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JP4722121B2 - 連係動作方法及び通信端末装置 - Google Patents
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JP4722121B2 - 連係動作方法及び通信端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、連係動作方法及び通信端末装置に係り、より詳しくは、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部とが、通信端末装置において連係して動作する連係動作方法、及び、当該連係動作方法を使用する通信端末装置に関するものである。
従来から、通信端末装置として、携帯電話装置等の移動通信端末装置が広く普及している。かかる移動通信端末装置、特に携帯電話に関する技術の進歩は目覚しいものがあり、移動通信端末装置としての必須機能である移動通信網を介した通信機能に加えて、ゲームや音楽鑑賞を楽しむための付加機能も実装されるようになっている。
こうした移動通信端末装置では、上記の必須機能及び付加機能を果たすために様々なデータ処理を行うプロセッサが内蔵されている。このプロセッサに、様々なプログラムやデータを格納するための記憶素子を含む記憶部、無線通信を行うための無線通信部、利用者が操作指令を行うための操作部、利用者に様々な情報を通知するための通知部(表示部や音出力部)等の資源が接続されている。そして、プロセッサが記憶部に格納されているプログラムを実行し、必要に応じて、接続された資源を適宜制御することにより、上記の必須機能及び付加機能を果たすようになっている。
上述したように、従来の移動通信端末装置では様々な機能を果たすことが必要なため、内蔵されるプロセッサは汎用的なものが採用されている。これは、装置を簡易な構成とし、装置の小型化及び低消費電力化するという観点からは優れた方法である。しかしながら、汎用的なプロセッサを用いるのでは、例えばゲームや音楽鑑賞を楽しむための付加機能動作における性能を向上させようとしても、飛躍的な性能向上を図ることは困難である。
ところで、他の情報処理装置と比べたときに、移動通信端末装置における性能向上が求められているのは、付加機能動作であるといえる。このように性能向上が求められている付加機能動作は具体的にはゲーム実行や音楽再生等であるが、こうした付加機能動作に際しては、特に画面表示処理及び音データ出力処理が、プロセッサにとって大きな負荷となっているといえる。
また、移動通信端末装置に対しては、上述した必須機能と付加機能とを果たすことが要請されているが、利用者が原則として一人であるため、必須機能動作と付加機能動作とが、いかなる場合においても同時に独立して動作することまでは要請されていない。例えば、必須機能動作である通話動作を行っている間にも、付加機能動作であるゲーム動作を行うことまでは要請されていない。
以上の理由から、画面表示処理及び音データ出力処理に優れた付加機能専用のエンジンプロセッサを投入し、通信動作を行うプロセッサであるホストプロセッサを備えるホスト部による管理のもとで、エンジンプロセッサを備えるエンジン部に付加機能動作に対応するアプリケーションを実行させることが考えられる。こうしたホスト部とエンジン部とを備える構成を採用した場合には、ホスト部のホストプロセッサにデバイスを接続するとともに、エンジン部のエンジンプロセッサにもデバイスを接続することになる。
このとき、通信動作等の必須機能動作に関連して利用するデバイスの全てをホストプロセッサに接続するとともに、アプリケーション動作という付加機能動作に関連して利用するデバイスの全てをエンジンプロセッサに接続する構成も考えられる。しかし、必須機能動作に関連して利用するデバイスと付加機能動作に関連して利用するデバイスとを比べると、多くが共通の機能を有するデバイスである。
例えば、通信端末装置の基本機能である通信機能の実現のために必須となるキー入力デバイスは、付加機能であるゲームアプリケーション等の実行に際しても必要なものである。また、通信端末装置が携帯可能な移動通信端末装置であるような場合には、基本機能のみの動作中において表示が必須であり、かつ、付加機能の動作中においても表示に反映すべき状態を検出するセンサデバイスも存在する。こうしたセンサデバイスとしては、移動通信網の基地局からの電波の電界強度を検出するための電界強度センサデバイスや、電池残量センサデバイス等がある。
こうした情報データを発生する様々なデバイス(以下、「入力データ発生デバイス」と呼ぶ)を、ホストプロセッサ用に用意するととともに、エンジンプロセッサ用にも用意すると、多くの同一機能のデバイスを2つずつ用意することとなり、装置全体を簡易かつコンパクトな構成とすることができない。このため、上記のような入力データ発生デバイスをホストプロセッサのみに接続し、当該入力データ発生デバイスからの情報データを、必要に応じて、ホストプロセッサを含むホスト部からエンジンプロセッサを含むエンジン部へ送る構成とすることが考えられる。
ところで、ホスト部からエンジン部へ情報データを送る場合には、一般にエンジン部において割り込み応答処理が発生することになる。すなわち、インターフェースバッファメモリが無い場合には1データ単位で、また、インターフェースバッファメモリが用意されている場合には、1データブロック単位で、ホスト部からエンジン部に対して、データ受信処理を行うことについて割り込み処理要求を行う。そして、エンジン部が、当該割り込み処理要求に応答して、データ受信処理を行う。
かかる割り込み要求はエンジン部の処理とは非同期で発生するので、エンジン部においてエンジンアプリケーションを実行中に、当該割り込み要求に応答してデータ受信処理を行うことは、エンジン部にとっては負担となる。ましてや、割り込み要求の発生頻度が高くなると、エンジン部にとっては大きな負担となる。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、ホストプロセッサを備え、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、エンジンプロセッサを備え、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部とを備える構成において、装置全体をコンパクトに構築しつつ、エンジンプロセッサの負担の増大を抑制することができる連係動作方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部とを備える構成を採用しつつ、装置全体をコンパクトに構築することができるとともに、エンジン部の負担の増大を抑制することができる通信端末装置を提供することを目的とする。
本発明者は、研究の結果として、上記のような入力データ発生デバイスには、データ発生頻度が高いとはいえず、かつ、発生した情報データを最優先で瞬時にエンジン部へ伝達する必要まではないものが複数種類存在するとの知見を得た。例えば、通信端末装置では、キー入力デバイスは、利用者のキー入力速度に応じた頻度で情報データを発生する。また、移動通信端末装置に搭載されているセンサデバイスの内の電界強度センサや電池残量センサ等は、移動通信端末装置の電源がオンとされている場合には常時検出動作を行っているが、必ずしもセンサの検出速度に応じた頻度で検出結果を利用者へ通知することは必要とはされず、利用者が不便を感じない頻度でセンサの検出結果を通知するようにすればよい。本発明は、かかる知見に基づいてなされたものである。
すなわち、本発明の連係動作方法は、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、前記ホスト部の管理下でアプリケーションを実行するエンジン部とが、通信端末装置において連係して動作する連係動作方法であって、前記ホスト部が、定期的に発生する所定イベントが発生するたびに、前記エンジン部が前記アプリケーションを実行しているエンジンモード状態であり、かつ、前記エンジンモード状態が継続するか否かを判定する動作モード判定工程と;前記動作モード判定工程における判定結果が肯定的であった場合に、前記所定イベントの発生時点で収集した前記通信端末装置の少なくとも1つの動作環境情報を含み、前記所定イベントの発生に対応して前記エンジン部へ通知すべきと予め定められている特定情報を、前記ホスト部が前記エンジン部へ通知する特定情報通知工程と;を備え、前記特定情報には、前回の前記特定情報通知工程の終了後における、前記ホスト部に接続されたキー入力装置に利用者によってキー入力されたキー入力データのうち、前記ホスト部のみが処理するキー入力データ以外のキー入力データが更に含まれる、ことを特徴とする連係動作方法である。
この連係動作方法では、動作モード判定工程において、ホスト部が、定期的に発生する所定イベントが発生するたびに、エンジン部が前記アプリケーションを実行しているエンジンモード状態であり、かつ、エンジンモード状態が継続するか否かを判定する。ここで、エンジンモード状態が継続するか否かの判定は、アプリケーションの実行処理よりも優先度が高い着信等のイベント発生に伴う処理を行う必要が生じ、ホスト部が、エンジン部に対してアプリケーションの実行を停止又は一時停止させようとはしていないか否かを判定することによって行われる。
動作モード判定工程における判定が肯定的であった場合には、特定情報通知工程において、所定イベントの発生時点で収集した通信端末装置の少なくとも1つの動作環境情報を含み、当該所定イベントの発生に対応してエンジン部へ通知すべきと予め定められている特定情報を、ホスト部がエンジン部へ通知する。ここで、特定情報には、前回の特定情報通知工程の終了後における、ホスト部に接続されたキー入力装置に利用者によってキー入力されたキー入力データのうち、ホスト部のみが処理するキー入力データ以外のキー入力データが更に含まれるようになっている。このため、特定情報のホスト部からエンジン部への通知に際しては、所定イベントの発生という定期的なタイミングで、ホスト部による収集時点が異なる複数の種類の情報を含む特定情報が、ホスト部からエンジン部へ通知されることが可能となる
この結果、ホスト部からエンジン部への特定情報の通知に伴うエンジン部におけるデータ受信処理は、所定イベントの発生ごとのみに行われ、特定情報に含まれる情報の種類ごとに、エンジン部がデータ受信処理を行わずに済む。したがって、本発明の連係動作方法によれば、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部とを備える構成において、装置全体をコンパクトに構築しつつ、エンジンプロセッサの負担の増大を抑制することができる。
本発明の連係動作方法では、前記所定イベントが、前記ホスト部が備えるタイマーが前回の前記特定情報通知工程の終了から一定時間が経過したことを検出したことであるとすることができる。この場合には、エンジンモード状態であり、かつ、エンジンモード状態が継続する場合に、当該一定時間の周期で、定期的に、特定情報がホスト部からエンジン部へ通知される。
また、本発明の連係動作方法では、前記動作環境情報には、前記通信端末装置の電源部の状態情報及び時刻情報が含まれることとすることができる。この場合には、エンジン部は、アプリケーションの実行中に電池残量情報及び時刻情報を、表示部に表示する等して、利用者に知らせることができる。
また、本発明の連係動作方法では、前記特定情報には、前回の前記特定情報通知工程の終了後における、前記アプリケーションにおいて利用するセンサとして前記エンジン部による指定が行われたセンサの検出結果が含まれることとすることができる。この場合には、エンジン部は、アプリケーションの実行に際して、当該センサの検出結果を利用することができる。
また、本発明の連係動作方法では、前記動作環境情報には、前記ホスト部が備える無線通信部が通信のために受信する電波の電界強度情報が含まれることとすることができる。この場合には、エンジン部は、アプリケーションの実行中に、基地局からの電波の電界強度情報を、表示部に表示する等して、利用者に知らせることができる。
本発明の通信端末装置は、ホストプロセッサを有し、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と;エンジンプロセッサを有し、前記ホスト部の管理下でアプリケーションを実行するエンジン部と;前記ホスト部及び前記エンジン部に動作電力を供給する電源部と;前記ホストプロセッサに接続されたキー入力装置と;を備え、前記ホスト部は、定期的に発生する所定イベントが発生するたびに、前記エンジン部が前記アプリケーションを実行しているエンジンモード状態であり、かつ、前記エンジンモード状態が継続するか否かを判定し、判定結果が肯定的であった場合に、前記所定イベントの発生時点で収集した少なくとも1つの動作環境情報を含み、前記所定イベントの発生に対応して前記エンジン部へ通知すべきと予め定められている特定情報を、前記エンジン部へ通知し、前記特定情報には、前回の前記特定情報の通知後における、前記キー入力装置に利用者によってキー入力されたキー入力データのうち、前記ホスト部のみが処理するキー入力データ以外のキー入力データが更に含まれる、ことを特徴とする通信端末装置である。
この通信端末装置では、ホスト部が、定期的に発生する所定イベントが発生するたびに、エンジン部が前記アプリケーションを実行しているエンジンモード状態であり、かつ、エンジンモード状態が継続するか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合には、所定イベントの発生時点で収集した通信端末装置の少なくとも1つの動作環境情報を含み、当該所定イベントの発生に対応してエンジン部へ通知すべきと予め定められている特定情報を、ホスト部がエンジン部へ通知する。ここで、特定情報には、前回の特定情報通知後において、ホスト部に接続されたキー入力装置に利用者によってキー入力されたキー入力データのうち、ホスト部のみが処理するキー入力データ以外のキー入力データが更に含まれるようになっている。
すなわち、本発明の通信端末装置では、上述した本発明の連係動作方法を使用することができる。したがって、本発明の通信端末装置によれば、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部を備える構成を採用しつつ、装置全体をコンパクトに構築することができるとともに、エンジン部の負担の増大を抑制することができる。
本発明の通信端末装置では、前記電源部が、電力供給能力の状態を監視し、前記ホスト部へ通知する電源状態監視部を備え、前記動作環境情報には、前記電源部の電力供給能力の状態情報が含まれる構成とすることができる。この場合には、エンジン部は、アプリケーションの実行中に電池残量情報を、表示部に表示する等して、利用者に知らせることができる。
また、本発明の通信端末装置では、前記ホスト部が、前記ホストプロセッサに接続されたタイマーを更に備え、前記所定イベントは、前記タイマーが前回の前記特定情報通知から一定時間が経過したことを検出したことであることとすることができる。この場合には、エンジンモード状態であり、かつ、エンジンモード状態が継続する場合に、当該一定時間の周期で、定期的に、特定情報がホスト部からエンジン部へ通知される。
ここで、前記動作環境情報には、現在時刻情報が含まれることとすることができる。この場合には、エンジン部は、アプリケーションの実行中に時刻情報を、表示部に表示する等して、利用者に知らせることができる。
また、本発明の通信端末装置では、前記ホストプロセッサに接続された少なくとも1つのセンサ手段を更に備え、前記特定情報には、前回の前記特定情報通知工程の終了後における、前記アプリケーションにおいて利用するセンサとして前記エンジン部による指定が行われたセンサの検出結果が含まれることとすることができる。この場合には、エンジン部は、アプリケーションの実行に際して、当該センサの検出結果を利用することができる。
また、本発明の通信端末装置では、前記ホスト部が、外部との通信を行う無線通信部を備え、前記無線通信部が、外部との通信のために受信する電波の電界強度を監視するための電界強度監視部を備え、前記動作環境情報には、前記無線通信部が通信のために受信する電波の電界強度情報が含まれることとすることができる。この場合には、エンジン部は、アプリケーションの実行中に、基地局からの電波の電界強度情報を、表示部に表示する等して、利用者に知らせることができる。
以上説明したように、本発明の連係動作方法によれば、ホストプロセッサを備え、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、エンジンプロセッサを備え、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部とを備える構成において、装置全体をコンパクトに構築しつつ、エンジンプロセッサの負担の増大を抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明の通信端末装置によれば、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部とを備える構成を採用しつつ、装置全体をコンパクトに構築することができるとともに、エンジン部の負担の増大を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る携帯電話装置の前面の外観構成を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る携帯電話装置の側面の外観構成を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る携帯電話装置の背面の外観構成を概略的に示す図である。 図1の携帯電話装置の機能構成を説明するためのブロック図である。 図2のホスト部の記憶部における不揮発性領域の内容を説明するための図である。 図2のエンジン部の記憶部の構成を説明するための図である。 図2のエンジンプロセッサの構成を説明するためのブロック図である。 図2のエンジン部の状態の遷移を説明するための状態遷移図である。 ホスト部とエンジン部とによる定期データ通知に関する連係処理を説明するためのシーケンス図である。 図7の定期通知データ処理を説明するためのフローチャートである。 図7のキー入力データ処理を説明するためのフローチャートである。 変形例を説明するためのシーケンス図である。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図9を参照して説明する。なお、これらの図面においては、同一又は同等の要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1A〜図1C及び図2には、一実施形態に係る通信端末装置である携帯電話装置10の構成が概略的に示されている。この携帯電話装置10は、いわゆるクラムシェル型の折りたたみ可能な携帯電話装置である。ここで、図1Aには携帯電話装置10の展開状態における外観の正面図が示され、図1Bには携帯電話装置10の展開状態における外観の右側面図が示され、図1Cには携帯電話装置10の展開状態における外観の裏面図が示されている。また、図2には、携帯電話装置10の機能ブロック構成が示されている。
図1に示されるように、携帯電話装置10は、第1部分11と、該第1部分11に対して、軸AX1を中心軸として回動可能な第2部分12とを備えている。
第1部分11には、図1Aに示されるように、(a)テンキー、ファンクションキー等の操作キーが配列された操作部21と、(b)通話時に音声を入力するためのマイクロフォン22とが配置されている。また、第1部分11における操作部21の配置面を正面としたときの背面側には、図1Cに示されるように、(c)着信音や案内音を発生させるための案内用スピーカ26Sが配置されている。ここで、操作部21におけるファンクションキーには、長押しにより電源のオン/オフを指令し、通常の押下により、通話状態においては終話及び待ち受け画面表示状態への遷移、並びに、後述するエンジン部40においてアプリケーションが実行されている場合には当該アプリケーションの一時停止を指令するためのキー(以下「終話キー」と呼ぶ)等のホスト専用キーが含まれている。
第2部分12には、図1Aに示されるように、(d)操作案内、動作状況、受信メッセージ、後述する撮像部29による撮像結果、エンジンアプリケーションによる画像等を表示するメイン表示部25Mと、(e)通話時に通信相手から送られてきた音声信号を再生するスピーカ26Mと、(f)利用者に注意を喚起するためのLED(Light Emitting Diode)27とが配置されている。また、第2部分12におけるメイン表示部25Mの表示面を正面としたときの背面側には、図1Cに示されるように、(g)補助的な表示を行うサブ表示部25Sと、(h)結像光学系の視野内の像を撮像する撮像部29とが配置されている。
また、図2に示されるように、携帯電話装置10は、(i)着信時に携帯電話装置10を振動させて着信を利用者に通知するためのバイブレータ24と、(j)携帯電話装置10に作用している加速度及び携帯電話装置10の姿勢を検出するための加速度・姿勢センサ28を更に備えている。これらのバイブレータ24及び加速度・姿勢センサ28は、携帯電話装置10の内部に配置されている。
また、携帯電話装置10は、(k)通信機能等の携帯電話装置としての基本機能を果たすためのホスト部30と、(l)エンジンアプリケーションの実行を行うエンジン部40とを備えている。これらのホスト部30及びエンジン部40は、携帯電話装置10の内部に配置されている。
また、携帯電話装置10は、その内部に、(m)上述した各要素に動作用電力を供給する電源部60を備えている。この電源部60は、電源として電池を含むとともに、電池の残量を検出する電池残量センサ60Sを含んでいる。なお、図2においては、電源部60からの動作電力供給経路の図示を省略している。
ホスト部30は、携帯電話装置10の全体を統括制御するホストプロセッサ31と、アンテナ33を介して通信信号の送受信を行うための無線通信部32と、計時動作を行い、周期的にホストプロセッサ31へ向けて予め指定された時間(以下、「指定時間」という)が経過するごとにその旨を通知するタイマー34と、プログラムやデータを格納する記憶部35とを備えている。ここで、無線通信部32及び記憶部35はホストプロセッサ31に接続されている。また、ホストプロセッサ31には、上述した操作部21、マイクロフォン22、案内用スピーカ26S、LED27、サブ表示部25S及びバイブレータ24も接続されている。さらに、ホストプロセッサ31には、上述した電池残量センサ60Sも接続されており、ホストプロセッサ31は、電池残量センサ60Sの検出結果を読み取り可能となっている。
ホストプロセッサ31には、中央処理装置(CPU)機能、デジタル信号プロセッサ(DSP)機能が搭載されている。そして、ホストプロセッサ31が、記憶部35に格納されたホスト用プログラム38(図3参照)を読み出して実行することにより、通信機能動作等の基本機能動作や、エンジン部40との間における様々なデータのやりとりが行われる。
無線通信部32は、無線送受信素子に加えて、移動通信網の基地局からの電波の電界強度を検出する電界強度センサ32Sを備えている。ホストプロセッサ31は、電界強度センサ32Sの検出結果を読み取り可能となっている。
記憶部35は、様々なデータを一時的に記憶するための揮発性領域36と、プログラム等を恒久的に記憶するための不揮発性領域37とを備えている。揮発性領域36は、動作電力が供給されなくなると記憶内容が保証されなくなる揮発性記憶素子により構成されている。また、不揮発性領域37は、動作電力が供給されなくなっても記憶内容が保証される不揮発性記憶素子により構成されている。ここで、不揮発性領域37には、図3に示されるように、上記のホスト用プログラム38に加えて、エンジン部40において実行されるエンジン統括制御プログラム390、エンジンアプリケーション391,392,…が格納されている。
図2に戻り、エンジン部40は、エンジン部40の全体を統括制御するエンジンプロセッサ41と、エンジンプロセッサ41が実行するプログラムやデータを記憶部42とを備えている。ここで、記憶部42は、エンジンプロセッサ41に接続されている。また、エンジンプロセッサ41には、上述したメイン表示部25M及びスピーカ26Mが接続されている。
記憶部42は、動作電力が供給されなくなると記憶内容が保証されなくなる揮発性記憶素子により構成されている。ここで、記憶部42には、図4に示されるように、上述したエンジン統括制御プログラム390が格納されるシステム領域46と、エンジンアプリケーション391,392,…のいずれか1つ以上が格納されるアプリケーション領域47とを備えている。
エンジンプロセッサ41は、図5に示されるように、制御処理部51と、ホストインターフェース部52とを備えている。また、エンジンプロセッサ41は、メイン表示部25Mに供給される表示画像信号MIDとして、ホスト部30からのホスト表示画像信号HID及び制御処理部51からのエンジン表示画像信号EIDのいずれかを選択してメイン表示部25Mへ供給するための表示出力選択部53を備えている。さらに、エンジンプロセッサ41は、スピーカ26Mに供給される音信号MADとして、ホスト部30からのホスト音信号HAD及び制御処理部51からのエンジン音信号EADのいずれかを選択してスピーカ26Mへ供給するための音出力選択部54を備えている。
制御処理部51は、エンジン統括制御プログラム390、の制御のもとでエンジンアプリケーション391,392,…のいずれかを実行する。なお、制御処理部51は、3次元グラフィック処理機能及び音生成処理機能を有しており、上記のエンジンアプリケーション391,392,…のいずれかを実行する際に、3次元グラフィック処理機能及び音生成処理機能を発揮する。
ホストインターフェース部52は、ホスト部30と制御処理部51との間に位置し、ホスト部30との間で授受する各種コマンド及び各種データのバッファリングや各種制御信号の仲立ちを行う。このホストインターフェース部52は、2ポートRAM(Random Access Memory)素子を有している。
ホストインターフェース部52では、2ポートRAM素子の一方のポートにおいて、内部データ信号DT及び内部制御信号CNTにより制御処理部51と接続される。ここで、内部制御信号CNTには、制御処理部51がホストインターフェース部52へ向けて発行する、2ポートRAMからの内部読出指令信号及び2ポートRAM素子への内部書込指令信号等が含まれている。また、内部制御信号CNTには、ホストインターフェース部52が制御処理部51へ向けて発行する、ホスト部30からエンジン部40へ向けてデータが送られたことを示す内部割込信号等が含まれている。
また、ホストインターフェース部52では、2ポートRAM素子の他方のポートにおいて、例えば8ビットパラレルのインターフェースデータ信号IDT及びインターフェース制御信号ICTによりホスト部30と接続される。ここで、インターフェース制御信号ICTには、ホスト部30がホストインターフェース部52へ向けて発行する、2ポートRAM素子からのインターフェース読出指令信号及び2ポートRAMへのインターフェース書込指令信号等が含まれている。また、インターフェース制御信号ICTには、ホストインターフェース部52がホスト部30へ向けて発行する、エンジン部40からホスト部30へ向けてデータが送られたことを示すインターフェース割込信号等が含まれている。
以上のような信号をやりとりすることにより、ホストインターフェース部52を介して、ホスト部30とエンジン部40の間で、必要に応じて付属データを伴う指令及び応答の授受が行われるようになっている。
表示出力選択部53では、ホスト部30からのホスト出力制御信号HCT及び制御処理部51からのエンジン出力制御信号ECTによる指定に応じて、次のようにして、ホスト表示画像信号HID及びエンジン表示画像信号EIDの一方を表示画像信号MIDとして選択して出力する。ここで、ホスト出力制御信号HCTの信号によりホスト画像の優先表示が指定されている場合には、エンジン出力制御信号ECTによる指定にかかわらず、表示出力選択部53は、ホスト表示画像信号HIDを選択して、表示画像信号MIDとして出力する。一方、ホスト出力制御信号HCTによりホスト画像の優先表示が指定されていない場合には、表示出力選択部53は、エンジン出力制御信号ECTによる指定に従って、表示画像信号MIDとして、ホスト表示画像信号HID及びエンジン表示画像信号EIDの一方を選択する。
すなわち、表示出力選択部53では、ホスト出力制御信号HCTによりホスト画像の優先表示が指定されておらず、かつ、エンジン出力制御信号ECTによりエンジン画像の表示が指定されている場合には、エンジン表示画像信号EIDを選択して、表示画像信号MIDとして出力する。また、表示出力選択部53では、ホスト出力制御信号HCTによりホスト画像の優先表示が指定されておらず、かつ、エンジン出力制御信号ECTによりエンジン画像の表示が指定されていない場合には、表示出力選択部53は、ホスト表示画像信号HIDを選択して、表示画像信号MIDとして出力する。
音出力選択部54では、上述した表示出力選択部53と同様にして、ホスト出力制御信号HCT及びエンジン出力制御信号ECTによる指定に応じて、ホスト音信号HAD及びエンジン音信号EADの一方を音信号MADとして選択して出力する。すなわち、ホスト出力制御信号HCTによりホスト音の優先出力が指定された場合には、エンジン出力制御信号ECTによる指定にかかわらず、音出力選択部54は、ホスト音信号HADを選択して、音信号MADとして出力する。また、ホスト出力制御信号HCTによりホスト音の優先出力が指定されておらず、かつ、エンジン出力制御信号ECTによるエンジンアプリケーション音出力が指定されている場合には、音出力選択部54は、エンジン音信号EADを選択して、音信号MADとして出力する。
次に、上記のように構成された携帯電話装置10のエンジン部40における状態の遷移について、主に図6を参照して説明する。なお、図6におけるアイドル状態S1とは、初期化直後の状態である。また、レディ状態S2とは、上述したエンジン統括制御プログラム390が制御処理部51において実行され、かつ、記憶部42のアプリケーション領域47に何等のアプリケーションも格納されていない状態である。また、アプリケーションロード済み状態S3とは、記憶部42のアプリケーション領域47に何等かのアプリケーションも格納され、かつ、当該アプリケーションのいずれもが実行又は一時停止されていない状態である。また、アプリケーション動作状態S4とは、記憶部42のアプリケーション領域47に格納されたアプリケーションの1つ以上が制御処理部51において実行されている状態である。また、アプリケーション一時停止状態S5とは、1つ以上のアプリケーションが一時停止され、かつ、何等のアプリケーションも制御処理部51において実行されていない状態である。
携帯電話装置10の電源がオンされると、ホスト部30が初期化されるとともに、エンジン部40への動作用電力及び動作用基本クロックの供給が開始される。この動作用電力及び動作用基本クロックの供給が開始されると、エンジン部40では、制御処理装置51が初期化動作を行い、図6に示されるように、アイドル状態S1となる。なお、エンジン部40では、ホスト部30からのリセット指令信号RSTが発行されたことを検出した場合にも、制御処理部51が初期化動作を行うようになっている。
なお、ホスト部30が初期化されると、ホスト部30は、ホスト出力制御信号HCTによりホスト画像の優先出力を指定する。この結果、アイドル状態S1では、メイン表示部25M及びスピーカ26Mがホスト部30による制御を受けるホストモードの状態となる。
以上のようにして、エンジン部40の初期化が行われた後、エンジン部40へのエンジン統括制御プログラム390のロードから実行開始までの初期ロード処理が行われると、エンジン部40が、レディ状態S2となる。この初期ロード処理では、ホスト部30からエンジン部に対して、エンジン統括制御プログラム390を付属データとする初期プログラムロード命令、及び、付属データ無しのエンジン統括制御プログラムの実行開始命令が発行される。
レディ状態S2において、エンジンアプリケーション39jのロード処理が行われ、記憶部42のアプリケーション領域47にエンジンアプリケーション39jがロードされると、エンジン部40がアプリケーションロード済状態S3となる。なお、アプリケーションロード済状態S3においてエンジンアプリケーション39jのロード処理がなされた場合には、エンジン部40の状態としてはアプリケーションロード済状態S3が維持される。また、アプリケーション一時停止状態S5においてエンジンアプリケーション39jのロード処理がなされた場合には、エンジン部40の状態としてはアプリケーション一時停止状態S5が維持される。
記憶部42のアプリケーション領域47にロードされたエンジンアプリケーション39jは、エンジンアプリケーション39jの識別子を付属データとするアプリケーションアンロード命令のホスト部30による発行処理を含むアプリケーションアンロード処理により、アプリケーション領域47からアンロードされる。エンジンアプリケーション39jのアンロード処理がアプリケーションロード済状態S3において行われ、記憶部42のアプリケーション領域47に何等のアプリケーションも格納されていない状態となると、エンジン部40の状態が、アプリケーションロード済状態S3からレディ状態S2に遷移する。これに対して、アプリケーションロード済状態S3においてエンジンアプリケーション39jのアンロード処理がなされたが、記憶部42のアプリケーション領域47に何等かのアプリケーションが格納されている状態である場合には、エンジン部40の状態としてはアプリケーションロード済状態S3が維持される。また、アプリケーション一時停止状態S5においてエンジンアプリケーション39jのアンロード処理がなされた場合には、エンジン部40の状態としてはアプリケーション一時停止状態S5が維持される。なお、アプリケーション一時停止状態S5では、一時停止しているアプリケーションをアンロードすることはできない。
記憶部42のアプリケーション領域47にロードされたエンジンアプリケーション39jは、エンジンアプリケーション39jの識別子を付属データとするアプリケーション実行開始命令のホスト部30による発行処理を含むアプリケーション実行開始処理により、エンジン統括制御プログラム390による管理のもとで実行を開始する。エンジンアプリケーション39jの実行開始処理が、エンジン部40の状態がアプリケーションロード済状態S3である場合に行われ、エンジンアプリケーション39jの実行が開始された場合には、エンジン部40の状態が、アプリケーションロード済状態S3からアプリケーション動作状態S4に遷移する。また、アプリケーション一時停止状態S5においてエンジンアプリケーション39jの実行開始処理が行われると、エンジン部40の状態が、アプリケーション一時停止状態S5からアプリケーション動作状態S4に遷移する。一方、エンジン部40において既に他のアプリケーションが実行されているアプリケーション動作状態S4においてエンジンアプリケーション39jの実行開始処理が行われた場合には、エンジン部40の状態は、既にアプリケーション動作状態S4となっているので、エンジンアプリケーション39jの実行が開始されても、エンジン部40における状態遷移は起こらない。
なお、アプリケーション動作状態S4への遷移に際して、ホスト部30が、ホスト出力制御信号ECTにより、表示出力選択部53及び音出力選択部54に対して、ホスト画像及びホスト音の優先出力の解除指令を行う。一方、エンジン部40は、エンジン出力制御信号ECTにより、表示出力選択部53及び音出力選択部54に対して、アプリケーションによる画像及び音の選択指令を行う。この結果、アプリケーション動作状態S4においては、上述の状態S1〜S3のようにホスト部30がメイン表示部25M及びスピーカ26Mを制御するホストモードではなく、エンジン部40がメイン表示部25M及びスピーカ26Mを制御するエンジンモードとなる。
実行中のエンジンアプリケーション39jは、エンジンアプリケーション39jの識別子を付属データとするアプリケーション停止命令のホスト部30による発行処理を含むアプリケーション停止処理により、停止する。この停止処理により、エンジン部40において実行されているアプリケーションが存在しなくなり、かつ、一時停止中のアプリケーションが存在しないと、エンジン部40の状態が、アプリケーション動作状態S4からアプリケーションロード済状態S3に遷移する。この結果、エンジンモードからホストモードに変化する。また、アプリケーション動作状態S4ではあるが、他のアプリケーションが一時停止している場合に、エンジンアプリケーション39jの停止処理が行われた結果として、エンジン部40において実行されているアプリケーションが存在しなくなると、エンジン部40の状態が、アプリケーション動作状態S4からアプリケーション一時停止状態S5に遷移する。一方、エンジンアプリケーション39jの実行が停止されても、エンジン部40において他のアプリケーションが実行されている場合には、エンジン部40における状態遷移は起こらない。
また、一時停止中のエンジンアプリケーション39jも、エンジンアプリケーション39jの識別子を付属データとするアプリケーション停止命令のホスト部30による発行処理を含むアプリケーション停止処理により、停止する。このアプリケーション停止処理が、アプリケーション一時停止状態S5において行われ、一時停止中のアプリケーションが存在しなくなると、エンジン部40の状態が、アプリケーション一時停止状態S5からアプリケーションロード済状態S3に遷移する。一方、アプリケーション一時停止状態S5において一時停止中のエンジンアプリケーション39jの停止処理によりエンジンアプリケーション39jが停止されても他の一時停止中のアプリケーションが存在している場合には、エンジン部40における状態遷移は起こらない。
実行中のエンジンアプリケーション39jは、エンジンアプリケーション39jの識別子を付属データとするアプリケーション一時命令のホスト部30による発行処理を含むアプリケーション一時処理により、一時停止する。この一時停止処理によりエンジンアプリケーション39jの実行が一時停止され、動作中のアプリケーションが存在しなくなると、エンジン部40の状態が、アプリケーション動作状態S4からアプリケーション一時停止状態S5に遷移する。一方、エンジンアプリケーション39jの一時停止処理によりエンジンアプリケーション39jの実行が一時停止されても、動作中のアプリケーションが存在している場合には、エンジン部40の状態は、変化しない。
なお、アプリケーション一時停止状態S5においては、エンジン部40は、エンジン出力制御信号ECTによる表示出力選択部53及び音出力選択部54に対する、アプリケーションによる画像及び音の選択指令を行わない。この結果、アプリケーション一時停止状態S5においては、上述の状態S1〜S3の場合と同様にホストモードとなる。
一時停止中のエンジンアプリケーション39jは、エンジンアプリケーション39jの識別子を付属データとするアプリケーション再開命令のホスト部30による発行処理を含むアプリケーション再開処理により、再開する。このアプリケーション再開処理が、アプリケーション一時停止状態S5において行われると、エンジン部40の状態が、アプリケーション一時停止状態S5からアプリケーション動作状態S4に遷移する。この結果、ホストモードからエンジンモードに変化する。一方、アプリケーション動作状態S4においてエンジンアプリケーション39jの再開処理によりエンジンアプリケーション39jの実行が再開された場合には、エンジン部40の状態は、変化しない。
以上のようにして、ホスト部30によりエンジン部40の動作を管理しつつ、ホスト部30とエンジン部40とが連係して動作する。そして、エンジン部40において、エンジン統括制御プログラム390の制御のもとで、エンジンアプリケーションが適切に実行される。
次に、上記のように構成された携帯電話装置10におけるホスト部30とエンジン部40との連係動作について、主に、エンジン統括制御プログラム390、エンジンアプリケーション391,392,…以外の情報データのホスト部30からエンジン部40への通知に着目して、図7〜図9を参照して説明する。ここで、図7は、当該連係処理の手順が示されたシーケンス図である。
なお、エンジン部40においては、エンジンアプリケーションが実行されるが、当該実行エンジンアプリケーションは、加速度・姿勢センサ28を利用しないものであるとして、以下の説明を行う。
図7に示されるように、前回のエンジン部40への定期的なデータ通知用の指定時間(例えば、0.5秒)の経過から、キーボード入力されずに、当該指定時間が経過したことがタイマー34から通知されると、ホスト用プログラム38を実行しているホストプロセッサ31では、ステップS10において、定期通知データ処理が実行されている。このステップS10では、図8に示されるように、まず、ステップS21において、エンジン部40の状態が上述したアプリケーション動作状態S4、すなわち、エンジンモードであり、かつ、アプリケーションの実行処理よりも優先度が高い着信等のイベント発生に伴う処理を行う必要が生じたことにより、エンジン部40に対してアプリケーションの実行を一時停止させようとはしていないか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合には、ステップS10の処理は終了する。
ステップS21における判定結果が肯定的であった場合には、処理はステップS22へ移行する。このステップS22では、後述するキー入力処理により、エンジン部40へ通知すべきキー入力データがキー入力データバッファ内に存在するか否かが判定される。この段階では、キーボード入力されないまま、エンジン部40への定期的なデータ通知用の指定時間が経過したので、否定的な判定がなされ、処理はステップS24へ移行する。
ステップS24において、ホストプロセッサ31は、電池残量センサ60Sからその検出結果である電池残量値を読み出す。引き続き、ステップS25において、ホストプロセッサ31は、電界強度センサ32Sからその検出結果である電界強度値を読み出す。
次に、ステップS26において、ホストプロセッサ31は、定期通知データを作成する。この段階では、エンジン部40へ通知すべきデータが、電池残量値データ及び電界強度値データで、これらのデータから構成される定期通知データを作成する。こうして定期通知データが作成されると、ステップS10の処理が終了する。なお、本実施形態においては、定期通知データの作成に際して、電池残量センサ60Sから読み出した値を電池残量値データとするとともに、電界強度センサ32Sから読み出した値を電界強度値としている。
図7に戻り、ステップS10の処理が終了すると、ホストプロセッサ31は、作成された定期通知データをエンジン部40へ通知する。この通知に際して、ホストプロセッサ31は、定期通知データを付属データとする定期データ通知をエンジン部40へ向けて送る。この際、ホスト部30は、定期通知データを付属データとする定期データ通知を送信データとして、インターフェースデータ信号IDTに反映させつつ、インターフェース制御信号ICTにおけるインターフェース書込信号を発行して、順次エンジン部40へ向けて送る。
この定期データ通知を受けたエンジン部40では、ホストインターフェース部52の2ポートRAM内に、これらのデータを格納する。そして、ホストインターフェース部52は、ホスト部30からデータを受けたことを、内部制御信号CNTにおける内部割込信号により、制御処理部51で実行中のエンジン統括制御プログラム390へ通知する。
この通知を受けたエンジン統括制御プログラム390は、まず、ホスト部30から受信したデータにおけるコマンド種別又は応答種別が指定されているヘッダ部分を、内部制御信号CNTにおける内部読込信号を発行して、ホストインターフェース部52の2ポートRAMから読み出す。引き続き、エンジン統括制御プログラム390は、読み出したヘッダ部分の内容を解析し、ヘッダ部分の内容が定期データ通知であることを認識する。
次に、エンジン統括制御プログラム390は、定期データ通知の付属データとしてホスト部30から送られてきた定期通知データを、内部制御信号CNTにおける内部読込信号を発行して、ホストインターフェース部52の2ポートRAMから読み出す。こうして、定期通知の読み出しが終了すると、エンジン統括制御プログラム390は、電池残量値データに基づいて、利用者に電池残量を通知するためのシンボル図形を決定するとともに、電界強度値データに基づいて、利用者に電界強度を通知するためのシンボル図形を用意する。そして、実行中のエンジンアプリケーションから表示の依頼を受けた画像の所定の位置上にこれらのシンボル図形を重ねた画像を作成し、メイン表示部25Mへ向けて送る。この結果、電池残量を表すシンボル図形及び電界強度を表すシンボル図形を含むエンジンアプリケーション実行中の画像がメイン表示部25Mに表示される。
以上の様にして定期通知データがエンジン部40に通知された後、指定時間が経過する前に、利用者により操作部21のキーが押下されると、キー入力データが操作部21からホストプロセッサ31へ通知される。こうしてキー入力データが通知されると、ステップS12において、ホストプロセッサ31がキー入力データ処理を行う。
ステップS12では、図9に示されるように、まず、ステップS31において、ホストプロセッサ31が、受信したキー入力データが、上述した終話キー等のホスト専用キーでの操作に伴うキー入力データ(以下、「ホスト専用キー入力データ」と呼ぶ)であるか否かを判定する。この判定結果が肯定的であった場合には、処理はステップS33へ移行する。
このステップS33では、受信したホスト専用キー入力データに応じた処理を、ホスト部30が行う。例えば、ホスト専用キー入力データが上述した終話キーの通常の押下によるものであり、かつ、携帯電話装置10がホストモード動作をしている場合には、通話中であれば終話処理を行い、通話以外の動作を行っていたときには、その動作を中止し、待ち受け画面表示状態に移行する処理を行う。また、ホスト専用キー入力データが上述した終話キーの通常の押下によるものであり、かつ、携帯電話装置10がエンジンモード動作をしている場合には、上述したアプリケーション一時停止命令を発行する。その後、ステップS12の処理が終了する。
ステップS31における判定結果が否定的であった場合には、処理はステップS32へ移行する。このステップS32では、ホストプロセッサ31が、エンジン部40の状態が上述したアプリケーション動作状態S4、すなわち、エンジンモードであり、かつ、アプリケーションの実行処理よりも優先度が高い着信等のイベント発生に伴う処理を行う必要が生じたことにより、エンジン部40に対してアプリケーションの実行を一時停止させようとはしていないか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合には、処理はステップS34へ移行する。
ステップS34では、受信したホスト専用キー入力データ以外のキー入力データ(以下、「通常キー入力データ」と呼ぶ)に応じたホスト部独自の処理を、ホストプロセッサ31が行う。例えば、受信した通常キー入力データが発信先の電話番号を利用者が指定するためのキー入力データである場合には、ホスト部は、受信した通常キー入力データが当該意味を有したキー入力データであると認識し、その認識結果に応じた処理(例えば、メイン表示部25Mへの電話番号指定入力結果の表示処理等)を行う。その後、ステップS12の処理が終了する。
ステップS32における判定結果が肯定的であった場合には、処理はステップS35へ移行する。このステップS35では、ホストプロセッサ31が、受信したキー入力データを、キー入力データバッファ内に格納する。その後、ステップS12の処理が終了する。
図7に戻り、キー入力データの発生後、前回のエンジン部40への定期的なデータ通知用の指定時間の経過から、再び当該指定時間が経過したことがタイマー34から通知されると、ホスト用プログラム38を実行しているホストプロセッサ31では、ステップS10’において、定期通知データ処理が実行されている。このステップS10’では、図8に示されるように、まず、上述したステップS10の場合と同様に、ステップS21及びステップS22が実行される。この段階では、エンジン部40への定期的なデータ通知用の指定時間が経過前にキーボード入力されたので、ステップS22において肯定的な判定がなされ、処理はステップS23へ移行する。
ステップS23においては、ホストプロセッサ31が、キー入力データバッファからキー入力データを読み出す。この結果、キー入力データバッファ内には、未読のキー入力データが存在しなくなる。引き続き、上述したステップS10の場合と同様に、ホストプロセッサ31は、ステップS24において電池残量センサ60Sからその検出結果である電池残量値を読み出し、ステップS25において電界強度センサ32Sからその検出結果である電界強度値を読み出す。
次に、ステップS26において、ホストプロセッサ31は、定期通知データを作成する。この段階では、エンジン部40へ通知すべきデータとしては、キー入力データ、電池残量値データ及び電界強度値データなので、これらのデータから構成される定期通知データを作成する。こうして定期通知データが作成されると、ステップS10’の処理が終了する。
図7に戻り、ステップS10’の処理が終了すると、ホストプロセッサ31は、作成された定期通知データをエンジン部40へ通知する。この通知に際しては、上述したステップS10で作成された定期通知データの場合と同様にして、定期通知データを付属データとする定期データ通知がエンジン部40へ送られ、エンジン部40により受信される。
この定期データ通知を受けたエンジン部40では、上述したステップS10で作成された定期通知データの場合と同様にして、エンジン統括制御プログラム390が定期通知データを取得する。引き続き、エンジン統括制御プログラム390は、実行中のエンジンアプリケーションへ、読み出されたキー入力データを通知する。このキー入力データを受けたエンジンアプリケーションは、当該キー入力データに応じた処理を行う。なお、キー入力データを読み出した時点で、制御処理部51で複数のアプリケーションが実行中であった場合には、エンジン統括制御プログラム390は、フォアグラウンドで実行されているアプリケーションへ、読み出されたキー入力データを通知する。
また、エンジン統括制御プログラム390は、キー入力データの実行中エンジンアプリケーションへの通知と相前後して又は並行して、上記と同様にして、電池残量値データに基づいて、利用者に電池残量を通知するためのシンボル図形を決定するとともに、電界強度値データに基づいて、利用者に電界強度を通知するためのシンボル図形を用意する。そして、実行中のエンジンアプリケーションから表示の依頼を受けた画像の所定の位置上にこれらのシンボル図形を重ねた画像を作成し、メイン表示部25Mへ向けて送る。この結果、電池残量を表すシンボル図形及び電界強度を表すシンボル図形を含むエンジンアプリケーション実行中の画像がメイン表示部25Mに表示される。
上記のようにして、ホスト部30からエンジン部40へ、操作部21からのキー入力データ、電池残量センサ60Sの検出結果データ及び電界強度センサ32Sの検出結果データという複数種類のデータを定期通知データとして、定期的にまとめて通知される。
以上説明したように、本実施形態では、タイマー34の計時動作による指定時間の経過という定期的に発生するイベントが発生するたびに、ホスト部は、エンジン部40がエンジンアプリケーションを実行しているエンジンモード状態であり、かつ、エンジンモード状態が継続するか否かを判定する。この判定結果が肯定的であった場合には、ホスト部30は、前回の通知後にホスト部30が収集し、かつ、エンジン部40へ定期的に通知すべき情報を、エンジン部40へ通知する。この結果、指定時間の経過というイベントの発生という定期的なタイミングで、電池残量情報、電界強度情報及び必要に応じてキー入力情報という複数の種類の情報を含む定期通知データが、ホスト部30からエンジン部40へ通知される。

このため、エンジン部40は、エンジンアプリケーションの実行中には、ホスト部30からエンジン部40への特定の情報の通知に伴うエンジン部40におけるデータ受信処理を、複数の種類の情報の発生ごとに行う必要がない。したがって、本実施形態によれば、外部との通信に関連する処理を行うホスト部30と、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部40とを備える構成において、装置全体をコンパクトに構築することができるとともに、エンジンプロセッサ41の負担の増大を抑制することができる。
なお、上記の実施形態では、電池残量情報として、電池残量センサ60Sの検出値そのものをホスト部30からエンジン部40へ通知することとした。これに対して、電池残量情報として、電池残量センサ60Sの検出値を複数段階に段階分けした場合の段階値情報、又は、表示すべきシンボル図形の画像情報を、ホスト部30からエンジン部40へ通知するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、電界強度情報として、電界強度センサ32Sの検出値そのものをホスト部30からエンジン部40へ通知することとした。これに対して、電界強度情報として、電界強度センサ32Sの検出値を複数段階に段階分けした場合の段階値情報、又は、表示すべきシンボル図形の画像情報を、ホスト部30からエンジン部40へ通知するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、定期通知データに電池残量情報、電界強度情報及び必要に応じてキー入力データを含ませることとした。これに対して、定期通知データに時刻情報を含ませることもできる。また、実行中のエンジンアプリケーションが加速度・姿勢センサ28の検出結果を利用するものであり、エンジン部40からホスト部30に対して加速度・姿勢センサ28の利用要求がなされている場合には、定期通知データに、ホスト30が収集した加速度・姿勢センサ28の検出結果を含ませることもできる。
また、上記の実施形態では、指定時間の経過という定期的に発生するイベントの発生により、ホスト部30からエンジン部40へ定期データ通知をすることとしたが、この通知のトリガとなる定期的に発生するイベントとしては、適切な間隔で周期的に発生するイベントであれば、指定時間の経過以外のものであってもよい。
また、上記の実施形態では、ホスト部30からの定期データ通知に対して、エンジン部40(より詳しくは、エンジン統括制御プログラム390)は応答を返送しないこととした。これに対して、図10に示されるように、ホスト部30からの定期データ通知に対して、エンジン部40が応答を返送するようにすることもできる。
また、ホストプロセッサ40は1つのプロセッサとすることもできるし、通信用プロセッサ及びアプリケーション統括用プロセッサの2プロセッサ構成とし、上記の実施形態におけるエンジン部40の制御をアプリケーション統括用プロセッサに行わせることとすることもできる。
また、上記の実施形態では、表示出力選択部53及び音出力選択部54がエンジンプロセッサ41に内蔵されることとしたが、少なくとも一方をエンジンプロセッサ41の外に配置することもできる。
また、上記の実施形態では、ホストインターフェース部52が2ポートRAMを備えることとしたが、ホスト部30とのインターフェーシングを図ることができる構成であれば、任意の構成とすることができる。
また、上記の実施形態では、アプリケーション動作状態S4においては、アプリケーションロード処理及びアプリケーションアンロード処理を行わないこととした。これに対して、これらの処理をアプリケーション動作状態S4においても行えるようにすることもできる。
また、上記の実施形態では、アプリケーション一時停止処理についてはリトライを行わないこととしたが、アプリケーション一時停止処理についても、リトライを行うようにすることもできる。
また、上記の実施形態では、携帯電話装置をクラムシェル型としたが、ストレート型、レボルバ型、スライド型等の携帯電話装置についても本発明を適用することができる。
また、上記の実施形態では、本発明を携帯電話装置に適用したが、他の通信端末装置に本発明を適用することができるのは、勿論である。
以上説明したように、本発明の連係動作方法は、ホストプロセッサを備え、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、エンジンプロセッサを備え、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部との連係動作に適用することができる。
また、本発明は、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、ホスト部の管理下で所定の機能を実行するエンジン部とを備える通信端末装置に適用することができる。


Claims (9)

  1. 外部との通信に関連する処理を行うホスト部と、前記ホスト部の管理下でアプリケーションを実行するエンジン部とが、通信端末装置において連係して動作する連係動作方法であって、
    前記ホスト部が、定期的に発生する所定イベントが発生するたびに、前記エンジン部が前記アプリケーションを実行しているエンジンモード状態であり、かつ、前記エンジンモード状態が継続するか否かを判定する動作モード判定工程と;
    前記動作モード判定工程における判定結果が肯定的であった場合に、前記所定イベントの発生時点で収集した前記通信端末装置の少なくとも1つの動作環境情報を含み、前記所定イベントの発生に対応して前記エンジン部へ通知すべきと予め定められている特定情報を、前記ホスト部が前記エンジン部へ通知する特定情報通知工程と;を備え
    前記特定情報には、前回の前記特定情報通知工程の終了後における、前記ホスト部に接続されたキー入力装置に利用者によってキー入力されたキー入力データのうち、前記ホスト部のみが処理するキー入力データ以外のキー入力データが更に含まれる、
    ことを特徴とする連係動作方法。
  2. 前記所定イベントは、前記ホスト部が備えるタイマーが前回の前記特定情報通知工程の終了から一定時間が経過したことを検出したことである、ことを特徴とする請求項1に記載の連係動作方法。
  3. 前記動作環境情報には、前記通信端末装置の電源部の状態情報及び時刻情報が含まれる、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の連係動作方法。
  4. 前記特定情報には、前回の前記特定情報通知工程の終了後における、前記アプリケーションにおいて利用するセンサとして前記エンジン部による指定が行われたセンサの検出結果が含まれる、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の連係動作方法。
  5. 前記動作環境情報には、前記ホスト部が備える無線通信部が通信のために受信する電波の電界強度情報が含まれる、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の連係動作方法。
  6. ホストプロセッサを有し、外部との通信に関連する処理を行うホスト部と;
    エンジンプロセッサを有し、前記ホスト部の管理下でアプリケーションを実行するエンジン部と;
    前記ホスト部及び前記エンジン部に動作電力を供給する電源部と;
    前記ホストプロセッサに接続されたキー入力装置と;を備え、
    前記ホスト部は、定期的に発生する所定イベントが発生するたびに、前記エンジン部が前記アプリケーションを実行しているエンジンモード状態であり、かつ、前記エンジンモード状態が継続するか否かを判定し、判定結果が肯定的であった場合に、前記所定イベントの発生時点で収集した少なくとも1つの動作環境情報を含み、前記所定イベントの発生に対応して前記エンジン部へ通知すべきと予め定められている特定情報を、前記エンジン部へ通知し、
    前記特定情報には、前回の前記特定情報の通知後における、前記キー入力装置に利用者によってキー入力されたキー入力データのうち、前記ホスト部のみが処理するキー入力データ以外のキー入力データが更に含まれる、
    ことを特徴とする通信端末装置。
  7. 前記ホスト部は、前記ホストプロセッサに接続されたタイマーを更に備え、
    前記所定イベントは、前記タイマーが前回の前記特定情報通知から一定時間が経過したことを検出したことである、ことを特徴とする請求項6に記載の通信端末装置。
  8. 前記ホストプロセッサに接続された少なくとも1つのセンサ手段を更に備え、
    前記特定情報には、前回の前記特定情報通知工程の終了後における、前記アプリケーションにおいて利用するセンサとして前記エンジン部による指定が行われたセンサの検出結果が含まれる、ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の通信端末装置。
  9. 前記ホスト部は、外部との通信を行う無線通信部を備え、
    前記無線通信部は、外部との通信のために受信する電波の電界強度を監視するための電界強度監視部を備え、
    前記動作環境情報には、前記無線通信部が通信のために受信する電波の電界強度情報が含まれる、ことを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載の通信端末装置。
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