JP4711082B2 - 車室内環境制御システム - Google Patents
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Description
・ エアコンシステム(温度・湿度)
・ パワーウィンドウシステム(温度・湿度・音・広さ)
・ インテリアライティングシステム(明るさ、温度(感)・広さ(感))
・ サンシェード(明るさ・温度・広さ(感))
・ 調光ガラス(明るさ・温度・広さ(感))
・ オーディオ(音)
・ ノイズキャンセラ(音、広さ(感))
・ メモリシートシステム(広さ)
・事例1:「省力化」と「温度の快適性」の両立
省力化(例えば燃費削減)しながら所望の室温を実現するために、エアコンシステム以外の環境調整動作部としてパワーウィンドウシステムを利用しようとする場合、その時点での他の環境因子(例:車外音の流入)に与える影響を把握・判断した上で利用する環境調整動作部を操作する必要がある。
防衛安全性(security)を確保しながら所望する外光遮蔽を実現するために、シェード以外の環境調整動作部として調光ガラスを利用しようとする場合、その時点での他の環境因子(例:車外音の遮断・室温の変化など)に与える影響を把握・判断した上で利用する環境調整動作部を操作する必要がある。
排ガスなど健康(salubriousness)への影響に配慮しながら所望する周辺音の取得を実現するために、パワーウィンドウ以外の環境調整動作部としてノイズキャンセラ(必要音強調)を利用しようとする場合、その時点での他の環境因子(例:外気の遮断による温度・湿度の変化など)に与える影響を把握・判断した上で利用する環境調整動作部を操作する必要がある。
車室内環境を適正化制御するために互いに連携動作する複数の環境調整動作部と、
各環境調整動作部の能力格付けを示す格付けパラメータを、それら環境調整動作部に一対一に対応付ける形で設定する格付けパラメータ設定手段と、
複数の環境調整動作部が連携して実現する車室内の総合的な環境調整状態に対し、ユーザーが所望する環境贅沢度を変更可能に設定する環境贅沢度設定手段と、
設定された環境贅沢度が高くなるほど、格付けパラメータが示す能力格付けの高い環境調整動作部が優先動作するように、それら複数の環境調整動作部の連携動作を制御する統括制御手段と、を備えたことを特徴とする。
環境贅沢度の設定値に基づいて、要求能力値と直接比較可能な数値パラメータである贅沢度反映総能力値を算出する贅沢度反映総能力値算出手段と、
各環境調整動作部に設定された要求能力値を、予め定められた演算手順に従い統合演算することにより統合要求能力値を演算する統合要求能力値演算手段と、
贅沢度反映総能力値と統合要求能力値とを比較する能力値比較手段とを有し、
統合要求能力値が贅沢度反映総能力値に近づくほど、能力格付けのより低い環境調整動作部が優先動作するように、複数の環境調整動作部の連携動作を制御するものとして構成できる。
制御対象となる車室内環境制御因子の現在検出値を目標値と比較し、その比較結果に基づいて対象となる制御量を、現在検出値が目標値に近づくようにフィードバック制御する下位制御主体と、
制御量の設定値に基づいて要求能力値を、フィードバック制御による設定値が変化するに応じて更新しつつ設定する要求能力値設定手段と、
統括制御手段をなす上位制御システムに向けて該要求能力値をフィードバック出力する要求能力値出力手段とを有するものとして構成できる。そして、上位制御システムにおいて統合要求能力値演算手段は、各下位制御システムからの要求能力値のフィードバック入力に基づいて統合要求能力値を演算するよう構成できる。
贅沢冗長能力値と各下位制御システムからの要求能力値との比較結果に基づいて、複数の環境調整動作部のいずれを動作させるかを選択する環境調整動作部選択手段とを有するものとして構成できる。上位制御システムで決定される贅沢度反映総能力値はユーザーの設定した贅沢度に見合う総能力値である。この値が大きいほど、環境調整動作部をより贅沢に動員できることを意味する。上記の贅沢冗長能力値は、下位制御システムからフィードバックされる要求能力値を基準として、どの程度まで冗長な環境調整動作部の動員が可能であるかを表わす指標として用いることができる。そして、該贅沢冗長能力値と統合要求能力値との比較結果に基づいて、複数の環境調整動作部のいずれを動作させるかを適格に選択することが可能となる。
TEC=α×ACAP+β×Σfn ・・・ (式1)
なお、贅沢度反映総能力値は、各要求能力値fnと直接比較可能な数値パラメータに変換するために、環境因子毎に定められる正の係数αを、環境贅沢度ACAPに乗じて定められる値である。また、βは、外界からの悪影響(+:能力投入)が強いほど室内外を隔離し、外界からの好影響(−:能力回収)を期待できる場合ほど解放しておきたいので、負の係数である。つまり、能動型動作部に対しては贅沢冗長能力値TECに対し減少方向に寄与し、受動型動作部に対しては贅沢冗長能力値に対し増加方向に寄与するように定められている。また、n=1〜i(iは下位制御システムの総数)である。
・温度TEC=(+3)×4+(−1.2)×{(+6)+(−3)}=8.4
・湿度TEC=(+3)×4+(−1.2)×(+10)=0
・光TEC=(+3)×4+(−1.2)×{(+3)+(−1)+(+1)}=8.4
・音TEC=(+3)×4+(−1.2)×{(−1)+(+3)+(−3)}=13.2
・広さTEC=(+3)×4+(−1.2)×{(+3)+(−1)+(−1)+(−7)}=19.2
・ACAP=4の場合
温度TEC=(+3)×4+(−1.2)×{(+6)+(−3)}=8.4
・ACAP=3の場合
温度TEC=(+3)×3+(−1.2)×{(+6)+(−3)}=5.4
・ACAP=2の場合
温度TEC=(+3)×2+(−1.2)×{(+6)+(−3)}=2.4
・ACAP=1の場合
温度TEC=(+3)×1+(−1.2)×{(+6)+(−3)}=0.6
TEC=8.4となるので、空調ユニットU(以下、A/Cという)と、パワーウィンドウ(以下、P/Wという)とを選定する。なお、この場合、P/Wは閉駆動し、全ての窓ガラスを閉状態に維持する。
TEC=5.4となるので、A/CとP/Wとを選定する。なお、この場合、P/Wは、通常時は閉状態を維持しつつ、予め定められたタイミング(例えば、室内温度が設定温度を1度上回ったタイミング等)にて、予め定められた時間だけ瞬間的に開状態となって外気を取り込むパッシブ駆動を実行する。
TEC=2.4となるので、P/Wのみを選定する。なお、この場合、P/Wは上記のパッシブ駆動を実行する。
TEC=−0.6となるので、A/CもP/Wも選定されない。従って、ユーザーが温度を変更したいと思った場合には、ユーザー自身のマニュアル操作により、P/Wを開けるなり、A/Cの設定温度を下げるなりをする必要に迫られる。
初期状態を、外気温24度、室内温27度で、設定温度が25度から23度に下がったときの状態とする。
TEC=(+3)×4+(−1.2)×{(+6)+(−3)}
=8.4
Σfn=(+6:A/C能力値)+(−3:P/W能力値)
=3
TECがΣfnを上回るので、双方の制御システムが選定される。そして、車室内環境統括システム10は、A/Cには能力6の能力投入(吹出温度21度の設定)を、P/Wには能力3の能力回収(P/Wの開駆動及び開状態の維持)を指示する。
TEC=(+3)×4+(−1.2)×{(+2)+(0)}
=9.6
Σfn=(+2:A/C能力値)+(0:P/W能力値)
=2
TECがΣfnを上回るので、双方の制御システムが選定される。ただし、P/Wの能力値は0なので、実際に駆動するのはA/Cのみである。車室内環境統括システム10は、A/Cに能力2の能力投入(吹出温度22度の設定)を指示し、P/Wには能力0の能力回収(つまり、P/Wを開状態のまま駆動させない)を指示する。
TEC=(+3)×4+(−1.2)×{(+1)+(−1)}
=12
Σfn=(+1:A/C能力値)+(−1:P/W能力値)
=0
TECがΣfnを上回るので、双方の制御システムが選定される。そして、車室内環境統括システム10は、A/Cには能力1の能力投入(吹出温度22度の維持設定)を、P/Wには能力1の能力回収(P/Wの閉駆動及び閉状態の維持)を指示する。
初期状態を、外気温24度、室内温27度で、設定温度が25度から23度に下がったときの状態とする。
TEC=(+3)×3+(−1.2)×{(+6)+(−3)}
=5.4
Σfn=(+6:A/C能力値)+(−3:P/W能力値)
=3
TECがΣfnを上回るので、双方の制御システムが選定される。そして、車室内環境統括システム10は、A/Cには能力6の能力投入(吹出温度21度の設定)を、P/Wには能力3の能力回収(P/Wの開駆動及び開状態の維持)を指示する。
TEC=(+3)×3+(−1.2)×{(+2)+(0)}
=6.6
Σfn=(+2:A/C能力値)+(0:P/W能力値)
=2
TECがΣfnを上回るので、双方の制御システムが選定される。ただし、P/Wの能力値は0なので、実際に駆動するのはA/Cのみである。車室内環境統括システム10は、A/Cに能力2の能力投入(吹出温度22度の設定)を指示し、P/Wには能力0の能力回収(つまり、P/Wを開状態のまま駆動させない)を指示する。
TEC=(+3)×3+(−1.2)×{(+1)+(−1)}
=9
Σfn=(+1:A/C能力値)+(−1:P/W能力値)
=0
TECがΣfnを上回るので、双方の制御システムが選定される。そして、車室内環境統括システム10は、A/Cには能力1の能力投入(吹出温度22度の維持設定)を、P/Wには能力1の能力回収(P/Wの閉駆動及び閉状態の維持)を指示する。
初期状態を、外気温24度、室内温27度で、設定温度が25度から23度に下がったときの状態とする。
TEC=(+3)×2+(−1.2)×{(+6)+(−3)}
=2.4
Σfn=(+6:A/C能力値)+(−3:P/W能力値)
=3
TECがΣfnを下回るので、Σfnに収まる要求能力値を有する制御システムが選定される。ここでは、P/Wのみが選択される。そして、車室内環境統括システム10は、A/Cには機能停止を指示し、P/Wには能力3の能力回収(P/Wの開駆動及び開状態の維持)を指示する。ただし、温度という環境因子を制御する他の制御システムが存在し、それが要求能力値2.4を下回るものであれば、該制御システムを採用することもできる。
TEC=(+3)×2+(−1.2)×{(+2)+(0)}
=3.6
Σfn=(+2:A/C能力値)+(0:P/W能力値)
=2
TECがΣfnを上回るので、双方の制御システムが選定される。ただし、P/Wの能力値は0なので、実際に駆動するのはA/Cのみである。車室内環境統括システム10は、A/Cに能力2の能力投入(吹出温度22度の設定)を指示し、P/Wには能力0の能力回収(つまり、P/Wを開状態のまま駆動させない)を指示する。
TEC=(+3)×2+(−1.2)×{(+1)+(−1)}
=6
Σfn=(+1:A/C能力値)+(−1:P/W能力値)
=0
TECがΣfnを上回るので、双方の制御システムが選定される。そして、車室内環境統括システム10は、A/Cには能力1の能力投入(吹出温度22度の維持設定)を、P/Wには能力1の能力投入(P/Wの閉駆動及び閉状態の維持)を指示する。
初期状態を、外気温24度、室内温27度で、設定温度が25度から23度に下がったときの状態とする。
TEC=(+3)×1+(−1.2)×{(+6)+(−3)}
=−0.6
Σfn=(+6:A/C能力値)+(−3:P/W能力値)
=3
TECがΣfnを下回るので、P/Wのみが選択される。そして、車室内環境統括システム10は、A/Cには機能停止を指示し、P/Wには能力3の能力回収(P/Wの開駆動及び開状態の維持)を指示する。ただし、温度という環境因子を制御する他の制御システムが存在し、それが要求能力値−0.6を下回るものであれば、該制御システムを採用することもできる。
TEC=(+3)×1+(−1.2)×{(+2)+(0)}
=0.6
Σfn=(+2:A/C能力値)+(0:P/W能力値)
=2
TECがΣfnを下回るので、P/Wのみが選択される。ここで、車室内環境統括システム10は、A/Cには機能停止を指示し、P/Wには能力0の能力回収(つまり、P/Wを開状態のまま駆動させない)を指示する。この場合、P/Wは開状態のままに保持されるが、この状況は、室内温や外気温、設定温度が何らかの影響(例えば外気温の変化)を受けて変化しない限り現在の状態が維持される。
TEC=(+3)×1+(−1.2)×{(0)+(0)}
=3
Σfn=(0:A/C能力値)+(0:P/W能力値)
=0
TECがΣfnを上回るので、双方の制御システムが選定される。ところが、双方ともの能力値が0であるから、車室内環境統括システム10は、A/C及びP/Wの双方に機能停止を指示することとなる。この状況は、室内温と設定温度とが何らかの影響(例えば外気温の変化)を受けて接近しない限り、例えば、設定温度を上げる等、ユーザーによる何らかの操作が実行されない限り、現在の状態が維持される。
・インテリアライト制御システム300の点灯操作部351〜353・・・の点灯操作数(数が多いほど明るさの目標値が高く設定される)
・インテリアライト制御システム300のモード設定操作部341の設定モード(第二モード、第一モード、第三モードの順で明るさの目標値が高く設定される)
・サンシェード制御システム400のモード設定操作部441の設定モード(オートモードの方がマニュアルモードよりも目標値が高く設定される)
・調光制御システム500のモード設定操作部541の設定モード(オートモードの方がマニュアルモードよりも目標値が高く設定される)
・オーディオ制御システム600のボリューム調整操作部641の操作状態(音量大ほどS/N比が大となるように設定される)
TEC=α×ACAP+β×Σ(γn×f´n) ・・・ (式2)
(環境因子:温度)
Σfn=γ1×f´1+γ2×f´2
(環境因子:音)
Σfn=γ3×f´3+γ4×f´4+γ5×f´5
なお、f´1は環境因子「温度」に対する車内空調装置の要求能力値、f´2は環境因子「温度」に対するパワーウィンドウ機構の要求能力値である。f´3は環境因子「音」に対するパワーウィンドウ機構の要求能力値、f´4は環境因子「音」に対するオーディオシステムの要求能力値、f´5は環境因子「音」に対するノイズキャンセラの要求能力値である。また、ここでの係数γnは、パワーウィンドウ機構に関するもののみが温度の目標値及びS/N比の設定値に応じて変動する値をとなり、他の車内空調装置、オーディオシステム、ノイズキャンセラの係数γには1が設定される。
2 環境贅沢度設定操作部
10 車室内環境統括システム
100 空調制御システム
200 パワーウィンドウ制御システム
300 インテリアライト制御システム
400 サンシェード制御システム
500 調光ガラス制御システム
600 オーディオ制御システム
700 ノイズキャンセラ制御システム
800 メモリーシート制御システム
110,210,310,410,510,610,710,810 制御ECU(下位制御主体)
120,220,320,420,520,820 センサ部
130,230,330,430,530,630,730,830 駆動部(環境調整動作部)
140,240,340,440,540,640,740,840 操作部
ACAP 環境贅沢度
fn 要求能力値
TEC 贅沢冗長能力値
Σfn 統合要求能力値
Claims (28)
- 車室内環境を適正化制御するために互いに連携動作する複数の環境調整動作部と、
各前記環境調整動作部の能力格付けを示す格付けパラメータを、それら環境調整動作部に一対一に対応付ける形で設定する格付けパラメータ設定手段と、
複数の前記環境調整動作部が連携して実現する車室内の総合的な環境調整状態に対し、前記ユーザーが所望する環境贅沢度を変更可能に設定する環境贅沢度設定手段と、
設定された前記環境贅沢度が高くなるほど、前記格付けパラメータが示す能力格付けの高い環境調整動作部が優先動作するように、それら複数の環境調整動作部の連携動作を制御する統括制御手段と、
を備えたことを特徴とする車室内環境制御システム。 - 車室内のユーザーにより入力操作される環境贅沢度入力手段を有し、前記環境贅沢度設定手段は該環境贅沢度入力手段の入力状態に基づいて前記環境贅沢度を設定するものである請求項1記載の車室内環境制御システム。
- 複数の前記環境調整動作部のそれぞれに、前記車室内環境を適正化するための要求能力値を、それら環境調整動作部間にて互いに直接比較可能な数値パラメータとして設定する要求能力値設定手段が設けられ、
前記統括制御手段は、
前記環境贅沢度の設定値に基づいて、前記要求能力値と直接比較可能な数値パラメータである贅沢度反映総能力値を算出する贅沢度反映総能力値算出手段と、
各前記環境調整動作部に設定された前記要求能力値を、予め定められた演算手順に従い統合演算することにより統合要求能力値を演算する統合要求能力値演算手段と、
前記贅沢度反映総能力値と前記統合要求能力値とを比較する能力値比較手段とを有し、
前記統合要求能力値が前記贅沢度反映総能力値に近づくほど、前記能力格付けのより低い環境調整動作部が優先動作するように、前記複数の環境調整動作部の連携動作を制御する請求項1又は請求項2に記載の車室内環境制御システム。 - 前記統合要求能力値演算手段は、前記下位制御システムからの前記要求能力値を加算統合するものである請求項3記載の車室内環境制御システム。
- 前記複数の前記環境調整動作部は、それぞれ個別の下位制御システムを有するとともに、該下位制御システムは、
制御対象となる車室内環境制御因子の現在検出値を目標値と比較し、その比較結果に基づいて対象となる制御量を、前記現在検出値が前記目標値に近づくようにフィードバック制御する下位制御主体と、
前記制御量の設定値に基づいて前記要求能力値を、前記フィードバック制御による前記設定値の変化に応じて更新しつつ設定する前記要求能力値設定手段と、
前記統括制御手段をなす上位制御システムに向けて該要求能力値をフィードバック出力する要求能力値出力手段とを有し、
前記上位制御システムにおいて前記統合要求能力値演算手段は、各前記下位制御システムからの前記要求能力値のフィードバック入力に基づいて前記統合要求能力値を演算するものである請求項3又は請求項4に記載の車室内環境制御システム。 - 前記要求能力値設定手段は、前記環境調整動作部の最大能力値を前記要求能力値の初期値として設定する請求項5記載の車室内環境制御システム。
- 前記要求能力値が前記格付けパラメータに兼用され、設定された要求能力値の大きい前記環境調整動作部ほど前記能力格付けの上位に位置するものとして定められる請求項5又は請求項6に記載の車室内環境制御システム。
- 前記上位制御システムは、前記贅沢度反映総能力値と前記統合要求能力値との差分にて表わされる贅沢冗長能力値を演算する前記能力値比較手段としての贅沢冗長能力値演算手段と、
前記贅沢冗長能力値と各前記下位制御システムからの前記統合要求能力値との比較結果に基づいて、前記複数の前記環境調整動作部のいずれを動作させるかを選択する環境調整動作部選択手段とを有する請求項7記載の車室内環境制御システム。 - 前記車室内環境因子が車室内温度として定められ、
前記目標値、前記要求能力値、前記統合要求能力値及び前記贅沢冗長能力値がいずれも温度の次元を有するものとして定められている請求項8記載の車室内環境制御システム。 - 前記環境調整動作部選択手段は、前記贅沢冗長能力値が前記統合要求能力値を上回っている場合は、複数の前記環境調整動作部の全てを動作可能な環境調整動作部として選択する請求項8又は請求項9に記載の車室内環境制御システム。
- 前記環境調整動作部選択手段は、前記贅沢冗長能力値が前記統合要求能力値を下回っている場合は、複数の前記環境調整動作部のうち前記要求能力値の小さいものから優先的に選択する請求項10記載の車室内環境制御システム。
- 前記環境調整動作部選択手段は、前記贅沢冗長能力値が前記統合要求能力値を下回っている場合は、当該統合要求能力値が前記贅沢冗長能力値を下回る範囲内で最大化されるように、前記複数の環境調整動作部の一部を選択する請求項8ないし請求項11のいずれか1項に記載の車室内環境制御システム。
- 前記環境調整動作部選択手段は、前記贅沢冗長能力値が前記統合要求能力値を下回っている場合は、前記要求能力値の序列の上位に位置する1ないし複数の環境調整動作部を除外する形で当該統合要求能力値が最大化されるよう、前記複数の環境調整動作部の一部を選択する請求項12記載の車室内環境制御システム。
- 前記環境調整動作部は、対象となる前記車室内環境因子を前記目標値から遠ざけるように作用する車室外からの外乱を、積極的なエネルギー投入により相殺する形で動作する能動型動作部と、同じく前記外乱の車室内への侵入を遮断するか、又は対象となる前記車室内環境因子を前記目標値に近づける向きに作用する外乱を利用するように動作する受動型動作部とのいずれかからなり、
前記要求能力値設定手段は、前記能動型動作部に対しては前記統合要求能力値に対し増加方向に寄与し、前記受動型動作部に対しては前記統合要求能力値に対し減少方向に寄与するように、前記要求能力値を互いに逆符合となるように設定するものである請求項5ないし請求項13のいずれか1項に記載の車室内環境制御システム。 - 前記車室内環境因子の車室内現在値を検出し、該車室内現在値を、これに対応する車室外外乱値及び前記目標値と比較する外乱比較手段と、
その比較結果に基づいて前記受動型動作部の動作制御を行なう受動型動作部制御手段とを有する請求項14記載の車室内環境制御システム。 - 前記受動型動作部制御手段は、前記車室内現在値から前記目標値を減じた差分が、前記車室内現在値から前記車室外外乱値を減じた差分と同符号の場合に前記外乱を利用するように動作し、同じく逆符号の場合に前記外乱を遮断するように動作する請求項15記載の車室内環境制御システム。
- 前記車室内環境因子が車室内温度として定められ、
前記能動型動作部が車内空調装置であり、
前記受動型動作部は、車室内温度が目標温度よりも低く、かつ車室外温度が前記車室内温度よりも高い場合、及び車室内温度が目標温度よりも高く、かつ車室外温度が前記車室内温度よりも低い場合に開方向に動作し、車室内温度が目標温度よりも低く、かつ車室外温度が前記車室内温度よりも低い場合、及び車室内温度が目標温度よりも高く、かつ車室外温度が前記車室内温度よりも高い場合に遮蔽方向に動作するパワーウィンドウ機構である請求項16記載の車室内環境制御システム。 - 請求項8記載の要件を備え、前記要求能力値設定手段は、前記能動型動作部に対しては前記贅沢冗長能力値に対し減少方向に寄与し、前記受動型動作部に対しては前記贅沢冗長能力値に対し増加方向に寄与するように、前記要求能力値を互いに逆符合となるように設定する請求項13ないし請求項16のいずれか1項に記載の車室内環境制御システム。
- 前記環境調整動作部選択手段は、前記贅沢冗長能力値が前記能動型動作部の要求能力値を下回った場合に、前記受動型動作部を前記能動型動作部よりも優先して選択するものとされる請求項18記載の車室内環境制御システム。
- 前記環境調整動作部選択手段は、動作選択中の前記環境調整動作部が前記能動型動作部と前記受動型動作部との双方を含んでいる状態で、前記贅沢冗長能力値が前記統合要求能力値を下回った場合に、前記動作選択中の前記能動型動作部の少なくとも一部を選択から除外する請求項19記載の車室内環境制御システム。
- 前記環境調整動作部選択手段は、動作選択中の前記環境調整動作部が前記能動型動作部と前記受動型動作部との双方を含んでいる状態で、前記贅沢冗長能力値がゼロ又は負数となった場合、前記動作選択中の前記能動型動作部の全てを選択から除外し、前記受動型動作部のみを動作選択する請求項20記載の車室内環境制御システム。
- 前記環境調整動作部選択手段は、前記受動型動作部のみを動作選択している状態で前記贅沢冗長能力値が正値側の予め定められたレベルに回復した場合、前記贅沢冗長能力値が前記統合要求能力値を下回らない範囲内で選択除外されている前記能動型動作部の少なくとも一部を復帰選択する請求項21記載の車室内環境制御システム。
- 前記環境調整動作部選択手段が動作選択していない前記能動型動作部の、ユーザーによる手動動作選択を受け付ける手動選択受付手段を有する請求項18ないし請求項22のいずれか1項に記載の車室内環境制御システム。
- 前記手動選択受付手段は、前記贅沢冗長能力値がゼロ以下となった場合にのみ前記手動動作選択を受け付ける請求項23記載の車室内環境制御システム。
- 前記車室内環境因子のうち適正化制御の主対象として定めた主車室内環境因子に対し、付随的に変化する別の車室内環境因子を従属車室内環境因子として定め、当該従属車室内環境因子の適正化制御を行なう従属環境調整動作部が設けられており、前記統括制御手段は該従属環境調整動作部の制御も行なう請求項1ないし請求項24のいずれか1項に記載の車室内環境制御システム。
- 前記主車室内環境因子の適正化制御を行なう主環境調整動作部の一部が、前記従属環境調整動作部にも兼用されている請求項25記載の車室内環境制御システム。
- 前記主車室内環境因子が車室内温度であり、前記主環境調整動作部が車内空調装置及びパワーウィンドウ機構であり、
前記従属車室内環境因子が車室内の雑音及び信号音のレベルであり、前記従属環境調整動作部が、前記信号音としてオーディオ出力を行なうオーディオシステムと、前記雑音レベルの低減を図るノイズキャンセラであり、
かつ、前記主環境調整動作部の一つである前記パワーウィンドウ機構が前記従属環境調整動作部に兼用されている請求項26記載の車室内環境制御システム。 - 車室内のユーザーにより入力操作される車室内S/N比入力手段が設けられるとともに、前記統括制御手段は、該車室内S/N比入力手段の入力状態が示す車室内S/N比が得られるように、前記オーディオシステム、前記ノイズキャンセラ及び前記パワーウィンドウ機構を連携制御するものである請求項27記載の車室内環境制御システム。
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