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JP4715041B2 - 通信システム - Google Patents
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JP4715041B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高度道路交通システム(ITS;Intelligent Transport Systems)を実現する路車間通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、安全性の向上、輸送効率の向上、快適性の向上を目指したサービスを実現するため、道路と車両を一体のシステムとした高度道路交通システムの開発が進められている。
【0003】
その高度道路交通システムの一分野として、例えば、社団法人 電波産業会にて定められた標準規格「有料道路自動料金収受システム標準規格ARIBSTD−T55 1.2版」(平成11年12月14日1.2改定)に記載の自動料金収受システム(ETC:Electric Toll Collection System)が知られている。自動料金収受システムは、有料道路の料金所において、料金所を通過する車両が停止することなく、車両に搭載された車載端末(車載装置)と、料金所に設置された路側装置との間で狭域通信(DSRC:Dedicated Short Range Communication)と呼ばれる無線通信を行って、通行料金を自動収受する路車間システムである。
【0004】
一方で、近年のインターネットの爆発的な普及に伴い、高度道路交通システムにIP(Internet Protocol)通信技術を適用して、音声、データ、画像等、様々な通信サービス(IPパケット通信)を実現したいとの要望がある。この場合には、車両に搭載された端末が移動しても通信の継続を可能とする技術(ハンドオーバー)が必要となる。
【0005】
ハンドオーバーを実現する技術としては、例えば、
「RFC(Request For Comment:インターネットに関する情報を伝える文書)2002」に規定のモバイル(Mobile)IP技術がある。本技術は、主に端末を本来使用している場所から一時的に移動して使用する場合を想定して開発されている。端末が普段所属しているネットワーク(ホームネットワーク:Home Network)にホームエージェント(HA:Home Agent)と呼ばれるノードを介在させる。又、移動先のネットワーク(フォーリンネットワーク:Foreign Network)にフォーリンエージェント(FA:Foreign Agent)と呼ばれるノードを介在させる。端末がホームネットワークからフォーリンネットワークに移動した場合におけるパケットの転送は、一旦ホームエージェントに送信した後、フォーリンエージャント宛に転送され、端末に送信される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の狭域通信は、マイクロ波帯の電波を使用しているため、無線通信可能な範囲(無線ゾーン)が30mと小さく、かつ無線ゾーン同士の重なり範囲も無い。従って、車両が、このような複数の無線ゾーンを高速に移動しても途切れることなく継続してIP通信を可能とするためには、短時間でハンドオーバーを実現する必要がある。又、上記モバイルIP技術は、IPネットワークからのパケットが一旦ホームエージェントに集中する。従って、非常に多くの車両が高速に移動する路車間システムにモバイルIP技術を適用した場合、ホームエージェントの処理能力の低下、ひいてはネットワークの使用効率の低下を招くことになる。
【0007】
以上の点に鑑みて、本発明の目的は、短時間でハンドオーバーを実現することの出来る通信システムを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、ネットワークの使用効率を低下させること無く、ハンドオーバーを実現することの出来る通信システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の通信システムは、複数の網から構成され、複数の網のそれぞれは複数の無線装置とそれら無線装置に接続された通信装置とから構成され、複数の網のうち第1の網における何れかの無線装置は、第2の網から移動した端末を検出すると、予め登録された経路情報を書き換える手段と、移動した端末の検出情報を第1の網における通信装置宛に送信する手段とを有し、前記第1の網における通信装置は、移動した端末の検出情報に基づき予め登録された経路情報を書き換える手段と、移動した端末の検出情報を第1の網以外の網における通信装置のそれぞれに送信する手段とを有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による通信システムの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の通信システム全体の構成を示す図である。
【0013】
本発明の通信システムは、路車間システムにおいてIP通信を可能とすべく、ネットワーク110(以下、サブネット110と称する)と、サブネット111と、サブネット112と、IP網(例えば、モバイルIP網)120とから構成されている。サブネット110は、道路の路側に設置された複数の基地局(無線装置)140−1〜140−nと、基地局140−1〜140−nと接続された通信網150と、通信網150と接続されたゲートウェイ(通信装置)130とから構成されている。なお、図中、101−1〜101−nは、それぞれ基地局140−1〜140−nの無線ゾーンを示していいる。又、車100に搭載された車載端末104には、車載端末104を識別するための識別アドレス(例えば、AA.AA.AA.AA)が付与されている。サブネット111、サブネット112もサブネット110と同様の構成となっている。
【0014】
又、本発明では、ゲートウェイ130〜132は、IP網220と接続されている。更に、本発明では、ゲートウェイ130〜132は、それぞれゲートウェイ間接続網221により相互接続されている。又、本発明では、ゲートウェイ130〜132のそれぞれは、配下にある各基地局の宛先情報を管理している。ゲートウェイ130〜132は、IP網220からのパケットを、それぞれ配下の各基地局宛に同報転送する。
【0015】
詳細を後述するが、本発明による基地局140−1〜140−nは、それぞれ配下における車載端末の経路情報を管理している。同一のサブネット内において、車載端末が基地局間を移動した場合、移動先基地局は端末およびその端末の識別アドレスを検出して、予め登録された車載端末の経路情報の内容を書き換える。又、移動先基地局は、同一サブネット内に属する他の基地局宛に、車載端末を検出した旨を通知する。端末検出通知を受けた他の基地局は、その内容に基づき車載端末の経路情報の内容を書き換える。以上の動作により、IP網120からのパケットが、移動先の車載端末に送信される。
【0016】
又、ゲートウェイ130〜132のそれぞれは、サブネットに属する車載端末の情報(例えば、識別アドレス)および経路情報を管理している。車載端末がサブネット間を移動した場合、移動先サブネットに属する基地局は、上記同様にして予め登録された経路情報を書き換える。又、上記基地局は、同一サブネット内のゲートウェイおよび他の基地局に車載端末の識別アドレスを通知する。通知を受けたゲートウェイは、端末情報および経路情報の内容を書き換え、車載端末を検出した旨を他のサブネットに属するゲートウェイに通知する。又、通知を受けた基地局は経路情報の内容を書き換える。他のサブネットに属するゲートウェイ、基地局も同様にして予め登録されている上記情報の内容を書き換える。以上の動作により、IP網120からのパケットが、移動先の車載端末に送信される。
【0017】
図2は、本発明のゲートウェイ130の構成を示すブロック図である。ゲートウェイ131、ゲートウェイ132もゲートウェイ130と同様の構成となっている。
【0018】
ゲートウェイ130は、IP網インタフェース200−1と、基地局インタフェース200−2と、ゲートウェイ間接続網インタフェース200−3と、ルーティング部201と、メッセージ処理部202と、制御部203とから構成されている。更に、制御部203は、プロセッサ220と、プログラム格納メモリ221と、識別アドレス管理テーブル222と、ルーティングテーブル223とを備え、ゲートウェイ130全体を統括的に制御する。
【0019】
ここで、ゲートウェイ間接続網インタフェース200−3は、ゲートウェイ131又はゲートウェイ132から受信したパケット211をルーティング部201に送信する。上記パケット211には、識別アドレス管理テーブル222の内容(端末情報)およびルーティングテーブル223の内容(経路情報)を書き換えるための端末検出情報等のメッセージが含まれている。ルーティング部201は、ゲートウェイ間接続網インタフェース200−3から受信したパケット211をメッセージ処理部202に送信する。メッセージ処理部202は、ルーティング部201から受信したパケット211をメッセージ212に組み立てて制御部203に送信する。制御部203に備えるプロセッサ220は、メッセージの内容を解析して、識別アドレス管理テーブル222とルーティングテーブル223の内容を書き換える。
【0020】
又、上記メッセージ処理部202は、制御部203から受信したメッセージ212をパケット211に組み立ててルーティング部201に送信する。ルーティング部201は、メッセージ処理部202から受信したパケット211をゲートウェイ間接続網インタフェース200−3に送信する。ゲートウェイ間接続網インタフェース200−3は、ルーティング部201から受信したパケット211をゲートウェイ接続網121に送信する。
【0021】
次に、IP網220から受信したパケット210は、IP網インタフェース200−1を介してルーティング部201に送信される。ルーティング部201は、ルーティングテーブル223に基づき、IP網インタフェース200−1から受信したパケット210を基地局インタフェース200−2に交換(スイッチング)する。基地局インタフェース200−2は、ルーティング部201から受信したパケット210を基地局140−1〜140−n宛に同報転送する。同様に、基地局140−1〜140−nからのパケットは、基地局インタフェース200−2、ルーティング部201、IP網インタフェース200−1を介してIP網220に送信される。
【0022】
なお、上述した基地局インタフェース200−1は、基地局毎に設けても良い。又、上述したメッセージ処理部202の処理は、制御部203で行うようにしても良い。
【0023】
図3は、本発明の基地局140−1の構成を示すブロック図である。基地局140−2〜24−nも基地局140−1と同様の構成となっている。
【0024】
基地局140−1は、ゲートウェイ、基地局インタフェース300−1と、端末インタフェース300−2と、ルーティング部301と、メッセージ処理部302と、制御部303とから構成されている。更に、制御部303は、プロセッサ320と、プログラム格納メモリ321と、ルーティングテーブル322とを備え、基地局140−1全体を統括的に制御する。
【0025】
なお、ルーティング部301、メッセージ処理部302、制御部303の各部における動作は、図2に示すルーティング部201、メッセージ処理部202、制御部203と同様であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0026】
メッセージを含むパケット211は、ゲートウェイ、基地局インタフェース300−1、ルーティング部301、メッセージ処理部302を介して制御部303に送信される。同様に、制御部303からのメッセージを含むパケットは、メッセージ処理部302、ルーティング部301を介してゲートウェイ、基地局インタフェース300−1に送信される。
【0027】
又、IP網220からのパケット210は、ゲートウェイ、基地局インタフェース300−1、ルーティング部301を介して端末インタフェース300−2に送信される。端末インタフェース300−2は、ルーティング部301から受信したパケット210を車載端末に送信する。同様に、車載端末からのパケット210は、端末インタフェース300−2、ルーティング部301を介してゲートウェイ、基地局インタフェース300−1に送信される。
【0028】
図4は、本発明のゲートウェイに備える識別アドレス管理テーブル322の構成を示す図である。
【0029】
識別アドレス管理テーブル222には、識別アドレス400と、使用状況401と、所属サブネット402と、有効期限403の各エリアから構成されている。識別アドレス400には、使用中の識別アドレス、もしくは車載端末に付与可能な識別アドレスが格納されている。使用状況401には、識別アドレス400のエリアに格納されている各識別アドレスが車載端末に使用されているか否かを表す情報が格納されている。所属サブネット402には、識別アドレスが車載端末に使用されている場合、その車載端末の所属するサブネット名が格納されている。有効期限403には、車載端末に使用されている識別アドレスの有効期限が格納されている。
【0030】
図5は、本発明のゲートウェイに備えるルーティングテーブル223の構成を示す図である。
【0031】
ルーティングテーブル223には、車載端末の識別アドレス500と、パケットの出力先を示す出力先501の各エリアから構成されている。
【0032】
図6は本発明の基地局に備えるルーティングテーブル322の構成を示す図である。
【0033】
ルーティングテーブル322には、識別アドレス600と、パケットの出力先を示す出力先601と、基地局配下の存在602の各エリアから構成されている。基地局配下の存在602には、識別アドレス600に格納されている各識別アドレスを有する車載端末がその基地局の配下に存在するか否かを表す情報が格納されている。
【0034】
図7は、本発明のメッセージ内容の一例を示す図である。
【0035】
図7に示す例では、車載端末が同一サブネット内における基地局、もしくはサブネット間を移動した場合に使用する端末検出メッセージ212を示している。端末検出メッセージ212は、検出された車載端末の識別アドレスを格納する検出端末識別アドレス700と、車載端末が検出されたサブネット名を格納するメッセージ送信元サブネット名701の各エリアから構成されている。
【0036】
なお、後述するが、識別アドレスを有する車載端末が、通信システム(図1)外に離脱した場合に使用するメッセージを識別アドレス開放通知メッセージ212と称する。その車載端末の識別アドレスが開放すべき識別アドレスとしてメッセージ212に含まれている。開放された識別アドレスは、他の車載端末に付与可能となる。
【0037】
図8は、車載端末が初めてサブネット(例えば、サブネット110)の配下に入った場合における通信システムの動作を示すフロー図である。
【0038】
基地局140−1の制御部303に備えるプロセッサ320が新規車載端末を検出すると(ステップS800)、ゲートウェイ130にその新規車載端末に付与可能な識別アドレスを要求する(S801)。
【0039】
ゲートウェイ130の制御部203に備えるプロセッサ220は要求を受けると、識別アドレス管理テーブル222の使用状況401を参照して、空きの識別アドレス(例えば、AA.AA.AA.AA)を取得する(S802)。次にプロセッサ220は、取得した識別アドレスを基地局140−1に通知する(S803)。
【0040】
基地局140−1の制御部303に備えるプロセッサ320は通知を受けると、ルーティングテーブル322の識別アドレス600に“AA.AA.AA.AA”、出力先601に“端末インタフェース300−2”、基地局配下の存在602に“有”をそれぞれ設定する(S804、図6)。
【0041】
又、ゲートウェイ130の制御部203に備えるプロセッサ220は、“AA.AA.AA.AA”の使用状況401に“使用中”、所属サブネット402に“サブネット210”をそれぞれ設定する。更に、プロセッサ220は、ルーティングテーブル223の識別アドレス500に“AA.AA.AA.AA”、出力先501に“基地局インタフェース200−2”を設定する(S805、図4、図5)。次に、プロセッサ220は、端末検出メッセージ212(図7)を含むパケット211を生成して、基地局140−2〜140−n宛に送信する(S806)。
【0042】
基地局140−2〜240−nの制御部303に備えるプロセッサ320は通知を受けると、ルーティングテーブル322の識別アドレス600に“AA.AA.AA.AA”、出力先601に“端末インタフェース300−2”、基地局配下の存在602に“無”を設定する(S807、図省略)。
【0043】
又、ゲートウェイ130の制御部203に備えるプロセッサ220は、上記パケット211をゲートウェイ131、132宛にも送信する(S808)。このパケット211は、ゲートウェイ間接続網121を介してゲートウェイ131、132に送信される。
【0044】
ゲートウェイ131、132の制御部203に備えるプロセッサ220は、端末検出メッセージ212に含まれる検出端末識別アドレス“AA.AA.AA.AA”(図7)に基づき、識別アドレス管理テーブル222の識別アドレス400を検索する。識別アドレス700に一致する識別アドレス“AA.AA.AA.AA”が有る場合、プロセッサ220は、使用状況401に“使用中”を設定する。又、プロセッサ220は、端末検出メッセージ212に含まれるメッセージ送信元サブネット名“サブネット110”に基づき、所属サブネット502に“サブネット110”を設定する(S809、図4)。なお、該当する識別アドレスが存在しない場合、プロセッサ220は、付与可能な識別アドレスのエントリ以降に新たにエントリを作成する。プロセッサ220は、端末検出メッセージ212に基づき、識別アドレス400に“AA.AA.AA.AA”、使用状況401に“使用中”、所属サブネット402に“サブネット110”を設定する。
【0045】
更に、ゲートウェイ130の制御部203に備えるプロセッサ220は、IP網120に識別アドレス“AA.AA.AA.AA”を通知する(S810)。以上の動作により、IP網120からの上記車載端末宛のパケットは、ゲートウェイ130、基地局140−1を介して車載端末に送信される。
【0046】
図9は、車載端末が同一サブネット(例えば、サブネット110)内の基地局間を移動した場合における通信システム動作を示すフロー図である。
【0047】
例えば、車載端末104(識別アドレス“AA.AA.AA.AA”)が、基地局140−1の無線ゾーン101−1から基地局140−nの無線ゾーン101−nに移動した場合、基地局140−nに備える端末インタフェース300−2は、車載端末104を検出する(S900)。次に、基地局140−nの制御部303に備えるプロセッサ320は、受信したメッセージ212を解析して識別アドレス“AA.AA.AA.AA”を検出する(S901)。次に、プロセッサ320は、識別アドレスを“AA.AA.AA.AA”、メッセージ送信元サブネット名を“サブネット110”とした端末検出メッセージ212(図7)を含むパケット211を、ゲートウェイ130と基地局140−1〜140−(n−1)に同報転送する(S902、S903)。又、プロセッサ320は、ルーティングテーブル322の基地局配下の存在602を“無”から“有”に書き換える(S904、図11)。
【0048】
次に、基地局140−1〜140−(n−1)の制御部303に備えるプロセッサ320は、受信した端末検出メッセージ212を解析する。プロセッサ320は、端末検出メッセージ212に含まれる検出端末識別アドレス“AA.AA.AA.AA”に基づき、ルーティングテーブル322の識別アドレス600を検索する。
プロセッサ320は、識別アドレス“AA.AA.AA.AA”が有り、かつ基地局配下の存在602が“有”となっている場合、基地局配下の存在602に“無”を設定する(S905)。ここでは、基地局140−1に備えるルーティングテーブル322の基地局配下の存在602が“有”から“無”に書き換わる(図11)。
【0049】
又、ゲートウェイ130の制御部203に備えるプロセッサ220は、受信した端末検出メッセージ212を解析する。プロセッサ220は、その端末検出メッセージ212に含まれるメッセージ送信元サブネット名701が“サブネット110”であることを確認し、その端末検出メッセージ212を廃棄する(S906)。以上の動作により、IP網120からのパケットは、基地局140−nを介して移動先の車載端末104に送信されるようになる(図11)。
【0050】
図10は、車載端末が異なるサブネット間を移動した場合における通信システムの動作を示すフロー図である。
【0051】
例えば、車載端末104(識別アドレス“AA.AA.AA.AA”)が、サブネット110に属する基地局140−nの無線ゾーン140−nからサブネット111に属する基地局141−1の無線ゾーン141−1に移動した場合、
基地局141−1に備える端末インタフェース300−2は、車載端末104を検出する(1000)。次に、基地局141−1の制御部303に備えるプロセッサ320は、受信したメッセージ212を解析して識別アドレス“AA.AA.AA.AA”を検出する(S1001)。次に、プロセッサ320は、識別アドレスを“AA.AA.AA.AA”、メッセージ送信元サブネット名を“サブネット111”とした端末検出メッセージ212を含むパケット211を、ゲートウェイ131と基地局141−2〜141−nに同報転送する(S1002、S1003)。又、プロセッサ320は、ルーティングテーブル322の識別アドレス600に“AA.AA.AA.AA”、出力先601に“基地局インタフェース300−2”、基地局配下の存在602に“有”を設定する(S1004、図12)。
【0052】
ゲートウェイ131の制御部203に備えるプロセッサ220は、受信した端末検出メッセージ212を解析する。プロセッサ220は、端末検出メッセージ212の内容に基づき、識別アドレス管理テーブル222の所属サブネット402をサブネット110からサブネット111に書き換える(図12)。又、図示していないが、ルーティングテーブル223の識別アドレス500に“AA.AA.AA.AA”、出力先501に“基地局インタフェース200−2”を設定する(S1005)。
【0053】
基地局141−2〜141−nの制御部303に備えるプロセッサ320は、受信した端末検出メッセージ212を解析する。図示していないが、プロセッサ320は、端末検出メッセージ212の内容に基づき、ルーティングテーブル322の識別アドレス600に“AA.AA.AA.AA”、出力先601に“端末インタフェース300−2”、基地局配下の存在602に“無”を設定する(S1006)。
【0054】
次に、ゲートウェイ131の制御部203に備えるプロセッサ220は、S1005の処理後、識別アドレスを“AA.AA.AA.AA”、メッセージ送信元サブネット名を“サブネット111”とした端末検出メッセージ212を含むパケット211を、他のサブネット110、112に属するゲートウェイ130、132に同報転送する(S1007)。
【0055】
次に、ゲートウェイ130、132の制御部203に備えるプロセッサ220は、受信した端末検出メッセージ212を解析する。プロセッサ220は、端末検出メッセージ212の内容に基づき、識別アドレス管理テーブル222の識別アドレス400が“AA.AA.AA.AA”に対応する所属サブネット402をサブネット110からサブネット111に書き換える(S1008、図12)。
なお、明示していないが、ゲートウェイ132においては、移動元サブネットはサブネット110であるので、処理を終了する。移動元サブネット110に属するゲートウェイ130は、ルーティングテーブル223において、識別アドレス500が“AA.AA.AA.AA”のエリアを削除する。次に、ゲートウェイ130の制御部203に備えるプロセッサ220は、受信した端末検出メッセージ212を基地局140−1〜140−nに同報転送する(1009)。
【0056】
図示していないが、基地局140−1〜140−nの制御部303に備えるプロセッサ320は、識別アドレス500が“AA.AA.AA.AA”のエリアを削除する(S1010、図12)。更に、ゲートウェイ131の制御部203に備えるプロセッサ220は、S1007の処理後、識別アドレス“AA.AA.AA.AA”を通知する(S1011)。以上の動作により、IP網120からのパケットは、基地局141−1を介して移動先の車載端末104に送信されるようになる(図11)。
【0057】
図12は、識別アドレスの有効期限403がタイムアウトした時(有効期限403の値がゼロ)の動作を示すフロー図である。
【0058】
例えば、ゲートウェイ130の制御部203に備えるプロセッサ220は、識別アドレス管理テーブル222の所属サブネット402が“ゲートウェイ130”のエントリについて、有効期限403がタイムアウトした時には該識別アドレスを持つ端末に向けてICMPエコーコマンドを実行する(1300)。プロセッサ220は、端末からの応答の有無を判定する(1301)。端末から応答があれば、プロセッサ220は、有効期限403をある一定の値に再設定し(1302)、他のサブネット111、112に属するゲートウェイ131、232に有効期限403の更新を通知する(1303)。通知を受けたゲートウェイ131、232の制御部203に備えるプロセッサ220は、該当する識別アドレスの有効期限403をある一定の値に再設定する(1310)。端末から応答が無ければ、ゲートウェイ130の制御部203に備えるプロセッサ220は、識別アドレス管理テーブル322のエントリ位置から、自己が付与した識別アドレスかどうかを判定する(1304)。自己が付与した識別アドレスならば、ゲートウェイ130の制御部203に備えるプロセッサ220は、識別アドレス管理テーブル222の使用状況401を空きに設定する(1305)。又、自己が付与した識別アドレスで無ければ、ゲートウェイ130の制御部203に備えるプロセッサ220は、識別アドレス管理テーブル322の該識別アドレスのエントリを削除する(1306)。その後、ゲートウェイ130の制御部203に備えるプロセッサ220は、ルーティングテーブル223から該識別アドレスを持つ要素を削除する(1307)。更に、ゲートウェイ130の制御部203に備えるプロセッサ220は、識別アドレス開放通知メッセージ212に含まれる開放識別アドレスを応答しなかった端末の識別アドレスとし、同一サブネット110内の基地局140−1〜140−nと、他のサブネット111、112に属するゲートウェイ131、232に同報で送出する(1308)。識別アドレス開放通知メッセージ212を受信した基地局140−1〜140−nの制御部303に備えるプロセッサ320は、ルーティングテーブル322から、識別アドレス開放通知メッセージ212に含まれる開放識別アドレスに示される識別アドレスを持つ要素を削除する(1309)。識別アドレス開放通知メッセージ212を受信したゲートウェイ131、132の制御部203に備えるプロセッサ220は、開放識別アドレスに示される識別アドレスについて、識別アドレス管理テーブル222のエントリ位置から、ゲートウェイ130が付与した識別アドレスかどうかを判定し、ゲートウェイ130が付与した識別アドレスならば、識別アドレス管理テーブル222の使用状況401を空きに設定し、ゲートウェイ130が付与した識別アドレスでなければ、識別アドレス管理テーブル222の該識別アドレスのエントリを削除する(1310)。以上の動作によりネットワーク外に移動した端末についてのエントリは削除される。
【0059】
【発明の効果】
本発明によると、短時間でハンドオーバーを実現することのできる通信システムを提供することが出来る。
【0060】
又、本発明によると、ネットワークの使用効率を低下させること無く、ハンドオーバーを実現することのできる通信システムを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信システム全体の構成を示す図。
【図2】本発明のゲートウェイの構成を示すブロック図。
【図3】本発明の基地局の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の識別アドレス管理テーブルの構成を示す図。
【図5】本発明のルーティングテーブルの構成を示す図。
【図6】同じく、本発明のルーティングテーブルの構成を示す図。
【図7】メッセージ内容の一例を示す図。
【図8】本発明の通信システムの動作を示すフロー図。
【図9】同じく、本発明の通信システムの動作を示すフロー図。
【図10】同じく、本発明の通信システムの動作を示すフロー図。
【図11】車載端末が基地局間を移動した場合の出力図。
【図12】車載端末がサブネット間を移動した場合の出力図。
【図13】識別アドレスの有効期限がタイムアウトした時の動作を示すフロー図。
【符号の説明】
100…車、104…車載端末、110〜112…サブネット、120…IP網、121…ゲートウェイ間接続網、130〜132…ゲートウェイ、140−1〜140−n、141−1〜141−n、142−1〜142−n…基地局。

Claims (3)

  1. 複数の網から構成され、前記複数の網のそれぞれは複数の無線装置と前記複数の無線装置と接続された通信装置とから構成される通信システムであって、
    前記複数の網のうち第1の網における何れかの前記無線装置は、
    第2の網からの端末を検出すると、予め登録された経路情報を書き換える手段と、
    前記端末の検出情報を前記第1の網における通信装置宛に送信する手段とを有し、
    前記第1の網における前記通信装置は、
    前記端末の検出情報に基づき予め登録された経路情報を書き換える手段と、
    前記端末の検出情報を前記第1の網以外の網における通信装置のそれぞれに送信する手段を有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記端末の検出情報を受信した前記第1の網以外の網における通信装置のそれぞれは、前記端末の検出情報に基づき予め登録された経路情報を書き換えることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記第1の網における第1の無線装置は、
    前記第1の網における第2の無線装置の無線エリアからの端末を検出すると、予め登録されている経路情報を書き換える手段と、
    前記第1の網における前記第1の無線装置以外の無線装置に前記端末の検出情報を送信する手段とを有し、
    前記第1の無線装置以外の前記無線装置のそれぞれは、前記端末の検出情報を受信すると、予め登録されている経路情報を書き換える手段を有することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
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