の更新済情報を消去する(S9)。
定期券管理装置14における更新データの受信に対する処理は実施例1と同様、つまり図4Cに示した処理が行われる。このように利用者がバス車両27に乗車中に定期券の更新が行われる。従って、その通信手段は、なるべく高速なPHS方式やIMT−2000などの携帯無線電話方式が望ましいが、バス車両−営業所間用無線機によって実現してもよい。
【0025】
この発明の実施例1,2の構成によれば、定期券の更新データが更新する直前になって定期券更新装置に送信されてくるため、メモリの記憶容量を小さくすることが出来る。
また書き替え指定停留所や更新時期をチェックする事により不要な更新データを少なくできるため、更新要求のあった定期券を検索する時間を短くすることが出来る。特に定期券として非接触ICカードを用いている場合、その通信可能時間は他の媒体に比べて短いため、本発明を適用すれば特に都合がよい。
カード式乗車券処理装置28に定期券書替え装置を兼用させたこのカード式乗車券処理装置28は、定期券を処理するものに限らず、プリペイド乗車券をも処理するものでもよい。このように兼用装置とすることなく、定期券書替え装置を専用装置として設けてもよい。定期券11としては非接触式ではなく、接触式のものでもよく、またICカードではなく磁気カードでもよく、要は読み書き可能な記録媒体を有するものであればよい。更にバスの定期券に限らず、ワンマン鉄道、路面電車等の定期券書替えにもこの発明を適用できる。
【0026】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば定期券書替え装置に定期券を読み取らせることにより、更新をさせることができ、手間が頗る簡単である。特に定期券読み取り装置にこの定期券書替え装置を兼用させる場合は、通常の定期券による交通機関を利用する際に自動的に行われる。
しかも、このように簡単に更新ができるようにする登録手続きは営業所や取扱い店などへ出向くことなく、電話により、あるいはパーソナルコンピュータにより行うことができ、頗る便利である。
【0027】
更に車両内に記憶してある更新カードIDの数が少ないため、その記憶手段は記憶容量が小さいもので済み、また一致するカードIDの検索の時間が短くて済み、乗、降の際の定期券更新を短時間で行うことができ、利用客の乗降処理を迅速に行うことができる。また定期券管理装置内のデータベース15を適宜更新することにより、同じ利用客の定期券に対し複数回の更新チェック及び処理を行わないで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】定期券の記録内容の例を示す図。
【図2】この発明方法が適用されるシステム構成の例を示す図。
【図3】定期券管理装置のデータベース15の記録情報の例を示す図。
【図4】この発明の実施例1における定期券管理装置の処理手順の例を示す流れ図。
【図5】次停留所情報の定期券管理装置への通知を示す図。
【図6】この発明の定期券書替え装置の構成例を示す図。
【図7】この発明の実施例1、2における定期券書替え装置の処理手順の例を示す流れ図。
【図8】記憶部47内の更新データの記憶内容の例を示す図。
【図9】バス車両内の乗車側及び降車側カード式乗車券処理装置を簡単に示す図。
【図10】定期券管理装置14の構成例を示す図。
【図11】この発明の実施例2における乗車時の車載装置での処理手順の例を示す流れ図。
【図12】この発明の実施例2における定期券管理装置の処理手順の例の一部を示す流れ図。
Claims (1)
- 定期券管理装置は定期券ごとにその定期券情報をデータベースで管理し、
更新したい定期券の識別情報と、書替え指定停留所情報と更新条件を、通信手段で上記定期券管理装置へ送信して更新要求を登録し、
車両の現在の停留所情報又は次の停留所情報とその車両の識別情報を上記定期券管理装置へ送信し、
上記定期券管理装置はその停留所情報を受信すると、次の停留所を書替え指定停留所として更新要求が登録されている定期券の識別情報とその更新条件を上記車両に搭載されている定期券書替え装置へ送信し、
その定期券書替え装置は受信した定期券識別情報及びその更新要求を記憶手段に記憶し、
定期券書替え装置は読み書き可能な定期券の識別情報を読み取り、その識別情報が上記記憶手段に記憶されているか否かを調べ、
記憶されていれば、その定期券の記録情報をその更新条件に書替え、
その書替えたことを上記定期券管理装置へ通知する
ことを特徴とする定期券更新方法。
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