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JP4718679B2 - 病院情報システム - Google Patents
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JP4718679B2 - 病院情報システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院情報システムに関し、特に、医師や看護婦等が入力した診療情報を各実施部門に伝達し、入力された診療情報を再利用することで累積される院内情報を伝達するものに関する。なお、本発明は、上述の指示を伝達するシステムの一部として機能するが、患者の感染症情報、および入院情報を管理することができる病院情報システムであれば、指示の伝達機能の有無は問わない。
【0002】
【従来の技術】
従来より、入院する患者に関する情報を端末を操作して入力するとともに、当該情報を蓄積して他の各部門へ伝達して前記情報を利用することができるいわゆる病院情報システムが知られている。
【0003】
この病院情報システムにおいては、患者に関する患者情報と、この患者の診療支援情報として例えば感染症に関する情報である感染症マスタを入力・保持している。
【0004】
乃ち、図29に示すデータ構造の概念図に示すように、患者情報と感染症マスタとは相互に相関しており、互いに情報の更新、変換等の情報の伝達が可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の病院情報システムにおいては、上記のデータ構造を保有しているために、例えば端末等の表示画面上にて、どの患者が何の感染症に感染しているかを識別することはできる。
【0006】
しかしながら、感染症に感染している患者が病院内のどの病室に入っているかということをシステム上識別できないために、感染症患者に対しては人手による管理が必要となっていた。
【0007】
特に、感染症患者は、他の感染症でない患者と物理的に隔離し、あるいは後から当該患者が感染症に感染した感染症患者であると判明した場合には、上記隔離に加えて当該感染症患者が入っていた病室を清掃等などをするようにして感染症対策を行わなければならず、感染症患者の発見が遅れたり、感染症対策が遅れたりすると、最悪の場合院内感染などの医療事故に繋がる恐れがあった。
【0008】
さらに加えて、患者を病院情報システムに登録する際には、感染症患者が入っている病室がどこであるのかを識別できないために、入院する際の病室選択時に、感染症に感染している人の病室に勝手に入室(入院)してしまう恐れがあり、これによって感染してしまうことが起こる。
【0009】
また、逆に感染症患者が通常患者の病室へ入ってしまうことにより、同じ部屋に入院した患者が全員感染してしまう恐れがあった。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、感染症患者の病室を選別することにより、人手による管理を要せずに院内感染等の医療事故を未然に防止することのできる病院情報システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、実施形態に係る病院情報システムは、ユーザー端末により入力された情報をサーバーにより院内ネットワークを通じて各部門へ情報伝達する病院情報システムであって、前記サーバーに接続され、少なくとも感染症を分類した感染症マスタと、病室に感染した感染症を含む病室情報とを有する診療情報が格納されるデータベースと、患者の入院登録を行う前記ユーザー端末の入院受付画面と、を有し、前記サーバーは、前記入院受付画面からの前記患者を収容先の病室情報の操作入力に基づき、前記感染症マスタから当該患者の感染症情報を検索し、前記データベースに係る病室情報から患者の収容先の病室の感染症情報を検索する検索手段と、入院登録時に操作入力された病室への前記患者の入室の可否を、前記検索手段で検索された、前記患者の感染症情報と病室の感染症情報とを基に、判定する判定手段と、不許可の場合は警告画面を前記ユーザー端末に表示する表示処理手段と、感染症患者を収容していた病室と、前記通常患者を収容していた病室とを異なる色にて一覧表示する病室一覧画面を前記ユーザー端末に表示させる病室一覧画面表示処理手段と、を含むことを特徴とする。
【0012】
また、他の実施形態に係る病院情報システムは、ユーザー端末により入力された情報をサーバーにより院内ネットワークを通じて各部門へ情報伝達する病院情報システムであって、前記サーバーに接続され、少なくとも感染症を分類した感染症マスタと、患者の感染症を表す患者感染症情報を含む診療情報が格納されるデータベースを有し、前記サーバーは、患者を検査する検査システムからの検査結果情報に含まれる感染症情報に基づき、前記患者感染症情報を更新する更新手段と、前記感染症マスタと更新された前記患者感染症情報とを参照して、不許可感染とされた患者が院内に入院されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段での判定結果に基づき、前記不許可感染とされた患者が院内に入院されている場合に、管理者が使用する前記ユーザー端末に告知する告知手段と、前記サーバーに、前記不許可感染とされた患者が院内に入院されている場合に、前記患者と同じ病室に入院していた感染推定患者を検索し、前記ユーザー端末に一覧として表示せしめる表示処理手段と、を含むことを特徴とする。
【0013】
また、他の実施形態に係る病院情報システムは、ユーザー端末により入力された情報をサーバーにより院内ネットワークを通じて各部門へ情報伝達する病院情報システムであって、前記サーバーに接続され、少なくとも感染症病室マスタを含む感染症マスタと、患者の感染症を表す患者感染症情報を含む診療情報が格納されるデータベースと、患者の入院登録を行う前記ユーザー端末の入院受付画面と、を有し、前記サーバー、前記ユーザー端末の前記入院受付画面からの患者番号の操作入力に基づき、前記患者感染症情報と前記感染症病室マスタを検索し、当該患者が感染している場合の感染症グループを抽出し、通常患者から物理的に隔離される特定の病室を選択する選択手段と、前記感染症患者を収容していた病室と、前記通常患者を収容していた病室とを異なる色にて一覧表示する病室一覧画面を前記ユーザー端末に表示させる病室一覧画面表示処理手段をと、備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0018】
[第1の実施の形態]
(全体構成)
先ず、本発明の各実施の形態の説明に先立って、本例の病院情報システムにて各実施の形態に共通する全体の概略構成について、図1を参照して説明する。図1は、本例の病院情報システムの全体の構成を示すブロック図である。
【0019】
本例の病院情報システム1は、図1に示すように、ネットワーク網8を介して配設された複数のユーザー端末2(図1では簡単のため一つのみ表記してある)と、このユーザー端末2からの操作入力に基づき、所望のサービスを提供するサーバー4と、このサーバー4と連携して各種プログラム及びデータが格納されたデータベース5と、例えばシステム管理室等の配設されて上記サーバー4を管理するための管理用端末3と、本病院情報システム1と連携して、患者の検査及び検査結果等の情報を運用する検査システム6と、この検査システム6とサーバー4とを連携させるための検査システム連携装置7と、がネットワーク網8を介して接続配置されている。
【0020】
ユーザー端末2においては、例えば、入院受付画面を表示する入院受付画面表示手段2b、感染症入力画面を表示する感染症入力画面表示手段2aと、病室管理画面を表示する病室管理画面表示手段2c、などが構成される。
【0021】
一方、図2には、本例のサーバー4及びデータベース5にて処理されるデータの流れが概念的に示されており、特にデータベース5のデータ構造では、患者情報D1、感染症マスタM1、病室情報D2を有しており、サーバー4は、これらの各情報を連携処理して制御するための制御手段4aを含んでいる。
【0022】
例えば、制御手段4aの第1の制御プログラム4a1にて、感染症マスタM1と病室情報D2との連携を行うことができる。さらに、制御手段4aの第2の制御プログラム4a2にて患者情報D1と感染症マスタM1とを連携することができる。制御手段4aには、この他複数の各種の制御プログラムを含んで構成されるために、図2においては第Nの制御プログラム4aNとして示されている。
【0023】
このようにすることにより、病室情報D2と感染症マスタM1とを連携処理する、乃ち、病室情報D2に感染症情報D3を付与することによって、入院受付時における感染症・病室チェックを行い、患者の感染症情報と入院時の収容先である病院の収容許可/不可の判定を自動で行うことができる。
【0024】
(データベース)
次に、データベース5のさらに詳細なデータ構造について、図10を用いて説明する。
【0025】
本例におけるデータベース5とは、単に物理的に配置されたデータ記憶装置上のデータをいい、通常のファイルも含めた概念である。その場合、主キーとは索引ファイルの索引キーに対応し、項目はレコードの項目を表す。
【0026】
このデータベース5は、本例に関連する情報としては、大別すると、診療情報5aとマスタ情報5bとに分類される。なお、データベース5には、この他オーダー情報等の種々情報も格納されている。
【0027】
診療情報は5aは、患者感染症情報D1、病室情報D2、病室感染症情報D3を有している。
【0028】
患者感染症情報D1は、患者がかかっている感染症を管理する情報テーブルであり、患者ID、シノニム、感染症コードなどを有している。なお、シノニムにより複数の感染症を持つことができる。
【0029】
病院情報D2は、現在入院している患者の収容状況を病室単位に管理する情報テーブルであり、病室コード、シノニム、患者IDなどを有している。なお、シノニムによりその病室に収容する複数の患者IDを対応づける。また、シノニムを病床コードと意味づけて管理することも可能である。
【0030】
病室感染症情報D3は、病室単位に感染症情報を管理するテーブルであり、病室コード、シノニム、感染症グループ、感染推定日、感染ステータスなどを有している。
【0031】
ここで、感染症グループとは、病室に感染した感染症グループであって、感染症グループは感染症コードから導出する。
【0032】
また、感染推定日とは、感染症が登録された患者の入院日または感染症登録日である。
【0033】
さらにまた、感染ステータスとは、感染した場合に、その対策状態を管理するフラグである。この状態としては、感染ステータス=感染状態(例えば0)となる場合は、感染症の対策は未だであることを意味する。一方、感染ステータス=感染症対策済み(例えば1)となる場合は、例えば消毒や清掃、空気洗浄などによる感染症対策が既に済んでいることを意味する。
【0034】
一方、マスタ情報5bは、感染症マスタM1、病室マスタM3、感染症病室マスタM2などを有している。
【0035】
感染症マスタM1は、病院で管理し患者に登録すべき感染症を定義するマスタであり、感染症コード、感染症名称、感染症グループ、優先度コードなどを備えている。
【0036】
感染症コードでは、感染症を番号により識別するものであり、例えば〇〇感染症のコードを「21」とするような定義づけがなされている。また、感染症の名称は、感染症の名称を表す。さらに、感染症グループは、複数の感染症をグループ化して管理するためにその感染症が所属するグループ番号を意味する。
【0037】
優先度コードでは、感染症の種類によって危険度の高い感染症に感染した患者が入っている病室には例えばグレード5、次に危険度の高い感染症に感染した患者が入っている病室には例えばグレード4、・・という具合に、危険度の高いものほど優先的に感染症対策の処理をなさなければならない観点から優先度を識別するためのコードを定義している。
【0038】
感染症病室マスタM2は、特定の感染症、すなわち、ここで登録された感染症グループの患者が収容されるべき病室を定義するテーブルであり、感染症グループ、病室コードなどを備えている。
【0039】
病室マスタM3は、病院内の入院施設である病室情報を管理するマスタであり、病室コード、シノニム、不許可感染症グループなどを備えている。
【0040】
病室コードは、病室を識別するための番号である。また、不許可感染症グループとは、その病室に収容してはいけない感染症グループをいう。すなわち、患者情報に存在する感染症コードが所属する感染症グループが登録されている場合には、当該患者の収容が不可となる。
【0041】
(表示画面について)
次に、本例システムのユーザー端末5に表示される主たる表示画面について、以下に説明する。
【0042】
本例の画面は、病院情報システム1の中の一機能の入院処理を行い、医者用入力画面(不図示)の下位階層の画面として用いられるものである。
【0043】
すなわち、ユーザー端末2では、例えば、入院情報、病名情報、感染症情報等、診断に必要な情報が一つの画面の中で行えるように形成され、医者が通常使うメニュー画面である医師用入力画面にて、当該医師用入力画面内の感染症用ボタンを押下することで、感染症入力画面10に遷移する。医者用入力画面では、病名、診察室等を入力することができ、病名同様に感染症等も入力できる。感染症入力画面10にて患者が感染症にかかっていれば、番号等を入力し、この情報がデータベース5に蓄えられる。
【0044】
一方、病棟業務では、通常入院受付の窓口で入院手続をする。この時に職員が、入院受付画面20を用いて空部屋を探し、入院した人・病室等を選び入院させる。
【0045】
一通り処理が終了し登録されると、登録された日付等がカレンダー形式で医者用入力画面に表示出力される。
【0046】
以下、感染症入力画面10、入院受付画面20、病室一覧画面30、病室管理画面40,警告画面50、感染推定患者一覧画面60の順に説明する。図3には、感染症入力画面10の構成が開示されている。
【0047】
感染症入力画面10は、図3に示すように、感染症情報を登録するための画面であり、患者IDを入力するための患者ID入力欄11と、対応する患者の氏名を表示する患者氏名表示欄12と、対応する患者の感染症コードを入力するための感染症コード入力欄13と、この入力された感染症コードに対応する感染症の名称を表示する感染症名称表示欄14と、入力した情報を取り消すための取消操作部15と、入力した情報で感染症の登録を行うための登録操作部16と、を含んで構成される。
【0048】
図4には、入院受付画面の構成が開示されている。入院受付画面20は、患者が入院をする場合に使用される画面である。
【0049】
この入院受付画面20は、図4に示すように、入院する患者の患者IDを入力するための患者ID入力欄21と、入力された患者IDに対応する患者氏名を表示する患者氏名表示欄22と、当該患者が入院する日付を入力する入院日付入力欄23と、当該患者が入室する病室のコード番号を入力する病室入力欄24と、当該患者が使用するベッドの番号を入力するベッド番号入力欄25と、当該患者の感染症名を表示する感染症名表示欄26と、病室情報(後述する病室管理画面40)を選択表示するための病室情報選択操作部27と、病室一覧画面30を表示させるための病室操作部28と、入力された情報で登録を行うための登録操作部29aと、入力された情報を取り消すための取消操作部29bと、を含んで構成されている。
【0050】
図5には、病室一覧画面の構成の一例が開示されている。病室一覧画面30では、全ての病室の病室番号が整列して表示された病室一覧表示欄31を有しており、感染症患者が入院している病室31bのみ着色表示とし、その他の病室31aを無色表示として、感染症患者が入室している病室の有無の判断及び認識を容易にしている。
【0051】
図6には、病室管理画面の構成の一例が開示されている。
【0052】
病室管理画面40においては、図6に示すように、病室の病室番号を入力するための病室番号入力欄41と、この入力された病室番号に対応する病室を表示する病室表示欄42と、この病室が汚染されている感染症の名称を表示するための感染症名称表示欄43と、この感染症が感染したと推定される日付を表示する感染推定日表示欄44と、この感染症患者のIDが表示される感染症ID表示欄45と、感染症に対する対策、例えば感染症の原因となる細菌等を駆除し、清掃、消毒等を完了する等の種々の処理を行ったか否か、処理、未処理等の結果内容が表示される感染症処理有無表示欄46と、当該処理が処理済みである場合に選択される処理済操作部47と、確認を行うための確認操作部48と、を含んで構成されている。
【0053】
図7には、警告画面の構成の一例が開示されている。この警告画面50においては、図7に示すように、例えば「患者××は〇〇感染症にかかっています。病室△△には入院できません」等の警告表示51が表示される。そして、この警告画面50においては、確認を行うための確認操作部52が形成されている。
【0054】
図8には、感染推定患者一覧画面の構成の一例が開示されている。感染推定患者一覧画面60では、図8に示すように、「以下の患者は感染症:〇〇感染症に感染している可能性があります。至急検査して下さい」等のメッセージが表示されるメッセージ表示欄61と、当該感染症に感染している可能性のある患者番号、氏名等が表示される感染可能性患者表示欄62と、当該感染可能性患者の病室情報を表示する表示欄63等が表示されることとなる。さらに、確認を行うための確認操作部64が形成されている。
【0055】
(本例の特徴)
図9には、ユーザー端末2とデータベース5との間のデータの流れが模式的に示されている。
【0056】
データベース5内の患者感染症情報D1・病室情報D2・病室感染症情報D3を備えた診療情報5aと、感染症マスタM1・感染症病室マスタM2・病室マスタM3を備えたマスタ情報5bと、に基づき、ユーザー端末2の感染症入力画面表示手段2aに感染症入力画面10が表示される。
【0057】
同様に、診療情報5a及びマスタ情報5bに基づき、ユーザー端末2の入院受付画面表示手段2bに入院受付画面20が表示される。
【0058】
ここで、本例の大きな特徴の一つは、入院すべき病室のチェックであり、本例では、感染症グループと病室コードとがマスタ情報5bに入っており、患者に感染症グループが設定されているので、入院受付画面20で病室番号を入力した時点で当該病室が感染症患者が収容されているか否かを自動チェックでき、誤って収容してはいけない感染症患者の病室への収容を事前に拒絶することができる。
【0059】
さらに、病室選択時に、ベッドが空いていなければ病室を選択できないようにも構成されている。
【0060】
以下に、このような機能を達成するための具体的構成についてサーバー4での処理を中心に説明する。
【0061】
(サーバー)
病院情報システムにおけるサーバーの詳細な構成について図11〜図12を用いて説明する。図11には、本例の病院情報システムの構成の一例が開示されている。
【0062】
ユーザー端末2では、感染症入力画面10(図3参照)を表示する感染症入力画面表示手段2aを含んで構成している。データベース5には、感染症入力画面10を表示するための感染症入力画面データ5cと、マスタ情報5bと、診療情報5aと、を含んで構成されている。
【0063】
サーバー4は、ユーザー端末2からのサービス開始要求(画面表示要求)に基づき、ユーザー端末2での感染症入力画面10を表示処理するための感染症入力画面表示処理手段4bと、感染症入力画面表示手段2aの感染症入力画面10上にて入力された患者ID、感染症コード等の入力情報に基づき、マスタ情報5bを用いて感染症入力画面表示手段4bに感染症名称の表示を促す感染症名称表示処理手段4cと、感染症入力画面10での登録操作部の操作入力に基づき、入力された情報の登録を行うための登録処理手段4dと、この登録に基づき、データベース5の診療情報5aを用いて患者感染症情報を更新するための患者感染症情報更新手段4eと、を含んで構成されている。
【0064】
上記のような構成の病院情報システム1において、ユーザー端末2よりサービス開始要求(画面表示要求)がなされると、サーバー4の感染症入力画面表示処理手段4bは、感染症入力画面データ5cを利用してユーザー端末2に感染症入力画面10を表示するように処理する。次に、ユーザー端末2の感染症入力画面表示手段2aの表示された感染症入力画面10上において、患者ID並びに感染症コードを入力すると、感染症名称表示処理手段4cは、データベース5に記憶されたマスタ情報5bを用いて当該感染症コードに対応する感染症名称を前記感染症入力画面10に表示するような処理を行う。
【0065】
そして、ユーザー端末2の感染症入力画面10においてクリック等に操作により登録操作部が操作されると、サーバー4の登録処理手段4dにて登録処理が開始され、例えば患者感染症情報更新処理手段4eによりデータベース5に記憶された診療情報5aの患者感染症情報の更新処理を行う。
【0066】
図12には、本例の病院情報システムにかかる入院受付の場合の構成の一例が機能ブロック図として開示されている。
【0067】
ユーザー端末2には、入院受付画面20(図4参照)を表示するための入院受付画面表示手段2bと、警告画面50(図7参照)を表示するための警告画面表示手段2dと、を含んで構成されている。
【0068】
データベース5は、入院受付画面20を表示するための入院受付画面データ5dと、診療情報5aと、マスタ情報5bと、警告画面50を表示するたの警告画面データ5eと、を含んで構成されている。
【0069】
サーバー4は、ユーザー端末2からのサービス開始要求(画面表示要求)に基づき、入院受付画面データ5dを用いてユーザー端末2での入院受付画面20の表示を処理するための入院受付画面表示処理手段4fと、入院受付画面20にて入力された患者ID、病室コード等の入力情報に基づき、診療情報5aを用いて患者感染症情報を検索するための患者感染症情報検索手段(検索手段)4gと、検索された診療情報5aに基づき、患者感染症情報の有無を判定する感染症情報有無判定手段4hと、この感染症情報有無判定手段4hにて患者感染症情報が有ると判定された場合に、マスタ情報5bを用いて病室マスタを検索するための病室マスタ検索手段4kと、感染症情報有無判定手段4hにて感染症情報が無いと判定された場合であって、入院受付画面20にてベッド番号が入力された場合に、ベッド番号を入力処理するベッド番号入力処理手段4iと、この入力さらた情報に基づき診療情報5aに登録を行う登録処理手段4jと、病室マスタ検索手段4kにて検索されたマスタ情報5bに基づき、感染症グループが許可であるか否かを判定する感染症グループ判定手段(判定手段)4lと、この感染症グループ判定手段4lにて判定された判定結果が不許可である場合に、警告画面データ5eに基づき、ユーザー端末2に警告画面50を表示するように処理する入室不許可警告表示処理手段(不許可とする手段)4mと、を含んで構成されている。
【0070】
上記のような構成の病院情報システム1において、ユーザー端末2よりサービス開始要求(画面表示要求)がなされると、サーバー4の入院受付画面表示処理手段4fは、入院受付画面データ5dを利用してユーザー端末2に入院受付画面20を表示するように処理する。次に、ユーザー端末2の入院受付画面表示手段2bの表示された入院受付画面20上において、患者ID並びに病室コードを入力すると、サーバー4の患者感染症情報検索手段4gは、データベース5に記憶された診療情報5aを用いて患者感染症情報の検索を行う。
【0071】
この結果、検索された患者感染症情報に基づき、サーバー4の感染症情報有無判定手段4hにて対応する当該患者感染症情報があるかないかの判定を行う。この感染症有無判定手段4hでの判定の結果、該当する患者感染症情報があると判定された場合には、サーバー4の病院マスタ検索手段4kは、データベース5に記憶されたマスタ情報5bの中から当該患者感染症情報に対応する病室マスタの検索を行う。
【0072】
一方、感染症情報有無判定手段4hでの判定の結果、該当する患者感染症情報がないと判定された場合には、ユーザー端末2での入力待ちの待機状態となる。
【0073】
そして、ユーザー端末2の入院受付画面20において、前記患者のベッド番号が入力されると、サーバー4のベッド番号入力処理手段4iにて入力処理の実行が開始され、データベース5の特に診療情報として、サーバー4の登録処理手段4jがベッド番号を含む各種情報の登録処理が行われる。
【0074】
さらに他方、病室マスタ検索手段4kにてマスタ情報5bから病室マスタが検索されると、この検索結果に基づき、感染症グループ判定手段4lは、感染症グループが許可であるか不許可であるかの判定を行う。
【0075】
この感染症グループ判定手段4lでの判定結果が、不許可と判定した場合、すなわち許可しない感染症グループである場合には、サーバー4の入室不許可警告表示処理手段4mは、データベース5に記憶された警告画面データ5eを用いて、ユーザー端末2に警告画面50を表示するような処理を行う。
【0076】
一方、前記感染症グループ判定手段4lでの判定結果が、許可と判定した場合、すなわち許可した感染症グループである場合には、通常の入院受付画面20を表示するように処理される。
【0077】
(処理手順について)
次に、上記のような構成の病院情報システムにおける処理手順について、図13〜図14を参照しつつ説明する。
【0078】
本例では、以下の<感染症入力のフロー>と<入院受付のフロー>から構成される。
【0079】
本例に該当する部分は、<入院受付のフロー>に属するが、<感染症入力のフロー>による感染症情報の入力が前提となるため説明を施してある。
【0080】
<感染症入力のフロー>
先ず、感染症入力画面表示手段2aにてプログラムを起動すると、感染症入力画面10が表示される(ステップ、以下「S」101)。感染症入力画面10には、患者IDを入力するフィールド、および感染症コードを入力するフィールドが備わっている。
【0081】
次に、感染症入力画面10において患者ID入力フィールドに更新すべき患者のIDを入力する(S102)。これにより、患者IDに対する患者の患者氏名が表示され、選択した患者であることを確認する。
【0082】
さらに、感染症入力画面10において、S102で選択された患者に対して感染症コードを感染症コード入力フィールドに入力する(S103)。ここで、複数の感染症コードを一括して入力することも可能である。
【0083】
そして、感染症マスタM1を検索し、S103で入力された感染症コードに対応する感染症名称を感染症入力画面10に表示し、誤入力のないことを確認させる(S104)。
【0084】
ここで、感染症入力画面10においてS102〜S103にて入力した画面情報を登録するか取消にするかはオペレータの判断により機能を選択する(S105)。S105において登録する場合には、登録操作部16を押下し、取消の場合は取消操作部15を押下する。
【0085】
そして、感染症入力画面表示手段2aは、登録/取消の外部入力を判断し、以後の処理を次のように分岐する。乃ち、S105において、登録の場合にはS106へ処理を移す。一方、S105において、取消の場合には、S102へ処理を移すか、プログラムを終了する。
【0086】
次に、感染症入力画面10においてS102〜S103にて入力した情報をデータベース5上にある患者感染症情報D1を更新する(S106)。
【0087】
そして、S102で処理を移し、次の患者の感染症情報を入力するか、プログラムを終了する。
【0088】
<入院受付のフロー>
先ず、入院受付画面表示手段2bにてプログラムを起動すると、入院受付画面20が表示される(S201)。ここで、入院受付画面20には、患者IDを入力する患者ID入力欄21、および病室コードを入力する病室入力欄24が備わっている。
【0089】
なお、入院受付画面20の入院日付入力欄23、およびベッド番号入力欄25は、本例には必ずしも必要ではない。
【0090】
次に、入院受付画面20において患者ID入力欄21に入院すべき患者の患者IDを入力する(S202)。ここで、患者IDに対応する患者の患者氏名が表示され、選択した患者であることをオペレータは確認する。
【0091】
さらに、入院受付画面20において入院日付入力欄23に入院日付を入力する(S203)。なお、本ステップは、本例では必ずしも必要ではない。
【0092】
次いで、入院受付画面(G2)において入院日付入力欄23に当該患者の収容先である病室の病室コードを入力する(S204)。
【0093】
そして、データべース5上にある患者感染情報D1を当該患者の患者IDにて検索する(S205)。
【0094】
次に、入院受付画面表示手段2bは、S205の検索結果により、以降の処理を次のように分岐する。すなわち、感染症コードが1件も登録されていない場合、S210へ処理を移す。一方、感染症コードが1件以上登録されている場合、S207へ処理を移す。
【0095】
ここで、データベース5上にある病院マスタM3を入院受付画面20の病室入力欄24で入力した病室コードにて検索する(S207)。
【0096】
そして、入院受付画面表示手段2bは、感染症マスタM1を当該患者の感染症コードにて検索し、感染症グループを導出する。この感染症グループとS207で検索した結果をもとに、以降の処理を次のように分岐する(S208)。乃ち、感染症グループが不許可感染症グループ1〜nのいずれかに一致する場合、S209へ処理を移す。一方、感染症グループが不許可感染症グループ1〜nのいずれとも一致しない場合、当該病室への収容を不可とする理由がないと判断し、S210へ処理を移す。
【0097】
そして、入院受付画面表示手段2bは、当該患者の当該病室への収容は不可と判断し、入室不可である主旨の警告画面(例:警告画面50))を入院受付画面20上に表示する(S209)。以降は、S204へ処理を移し、病室コードの再入力となる。
【0098】
一方、入院受付画面20においてベッド番号入力欄25にベッド番号を入力する(S210)。
【0099】
次いで、入院受付画面20で入力された情報でデータベース5上の病室情報D2を更新する(S211)。以降は、S202へ処理を移し、次の患者の入力をするか、プログラムを終了する。
【0100】
なお、少なくとも1つの病室に複数人の患者を登録する際に、シノニムを用いても、あるいは、ベッド番号による識別を行ってもよい。
【0101】
さらに、警告画面50では、「感染症にかかっているので他の病室を選んでください」旨の警告が表示されることとなる。この警告画面50において、「確認」52を押すと、入院受付画面20に戻って、入院受付画面20の「病室」28を押すと病室一覧画面30が表示されるように形成していもよい。
【0102】
さらに、病室一覧画面30を参照しながら、新規入院登録における病室選択をして病室登録の変更を行う構成してもよい。
【0103】
以上のように本実施の形態によれば、病室マスタに不許可感染症グループを新たに項目に追加したことにより、患者属性である、感染症情報との相互チェックが可能となり、入院受付画面で病室番号を入力した時点で自動チェックでき、誤って収容してはいけない感染症患者の病室への収容を事前に拒絶できるという効果が奏される。
【0104】
また、感染症情報の扱いを感染症マスタに感染症グループという項目を設けることで複数の感染症をグループ単位に管理することが可能となる。このため不許可にすべき感染症をグループとして登録できるという効果がある。
【0105】
さらに、ベッド番号をマスタ情報5bに持たせておくことで、入院受付画面20にて、ベッド番号まで指定することができる。
【0106】
なお、本実施の形態の変形例としては、以下のようなものが挙げられる。例えば、感染症マスタM1から感染症グループを削除し、感染症のグループ化を省略した構成が可能である。その場合のマスタ情報5bの構造は、図15に示すようになる。
【0107】
すなわち、この場合には、マスタ情報5bは、感染症マスタM4、感染症病室マスタM5、病室マスタM6を有しており、感染症マスタM4には、感染症コード、感染症名称を備えており、感染症病室マスタM5には、感染症コード、病室コードを備えており、病室マスタM6には、病室コード、シノニム、不許可感染症コードを有している。
【0108】
これにより、病室マスタM6に不許可感染症コードを新たに項目に追加したことにより、患者属性である、感染症情報との相互チェックが可能となり、誤って収容してはいけない病室への収容を事前に拒絶できるという効果が奏される。
【0109】
また、感染症情報の扱いを感染症マスタM4に感染症コードという項目を設けることで感染症を管理することが可能となる。このため不許可にすべき感染症を登録できるという効果がある。
【0110】
なお、この変形例は、以下の各第2の実施の形態、第3の実施の形態等にも適用することができる。
【0111】
さらに、本第1の実施の形態の変形例としては、例えば、診療情報5a及びマスタ情報5bの内部で複数項目設定可能なものを非正規化し、1レコードに格納した構造に置き換えた構成としてもよい。
【0112】
具体的には、図16に示すように、データベース5内において、患者感染症情報D4、病室情報D5、病室マスタD5を構成する。
【0113】
患者感染症情報D4は、患者IDと、複数の感染症コード1〜mとを備える。、病室情報D5は、病室コードと、ベッド番号別に患者IDを持たせるように複数のベッド1患者ID〜ベッドp患者IDとを備える。病室マスタM7は、病室コードと、複数の不許可感染症グループ1〜nとを備える。
【0114】
これにより、データベースの1レコードで1患者しか登録できないというような事態は生じず、1レコードの中で複数の患者を登録することができる。
【0115】
[第2の実施の形態]
次に、本発明にかかる第2の実施の形態について、図17〜図19に基づいて説明する。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
【0116】
図17は、本例の病院情報システムにおいて、ユーザー端末2とデータベース5との間のデータの流れを模式的に示した説明図である。
【0117】
上記第1の実施の形態では、予め感染症であることが登録されている患者について当該感染症患者の病室をチェックする構成としたが、本例では、既に入院している感染症でない患者が、新たに行われた検査等によって当該患者が感染症に感染していることが後から判明した場合に対応できる構成を示している。
【0118】
乃ち、図17に示すように、データベース5には、他の検査システム6からの検査結果等の検査情報を検査システム連携装置7内の患者情報更新タスク7aを介して逐次入力されるように形成している。もちろん、これらのデータ処理はサーバー4(図17には不図示)にて行われていることとなる。また、上述の検査システム連携装置7は、サーバー4内に検査システム連携手段として搭載する構成であってもよい。
【0119】
そして、入力された検査情報から感染症患者である旨が判明すると、データベース5及びサーバー4を用いて病院情報システム1のシステム管理者等が使用する管理用端末3に、感染症患者に関する情報を通知する。なお、この通知先としては、病院内において感染症患者を隔離する旨の指示を行うことができる人物もしくはそのような権限のある医師例えば院長等が使用する端末に対して、直接通知するようにしてもよい。
【0120】
この通知先の指定を行うために、本例においては、マスタ情報5bに、職員マスタM14を備えている。この職員マスタM14では、各職員に対応して各識別コード番号、各メールアドレスが各々関連付けられたテーブルを構成している。
【0121】
例えば、医師にはコード番号1でメールアドレスAが対応付けられ、看護婦にはコード番号2でメールアドレスBが対応付けられ、システム管理者にはコード番号3でメールアドレスCが対応付けられる。
【0122】
これにより、感染症が発見された時に、対応するコード番号を設定しておけば、コード番号に対応するメールアドレス先にメール等が通知されることとなる。
【0123】
以上が、本実施の形態の要旨であり、以下により詳細な説明を、サーバー4におけるデータ処理の流れを中心にして説明する。
【0124】
図18には、本例の病院情報システムにおいて検査システムと連携して用いる場合の具体的構成が開示されている。
【0125】
ユーザー端末2では、感染推定患者が一覧表示される感染推定患者一覧画面表示手段2eを用いる。
【0126】
データベース5には、感染推定患者一覧画面60を表示するための感染推定患者一覧画面データ5fと、診療情報5a及びマスタ情報5bと、を含んで構成されている。
【0127】
サーバー4は、検査システム6からの検査結果等の検査入力情報に基づき、サーバー4と連携するための検査システム連携手段である検査システム連携装置7と、この検査システム連携装置7にて中継された検査結果情報を受信するための感染症情報受信手段4mと、この患者感染症情報受信手段4mにて受信された患者感染症情報に基づき、診療情報5aを用いて患者感染症情報を更新するための患者感染症情報更新手段4oと、この患者感染症更新手段4oにて更新された情報に基づき、診療情報5aを用いて患者入院情報を検索するための患者入院情報検索手段4pと、この患者入院情報検索手段4pにて検索された診療情報5aの検索結果に基づき、当該患者が入院中であるか否かその有無を判断する為の入院中有無判断手段(判定手段)4qと、この入院中有無判断手段4qにて判断された判断結果が入院中であると判断された場合に、マスタ情報5bを用いて病室マスタ情報を検索するための病室マスタ検索手段4rと、この病室マスタ検索手段4rにて検索されたマスタ情報の検索結果に基づき、当該病室に関し、感染症グループが許可されているか否かを判定するための感染症グループ判定手段4sと、この感染症グループ判定手段4sにおいて、感染症グループが不許可であると判断された場合に、管理用端末3に、危険である旨の警告を告知するための告知手段4tと、この告知手段4tからの告知実行及びデータベース5の感染推定患者一覧画面データ5fに基づき、ユーザー端末2に感染推定患者一覧画面60を表示するように処理する感染推定患者一覧画面表示処理手段(一覧として表示せしまる手段)4uと、を含んで構成されている。
【0128】
上記のような構成の病院情報システム1において、先ず、検査システム6からの検査結果等の情報が例えばサーバー4の検査システム連携装置7にて連携され、感染症情報受信手段4nにて感染症情報が受信される。
【0129】
そうすると、患者感染症情報更新手段4oは、データベース5の診療情報5aにおいて患者感染症情報の更新を行う。
【0130】
次いで、サーバー4の患者入院情報検索手段4pは、データベース5に記憶された診療情報5aの中から対応する患者感染症情報を検索する。
【0131】
この結果、診療情報5aにて検索された患者感染症情報に基づき、サーバー4の入院中有無判断手段4qにて当該患者が入院中であるか否かの判断を行う。
【0132】
この入院中有無判断手段4qでの判断結果が入院中であると判断された場合には、サーバー4の病室マスタ検索手段4rは、データベース5に記憶されたマスタ情報を用いて対応する入院中の患者に対応する病室マスタを検索する。
【0133】
一方、前記入院中有無判断手段4qでの判断結果が入院中でないと判断された場合には、感染症情報受信手段4mに戻り、次の受信情報に関する処理が行われる。
【0134】
さらに他方、サーバー4の病室マスタ検索手段4rでのデータベース5のマスタ情報5b中の病室マスタの検索結果に基づき、サーバー4の感染症グループ判定手段4sは、当該病室マスタに対応する感染症グループを抽出しつつ、この感染症グループが不許可感染症グループであるか否かの判定を行う。
【0135】
この感染症グループ判定手段4rでの判定結果が、不許可感染症グループであると判定した場合には、サーバー4の告知手段4tは、管理用端末3に向けて感染症の患者がいる旨の告知を行うこととなる。
【0136】
さらに加えて、告知手段4tによる告知を行った後には、サーバー4の感染推定患者一覧画面表示処理手段4uは、データベース5の感染推定患者一覧画面データ5fを用いて、ユーザー端末2の感染症患者一覧画面表示手段2eの感染症患者一覧画面60を表示するように処理する。
【0137】
なお、図18では、検査システム連携装置7がサーバー4に構成される場合を例に説明したが、サーバー4外に専用装置を設けた構成としてもよい。
【0138】
(処理手順)
次に、検査システムと連携する場合の患者情報更新タスクの処理について、図19を用いて説明する。
【0139】
先ず、検査システム連携装置7にある患者情報更新タスクは、検査システム6と通信を行い、検査システム6より送信する検査結果の受診待ち状態にある(S301)。
【0140】
次に、患者情報更新タスクは、検査システム6より検査結果を受診すると、次のS303の処理を行う(S302)。
【0141】
乃ち、検査システム6より受信したデータ中に感染症情報が含まれている場合、データベース5上の患者感染症情報D1を更新する(S303)。
【0142】
そして、受信した患者が現在入院中であるか否かを、データベース5上の病室情報D2を検索して判定する(S304)。
【0143】
さらに、S304の判定結果により以降の処理を次のように分岐する(S305)。S305において、入院中である場合(いずれの病床に含まれる場合)S306へ処理を移す。一方、入院中でない場合(いずれの病床にも含まれない場合)には、S302へ処理を移し、次の受信を待つ。
【0144】
次に、データベース5上の病室マスタM3を該当患者の収容している病室の病室コードにて検索する(S306)。
【0145】
さらに、感染症マスタM1を当該患者の感染症コードにて検索し、感染症グループを導出する。この感染症グループをS306で検索した結果をもとに、以降の処理を次のように分岐する(S307)。乃ち、感染症グループが不許可感染症グループ1〜nのいずれかに一致する場合には、S308へ処理を移す。一方、感染症グループが不許可感染症グループ1〜nのいずれとも一致しない場合には、感染症情報が更新されたにも拘わらず、当該病室への収容を不可とする理由がないと判断し、S302へ処理を移し、次の受信を待つ。
【0146】
次に、患者情報更新タスクは、当該患者を当該病室に収容することの継続は不可と判断し、入室の不可である主旨の通知をシステム管理者に発行する(S308)。この通知の手段としては電子メール、画面でのメッセージ表示、または書面によるレポート発行、電子メールに加えて音声情報で伝える、音声のみで警告する等を行うことが好ましい。例えば、通知の例としては、「患者:××に感染症:○○が登録されました。病室:△△に入院中ですが、同室の患者に感染するおそれがありますので病室を変更して下さい」のように通知する。
【0147】
ここで、システム管理者とは、管理者としてシステム上特別にユーザ登録されたオペレータをいう。
【0148】
最後に、感染推定患者一覧画面60を表示する(S309)。ここで、この画面に表示される患者は、前過程で登録された感染症患者を収容していた病室の患者を検索することにより行われる。
【0149】
このように、現在入院している患者が外部にシステム情報から感染症である旨が判明した場合には、当該患者が入院しているか否かを検索し、入院していたら、どの病室に入院しているかを検索し、当該病室に前記感染症の患者が居ていいのか否かをチェックし、居てはいけないのであれば、自動で管理者に通知し、感染推定患者一覧画面60を表示する。
【0150】
ここで、感染症であると判明した患者とともに病室にいた患者は、その間に感染している可能性があるので、この感染推定患者一覧画面60では、感染症にかかっていると思わしき可能性のある同室の人を全てリストとして出す。
【0151】
なお、システム管理者から医師に電子メールで送る構成としても、直接医師の所に電子メールを出す構成としてもよい。さらに、発見を速くする観点から、電子メールでポップアップするようにしておくことが好ましい。一方的に通知した方が認知度が高いからである。
【0152】
以上のように本実施の形態では、検査システムから送信する結果情報の感染症情報をもとに患者感染症情報を更新するが、同時に現在入院中の病室との感染症相互チェックを行うことが可能となる。
【0153】
このことにより入院中で、後から感染症に感染していることが判明されても、即時に通知が管理者へ伝達されるため必要な措置が迅速に行えるという効果がある。この場合の必要な措置とは、当該患者の別の病室へ移動させることであるが、その場合は、後に説明する第3の実施の形態を応用することで容易に実現できる。
【0154】
また、病室感染症情報から感染病室の患者を検索し、表示することが可能となり(感染推定患者)、表示された患者の検査を行うなどの措置が迅速に実施可能となり、院内感染の拡大を防ぐことができる。
【0155】
なお、この第2の実施の形態の変形例としては、検査結果による感染症情報の更新の代わりに手動で操作入力にて感染症入力画面表示手段2aの感染症入力画面10で感染症を入力した場合に、同様な相互チェックを行い通知を管理者に伝達する。
【0156】
[第3の実施の形態]
次に、本発明にかかる第3の実施の形態について、図20〜図21に基づいて説明する。図20は、本例の病院情報システムにおいて、ユーザー端末2とデータベース5との間のデータの流れを模式的に示した説明図である。
【0157】
本例では、既に感染症情報が入力されている患者を入院受付する場合に、他の患者から物理的に隔離するために、入院先病室を自動設定できる構成を示している。
【0158】
すなわち、上述の実施の形態では、入院受付画面にて病室のコード番号をテン入力により行う構成としたが、本例では、入院受付画面において患者番号入力すると、自動的に感染症の人の行き先(病室)を検索して、病室コードをセットする構成としている。なお、感染症でなければ、テン入力を行うようにしている。
【0159】
例えば、予め結核の患者は病室3304に入室するというのを自動でやる。このために、感染症の病名に応じて予め部屋の割り当ての対応ずけがなされている。
【0160】
図20に示すように、マスタ情報5bの感染症病室マスタM2の中の感染症グループと病室コードに基づき、ある感染症の患者が入るべき病室の設定を行うことができる。
【0161】
また、病室一覧画面30にて、感染症がある病室(3F―304)31は色で表示されている。この着色部分がボタンになっていて、これを押すと感染症の名前等が表示された感染推定患者一覧画面60が出てくる。このように、感染症患者の詳細閲覧を希望する場合には、感染症名等も表示されており、確認を行うことができる。さらに、いつまでも感染症であるということはないので、消毒等の感染症対策が行われると、解除することで、前記着色表示の病室を通常の状態にすることもできる。
【0162】
(処理手順)
次に、上述のようにするための処理について、図21を用いて説明する。
【0163】
先ず、入院受付画面表示手段2bにてプログラムを起動すると、入院受付画面20が表示される(S401)。この入院受付画面20には、患者IDを入力する患者ID入力欄21、および病室コードを入力する病室入力欄24が備わっている。
【0164】
なお、入院受付画面20において患者ID入力欄21、およびベッド番号入力欄25は、本例には必ずしも必要ではない。
【0165】
次に、入院受付画面20において患者ID入力欄21に入院すべき患者IDを入力する(S402)。ここで、患者IDに対応する患者の患者氏名が表示され、選択した患者であることをオペレータは確認する。
【0166】
さらに、入院受付画面20において入院日付入力欄23に入院日付を入力する(S403)。
【0167】
そして、データベース5上にある患者感染症情報D1を当該患者の患者IDにて検索する(S404)。
【0168】
次いで、S304の検索結果をもとに、以降の処理を以下のように分岐する(S405)。すなわち、感染症情報がある場合(患者IDが患者感染症情報D1に含まれる場合)には、S406へ処理を移す。一方、感染症情報がない場合(患者IDが患者感染症情報D1に含まれない場合)には、S408へ処理を移す。
【0169】
すなわち、感染症マスタM1をS405の患者感染症情報D1の感染症コードにて検索し、感染症コードに対応する感染症グループを導出する。この導出された感染症グループにてデータベース5上にある感染症病室マスタM2を検索し、病室コードを導出する(S406)。この病室コードは、該当する感染症を有する患者が入院すべき病室を表している。
【0170】
次いで、S406で導出された病室コードを入院受付画面20の病室コード入力フィールドにセットし、コードを表示させる(S407)。この結果オペレータは、病室コードを自ら選択し入力する必要がなくなると同時に、感染症を有する患者を他の一般患者から物理的に隔離することが可能になる。
【0171】
ところで一方、入院受付画面20の病室コード入力フィールドにて患者の収容先である病室コードを入力する(S408)。ここで、本ステップとS407との相違は、オペレータが自ら病室を選択し、コードを入力する点にある。
【0172】
次に、入院受付画面20においてベッド番号入力欄25にベッド番号を入力する(S409)。
【0173】
そして、入院受付画面20で入力された情報でデータベース5上の病室情報D2を更新する(S410)。
【0174】
以降は、S402へ処理を移し、次の患者の入力をするか、プログラムを終了する。
【0175】
なお、上述のS402〜S408を処理する手段を構成することで、本発明の選択手段を構成できる。
【0176】
以上のように本実施の形態によれば、感染症病室マスタを使用し、感染症グループから病室コードを導出できるしくみが提供される。
【0177】
これにより既に感染症が入力されている患者を入院させる場合に、特定の病室を選択させることが可能になる。結果として、他の患者と物理的に隔離し、院内感染を防ぐことができる。乃ち、入院受付画面20の中で、自動的に病室を選び、例えば結核用の病室等を自動でセットしてしまう。これにより、例えば、結核の感染症等の患者を容易かつ迅速に隔離することができる。
【0178】
なお、第3の実施の形態の変形例としては、感染症情報に加えて病名情報を追加し、病名と病室の相互チェックを行う構成としてもよい。
【0179】
具体的には、例えば、図22に示すように、データベース5の診療情報5aに、上述の各種情報に加えて、患者病名情報D11、病室情報D12、病室病名情報D13を備える。さらに、データベース5のマスタ情報5bに、上述の各種情報に加えて、病名マスタM11、病名病室マスタM12、病室マスタM13を備える。
【0180】
患者病名情報D11では、患者ID、シノニム、病名コードなどを有しており、病室病名情報D13では、病室コード、シノニム、病名グループ、推定日、病名ステータスなどを有している。
【0181】
病名マスタM11では、病名コード、病名名称、病名グループ、優先度などを有しており、病名病室マスタM12では、病名グループ、病室コードなどを有しており、病室マスタM13では、病室コード、シノニム、不許可病名グループなどを有している。
【0182】
このような構成にすることにより、感染症に加えて、病名によっても病室のチェックを行うことができる。
【0183】
なお、本例では、病名情報と感染症情報とを各々独立した情報として管理する構成としたが、感染症は病名の一部であるという観点から病名情報のみで感染症をも管理するようなデータ構造であってもよい。
【0184】
[第4の実施の形態]
次に、本発明にかかる第4の実施の形態について、図23〜図26に基づいて説明する。図23は、本例の病院情報システムにおいて、ユーザー端末2とデータベース5との間のデータの流れを模式的に示した説明図である。
【0185】
本例では、病室情報に感染症ステータス情報を付与し、患者の病室の出入りからの感染症ステータスを更新し、入室のチェック、同室にいた患者の移動等の院内感染症対策を効率的に運用する構成としている。
【0186】
乃ち、感染症患者は、病気が治ったり、新たに発覚して隔離されたり等が行われると別の病室に移されるが、当該患者がいた病室は、空で感染症対策が済んでいない場合が考えられる。このような場合に、本例では、病室一覧画面30にて病室毎に感染症の状態を表示させる構成としている。感染症の病室に対して何も対策を施さなければ、着色表示の状態となる。
【0187】
図23には、データベース5内の患者感染症情報D1・病室情報D2・病室感染症情報D3を備えた診療情報5aと、感染症マスタM1・感染症病室マスタM2・病室マスタM3を備えたマスタ情報5bと、に基づき、ユーザー端末2の感染症入力画面表示手段2aに感染症入力画面が表示される。
【0188】
同様に、診療情報5a及びマスタ情報5bに基づき、ユーザー端末2の入院受付画面表示手段2bに入院受付画面20が表示される。さらに、診療情報5a及びマスタ情報5bに基づき、ユーザー端末2の病室管理画面表示手段2cに病室管理画面40が表示される。
【0189】
(サーバー)
図24には、本例の病院情報システム1において、感染症を入力する場合の構成の一例が機能ブロック図の形式で開示されている。
【0190】
ユーザー端末2では、感染症入力画面10が表示される感染症入力画面表示手段2aが用いられる。
【0191】
データベース5には、感染症入力画面10を表示するための感染症入力画面データ5cと、マスタ情報5b及び診療情報5aと、を含んで構成されている。
【0192】
サーバー4には、ユーザー端末2からのサービス開始要求(画面表示要求)に基づき、感染症入力画面データ5cを用いてユーザー端末2に感染症入力画面10を表示する用に処理する感染症入力画面表示処理手段4bと、感染症入力画面表示手段4bに表示された感染症入力画面10にて入力された感染症コードを、マスタ情報5bを用いて感染症グループを変換するための感染症コード感染症グループ変換手段4wと、この感染症コード感染症グループ変換手段4wにて変換された感染症グループに基づき、診療情報5aを用いて患者感染症情報を更新するための患者感染症情報更新手段4xと、この患者感染症情報更新手段4xにて更新された診療情報5aに基づき、診療情報5aを用いて病室情報を検索するための病室情報検索手段4yと、この病室情報検索手段4yにて検索された診療情報5aの検索結果に基づき、診療情報5aを用いて病室感染症情報を更新するための病室感染症情報更新手段4zと、を含んで構成される。
【0193】
上記のような構成の病院情報システム1において、ユーザー端末2よりサービス開始要求(画面表示要求)がなされると、サーバー4の感染症入力画面表示処理手段4bは、感染症入力画面データ5cを利用してユーザー端末2に感染症入力画面10を表示するように処理する。次に、ユーザー端末2の感染症入力画面表示手段2aに表示される感染症入力画面10上において、患者ID並びに感染症コードを入力すると、サーバー4の感染症コード感染症グループ変換手段4wは、データベース5に記憶されたマスタ情報5bを用いて、当該感染症コードを対応する感染症グループに変換する。
【0194】
変換された感染症グループに基づき、サーバー4の患者感染症情報更新手段4xは、データベース5の診療情報5a内の患者感染症情報を更新するように処理する。
【0195】
次に、サーバー4の病室情報検索手段4yは、患者感染症情報に対応する病室情報をデータべース5の診療情報5aの中から検索する。この検索結果にて抽出された病室情報に基づき、病室感染症情報更新手段4zは、データベース5の診療情報5aの対応する病室感染症情報を更新する処理を行う。
【0196】
(処理手順)
本例では、入院している患者で後から感染症であることを入力する場合に、感染症入力画面10で感染症を登録する。そうすると、患者の感染症情報がセットされるとともに、病室に感染症情報をセットする。
【0197】
以下に、図25を参照しながら感染症の入力を行う場合の処理手順について説明する。
【0198】
<感染症の入力フロー>
先ず、感染症入力画面表示手段2aにてプログラムを起動すると、感染症入力画面10が表示される(S501)。ここで、感染症入力画面10には、患者IDを入力する患者ID入力欄11、および感染症コードを入力する感染症コード入力欄13が備わっている。
【0199】
次に、感染症入力画面10において患者ID入力欄11に更新すべき患者の患者IDを入力する(S502)。ここで、患者IDに対応する患者の患者氏名が表示され、選択した患者であることを確認する。
【0200】
さらに、感染症入力画面10においてS502で選択された患者に対して感染症コードを感染症コード入力欄13に入力する(S503)。なお、複数の感染症コードを一括して入力することも可能である。
【0201】
次に、感染症マスタM1を検索し、S503で入力された感染症コードに対応する感染症グループを導出する(S504)。
【0202】
そして、S504で導出した感染症グループを患者感染症情報D1に登録する(S505)。
【0203】
次いで、患者IDをキーに病室情報D2を検索し、該当患者を収容している病室を導出する(S506)。
【0204】
さらに、S506で導出した病室コードにて病室感染症情報D3を検索し、感染症グループ、感染推定日、感染ステータスを以下のように更新する(S507)。乃ち、感染症グループをS504で導出した感染症グループに更新する。加えて、感染推定日を該当患者の入院日またはシステム日付に更新する。さらに加えて、感染ステータスを感染状態に更新する。
【0205】
最後に、S502へ処理を移し、次の患者の感染症情報を入力するか、プログラムを終了する。これによって、感染症患者を登録できる。
【0206】
次に、登録後、入院受付がなされる場合の処理手順を図26を用いて説明する。
【0207】
<入院受付時における感染症のフロー>
先ず、入院受付画面表示処理手段2bにてプログラムを起動すると入院受付画面20が表示される(S601)。ここで、入院受付画面20には、患者IDを入力する患者ID入力欄21、および病室コードを入力する病室入力欄24が備わっている。
【0208】
次に、入院受付画面20において患者ID入力欄21に入院すべき患者の患者IDを入力する(S602)。ここで、患者IDに対応する患者の患者氏名が表示され、選択した患者であることをオペレータは確認する。
【0209】
さらに、入院受付画面20において入院日付入力欄23に入院日付を入力する(S603)。
【0210】
次いで、入院受付画面20において病室を入力するため病室一覧画面30を表示し、どの病室に入院可能かオペレータは判断する(S604)。この画面には、病室感染症情報D3の内容が反映され、現在感染症グループが設定され、さらに感染ステータスが未処理(感染状態)の場合に色が変更されて表示される。
【0211】
そして、上記病室一覧画面30にて入院する病室を選択する(S605)。ここで、感染ステータスが未処理の病室を選択しようとした場合には、その旨エラーを行い選択することができない。
【0212】
次に、S605にて選択された病室への入院を可能とし、入院受付画面20で入力された情報でデータベース5上の病室情報D2を更新する(S606)。
【0213】
最後に、プログラムを終了するか、又はS602へ戻り、次の患者の入力を行う。
【0214】
このようにすることで、入院受付画面20で入院日付を入れて、病室操作部28を押下して、病室一覧画面30を表示させる。そうすると、事前に色がわかるので、わざわざ感染症の疑いのある病室に入院させないように病室を確認できる。
【0215】
以上のように本実施の形態によれば、病室感染症情報を使用し、感染症患者が入院していたという事実から感染が推定される病室を一覧に表示し、色を識別することで入院できないことを目視確認できるしくみが提供される。
【0216】
[第5の実施の形態]
次に、本発明にかかる第5の実施の形態について、図27〜図28に基づいて説明する。図27は、本例の病院情報システムの概略構成を示す機能ブロック図である。
【0217】
本例では、病室情報に感染症ステータス情報を付与し、患者の病室の出入りからの感染症ステータスを更新し、清掃済み等の院内感染症対策を効率的に運用する構成としている。
【0218】
乃ち、感染症患者は、病気が治ったり、新たに発覚して隔離されたり等が行われると別の病室に移されるが、当該患者がいた病室は、空で感染症対策が済んでいない場合が考えられる。このような場合に、本例では、病室一覧画面30にて病室毎に感染症の状態を表示させるとともに、消毒等の感染症対策の処理がなされた場合には、状態を変更できるようにする構成である。さらに、病室管理画面40にて各病室の状態を管理できる構成としている。
【0219】
感染症の病室に対して感染症対策を行い処理済みとなると、病室管理画面40にて処理済操作部47を押下すると、当該病室の着色表示は消えることとなる。
【0220】
上記第4の実施の形態では、入院受付処理の中で、入院受付画面20の病室操作部28により病室一覧画面30を表示させ、色を塗っていないところを選択させる構成としたが、本例では、色の部分を選択することによって、詳細情報を得る構成としている。
【0221】
(構成)
ユーザー端末2では、入院受付画面20が表示される入院受付画面表示手段2bと、病室一覧画面30が表示される病室一覧画面表示手段2gと、病室管理画面40を表示するための病室管理画面表示手段2hと、が利用される。
【0222】
データベース5には、入院受付画面20を表示するための入院受付画面データ5dと、マスタ情報5bと、診療情報5aと、病室一覧画面30を表示するための病室一覧画面データ5hと、病室管理画面40を表示するための病室管理画面データ5iと、を含んで構成されている。
【0223】
サーバー4には、ユーザー端末2からのサービス開始要求(画面表示要求)に基づき、入院受付画面データ5dを用いてユーザー端末2に入院受付画面20を表示するように処理する入院受付画面表示処理手段4fと、入院受付画面20での患者ID、病室コード等の操作入力に基づき、データベース5の病室一覧データ5h及びマスタ情報5bを利用して、ユーザー端末2の病室一覧画面表示手段3gの病室一覧画面を表示するように処理する病室一覧画面表示処理手段4αと、病室一覧画面表示手段4αにて表示される病室一覧画面30上にて選択された病室に対して、対応する情報を診療情報5aから抽出すべく処理を行う色表示選択処理手段4βと、対応情報を抽出する対応情報抽出手段4γと、この対応情報抽出手段4γにて抽出された対応情報に基づき、病室管理画面データ5iを用いてユーザー端末2に病室管理画面40が表示されるように処理する病室管理画面表示処理手段4δと、ユーザー端末2の病室管理画面40上にて処理済操作部47がクリック等により操作された場合に、この病室に関する感染症に関する情報をリセット(病室と感染症との関連を切る)するように診療情報5aのデータを制御する処理済データリセット手段4εと、を含んで構成されている。
【0224】
上記のような構成の病院情報システム1において、ユーザー端末2よりサービス開始要求(画面表示要求)がなされると、サーバー4の入院受付画面表示処理手段4fは、入院受付画面データ5dを利用してユーザー端末2に入院受付画面20を表示するように処理する。次に、ユーザー端末2の入院受付画面表示手段2bに表示される入院受付画面20上において、患者ID並びに感染症コードを入力すると、病室一覧画面表示処理手段4αは、データベース5に記憶された病室一覧画面データ5h及びマスタ情報5bを用いて、ユーザー端末2の病室一覧画面表示手段2gの病室一覧画面30を表示するように処理する。
【0225】
この病室一覧画面30において、着色表示された、感染症患者が入室している各病室のうち、いずれかの病室をクリック等の操作により選択操作すると、サーバー5の色表示選択処理手段4βは、診療情報5aの中から選択された病室に対応する対応情報を探しだし、対応情報抽出手段4γは探し出された前記対応情報を抽出して、病室管理画面表示処理手段2hに供給する。
【0226】
サーバー4の病室管理画面表示処理手段4δは、前記対応情報に基づきデータベース5の病室管理画面データ5iを用いて、ユーザー端末2の病室管理画面表示手段2cの病室管理画面40を表示するように処理する。
【0227】
この病室管理画面40において、清掃等が済んだ旨を意味する処理済操作部47をクリック等により操作すると、サーバー4の処理済データリセット手段4εは、データベース5の診療情報5a中のデータのリセットを行い、病室一覧画面30における着色された病室は、着色されない病室に変わることになる。
【0228】
(処理手順)
本例では、入院している患者で後から感染症であることを入力する場合に、感染症入力画面10で感染症を登録し、その際に病室一覧画面30を表示させ、着色表示された箇所をする。そうすると、患者の感染症情報がセットされるとともに、病室に感染症情報をセットする。
【0229】
以下に、入院受付を行う場合の処理手順を図28を用いて説明する。
【0230】
先ず、入院受付画面表示処理手段2bにてプログラムを起動すると入院受付画面20が表示される(S701)。ここで、入院受付画面20には、患者IDを入力する患者ID入力欄21、および病室コードを入力する病室入力欄24が備わっている。
【0231】
次に、入院受付画面20において患者ID入力欄21に入院すべき患者の患者IDを入力する(S702)。ここで、患者IDに対応する患者の患者氏名が表示され、選択した患者であることをオペレータは確認する。
【0232】
さらに、入院受付画面20において入院日付入力欄23に入院日付を入力する(S703)。
【0233】
次いで、入院受付画面20において病室を入力するため病室一覧画面30を表示し、どの病室に入院可能かオペレータは判断する(S704)。この画面には、病室感染症情報D3の内容が反映され、現在感染症グループが設定され、さらに感染ステータスが未処理(感染状態)の場合に色が変更されて表示される。
【0234】
そして、上記病室一覧画面30にて病室の状態の詳細を調べるために所定の病室を選択する(S705)。
【0235】
次に、病室感染症情報の中で選択された病室に対応する情報をセットする(S706)。そして、選択された当該病室に対応する病室管理画面40を表示する(S707)。
【0236】
さらに、当該選択された病室に対応する病室管理画面40を参照しながら、現在の病室が清掃等の感染症対策の処理が済んでいるか否かの判断をユーザーが行い(S708)、もし感染症対策の処理が済んでいないのであれば、病室管理画面40に戻る。一方、感染症対策の処理が済んでいるのであれば、病室管理画面40上に形成された処理済操作部47を押下する。
【0237】
これによって、当該病室に対応する診療情報5a内の病室感染症情報をリセットし、(S709)当該病室は処理済みの状態となる。
【0238】
すなわち、この状態では、病室一覧画面30では、当初着色表示されていた病室が、着色表示されていない状態に変化していることとなる。
【0239】
また、感染症には様々な種類があるために、危険度の低いものもあれば、危険度の高いものもある。感染症の種類、感染症データに対して、ランク付け、順位付けを行い、例えば病室一覧画面30において、危険度に応じて異なる色で病室を表示できるように構成してもよい。
【0240】
この場合には、例えば、それぞれの感染症のデータに対して順位付けを記載したテーブルないしデータを用意する。
【0241】
例えばマスタ情報5bの感染症マスタM1内の感染症グループに優先度の意味を持たせることで管理できる。危険度の低い感染症は、危険度の低い感染症グループ(名前)にしておき、危険度の高い感染症は、危険度の高い感染症グループとして定義しておくことにより、制御判断プログラムにて当該グループのチェックを行うことができる。
【0242】
或いは、マスタ情報5b内の優先度コードを用いることで構成できる。これにより、優先度に応じて色の表示を変えるように形成できる。なお、色の表示の変え方は、例えば感染症グループ毎に色を変えたり、さらにランク付けされた所定のグレード以上を着色表示するように構成してもよい。
【0243】
これにより、病室を選択する時に、入院受付画面20から病室一覧画面30等を表示させるようにして、どの病室が安全かを確認することができる。
【0244】
以上のように本実施の形態によれば、病室感染症情報を使用し、清掃や消毒などの感染症解除装置の実施状況が一覧で把握することができ、院内感染の拡大を防止することができる。
【0245】
なお、本発明にかかる装置と方法は、そのいくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、当業者は本発明の主旨および範囲から逸脱することなく本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形が可能である。例えば、上述の各実施の形態では、感染症入力画面等の各種画面を医者用画面の下位階層の画面として用いられる構成としたが、医者用画面とは別の独立したメニューによって形成する構成であってもよい。
【0246】
さらには、これらの各画面は、表示される順番は上述の例に限定されるものではなく、順番は問わない。また、各画面のレイアウトは上記の例に限らず、少なくとも上述の機能を有する構成であれば、種々のレイアウトを含む。
【0247】
また、上述の各手段の構成は、ソフトウエアのみによる処理に限定されず、種々のソフトウエア及びハードウエアの組み合わせによる処理を含んでもよい。
【0248】
さらに、上述した各実施の形態同士或いはそれらと各変形例とのいずれかによる組み合わせによる例をも含むことは言うまでもない。
【0249】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、検索手段により入室を許可しない病室を検索し、入院受付画面にて入力された病室情報とを照らし合わせて判定手段により病室へ入院することの可否を判定できる。これにより、誤って収容してはいけない病室への収容を事前に拒絶できるという効果が奏される。
【0250】
また、検査システムから送信する検査結果情報の感染症情報をもとに患者感染症情報を更新するが、判定手段により、同時に現在入院中の病室との感染症相互チェックを行うことが可能となる。このことにより入院中で、後から感染症に感染していることが判明されても、告知手段により即時に通知が管理者へ伝達されるため必要な措置が迅速に行え院内感染等を迅速に防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の病院情報システムの構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の病院情報システムの概念を示すための説明図である。
【図3】本発明の病院情報システムの感染症入力画面の一例を示す説明図である。
【図4】本発明の病院情報システムの受付入院画面の一例を示す説明図である。
【図5】本発明の病院情報システムの病室一覧画面の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の病院情報システムの病室管理画面の一例を示す説明図である。
【図7】本発明の病院情報システムの警告画面の一例を示す説明図である。
【図8】本発明の病院情報システムの感染推定患者一覧画面の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の病院情報システムの構成の実施の形態の一例を示す説明図である。
【図10】本発明の病院情報システムのデータベースの構成の一例を示す説明図である。
【図11】本発明の病院情報システムの構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図12】本発明の病院情報システムの構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図13】本発明の病院情報システムの感染症入力の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明の病院情報システムの入院受付の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明の病院情報システムのデータベースのマスタ情報の構成の一例を示す説明図である。
【図16】本発明の病院情報システムのデータベースの診療情報及びマスタ情報を非正規化した一例を示す説明図である。
【図17】本発明の病院情報システムの構成の他の実施の形態の一例を示す説明図である。
【図18】本発明の病院情報システムの構成の他の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図19】図17の病院情報システムの患者情報更新タスクの処理手順を示すフローチャートである。
【図20】本発明の病院情報システムの構成の他の実施の形態の一例を示す説明図である。
【図21】図20の病院情報システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図22】本発明の病院情報システムのデータベースの構成の一例を示す説明図である。
【図23】本発明の病院情報システムの構成の他の実施の形態の一例を示す説明図である。
【図24】本発明の病院情報システムの構成の他の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図25】図23の病院情報システムの感染症入力の処理手順を示すフローチャートである。
【図26】図23の病院情報システムの入院受付時における感染症管理の処理手順を示すフローチャートである。
【図27】本発明の病院情報システムの構成の他の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図28】本発明の病院情報システムの他の実施の形態の一例の処理手順を示すフローチャートである。
【図29】従来の病院情報システムの概念を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 病院情報システム
2 ユーザー端末
4 サーバー
5 データベース
5a 診療情報
5b マスタ情報
6 検査システム
10 感染症入力画面
20 入院受付画面
30 病室一覧画面
40 病室管理画面
50 警告画面
60 感染推定患者一覧画面

Claims (3)

  1. ユーザー端末により入力された情報をサーバーにより院内ネットワークを通じて各部門へ情報伝達する病院情報システムであって、
    前記サーバーに接続され、少なくとも感染症を分類した感染症マスタと、病室に感染した感染症を含む病室情報とを有する診療情報が格納されるデータベースと、
    患者の入院登録を行う前記ユーザー端末の入院受付画面と、を有し、
    前記サーバーは、
    前記入院受付画面からの前記患者を収容先の病室情報の操作入力に基づき、前記感染症マスタから当該患者の感染症情報を検索し、前記データベースに係る病室情報から患者の収容先の病室の感染症情報を検索する検索手段と、
    院登録時に操作入力された病室への前記患者の入室の可否を、前記検索手段で検索された、前記患者の感染症情報と病室の感染症情報とを基に、判定する判定手段と、
    不許可の場合は警告画面を前記ユーザー端末に表示する表示処理手段と、
    感染症患者を収容していた病室と、前記通常患者を収容していた病室とを異なる色にて一覧表示する病室一覧画面を前記ユーザー端末に表示させる病室一覧画面表示処理手段と、
    を含むことを特徴とする病院情報システム。
  2. ユーザー端末により入力された情報をサーバーにより院内ネットワークを通じて各部門へ情報伝達する病院情報システムであって、
    前記サーバーに接続され、少なくとも感染症を分類した感染症マスタと、患者の感染症を表す患者感染症情報を含む診療情報が格納されるデータベースを有し、
    前記サーバーは、
    患者を検査する検査システムからの検査結果情報に含まれる感染症情報に基づき、前記患者感染症情報を更新する更新手段と、
    前記感染症マスタと更新された前記患者感染症情報とを参照して、不許可感染とされた患者が院内に入院されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段での判定結果に基づき、前記不許可感染とされた患者が院内に入院されている場合に、管理者が使用する前記ユーザー端末に告知する告知手段と、
    前記サーバーに、前記不許可感染とされた患者が院内に入院されている場合に、前記患者と同じ病室に入院していた感染推定患者を検索し、前記ユーザー端末に一覧として表示せしめる表示処理手段と、
    を含むことを特徴とする病院情報システム。
  3. ユーザー端末により入力された情報をサーバーにより院内ネットワークを通じて各部門へ情報伝達する病院情報システムであって、
    前記サーバーに接続され、少なくとも感染症病室マスタを含む感染症マスタと、患者の感染症を表す患者感染症情報を含む診療情報が格納されるデータベースと、
    患者の入院登録を行う前記ユーザー端末の入院受付画面と、を有し、
    前記サーバー
    前記ユーザー端末の前記入院受付画面からの患者番号の操作入力に基づき、前記患者感染症情報と前記感染症病室マスタを検索し、当該患者が感染している場合の感染症グループを抽出し、通常患者から物理的に隔離される特定の病室を選択する選択手段と、
    前記感染症患者を収容していた病室と、前記通常患者を収容していた病室とを異なる色にて一覧表示する病室一覧画面を前記ユーザー端末に表示させる病室一覧画面表示処理手段をと、備えたこと
    を特徴とする病院情報システム。
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