以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、この発明の半導体装置の第1実施形態としてのショットキーゲート電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面図である。
この第1実施形態は、半導体層100とこの半導体層100の表面100A上に形成されたショットキー電極である第1の電極としてのゲート電極1と、半導体層100の表面100A上に形成されたオーミック電極である第2の電極としてのドレイン電極2を備える。ゲート電極1とドレイン電極2とは、半導体層100の表面100A上で所定の間隔を隔てている。また、ドレイン電極2の反対側の半導体層100の表面100A上には、ゲート電極1に対して所定の間隔を隔ててソース電極(図示せず)が形成されている。
上記第1の電極から第2の電極までの間隔は5〜10μmがより望ましい。
上記ゲート電極1は、例えば、WN(窒化タングステン)/Auを積層して作製される金属電極であってもよく、Ptを主原料とする金属電極の一例としてのTi/Pt/Au膜としてもよく、Ti/Au膜であってもよい。また、ドレイン電極2,ソース電極は、一例として、Ti/Al/Auを積層して作製される金属電極としてもよい。また、半導体層100は、例えば、GaAs層、AlGaAs層、GaN層、AlGaN層、SiC層などのIII−V族半導体層で作製される。
図1に示すように、ゲート電極1に対向すると共に半導体層100と接するドレイン電極2の直線状のエッジ2Cが延在している方向を第1の方向としてのX軸方向(紙面に垂直な方向)とする。また、半導体層100の層厚さの方向であって、かつX軸方向と直交する方向を第2の方向としてのZ軸方向とする。また、X軸方向とZ軸方向に対して直交する方向を第3の方向としてのY軸方向とする。
そして、図1は、Y軸方向とZ軸方向とに延在するY−Z平面による断面図である。
上記第1の電極としてのゲート電極1のY−Z平面による断面の多角形S1は、ドレイン電極2側の第1の角3と第2の角5と第3の角6を有する。
第1の角3は、内角の2等分線の外向きの延長線L1が半導体層100内に達し、延長線L1は半導体層100の表面100Aへ垂直に投影した線像がゲート電極1とドレイン電極2の間で延在する。この第1の角3の内角θ1は、90°を超えており、鈍角である。一例として、内角θ1は、120°〜150°であり、より具体的には、例えば、135°である。
また、ゲート電極1の断面S1の第2の角5は、内角の2等分線の外向きの延長線L2がドレイン電極2および半導体層100と交差しない。延長線L2は、半導体層100の表面100Aへ垂直に投影した線像がゲート電極1とドレイン電極2との間で延在している。この第2の角5は内角θ2が鋭角であり、例えば、45°である。図1に示すように、第2の角5は、第1の角3よりも半導体層100から離れている。
また、ゲート電極1の断面の多角形S1の第3の角6は、第1の角3と第2の角5とに隣り合っている。この第3の角6は、内角θ3の2等分線の外向きの延長線L3が半導体層100と交差する。この延長線L3を半導体層100の表面100Aへ垂直に投影した線像は、ゲート電極1とドレイン電極2との間で延在する。この第3の角6は、内角θ3が90°を超えており、鈍角である。一例として、内角θ3は、120°〜150°であり、より具体的には、例えば、135°である。
一方、上記第2の電極としてのドレイン電極2は、Y−Z平面による断面形状が長方形になっている。なお、このドレイン電極2の断面形状は、長方形以外に正方形や他の多角形であってもよい。また、この第1実施形態では、ドレイン電極2の上記断面形状は、上記X軸方向(紙面に垂直な方向)に略同じ形状で連続している。
図1に示すように、ゲート電極1の断面の多角形S1は、第3の角6から第2の角5に向かって延在すると共に半導体層100の表面100Aに対して略垂直である垂直辺7を有する。また、ゲート電極1の断面の多角形S1は、第1の角3から第3の角6に延在する斜辺11を有する。また、断面の多角形S1は、この斜辺11の反対側の斜辺12を有する。
なお、この第1実施形態では、ゲート電極1の断面の多角形S1の形状は、上記X軸方向(紙面に垂直な方向)に略同じ形状で連続している。したがって、上記第1の角3,第2の角5,第3の角6は、それぞれ、ゲート電極1のドレイン電極2側の第1,第2,第3の角部を構成する。また、断面の多角形S1の垂直辺7はゲート電極1のドレイン電極2側の垂直面を構成し、斜辺11はゲート電極1のドレイン電極2側の斜面を構成する。
この第1実施形態によれば、ショットキー電極であるゲート電極1はオーミック電極であるドレイン電極2側の第1の角3の内角θ1が90°を超えている。これにより、ゲート電極1とドレイン電極2との間の電界がゲート電極1の第1の角3に集中することを抑制できるので、電極間の耐圧を向上できる。
また、この第1実施形態によれば、ゲート電極1の断面の多角形S1の第2の角5は、内角θ2が鋭角であるが、内角θ2の2等分線の外向きの延長線L2がドレイン電極2および半導体層100と交差しないので、この第2の角5には、ゲート電極1とドレイン電極2との間の電界が集中し難い。これにより、ゲート電極1は、ドレイン電極2側に内角θ2が鋭角である第2の角5を有していても、第2の角5への電界集中を抑制でき、電極間の耐圧低下を回避して、耐圧性能の向上を図れる。
また、この第1実施形態によれば、ゲート電極1の断面の多角形S1は、第1の角3と第2の角5に隣接していて、第1の角3と同様に、内角θ3が鈍角で内角θ3の2等分線の延長線L3が半導体層100に達する第3の角6を有する。この第3の角6と第1の角3とによる2つの鈍角の角部の存在により、ゲート電極1のドレイン電極2側の部分での電界集中をより緩和して、電極間の耐圧をさらに向上できる。
また、ゲート電極1の第3の角6から第2の角5に向かって延在する垂直辺7は、半導体層100の表面100Aに対して略垂直であるので、ゲート電極1とドレイン電極2との間の電界がゲート電極1の角3,5,6に集中することをより抑制でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第1実施形態では、ゲート電極1の断面の多角形S1は、ソース電極(図示せず)側で2つの角8,10を有しこの2つの角8,10の内角を略直角としたが、ゲート電極1の断面の多角形S1のソース電極(図示せず)側の形状をドレイン電極2側の形状と同様の形状としてもよい。また、この第1実施形態は、例えば、GaN系半導体を用いたFET(電界効果トランジスタ)、GaAs系半導体を用いたFETでもよく、その他の半導体を用いたFETでもよい。この第1実施形態は、特にゲート耐圧が求められるGaNヘテロ接合電界効果トランジスタとした場合に特に有効である。
(耐圧シミュレーション1)
ここで、第1実施形態のゲート電極1とドレイン電極2に相当する構造でのゲート電極1とドレイン電極2との間の耐圧シミュレーションを行った。図32に、ゲート電極1とドレイン電極2との間に400(V)を印加した場合の電位分布のシミュレーションの結果を示す。
なお、この耐圧シミュレーションは電圧を徐々に上げていった結果、ブレイクダウンが発生する直前での電界分布を示す。以降のシミュレーションは同様の方法で実施したものを示している。
また、図34に、第1実施形態のゲート電極1の第1の角3の内角θ1と第3の角6の内角θ3との和(θ1+θ3)を270°とした場合において、内角θ1,θ3を135°から増減させた場合の電極1,2間の耐圧(V)の変化を示す。図34に示すように、内角θ1と内角θ3とが略等しいときに、電極間の耐圧が略最大値を示しており、内角θ1と内角θ3との差が大きくなる程、耐圧が低下している。
また、図35に示すように、ゲート電極1に替えて、断面形状において半導体層に接する角の内角θ101が90°であると共に、この90°の角に隣接する角の内角θ102が90°以上のゲート電極(ショットキー電極)331を備える比較例の耐圧シミュレーションを行った。図35は、この比較例のゲート電極331とドレイン電極2との間に200(V)を印加した場合の電位分布のシミュレーションの結果を示す。
図32に示すような第1の実施形態のゲート電極1の構造であっても、第1の角3の内角θ1が90°を超えているので、図35に示すような半導体層と接する角の内角θ101が90°以内のゲート電極331を有した比較例の構造に比べて、電極1の角3への電界集中を抑制できるので、電極間の耐圧が向上できる。
(第2の実施の形態)
次に、図2に、この発明の半導体装置の第2実施形態としてのショットキーゲート電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面図を示す。
この第2実施形態は、ゲート電極1に替えてゲート電極21を備えた点だけが前述の第1実施形態と異なる。よって、この第2実施形態では、第1実施形態と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。
図2に示すように、この第2実施形態のゲート電極21は、Y-Z平面による断面の多角形S2を有する。このゲート電極21の断面の多角形S2は、ドレイン電極2側の第1の角22と第2の角23を有する。また、この断面の多角形S2は、ドレイン電極2とは反対側の内角が略直角の角27,28を有する。
上記第1の角22は、内角の2等分線の外向きの延長線L21が半導体層100内に達し、延長線L21は半導体層100の表面100Aへ垂直に投影した線像がゲート電極21とドレイン電極2の間で延在する。この第1の角22の内角θ21は、90°を超えており、鈍角である。一例として、内角θ21は、120°〜150°であり、より具体的には、例えば、135°である。
また、ゲート電極21の断面の多角形S2の第2の角23は、内角の2等分線の外向きの延長線L22がドレイン電極2および半導体層100と交差しない。この延長線L22は、半導体層100の表面100Aへ垂直に投影した線像がゲート電極21とドレイン電極2との間で延在している。この第2の角23は内角θ22が鋭角であり、例えば、45°である。図2に示すように、第2の角23は、第1の角22に隣り合っていると共に半導体層100から離れている。
図2に示すように、ゲート電極21の断面の多角形S2は、第1の角22から第2の角23に延在する斜辺25を有する。なお、この第2実施形態では、ゲート電極21の断面の多角形S2の形状は、上記X軸方向(紙面に垂直な方向)に略同じ形状で連続している。したがって、上記第1の角22,第2の角23は、それぞれ、ゲート電極21のドレイン電極2側の第1,第2の角部を構成する。また、断面の多角形S2の斜辺25は、ゲート電極21のドレイン電極2側の斜面を構成する。
この第2実施形態によれば、ショットキー電極であるゲート電極21はオーミック電極であるドレイン電極2側の第1の角22の内角θ21が90°を超えている。これにより、ゲート電極21とドレイン電極2との間の電界がゲート電極21の第1の角23に集中することを抑制できるので、電極間の耐圧を向上できる。
また、この第2実施形態によれば、ゲート電極21の断面の多角形S2の第2の角23は、内角θ22が鋭角であるが、内角θ22の2等分線の外向きの延長線L22がドレイン電極2および半導体層100と交差しないので、この第2の角23には、ゲート電極21とドレイン電極2との間の電界が集中し難い。よって、ゲート電極21は、ドレイン電極2側に内角θ22が鋭角である第2の角23を有していても、第2の角23への電界集中を抑制でき、電極間の耐圧低下を回避して、耐圧性能の向上を図れる。
なお、この第2実施形態では、ゲート電極21の断面の多角形S2は、ソース電極(図示せず)側で2つの角27,28を有し、この2つの角27,28の内角を略直角としたが、ゲート電極21の断面の多角形S2のソース電極(図示せず)側の形状をドレイン電極2側の形状と同様としてもよい。
(耐圧シミュレーション2)
ここで、第2実施形態のゲート電極21とドレイン電極2に相当する構造でゲート電極21とドレイン電極2との間の耐圧シミュレーションを行った。図31に、ゲート電極21とドレイン電極2との間に280(V)を印加した場合の電位分布のシミュレーションの結果の一例を示す。
一方、図29に示すように、ゲート電極1に替えて断面形状が長方形のゲート電極(ショットキー電極)311を備える比較例の耐圧シミュレーションを行った。図29は、この比較例のゲート電極311とドレイン電極2との間に150(V)を印加した場合の電位分布のシミュレーションの結果を示す。
図31,図2に示すような第2の実施形態のゲート電極21の構造であっても、第1の角22の内角θ21が90°を超えているので、第2の角23の内角θ22の内角が鋭角を有していても、図29に示すような断面形状が長方形のゲート電極311の構造に比べ、電極21の角22への電界集中を抑制できるので、電極間の耐圧を向上できる。
(第3の実施の形態)
次に、図3に、この発明の半導体装置の第3実施形態としてのショットキーゲート電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面図を示す。
この第3実施形態は、ゲート電極1に替えてゲート電極31を備えた点だけが前述の第1実施形態と異なる。よって、この第3実施形態では、第1実施形態と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、この第3実施形態のゲート電極31は、Y-Z平面による断面の多角形S3を有する。このゲート電極31の断面の多角形S3は、ドレイン電極2側の第1の角32A,32B,32Cと第2の角33を有する。また、この断面の多角形S3は、ドレイン電極2とは反対側の内角が略直角の角34,35を有する。
上記第1の角32Aは内角の2等分線の外向きの延長線L31Aが半導体層100内へ達し、第1の角32B,32Cは、それぞれ、内角の2等分線の外向きの延長線L31B,L31Cが半導体層100と交差する。この延長線L31A,L31B,L31Cは、半導体層100の表面100Aへ垂直に投影した線像がゲート電極31とドレイン電極2の間で延在する。この第1の角32A,32B,32Cの内角θ31A,θ31B,θ31Cは、90°を超えており、鈍角である。
一例として、内角θ31A,内角θ31Cは、120°〜150°であり、より具体的には、例えば、135°である。また、一例として、内角θ31Bは、210°〜240°であり、より具体的には、例えば、225°である。
また、ゲート電極31の断面の多角形S3の第2の角33は、内角θ32の2等分線の外向きの延長線L32がドレイン電極2および半導体層100と交差しない。この延長線L32は、半導体層100の表面100Aへ垂直に投影した線像がゲート電極31とドレイン電極2との間で延在している。この第2の角33は内角θ32が鋭角であり、例えば、45°である。図3に示すように、第2の角33は、第1の角32Cに隣り合っていると共に第1の角32Cよりも半導体層100から離れている。
図3に示すように、ゲート電極31の断面の多角形S3は、第1の角32Cから第2の角33に延在する斜辺36を有する。また、断面の多角形S3は、第1の角32Aから第1の角32Bに延在する斜辺37を有する。
なお、この第3実施形態では、ゲート電極31の断面の多角形S3の形状は、上記X軸方向(紙面に垂直な方向)に略同じ形状で連続している。したがって、上記第1の角32A〜32C,第2の角33は、それぞれ、ゲート電極31のドレイン電極2側の角部を構成する。また、断面の多角形S3の斜辺36,37は、ゲート電極31のドレイン電極2側の斜面を構成する。
この第3実施形態によれば、ショットキー電極であるゲート電極31はオーミック電極であるドレイン電極2側の第1の角32A〜32Cの内角θ31A〜31Cが90°を超えている。これにより、ゲート電極31とドレイン電極2との間の電界がゲート電極31の第1の角32A〜32Cに集中することを抑制できるので、電極間の耐圧を向上できる。
また、この第3実施形態によれば、ゲート電極31の断面の多角形S3の第2の角33は、内角θ32が鋭角であるが、内角θ32の2等分線の外向きの延長線L32がドレイン電極2および半導体層100と交差しないので、この第2の角33には、ゲート電極31とドレイン電極2との間の電界が集中し難い。よって、ゲート電極31は、ドレイン電極2側に内角θ32が鋭角である第2の角33を有していても、第2の角33への電界集中を抑制でき、電極間の耐圧低下を回避して、耐圧性能の向上を図れる。
なお、この第3実施形態では、ゲート電極31の断面の多角形S3は、ソース電極(図示せず)側で2つの角34,35を有し、この2つの角34,35の内角を略直角としたが、ゲート電極31の断面の多角形S3のソース電極(図示せず)側の形状を、ドレイン電極2側と同様の形状としてもよい。
(耐圧シミュレーション3)
ここで、第3実施形態のゲート電極31とドレイン電極2に相当する構造でのゲート電極31とドレイン電極2との間の耐圧シミュレーションを行った。図33に、ゲート電極31とドレイン電極2との間に350(V)を印加した場合の電位分布のシミュレーションの結果の一例を示す。
一方、図30に示すように、ゲート電極1に替えて断面形状において各角の内角が90°又は270°のゲート電極(ショットキー電極)321を備える比較例の耐圧シミュレーションを行った。図30は、この比較例のゲート電極321とドレイン電極2との間に300(V)を印加した場合の電位分布のシミュレーションの結果を示す。
図33,図3に示すような第3の実施形態のゲート電極31の構造であっても、第1の角32A〜32Cの内角θ31A〜31Cが90°を超えているので、第2の角33の内角θ32が鋭角を有していても、図30に示すような断面形状において各角の内角が90°又は270°のゲート電極321の構造に比べ、電極31の角への電界集中を抑制できるので、電極間の耐圧を向上できる。
(第4の実施の形態)
次に、図4に、この発明の半導体装置の第4実施形態としてのショットキーゲート電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第4実施形態は、ゲート電極1に替えてゲート電極41を備えた点だけが前述の第1実施形態と異なる。よって、この第4実施形態では、第1実施形態と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。
上記第1の電極としてのゲート電極41のY−Z平面による断面の多角形S4は、ドレイン電極側の第1の角42Aと第1の角42Bと第2の角43を有する。
第1の角42Aは、内角の2等分線の外向きの延長線L41Aが半導体層100内に達し、延長線L41Aは半導体層100の表面100Aへ垂直に投影した線像がゲート電極41とドレイン電極2の間で延在する。この第1の角42Aの内角θ41Aは、90°を超えており、鈍角である。一例として、内角θ41Aは、120°〜150°であり、より具体的には、例えば、135°である。
また、第1の角42Bは、内角の2等分線の外向きの延長線L41Bがドレイン電極2と交差し、延長線L41Bは半導体層100の表面100Aへ垂直に投影した線像がゲート電極41とドレイン電極2の間で延在する。この第1の角42Bの内角θ41Bは、90°を超えており、鈍角である。一例として、内角θ41Bは、120°〜150°であり、より具体的には、例えば、145°である。
また、ゲート電極41の断面の多角形S4の第2の角43は、内角の2等分線の外向きの延長線L42がドレイン電極2および半導体層100と交差しない。延長線L42は、半導体層100の表面100Aへ垂直に投影した線像がゲート電極41とドレイン電極2との間で延在している。この第2の角43は内角θ42が鈍角であり、例えば、115°である。図1に示すように、第2の角43は、第1の角42Bよりも半導体層100から離れている。
図4に示すように、ゲート電極41の断面の多角形S4は、第1の角42Aから第1の角42Bに延在する斜辺47と、第1の角42Bから第2の角43に延在する斜辺46を有する。
この第4実施形態では、ゲート電極41の断面の多角形S4の形状は、第1の方向としてのX軸方向(紙面に垂直な方向)に略同じ形状で連続している。したがって、第1の角42A,42B、第2の角43は、それぞれ、ゲート電極41のドレイン電極2側の角部を構成する。また、断面の多角形S4の斜辺47はゲート電極41のドレイン電極2側の斜面を構成し、斜辺46はゲート電極41のドレイン電極2側の斜面を構成する。
この第4実施形態によれば、ショットキー電極であるゲート電極41はオーミック電極であるドレイン電極2側の第1の角42A,42Bの内角θ41A,θ41Bが90°を超えている。これにより、ゲート電極41とドレイン電極2との間の電界がゲート電極41の第1の角42A,42Bに集中することを抑制できるので、電極間の耐圧を向上できる。
また、この第4実施形態によれば、ゲート電極41の断面の多角形S4の第2の角43は、内角θ42が鈍角である上に、内角θ42の2等分線の外向きの延長線L42がドレイン電極2および半導体層100と交差しないので、この第2の角43には、ゲート電極41とドレイン電極2との間の電界が集中し難い。これにより、ゲート電極41は、ドレイン電極2側の第2の角43への電界集中を抑制でき、電極間の耐圧低下を回避して、耐圧性能の向上を図れる。
なお、この第4実施形態では、ゲート電極41の断面の多角形S4は、ソース電極(図示せず)側で2つの角44,45を有し、この2つの角44,45の内角を略直角としたが、ゲート電極41の断面の多角形S4のソース電極(図示せず)側の形状を、ドレイン電極2側と同様の形状としてもよい。
(第5の実施の形態)
次に、図5に、この発明の半導体装置の第5実施形態としてのショットキーゲート電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第5実施形態は、ゲート電極1とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100A上に半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体膜51を形成した点だけが、前述の第1実施形態と異なる。したがって、この第5実施形態では、前述の第1実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第1実施形態と異なる点を主に説明する。
図5に示すように、高誘電体膜51は、半導体層100の表面100A上に形成されており、ゲート電極1とドレイン電極2との間でX軸方向に延在している。この高誘電体膜51は、ゲート電極1の断面の多角形S1のドレイン電極2側の第1の角3を含む角部と第3の角6を含む角部と斜辺11を含む斜面を覆っている。また、高誘電体膜51は、第1の角3を含む角部と第3の角6を含む角部と斜辺11を含む斜面に接している。
また、高誘電体膜51は、ゲート電極1の垂直辺7を含む垂直面の略下半分に接して上記垂直面の略下半分を覆っている。この高誘電体膜51は、ゲート電極1とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100Aに接して表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜51は、ドレイン電極2のゲート電極2側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
この第5実施形態では、高誘電体膜51がゲート電極1を第1の角3の角部から第3の角6の角部に亘って覆っているので、ゲート電極1のドレイン電極2側の角3,6での電界集中を第1実施形態に比べて緩和でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第5実施形態では、高誘電体膜51がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜51はドレイン電極2との間に隙間を有していても良い。また、高誘電体膜51は、一例として、Hf、Ti、Nb、Ta、Zr、La、Y、Ba、Sr、Mgのうちから選択される元素を含む金属オキサイド膜、SiNX等で作製される。
(第6の実施の形態)
次に、図6に、この発明の半導体装置の第6実施形態としてのショットキーゲート電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第6実施形態は、ゲート電極21とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100A上に半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体膜61を形成した点だけが、前述の第2実施形態と異なる。したがって、この第6実施形態では、前述の第2実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第2実施形態と異なる点を主に説明する。
図6に示すように、高誘電体膜61は、半導体層100の表面100A上に形成されており、ゲート電極21とドレイン電極2との間でX軸方向に延在している。この高誘電体膜61は、ゲート電極21の断面の多角形S2のドレイン電極2側の第1の角22を含む角部と第2の角23を含む角部と斜辺25を含む斜面を覆っている。また、高誘電体膜61は、第1の角22を含む角部と第2の角23を含む角部と斜辺25を含む斜面に接している。
また、この高誘電体膜61は、ゲート電極21とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜61は、ドレイン電極2のゲート電極21側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
この第6実施形態では、高誘電体膜61がゲート電極21を第1の角22の角部から第2の角23の角部に亘って覆っているので、ゲート電極21のドレイン電極2側の角22,23での電界集中を第2実施形態に比べて緩和でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第6実施形態では、高誘電体膜61がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜61はドレイン電極2との間に隙間を有していても良い。また、高誘電体膜61は、第1の角22の角部と第2の角23の角部のうちの第1の角の角部だけを覆っていても良い。
(第7の実施の形態)
次に、図7に、この発明の半導体装置の第7実施形態としてのショットキーゲート電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第7実施形態は、ゲート電極31とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100A上に半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体膜71を形成した点だけが、前述の第3実施形態と異なる。したがって、この第7実施形態では、前述の第3実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第3実施形態と異なる点を主に説明する。
図7に示すように、高誘電体膜71は、半導体層100の表面100A上に形成されており、ゲート電極31とドレイン電極2との間でX軸方向に延在している。この高誘電体膜71は、ゲート電極31の断面の多角形S3のドレイン電極2側の第1の角32A,32B,32Cを含む角部と斜辺37を含む斜面および斜辺36を含む斜面の一部を覆っている。
また、この高誘電体膜71は、ゲート電極31とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜71は、ドレイン電極2のゲート電極31側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
この第7実施形態では、高誘電体膜71がゲート電極31を第1の角32Aの角部から斜辺37の斜面,第1の角32Bの角部,第1の角32Cの角部に亘って覆っているので、ゲート電極31のドレイン電極2側の角32A,32B,32Cでの電界集中を第3実施形態に比べて緩和でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第7実施形態では、高誘電体膜71がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜71はドレイン電極2との間に隙間を有していても良い。また、高誘電体膜71は、第1の角32A〜32Cの角部だけでなく、第2の角33の角部も覆っていてもよい。
(第8の実施の形態)
次に、図8に、この発明の半導体装置の第8実施形態としてのショットキーゲート電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第8実施形態は、ゲート電極41とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100A上に半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体膜81を形成した点だけが、前述の第4実施形態と異なる。したがって、この第8実施形態では、前述の第4実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第4実施形態と異なる点を主に説明する。
図8に示すように、高誘電体膜81は、半導体層100の表面100A上に形成されており、ゲート電極41とドレイン電極2との間でX軸方向に延在している。この高誘電体膜81は、ゲート電極41の断面の多角形S4のドレイン電極2側の第1の角42A,42Bを含む角部と斜辺47を含む斜面および斜辺46を含む斜面の一部を覆っている。
また、この高誘電体膜81は、ゲート電極41とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜81は、ドレイン電極2のゲート電極41側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
この第8実施形態では、高誘電体膜81がゲート電極41を第1の角42Aの角部から斜辺47の斜面,第1の角42Bの角部,斜辺46の斜面の一部に亘って覆っている。これにより、ゲート電極41のドレイン電極2側の角42A,42Bでの電界集中を第4実施形態に比べて緩和でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第8実施形態では、高誘電体膜81がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜81はドレイン電極2との間に隙間を有していても良い。また、高誘電体膜81は、第1の角42A,42Bの角部だけでなく、第2の角43の角部も覆っていてもよい。
(第9の実施の形態)
次に、図9に、この発明の半導体装置の第9実施形態としてのショットキーゲート電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第9実施形態は、第5実施形態に比べ、図5の高誘電体膜51に替えて、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された3つの高誘電体膜91〜93を備えた点だけが、前述の第5実施形態と異なる。よって、この第9実施形態では、前述の第5実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第5実施形態と異なる点を主に説明する。
図9に示すように、高誘電体膜91は、半導体層100の表面100A上に形成されており、ゲート電極1とドレイン電極2との間でX軸方向に延在している。この高誘電体膜91は、ゲート電極1の断面の多角形S1のドレイン電極2側の第1の角3を含む角部から斜辺11を含む斜面を覆っておりこの斜面に接している。さらに、この高誘電体膜91は、第3の角6を含む角部と垂直辺7を含む垂直面の略下半分に接して上記垂直面の略下半分まで覆っている。この高誘電体膜91は、ゲート電極1とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100Aに接して表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜91は、ドレイン電極2のゲート電極2側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
また、高誘電体膜92は、高誘電体膜91上に形成されており、ゲート電極1の垂直辺7を含む垂直面の略上半分を覆っている。この高誘電体膜92は、高誘電体膜91よりもY軸方向に短く、ドレイン電極2に達していない。
また、高誘電体膜93は、高誘電体膜92上および斜辺12上に形成され、第2の角5を含む角部の頂点を覆っている。この第2の角5を含む角部の頂点は、斜辺12を含む斜面と垂直辺7を含む垂直面とで挟まれている。
したがって、3つの高誘電体膜91〜93によって、第1,第2,第3の角3,5,6を確実に覆うことができる。
この第9実施形態によれば、3つの高誘電体膜91〜93によって、第1の角3を含む角部と第3の角6を含む角部だけでなく第2の角5を含む角部を覆っているので、ゲート電極1のドレイン電極2側の角部での電界集中をさらに抑制でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第9実施形態では、高誘電体膜91がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜91はドレイン電極2との間に隙間を有していてもよい。
(第10の実施の形態)
次に、図10に、この発明の半導体装置の第10実施形態としてのショットキーゲート電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第10実施形態は、第6実施形態に比べて、図6の高誘電体膜61に替えて、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された3つの高誘電体膜101〜103を備えた点だけが、前述の第6実施形態と異なる。よって、この第10実施形態では、前述の第6実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第6実施形態と異なる点を主に説明する。
図10に示すように、高誘電体膜101は、半導体層100の表面100A上に形成されており、ゲート電極21とドレイン電極2との間でX軸方向に延在している。この高誘電体膜101は、ゲート電極21の断面の多角形S2のドレイン電極2側の第1の角22を含む角部,斜辺25を含む斜面,および第2の角23を含む角部を覆っている。この高誘電体膜101は、ゲート電極21とドレイン電極2との間でY軸方向に延在していて半導体層100の表面100Aに接して表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜101は、ドレイン電極2のゲート電極21側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
また、高誘電体膜102は、高誘電体膜101上に形成されており、ゲート電極21側の端は高誘電体膜101の端と揃っているが、Y軸方向の寸法が高誘電体膜101よりも短い。また、高誘電体膜103は、高誘電体膜102上に形成されており、ゲート電極21側の端は高誘電体膜102の端と揃っているが、Y軸方向の寸法が高誘電体膜102よりも短くなっている。
この第10実施形態によれば、3つの高誘電体膜101〜103によって、ゲート電極21の第1の角22を含む角部を覆うだけでなく、第2の角23を含む角部を厚く覆うことができるので、ゲート電極21のドレイン電極2側の角部での電界集中をさらに抑制でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第10実施形態では、高誘電体膜101がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜101はドレイン電極2との間に隙間を有していてもよい。
(第11の実施の形態)
次に、図11に、この発明の半導体装置の第11実施形態としてのショットキーゲート電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第11実施形態は、第7実施形態に比べて、図7の高誘電体膜71に替えて、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された3つの高誘電体膜111〜113を備えた点だけが、前述の第7実施形態と異なる。よって、この第11実施形態では、前述の第7実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第7実施形態と異なる点を主に説明する。
図11に示すように、高誘電体膜111は、半導体層100の表面100A上に形成されており、ゲート電極31とドレイン電極2との間でX軸方向に延在している。この高誘電体膜111は、ゲート電極31の断面の多角形S3のドレイン電極2側の第1の角32A〜32Cを含む角部,斜辺37を含む斜面と斜辺36を含む斜面の略下半分を覆っている。この高誘電体膜111は、ゲート電極31とドレイン電極2との間でY軸方向に延在していて半導体層100の表面100Aに接して表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜111は、ドレイン電極2のゲート電極31側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
また、高誘電体膜112は、高誘電体膜111上に形成されており、斜辺36を含む斜面の上部,第2の角33を含む角部,および上辺39を含む上面,この上面に連なる斜面38を覆っている。この高誘電体膜112は、ゲート電極31側の端のY軸座標は高誘電体膜111と略揃っているが、Y軸方向の寸法が高誘電体膜111よりも短い。
また、高誘電体膜113は、高誘電体膜112上に形成されており、ゲート電極31側の端のY軸座標は高誘電体膜112と略揃っている。この高誘電体膜113は、ドレイン電極2側の端が第2の角33を含む角部よりもY軸方向に延在しているが、Y軸方向の寸法が高誘電体膜112よりも短い。
この第11実施形態によれば、3つの高誘電体膜111〜113によって、第1の角32A〜32Cの角部だけでなく、第2の角33の角部を厚く覆うことができるので、ゲート電極31のドレイン電極2側の角部での電界集中をさらに抑制でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第11実施形態では、高誘電体膜111がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜111はドレイン電極2との間に隙間を有していてもよい。
(第12の実施の形態)
次に、図12に、この発明の半導体装置の第12実施形態としてのショットキーゲート電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第12実施形態は、第8実施形態に比べて、図8の高誘電体膜81に替えて、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された3つの高誘電体膜121〜123を備えた点だけが、前述の第8実施形態と異なる。よって、この第12実施形態では、前述の第8実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第8実施形態と異なる点を主に説明する。
図12に示すように、高誘電体膜121は、半導体層100の表面100A上に形成されており、第1の角42Aを含む角部と斜辺47を含む斜面および第1の角42Bを含む角部と斜辺46を含む斜面の略下半分を覆っている。この高誘電体膜121は、ゲート電極41とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜121は、ドレイン電極2のゲート電極41側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
また、高誘電体膜122は、高誘電体膜121上に形成され、斜辺46を含む斜面の略上半分を第2の角43を含む角部の頂点まで覆っている。この高誘電体膜122は、Y軸方向の寸法が高誘電体膜121よりも短く、ドレイン電極2側の端は、高誘電体膜121のドレイン電極2側の端に達していない。
また、高誘電体膜123は、高誘電体膜122上に形成され、第2の角43を含む角部の頂点、第2の角43に隣接する角44を含む角部を覆っている。この高誘電体膜123は、ドレイン電極2側の端が、高誘電体膜122のドレイン電極2側の端に達していない。
この第12実施形態によれば、高誘電体膜121〜123によって、第1の角42A,42Bを含む角部だけでなく、第2の角43を含む角部および角44を含む角部を覆っている。よって、ゲート電極41のドレイン電極2側の角部での電界集中を緩和でき、電極間の耐圧を向上できる。
なお、この第12実施形態では、高誘電体膜121がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜121はドレイン電極2との間に隙間を有していてもよい。
(第13の実施の形態)
次に、図13に、この発明の半導体装置の第13実施形態としてのMIS電極構造の電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第13実施形態は、図1のゲート電極1が絶縁膜118を挟んで半導体層100の表面100A上に形成されたMIS電極である点だけが、前述の第1実施形態と異なる。なお、絶縁膜118は、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体膜であってもよい。
この第13実施形態によれば、電極間の耐圧を向上したMIS電極構造の電界効果トランジスタを実現できる。
(第14の実施の形態)
次に、図14に、この発明の半導体装置の第14実施形態としてのMIS電極構造の電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第14実施形態は、図2のゲート電極21が絶縁膜128を挟んで半導体層100の表面100A上に形成されたMIS電極である点だけが、前述の第2実施形態と異なる。なお、絶縁膜128は、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体膜であってもよい。
この第14実施形態によれば、電極間の耐圧を向上したMIS電極構造の電界効果トランジスタを実現できる。
(第15の実施の形態)
次に、図15に、この発明の半導体装置の第15実施形態としてのMIS構造の電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第15実施形態は、図3のゲート電極31が絶縁膜138を挟んで半導体層100の表面100A上に形成されたMIS電極である点だけが、前述の第3実施形態と異なる。なお、絶縁膜138は、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体膜であってもよい。
この第15実施形態によれば、電極間の耐圧を向上したMIS電極構造の電界効果トランジスタを実現できる。
(第16の実施の形態)
次に、図16に、この発明の半導体装置の第16実施形態としてのMIS構造の電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第16実施形態は、図13の第13実施形態の変形例であり、ゲート電極1に替えて、ゲート電極161を備える点が、前述の第13実施形態と異なる。
この第16実施形態が備えるゲート電極161は、Y−Z平面による断面の多角形S16が、ゲート電極1の第1の角3の内角θ1と同じ内角θ11を有する第1の角163を有する。一方、ゲート電極161は、ゲート電極1の第3の角6の内角θ3よりも大きな内角θ13を有する第3の角166を有する。この第3の角166の内角θ13は、一例として、145°である。
また、第1の角163の内角θ11の2等分線の外向きの延長線L11は、半導体層100と交差し、第3の角166の内角θ13の2等分線の外向きの延長線L13は、ドレイン電極2と交差する。また、延長線L11とL13は半導体層100の表面100Aへ垂直に投影した線像がゲート電極161とドレイン電極2の間で延在する。
また、ゲート電極161は、第3の角166よりも半導体層100の表面100Aから離隔した第2の角165を有する。この第2の角165は、内角の2等分線の外向きの延長線L12がドレイン電極2および半導体層100と交差しない。延長線L12は、半導体層100の表面100Aへ垂直に投影した線像がゲート電極161とドレイン電極2との間で延在している。この第2の角165は内角θ12が鋭角であり、例えば、35°である。
この第16実施形態では、ゲート電極161の断面の多角形S16は、第1の角163と第3の角166との間の斜辺171と、第3の角166と第2の角165との間の斜辺167を有する。
この第16実施形態では、ゲート電極161の断面の多角形S16の形状は、上記X軸方向(紙面に垂直な方向)に略同じ形状で連続している。したがって、上記第1の角163,第2の角165,第3の角166は、それぞれ、ゲート電極161のドレイン電極2側の第1,第2,第3の角部を構成する。また、断面の多角形S16の斜辺167はゲート電極161のドレイン電極2側の斜面を構成し、斜辺171はゲート電極161のドレイン電極2側の斜面を構成する。
この第16実施形態によれば、MIS電極であるゲート電極161はオーミック電極であるドレイン電極2側の第1の角163の内角θ11が90°を超えている。これにより、ゲート電極161とドレイン電極2との間の電界がゲート電極161の第1の角163に集中することを抑制できるので、電極間の耐圧を向上できる。
また、この第16実施形態によれば、ゲート電極161の断面の多角形S16の第2の角165は、内角θ12が鋭角であるが、内角θ12の2等分線の外向きの延長線L12がドレイン電極2および半導体層100と交差しないので、この第2の角165には、ゲート電極161とドレイン電極2との間の電界が集中し難い。これにより、ゲート電極161は、ドレイン電極2側に内角θ12が鋭角である第2の角165を有していても、第2の角165への電界集中を抑制でき、電極間の耐圧低下を回避して、耐圧性能の向上を図れる。
また、この第16実施形態によれば、ゲート電極161の断面の多角形S16は、第1の角163と第2の角165に隣接していて、第1の角163と同様に、内角θ13が鈍角で内角θ13の2等分線の延長線L13がドレイン電極2に達する第3の角166を有する。この第3の角166と第1の角163とによる2つの鈍角の角部の存在により、ゲート電極161のドレイン電極2側の部分での電界集中をより緩和して、電極間の耐圧をさらに向上できる。
よって、この第16実施形態によれば、電極間の耐圧を向上したMIS電極構造の電界効果トランジスタを実現できる。
(第17の実施の形態)
次に、図17に、この発明の半導体装置の第17実施形態としてのMIS電極構造の電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第17実施形態は、図13の第13実施形態の変形例であり、ゲート電極1とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100A上に半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体膜171を形成した点だけが、前述の第13実施形態と異なる。したがって、この第17実施形態では、前述の第13実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第13実施形態と異なる点を主に説明する。
図17に示すように、高誘電体膜171は、半導体層100の表面100A上に形成されており、ゲート電極1とドレイン電極2との間でX軸方向に延在している。この高誘電体膜171は、ゲート電極1の断面の多角形S1のドレイン電極2側の第1の角3を含む角部と第3の角6を含む角部と斜辺11を含む斜面を覆っている。また、高誘電体膜171は、第1の角3を含む角部と第3の角6を含む角部と斜辺11を含む斜面に接している。
また、高誘電体膜171は、ゲート電極1の垂直辺7を含む垂直面の略下半分に接して上記垂直面の下部を覆っている。この高誘電体膜171は、ゲート電極1とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100Aに接して表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜171は、ドレイン電極2のゲート電極2側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
この第17実施形態では、高誘電体膜171がゲート電極1を第1の角3の角部から第3の角6の角部に亘って覆っているので、ゲート電極1のドレイン電極2側の角3,6での電界集中を第13実施形態に比べて緩和でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第17実施形態では、高誘電体膜171がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜171はドレイン電極2との間に隙間を有していても良い。また、高誘電体膜171は、一例として、Hf、Ti、Nb、Ta、Zr、La、Y、Ba、Sr、Mgのうちから選択される元素を含む金属オキサイド膜、SiNX等で作製される。
(第18の実施の形態)
次に、図18に、この発明の半導体装置の第18実施形態としてのMIS電極構造の電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第18実施形態は、図14の第14実施形態の変形例であり、ゲート電極21とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100A上に半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体膜181を形成した点だけが、前述の第14実施形態と異なる。したがって、この第18実施形態では、前述の第14実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第14実施形態と異なる点を主に説明する。
図18に示すように、高誘電体膜181は、半導体層100の表面100A上に形成されており、ゲート電極21とドレイン電極2との間でX軸方向に延在している。この高誘電体膜181は、ゲート電極21の断面の多角形S2のドレイン電極2側の第1の角22を含む角部と第2の角23を含む角部と斜辺25を含む斜面を覆っている。また、高誘電体膜181は、第1の角22を含む角部と第2の角23を含む角部と斜辺25を含む斜面に接している。
また、この高誘電体膜181は、ゲート電極21とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜181は、ドレイン電極2のゲート電極21側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
この第18実施形態では、高誘電体膜181がゲート電極21を第1の角22の角部から第2の角23の角部に亘って覆っているので、ゲート電極21のドレイン電極2側の角22,23での電界集中を第14実施形態に比べて緩和でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第18実施形態では、高誘電体膜181がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜181はドレイン電極2との間に隙間を有していても良い。また、高誘電体膜181は、第1の角22の角部と第2の角23の角部のうちの第1の角の角部だけを覆っていてもよい。
(第19の実施の形態)
次に、図19に、この発明の半導体装置の第19実施形態としてのMIS電極構造の電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第19実施形態は、図15の第15実施形態の変形例であり、ゲート電極31とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100A上に半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体膜191を形成した点だけが、前述の第15実施形態と異なる。したがって、この第19実施形態では、前述の第15実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第15実施形態と異なる点を主に説明する。
図19に示すように、高誘電体膜191は、半導体層100の表面100A上に形成されており、ゲート電極31とドレイン電極2との間でX軸方向に延在している。この高誘電体膜191は、ゲート電極31の断面の多角形S3のドレイン電極2側の第1の角32A,32B,32Cを含む角部と斜辺37を含む斜面および斜辺36を含む斜面の一部を覆っている。
また、この高誘電体膜191は、ゲート電極31とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜191は、ドレイン電極2のゲート電極31側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
この第19実施形態では、高誘電体膜191がゲート電極31を第1の角32Aの角部から斜辺37の斜面,第1の角32Bの角部,第1の角32Cの角部に亘って覆っているので、ゲート電極31のドレイン電極2側の角32A,32B,32Cでの電界集中を第13実施形態に比べて緩和でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第19実施形態では、高誘電体膜191がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜191はドレイン電極2との間に隙間を有していても良い。また、高誘電体膜191は、第1の角32A〜32Cの角部だけでなく、第2の角33の角部も覆っていてもよい。
(第20の実施の形態)
次に、図20に、この発明の半導体装置の第20実施形態としてのMIS電極構造の電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第20実施形態は、図4の第4実施形態の変形例であり、前述の第4実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第4実施形態と異なる点を主に説明する。
この第20実施形態では、図4のゲート電極41が絶縁膜208を挟んで半導体層100の表面100A上に形成されたMIS電極であり、MIS電極構造の電界効果トランジスタである点が、前述の第4実施形態と異なる。なお、絶縁膜208は、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体膜であってもよい。この第20実施形態によれば、電極間の耐圧を向上したMIS電極構造の電界効果トランジスタを実現できる。
また、この第20実施形態は、ゲート電極41とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100A上に半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体膜201を形成した点が、前述の第4実施形態と異なる。
この第20実施形態によれば、図20に示すように、高誘電体膜201は、半導体層100の表面100A上に形成されており、ゲート電極41とドレイン電極2との間でX軸方向に延在している。この高誘電体膜201は、ゲート電極41の断面の多角形S4のドレイン電極2側の第1の角42Aを含む角部と第1の角42Bを含む角部と斜辺47を含む斜面および斜辺46を含む斜面の一部を覆っている。
この第20実施形態では、高誘電体膜201がゲート電極41を第1の角42Aの角部から第1の角42Bの角部に亘って覆っているので、ゲート電極41のドレイン電極2側の角42A,42Bでの電界集中を第4実施形態に比べて緩和でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第20実施形態では、高誘電体膜201がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜201はドレイン電極2との間に隙間を有していても良い。
(第21の実施の形態)
次に、図21に、この発明の半導体装置の第21実施形態としてのMIS電極構造の電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第21実施形態は、図17の第17実施形態の変形例であり、第17実施形態に比べて、図17の高誘電体膜171に替えて、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された3つの高誘電体膜211〜213を備えた点だけが、前述の第17実施形態と異なる。よって、この第21実施形態では、前述の第17実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第17実施形態と異なる点を主に説明する。
図21に示すように、高誘電体膜211は、半導体層100の表面100A上に形成されており、ゲート電極1とドレイン電極2との間でX軸方向に延在している。この高誘電体膜211は、ゲート電極1の断面の多角形S1のドレイン電極2側の第1の角3を含む角部から斜辺11を含む斜面と第3の角6を含む角部から垂直辺7を含む垂直面の一部を覆っている。この高誘電体膜211は、ゲート電極1とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100Aに接して表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜211は、ドレイン電極2のゲート電極2側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
また、高誘電体膜212は、高誘電体膜211上に形成されており、ゲート電極1の垂直辺7を含む垂直面の大部分と第2の角5を含む角部の頂辺まで覆っている。この高誘電体膜212は、高誘電体膜211よりもY軸方向に短く、ドレイン電極2に達していない。
また、高誘電体膜213は、高誘電体膜212上および斜辺12上に形成され、第2の角5を含む角部の頂点を覆っている。この第2の角5を含む角部は、斜辺12を含む斜面と垂直辺7を含む垂直面とで挟まれている。
この第21実施形態によれば、3つの高誘電体膜211〜213によって、第1,第2,第3の角3,5,6を確実に覆うことができる。
この第21実施形態によれば、3つの高誘電体膜211〜213によって、第1の角3を含む角部と第3の角6を含む角部だけでなく第2の角5を含む角部を覆っているので、ゲート電極1のドレイン電極2側の角部での電界集中をさらに抑制でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第21実施形態では、高誘電体膜211がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜211はドレイン電極2との間に隙間を有していてもよい。
(第22の実施の形態)
次に、図22に、この発明の半導体装置の第22実施形態としてのMIS電極構造の電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第22実施形態は、図18の第18実施形態の変形例であり、第18実施形態に比べて、図18の高誘電体膜181に替えて、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された3つの高誘電体膜221〜223を備えた点だけが、前述の第18実施形態と異なる。よって、この第22実施形態では、前述の第18実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第18実施形態と異なる点を主に説明する。
この第22実施形態は、図22に示すように、高誘電体膜221は、半導体層100の表面100A上に形成されており、ゲート電極21とドレイン電極2との間でX軸方向に延在している。この高誘電体膜221は、ゲート電極21の断面の多角形S2のドレイン電極2側の第1の角22を含む角部,斜辺25を含む斜面,および第2の角23を含む角部を覆っている。この高誘電体膜221は、ゲート電極21とドレイン電極2との間でY軸方向に延在していて半導体層100の表面100Aに接して表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜221は、ドレイン電極2のゲート電極21側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
また、高誘電体膜222は、高誘電体膜221上に形成されており、ゲート電極21側の端は高誘電体膜221の端と揃っているが、Y軸方向の寸法が高誘電体膜221よりも短い。また、高誘電体膜223は、高誘電体膜222上に形成されており、ゲート電極21側の端は高誘電体膜222の端と揃っているが、Y軸方向の寸法が高誘電体膜222よりも短くなっている。
この第22実施形態によれば、3つの高誘電体膜221〜223によって、ゲート電極21の第1の角22を含む角部を覆うだけでなく、ゲート電極21の第2の角23を含む角部を厚く覆うことができるので、ゲート電極21のドレイン電極2側の角部での電界集中をさらに抑制でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第22実施形態では、高誘電体膜221がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜221はドレイン電極2との間に隙間を有していてもよい。
(第23の実施の形態)
次に、図23に、この発明の半導体装置の第23実施形態としてのMIS電極構造の電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第23実施形態は、図19の第19実施形態の変形例であり、第19実施形態に比べて、図19の高誘電体膜191に替えて、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された3つの高誘電体膜231〜233を備えた点だけが、前述の第19実施形態と異なる。よって、この第23実施形態では、前述の第19実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第19実施形態と異なる点を主に説明する。
この第23実施形態は、図23に示すように、高誘電体膜231は、半導体層100の表面100A上に形成されており、ゲート電極31とドレイン電極2との間でX軸方向に延在している。この高誘電体膜231は、ゲート電極31の断面の多角形S3のドレイン電極2側の第1の角32A〜32Cを含む角部,斜辺37を含む斜面と斜辺36を含む斜面の一部を覆っている。この高誘電体膜231は、ゲート電極31とドレイン電極2との間でY軸方向に延在していて半導体層100の表面100Aに接して表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜231は、ドレイン電極2のゲート電極31側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
また、高誘電体膜232は、高誘電体膜231上に形成されており、斜辺36を含む斜面,第2の角33を含む角部,および上辺39を含む上面,この上面に連なる斜面38を覆っている。この高誘電体膜232は、ゲート電極31側の端のY軸座標は高誘電体膜231と略揃っているが、Y軸方向の寸法が高誘電体膜231よりも短い。
また、高誘電体膜233は、高誘電体膜232上に形成されており、ゲート電極31側の端のY軸座標は高誘電体膜232と略揃っている。この高誘電体膜233は、ドレイン電極2側の端が第2の角33を含む角部よりもY軸方向に延在しているが、Y軸方向の寸法が高誘電体膜232よりも短い。
この第23実施形態によれば、3つの高誘電体膜231〜233によって、第1の角32A〜32Cの角部だけでなく、第2の角33の角部を厚く覆うことができるので、ゲート電極31のドレイン電極2側の角部での電界集中をさらに抑制でき、電極間の耐圧をより向上できる。
なお、この第23実施形態では、高誘電体膜231がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜231はドレイン電極2との間に隙間を有していてもよい。
(第24の実施の形態)
次に、図24に、この発明の半導体装置の第24実施形態としてのMIS電極構造の電界効果トランジスタの電極付近の部分的な断面を示す。
この第24実施形態は、図20の第20実施形態の変形例であり、第20実施形態に比べて、図20の高誘電体膜201に替えて、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された3つの高誘電体膜241〜243を備えた点だけが、前述の第20実施形態と異なる。よって、この第24実施形態では、前述の第20実施形態と同じ構成の箇所には同じ符号を付して、第20実施形態と異なる点を主に説明する。
この第24実施形態は、図24に示すように、高誘電体膜241は、半導体層100の表面100A上に形成されており、第1の角42A〜42Bを含む角部と斜辺47を含む斜面と斜辺46を含む斜面の略下半分を覆っている。この高誘電体膜241は、ゲート電極41とドレイン電極2との間の半導体層100の表面100Aを覆っている。また、この高誘電体膜241は、ドレイン電極2のゲート電極41側の端面2Aに接して端面2Aを覆っている。
また、高誘電体膜242は、高誘電体膜241上に形成され、斜辺46を含む斜面の略上半分と第3の角43を含む角部と第四の角44を含む角部の頂点まで覆っている。この高誘電体膜242は、Y軸方向の寸法が高誘電体膜241よりも短く、ドレイン電極2側の端は、高誘電体膜241のドレイン電極2側の端に達していない。
また、高誘電体膜243は、高誘電体膜242上に形成され、第4の角44を含む角部を覆っている。この高誘電体膜243は、ドレイン電極2側の端が、高誘電体膜242のドレイン電極2側の端に達していない。
この第24実施形態によれば、高誘電体膜241〜243によって、第1の角42A,42Bを含む角部だけでなく、第2の角43を含む角部および角44を含む角部を覆っている。よって、ゲート電極41のドレイン電極2側の角部での電界集中を緩和でき、電極間の耐圧を向上できる。
なお、この第24実施形態では、高誘電体膜241がドレイン電極2の端面2Aに接するまで延在しているが、高誘電体膜241はドレイン電極2との間に隙間を有していてもよい。
(第25の実施の形態)
次に、図25に、この発明の第25実施形態としてのショットキー電極構造の電界効果トランジスタの電極付近の断面を示す。
この第25実施形態は、図1の第1実施形態のゲート電極1に替えて、ゲート電極251を備えた。このゲート電極251は、断面の多角形S25のドレイン電極254側の形状を、ゲート電極1の断面の多角形S1と同様の形状とすると共に、ソース電極252側の形状をドレイン電極254側の形状と同様の形状とした。
さらに、この第25実施形態は、ゲート電極251、ドレイン電極254、ソース電極252、および半導体層100の表面100Aを覆う高誘電体膜261を備えた。高誘電体膜261は、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製されている。
この第25実施形態のショットキー電極構造の電界効果トランジスタによれば、ドレイン電極254,ソース電極252とゲート電極251との間の電界がゲート電極251の角251A〜251Fに集中することを抑制でき、電極間の耐圧を向上できる。
(第26の実施の形態)
次に、図26に、図25の第25実施形態の変形例である第26実施形態を示す。この第26実施形態は、図25のゲート電極251と半導体層100の表面100Aとの間に、絶縁膜268を形成した点だけが、前述の第25実施形態と異なる。なお、絶縁膜268は、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体膜であってもよい。
この第26実施形態によれば、電極間の耐圧を向上したMIS電極構造の電界効果トランジスタを実現できる。
(第27の実施の形態)
次に、図27に、図25の第25実施形態の変形例である第27実施形態を示す。
この第27実施形態は、ゲート電極251とドレイン電極254との間に半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体層271を形成した。この高誘電体層271は、半導体層100の表面100A上に形成され、ゲート電極251のドレイン電極254側の角251Aと251Bを覆っていて、Y軸方向に延在しており、ドレイン電極254の端面254Aも覆っている。
一方、ゲート電極251とソース電極252との間に、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体層272を形成した。この高誘電体層272は、半導体層100の表面100A上に形成され、ゲート電極251のソース電極252側の角251Dと251Eを覆っていて、Y軸方向に延在しており、ソース電極252の端面252Aも覆っている。
そして、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製されている高誘電体膜262が、ソース電極252、高誘電体層272、ゲート電極251、高誘電体層271、ドレイン電極254を覆っている。
この第27実施形態のショットキー電極構造の電界効果トランジスタによれば、高誘電体層271,272がゲート電極251の角251A,251B,252D,251Eを覆っているので、第25実施形態よりも電極間の耐圧を向上できる。
(第28の実施の形態)
次に、図28に、図26の第26実施形態の変形例である第28実施形態を示す。
この第28実施形態は、ゲート電極251,絶縁膜268とドレイン電極254との間に半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体層273を形成した。この高誘電体層273は、半導体層100の表面100A上に形成され、ゲート電極251のドレイン電極254側の角251Aと251Bを覆っていて、Y軸方向に延在しており、ドレイン電極254の端面254Aも覆っている。
一方、ゲート電極251とソース電極252との間に、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製された高誘電体層274を形成した。この高誘電体層274は、半導体層100の表面100A上に形成され、ゲート電極251のソース電極252側の角251Dと251Eを覆っていて、Y軸方向に延在しており、ソース電極252の端面252Aも覆っている。
そして、半導体層100よりも誘電率が高い材料で作製されている高誘電体膜262が、ソース電極252、高誘電体層274、ゲート電極251、高誘電体層273、ドレイン電極254を覆っている。
この第28実施形態のMIS電極構造の電界効果トランジスタによれば、高誘電体層273,274がゲート電極251の角251A,251B,252D,251Eを覆っているので、第26実施形態よりも電極間の耐圧を向上できる。
尚、上記実施形態では、ゲート電極は、例えば、WN/Auを積層して作製される金属電極であってもよく、Ptを主原料とする金属電極の一例としてのTi/Pt/Au膜としてもよく、Ti/Au膜であってもよい。また、ドレイン電極,ソース電極は、一例として、Ti/Al/Auを積層して作製される金属電極としてもよい。また、半導体層100は、例えば、GaAs層、AlGaAs層、GaN層、AlGaN層、SiC層などのIII−V族半導体層で作製される。また、上記実施形態では、高誘電体膜は、一例として、Hf、Ti、Nb、Ta、Zr、La、Y、Ba、Sr、Mgのうちから選択される元素を含む金属オキサイド膜、SiNX等で作製される。
また、上記実施形態では、例えば、GaN系半導体を用いたFET(電界効果トランジスタ)、GaAs系半導体を用いたFETでもよく、その他の半導体を用いたFETでもよい。上記実施形態では、特に、ゲート耐圧が求められるGaNヘテロ接合電界効果トランジスタとした場合に特に有効である。
また、上記第1〜第24実施形態では、ゲート電極の断面の多角形は、ソース電極(図示せず)側で2つの角を有しこの2つの角の内角を略直角としたが、ゲート電極の断面の多角形のソース電極(図示せず)側の形状をドレイン電極2側の形状と同様の形状としてもよい。
また、上記実施形態では、半導体装置が電界効果トランジスタである場合を説明したが、この発明は、ショットキー電極とオーミック電極とが半導体層上に形成された半導体装置であれば適用でき、例えば、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)やサイリスタ等にも適用できる。