次に、本発明の好適な実施の形態にかかる物品取得ゲーム装置について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施の形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる物品取得ゲーム装置の斜視図、図2は、図1に示す物品取得ゲーム装置の構成要素である物品載置部の斜視図、図3は、図2に示す物品載置部の一部を分解した状態を示す分解斜視図、図4は、図2に示す物品載置部の一部を分解した状態を示す分解底面図、図5は、図2に示す物品載置部の一部を示す底面図、図6は、図5に示すVI−VI線に沿った拡大断面図、図7は、図2に示すVII−XII線に沿った断面を拡大して示す図、図8は、物品載置部と、物品収容部の背面に配設されたX方向位置センサとの位置関係を模式的に示す平面図、図9は、図8に示す物品載置部の位置及び配置数を変更した状態を示す平面図、図10は、物品載置部を上下2段に配設した状態を示す斜視図、図11は、図10に示す物品載置部の平面図、図12は、図1に示す物品取得ゲーム装置の構成要素である物品取得部をX方向及びY方向へ移動させる移動部周辺の構成を示す斜視図、図13は、図1に示す物品取得ゲーム装置の構成要素である物品取得部の正面図、図14は、図1に示す物品取得ゲーム装置の内部構成を示すブロック図、図15及び図16は、図1に示す物品取得ゲーム装置の構成要素である物品取得部のZ方向(上下方向)の移動を模式的に示す側面図、図17〜図19は、図1に示す物品取得ゲーム装置の実行処理手順の一部を示すフローチャートである。
なお、前述した各図では、説明を判りやすくするため、各部材の厚さやサイズ、拡大・縮小率等は、実際のものとは一致させずに記載した。また、図11では、上段に配設された物品載置部と、下段に配設された物品載置部との関係を判りやすく示すため、上段に配設された物品載置部には網点を付して記載し、下段に配設された物品載置部には斜線を付して記載してある。
図1〜図14に示すように、本実施の形態にかかる物品取得ゲーム装置1は、略直方体形状の基台2と、基台2の上に設けられた略箱型の収容部3と、収容部3内に着脱可能に配設される複数の物品載置部25と、収容部3内の上側に配設され、収容部3内に置かれた物品(図示せず)を取得する物品取得部30(図13参照)と、この物品取得部30をプレーヤの操作に応じて収容部3内で移動させる移動部40(図12参照)と、を備えている。
なお、この物品取得ゲーム装置1は、収容部3の中に、2つの物品取得ゲーム領域1A及び1Bが形成されており、一度に2人のプレーヤが使用可能となっている。なお、物品取得ゲーム領域1A及び1Bに配設される部材は、両者共に同様の部材、あるいは共通の部材であるため、以後の説明では、一方の領域に配設されている部材について説明する。
基台2には、操作卓11が設けられており、この操作卓11には、ゲームを行う際にコインを投入するためのコイン投入口12が設けられている。また、この操作卓11には、ゲーム時にプレーヤが、後述する物品取得部30をX方向(横方向)の所望位置に移動させる操作を入力するための第1の操作スイッチ13Xと、その後、プレーヤが物品取得部30をY方向(縦方向)の所望位置にまで移動させる操作を入力するための第2の操作スイッチ13Yが設けられている。そして、第1の操作スイッチ13X及び第2の操作スイッチ13Yには、図示しない駆動基板に実装されている制御回路等を含む制御手段100(図14参照)が接続されている。
また、基台2の前面側には、後に詳述する収容部3内の所定位置に設けられた物品落し口35と連通する物品取出口15が設けられており、後述のように物品取得部30により把持され、搬送されて物品落し口35に落とされた物品を、この物品取出口15から取り出し得るようになされている。
さらにまた、基台2の前面側には、開閉扉16が設けられている。そしてこの開閉扉16を開けた内側には、この物品取得ゲーム装置1に対して各種設定等を行うためのスイッチパネル(図示せず)や液晶タッチパネル(図示せず)等が収納されており、管理者がこれらスイッチパネルや液晶タッチパネルの表示内容を目視確認しながら、各種事項を所望状態に設定することができるようになされている。
収容部3は、その内部に収容された物品をプレーヤが目視することができるように、前面及び両側面が透明な樹脂またはガラスの板状部材から形成されている。また、収容部3の背面17は、パネル板、鏡面状の板状部材、装飾が施された板状部材等により形成されている。この背面17には、特に図7に示すように、後に詳述する第1の物品載置部21に形成された一対の支持突起25A及び25Bが挿脱可能に挿入される支持孔22A及び22Bが上下方向(Z方向)に複数形成されている。この支持孔22A及び22Bが上下方向に複数形成された支持孔群は、背面17の左右方向(X方向)に互いに所定の間隔をおいて複数並設されている。
さらにまた、背面17の支持孔22Aと支持孔22Bとの間には、図7に示すように、第1の物品載置部21のZ方向(上下方向)の位置を検出するZ方向位置センサ24が配設されている。また、背面17には、図8及び図9に示すように、第1の物品載置部21のX方向の位置を検出するX方向位置センサ28Xa〜Xiが所定の等間隔で配設されている。そして、これらのX方向位置センサ28Xa〜Xi及びZ方向位置センサ24には、図14に示すように、制御手段100が接続されている。なお、X方向位置センサ28Xa〜XiやZ方向位置センサ24としては、例えば、赤外線センサ等が挙げられる。
なお、この収容部3には、例えば、引戸または観音開き方式の扉(図示せず)が設けられており、店舗の店員がこの扉を開けてキャラクタ等のぬいぐるみや、雑貨等の物品(景品)を収容部3内に収容することができるようになされている。
物品載置部25は、収容部3の背面17に着脱可能に取付けられる第1の物品載置部21と、第1の物品載置部21に対し進退移動可能に取付けられる第2の物品載置部23を備えている。第1の物品載置部21は、物品を載置する載置面21Aと、載置面21Aの両側に連続的に形成された側壁21B及び21Cと、側壁21B及び21Cと連続的に形成され、載置面21Aと略平行に延出したガイド面21D及び21Eとを有している。この第1の物品載置部21は、載置面21Aと、側壁21B及び21Cと、ガイド面21D及び21Eによって画定された内部空間に、第2の物品載置部23が進退移動可能に挿入されるようになっている。
また、側壁21B及び21Cの、第1の物品載置部21が背面17に取付けられる際に背面17と対向する面には、第1の物品載置部21を背面17に対し、着脱可能に取付けるための支持突起25A及び25Bが各々形成されている。そして、この支持突起25A及び25Bが、背面17に形成されている支持孔22Aと支持孔22B内に挿脱可能に各々挿入されることで、第1の物品載置部21が背面17に取付けられる。なお、この第1の物品載置部21は、支持突起25A及び25Bを挿入する支持孔22A及び22Bの高さを選択することにより、収容部3のZ方向の位置を決定することができる。
さらにまた、ガイド面21D及び21Eには、第2の物品載置部23を第1の物品載置部21に固定するための螺子26A及び26Bが挿入される長孔27A及び27Bが貫通形成されている。また、載置面21Aの裏面には、第2の物品載置部23の進退移動方向に沿って、目盛29が付けられている。
第2の物品載置部23は、第1の物品載置部21のガイド面21D及び21Eに載置され、ガイド面21D及び21Eに沿って、第1の物品載置部21の内部空間に進入し、または第1の物品載置部21から延出する(第1の物品載置部21から引出される)ことが可能な略直方体を有している。また、第2の物品載置部23のガイド面21D及び21Eと対向する面には、第2の物品載置部23を第1の物品載置部21の内部空間に挿入した際に、長孔27A及び27Bを貫通した螺子26A及び26Bが螺合する螺子孔19A及び19Bが形成されている。そして、第1の物品載置部21の内部空間に第2の物品載置部23を所望の位置まで挿入し、長孔27A及び27Bを各々貫通させた螺子26A及び26Bを、螺子孔19A及び19Bに各々螺合させることで、第2の物品載置部23が第1の物品載置部21に固定される。
また、第2の物品載置部23の、第1の物品載置部21の内部空間に挿入される側の端面には、第1の物品載置部21の裏面に付された目盛29を読取ることで、第1の物品載置部21に対する第2の物品載置部23のY方向(縦方向)の位置を検出するY方向位置センサ28Yが配設されている。このY方向位置センサ28Yによって、第2の物品載置部23が第1の物品載置部21から延出した長さを検出可能となっている。そして、このY方向位置センサ28Yには、図14に示すように、制御手段100(図14参照)が接続されている。なお、この第2の物品載置部23は、第1の物品載置部21から延出した部分が、物品を載置する載置面となる。
なお、本実施の形態では、物品取得ゲーム領域1Aに、物品載置部25を上段と下段に互いに間隔をおいて配設し、物品取得ゲーム領域1Bでは、下段に物品載置部25を配設してある。
物品載置部25のX方向(横方向)の位置(すなわち、第1の物品載置部21のX方向の位置)は、前述したX方向位置センサ28Xa〜Xiによって検出される。具体的には、物品載置部25が図8に示す位置にある場合は、X方向位置センサ28Xa〜28XiがON状態となる。また、物品載置部25が図18に示す位置にある場合は、X方向位置センサ28Xa〜28XcがON状態、X方向位置センサ28Xd〜28XfがOFF状態、X方向位置センサ28Xg〜XiがON状態となる。
一方、第2の物品載置部23の、第1の物品載置部21から延出している長さは、Y方向位置センサ28Yによって検出される。具体的には、例えば、第2の物品載置部23の延出長さが最大の場合には、Y方向位置センサ28Yが、目盛29の「0」を読み、第2の物品載置部23が第1の物品載置部21から延出して以内場合は、Y方向位置センサ28Yが、目盛29の「30」を読むことで第2の物品載置部23の延出長さを検出する。
そして、X方向位置センサ28Xg〜Xiによって位置が検出された第1の物品載置部21と、Y方向位置センサ28Yによって第1の物品載置部21から延出する長さが検出された第2の物品載置部23と、予め決定されている収容部3の内壁によって画定された領域が開口となる。したがって、図10及び図11に示すように、上段に2枚の物品載置部25が配設され、下段に3枚の物品載置部25が配設された場合、第1の物品載置部21及び第2の物品載置部23が存在していない領域(図11に示す白抜き部分)が、物品取得部30によって取得された物品を落下させるための物品落し口35となる。また、この開口は、第1の物品載置部21を移動させた場合や第2の物品載置部23の延出長さを変更した場合であっても、前記と同様に検出することができ、したがって、常に物品落し口35の位置を検出することができる。
このように、物品取得ゲーム装置1は、物品を載置する載置面を形成する第1の物品載置部21を任意の位置に配設し、第2の物品載置部23の延出長さを任意に変更可能であるため、収容部3内のレイアウトの変更を容易に行うことができ、ゲーム内容を変化させることができる。そして、位置を変更した第1の物品載置部21のX方向(横方向)の位置は、X方向位置センサ28Xa〜Xiによって検出され、Z方向(上下方向)の位置は、Z方向位置センサ24によって検出することができ、第2の物品載置部23の延出長さは、Y方向位置センサ28Yによって検出することができるため、例えば、管理者が、物品取得ゲーム装置1に、第1の物品載置部21の配設位置や、第2の物品載置部23の延出長さを入力する等の手間がかかることもない。
また、物品落し口35の面積は、X方向位置センサ28Xa〜Xi同士間の長さ(距離)と、Y方向位置センサ28Yが検出した目盛の値(すなわち、第2の物品載置部23の延出長さから算出することができる。例えば、本実施の形態の場合、仮に、物品取得ゲーム領域1AのX方向の長さが約90cm、Y方向の長さが70cmであるとする。また、第1の物品載置部21のX方向の長さが30cm、Y方向の長さが40cmであれば、第1の物品載置部21は、X方向に3枚並設可能である。そしてまた、第2の物品載置部23が最大に延出した際の延出長さが30cmであれば、第2の物品載置部23を最大に延出した際には、物品載置部25のY方向の長さは、70cmとなる。これより、X方向位置センサ28Xa〜Xi同士間の長さは、各々10cmとなる。また、Y方向位置センサ28Yが検出した目盛の値が、「20」の場合、第2の物品載置部23のうち20cm分が、第1の物品載置部21の内部空間に挿入されており、10cmが、第1の物品載置部21から延出していることになる。
ここで、図10及び図11に示すように第1の物品載置部21及び第2の物品載置部23をレイアウトした場合、X方向位置センサ28Xa〜28Xcの位置に配設されている第1の物品載置部21に取付けられている第2の物品載置部23のY方向位置センサ28Yが検出した目盛の値が「20」であり、X方向位置センサ28Xd〜28XfとX方向位置センサ28Xg〜28Xiの位置に配設されている第1の物品載置部21に各々取付けられている第2の物品載置部23のY方向位置センサ28Yが検出した目盛の値が「0」であれば、物品落し口35のX方向の長さは、30cmとなる。また、第2の物品載置部23の延出長さ(10cm)から、物品落し口35のY方向の長さは、20cmとなる。したがって、物品落し口35の面積は、30×20=600cm2と算出できる。
なお、物品のサイズや形状等、あるいはゲームの難易度を上げる等、所望により、物品落し口35のサイズを小さくしたい場合は、当然のことながら、第1の物品載置部21から第2の物品載置部23をさらに引出して、第2の物品載置部23の延出長さを長くすればよい。また、第1の物品載置部21及び第2の物品載置部23のレイアウトによって、開口が複数形成された場合は、その中から任意の開口を選択して物品落し口35とすればよい。例えば、前記と同様に開口の面積を算出し、これらの開口の面積を比較して、面積が最大の開口を物品落し口35とする等、任意の開口を選択すればよい。また、開口の面積が同じ場合には、収容部3の角部を含む開口を優先する等、他の条件を加えてもよい。
なお、X方向位置センサの配設数は、任意により決定すればよいが、X方向位置センサの配設数を多くして、X方向位置センサ同士間の長さを短くすることで、各開口の面積をより正確に算出できるようになる。
このように、物品取得ゲーム装置1は、物品落し口35のサイズも簡単に変更することができる。したがって、収容部3内のレイアウトを容易に変更することができ、ゲーム内容を変化させることができる。また、物品落し口35の位置やサイズ(面積)は、X方向位置センサ28Xa〜Xi、Y方向位置センサ28Y、及びZ方向位置センサ24によって検出することができるため手間がかかることもない。
物品取得部30は、図13に示すように、後述する移動部40に支持部41を介して連結されている。この物品取得部30は、一対の把持アーム31A及び31Bと、把持アーム31A及び31Bの開閉を行う開閉部32と、を備えて構成されている。
把持アーム31A及び31Bは、略L字状を備えており、各々の基端が、後に詳述する開閉部32の構成要素であるウォームホイール33A及び33Bにそれぞれ連結されている。また、把持アーム31A及び31Bの開放端には、爪34A及び34Bが各々取付けられている。
開閉部32は、制御手段100(図14参照)が接続されている開閉用モータ36と、開閉用モータ36に接続されたカップリング37と、カップリング37にジョイントピン38を介して連結されたウォームギア39と、ウォームギア39の下端に取付けられたスライダ43と、ウォームギア39の両側に配設され、ウォームギア39と噛合するウォームホイール33A及び33Bと、スライダ43に設けられたコイルバネ44とを備えている。
カップリング37は、開閉用モータ36により回転し、この回転を、ジョイントピン38を介して連結されたウォームギア39に伝達し、ウォームホイール33A及び33Bが回転する。このウォームホイール33A及び33Bの回転に応じて、把持アーム31A及び31Bが開閉する。
把持アーム31A及び31Bの閉動作において、把持アーム31A及び31Bが、開閉部32のハウジング42の下面の外側に配設された閉動作係止部49A及び49Bに当接すると、前記閉動作が停止し、ウォームホイール33A及び33Bの回転が停止する。この状態で、開閉用モータ36により、ウォームギア39をさらに回転させると、ウォームギア39は下方に移動し、スライダ43も下方に移動する。この時、コイルバネ44は、ハウジング42の下面の内側に係止されて、圧縮され、把持アーム31A及び31Bを閉じる方向に付勢する。この付勢力によって、把持アーム31A及び31Bに、物品に対する把持力(握力)が付与される。すなわち、把持アーム31A及び31Bの把持力は、コイルバネ44の付勢力によって決定される。
移動部40は、図12に示すように、収容部3の内部上方に横方向(X方向)と平行に固定配置された一対の横行用固定レール51と、この横行用固定レール51にスライド自在に、かつ縦方向(Y方向)と平行に取り付けられた縦行用可動レール52と、この縦行用可動レール52にスライド自在に取り付けられた物品取得部用基台53と、この物品取得部用基台53に上下方向(Z方向)に取り付けられた伸縮自在の支持部41とを備えて構成されている。そして、この支持部41の下端部に物品取得部30が取り付けられている。
縦行用可動レール52は、X方向移動用モータ55X(図14参照)の回転出力に基づいて、横行用固定レール51に沿ってX方向(横方向)に移動させることができ、物品取得部用基台53は、Y方向移動用モータ55Y(図14参照)の回転出力基づいて、縦行用可動レール52に沿ってY方向(縦方向)に移動させることができるようになされている。横行用固定レール51には、縦行用可動レール52のX方向(左右方向)の位置を検出するX方向(左右方向)位置検出手段としてのX方向位置センサ56(図14参照)が配設されている。このX方向位置センサ56は、例えば、赤外線センサであってもよく、X方向移動用モータ55Xの回転数を検出することで、縦行用可動レール52のX方向の位置を検出する等してもよい。また、縦行用可動レール52には、物品取得部用基台53のY方向(縦方向すなわち前後方向)の位置を検出するY方向(縦方向すなわち前後方向)位置検出手段としてのY方向位置センサ57(図14参照)が配設されている。このY方向位置センサ57は、例えば、赤外線センサであってもよく、Y方向移動用モータ55Yの回転数を検出することで、物品取得部用基台53のY方向の位置を検出する等してもよい。そして、X方向移動用モータ55X、Y方向移動用モータ55Y、X方向位置センサ56及びY方向位置センサ57には、図14に示す制御手段がそれぞれ接続されている。
そしてまた、支持部41は、Z方向移動用モータ55Z(図14参照)の回転出力に基づいて伸縮させ得るようになされており、この伸縮によって、物品取得部30のZ方向(上下方向)の移動が行われる。また、物品取得部30には、物品取得部30のZ方向の位置を検出するZ方向位置センサ58(図14参照)が配設されている。このZ方向位置センサ58は、例えば、支持部41の伸縮状態(延びる長さ)を検出することで、物品取得部30のZ方向の位置を検出してもよく、Z方向移動用モータ55Zの回転数を検出することで、物品取得部30のZ方向の位置を検出してもよい。また、所望の位置に別途設けた赤外線センサ等によって物品取得部30のZ方向の位置を検出してもよい。なお、Z方向移動用モータ55Z及びZ方向位置センサ58には、図14に示す制御手段が接続されている。
また、横行用固定レール51のX方向の移動限界位置には、X方向リミットスイッチ61X(図14参照)が、縦行用可動レール52のY方向の移動限界位置には、Y方向リミットスイッチ61Y(図14参照)が、支持部41のZ方向の移動限界位置には、Z方向リミットスイッチ61Z(図14参照)が、それぞれ設けられている。なお、Z方向リミットスイッチ61Zは、下方向の移動限界位置を検出するリミットスイッチ(Zリミット(D):図18、SP118参照)と、上方向の移動限界位置を検出するリミットスイッチ(Zリミット(U):図18、SP125参照)から構成されている。そして、これらのリミットスイッチ61X〜61Zは、制御手段100に接続されている。
このように、X方向移動用モータ55X、Y方向移動用モータ55Y及びZ方向移動用モータ55Zを所望状態に作動することによって、物品取得部30を収容部3内の所望位置に移動させることができる。
次に、この物品取得ゲーム装置1の内部構成を説明する。図14に示すように、本実施の形態にかかる物品取得ゲーム装置1は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)からなるマイクロコンピュータ構成の制御手段100と、不揮発性メモリ等からなる記憶手段101と、エラー処理手段102とを有している。
制御手段100には、例えば、ゲーム実行中にプレーヤにより、操作卓11(図1参照)に配設されている第1の操作スイッチ13X及び第2の操作スイッチ13Yが押圧された時に、これに応じた操作信号が、第1の操作スイッチ13X及び第2の操作スイッチ13Yから与えられる。
エラー処理手段102は、物品載置部25が、予め設定されたレイアウトを維持しているか否かを検出し、予め設定されたレイアウトとは異なっていると判断した場合に、制御手段100にエラー信号を出力する。
移動部40に配設されたX方向リミットスイッチ61X、Y方向リミットスイッチ61Y及びZ方向リミットスイッチ61Zは、物品取得部30が、X方向、Y方向、Z方向の各々の移動限界位置まで移動した時に、これに応じた移動限界検出信号を制御手段100に出力する。
背面17に配設されたX方向位置センサ28Xa〜Xi、第2の物品載置部23に配設されたY方向位置センサ28Yと、背面17に配設されたZ方向位置センサ24は、検出した位置検出信号を制御手段100に出力する。
開閉部32のハウジング42に配設されたZ方向位置センサ58は、検出した位置検出信号を制御手段100に出力する。
制御手段100は、前述した信号に基づき、図17〜図19に示す物品取得ゲーム実行処理手順に従って、プレーヤによるゲーム動作を物品取得ゲーム装置1に実行させる。
すなわち、制御手段100は、予め設定された1プレイ分の所定枚数のコインがコイン投入口12(図1参照)に投入されたことを認識すると、この物品取得ゲーム実行処理手順を開始する。先ず、ステップSP101では、操作卓11(図1参照)の第1の操作スイッチ13X(図1参照)が押圧されるのを待ち受ける。そして、制御手段100は、プレーヤが第1の操作スイッチ13Xを押圧したことを第1の操作スイッチ13Xからの操作信号に基づいて認識する(SP101:YES)し、ステップSP102に進む。
次に、ステップSP102では、X方向位置センサ28Xg〜Xiにより、第1の物品載置部21の横方向(X方向)の位置を検出し、この検出したデータを記憶手段101に記憶させる。また、Y方向位置センサ28Yにより、第2の物品載置部23の延出長さを検出し、この検出したデータを記憶手段101に記憶させる。また、Z方向位置センサ24により、第1の物品載置部21の上下方向(Z方向)の位置を検出し、この検出したデータを記憶手段101に記憶させる。なお、この検出により、第1の物品載置部21、第2の物品載置部23、収容部3の内壁面によって画定される開口も検出される。
次に、ステップSP103では、ステップSP102で検出された開口の数が、2以上であるか否か判断する。開口の数が2以上の場合(ステップSP103:YES)は、ステップSP104に進み、各開口の面積を算出し、面積が最大の開口を検出する。次に、ステップSP105に進み、面積が最大の開口を物品落とし口35として認識し、物品落とし口35の中心の位置データを記憶手段101に記憶させる。
一方、ステップSP103において、開口の数が1個の場合(ステップSP103:NO)は、ステップSP105に進み、この開口を物品落とし口35として認識し、物品落とし口35の中心の位置データを記憶手段101に記憶させる。
次に、ステップSP106では、ステップSP102で検出された位置データと、記憶手段101に予め記憶されている第1の物品載置部21の位置データ及び第2の物品載置部23の延出長さデータとの比較を行い、両者のデータが同じである(ステップSP106:YES)場合は、ステップSP107に進む。なお、この比較により、実際の物品落とし口35の位置データが、記憶手段101に予め記憶されている物品落とし口35の位置データが同じであるか否かも判断することができる。一方、位置データが異なる場合は、ステップSP101に戻る。これと同時に、エラー処理手段102は、管理者にエラーを告知する。
このように、ステップSP102で検出されたデータと、記憶手段101に予め記憶されている第1の物品載置部21の位置データ及び第2の物品載置部23の延出長さデータとが一致しない場合に、エラーを告知することで、例えば、第1の物品載置部21及び第2の物品載置部23が不正に移動されている(物品載置部25のレイアウトが不正に変更されている)等、管理者は、物品取得ゲーム装置1に不具合が生じたことを認知することができる。
ステップSP107では、移動部40(図12参照)のX方向移動用モータ55Xを作動させて、ホームポジションに位置していた物品取得部30の横方向(X方向)への移動を開始させる。次いで、制御手段100は、ステップSP108に進んで、対応するX方向リミットスイッチ61Xからの移動限界検出信号に基づいて、物品取得部30が横方向(X方向)の移動限界位置にまで移動し終えたか否かを判断する。また、制御手段100は、続くステップSP109において、第1の操作スイッチ13Xからの操作信号に基づいて、第1の操作スイッチ13Xの押圧が解除されたか否かを判断する。そして、制御手段100は、これらステップSP108及びステップSP109において共に否定結果(ステップSP108:NO、ステップSP109:NO)を得ると、ステップSP110に戻る。
一方、制御手段100は、ステップSP108またはステップSP109のいずれかにおいて肯定結果(ステップSP108:YESまたはステップSP109:YES)を得ると、ステップSP111に進んで、移動部40のX方向移動用モータ55Xを停止させて物品取得部30の横方向(X方向)の移動を終了させ、この後、ステップSPSP111に進んで、操作卓11の第2の操作スイッチ13Y(図1参照)が押圧されるのを待ち受ける。
制御手段100は、第2の操作スイッチ13Yが押圧されたことを第2の操作スイッチ13Yからの操作信号に基づいて認識する(ステップSP111:YES)と、ステップSP112に進んで、移動部40のY方向移動用モータ55Yを作動させて物品取得部30の縦方向(Y方向)への移動を開始させる。
この後、制御手段100は、ステップSP113に進んで、Y方向リミットスイッチ61Yからの移動限界検出信号に基づいて、物品取得部30が縦方向(Y方向)の移動限界位置にまで移動し終えたかを判断する。また、制御手段100は、続くステップSP114において、第2の操作スイッチ13Yからの操作信号に基づいて、第2の操作スイッチ13Yの押圧が解除されたか否かを判断する。そして、制御手段100は、これらステップSP113及びステップSP114において共に否定結果(ステップSP113:NO、ステップSP114:NO)を得ると、ステップSP113に戻る。
一方、制御手段100は、ステップSP113またはステップSP114のいずれかにおいて肯定結果(ステップSP113:YESまたはステップSP114:YES)を得ると、ステップSP115に進んで、移動部40のY方向移動用モータ55Zを停止させて物品取得部30の縦方向(Y方向)への移動を終了させる。その後、ステップSP116に進んで、物品取得部30の開閉用モータ36を作動させて物品取得部30の把持アーム31A及び31Bを開放させる。
次いで、制御手段100は、ステップSP117において、移動部40のZ方向移動用モータ55Zを作動させて物品取得部30の下降を開始させ、さらにこの後、ステップSP118に進んで、物品取得部30が下方向の移動限界位置にまで移動し終えるのを待ち受ける。一方、物品取得部30が下方向(Z方向)の移動限界位置にまで移動し終えたことを認識しない場合(ステップSP118:NO)は、ステップSP118に戻る。
そして、制御手段100は、Z方向リミットスイッチ61Zからの移動限界検出信号に基づき、物品取得部30が下方向の移動限界位置にまで移動し終えたことを認識する(ステップSP118:YES)と、ステップSP119に進んで、移動部40のZ方向移動用モータ55Zを停止させて物品取得部30の下降を終了させる。その後、ステップSP120に進んで、物品取得部30の開閉用モータ36を作動させることにより把持アーム31A及び31Bを閉じる。
続いて制御手段100は、ステップSP121に進んで、上段である物品載置部25の高さSH(図15及び図16参照)が、下段である物品載置部25に対し、所定の高さC以上になっているか否かを判断する。なお、この高さCは、例えば、下段に配設した物品載置部25と、上段に配設した物品載置部25が、互いに間隔をおかずに重ねた状態で配設してある場合、あるいは、下段のみに物品載置部25が配設されている場合、上段のみに物品載置部25が配設されている場合を含まない値とする。上段の物品載置部25の高さSHが、下段の物品載置部25よりも高さC以上である場合(ステップSP121:YES)は、ステップSP122に進む。一方、上段の物品載置部25の高さSHが、下段の物品載置部25よりも高さC未満である場合(ステップSP121:NO)は、後に詳述するステップSP124に進む。
ステップSP122では、Z方向位置センサ58により、物品取得部30の上下方向(Z方向)の高さ(位置)を検出し、ステップSP123に進む。ステップSP123では、記憶手段101に予め記憶されている上段の物品載置部25の高さLH(Z方向の位置:図15及び図16参照)と、ステップSP122で検出された物品取得部30の高さSH(Z方向の位置:図15及び図16参照)とを比較する。図15に示すように、物品取得部30の高さUHが、上段の物品載置部25の高さSHよりも高い(UH≧SH)場合(ステップSP123:YES)は、ステップSP124に進み、Z方向移動用モータ55Zを作動させて物品取得部30の上昇を開始させる。この後、ステップSP125に進んで、物品取得部30が上方向(Z方向)の移動限界位置にまで移動し終えるのを待ち受ける。
次に、制御手段100は、Z方向リミットスイッチ61Zからの移動限界検出信号に基づいて、物品取得部30が上方向の移動限界位置にまで移動し終えたことを確認する(ステップSP125:YES)と、ステップSP126に進んで、移動部40のZ方向移動用モータ55Zを停止させて物品取得部30の上昇を終了させる。その後、ステップSP130に進む。移動し終えたことを確認しない場合(ステップSP125:NO)は、ステップSP125に戻る。
一方、ステップSP123における比較結果が、図16に示すように、物品取得部30の高さUHが、上段の物品載置部25の高さSHよりも低い(UH<SH)場合(ステップSP123:NO)は、ステップSP127に進み、Z方向移動用モータ55Zを作動させて物品取得部30の上昇を開始させる。この後、ステップSP128に進んで、Z方向位置センサ58により、物品取得部30の上下方向(Z方向)の高さ(位置)を検出し、ステップSP129に進む。
ステップSP129では、記憶手段101に予め記憶されている上段の物品載置部25の高さSH(Z方向の位置:図15及び図16参照)と、ステップSP128で検出された物品取得部30の高さうUH(Z方向の位置:図15及び図16参照)とを比較し、物品取得部30の高さUHが、上段の物品載置部25の高さSHと一致した(UH=SH)場合(ステップSP129:YES)は、ステップSP126に進み、移動部40のZ方向移動用モータ55Zを停止させて物品取得部30の上昇を終了させる。なお、この時、上段の物品載置部25の高さSHと一致した(UH=SH)後、所定の一定時間が経過した後に、Z方向移動用モータ55Zを停止させてもよい。その後、ステップSP130に進む。一致しない場合(ステップSP129:NO)は、ステップSP129に戻る。
このように、プレーヤが、上段の物品載置部25に載置されている物品を取得しようとした場合(図15参照)は、物品取得部30の上昇は、上段の物品載置部25から物品取得部用基台53近傍までの距離となる。一方、プレーヤが、下段である物品載置部25に載置されている物品を取得しようとした場合(図16参照)は、物品取得部30の上昇は、下段の物品載置部25から上段の物品載置部25近傍までの距離となる。すなわち、プレーヤが、下段の物品載置部25に載置されている物品を取得しようとした場合(図16参照)は、物品取得部30は、物品取得部用基台53近傍まで上昇しない。したがって、上段の物品載置部25に載置されている物品を取得しようとした場合と、下段の物品載置部25に載置されている物品を取得しようとした場合とで、物品取得部30を上昇させる距離をほぼ同様とする、あるいは物品取得部30を上昇させる距離の差を少なくさせることができ、プレーヤは、物品の載置されている高さに係わらず、ほぼ同様の難易度でゲームを行うことができる。
ステップSP130では、移動部40のX方向移動用モータ55Xを作動させることにより、物品取得部30を横方向(X方向)に移動させ、ステップSP131に進む。ステップSP131では、X方向位置センサ56により、縦行用可動レール52の横方向(X方向)の位置UX(すなわち、物品取得部30の横方向の位置)を検出し、ステップSP132に進む。
ステップSP132では、予め記憶手段101に記憶されている物品落とし口35の中心部の横方向位置OXと、ステップSP130で検出された縦行用可動レール52の横方向位置UXとを比較し、縦行用可動レール52の横方向位置UXと、物品落とし口35の中心部の横方向位置OXが一致した(UX=OX)場合(ステップSP132:YES)は、ステップSP133に進み、移動部40のX方向移動用モータ55Xを停止させて物品取得部30の横方向の移動を終了させる。その後、ステップSP134に進む。一致しない場合(ステップSP132:NO)は、ステップSP132に戻る。
ステップSP134では、移動部40のY方向移動用モータ55Yを作動させることにより、物品取得部30を縦方向(Y方向)に移動させ、ステップSP135に進む。ステップSP135では、Y方向位置センサ57により、物品取得部用基台53の縦方向(Y方向)の位置UY(すなわち、物品取得部30の縦方向の位置)を検出し、ステップSP136に進む。
ステップSP136では、予め記憶手段101に記憶されている物品落とし口35の中心部の縦方向位置OYと、ステップSP135で検出された物品取得部用基台53の縦方向UYとを比較し、物品取得部用基台53の縦方向UYと、物品落とし口35の中心部の縦方向位置OYが一致した(UY=OY)場合(ステップSP136:YES)は、ステップSP137に進み、移動部40のY方向移動用モータ55Yを停止させて物品取得部30の縦方向の移動を終了させる。その後、ステップSP138に進む。一致しない場合(ステップSP136:NO)は、ステップSP136に戻る。
このステップSP130〜SP137の動作によって、物品落し口35の中心位置の上方まで物品取得部30を正確に移動させることができる。
次に、ステップSP138では、物品取得部30の開閉用モータ36を作動させて物品取得部30の把持アーム31A及び31Bを開放させる(物品の解放動作)。次に、ステップSP139に進み、把持アーム31A及び31Bを、再び閉じさせ、ゲームを終了する。
また、前記とは物品載置部25のレイアウトを変更したい場合は、収容部3に設けられた図示しない引戸または観音開き方式の扉を開けて、第1の物品載置部21の取付け位置と、第2の物品載置部23の延出長さを変更すればよい。
次に、図示しない引戸または観音開き方式の扉を閉めた後、物品取得ゲーム装置1に別途設けられた図示しない初期値設定用のスイッチを押すことで、記憶手段101に記憶されていた第1の物品載置部21の横方向(X方向)の位置及び上下方向(Z方向)の位置、第2の物品載置部23の延出長さをリセットする。
次いで、制御手段100は、前述したステップSP102〜ステップSP105を実行した後、終了する。これらの処理手順により、現在の第1の物品載置部21の横方向(X方向)及び上下方向(Z方向)の位置データ、第2の物品載置部23の延出長さ、及び物体落し口35の中心位置データが記憶手段101に記憶される。これらのデータは、プレーヤによるゲーム動作を物品取得ゲーム装置1に実行させた際に行われるステップSP106において、記憶手段101に予め記憶されているデータとなる。このように、本実施の形態にかかる物品取得ゲーム装置1は、第1の物品載置部21を、上下左右、何処に移動させても、自動的にその位置を検出することができる。また、第2の物品載置部23を任意に進退移動させても、第2の物品載置部23の延出長さを検出することができる。したがって、収容部3内のレイアウトを任意に変更することができる。
また、物品載置部25(第1の物品載置部21及び第2の物品載置部23)の配設数や、サイズ等は、任意に設定することができる。
さらにまた、本実施の形態では、第2の物品載置部23を、背面17側から前面に向けて引出すようにした場合について説明したが、これに限らず、第2の物品載置部23は、例えば図20に示すように、収容部3の前面側から背面17方向へ引出すようにしてもよい。そしてまた、図21に示すように、背面17側から前面に向けて第2の物品載置部23を引出す物品載置部25と、収容部3の前面側から背面17方向へ向けて第2の物品載置部23を引出す物品載置部25とを混在させてもよい。また、第2の物品載置部23の引出し方向(進退移動方向)は、Y方向に限らず、X方向であってもよい。
そしてまた、本実施の形態では、第2の物品載置部23に形成した螺子孔19A及び19Bに螺子26A及び26Bを各々螺合させることで、第1の物品載置部21に第2の物品載置部23を固定する場合について説明したが、これに限らず、例えば、図22及び23に示すように、第2の物品載置部23の進退移動方向と直交する方向の両側に、複数の螺子孔19A〜19Jを形成し、螺子孔19A〜19Jから任意に選択された螺子孔、例えば、図23では、螺子孔19D(19C)、螺子孔19F(19E)に、螺子26B(26A)、螺子26D(26C)を螺合させてもよい。この時、第1の物品載置部21と螺子26B(26A)、螺子26D(26C)との間に若干の遊びを持たせることで、第2の物品載置部23は、長孔27A及び27Bの長さの範囲内で進退移動可能となる。したがって、第2の物品載置部23の端面に、第2の物品載置部23を第1の物品載置部21から延出させる方向に付勢するコイルバネ66等の付勢部材を配設することにより、第2の物品載置部23の延出される端部の端面と、収容部3の内壁や、物品落し口35を画定する部材の端面(他の第2の物品載置部23や第1の物品載置部21等の端面)との間に、物品を挟んで保持させることもできる。したがって、さらにレイアウトに変化を持たせることができる。また、物品が通過しようとする際に、第2の物品載置部23がコイルバネ66の付勢力に抗して、第1の物品載置部21に挿入される方向に移動させることもできるため、物品が通過する開口(物品落し口35)を拡げることができ、物品を獲得し易くすることもできる。
さらにまた、本実施の形態では、第1の物品載置部21の取付け及び取外しは、第1の物品載置部21に形成した支持突起25A及び25Bを、収容部3の背面17に形成した支持孔22A及び22Bに挿入するあるいは抜き出すことで行う場合について説明したが、これに限らず、第1の物品載置部21を収容部3に着脱可能に配設することができれば、他の構成の着脱部材を採用してもよい。
そしてまた、本実施の形態では、物品取得部30が物品の把持動作を行った位置に応じて、物品取得部30を上昇させる距離を決定することで、プレーヤは、物品の載置されている高さに係わらず、ほぼ同様の難易度でゲームを行うことができるようにした場合について説明したが、これに限らず、ステップSP120を実行した後、ステップSP126に進んでもよい。
また、ステップSP127を行った次に、開閉用モータ36によりウォームギア39をさらに回転させ、コイルバネ44の付勢力を高くして、把持アーム31A及び31Bの把持力を高め、下段の物品載置部25に載置された物品を、上段の物品載置部25に載置された物品よりも把持しやすくする処理を行ってもよい。なお、この場合は、ステップSP128及びステップSP129を行わずに、ステップSP125に進めばよい。
さらにまた、制御手段100が、物品取得部30が上段にある物品載置部25よりも上方で停止したことを判定した場合、開閉用モータ36によるウォームギア39の回転を少なくさせ、コイルバネ44の付勢力を弱くして、把持アーム31A及び31Bの把持力が弱くなるように制御し、物品取得部30が上段の物品載置部25よりも下方であり且つ下段である物品載置部25よりも上方で停止したことを判定した場合、開閉用モータ36によりウォームギア39をさらに回転させ、コイルバネ44の付勢力を高くして、把持アーム31A及び31Bの把持力が強くなるように制御してもよい。ここで、例えば、物品取得部30が物品を把持した後、必ずZ方向リミットスイッチ61ZがONとなるまで上昇する場合、上段の方が物品取得部30の下降・上昇距離が短いので物品を把持し易く、下段の方が物品取得部30の下降・上昇距離が長いため、物品を把持し難い(取りづらい)が、このように把持アーム31A及び31Bの把持力を制御することで、上段と下段との物品の把持し易さ(把持し難さ)のバランスを取ることができる。
そしてまた、本実施の形態では、物品載置部25のレイアウトによって、複数の開口が形成された場合は、面積が最大の開口を物品落し口35とする場合について説明したが、これに限らず、所望の条件により選択された開口を物品落し口35とすればよい。また、複数の開口の面積が同じである場合は、例えば、前方の角部に最も近い位置に形成された開口を選択する等、予め所望の条件を入力しておけばよい。
また、物品載置部25は、図24〜図28に示すように、第1の物品載置部21の載置面21Aの幅(第2の物品載置部23の進退移動方向と直交する方向の長さ)と、第2の物品載置部23の載置面23Aの幅が略同一になるようにしてもよい。具体的には、第2の物品載置部23の載置面23Aの両側に、載置面23Aから略直角方向に延びる側壁23B及び23Cを連続的に各々形成し、第1の物品載置部21の載置面21Aの幅方向両端を、側壁23B及び23Cの厚さ分、側壁21B及び21Cから各々延出させると共に、第1の物品載置部21の側壁21B及び21Cの載置面21A寄りに、載置面21Aと平行なスリット80を各々形成し、スリット80に第2の物品載置部23の載置面23Aが進退移動可能に挿入されるように構成してもよい。この構成の場合、第2の物品載置部23の側壁23B及び23Cが、第1の物品載置部21の側壁21B及び21Cよりも外側に配置されて、載置面21Aの幅と、載置面23Aの幅、及び側壁23B及び23Cの外面とが、面一になる。したがって、図28のように、複数の物品載置部25を隣合わせで配設しても、物品載置部25同士の間に隙間が形成されることを抑え、爪34A及び34Bが引っ掛かることを防止することができる。
また、本実施の形態では、第1の物品載置部21の水平位置及び垂直位置をZ方向位置センサ24と、X方向位置センサ28Xa〜Xiとによって検出したが、水平位置検出手段及び第1の垂直位置検出手段の形態はこれに限らず、例えば、支持孔22Aと支持孔22Bとの間ごとに、第1の物品載置部21が取り付けられていることを検出する取付位置センサを配設し、該取付位置センサによって第1の物品載置部21の水平位置及び垂直位置を検出するようにしても良い。すなわち、取付位置センサは、支持孔22A及び22Bと同様に、背面17(XZ平面)に配列されていることから、第1の物品載置部21の取り付け位置を検出することは水平位置及び垂直位置を検出することと同義となる。取付位置センサとしては磁気や光線を用いた近接センサ等を用いればよい。