JP4725829B2 - 表面燃焼バーナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の平板と波板とを交互に積層することにより、該平板と該波板との間に多数の炎孔を有する炎孔形成面を形成し、該炎孔形成面にて表面燃焼させる表面燃焼バーナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複数の平板と波板とを交互に積層し平板と波板との間に多数の炎孔を形成して、この炎孔の表面付近で燃焼させる表面燃焼バーナが知られている。
この種の表面燃焼バーナの保炎性能の向上を図ったものとして、例えば、特公平6−21684号においては、図5に示されるように、平板3と波板4との間に断面形状が略L字状の保炎板部材13を挟み込み炎孔7を塞いで火炎を区画し、火炎間に複数の無炎孔部112を設けるようにしたものが既に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような表面燃焼バーナ101では、保炎板部材13が隣接する火炎によって直接熱せられ高温となるために、熱耐久性が悪化するという問題があった。しかも、保炎板部材13で塞いだ部分の炎孔7を形成していた平板3と波板4とが無駄になってしまうという問題もある。
本発明の表面燃焼バーナは上記課題を解決し、保炎性能を向上させても、無駄な平板と波板とを作らない上に熱耐久性も悪化しない表面燃焼バーナを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載の表面燃焼バーナは、
複数の平板と波板とを交互に積層することにより、該平板と該波板との間に複数の炎孔を有する炎孔形成面を形成し、該炎孔形成面を燃料ガスのガス流れに対する下流側に配して、該ガス流れに対する上流側から炎孔形成面に向けて燃焼に必要な全空気と燃料ガスとの混合ガスを流通させ、該炎孔形成面にて表面燃焼させる全一次式の表面燃焼バーナにおいて、
複数の平板と波板とを交互に積層した積層部と、この積層部を外側から保形支持する枠体を備えた複数のバーナユニットを、該枠体同士を重ね合わせて並設することにより、上記炎孔形成面を上記バーナユニット毎の炎孔部に分割する表面燃焼式バーナであって、
バーナユニットが並設された際に重ね合わされる前記枠体は、燃焼ガス流れに対する下流側が前記積層部に沿うように形成され、上流側が外側へ突出しかつ積層部と所定間隔を隔てて対向するように形成される屈曲板状の枠体であり、
当該枠体の突出形成した部分全体を重ね合わせて互いに当接させ、複数のバーナユニットを並設することにより、隣接するバーナユニット間を炎孔形成面の上流側で閉塞し上記炎孔部間に無炎口部を形成したことを要旨とする。
【0005】
上記構成を有する本発明の請求項1記載の表面燃焼バーナは、バーナユニットの枠体を外側へ突出形成して重ね合わせることにより、バーナユニット同士を連結しているので、炎孔部間に無炎孔部となる空間が形成される。すなわち炎孔部で表面燃焼する火炎は一つの大きな火炎として炎孔形成面全体にわたって連なるのではなく、炎孔部を一つの単位とした複数の火炎に区画されるので保炎性能が向上する。しかも、従来のように炎孔形成面を保炎板部材で塞いでいるわけではないため、保炎板部材が高温に熱せられて熱耐久性が悪化したり、塞がれた部分の平板や波板が無駄になるという問題も生じない。
【0006】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の表面燃焼バーナの好適な一実施形態について図1〜図4を用いて説明する。
【0007】
図1は、表面燃焼バーナ1(以下、単にバーナ1と略称する)の概略的斜視図であり、図2は、上面図であり、図3は、図1,2中の一点鎖線A−Aでの断面図である。また、図4はバーナユニット2の概略的斜視図である。
バーナ1は、平板3と波板4と枠体5とから構成されるバーナユニット2を、燃料ガスと一次空気とを混合する混合気室14を備えた本体ケース6内に複数並設して一体に設けられる。尚、図1中においては、本体ケース6及び混合気室14は省略してある。
【0008】
バーナユニット2は、枠体5内に複数の平板3と波板4とを交互に積層することで、平板3と波板4との間に多数の炎孔7を形成したものである。多数の炎孔7は連なって、バーナユニット2毎に炎孔部8を形成する。尚、図1及び図4では、枠体5の一側面が省略してあるが、実際には、枠体5はバーナユニット2の四方を囲むものである。
枠体5は、平板3及び波板4と平行な面を長手方向とし、この長手方向の両側面は、その下方が外側に突出成形され、垂直な上側面9、傾斜した中側面10、垂直な下側面11の三面から形成されるものである。
尚、本実施形態のバーナユニット2では、交互に並べられた平板3と波板4との両外側、すなわち枠体5の内側面と接するのは平板3となるように形成されているが、別にこれに限ったものではなく、波板4が枠体5の内側面と接するように形成してもかまわない。
【0009】
そして、バーナユニット2同士が、その下側面11を重ね合わされスポット溶接されて複数個連結される。すなわち、下側面11が枠体5を重ね合わせる当接面となる。この複数個連結したバーナユニット2が本体ケース6内に嵌着される。
このようにバーナユニット2を並設することにより、バーナユニット2間、詳しくは、バーナユニット2の上側面9間に空間が生じる。つまり、保炎板部材のような別部材を用いることなく炎孔部8間に混合ガスの流れない無炎孔部12を設けることができる。
【0010】
また、本体ケース6の下方には、燃料ガスと一次空気とを混合する混合気室14が設けられる。混合気室14の一側面には、複数の燃料ガス吸入口15が横一列で開口され、この燃料ガス吸入口15の近傍の底面には、長方形の一次空気吸入口16が開口される。そして、燃料ガス吸入口15には、それぞれノズル17が取り付けられる。
また、混合気室14内には、各バーナユニット2に混合ガスを均一に分布するように多数の小穴18が備えられた分布板19が混合気室14を上下に分割するようにして設けられる。
【0011】
上述した表面燃焼バーナ1によれば、ノズル17から噴出される燃料ガスと図示しない給気ファンによって送気され一次空気吸入口16を介して供給される一次空気とは、混合気室14内で混合され、分布板19に備えられた多数の小穴18を通って各バーナユニット2全体に均一に供給される。そして、燃料ガスと一次空気との混合ガスは、炎孔7から噴出して表面燃焼する。尚、この表面燃焼バーナ1は、燃焼に必要な空気が全て一次空気として取り込まれる全一次空気式バーナである。
【0012】
各バーナユニット2毎の炎孔部8は、無炎孔部12によって区画されているので、炎孔部8ごとに分割された複数の細長い火炎Fの列が形成される。すなわち、バーナ1全面にわたって一つの大きな火炎が形成されるのではなく、炎孔部8ごとの火炎に区画することができるので保炎性能が向上する。
しかも、従来のように保炎板部材を用いて炎孔7を塞ぐことにより、火炎を区画しているわけではないので、無駄な平板3や波板4が生じず経済的である。さらに、保炎板部材が高温に加熱されることによるバーナ1の熱耐久性の悪化も生じない。
【0013】
また、バーナ1は、バーナユニット2を複数作製してそれらを並設するだけで作ることができるので取り扱いが楽で組立が容易である。しかも、一種類のバーナユニット2を用意しておけば、その連結する数を調節するだけで異なる能力のバーナを製造することができるので、異なる能力ごとにバーナを作り分ける場合と比べてコスト的に非常に有利なものとなる。
【0014】
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、本実施形態では、スポット溶接により、バーナユニット2同士を連結しているが、カシメなどの他の方法で連結しても構わない。
【0015】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載の表面燃焼バーナによれば、バーナユニットを並設するだけで、火炎を炎孔部を一つの単位とした複数の火炎に区画でき、保炎性能を向上させることができる。従って、従来のように火炎を区画するために保炎板部材によって炎孔を塞ぐ必要がないため、保炎板部材が高温に熱せられて熱耐久性が悪化したり、塞がれた部分の平板や波板が無駄になるという問題も生じない。
また、表面燃焼バーナは、バーナユニットを複数作製してそれらを並設するだけで作ることができるので取り扱いが楽で組立が容易である。しかも、連結するバーナユニットの数を調節するだけで、異なる能力の表面燃焼バーナを作製できるので、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態としての表面燃焼バーナの概略的斜視図である。
【図2】本実施形態としての表面燃焼バーナの上面図である。
【図3】本実施形態としての表面燃焼バーナの断面図である。
【図4】本実施形態としてのバーナユニットの概略的斜視図である。
【図5】従来例としての表面燃焼バーナの概略的斜視図である。
【符号の説明】
1…表面燃焼バーナ、2…バーナユニット、3…平板、4…波板、5…枠体、7…炎孔、8…炎孔部、11…下側面、12…無炎口部。
Claims (1)
- 複数の平板と波板とを交互に積層することにより、該平板と該波板との間に複数の炎孔を有する炎孔形成面を形成し、該炎孔形成面を燃料ガスのガス流れに対する下流側に配して、該ガス流れに対する上流側から炎孔形成面に向けて燃焼に必要な全空気と燃料ガスとの混合ガスを流通させ、該炎孔形成面にて表面燃焼させる全一次式の表面燃焼バーナにおいて、
複数の平板と波板とを交互に積層した積層部と、この積層部を外側から保形支持する枠体を備えた複数のバーナユニットを、該枠体同士を重ね合わせて並設することにより、上記炎孔形成面を上記バーナユニット毎の炎孔部に分割する表面燃焼式バーナであって、
バーナユニットが並設された際に重ね合わされる前記枠体は、燃焼ガス流れに対する下流側が前記積層部に沿うように形成され、上流側が外側へ突出しかつ積層部と所定間隔を隔てて対向するように形成される屈曲板状の枠体であり、
当該枠体の突出形成した部分全体を重ね合わせて互いに当接させ、複数のバーナユニットを並設することにより、隣接するバーナユニット間を炎孔形成面の上流側で閉塞し上記炎孔部間に無炎口部を形成したことを特徴とする表面燃焼バーナ。
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| JP2001225996A JP4725829B2 (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | 表面燃焼バーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001225996A JP4725829B2 (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | 表面燃焼バーナ |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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| JP2001225996A Expired - Lifetime JP4725829B2 (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | 表面燃焼バーナ |
Country Status (1)
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