(本発明の第1実施形態に係る携帯端末機の構成)
本発明の第1実施形態に係る無線通信システム及び携帯端末機10の構成について、図1及び図9を参照して説明する。
図9に示すように、携帯端末機10と現在無線通信を行っている無線通信システム(以下、現システム200)は、基地局20と、無線制御装置2とネットワーク1とを具備している。また、上記した現システム200とは異なる他の無線通信システム(以下、他システム300)は、基地局30と、無線制御装置3と、ネットワーク1とを具備している。ここで、現システム200及び他システム300は、上述したネットワーク1を共有するように構成されている。
また、本実施形態に係る現システム200の無線制御装置2は、携帯端末機10からの受信品質レベルの通知に基づいて、現システム200の基地局20から送信される無線信号の携帯端末機10における受信品質レベルを管理するように構成されている。
また、かかる無線制御装置2では、携帯端末機10に対して他システム300から送信される無線信号の測定を開始させる受信品質レベルとして、測定レベルQmが予め設定されている。
また、かかる無線制御装置2では、携帯端末機10に対して他システム300へのシステム間ハンドオーバ処理を開始させる受信品質レベルとして、当該測定レベルQmよりも低いハンドオーバレベルQhoが予め設定されている。
また、かかる無線制御装置2は、携帯端末機10から通知される受信品質レベルが、測定レベルQm又はハンドオーバレベルQho以下であるか否かを判定するように構成されている。
また、かかる無線制御装置2は、携帯端末機10における受信品質レベルが測定レベルQm以下になった場合、他システム300の基地局30から送信される無線信号の測定を開始させる「他システム測定指示情報」を、基地局20を介して、携帯端末機10へ送信するように構成されている。
また、かかる無線制御装置2は、携帯端末機10における受信品質レベルがハンドオーバレベルQho以下になった場合、現システム200から他システム300へ無線通信先を切り替えるシステム間ハンドオーバ処理を開始させる「ハンドオーバ指示情報」を、基地局20を介して、携帯端末機10へ送信するように構成されている。
また、かかる無線制御装置2は、携帯端末機10における受信品質レベルがハンドオーバレベルQho以下になった場合、他システム300の無線制御装置3に対して、携帯端末機10と無線通信を行うことを指示するように構成されている。
また、本実施形態に係る現システム200の基地局20及び他システム300の基地局30は、携帯端末機10との間で、無線信号を使用して無線通信を行うように構成されている。
図1は、本実施形態に係る携帯端末機10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、かかる携帯端末機10は、受信部11と、測定部12と、減衰量算出部13と、変換処理部14と、送信部15と、ハンドオーバ処理部16とを具備している。
かかる携帯端末機10は、現システム200の基地局20及び他システム300の基地局30との間で、無線信号により音声等の無線通信を行うように構成されている。
ここで、かかる携帯端末機10は、上述した無線通信を現システム200又は他システム300のいずれか一方とのみ行うことができる。
また、かかる携帯端末機10は、後述する測定部12で算出される第1の受信品質レベル又は変換処理部14で変換される第2の受信品質レベルを、現システム200へ定期通知方式(例えば、Periodic方式)で通知するように構成されている。
受信部11は、現システム200の基地局20から送信される無線信号と、他システム300の基地局30から送信される無線信号と、「他システム測定指示情報」と、「ハンドオーバ指示情報」とを受信するように構成されている。
測定部12は、一定の期間内に、現システム200の基地局20から送信される無線信号の受信品質レベルを所定の周期で測定し、測定した受信品質レベルに基づいて、所定の算出方法で今回測定した第1の受信品質レベルを算出するように構成されている。
具体的には、測定部12は、内部に時計を具備しており、図2の例に示すように、受信品質レベル測定周期Tx1で、現システム200の基地局20から送信される無線信号の受信品質レベルを測定する。
そして、測定部12は、一定の受信品質レベル算出期間Tx2内に、受信品質レベル測定周期Tx1で測定された受信品質レベルに基づいて、所定の算出方法により、第1の受信品質レベルを測定結果として算出するように構成されている。
ここで、第1の受信品質レベルを算出する算出方法は、受信品質レベル測定周期Tx1で測定された受信品質レベルXの総数がnである場合、下記(1)式に示す相加平均や、下記(2)式に示す相乗平均などでも良い。
また、本実施形態では、上述した受信品質レベル測定周期Tx1は、50msであり、受信品質レベル算出期間Tx2は、500msである場合を例に説明する。
なお、測定部12で測定される受信品質レベルは、無線信号の強度を示すRSSI(RSSI:Received Signal Strength Indicator)や、希望波受信電力であるRSCP(RSCP:Received Signal Code domain Power)や、希望波受信電力と干渉波受信電力との比であるSIR(SIR:Signal Interference Ratio)などでも良い。
また、測定部12は、受信部11において「他システム測定指示情報」が受信された場合、現システム200の基地局20から送信される無線信号の第1の受信品質レベルと、他システム300の基地局30から送信される無線信号の第1の受信品質レベルとを算出するように構成されている。
ここで、かかる場合、測定部12は、他システム300の基地局30から送信される共通パイロットチャネルの無線信号の第1の受信品質レベルを算出するように構成されている。
なお、測定部12は、上述した算出を行わず、受信品質レベル測定周期Tx1で測定した現システム200及び他システム300から送信される無線信号の受信品質レベルを、第1の受信品質とするように構成されていても良い。
減衰量算出部13は、前回算出された前記第1の受信品質レベルと今回算出された前記第1の受信品質レベルとの差に基づいて、減衰量Dを算出するように構成されている。
具体的に、減衰量算出部13は、測定部12において第1の受信品質レベルが算出される度に、測定部12で前回算出された第1の受信品質レベル(例えば、−94dBm)と、今回算出された第1の受信品質レベル(例えば、−100dBm)との減衰量D(例えば、6dBm)を算出するように構成されている。
ここで、減衰量算出部13は、上述する減衰量Dを、現システム200から送信される無線信号の第1の受信品質レベルについてのみ算出し、他システム300から送信される無線信号の第1の受信品質レベルについては算出しない。
変換処理部14は、算出した減衰量が所定の条件を満たした場合、今回測定した第1受信品質レベルを、当該第1の受信品質レベルよりも小さい第2の受信品質レベルに変換するように構成されている。
また、変換処理部14は、第1受信品質レベルから第2の受信品質レベルへの変換を、現システム200から送信された無線信号の第1受信品質レベルについてのみ行うように構成されている。
具体的に、変換処理部14の構成について説明する。
変換処理部14は、予め、変換受信品質レベルQs(例えば、−90dBm)と、変換レベルΔQ(例えば、10dBm)と、基準減衰量Da(例えば、5dBm)とを記憶するように構成されている。
ここで、変換受信品質レベルQsは、現システム200から送信される無線信号に基づいて、上述した測定部12で算出される第1の受信品質レベルが、低いレベルであることを判断するための基準となる受信品質レベルである。
また、変換処理部14は、測定部12で今回算出された第1の受信品質レベルが、変換受信品質レベルQs(例えば、−90dBm)以下であるか否かを判断するように構成されている。
また、変換処理部14は、減衰量算出部13で算出された減衰量D(例えば、6dBm)が、基準減衰量Da(例えば、5dBm)以上であるか否かを判断するように構成されている。
さらに、変換処理部14は、測定部12で今回算出された第1の受信品質レベルが、変換受信品質レベルQs以下であり、かつ減衰量算出部13で算出された減衰量Dが、基準減衰量Da以上である場合、今回算出された第1の受信品質レベル(例えば、−100dBm)から変換レベルΔQ(例えば、10dBm)を減算し、第1の受信品質レベルを第2の受信品質レベル(例えば、−110dBm)に変換するように構成されている。
送信部15は、測定部12で算出された第1の受信品質レベルを、基地局20を介して、無線制御装置2へ通知するように構成されている。
また、送信部15は、変換処理部14で第2の受信品質レベルが変換された場合、第1の受信品質レベルではなく、当該第2の受信品質レベルを、基地局20を介して、無線制御装置2へ通知するように構成されている。
また、送信部15は、受信品質レベル算出期間Tx2毎に、第1の受信品質レベル又は第2の受信品質レベルを、基地局20を介して、無線制御装置2へ通知するように構成されている。
ハンドオーバ処理部16は、受信部11において「ハンドオーバ指示情報」が受信された場合、現システム200の基地局20から他システム300の基地局30へ無線通信先を切り替えるシステム間ハンドオーバ処理を開始するように構成されている。
(本実施形態に係る携帯端末機の動作)
上記の構成を具備する携帯端末機10の動作について、図3乃至5を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る携帯端末機10の動作を示すフローチャートである。
図3のステップS10において、測定部12は、受信部11において「他システム測定指示情報」が受信されているか否かを判断する。
ステップS20において、測定部12は、受信部11において「他システム測定指示情報」が受信されていないと判断すると、現システム200の基地局20から送信される無線信号の第1の受信品質レベルを算出する。
ステップS30において、測定部12は、受信部11において他システム測定指示情報が受信されていると判断すると、他システム300の基地局30から送信される無線信号(共通パイロットチャネル)の第1の受信品質レベルを算出する。
また、測定部12は、ステップS30の動作の後、ステップS20の動作を行う。
ステップS40において、ハンドオーバ処理部16は、受信部11において「ハンドオーバ指示情報」が受信されたか否かを判断する。
ステップS50において、ハンドオーバ処理部16は、受信部11において「ハンドオーバ指示情報」が受信されたと判断した場合、現システム200の基地局20から他システム300の基地局30へ無線通信先を切り替えるシステム間ハンドオーバ処理を開始する。
また、ハンドオーバ処理部16は、受信部11において「ハンドオーバ指示情報」が受信されていないと判断した場合、システム間ハンドオーバ処理を開始しない。
なお、かかる携帯端末機10では、上述したステップS10乃至S50の動作が、繰り返し行なわれる。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る携帯端末機10におけるステップS20の動作について具体的に説明する。
図4のステップS201において、測定部12は、現システム200の基地局20から送信される無線信号の受信品質レベルを、受信品質レベル測定周期Tx1(例えば、50ms)で測定する。
そして、測定部12は、受信品質レベル算出期間Tx2(例えば、500ms)内に、受信品質レベル測定周期Tx1(例えば、50ms)で測定された受信品質レベルに基づいて、所定の算出方法で第1の受信品質レベル(例えば、−100dBm)を算出する。
ステップS202において、減衰量算出部13は、測定部12で前回算出された第1の受信品質レベル(例えば、−94dBm)と、今回算出された第1の受信品質レベル(例えば、−100dBm)との減衰量D(例えば、6dBm)を算出する。
ステップS203において、変換処理部14は、測定部12で今回算出された第1の受信品質レベルが、変換受信品質レベルQs(例えば、−90dBm)以下であるか否かを判断する。
また、変換処理部14において、測定部12で今回算出された第1の受信品質レベルが、変換受信品質レベルQs以下であると判断された場合、ステップS204の動作を行い、変換受信品質レベルQs以下でないと判断された場合、ステップS206の動作を行う。
ステップS204において、変換処理部14は、減衰量算出部13で算出された減衰量D(例えば、6dBm)が、基準減衰量Da(例えば、5dBm)以上であるか否かを判断する。
また、変換処理部14において、減衰量算出部13で算出された減衰量Dが、基準減衰量Da以上であると判断された場合、ステップS205の動作を行い、基準減衰量Da以上でないと判断された場合、ステップS206の動作を行う。
ステップS205において、変換処理部14は、今回算出された第1の受信品質レベル(例えば、−100dBm)から変換レベルΔQ(例えば、10dBm)を減算し、第1の受信品質レベルを第2の受信品質レベル(例えば、−110dBm)に変換する。
ステップS206において、送信部15は、変換処理部14で第2の受信品質レベルが変換された場合は、当該第2の受信品質レベルを、基地局20を介して無線制御装置2へ通知し、変換処理部14で第2の受信品質レベルが変換されない場合は、測定部12で今回算出された第1の受信品質レベルを、基地局20を介して無線制御装置2へ通知する。
次に、図5を参照して、本実施形態に係る携帯端末機10におけるステップS30の動作について具体的に説明する。
図5のステップS301において、測定部12は、他システム300の基地局30から送信される無線信号(例えば、共通パイロットチャネル)の受信品質レベルを、受信品質レベル測定周期Tx1(例えば、50ms)で測定する。
そして、測定部12は、受信品質レベル算出期間Tx2(例えば、500ms)内に、受信品質レベル測定周期Tx1で測定された受信品質レベルに基づいて、所定の算出方法で第1の受信品質レベルを算出する。
ステップS302において、送信部15は、測定部12で今回算出された第1の受信品質レベルを、基地局20を介して無線制御装置2へ通知する。
次に、具体的に、図6を参照して、携帯端末機10の受信品質レベルの変化と、システム間ハンドオーバ処理を開始する動作とについて説明する。図6には、携帯端末機10における第1の受信品質レベルと第2の受信品質レベルの変化が示されている。
図6に示す受信品質レベルQ2bは、現システム200から送信された無線信号に基づいて、携帯端末機10の測定部12で算出された第1の受信品質レベルである。また、図6に示す受信品質レベルQ2bは、Td2の時から一定の減衰量で、急激に低下する例を示している。
また、受信品質レベルQ3aは、他システム300から送信された無線信号に基づいて、携帯端末機10の測定部12で算出された第1の受信品質レベルQ3aである。
また、受信品質レベルQ2cは、現システム200から送信された無線信号に基づいて、携帯端末機10の測定部12で算出されたの第1の受信品質レベルQ2bを、変換処理部14で変換した第2の受信品質レベルQ2cである。
また、第1の受信品質レベルQ2b及び第1の受信品質レベルQ3aにおける実線部分では、携帯端末機10が、現システム200又は他システム300との間で無線通信を行っていることを示している。
また、第1の受信品質レベルQ3aにおける点線部分では、携帯端末機10が、他システム300から送信される無線信号(例えば、共通パイロットチャネル)の測定を行っていることを示している。
また、図6に示す最低受信品質レベルQlは、携帯端末機10において、現システム200との間で無線通信を行うことが可能な最低の受信品質レベルである。
また、携帯端末機10の変換処理部14では、変換受信品質レベルQs(例えば、−90dBm)と、変換レベルΔQ(例えば、10dBm)と、基準減衰量Da(例えば、5dBm)とが、予め設定されている。
図6におけるT0の時、携帯端末機10の測定部12は、基地局20から送信される無線信号の第1の受信品質レベルQ2bの算出を行い、送信部15は、当該第1の受信品質レベルQ2bを現システム200の無線制御装置2へ通知している。
また、この時、携帯端末機10は、現システム200の基地局20との間で、無線信号を使用して、音声等の無線通信を行っている。
図6におけるTaの時、携帯端末機10の変換処理部14は、測定部12で算出される第1の受信品質レベルが、変換受信品質レベルQs(例えば、−90dBm)以下に低下したことを判断する。
そして、図6におけるTd2の時から、携帯端末機10の測定部12で算出される第1の受信品質レベルQ2bが、急激に低下し始める。
ここで、本実施形態において、Td2の時に測定部12で算出される第1の受信品質レベルQ2bが、例えば、−94dBmある場合を例に説明する。また、図6に示すTd2とTzとの間の時間は、受信品質算出期間Tx2(例えば、500ms)である場合を例に説明する。
図6におけるTzの時、携帯端末機10の減衰量算出部13では、測定部12で前回測定された第1の受信品質レベルQ2b(例えば、−94dBm)と、今回測定した第1の受信品質レベルQ2b(例えば、−100dBm)との減衰量D(例えば、6dBm)が算出される。
また、この時、携帯端末機10の変換処理部14は、減衰量算出部13で算出された減衰量D(例えば、6dBm)が、基準減衰量Da(例えば、5dBm)以上であることを判断する。
そして、変換処理部14は、今回測定した第1の受信品質レベルQ2b(例えば、−100dBm)から変換レベルΔQ(例えば、10dBm)を減算し、第1の受信品質レベルQ2bを第2の受信品質レベルQ2c(例えば、−110dBm)に変換する。
また、携帯端末機10の送信部15は、変換された第2の受信品質レベルQ2cを、現システム200の無線制御装置2へ通知する。
ここで、もしも、減衰量算出部13で算出される減衰量Dが、基準減衰量Daよりも小さい場合、変換処理部14は、第1の受信品質レベルQ2bを第2の受信品質レベルQ2cに変換しない。よって、かかる場合、送信部15は、第1の受信品質レベルQ2bを現システム200の無線制御装置2へ通知する。
図6におけるTm3の時、携帯端末機10の送信部15から、現システム200の無線制御装置2へ通知される第2の受信品質レベルQ2cが、測定レベルQmに低下する。
当該第2の受信品質レベルQ2cの通知を受けた無線制御装置2は、携帯端末機10の第2の受信品質レベルQ2cが、測定レベルQm以下になったことを判定する。
ここで、この時、無線通信に使用されている無線信号の第1の受信品質レベルQ2bは、測定レベルQmまで低下していない。
そして、無線制御装置2は、他システム300の基地局30から送信される無線信号の第1の受信品質レベルQ3aの測定を開始するように、携帯端末機10に対して「他システム測定指示情報」を送信する。
当該他システム測定開始情報を受信した携帯端末機10は、測定部12において他システム300の基地局30から送信される無線信号(例えば、共通パイロットチャネル)の第1の受信品質レベルQ3aの算出を開始する。
図6におけるTh3の時、携帯端末機10の送信部15から、現システム200の無線制御装置2へ通知される第2の受信品質レベルQ2cが、ハンドオーバレベルQhoに低下する。
当該第2の受信品質レベルQ2cの通知を受けた無線制御装置2は、携帯端末機10の第2の受信品質レベルQ2cが、ハンドオーバレベルQho以下になったことを判定する。
ここで、この時、無線通信に使用されている無線信号の第1の受信品質レベルQ2bは、ハンドオーバレベルQhoまで低下していない。
そして、無線制御装置2は、ネットワーク1を介し、他システム300の無線制御装置3へ、携帯端末機10と無線通信を行うように指示する。そして、当該指示を受けた無線制御装置3は、基地局30に対して、携帯端末機10と無線通信を行うように指示する。
また、無線制御装置2は、無線通信先を現システム200の基地局20から他システム300の基地局30へ切り替えるシステム間ハンドオーバ処理を開始するように、携帯端末機10に対して「ハンドオーバ指示情報」を送信する。
当該「ハンドオーバ開始情報」を受信した携帯端末機10は、システム間ハンドオーバ処理を開始し、図6におけるTc3の時、当該システム間ハンドオーバ処理を完了して、他システム300の基地局30と無線通信を開始する。
(本実施形態に係る携帯端末機の作用・効果)
本実施形態に係る携帯端末機10によれば、第1の受信品質レベルが急激に低下する場合、現システム200に対して、第1の受信品質レベルではなく第2の受信品質レベルを通知することができる。
また、本実施形態に係る携帯端末機10によれば、図6に示すように、他システム300から送信される無線信号の測定をΔT1だけ早く開始することができ、また、システム間ハンドオーバ処理をΔT2だけ早く開始することができるので、システム間ハンドオーバ処理を開始してから、受信品質レベルQ2bが最低受信品質レベルQlまで低下する期間ΔThoを長く確保できる。
したがって、かかる携帯端末機10によれば、現システム200から他システム300へ無線通信先を切り替えるシステム間ハンドオーバ処理において、処理期間の不足によって音声等の無線通信が遮断されることを低減できる。
また、上述するように、本発明によれば、現システム200や他システム300等の無線通信システムの構成を変更することなく、携帯端末機10へ本発明の機能を搭載するだけで、システム間ハンドオーバ処理において、処理期間の不足によって無線通信が遮断されることを低減することができる。
(第1実施形態に係る変更例1)
以下に第1実施形態に係る携帯端末機10の変更例1の構成について、第1実施形態に係る携帯端末機10との相違点に着目して説明する。
本実施形態に係る携帯端末機10の構成は、変換処理部14を除いて、第1実施形態に係る携帯端末機10と同様である。
よって、以下に、本実施形態に係る変換処理部14の構成について説明する。
本実施形態に係る携帯端末機10の変換処理部14は、減衰量Dの大きさに基づく変換レベルを、今回測定した第1の受信品質レベルから減算することによって、今回測定した第1の受信品質レベルを第2の受信品質レベルに変換するように構成されている。
具体的には、変換処理部14では、変換受信品質レベルQs(例えば、−90dBm)と、基準減衰量Da(例えば、5dBm)とが、予め設定されている。
また、変換処理部14は、図7の例に示すような減衰量−変換レベルテーブルを具備するように構成されている。
具体的に、図7のテーブルに示すように、変換処理部14では、減衰量D1(例えば、5dBm)と、当該減衰量D1よりも大きい減衰量D2(例えば、7dBm)と、当該減衰量D2よりも大きい減衰量D3(例えば、9dBm)とが予め設定されている。
また、変換処理部14では、図7のテーブルに示すように、減衰量D1乃至D3に対応して、変換レベルΔQ1(例えば、10dBm)と、当該変換レベルΔQ1よりも大きい変換レベルΔQ2(例えば、15dBm)とが予め設定されている。
ここで、上述した基準減衰量Daと、図7のテーブルに示す減衰量D1とは、同じ値である。
そして、変換処理部14は、測定部12で今回算出された第1の受信品質レベル(例えば−100dBm)が、変換受信品質レベルQs(例えば、−90dBm)以下であり、かつ減衰量算出部13で算出された減衰量D(例えば、7dBm)が基準減衰量Da(D1と同じ値、例えば、5dBm)以上である場合、減衰量−変換レベルテーブルを参照し、算出された減衰量D(例えば、7dBm)に対応する変換レベルΔQ(例えば、15dBm)を選択し、今回算出された前記第1の受信品質レベルから選択した変換レベルΔQを減算することによって、第2の受信品質レベル(例えば−115dBm)に変換するように構成されている。
なお、変換処理部14では、減衰量D3よりも大きい減衰量D4や、減衰量D4よりも大きい減衰量D5が、予め設定されていてもよい。また、変換処理部14では、当該減衰量D4乃至D5に対応して、当該変換レベルΔQ2よりも大きい変換レベルΔQ3や、当該変換レベルΔQ3よりも大きい変換レベルΔQ4が、予め設定されていてもよい。
本実施形態に係る携帯端末機10によれば、減衰量算出部13で算出された減衰量Dが大きいほど、受信品質レベルの低い第2の受信品質レベルに変換することができる。
そして、かかる携帯端末機10は、現システム200から送信される無線信号の減衰量Dが大きいほど、他システム300から送信される無線信号の第1の受信品質レベルの測定結果を算出する動作と、システム間ハンドオーバ処理の動作とを、早く開始することができる。
よって、かかる携帯端末機10は、現システム200から送信される無線信号の減衰量Dが大きいほど、ハンドオーバ処理を行う期間ΔThoを長く確保することができるので、現システム200から他システム300へ無線通信先を切り替えるシステム間ハンドオーバ処理において、処理期間の不足によって音声等の無線通信が遮断されることを低減できる。
(本発明の第2実施形態に係る携帯端末機の構成)
本発明の第2実施形態に係る無線通信システム及び携帯端末機10の構成について、第1実施形態に係る無線通信システム及び携帯端末機10との相違点に着目して説明する。
また、第1実施形態と本実施形態との間における最も特徴的な相違点は、第1実施形態に係る無線通信システム及び携帯端末機10が、定期通知方式(例えば、Periodic方式)で携帯端末機10における受信品質レベルを現システム200へ通知するように構成されていたのに対して、本実施形態に係る無線通信システム及び携帯端末機10では、閾値通知方式(例えば、Event Trigger方式)で通知するように構成されていることである。
また、本実施形態に係る現システム200及び他システム300の構成は、無線制御装置2を除き、第1実施形態に係る現システム200及び他システム300と同様である。
また、本実施形態に係る携帯端末機10の構成は、変換処理部14及び送信部15を除いて、第1実施形態に係る携帯端末機10と同様である。
よって、以下に、本実施形態に係る無線制御装置2と変換処理部14と送信部15との構成について説明する。
まず、本実施形態に係る現システム200の無線制御装置2の構成について説明する。
かかる無線制御装置2は、携帯端末機10と無線通信を開始した際、携帯端末機10に対して、測定レベルQmとハンドオーバレベルQhoとを通知するように構成されている。
上述した測定レベルQmは、携帯端末機10に対して他システム300から送信される無線信号(共通パイロットチャネル)の測定を開始させる受信品質レベルである。
また、上述したハンドオーバレベルQhoは、携帯端末機10に対して他システム300へのシステム間ハンドオーバ処理を開始させる受信品質レベルである。
また、無線制御装置2は、後述する「測定レベル低下情報」を携帯端末機10から受信した場合、他システム300の基地局30から送信される無線信号の測定を開始させる「他システム測定指示情報」を、基地局20を介して、携帯端末機10へ送信するように構成されている。
また、かかる無線制御装置2は、後述する「ハンドオーバレベル低下情報」を携帯端末機10から受信した場合、現システム200から他システム300へ無線通信先を切り替えるシステム間ハンドオーバ処理を開始させる「ハンドオーバ指示情報」を、基地局20を介して、携帯端末機10へ送信するように構成されている。
次に、本実施形態に係る携帯端末機10の変換処理部14の構成について説明する。
かかる変換処理部14は、携帯端末機10が無線通信を開始した際に無線制御装置2から通知される測定レベルQmとハンドオーバレベルQhoとを記憶するように構成されている。
また、変換処理部14では、変換受信品質レベルQsと、変換レベルΔQと、基準減衰量Daとが、予め設定されている。
また、変換処理部14は、測定部12で今回算出された第1の受信品質レベルが、変換受信品質レベルQs以下であるか否かを判断するように構成されている。
また、変換処理部14は、減衰量算出部13で算出された減衰量Dが、基準減衰量Da以上であるか否かを判断するように構成されている。
また、変換処理部14は、測定部12で今回算出された第1の受信品質レベルが、変換受信品質レベルQs以下であり、かつ減衰量算出部13で算出された減衰量Dが、基準減衰量Da以上である場合、今回算出された第1の受信品質レベルから変換レベルΔQを減算し、第1の受信品質レベルを第2の受信品質レベルに変換するように構成されている。
また、変換処理部14は、第1受信品質レベルから第2の受信品質レベルへの変換を、現システム200から送信された無線信号の第1受信品質レベルについてのみ行うように構成されている。
また、変換処理部14は、測定部12で算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、特定の受信品質レベル以下に低下した時、第1の受信品質レベル又は第2の受信品質レベルが特定の受信品質レベル以下になったことを、後述する送信部15を介して、現システム200の無線制御装置2へ通知するように構成されている。
具体的に、変換処理部14は、前回算出された第1の受信品質レベルと比べ、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、測定レベルQm以下に低下したか否かを判断するように構成されている。
また、変換処理部14は、前回算出された第1の受信品質レベルを第2の受信品質に変換した場合、当該第2の受信品質と比べ、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、測定レベルQm以下に低下したか否かを判断するように構成されている。
また、変換処理部14は、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、測定レベルQm以下に低下したと判断した場合、「測定レベル低下情報」を生成するように構成されている。
なお、変換処理部14は、測定レベルQm以下に低下していないと判断した場合は、「測定レベル低下情報」を生成しない。
ここで、上述する「測定レベル低下情報」には、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、記憶する測定レベルQm以下に低下したことを、無線制御装置2へ通知する情報が含まれている。
なお、上述する「測定レベル低下情報」には、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが含まれていてもよい。
また、変換処理部14は、前回算出された第1の受信品質レベルと比べ、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、ハンドオーバレベルQho以下に低下したか否かを判断するように構成されている。
また、変換処理部14は、前回算出された第1の受信品質レベルを第2の受信品質に変換した場合、当該第2の受信品質と比べ、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、ハンドオーバレベルQho以下に低下したか否かを判断するように構成されている。
また、変換処理部14は、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、ハンドオーバレベルQho以下に低下したと判断した場合、「ハンドオーバレベル低下情報」を生成するように構成されている。
なお、変換処理部14は、第2の受信品質レベルが、ハンドオーバレベルQho以下に低下していないと判断した場合、「ハンドオーバレベル低下情報」を生成しない。
ここで、上述する「ハンドオーバレベル低下情報」には、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、記憶するハンドオーバレベルQho以下に低下したことを、無線制御装置2へ通知する情報が含まれている。
また、上述する「ハンドオーバレベル低下情報」には、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが含まれていてもよい。
送信部15は、変換処理部14において、上述する「測定レベル低下情報」又は「ハンドオーバレベル低下情報」が生成された場合のみ、当該「測定レベル低下情報」又は「ハンドオーバレベル低下情報」を、基地局20を介して、無線制御装置2へ送信するように構成されている。
(本実施形態に係る携帯端末機の動作)
上記の構成を具備する携帯端末機10の動作について、第1実施形態に係る携帯端末機10との相違点に着目して説明する。
本実施形態に係る無線通信システム及び携帯端末機10の動作は、図3に示すステップS20の動作を除き、第1実施形態に係る無線通信システムと同様である。
よって、本実施形態に係る携帯端末機10におけるステップS20の動作について、図8を参照して具体的に説明する。
図8のステップS211において、携帯端末機10の変換処理部14は、無線制御装置2と無線通信を開始した際に、無線制御装置2から通知される測定レベルQmとハンドオーバレベルQhoとを記憶する。
ステップS212において、測定部12は、現システム200の基地局20から送信される無線信号の受信品質レベルを、受信品質レベル測定周期Tx1で測定する。
そして、測定部12は、受信品質レベル算出期間Tx2内に、受信品質レベル測定周期Tx1で測定された受信品質レベルに基づいて、所定の算出方法で第1の受信品質レベルを算出する。
ステップS213において、減衰量算出部13は、測定部12で前回算出された第1の受信品質レベルと、今回算出された第1の受信品質レベルとの減衰量Dを算出する。
ステップS214において、変換処理部14は、測定部12で今回算出された第1の受信品質レベルが、変換受信品質レベルQs以下であるか否かを判断する。
また、変換処理部14において、測定部12で今回算出された第1の受信品質レベルが、変換受信品質レベルQs以下であると判断された場合、ステップS215の動作を行い、変換受信品質レベルQs以下でないと判断された場合、ステップS217の動作を行う。
ステップS215において、変換処理部14は、減衰量算出部13で算出された減衰量Dが、基準減衰量Da以上であるか否かを判断する。
また、変換処理部14において、減衰量算出部13で算出された減衰量Dが、基準減衰量Da以上であると判断された場合、ステップS216の動作を行い、基準減衰量Da以上でないと判断された場合、ステップS217の動作を行う。
ステップS216において、変換処理部14は、今回算出された第1の受信品質レベルから変換レベルΔQを減算し、第1の受信品質レベルを第2の受信品質レベルに変換する。
ステップS217において、変換処理部14は、前回算出された第1の受信品質レベルと比べ、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、測定レベルQm又はハンドオーバレベルQho以下に低下したか否かを判断する。
また、変換処理部14は、前回算出された第1の受信品質レベルを第2の受信品質に変換している場合、当該第2の受信品質と比べ、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、測定レベルQm又はハンドオーバレベルQho以下に低下したか否かを判断する。
また、変換処理部14は、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、測定レベルQm又はハンドオーバレベルQho以下に低下したと判断した場合は、ステップS218の動作を行い、測定レベルQm又はハンドオーバレベルQho以下に低下していないと判断した場合は、ステップS212の動作を行う。
ステップS218において、変換処理部14は、ステップS217で今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、測定レベルQm以下に低下した場合、「測定レベル低下情報」を生成する。
また、変換処理部14は、ステップS217で今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、記憶するハンドオーバレベルQho以下に低下したと判断した場合、「ハンドオーバレベル低下情報」を生成する。
ステップS219において、送信部15は、変換処理部14において、上述する「測定レベル低下情報」又は「ハンドオーバレベル低下情報」が生成された場合のみ、当該「測定レベル低下情報」又は「ハンドオーバレベル低下情報」を、基地局20を介して、無線制御装置2へ送信する。
(本実施形態に係る携帯端末機の作用・効果)
本実施形態に係る携帯端末機10によれば、第1の受信品質レベルが急激に低下する場合、変換した第2の受信品質レベルが、第1の受信品質レベルよりも早く測定レベルQm又はハンドオーバレベルQho以下に低下するので、「測定レベル低下情報」又は「ハンドオーバレベル低下情報」を、現システム200に対して早く通知することができる。
そして、かかる携帯端末機10によれば、他システム300から送信される無線信号の測定と、システム間ハンドオーバ処理とを、早く開始することができ、システム間ハンドオーバ処理を開始してから、受信品質レベルQ2bが最低受信品質レベルQlまで低下する期間ΔThoを長く確保できる。
したがって、かかる携帯端末機10によれば、現システム200から他システム300へ無線通信先を切り替えるシステム間ハンドオーバ処理において、処理期間の不足によって音声等の無線通信が遮断されることを低減できる。
(第2実施形態に係る変更例1)
以下に第2実施形態に係る携帯端末機10の変更例1の構成について、第2実施形態に係る携帯端末機10との相違点に着目して説明する。本実施形態に係る携帯端末機10の構成は、変換処理部14を除いて、第2実施形態に係る携帯端末機10と同様である。よって、以下に、本実施形態に係る変換処理部14の構成について説明する。
本実施形態に係る携帯端末機10の変換処理部14は、無線制御装置2と無線通信を開始した際に通知される測定レベルQmとハンドオーバレベルQhoとを、記憶するように構成されている。
また、変換処理部14では、変換受信品質レベルQsと、基準減衰量Daとが、予め設定されている。
また、変換処理部14は、測定部12で今回算出された第1の受信品質レベルが、変換受信品質レベルQs以下であるか否かを判断するように構成されている。
また、変換処理部14は、減衰量算出部13で算出された減衰量Dが、基準減衰量Da以上であるか否かを判断するように構成されている。
また、本実施形態に係る携帯端末機10の変換処理部14は、減衰量Dの大きさに基づく変換レベルを、今回測定した第1の受信品質レベルから減算することによって、今回測定した第1の受信品質レベルを第2の受信品質レベルに変換するように構成されている。
また、変換処理部14は、図7の例に示すような減衰量−変換レベルテーブルを具備するように構成されている。
具体的に、図7のテーブルに示すように、変換処理部14では、減衰量D1と、当該減衰量D1よりも大きい減衰量D2と、当該減衰量D2よりも大きい減衰量D3とが予め設定されている。
また、変換処理部14では、図7のテーブルに示すように、減衰量D1乃至3に対応して、変換レベルΔQ1と、当該変換レベルΔQ1よりも大きい変換レベルΔQ2とが予め設定されている。
ここで、上述した基準減衰量Daと、図7のテーブルに示す減衰量D1とは、同じ値である。
そして、変換処理部14は、測定部12で今回算出された第1の受信品質レベルが、変換受信品質レベルQs以下であり、かつ減衰量算出部13で算出された減衰量Dが基準減衰量Da(D1)以上である場合、減衰量−変換レベルテーブルを参照し、算出された減衰量D1乃至D3に対応する変換レベルΔQを選択し、今回算出された前記第1の受信品質レベルから選択した変換レベルを減算することによって、第2の受信品質レベルに変換するように構成されている。
なお、変換処理部14では、減衰量D3よりも大きい減衰量D4や、減衰量D4よりも大きい減衰量D5が、予め設定されていてもよい。また、変換処理部14では、当該減衰量D4乃至D5に対応して、当該変換レベルΔQ2よりも大きい変換レベルΔQ3や、当該変換レベルΔQ3よりも大きい変換レベルΔQ4が、予め設定されていてもよい。
また、変換処理部14は、第1受信品質レベルから第2の受信品質レベルへの変換を、現システム200から送信された無線信号の第1受信品質レベルについてのみ行うように構成されている。
また、変換処理部14は、測定部12で算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、特定の受信品質レベル以下に低下した時、第1の受信品質レベル又は第2の受信品質レベルが特定の受信品質レベル以下になったことを現システム200の無線制御装置2へ通知するように構成されている。
ここで、上述した特定の受信品質レベルは、測定レベルQmとハンドオーバレベルQhoとを示している。
具体的に、変換処理部14は、前回算出された第1の受信品質レベルと比べ、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、測定レベルQm以下に低下したか否かを判断するように構成されている。
また、変換処理部14は、前回算出された第1の受信品質レベルを第2の受信品質に変換した場合、当該第2の受信品質と比べ、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、測定レベルQm以下に低下したか否かを判断するように構成されている。
また、変換処理部14は、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、測定レベルQm以下に低下したと判断した場合、「測定レベル低下情報」を生成するように構成されている。
なお、変換処理部14は、測定レベルQm以下に低下していないと判断した場合は、「測定レベル低下情報」を生成しない。
ここで、上述する「測定レベル低下情報」には、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、記憶する測定レベルQm以下に低下したことを、無線制御装置2へ通知する情報が含まれている。
なお、上述する「測定レベル低下情報」には、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが含まれていてもよい。
また、変換処理部14は、前回算出された第1の受信品質レベルと比べ、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、ハンドオーバレベルQho以下に低下したか否かを判断するように構成されている。
また、変換処理部14は、前回算出された第1の受信品質レベルを第2の受信品質に変換した場合、当該第2の受信品質と比べ、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、ハンドオーバレベルQho以下に低下したか否かを判断するように構成されている。
また、変換処理部14は、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、ハンドオーバレベルQho以下に低下したと判断した場合、「ハンドオーバレベル低下情報」を生成するように構成されている。
なお、変換処理部14は、第2の受信品質レベルが、ハンドオーバレベルQho以下に低下していないと判断した場合、「ハンドオーバレベル低下情報」を生成しない。
ここで、上述する「ハンドオーバレベル低下情報」には、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが、記憶するハンドオーバレベルQho以下に低下したことを、無線制御装置2へ通知する情報が含まれている。
また、上述する「ハンドオーバレベル低下情報」には、今回算出された第1の受信品質レベル又は変換した第2の受信品質レベルが含まれていてもよい。
本実施形態に係る携帯端末機10によれば、減衰量算出部13で算出された減衰量Dが大きいほど、受信品質レベルの低い第2の受信品質レベルに変換することができる。
そして、かかる携帯端末機10は、現システム200から送信される無線信号の減衰量Dが大きいほど、「測定レベル低下情報」又は「ハンドオーバレベル低下情報」を、現システム200に対して早く通知することができる。
そして、かかる携帯端末機10によれば、他システム300から送信される無線信号の測定と、システム間ハンドオーバ処理を、早く開始することができ、ハンドオーバ処理を行う期間ΔThoを長く確保することができるので、現システム200から他システム300へ無線通信先を切り替えるシステム間ハンドオーバ処理において、処理期間の不足によって音声等の無線通信が遮断されることを低減できる。
10…携帯端末機、11…受信部、12…測定部、13…減衰量算出部、14…変換処理部、15…送信部、16…ハンドオーバ処理部、20…基地局、30…基地局、200…現システム、300…他システム、3…無線制御装置、2…無線制御装置、1…ネットワーク、ΔTho…ハンドオーバ処理期間、ΔTho…期間、A…地点、B…地点、C…地点、D…減衰量、Da…基準減衰量、D1乃至3…減衰量、Q2a…受信品質レベル、Q2b…第1の受信品質レベル、Q2c…第2の受信品質レベル、Q3a…受信品質レベル、Qho…ハンドオーバレベル、Ql…最低受信品質レベル、Qm…測定レベル、Qs…変換受信品質レベル、S10…ステップ、S20…ステップ、S30…ステップ、S40…ステップ、S50…ステップ、S201…ステップ、S202…ステップ、S203…ステップ、S204…ステップ、S205…ステップ、S206…ステップ、S211…ステップ、S212…ステップ、S213…ステップ、S214…ステップ、S215…ステップ、S216…ステップ、S217…ステップ、S218…ステップ、S219…ステップ、Tho…期間、X…受信品質レベルの総数、ΔQ…変換レベル、ΔQ1乃至ΔQ2…変換レベル、期間…ΔT1、期間…ΔT2、時間…Tc1、時間…Th1、時間…Tm1、時間…Tx1、時間…Td2、時間…Th2、時間…Tl2、時間…Tm2、時間…Tx2、時間…Tc3、時間…Th3、時間…Tm3