以下、図面に基づき、本発明を代表する各種実施の形態を説明する。
図1〜図24は、本発明の第1実施の形態に係る遊技機を示している。
本実施の形態に係る遊技機1は、遊技盤2に形成された遊技領域17に遊技球(以下、単に「球」とも称する。)を発射してゲームを行うパチンコ機である。また、遊技機1には、有価価値カードの挿入により遊技球を貸し出すためのカードユニット(CR球貸機)b(図3参照)が付設されている。
先ず、遊技機1全体の概要を説明する。
図1は、遊技機1全体を示す正面図である。本遊技機1は、発射された遊技球が落下しゲームを進行させる各種部品が取り付けられた遊技盤2と、遊技盤2の正面を覆うガラスを固定するガラス枠11と、特別遊技状態の発生を点灯によって報知する遊技機状態ランプ422等を有している。なお、ガラス枠11には、装飾装置であるランプ・LED等が組み付けられている。
前記ガラス枠11の下方には、遊技球である貸球や賞球を貯留する上受け皿3と、上受け皿3から溢れた遊技球を貯留する下受け皿4と、上受け皿3に貯留した遊技球を抜き出すための上受け皿球抜きレバー7と、下受け皿4に貯留した遊技球を抜き出すための下受け皿球抜きレバー8と、遊技球の発射操作を遊技者が行うためのハンドル5等が設けられている。
図2は遊技盤2を示す正面図である。遊技盤2の正面には、発射された遊技球を遊技領域17へ導くための誘導レール16と、遊技領域17に導かれた遊技球の流れに変化を与えるための遊技釘や風車(図示せず)と、各種の入賞口と、普通図柄作動ゲート26と、装飾装置であるランプ・LEDと、特別図柄表示を行う特別図柄表示装置320と、特別図柄表示に対応させる表示遊技を実行する可変表示装置310と、普通図柄表示を行う普通図柄表示装置140等が設けられている。
前記各種の入賞口としては、始動入賞口21、右袖入賞口22a、左袖入賞口22b、右落とし入賞口23a、左落とし入賞口23b、大入賞口24等がある。遊技球が各種の入賞口に入賞すると、それぞれ付設されたスイッチにより検出される。スイッチとして、図2に示すように、始動入賞口スイッチ121、右袖入賞口スイッチ122a、左袖入賞口スイッチ122b、右落とし入賞口スイッチ123a、左落とし入賞口スイッチ123b等が、それぞれの入賞口内部に設置されている。また、大入賞口24の内部には、カウントスイッチ125が設置されている。さらに、普通図柄作動ゲート26の内部には、普通図柄作動ゲートスイッチ126が設置されている。
前記各種の入賞口に遊技球が入賞すると、それぞれ前記スイッチによって検出され、検出される度に入賞口毎に割り当てられた所定数の賞球の払い出しが行われる。本実施の形態では、始動入賞口21には5個、右袖入賞口22a、左袖入賞口22b、右落とし入賞口23a、左落とし入賞口23bにはそれぞれ8個、大入賞口24には15個と、賞球数が割り当てられている。ただし、前記普通図柄作動ゲート26は通過口であり、遊技球が通過しても賞球の払い出しはない。なお、遊技盤2の最下部には、遊技領域17内の何れの入賞口にも入らずに落下した遊技球を、外部に排出するためのアウト口29が設けられている。
次に、遊技盤2上の主要な構成要素について、さらに詳細に説明する。
始動入賞口21は、一般に始動チャッカーと称されるものであり、該始動入賞口21の左右両端に一対の可動片が揺動可能に設けられている。各可動片は、普通電動役物ソレノイド136によって拡縮動作する。始動入賞口21は、各可動片の拡縮動作により、遊技球が入賞し難い縮状態と入賞し易い拡状態とに作動する普通電動役物として構成されている。なお、各可動片が縮状態であっても、始動入賞口21は遊技球が入賞し難い程度に開いている。
始動入賞口21の各可動片は、普通図柄表示装置140における普通図柄表示の表示結果に基づき作動する。普通図柄表示装置140は、上下に設けた2つのLEDの点灯によって普通図柄表示を行い、上側の「○」型LEDが「当たり」、下側の「−」型LEDが「外れ」と割り当てられている。普通図柄表示の結果が「当たり」に相当すると、前記始動入賞口21の各可動片が、通常の縮状態から拡状態に所定時間の経過または所定個数の遊技球が入賞するまで作動する。なお、前記2つのLEDの点灯以外にも普通図柄表示として、7セグメント表示器を使用したり、可変表示装置310の表示領域の一部に表示しても良い。
普通図柄表示装置140では、各普通図柄作動ゲートスイッチ126により遊技球の通過が検出されると、普通図柄表示の権利が獲得され、該権利に基づいて普通図柄表示が行われる。普通図柄表示装置140の上下のLEDの交互点滅によって普通図柄表示は開始され、所定時間が経過して停止すると上下何れか一方の点灯表示となり、遊技者は表示結果を目視により確認することができる。なお、普通図柄作動ゲートスイッチ126は、例えば、光センサ、近接センサ、あるいは磁気センサ等の各種センサにより構成すれば良い。
普通図柄表示装置140における普通図柄表示の実行中に、普通図柄作動ゲートスイッチ126によって遊技球の通過が検出された場合は、普通図柄表示装置140における普通図柄表示の権利を獲得するが保留とされ、現在進行中の普通図柄表示が終了した後、保留にされた権利が順次消化される。普通図柄表示の保留数は、例えば上限値4個であり、普通図柄表示装置140の傍らにある普通図柄保留LED421の点灯によって報知される。
始動入賞口21に遊技球が入賞することが、次述する可変表示装置310で表示遊技が実行されるための「表示開始条件」として設定されている。始動入賞口21の内部にある始動入賞口スイッチ121によって遊技球の入賞が検出されると、可変表示装置310において表示遊技を実行する権利が獲得され、該権利に基づき表示遊技が実行される。なお、始動入賞口スイッチ121は、例えば、光センサ、近接センサ、あるいは磁気センサ等の各種センサにより構成すれば良い。
可変表示装置310は、その表示領域を成す液晶ユニット311を有しており、該液晶ユニット311は、各種画像として、複数種類の表示アイテムにより構成される動画像(背景画像)や複数種類の識別情報を変動表示させることができる。可変表示装置310は、液晶ユニット311以外にも、動画像を表示可能なものであれば、他に例えば、CRT(陰極線管)表示器、有機ELディスプレー表示器等を採用して構成することも可能である。
ここで動画像は、表示遊技の背景画像に相当するものであるが、表示遊技が実行されていない時にも表示される点で、従来一般の遊技機における背景画像とは異なる。すなわち、表示遊技が実行されていない時でも、可変表示装置310の液晶ユニット311に動画像は継続して表示されており、表示開始条件が成立すると、図7に示すように、動画像がそのまま背景画像となり、該動画像上で表示遊技が実行される。動画像は、複数種類の表示アイテムにより構成されており、街の風景が流れるような動画像を表示する場合には、街の風景を構成する建物や歩行者が表示アイテムに該当する。
表示遊技は、表示開始条件の成立に基づき開始されると、液晶ユニット311の表示領域に、基本的には横一列に左側の第1図柄、右側の第2図柄、中央の第3図柄と3つの識別情報である各種図柄が並ぶように表示され(図7(1),(2)参照)、各列ごとに識別情報はスクロール変動する(図7(3)参照)。変動開始から所定時間が経過すると、各列ごとに1つずつ任意の識別情報が停止確定する。表示遊技の実行中には、その背景画像となる前記動画像も経時的に連続するように表示される。なお、変動表示する識別情報の数は3つに限られるものではなく、縦横に複数ずつ並べてマトリックス状に表示しても良い。
前記表示遊技に関して、その開始から表示結果が導出されるまでの演出表示態様には、変動時間や表示内容がそれぞれ異なる複数種類の変動パターンが予め用意されている。各変動パターン毎に、表示遊技の表示結果として特定表示態様が導出されることに対する信頼度(以下、単に「信頼度」とも言う。)が互いに異なるように設定されている。各変動パターンは、後述する主基板(遊技制御手段)1100から送信される制御コマンドに含まれている変動パターンコマンドに基づいて、同じく後述する演出制御基板(表示制御手段)1300により表示制御される。
演出表示態様の何れの変動パターンに関しても、表示遊技の表示結果として、停止確定した識別情報が、予め定めた特定の組み合わせ(例えば「333」等と全て同一種類に揃った状態)となった場合が「特定表示態様(大当たり)」と定められている。また、特定表示態様が確定する前に、特定表示態様となる識別情報の組み合わせのうち、1つの識別情報を除く他の識別情報が特定表示態様となる組み合わせとなり、前記1つの識別情報が未確定である状態が「リーチ表示態様」に相当する。
本実施の形態では、具体的な変動パターンとして、図16に示すように、表示遊技の変動時間が通常よりも短い3種類の「時短変動1,2,3」と、リーチ表示態様が導出されない2種類の「通常変動A,B」と、基本的なリーチ表示態様を含む「ノーマルリーチ」と、該ノーマルリーチよりも特定表示態様となる信頼度が高く設定された「スーパーリーチA」および「スーパーリーチA SP」が用意されている。なお、詳しくは後述するが、リーチ表示態様を含む変動パターンに関しては、特定表示態様となる「当たり(パターン)」と、特定表示態様とならない「外れ(パターン)」が用意されている。
また、表示遊技の実行過程では、前記変動パターンの種類とはまた別に、特定表示態様が導出される可能性を予告するための「予告演出」が併せて表示される。予告演出は、前記動画像を構成する複数種類の表示アイテムの中から予め決定された表示アイテムが、同じく予め決定された所定の予告動作パターンに従い動作することによって行われる。予告演出を構成するための表示アイテムの選択と、具体的な予告動作パターンの選択とは、演出制御基板(表示制御手段)1300により実行されるようになっており、詳細については後述する。
前記表示遊技の表示結果が最終的に特定表示態様に確定すると、後述する大入賞口24が所定回数を限度に繰り返し開閉する特別遊技状態が実行されるように設定されている。一方、表示遊技の表示結果が、最終的に前記特定表示態様に確定しなかった場合は、「外れ表示結果(ハズレ)」に該当し、特別遊技状態は実行されない。なお、表示遊技に用いる識別情報は、0〜9の数字や記号等の単純な図柄に限定されるものではなく、例えば特定のキャラクタを模したものを用いても良い。
また、前記表示遊技の表示結果が、識別情報のうち確変図柄(例えば奇数図柄「1」、「3」、「5」、「7」、「9」)の何れかで全て同一種類に揃う特定表示態様(確率変動大当たり)に確定した場合には、高確率状態を伴う特別遊技状態が発生することになる。すなわち、確変図柄で揃った特定表示態様(確率変動大当たり)が確定すると、これに基づき発生した特別遊技状態が終了した後、次回の特別遊技状態が発生するまで、表示遊技の表示結果が特定表示態様に確定する大当たり確率が高確率に変化する。
このように、通常の遊技状態(低確率状態)に比べて、特定表示態様に確定する大当たり確率が高まった遊技状態が、高確率状態(または「確変状態」、「確変モード」とも言う。)である。また、高確率状態中には、可変表示装置310における表示遊技の変動時間が短縮される時間短縮状態(または「時短状態」、「時短モード」とも言う。)も併せて発生するように設定されている。さらに、本実施の形態における時間短縮状態では、前記普通図柄表示装置140における普通図柄表示の変動時間も短縮されるように設定しても良い。
一方、前記表示遊技の表示結果が、識別情報のうち非確変図柄(例えば偶数図柄「0」、「2」、「4」、「6」、「8」)の何れかで全て同一種類に揃う特定表示態様(非確率変動大当たり)に確定した場合には、高確率状態を伴わない特別遊技状態が発生することになる。ここで、非確変図柄で揃った特定表示態様(非確率変動大当たり)が確定すると、これに基づき発生した特別遊技状態が終了した後、所定回数(例えば100回)を限度に、次回以降の表示遊技および普通図柄表示における変動時間が短縮されるように設定しても良い。
前記表示遊技の実行中あるいは前記特別遊技状態の発生中に、前記始動入賞口21に遊技球が入賞した場合には、表示遊技を実行する権利が保留として獲得され、現在進行中の表示遊技等が終了した後、保留されていた権利が順次消化されるようになっている。前記表示遊技の保留数は、例えば最大で4個と設定されており、実際の保留数は、遊技者が目視で確認できるように特別図柄保留LED420によって報知される。もちろん、特別図柄保留LED420の構成を省いて、可変表示装置310に保留球数を表示するようにしてもかまわない。
特別図柄表示装置320は、前記可変表示装置310で実行される表示遊技の表示結果の元となる大当たり判定結果、および確率変動大当たりまたは非確率変動大当たりの区別が可能な特別図柄を、前記表示遊技の実行に対応させて同時に変動表示するものであり、例えば、7セグメントLED等を利用して構成されている。
大入賞口24は、一般にはアタッカーと称されるものであり、大入賞口ソレノイド134の作動により、遊技球が入賞し易い開状態(第1の状態)と、遊技球が入賞できない通常の閉状態(第2の状態)とに変化するように構成されている。なお、大入賞口24の入賞口を開閉する扉は、その下端を揺動中心として前方に傾倒することで開くようになっている。
大入賞口ソレノイド134は、前記特別遊技状態が成立した際に大入賞口24の扉の開閉動作を行うために作動する。すなわち、大入賞口24は、前記表示遊技の表示結果が特定表示態様となった場合に、特別遊技状態を形成するように開閉制御される。ここで特別遊技状態は、大入賞口24の扉が開いて遊技球が入賞し易い開状態となり、所定時間(例えば30秒)の経過または遊技球の所定個数(例えば10個)の入賞により扉が閉鎖されて入賞し難い閉状態となる動作を、所定の回数(例えば15回)を上限に繰り返す状態である。
次に、遊技機1の制御に用いられる各種制御基板について説明する。
図3は、遊技機1の制御に用いられる各種制御基板およびそれに関連する構成要素を示すブロック図である。図3に示すように、本実施の形態では制御基板として、主基板1100、演出制御基板1300、払出制御基板200、発射制御基板600、電源基板2700等を有している。
主基板1100は、遊技機1全体の制御を掌る制御基板であり、演出制御基板1300は、可変表示装置310の表示制御、LED・ランプの点灯制御、音声の出力制御をそれぞれ統括して行う制御基板である。主基板1100は主として「遊技制御手段」を構成し、演出制御基板1300は主として「表示制御手段」を構成している。図6に示すように表示制御手段は、本発明の根幹に関わる機能として、変動パターン選択手段3100、動画像表示制御手段3200、予告演出要素決定手段3300、予告動作パターン決定手段3400を備えている。
変動パターン選択手段3100は、表示遊技を実行する権利に応じて主基板1100から送信された変動パターンコマンドに基づき、複数種類の変動パターンのうちの何れかを選択する機能である。ここで選択された変動パターンに基づいて、表示遊技における具体的な変動時間および表示内容が決定され、該決定されたデータに基づき表示制御手段によって表示遊技の実行が制御される。
また、各変動パターン毎に、表示遊技の表示結果として特定表示態様が導出されることに対する信頼度が互いに異なるように設定されている。なお、信頼度には、特定表示態様の導出のみならず、その前段階のリーチ表示態様の導出に対する信頼度も含まれている。また、主基板1100から送信される変動パターンコマンドは、複数の変動パターンコマンドの中から予め定められた確率に従って何れかが選択される。
動画像表示制御手段3200は、表示遊技の実行中または非実行中に拘わらず、所定の画像情報に基づいて、複数種類の表示アイテムにより構成される動画像を生成し、該動画像を可変表示装置310の表示領域に表示する機能である。本実施の形態における動画像は、図8に示すように、複数の2次元画像フレームを画像情報とする2次元動画像であり、具体的には、街の風景が流れるような表示内容として生成され、街の風景を構成する建物や歩行者が表示アイテムに該当する。
また、動画像表示制御手段3200は、動画像を初期表示状態から最終表示状態まで表示すると、再び初期表示状態に戻って動画像の表示を繰り返し実行する。図8に示す例では、動画像の流れを下から上に向かって模式的に表しており、初期状態に相当する図中のA地点から始まり、途中B地点を経由した後、最終表示状態に相当するA'(=A)地点まで到達すると、再びA地点から始まる動画像が、表示遊技の実行の有無に拘わらずに、液晶ユニット311に背景画像として繰り返し表示される。このような動画像を背景画像として表示遊技が実行される場合、図7において、変動表示される識別情報は例えば半透明状態となり、重なる背景画像の表示内容を識別できるようになる。
図8に示す動画像は、その初期状態(A地点)から最終表示状態(A'(=A))に到達するまでの表示内容が、例えば、全部で240個のフレームから成る画像情報により生成されており、フレーム番号が「0」から「240」に至るまでの表示時間は16秒として設定されている。動画像は、このような複数のフレーム(フレーム番号「0」〜「239」)を順次表示することにより生成される。なお、フレーム番号「239」まで表示すると、フレーム番号「0」に戻り、再び初期表示状態から動画像を繰り返し表示することになる。
動画像を初期表示状態から最終表示状態まで表示するのに要する時間(16秒)は、表示遊技における複数種類の変動時間のうち、最も高い確率で選択される変動時間とは異なる時間に設定されている。なお、最も高い確率で選択される変動時間とは、前述した表示遊技における変動パターンのうち、最も選択確率の高い変動パターンコマンドに対応するものであり、具体的には、前述したリーチ表示態様が導出されない2種類の「通常変動A,B」(図16参照)が該当する。
図8に示す動画像では、該動画像中で主要な街の風景を構成する建物および道路を示しているが、実際は図9に示すように、動画像中には複数種類の表示アイテムが含まれている。個々の表示アイテムは、これらが表示される動画像中における相対的な位置が予め固定されており、例えば、空に表示する「飛行機」、「UFO」、「虹」、「雲」、交差点A'に表示される「道路標識A」、ファミリーレストランまたはその近辺に表示される「バナナの皮」、「看板」、「駐車場」、「男性1B」等のように、背景と一体化されて動画像を構成している。各表示アイテムは、何れも予告演出を構成するための表示アイテムとして選択され得るものであり、各表示アイテム毎に識別番号である予告Noが付加されている。
また、動画像表示制御手段3200は、動画像を、所定の単位時間当りに表示状態を進行させる動画像を1単位として、該1単位ずつ動画像を表示する順番毎に、複数種類の動画像グループに区分けする。具体的には図10に示すように、動画像は、単位時間として1秒間当たりに表示状態を進行させる動画像を1単位(フレーム15個分)として、全部で16種類の動画像グループに区分けされており、各動画像グループ毎に後述する予告テーブルが1つずつ対応付けられている。
さらに、動画像表示制御手段3200は、次述する予告演出要素決定手段3300が決定した表示アイテムの表示態様を、表示遊技の非実行中とは異なる表示態様に変化させることにより予告演出を行う機能として、予告動作パターン決定手段3400を有している。この予告動作パターン決定手段3400については後述する。
予告演出要素決定手段3300は、表示遊技の実行の開始時に可変表示装置310の表示領域に表示された動画像に係る所定の画像情報に基づいて、表示遊技の表示結果を導出するまでの期間に表示される動画像を構成する複数種類の表示アイテムの中から予告演出を構成するための表示アイテムを決定する機能である。
ここで表示遊技の実行の開始時とは、表示遊技が開始される時点のみに厳密に限定される概念ではなく、ある程度の時間幅を有する概念であり、将に表示遊技が開始された時点のみならず、その直前(例えば、表示開始条件の成立時)や直後のタイミングも含まれる。なお、表示遊技の実行の開始時は、予告演出を構成する表示アイテムを決定するタイミングではなく、予告演出を構成する表示アイテムを決定するのに用いる画像情報を取得するタイミングであることは言うまでもない。
図10(2)に示すように、前述した複数種類の動画像グループに対応させて、予告演出を構成する表示アイテムを決定するための予告テーブルを複数種類有している。ここで動画像グループは全部で16種類に区分けされており、各動画像グループ毎に予告テーブル[1]〜[16]が1つずつ対応付けられている。例えば、フレーム番号150が含まれる動画像グループには、予告テーブル[11]が対応付けられている。
このような各動画像グループと予告テーブルとの対応関係により、予告演出要素決定手段3300は、図10(1)に示すように、表示遊技の実行の開始時に取得した動画像に係る画像情報(フレーム番号)が、何れの動画像グループに属する動画像の画像情報であるかを判定し、該判定した動画像グループに対応する予告テーブルに基づいて、予告演出を構成するための表示アイテムを決定する。例えば、表示遊技の開始時にフレーム番号「7」を取得した場合には、予告テーブル[1]に基づいて予告演出を構成する表示アイテムを決定することになる。
また、各予告テーブルには、それぞれ対応する動画像グループよりも後に表示される動画像グループに含まれる表示アイテムが、予告演出を構成する表示アイテムとなる表示アイテム情報として記憶されている。例えば、図14(1)に示すように、予告テーブル[1]には、「ビル04(オーロラビジョン)」(予告No10)や「人だかり(ビル04前)」(予告No35)等、予告テーブル[1]に対応する動画像グループ(フレーム番号:0〜14)よりも後に表示される10種類の表示アイテムが記憶されている。なお、各予告テーブルに記憶されている表示アイテムは、全て予告演出として用いられるとは限らず、詳しくは後述するが適宜選択されるようになっている。
さらに、各予告テーブルには、それぞれ異なる予告テーブルであっても、同じ表示アイテムが、予告演出を構成する表示アイテムとするための表示アイテム情報として記憶されている場合がある。これに関しても詳しくは後述するが、例えば、図14(1)に示す予告テーブル[1]に記憶されている「女性1A(レンタルビデオ店前)」(予告No27)は、図14(3)に示す予告テーブル[14]にも記憶されている。なお、図9において、網掛け表示(薄墨色の箇所)している表示アイテムは、予告テーブル[1],[11],[14]に記憶されているものを示している。
予告動作パターン決定手段3400は、今回の表示遊技で選択されている変動パターンの種類に応じて、予告演出に係る表示アイテムの表示態様である予告動作パターンを決定し、該予告動作パターンの種類に応じて、表示遊技の変動パターンとは別に特定表示態様が導出されることに対する信頼度を報知可能な機能である。ここで予告動作パターンは、予告演出を構成する個々の表示アイテム毎に、信頼度が互いに異なる複数種類のものが用意されている。
具体的には例えば、図15において、予告テーブル[1],[14]に記憶されている「垂れ幕(デパート)」(予告No01)に関しては、信頼度が低いものから高くなる順に、「サマーセール全品5%OFF」([1]通常)、「サマーセール全品15%OFF」([2]期待UP)、「サマーセール全品30%OFF」([3]リーチ確定)、「サマーセール全品50%OFF」([4]スーパーリーチ確定)、「サマーセール全品100%OFF」([5]大当たり確定)、「サマーセール全品120%OFF」([6]確変大当たり確定)と、全部で6種類の予告動作パターンがある。
何れかの予告動作パターンを決定するに際しては、詳しくは後述するが、図16に示すように、前述した表示遊技の変動パターンと、各変動パターン毎にさらに分類される「外れ変動」、「当たり変動(非確変)」、「当たり変動(確変)」とに応じて、それぞれ予め定められた所定確率に基づき、個々の表示アイテム毎に何れかの予告動作パターンが決定されるようになっている。具体的には例えば、図16に示した「女性1A(レンタルビデオ店前)」(予告No27)の場合、変動パターンが「ノーマルリーチ外れ」で「外れ変動」であれば、予告動作パターン[1]が決定される確率は256分の100であり、予告動作パターン[3]が決定される確率は256分の56と定められている。
図4は、主基板1100の詳細を示している。
主基板1100は、主基板1100内部のクロック回路1110が生成するクロックを基準に動作する。また、クロック回路1110が生成したクロックを内部タイマー1107で分周して得た一定時間間隔の割り込み信号をCPU1102に入力することで、一定時間毎に該CPU1102でタイマー割り込み処理を実行する。CPU1102は、タイマー設定時間の間隔よりも短い時間で終了するように分割した処理を割り込み毎に実行することで一連の動作を遂行する。
始動入賞口スイッチ121、普通図柄作動ゲートスイッチ126、右袖入賞口スイッチ122a、左袖入賞口スイッチ122b、右落とし入賞口スイッチ123a、左落とし入賞口スイッチ123bは、それぞれ遊技球の入賞を検出するためのスイッチであり、これらのスイッチからの入力信号は、入力インターフェイス回路1115aに入力される。カウントスイッチ125、シュート球切れスイッチ131、ガラス枠開放検出スイッチ132、オーバーフロースイッチ133からの各入力信号は、入力インターフェイス回路1115bに入力される。
入力インターフェイス回路1115a,1115bのアドレスは、CPU1102のアドレス空間にメモリマップドI/O方式で設定されている。CPU1102が出力するアドレス信号およびリード/ライトの制御信号を、CPU1102が出力するシステムクロックに従って、アドレスデコード回路1113でデコードすることによりチップセレクト信号を生成する。
前記チップセレクト信号にて、入力インターフェイス回路1115a,1115bがセレクトされると、始動入賞口スイッチ121等からの各入力信号が各入力インターフェイス回路1115a,1115bを通じてデータバスに出力される。データバス上の各入力信号は、一定時間毎に発生する割り込み信号によって、次の割り込み処理が実行されるまでの間に複数回検出されてチャタリング防止処理が行われた後、入力信号毎に指定されたRAM領域(RAM1104)に記憶される。
始動入賞口スイッチ121からの入力信号は5個賞球の賞球信号として、また右袖入賞口スイッチ122a、左袖入賞口スイッチ122b、右落とし入賞口スイッチ123a、左落とし入賞口スイッチ123bからの入力信号はそれぞれ8個賞球の賞球信号として、さらに、カウントスイッチ125からの入力信号は15個賞球の賞球信号として扱われ、それぞれのスイッチで検出された入賞個数が指定された各RAM領域に記憶される。またこれと同時に、賞球総数がCPU1102で演算処理され、指定のRAM領域に記憶される。なお、各入賞口に設けられたスイッチの賞球払い出し数は、固定となっているが、遊技機の仕様により払い出し個数を変更することができる。
その他、始動入賞口スイッチ121、普通図柄作動ゲートスイッチ126からの入力信号に対してそれぞれ乱数値を取得し、これらの値がRAM領域の各乱数値記憶領域に記憶され、このデータを基にして、遊技機1の遊技状態や遊技演出等が設定され、各制御基板に遊技状態や遊技演出等のデータが順次出力される。各制御基板への出力データは、データバスの途中に設けたバッファ1114を通り、さらに出力データバスを通してラッチ回路1116a〜1116eに出力される。出力用のラッチ回路1116a〜1116eとCPU1102とを結ぶデータバスの途中に、バッファ1114を配置することでバス信号が一方向の流れになり、不正防止の対策となる。
始動入賞口スイッチ5個賞球RAM領域、左右袖入賞口スイッチ、左右落とし入賞口スイッチ8個賞球RAM領域、カウントスイッチ15個賞球RAM領域にデータがあることにより、CPU1102は、各賞球数に設定された8ビット賞球データを順次、データバス、出力データバスを通じてラッチ回路1116aに出力する。これと同調するように払出制御基板200に対する割り込み信号、ストローブ信号の制御信号をデータバス、出力データバスを通じてラッチ回路1116cに出力する。
メモリマップドI/Oで制御されたアドレスデコード回路1113でデコードして得たチップセレクト信号がラッチ回路1116a、ラッチ回路1116cに順次出力されると、8ビット賞球データがラッチ回路1116aに、割り込み信号、ストローブ信号の制御信号がラッチ回路1116cにそれぞれラッチされ、8ビットパラレル賞球出力信号と割り込み信号、ストローブ信号の2ビットの制御信号で構成された出力信号が、払出制御基板200に賞球データとして出力される。
賞球データが入力された払出制御基板200は、球排出機構を制御して、入力された賞球データに対応した数の賞球排出を行う。実際に払い出された賞球総数はCPU1102で演算処理され、その値がRAM領域(RAM1104)の記憶データから減算処理され、リアルタイムに賞球総数のデータが更新される。また、排出賞球数の設定数毎に出力信号がラッチ回路1116dに出力され、アドレスデコード回路1113のチップセレクト信号に同期して外部へパルス出力され、枠用外部出力端子板800を介して管理用コンピュータ(図示せず)等に出力される。
始動入賞口スイッチ121、普通図柄作動ゲートスイッチ126の入力信号に対応した乱数値が格納されているRAM領域(RAM1104)に乱数値が記憶されている場合は、普通図柄表示装置140、可変表示装置310における表示の開始直前に前述した変動パターンコマンド等が決定され、該決定された変動パターンコマンド等を演出制御基板1300に送信すると共に、決定された情報をRAM領域(RAM1104)に記憶する。
普通図柄に係わる乱数値が記憶されている場合は、普通図柄表示装置140の普通図柄表示を実行するための表示制御データが生成され、表示制御データがCPU1102からデータバスを通じてラッチ回路1116eに出力される。そして、アドレスデコード回路1113からチップセレクト信号が出力される毎に、前記普通図柄表示装置140において普通図柄表示が一定時間行われる。
普通図柄表示装置140の表示結果が当たりの場合には、前記始動入賞口21の各可動片を拡開動作させる普通電動役物ソレノイド136の制動データが、CPU1102からラッチ回路1116eに出力されると共に、アドレスデコード回路1113からのチップセレクト信号に応じて、ラッチ回路1116eから一定時間出力されて普通電動役物ソレノイド136が制御される。それにより、始動入賞口21が拡状態となり、遊技球が入賞し易い状態が発生する。
始動入賞口21に係わる乱数値が記憶されている場合は、可変表示装置310の表示遊技を行わせるため演出制御基板1300に、前記変動パターンコマンドとこれに対応して停止図柄を定める各停止図柄等に関するデータが、時系列にラッチ回路1116bを介して、演出制御基板1300へ演出出力データとして順次出力され、演出制御基板1300を制御する。また、LED・ランプの点灯演出や音声演出も同調して実行されるようになっている。
特別遊技状態が発生する場合、大入賞口ソレノイド134の制御データがラッチ回路1116eに出力され、かつアドレスデコード回路1113からのチップセレクト信号がラッチ回路1116eに入力される。これによりラッチ回路1116eから大入賞口ソレノイド134の制御データが出力されて、大入賞口ソレノイド134が駆動され、大入賞口24が開閉状態となって遊技球を大入賞口24内に誘導可能となる。
大入賞口24内に配置されたカウントスイッチ125により、入賞した遊技球が計数される。カウントスイッチ125で計数されたデータの総合計数が所定の数量に到達すると、ラッチ回路1116eの出力データが変更され、大入賞口ソレノイド134が非能動状態になり、1回のラウンドが終了する。その後、未だ上限ラウンド回数に到達していない場合には、大当たりラウンドがさらに継続することになる。
遊技機1に電源が供給されると、電源基板2700よりリセット信号が供給され、主基板1100の各デバイスはリセット状態になる。その後システムリセット信号が非能動状態となり、各デバイスは能動状態に遷移する。システムリセット信号が非能動状態に信号変化すると、クロック同期・遅延回路1111による遅延処理により一定時間の経過後にワンチップマイコン1101へのリセット信号が非能動となる。これによりワンチップマイコン1101が稼動状態になり、主基板1100の動作状態が保たれる。その後、ワンチップマイコン1101の初期設定が行われる。
遊技機外部供給の電源が不安定な場合には、電源基板2700から停電検出信号がワンチップマイコン1101のNMI(ノンマスカブルインターラプト)1105に供給され、ワンチップマイコン1101において各記憶領域の退避動作が行われる。具体的には、一定時間に亘って賞球検出データの検出を行った後、RAM1104に停電処理判定のデータを保存し、RAM1104の保護を行う。すなわち、電源電圧が低下することで、電源基板2700からRAM1104にバックアップ電源DC5VBBが供給され、RAM1104の記憶状態が保持される。
電源が次に供給された時、停電処理判定のデータの有無に基づき停電処理のあったことを認識すると、ワンチップマイコン1101は停電復旧処理を行う。初期設定の時、RAM初期化信号が能動状態であれば、CPU1102はI/Oポート1106のデータを検出してRAM1104の初期化を行う。シュート球切れスイッチ131で球切れを検出した信号、およびオーバーフロースイッチ133で遊技機1の下受け皿4にて賞球の球詰まりを検出した信号は、入力インターフェイス回路1115bおよびデータバスを通じてワンチップマイコン1101に取り込まれる。
次に、図5に示す演出制御基板1300について説明する。
演出制御基板1300は、遊技領域17内に配設された可変表示装置310の表示遊技や、遊技盤2上に設置された遊技機状態ランプ422等の各種LED・ランプの点滅、スピーカ510での音声、効果音、遊技機1の異常状態を知らせるための警告音等に関する制御を行うものである。
演出制御基板1300は、マイクロコンピュータ1301を動作させるクロック発信器1316と、演出制御を実行することで取得した情報を一時記憶するための制御用RAM1311と、演出出力データに基づき演出制御を実行するための制御プログラムが記憶された制御用ROM1310を有し、主基板1100からの制御情報を入力する入力インターフェイス1314を通して制御情報を取得し、取得した情報に基づき遊技演出を実行する。
マイクロコンピュータ1301は、クロック発信器1316が生成するクロックを基準に動作し、主基板1100からの制御情報が入出力インターフェイス1314を通して、マイクロコンピュータ1301内のPIOa1306a、PIOj1306jに入力され、入力情報に基づき可変表示装置310での演出、各種ランプ・LEDでの光による演出、音による演出等を制御用ROM1310に記憶されたプログラムの手順で実行する。
電源基板2700からのリセット信号は、遊技機1に電源が投入されると、電源基板2700からマイクロコンピュータ1301に入力されて、制御用ROM1310に記憶されている制御手順に従って、マイクロコンピュータ1301のリセットを行うと共に、演出制御基板1300の初期化を行うように設定されている。
演出制御基板1300は、画像処理部と、ランプ・LED駆動回路部と、音声制御部とを有し、マイクロコンピュータ1301は、それぞれを主基板1100からの制御信号に基づいて制御する。先ず、画像処理部は、可変表示装置310上での演出を行う部位であり、前記マイクロコンピュータ1301は、各制御信号に基づいて画像制御IC1320へ具体的な指示を行う。画像制御IC1320は、クロック発信器1316のクロック信号を基準に動作する。
画像制御IC1320は、マイクロコンピュータ1301からの制御情報に従って、画像データROM1322の画像データを入手し、具体的な映像信号を生成し、可変表示装置310へ出力する。図5では、画像制御IC1320が生成した画像データやパレット(色)情報等を一時的に記憶する領域であるVRAMが図示されていないが、画像制御IC1320の内部にVRAMを内蔵した画像制御ICで構成してある。なお、前記演出表示態様の表示内容に関する画像データは、画像データROM1322に記憶されている。
画像補正IC1321は、画像制御IC1320からの入力画像信号(アナログR,G,B信号、水平、垂直同期信号)を可変表示装置310用に補正し出力する。電源生成回路1324a〜1324fは、電源基板2700からの電源に基づいてDC13V,23V,−5V,3.3V,2.5Vの各電圧を画像処理部へと供給することにより、画像制御IC1320、画像補正IC1321を駆動する。
また、前記ランプ・LED駆動回路部は、光による演出制御を行う部位であり、遊技機1および遊技盤2上に設置されたランプ・LEDによる具体的な演出を行わせる、LED駆動回路1400a〜1400cと、駆動回路1401を通し実行される。CPU1302の制御に従いPIOb1306b〜PIOe1306e(パラレルI/O)を通し、LED駆動回路a1400a、LED駆動回路b1400b、LED駆動回路c1400cと、駆動回路1401に制御信号を出力して、各駆動回路がランプ・LEDを動作させる。
さらに、前記音声制御部は、音による演出を行う部位であり、前記マイクロコンピュータ1301は、遊技機1に設置されたスピーカ510に具体的な演出を行わせるため、音声制御IC1500に制御情報を出力する。音声制御IC1500は、クロック発信器1316のクロック信号を分周器1317で分周し、音声制御IC1500の動作クロックとして使用する。また、マイクロコンピュータ1301の制御情報に従い、音声データROM1501の音声データを入手し、具体的な音声信号を生成し、スピーカ510へと出力する。
前記CPU1302は、パラレルI/OであるPIOf1306f、PIOg1306gを通して、音声制御IC1500に音による制御情報を出力する。PIOf1306fは、データを出力し、PIOg1306gは、制御信号(チップセレクト、リード、ライト等)を出力する。音声制御IC1500は、マイクロコンピュータ1301からの制御情報に基づき、音声データROM1501のデータを入手し音声信号に変換する。
また、擬音や効果音等は、音声制御IC1500に内蔵された発信器で作られ出力される。音声制御IC1500からの音声信号は、フィルター1502で出力電圧調整を行い音声以外のノイズ成分を除去してアンプ1503へと出力され、アンプ1503によりスピーカ駆動可能な電圧レベルに増幅され、スピーカ510から音として出力される。
以下に、遊技機1の作用について説明する。
先ず、図11に示すフローチャートに沿って、表示遊技に対応する特別図柄遊技処理の詳細について説明する。特別図柄遊技処理は、主基板1100から成る遊技制御手段によって実行される。遊技が開始されて、遊技領域17に発射された遊技球が始動入賞口21に入賞すると(ステップS101;Y)、始動入賞口スイッチ121によって検出され、主基板1100に検出信号が出力される。この検出信号に基づき、現在保留している表示遊技を実行する権利の数である保留球数が、所定値(例えば4)以下であるか否かを判断する(ステップS102)。
保留球数が所定値以下でなければ(ステップS102;N)、今回の表示開始条件の成立による権利を保留せずに処理は終了するが、保留球数が所定値以下であれば(ステップS102;Y)、権利に係る保留球数のインクリメントを行い(ステップS103)、大当たり判定用乱数を取得する(ステップS104)。さらに、大当たり図柄乱数を取得する(ステップS105)。保留球数データは、主基板1100から演出制御基板1300に送信される。演出制御基板1300が保留球数データを受信すると、特別図柄保留LED420が1つ点灯し、また表示遊技の開始に伴い1つ消灯する。
続いて、大当たりフラグがONであるか否かを判断する(ステップS106)。後述するが、大当たり判定用乱数が所定の大当たり乱数の何れかと一致すれば、大当たりと判定されて大当たりフラグがONにセットされる。大当たりフラグがONでなければ(ステップS106;N)、表示遊技の実行中であるか否かを判断し(ステップS107)、一方、大当たりフラグがONであれば(ステップS106;Y)、そのまま処理を終了する。
表示遊技が実行中でなければ(ステップS107;N)、停止図柄表示時間中であるか否かを判断する(ステップS108)。ここで停止図柄表示時間とは、予め定められた変動時間だけ実行する表示遊技の終了時から特別遊技状態の開始時までに、可変表示装置310に停止図柄を表示している時間を意味する。表示遊技の実行中であれば(ステップS107;Y)、特別図柄の変動時間が経過したか否かを判断し(ステップS123)、変動時間が経過してなければ(ステップS123;N)、そのまま処理を終了する。変動時間が経過していれば(ステップS123;Y)、停止図柄表示時間を設定する(ステップS124)。
また、前記停止図柄表示時間中であるか否かの判断において、停止図柄表示時間中であれば(ステップS108;Y)、停止図柄表示時間が経過したか否かを判断する(ステップS120)。ここで停止図柄表示時間が経過してなければ(ステップS120;N)、そのまま処理を終了し、停止図柄表示時間が経過していれば(ステップS120;Y)、大当たり判定用乱数が大当たり乱数であるか否かを判断する(ステップS121)。
大当たり判定用乱数が大当たり乱数に相当していなければ(ステップS121;N)、そのまま処理を終了し、大当たり判定用乱数が大当たり乱数に相当していれば(ステップS121;Y)、大当たりフラグをONにセットする(ステップS122)。また、前記停止図柄表示時間中であるか否かの判断において、停止図柄表示時間中でなければ(ステップS108;N)、現時点における保留球数の有無を判断し(ステップS109)、保留球数が「0」でなければ(ステップS109;Y)、大当たり判定用乱数が大当たり乱数であるか否かを判断し(ステップS110)、保留球数が「0」であれば(ステップS109;N)、そのまま処理を終了する。
大当たり判定用乱数が大当たり乱数に相当すれば(ステップS110;Y)、大当たり図柄乱数に基づいて大当たり用停止図柄が記憶される(ステップS111)。一方、大当たり判定用乱数が大当たり乱数に相当しなければ(ステップS110;N)、外れ用停止図柄が記憶される(ステップS112)。なお、大当たり判定用乱数が大当たり乱数であるか否かの判断時に、高確率状態中であれば、高い大当たり確率で大当たり判定用乱数が大当たり乱数に相当することになり、通常の低確率状態中であれば、低い大当たり確率で、大当たり判定用乱数が大当たり乱数に相当することになる。
続いて、変動パターン乱数を取得する(ステップS113)。ここで、先に取得した大当たり判定用乱数が大当たり乱数に相当していれば(ステップS114;Y)、大当たりに対応した変動パターンを判定して(ステップS115)、今回の表示遊技における変動パターンを決定する(ステップS117)。一方、大当たり判定用乱数が大当たり乱数でなければ(ステップS114;N)、外れに対応した変動パターンを判定して(ステップS116)、今回の表示遊技における変動パターンを決定する(ステップS117)。さらに、変動パターンに対応付けられた変動時間を設定して(ステップS118)、停止図柄データと変動パターンコマンドを演出制御基板1300に送信して(ステップS119)、特別図柄表示処理を終了する。
次に、図12に示すフローチャートに沿って、図10、図14〜図16を参照しつつ、予告演出内容決定処理の詳細について説明する。予告演出内容決定処理は、図6に示す演出制御基板1300から成る表示制御手段のうち、特に予告演出要素決定手段3300と予告動作パターン決定手段3400によって実行される。先ず表示遊技の開始時において、予告演出要素決定手段3300により、当該時点で表示されていた動画像に係るフレーム番号が取得され(ステップS201)、該フレーム番号が何れの動画像グループに属する画像情報であるかが判定されて、該判定された動画像グループに対応する予告テーブルが決定される(ステップS202)。例えば、図10(2)において、表示遊技の開始時にフレーム番号「151」を取得した場合、予告テーブル[11]を決定することになる。
続いて、先に決定した予告テーブル番号と、既に決定されている表示遊技の変動パターン番号に基づいて、予告動作パターン決定手段3400により、予告演出に係る表示アイテムの表示態様である予告動作パターンが決定される(ステップS203)。予告動作パターンは、図15に示すように、予告演出を構成する個々の表示アイテム毎に、信頼度が低いものから高くなる順に、[1]通常、[2]期待UP、[3]リーチ確定、[4]スーパーリーチ確定、[5]大当たり確定、[6]確変大当たり確定と全部で6種類ある。
ここで[1]通常とは、一般的なパターンであり、[2]期待UPとは、前記[1]通常よりも高い期待感を遊技者に付与するパターンであり、[3]リーチ確定とは、リーチ表示態様の導出を示唆するパターンである。また、[4]スーパーリーチ確定とは、リーチ表示態様のうち前記スーパーリーチAや前記スーパーリーチA SPの導出を示唆するパターンであり、[5]大当たり確定とは、特定表示態様の確定を示唆するパターンであり、[6]確変大当たり確定とは、確率変動大当たりの確定を示唆するパターンである。
予告動作パターンの決定に関しては、例えば図16に示すように、既に決定された予告テーブル番号に応じて、該予告テーブルに記憶されている個々の表示アイテム毎に、各予告動作パターンの決定確率が定められたテーブルが用意され、既に決定されている変動パターンに応じて決定される。図16に示す例では、変動パターンが「通常変動A」かつ「外れ変動」の場合、予告動作パターン[1]が決定される確率は256分の156であり、予告動作パターン[2]が決定される確率は256分の100であり、予告動作パターン[3]〜[6]が決定されることはない。
また、変動パターンが「スーパーリーチA」かつ「当たり変動(確変)」の場合、予告動作パターン[1]が決定される確率は256分の116であり、予告動作パターン[2]が決定される確率は256分の100であり、予告動作パターン[3]が決定される確率は256分の30であり、予告動作パターン[4]が決定される確率は256分の10であり、予告動作パターン[5],[6]が決定されることはない。このように全般的な傾向として、表示遊技における変動パターンの信頼度が高いほど、予告動作パターンに関しても信頼度の高いものが決定される確率が高くなるように設定すると良い。
具体的な予告動作パターンが決定されると、次に予告演出要素決定処理に移行することになる(ステップS204)。図13は、予告演出要素決定処理の詳細を示している。かかる処理では、先ず最初に、既に決定されている予告テーブルに記憶されている表示アイテム(表示アイテム情報と同義。)の数が予告数nとしてセットされる(ステップS301)。例えば、図14において、予告テーブル[1]の場合は予告数n=10となり、予告テーブル[11]の場合は予告数n=9となる。
そして、既に決定されている予告テーブルにおいて、個々の表示アイテム毎に順番に(ステップS302)、予告演出を構成するか否かについての抽選を予告数n回分だけ行うことになる(ステップS303)。ここで表示アイテム毎に、それぞれの予告Noとは別に抽選順番iが定められる。例えば、図14(1)に示す予告テーブル[1]においては、「ビル04(オーロラビジョン)」(予告No10)から順に、予告No10はi=1、予告No35はi=2、・・・、予告No6がi=10と定められる。
未だ抽選順番iが予告数nに到達していなければ(ステップS303;Y)、前述した図12のステップS203で既に決定された予告動作パターンが、[1]通常と、[1]以外のいわゆる特別なパターン[2]〜[6]との何れかに属するかが判断される(ステップS304)。予告動作パターンが[1]に相当する場合、動画像における表示アイテムの通常の表示内容に比べて、予告演出に係る表示内容にもさほど大きな変化がないため、予告演出の重なりを省くための同時出現禁止は設定されないが、予告動作パターンが[2]〜[6]の何れかに相当する場合、動画像における表示アイテムの通常の表示内容に比べて、予告演出に係る表示内容に大きな変化が見られるため、予告演出の重なりを省くための同時出現禁止が設定されることになる。
すなわち、予告動作パターンが[1]に相当する場合(ステップS304;Y)、全ての表示アイテム(i)について、それぞれ順番に予告演出を構成するための表示アイテムとするか否かが、所定確率(例えば50%の確率)の抽選で決定される(ステップS305)。ここで、表示アイテム(i)が予告演出を構成するものと決定された場合(ステップS306;Y)、当該表示アイテム(i)に関する予告Noが記憶され(ステップS307)、決定されなかった場合(ステップS306;N)、予告Noは記憶されることなく、抽選順番iがインクリメントされて(ステップS308)、次の表示アイテム(i)の抽選に移行する。
一方、予告動作パターンが[2]〜[6]の何れかに相当する場合(ステップS304;N)、表示アイテム(i)のうち、同時出現禁止の対象とならず抽選対象となる場合に限り(ステップS309;Y)、それぞれ順番に予告演出を構成するための表示アイテムとするか否かが前記抽選で決定される(ステップS310)。ここで同時出現禁止とは、前述したように予告演出の重なりを省くために、表示位置が近似する表示アイテムのうち抽選順序iが早いものを優先し、遅いものを抽選対象から除外する処理であり、後述するステップS314において実行される。
具体的には例えば、図14(1)に示す予告テーブル[1]においては、予告No10(i=1)、予告No35(i=2)、・・・、予告No6(i=10)の順番で抽選が行われるが、図中に「×」印で示したように、予告No10が抽選された場合、該予告No10と表示位置が近似する予告No35は抽選対象から除外され、予告No10が抽選されず、その次の予告No35が抽選された場合、該予告No35と表示位置が近似する予告No49は抽選対象から除外されることになる。図14(2)に示す予告テーブル[11]、図14(3)に示す予告テーブル[14]に図示した「×」印も同様の意味であり、図示省略した他の予告テーブルについても同様である。
前記抽選(ステップS310)により、表示アイテム(i)が予告演出を構成するものとして決定された場合(ステップS311;Y)、当該表示アイテム(i)に関する予告Noが記憶され(ステップS312)、決定されなかった場合(ステップS311;N)、そのまま抽選順番iがインクリメントされて(ステップS315)、次の表示アイテム(i)の抽選に移行する。そして、予告Noの記憶(ステップS312)に続いて、同時出現禁止の処理が行われる。
すなわち、表示アイテム(i)毎に、該表示アイテム(i)が予告演出を構成するための表示アイテムとして決定された時に、該予告演出と重なるような近い位置にある予告演出を構成し得る表示アイテムの有無が判断される(ステップS313)。ここで近い位置にある表示アイテムがある場合(ステップS313;Y)、該表示アイテムが抽選対象から予め除外されることになる(ステップS314)。なお、抽選順番iが予告数nに達した場合(ステップS303;N)、そのまま処理は終了する。
次に、可変表示装置310における液晶ユニット311の画面上に表示される動画像の具体的な表示内容について説明する。図17〜図24は、動画像における具体的な表示内容の一例を示している。図17は、前記画像情報としてフレーム番号が「0」から「14」に至るまで表示される背景画像(動画像)中の3場面を経時的に示している。図17(1)〜(3)の順に示すように、街の風景の中に、交差点A、デパート、CD店等が表示アイテムとして含まれている。このような背景画像が表示されている間に、表示遊技が開始されると、前述した予告テーブル[1]が選択される(図10(2)参照)。
図18は、前記画像情報としてフレーム番号が「195」から「209」に至るまで表示される背景画像(動画像)中の3場面を経時的に示している。図18(1)〜(3)の順に示すように、街の風景の中に、ビル03、空き地、芸能プロダクション、ファミリーレストラン等が表示アイテムとして含まれている。このような背景画像が表示されている間に、表示遊技が開始されると、前述した予告テーブル[14]が選択される(図10(2)参照)。
このような背景画像(動画像)は、表示遊技の実行の有無に拘わらずに、液晶ユニット311に繰り返し表示される。表示遊技が実行される場合には、図7に示すように、背景画像(動画像)上で複数種類の識別情報がスクロール変動するが、これらの識別情報は例えば半透明状態となり、重なる背景画像の表示内容を識別できるようになっている。表示遊技の実行過程では、特定表示態様が導出される可能性(リーチ表示態様が導出される可能性も含む。)を予告するための予告演出が表示される。
予告演出を行う場合には、前述したように、今回の表示遊技の表示結果を導出するまでの期間に表示される動画像を構成する複数種類の表示アイテムの中から予告演出を構成するための表示アイテムが決定され、該表示アイテムの表示態様が、表示遊技の非実行中とは異なる表示態様に変化させられて予告演出が行われる。具体的には例えば、背景として表示される「建物の看板に表示される文字」や、「建物の窓に映る人影の数」が変化したり、「歩行者」の動作を変化させることで行う。
ここで、例えば「歩行者」には、複数種類の「歩行者」があり、同じ種類の「歩行者」は、常に同じ建物近辺で表示されるようになっており、背景として表示される風景の変化に伴って、「歩行者」が別の位置に移動することはない。すなわち、建物系の表示アイテムによる予告演出も、歩行者系の表示アイテムによる予告演出も、常に同じ風景が現われた時に、出現するようになっている。
また、予告演出は、前述したように予め決定された表示アイテムの表示態様が、予告動作パターンに応じて表示遊技の非実行中とは異なる表示態様に変化させられることにより行われる。各表示アイテム毎における予告動作パターンに応じた表示態様は、前記フレームに部分的に上書きするスプライト画像として、図5に示す画像データROM1322に記憶されている。予告演出を行う際には、画像データROM1322のスプライトバッファから該当するスプライト画像を読み出して、スプライト画像をフレームバッファの所定の表示位置に書き込み、フレームバッファ内のデータを可変表示装置310に出力することにより表示制御される。
図17においては、デパートの「垂れ幕(予告No01)」が予告演出を構成し得るが、これに関しては、図15に示すように、全部で6種類の予告動作パターンとして、「サマーセール全品5%OFF」、「サマーセール全品15%OFF」、「サマーセール全品30%OFF」、「サマーセール全品50%OFF」、「サマーセール全品100%OFF」、「サマーセール全品120%OFF」がスプライト画像として記憶されており、このうち選択された予告動作パターンに対応するものが読み出されて、フレームバッファの所定の表示位置に書き込まれる。
このように、表示遊技の実行中・非実行中に拘わらず、絶えず表示されている動画像を構成する表示アイテムが、予告動作パターンに応じた動作をすることにより予告演出が行われるので、従来一般の遊技機にありがちな予告演出のように、表示領域に突然キャラクタが登場して予告を行うようなものと比較して、遊技者は予告対象と成り得る表示アイテムを自然に記憶する。従って、遊技者は、表示遊技が開始されると、表示遊技の非実行中に表示されていた動画像(表示アイテム)との違いに注目するだけで、背景画像と予告演出が一体化した斬新な予告演出を体験することができる。
また、表示遊技における変動パターンとはまた別に、予告演出における予告動作パターンの種類に応じて、特定表示態様が導出されることに対する信頼度を遊技者に報知することが可能となる。例えば図15において、「垂れ幕(予告No01)」における予告動作パターンとして、[6]確変大当たり確定が選択された場合には、遊技者に対して、表示遊技の結果が確率変動大当たりに確定する旨を期待させることができる。このように、予告動作パターンを表示アイテム毎に、変動パターンの信頼度に応じて変化させることで、動画像としてバラエティに富んだ表示態様になると共に、変動パターンの種類における信頼度と相俟って、より多様な信頼度に関する予告演出機能を実現することが可能になる。
また、複数種類の予告テーブルには、それぞれ対応する動画像グループよりも後に表示される動画像グループに含まれる表示アイテムが、予告演出を構成する表示アイテムとするための表示アイテム情報として記憶されている。これにより、表示遊技の開始時に表示された動画像ではなく、表示遊技の開始時からの時間差で、遊技者が動画像を注視することができるようになるタイミング以後に表示される動画像中の表示アイテムによって予告演出を行うことが可能となり、遊技者が予告演出を見落としにくくなり確実に知らしめることができる。
また、動画像は初期表示状態から最終表示状態まで表示されると、再び初期表示状態に戻って繰り返し表示されるが、このようにエンドレス状態で表示される動画像が一周するのに要する時間を、表示遊技において最も高い確率で選択される変動時間と異ならせることにより、表示遊技の開始毎に、その開始時にちょうど現われる動画像の表示態様が変化するようになる。従って、表示遊技の開始時に取得される画像情報(フレーム番号)の種類と、これに基づき決定される予告演出を構成する表示アイテムが、表示遊技の実行毎に変化するようになるので、同じ内容の予告演出が表示される割合を少なくすることが可能になる。
また、予告テーブルは、動画像グループ毎に対応しているが、異なる動画像グループに対応した予告テーブル同士に、同じ表示アイテムが、予告演出を構成する表示アイテム(表示アイテム情報)として記憶されている場合がある。これにより、同じ予告演出であっても、表示遊技を開始した時の動画像グループの種類によって、表示遊技の開始時から予告演出が開始されるまでの時間が異なる場合もあり、それぞれ全く異なるタイミングで出現する可能性が生じるので、遊技者にとってより意外性のある予告演出を行うことが可能になる。
図19は、予告テーブル[1],[14]に共通する「女性1A(レンタルビデオ店前)」(予告No27)に関する具体的な予告演出を示している。図19において、左縦列は、予告動作パターン[4]スーパーリーチ確定が選択された場合の表示態様を示し、右縦列は、予告動作パターン[1]通常が選択された場合の表示態様を示している。
図19(1)では、左右どちらの予告動作パターンにおいても、「女性1A」が同一の表示態様で出現しているが、図19(2)〜(4)では、「女性1A」がそれぞれの予告動作パターンに応じて互いに異なる表示態様で表示される。すなわち、左縦列の「女性1A」は、「風が吹いてスカートを押さえる」動作を表すスプライト画像が表示され、右縦列の「女性1A」は、「歩行」動作を表すスプライト画像が表示される(図15参照)。
図19(2)に示す状態(例えば、44フレーム目)が予告動作の開始時に相当するが、予告動作の開始時には、他の予告演出に係る予告動作との重なり合いを避ける(最小限にする)ために、図19(3)〜(4)に亘り「女性1A」に近づいてからフェードイン(画面が次第に明るくなり画像が明瞭となる。例えば5フレーム分。)するように表示すると良い。なお、図19(5)は、予告動作の終了時(例えば、68フレーム目)を示している。
図20は、図19に相当する予告演出に係る予告動作のタイミングチャートを示している。図20(1)は、表示遊技の開始時のタイミングが図17(2)に示した背景画像の表示時であり、予告テーブル[1]が選択された場合において、予告演出に係る予告動作(図中の破線矩形で囲む範囲)のタイミングを示している。図20(2)は、表示遊技の開始時のタイミングが図18(1)に示した背景画像の表示時であり、予告テーブル[14]が選択された場合において、予告演出に係る予告動作(図中の破線矩形で囲む範囲)のタイミングを示している。
このように、同一の表示アイテム「女性1A」による予告演出であっても、表示遊技を開始した時の動画像グループの種類によって、図20(1)の場合のように表示遊技の開始から2.5秒後に出現する場合もあれば、図20(2)の場合のように表示遊技の開始から6秒後に出現する場合もあり、それぞれ全く異なるタイミングで出現する場合が生じるので、遊技者にとってより意外性のある予告演出を行うことが可能になる。
図21は、前記画像情報としてフレーム番号が「150」から「164」に至るまで表示される背景画像(動画像)中の3場面を経時的に示している。図21(1)〜(3)の順に示すように、街の風景の中に、パチンコ店、証券会社、芸能プロダクション、映画館、本屋(BOOKS)等が表示アイテムとして含まれている。このような背景画像が表示されている間に、表示遊技が開始されると、前述した予告テーブル[11]が選択される(図10(2)参照)。
図22は、予告テーブル[11],[14]に共通する「垂れ幕(デパート)」(予告No01)に関する具体的な予告演出を示している。図22において、左縦列は、予告動作パターン[5]大当たり確定が選択された場合の表示態様を示し、右縦列は、予告動作パターン[1]通常が選択された場合の表示態様を示している。
図22(1)〜(2)では、左右どちらの予告動作パターンにおいても、「垂れ幕」が同一の表示態様で出現しているが、図22(3)〜(4)では、「垂れ幕」がそれぞれの予告動作パターンに応じて互いに異なる表示態様で表示される。すなわち、左縦列の「垂れ幕」では、「サマーセール全品100%OFF」を表すスプライト画像が表示され、右縦列の「垂れ幕」では、「サマーセール全品5%OFF」を表すスプライト画像が表示されている(図15参照)。
図22(3)に示す状態(例えば、210フレーム目)が予告動作の開始時に相当するが、予告動作の開始時には、他の予告演出に係る予告動作との重なり合いを避ける(最小限にする)ために、図22(3)〜(4)に亘り「垂れ幕」に近づいてからフェードイン(画面が次第に明るくなり画像が明瞭となる。例えば5フレーム分。)するように表示すると良い。なお、図22(5)は、予告動作の終了時(例えば、30フレーム目)を示している。
図23は、図22に相当する予告演出に係る予告動作のタイミングチャートを示している。図23(1)は、表示遊技の開始時のタイミングが図21(1)に示した背景画像の表示時であり、予告テーブル[11]が選択された場合において、予告演出に係る予告動作(図中の破線矩形で囲む範囲)のタイミングを示している。図23(2)は、表示遊技の開始時のタイミングが図18(2)に示した背景画像の表示時であり、予告テーブル[14]が選択された場合において、予告演出に係る予告動作(図中の破線矩形で囲む範囲)のタイミングを示している。
このように、同一の表示アイテム「垂れ幕」による予告演出であっても、表示遊技を開始した時の動画像グループの種類によって、図23(1)の場合のように表示遊技の開始から4秒後に出現する場合もあれば、図23(2)の場合のように表示遊技の開始から0.5秒後に出現する場合もあり、それぞれ全く異なるタイミングで出現する場合が生じるので、遊技者にとってより意外性のある予告演出を行うことが可能になる。
さらにまた、表示遊技の開始時における動画像グループが同一であった場合には、参照する予告テーブルも同一となるので、同じ種類の表示アイテムにより予告演出が行われる可能性が高くなるが、動画像グループは単位時間(例えば1秒)毎に区分けされているので、表示遊技を開始してから、同じ種類の表示アイテムによる予告演出が開始される時間は、表示遊技毎に最大で単位時間1秒分だけズレが生じることになる。
具体的には、図24に示すように、フレーム番号が「0」から「14」に相当する背景画像(動画像)の表示中に表示遊技が開始された場合であっても、この動画像グループ内におけるタイミングのズレにより、図24(1)〜(3)の順に示すように、予告演出が開始される時間はわずかであるが互いに異なることになる。
これに対して従来一般の遊技機の場合には、予告演出の種類が同じであれば、予告演出が表示される時間は、常に表示遊技の開始から何秒後であると予めタイミングが決まっている。従って、本遊技機1における前述した予告演出によれば、同じ種類の予告演出であっても、予告演出が開始されるタイミングに若干のズレが生じるので、遊技者に予告演出に対する意外性を与えることが可能になる。
図25および図26は、本発明の第2実施の形態を示している。
本実施の形態は、動画像を、前述した2次元の背景画像と、該背景画像上で動作するキャラクタとを組み合わせて生成したものである。これにより、動画像をよりいっそうバラエティに富んだ表示態様とすることが可能となる。なお、動画像を、背景画像上で動作するキャラクタだけから構成することも考えられる。
予告演出を構成するための表示アイテムは、背景画像の一部としても良く、あるいはキャラクタに設定しても良い。また、背景画像に係る画像情報と、キャラクタに係る画像情報とは別々に用意されている。これらの2つの画像情報の組み合わせに基づいて、前記予告演出要素決定手段3300により、予告演出を構成するための表示アイテムを決定するように設定すると良い。
図25においては、可変表示装置310における液晶ユニット311の画面上に、街の風景である背景画像が経時的に表示されると共に、キャラクタAが走る様子が表示されている。このような表示例では、表示遊技の開始時における背景画像のフレーム番号と、キャラクタAの位置(X座標)に応じて、予告内容(予告テーブル・予告動作パターン)を決定するように設定すれば良い。予告内容の具体的な決定方法は、前記第1実施の形態とほぼ同様であるので重複した説明は省略する。
図25(1)では、キャラクタAの位置は道路上(X軸中央)であり、図25(2)では、キャラクタAの位置は歩道左(X軸左側)であり、図25(3)では、キャラクタAの位置は歩道右(X軸右側)である。キャラクタAの表示に関しては、前述した予告演出を構成する表示アイテムの動作と同様に、スプライト画像として図5に示す画像データROM1322に記憶しておく。そして、キャラクタAの表示を行う際には、画像データROM1322のスプライトバッファから該当するキャラクタAのスプライト画像を読み出して、スプライト画像をフレームバッファの所定の表示位置に書き込み、フレームバッファ内のデータを可変表示装置310に出力することにより表示制御すると良い。
図26は、表示遊技の開始時における背景画像のフレーム番号と、キャラクタAの位置(Y座標)に応じて、予告内容(予告テーブル・予告動作パターン)を決定する例を示している。図26(1)では、キャラクタAの位置は道路上の手前(Y軸下側)であり、図26(2)では、キャラクタAの位置は道路上の中央(Y軸中央)であり、図26(3)では、キャラクタAの位置は道路上の後方(Y軸上側)である。なお、キャラクタAの位置の他、キャラクタAの向き等によって、予告動作パターンにおける違いを表現しても良い。
図27および図28は、本発明の第3実施の形態を示している。
本実施の形態は、動画像を前述した2次元ではなく3次元の背景画像として生成したものである。詳しく言えば、3次元の仮想空間内に背景(地形や建物等)を表す背景用立体オブジェクトを配置して、仮想カメラを視点として仮想空間内の一部の領域を撮影した画像を生成して、可変表示装置310に表示する。本実施の形態においても、表示遊技の実行中または非実行中に拘わらず、仮想カメラが移動することによって、背景画像として表示される動画像は変化する。
具体的には、図27に示すように、背景(地形や建物等)を所定の大きさの立方体に区画して、区画した立方体の底面を構成する矩形ブロックの頂点座標情報を矩形ブロック毎に記憶する。図28に示すように、表示遊技の開始時に検出した仮想カメラの位置(座標)が、複数の矩形ブロックのうち何れの矩形ブロックに属しているかを判定して、矩形ブロックの種類に応じて予告内容(予告テーブル・予告動作パターン)を決定することができる。
このように3次元の背景画像における予告演出も、基本的には前述した第1実施の形態における予告演出の場合と同様であり、3次元の背景画像中に含まれている表示アイテムが、予告動作パターンに応じた動作をすることにより予告演出を行うように設定すれば良い。また、前記第2実施の形態と同様に、2次元の代わりに3次元の背景画像中にキャラクタを組み合わせて動画像を生成し、予告演出を、所定のキャラクタ等が予告動作パターンに応じた動作をすることにより行うようにしても良い。
ここでキャラクタの画像は、仮想カメラの位置情報および方向情報と、キャラクタ等の仮想空間内での位置情報とに基づいて、スプライト画像を配置するようにしても良く、あるいは3次元ポリゴンデータから予告動作パターンに応じた画像を生成するようにしても良い。具体的には、仮想カメラの移動速度に同期させて、キャラクタも移動表示する。ここで仮想カメラとキャラクタは同期しているので、キャラクタを表示する位置(Y座標とZ座標、または、Z座標のみ)は固定となる。
Y座標とZ座標の位置を固定する場合は、X座標上でキャラクタを略中央に表示したり、左側または右側に寄った位置に移動表示したりする。また、Z座標の位置のみを固定する場合は、前記キャラクタの動作に加えて、Y座標上でキャラクタを上下方向に移動表示させることもできる。表示遊技の開始時に検出したキャラクタの位置(座標)が、複数の矩形ブロックのうち何れの矩形ブロックに属しているかを判定すると共に、キャラクタの位置に応じて予告内容(予告テーブル・予告動作パターン)を決定する。ここで、キャラクタの位置とは、キャラクタそのものの位置でも良いし、キャラクタの向き等でも良い。
また、キャラクタは、スプライト画像でも良く、あるいは3次元ポリゴンデータから所定の動作パターンに応じた画像を生成するようにしても良い。さらにまた、仮想カメラの移動速度とキャラクタの移動速度を、同期させたり非同期にしたりして、キャラクタも移動表示するようにしても良い。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。また、前述した実施の形態では、本発明に係る遊技機をパチンコ機に適用した場合について説明したが、遊技機はパチンコ機に限られず、プログラム制御されるスマートボールゲーム機、アレンジボールゲーム機、スロットマシンといった他の遊技機にも同様に本発明を適用することができる。
また、前記実施の形態では、予告演出を構成するための表示アイテムを決定するために用いる画像情報の取得時期を、表示遊技の実行の開始時として説明したが、前述したようにこのタイミングは、表示遊技が開始された時点のみならず、当該時点の直前ないし直後のタイミングも含むものである。さらに例えば、前述した保留された権利がある場合、当該保留された権利に係る表示遊技の直前に実行された表示遊技が終了するまでの期間(終了時の直前ないし直後も含む。)に画像情報を取得するように設定しても良い。
また、別の実施の形態として、前記動画像表示制御手段3200により、表示遊技の実行過程で予め定めた中断条件が成立した時に、動画像の表示を途中で停止すると共に、予め定めた再開条件が成立した時に、動画像の表示を初期表示状態または前記途中で停止した続きの状態から再び開始するように制御しても良い。これにより、動画像の表示にいっそう意外性のある変化を付与することができる。
具体的には例えば、発展型のスーパーリーチを導出する時や、特定表示態様に確定した時は、中断条件の成立として、動画像の表示を途中で一旦停止し、スーパーリーチの終了や特別遊技状態の終了等、予め定めた再開条件が成立した時に、動画像の表示を一旦リセットして新たに初期表示状態から始めたり、または前記途中で停止した続きの状態から再び開始するようにしても良い。また、動画像を表示途中で一旦停止して、その間に他の演出発展型リーチ等の演出を割り込み表示して、該他の演出が終了した時に、動画像の表示を再び開始するようにしても良い。なお、動画像の表示のバリエーションとして表示途中で巻き戻すような表示形態を用意しても良い。
さらに、前記実施の形態では、主基板1100に対して、表示遊技の制御やランプ・LEDの点灯制御、音声の出力制御を1つの演出制御基板1300によって集中的に行うように構成しているが、他の制御基板の構成として、表示制御基板、ランプ制御基板、音制御基板との3つの制御基板に分けたり、あるいは表示制御基板、音・ランプ制御基板との2つの制御基板に分けても良い。