JP4712403B2 - 安定設置具及びこの安定設置具を備えた梯子体並びにこの梯子体を備えた梯子装置 - Google Patents
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Description
この安定設置具では、取付部材の下部を環状に構成して内部に筒状のパイプを回動自在に介在させており、ベース部材に備えた軸受体と、取付部材の環状部と、前記パイプとに枢軸を挿通する孔を形成し、これらの孔に枢軸を挿通させて連結することで、ベース部材を枢軸廻りおよびパイプの軸心廻りに回動自在としている。
そこで本発明は、枢軸を用いることなく、ベース部材をあらゆる方向に回動させることができ、ベース部材と取付部材とを鎖状に結合することで部品点数を減らして組み立てを容易にできるようにした安定設置具およびこの安定設置具を備えた梯子体並びにこの梯子体を備えた梯子装置を提供することを目的とする。
すなわち、第1に、安定設置具1は、接地可能なベース部材23の上面に係合部27を形成し、支柱10に取付けられる取付部材24に前記ベース部材23の係合部27と鎖状結合する取付部33を設けていて、前記ベース部材23に、前記係合部27の円弧方向に沿って回動するこのベース部材23の最大回動角度を90°より小さく設定する規制手段39を設けていることを特徴とする。
また、ベース部材23が必要以上に回動することを防止して、一方向の回動姿勢を制御できる。
これによれば、ベース部材23を前記円弧面に沿って大きな角度まで円滑に回動させることができる。
第3に、前記取付部材24は、前記ベース部材23が前記取付部33を中心にこの取付部33の側方へ回動したときに、その回動した状態から前記係合部27を中心とするベース部材23の回動を許容していることを特徴とする。
第4に、前記ベース部材23には、このベース部材23の取付部材24に対する姿勢を保持する姿勢保持手段44が設けられていることを特徴とする。
これによれば、ベース部材23を接地面から離してもベース部材23の姿勢が保持されるので、このベース部材23を再度接地させる場合に便利である。
これによれば、ベース部材23を梯子体3の使用に適した向きに取り付けることができる。
これによれば、梯子装置(梯子装置)2は、安定設置具1を備えたことで、接地面等の傾斜に適応した使用が可能になる。
本発明に係る安定設置具1は、梯子や脚立等の脚部を構成する支柱の端部に取付けられるものである。
図8乃至図10において、安定設置具1は、脚立と梯子とを兼用可能な梯子装置2に取り付けられている。
前記連結手段4は、各梯子体3の上部側面に設けられたブラケット5と、各ブラケット5の端部同士を枢着する連結軸6とを有している。各梯子体3は、前記連結軸6廻りに相対回動自在となっており、梯子装置2は、梯子体3を回動させることで脚立姿勢、梯子姿勢、折り畳み姿勢の各姿勢に変更可能となっている。梯子体3の上端部には天板7が設けられている。
前記梯子体3は、左右1対の支柱10と、左右支柱10同士を連結する上下複数の桟11とを有し、安定設置具1は、この支柱10の一端部(下端部)に取り付けられている。支柱10は、前記桟11によって連結される左右1対の支柱本体12と、この支柱本体12に対して長手方向にスライド自在に取り付けられたスライド支柱13とを有している。なお、以下、左右の支柱10を連結する桟11の長手方向に沿う水平方向(図8において符号Xで示す方向)を左右方向Xといい、この左右方向Xに直交する水平方向(図8の紙面貫通方向)を前後方向Y(図9、図10参照)という。
図1、2、6に示すように、前記スライド支柱13は、前記支柱本体12に挿入可能な筒体14を有している。この筒体14には、スライド支柱13を所定の位置で支柱本体12に固定するための固定板15が設けられている。前記筒体14の左右方向内側の面にはこの固定板15を取り付けるための取付凹部17が設けられており、固定板15はこの取付凹部17に嵌合した状態で、リベット等の固定手段18によって前記筒体14に固定されている。
前記固定具20は、図1に示すように、前記固定板15の突起部間に嵌合可能な複数の突起21を有している。この固定具20は、前記突起21を前記固定板15の突起部19間で嵌合・嵌合解除することによって、前記スライド支柱13を支柱本体12に対して固定・固定解除できるようになっている。固定具20がスライド支柱13を固定解除した状態では、スライド支柱13は、その長手方向に沿ってスライド自在となり、これによって支柱10の長さを変更自在となる。
前記ベース部材23は、合成樹脂製(例えばナイロン製)で、円板状の基部26と、前記取付部材24と係合する係合部27とを有している。前記基部26の裏面側には、滑り止め部材28(例えば熱可塑性エラストマー製)が設けられている。この基部26の中央には板厚方向に貫通した孔29が形成されており、滑り止め部材28には前記孔29に挿通されて前記基部26の表面側から突出する突起部30が形成されている。
図5に示すように、前記取付部材24は、例えば、アルミダイカスト製で、ほぼU字状に形成されている。この取付部材24は、その中途部に前記係合部27と結合してベース部材23を支柱10に取り付ける取付部33を有し、その端部に前記取付部材24を支柱10に固定するための固定部34を有している。前記取付部33は、断面円形で円弧状に形成されており、前記固定部34は取付部材24の各端部に形成されて1対となっている。各固定部34は互いに対向するように形成されている。
前記取付部材24は、その一端部の固定部34を前記ベース部材23の開口部32に挿通するとともに各固定部34をスライド支柱13の一端部(下端部)にボルト・ナット等の締結手段42を介して固定することで、スライド支柱13に取付けられる。取付部材24とスライド支柱13の間には、スペーサ43が設けられており、このスペーサ43は側面視L字状に構成された板材からなる。
安定設置具1をスライド支柱13に取り付けると、前記取付部材24の取付部33がベース部材23の係合部27と鎖状結合される。ここで、「鎖状」とは、取付部材24の取付部33とベース部材23の係合部27とが少なくとも交差した状態をいう。特に、この実施形態において、安定設置具1が支柱10に取り付けられた状態では、取付部材24とスペーサ43とによって環状部を構成し、ベース部材23の基部26、係合部27および突起部40とによって環状部を構成し、これらの環状部を結合することによって鎖状結合がなされる。
したがって安定設置具1は、ベース部材23をあらゆる方向へ回動させることができ、あらゆる面に接地できる。
前記突起部30は、やや弾性変形した状態で前記取付部33と当接しており、ベース部材23は、前記突起部30との摩擦力を介してその姿勢が保持されている。この状態では、前記弾性力によって前記取付部33と前記突起部30に作用する摩擦力よりも大きな力をベース部材23に加えることでベース部材23の姿勢を変更できる。このように、ベース部材23に姿勢保持手段44を設けることによって、梯子装置2の移動の際、安定設置具1が接地面から離れた場合でもベース部材23の姿勢が保持されているので、この安定設置具1を再度接地させる場合に便利である。
例えば、ベース部材23の基部26は、円板状に限らず、梯子体3を支持するのに十分な接地面積を有していれば良く、四角形等の多角形状や、楕円その他の種々の形状にしてもよい。支柱10は、四角筒形状に限らず、多角筒形状、円筒形状等に形成することもできる。滑り止め部材28の材質は、熱可塑性エラストマーに限らず、他の種々の弾性材を用いてもよい。また、取付部材24は、アルミダイカスト製に限らず、他の種々の金属や、樹脂等を使用して形成でき、ベース部材23も合成樹脂に限らず、金属製のものを使用してもよい。
また、前記姿勢保持手段44は、前記突起部30以外に、例えば、コイルバネその他のの弾性体を用いることができる。この場合は、ベース部材23の基部26の表面側中央部に凹部を形成し、この凹部に弾性体(コイルバネ)の一端部を嵌め込んで固定し、その他端部を取付部33に当接させてベース部材23の姿勢を保持することができる。
2 梯子装置
3 梯子体
4 連結手段
10 支柱
11 桟
23 ベース部材
24 取付部材
27 係合部
33 取付部
39 規制手段
44 姿勢保持手段
Claims (6)
- 接地可能なベース部材(23)の上面に係合部(27)を形成し、支柱(10)に取付けられる取付部材(24)に前記ベース部材(23)の係合部(27)と鎖状結合する取付部(33)を設けていて、
前記ベース部材(23)に、前記係合部(27)の円弧方向に沿って回動するこのベース部材(23)の最大回動角度を90°より小さく設定する規制手段(39)を設けていることを特徴とする安定設置具。 - 前記係合部(27)と取付部(33)とを、互いに円弧面で接触する円弧形状に形成していることを特徴とする請求項1に記載の安定設置具。
- 前記取付部材(24)は、前記ベース部材(23)が前記取付部(33)を中心にこの取付部(33)の側方へ回動したときに、その回動した状態から前記係合部(27)を中心とするベース部材(23)の回動を許容していることを特徴とする請求項1または2に記載の安定設置具。
- 前記ベース部材(23)には、このベース部材(23)の取付部材(24)に対する姿勢を保持する姿勢保持手段(44)が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の安定設置具。
- 請求項1から4のいずれかに記載の安定設置具(1)を備えた梯子体(3)であって、左右1対の支柱(10)と、左右支柱(10)同士を連結する上下複数の桟(11)とを備え、前記ベース部材(23)の係合部(27)の中心が梯子体の左右方向を向くように、前記取付部材(24)を前記各支柱(10)の一端部に取り付けたことを特徴とする梯子体。
- 請求項5に記載の梯子体(3)を1対として備え、各梯子体(3)の一端部同士を連結手段(4)を介して連結したことを特徴とする梯子装置。
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| JP2005022002A JP4712403B2 (ja) | 2005-01-28 | 2005-01-28 | 安定設置具及びこの安定設置具を備えた梯子体並びにこの梯子体を備えた梯子装置 |
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2005
- 2005-01-28 JP JP2005022002A patent/JP4712403B2/ja not_active Expired - Lifetime
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