JP4734779B2 - 固体撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、受光面の入射光に応じて信号電荷を生成・蓄積して、画像データを生成する固体撮像装置に関し、特に、信号電荷の蓄積中に、受光面の入射光量をモニタすることが可能な固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子カメラなどにおいては、被写体像を電気信号に変換する固体撮像装置が搭載される。
この種の固体撮像装置としては、CCD転送方式の固体撮像装置や、XYアドレス転送方式の固体撮像装置などが知られている。また、このXYアドレス転送方式の固体撮像装置としては、光電変換部ごとに増幅素子を備えた固体撮像装置(例えば特開平8−293591号公報)が知られている。
【0003】
ところで、この種の固体撮像装置は、受光面の入射光量の強弱に応じて、光電変換部の電荷蓄積量が適正な範囲に収まるよう、光電蓄積時間(シャッタ時間)を調整する必要がある。
このような光電蓄積時間を適正に決定するためには、受光面の入射光量の把握が不可欠である。しかしながら、電荷蓄積型の一般的な固体撮像装置では、光電蓄積を完了するまで、各光電変換部の電荷を読み出すことができない。そのため、電荷蓄積中に受光面の入射光量をモニタすることができない。
【0004】
そのため、従来の電子カメラでは、固体撮像装置とは別に、測光機構を設けることが多かった。
特に、ストロボ撮影のTTL調光では、発光波形による照明量の動的変化を正確に把握するため、ストロボ発光中(≒電荷蓄積中)における受光面の入射光量をほぼリアルタイムにモニタする必要がある。通常、銀塩カメラでは、このようなTTL調光において、銀塩フィルムの散乱反射光を測光する。しかしながら、固体撮像装置の受光面は、散乱反射光の方向性や強さに癖がある。そのため、銀塩フィルム用のTTL調光方式は、固体撮像装置にはあまり適さない。
【0005】
そこで、本出願人は、特開平11−204769号公報や特開平11−275466号公報において、受光面の入射光量をモニタする測光部(以下『モニタ測光部』という)を受光面に備えた固体撮像装置を開示している。
この固体撮像装置では、受光面上の入射光量をほぼリアルタイムにモニタすることが可能になる。したがって、この固体撮像装置を電子カメラ等に使用することにより、固体撮像装置とは別に設けられていた測光機構を省くことが可能になる。その結果、電子カメラ等の装置全体を小型化することが可能になる。
また、この固体撮像装置を用いて電荷蓄積中の入射光量をほぼリアルタイムにモニタすることにより、入射光量(ストロボ光の光量変化、蛍光照明などの周期変化、被写体の急な発光など)に適切に対応して、光電蓄積時間やストロボ発光時間を適宜に決定することが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、『モニタ測光部を受光面に備えた固体撮像装置』において、モニタ測光部の受光開口を適正配置することによって、光電変換部の受光損失を改善する(あるいはモニタ測光部の受光効率を改善する)ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明は下記のように構成される。
【0008】
《請求項1》
請求項1の固体撮像装置は、受光面に2次元配列されて、受光面に投影される被写体像を画素単位に光電変換して信号電荷を蓄積することにより画像データを生成する光電変換部と、受光面上にマルチパターン測光用の複数の測光エリアを設定するための受光開口を有して、光電変換部の信号電荷の蓄積期間中にこの受光開口の受光量に基づいて受光面の入射光量をモニタするモニタ測光部と、測光エリアごとに設けられるとともに、モニタ測光部から出力される電流を測光エリア単位に加算し、該加算電流を積算した電圧を測光エリアの入射光量として出力する電流積分回路と、を備える。特に、本発明では、このモニタ測光部の受光開口を、光電変換部の2次元配列の縦ギャップと横ギャップとの交差箇所に配置する。
【0009】
《請求項2》
請求項2の発明は、請求項1に記載の固体撮像装置において、受光面上に、光電変換部ごとに集光レンズを2次元配列してなるオンチップマイクロレンズを設ける。モニタ測光部の受光開口に位置を合わせて、この集光レンズの2次元配列に隙間を設けたことを特徴とする。
【0010】
《請求項3》
請求項3の発明は、請求項1ないし請求項2のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、受光面上に、光電変換部ごとに色フィルタを2次元配列してなるカラーフィルタアレイを設ける。モニタ測光部の受光開口に位置を合わせて、色フィルタの2次元配列に隙間を設けたことを特徴とする。
【0011】
《請求項4》
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、モニタ測光部の受光開口が、光電変換部の2次元配列の向きから見て、略菱形の形状を成すことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施形態を説明する。
【0013】
《第1の実施形態》
【0014】
[固体撮像装置の構成説明]
図1は、この固体撮像装置11の受光面の配置関係を示す図である。図2は、固体撮像装置11の等価回路を示す図である。以下、主に図2を用いて固体撮像装置11の全体的な構成を説明し、受光面の構造について図1を随時参照する。
まず、図2に示すように、固体撮像装置11の受光面には、画素セル1が2次元配列される。この画素セル1は、下記▲1▼〜▲7▼の構造を備えて構成される。
▲1▼例えばホトダイオードからなる光電変換部PD1。
▲2▼例えばJFETからなる増幅素子Q1。
▲3▼光電変換部PD1から増幅素子Q1に電荷転送するためのMOSスイッチQ2。
▲4▼増幅素子Q1のゲート領域から電荷を排出(リセット)するためのMOSスイッチQ3。
▲5▼例えば「MOSスイッチQ3の電荷排出先の半導体領域」と「半導体基体」とのPN接合(ホトダイオード)からなるモニタ測光部PD2。このモニタ測光部PD2の中心は、図1に示すように、光電変換部PD1の2次元配列の縦ギャップVおよび横ギャップHが交差する箇所CRに位置する。
▲6▼図1に示す色フィルタ15の2次元配列からなるカラーフィルタアレイ。各色フィルタ15は、光電変換部PD1にそれぞれ位置を合わせて配置される。
▲7▼図1に示す集光レンズ16の2次元配列からなるオンチップマイクロレンズ。各集光レンズ16は、光電変換部PD1にそれぞれ位置を合わせて配置される。
【0015】
このような画素セル1の配列構造において、増幅素子Q1のソース領域を列単位に接続することにより、複数本の垂直読み出し線2が形成される。これらの垂直読み出し線2には、定電流回路2aが接続される。定電流回路2aは、増幅素子Q1に対して、ソースホロワ回路として動作するためのバイアス電流を供給する。
【0016】
さらに、これらの垂直読み出し線2は、相関二重サンプリング回路6にそれぞれ接続される。これら相関二重サンプリング回路6の各出力は、MOSスイッチQHを介して、水平読み出し線8に接続される。これらのMOSスイッチQHは、水平走査回路7によってオンオフ制御される。
【0017】
また、図1に示すように、画素セル1の行単位に、増幅素子Q1などの回路素子を遮光するための遮光膜4が設けられる。この遮光膜4には、モニタ測光部PD2に位置を合わせて、受光開口4aが設けられる。この受光開口4aを選択的に開口することにより、マルチパターン測光用の複数の測光エリアが設定される。なお、この遮光膜4は、アルミニウムなどの導電体で形成され、MOSスイッチQ3の電荷排出先を行単位に接続する電気配線も兼ねる。
【0018】
このような電気配線としての遮光膜4には、垂直走査回路3の制御パルスSSによって相補的にオンオフ制御されるMOSスイッチQA,QBの一端がそれぞれ接続される。このMOSスイッチQAの他端側には、垂直走査回路3から出力される行選択用のリセット電位RSD(i)などが供給される。一方、MOSスイッチQBの他端側は、測光エリア単位に配線をまとめた上で、電流積分回路5の低インピーダンス入力に接続される。このような電流積分回路5は、測光エリアの数だけ設けられ、測光エリア単位の測光結果を外部に出力する。
さらに、この垂直走査回路3は、例えばi行目に位置するMOSスイッチQ2,Q3のゲート領域に対して、制御パルスTG(i),RSG(i)を供給する。
【0020】
[モニタ測光の動作説明]
次に、モニタ測光の動作について概略説明する。
まず、固体撮像装置11の露光開始にタイミングを合わせて、垂直走査回路3は、電流積分回路5の出力(積分電圧)をリセットする。この状態で、垂直走査回路3は、MOSスイッチQAをオフし、MOSスイッチQBをオンにする。その結果、逆バイアス状態のモニタ測光部PD2からは、受光開口4aの入射光量に比例した光電流が随時出力される。電流積分回路5は、この光電流を測光エリア単位に集めて加算し、その加算電流を積分する。電流積分回路5からは、この加算電流を積分した電圧(ここでは反転値)が、測光エリアの入射光量として、外部にリアルタイムにモニタ出力される。
【0021】
[画像データの読み出し動作の説明]
続いて、画像データの読み出し動作について概略説明する。
先に述べた固体撮像装置11の露光開始によって、画素単位に設けられた光電変換部PD1は光電変換を開始し、信号電荷を蓄積する。
このような信号電荷の蓄積期間中、上述したように電流積分回路5からは、測光エリアの入射光量に該当する電圧がモニタ出力される。
【0022】
不図示の制御装置(電子カメラの露出制御回路など)は、この測光エリア単位のモニタ出力をリアルタイムに監視することにより、光電蓄積時間やストロボ発光停止のタイミングを決定する。
垂直走査回路3は、この制御装置から光電蓄積の終了を指示されると、MOSスイッチQBをオフし、MOSスイッチQAをオンにする。
【0023】
続いて、垂直走査回路3は、読み出し行(ここではi行目として説明する)のリセット電圧RSD(i)を、行選択時の基準電圧VGHに引き上げる。この状態で、垂直走査回路3は、i行目のMOSスイッチQ3をオンし、i行目の増幅素子Q1のゲート領域を基準電圧VGHに設定する。その後、垂直走査回路3はi行目のMOSスイッチQ3をオフする。その結果、i行目の増幅素子Q1のゲート領域はフローティング状態に戻り、基準電圧VGHを維持する。
【0024】
一方、i行目以外の各行では、増幅素子Q1のゲート電圧が、基準電圧VGHよりも低目に設定される。
このような電圧関係により、複数行の増幅素子Q1の内、i行目の増幅素子Q1のみが選択的にオンする。その結果、i行目の増幅素子Q1からは、基準電圧VGHに対応した暗出力(スイッチングノイズや固定パターンノイズを含む)が出力される。これら1行分の暗出力は、垂直読み出し線2を介して、相関二重サンプリング回路6に保持される。
【0025】
続いて、垂直走査回路3は、i行目のMOSスイッチQ2を一時的にオンし、光電変換部PD1に蓄積された信号電荷を、増幅素子Q1のゲート領域に移送する。このような移送動作により、i行目の増幅素子Q1は、信号電荷に対応した画像出力を垂直読み出し線2に出力する。
相関二重サンプリング回路6は、画像出力から暗出力を減算することにより、真の画像出力を出力する。水平走査回路7は、この状態でMOSスイッチQHを水平順にオンし、i行目の真の画像信号を外部に順次出力する。
垂直走査回路3は、上述した1行分の読み出し処理を、行位置をずらしながら順次繰り返す。その結果、1画面分の画像データが外部に読み出される。
【0026】
[第1の実施形態の効果など]
以上説明したように、第1の実施形態では、光電変換部PD1の縦ギャップVと横ギャップHとの交差箇所CRに、モニタ測光部PD2の受光開口4aを配置する。
【0027】
図3は、モニタ測光部PD2を交差箇所に配置した場合の開口率の変化をシミュレーションした図である。なお、図3の横軸には、電子カメラ側の撮影レンズのF値を示す。一方、図3の縦軸には、モニタ測光部PD2の開口率を示す。この開口率の値が大きくなる従って、モニタ測光部PD2の受光効率が高くなる。図3では、集光レンズ16間のギャップ長gが、2.0μm、1.5μm、および0.7μmの3つの場合について示している。
【0028】
この図3に示されるように、従来(ここではモニタ測光部PD2を、光電変換部PD1の縦間に配置した場合)に比べて、モニタ測光部PD2の開口率が改善される。特に、集光レンズ16のギャップgが密になるほど、高い改善効果が得られる。
このように、モニタ測光部PD2の受光開口4aを交差箇所CRに配置することにより、モニタ測光部PD2の受光効率を改善することが可能になる。
次に、別の実施形態について説明する。
【0029】
《第2の実施形態》
図4は、第2の実施形態における固体撮像装置21の受光面構造を示す図である。
第2の実施形態における構成上の特徴は、第1の実施形態における集光レンズ16に代えて、集光レンズ16aを配置した点である。なお、その他の構成については、第1の実施形態と同一であるため、ここでの説明を省略する。
【0030】
第2の実施形態の特徴である集光レンズ16aは、コーナーを切り取られた形状(ここでは八角形)をしている。集光レンズ16aから省かれたコーナーは、もともと光電変換部PD1の中心から遠く、集光効果に対する寄与が殆ど無い。したがって、このコーナーを省いても、集光レンズ16aの集光効果はさほど変わらず、光電変換部PD1の受光効率(すなわち撮像感度)は殆ど低下しない。
【0031】
一方、このコーナーを省くことにより、モニタ測光部PD2の受光開口4aに位置を合わせて、集光レンズ16aの2次元配列に隙間を設けることができる。その結果、光は、この集光レンズ16aの隙間を通過して、モニタ測光部PD2の受光開口4aに効率的に入射する。その結果、モニタ測光部PD2の受光効率を高めることが可能になる。
【0032】
なお、本発明では、光電変換部用の集光レンズ16aの隙間に、モニタ測光部PD2用の集光レンズを設けても勿論かまわない。この場合、モニタ測光部PD2の受光効率を更に高めることが可能になる。
次に、別の実施形態について説明する。
【0033】
《第3の実施形態》
図5は、第3の実施形態における固体撮像装置31の受光面構造を示す図である。
第3の実施形態における構成上の特徴は、第2の実施形態における集光レンズ16aに代えて、集光レンズ16bを配置した点である。なお、その他の構成については、第2の実施形態と同一であるため、ここでの説明を省略する。
【0034】
第3の実施形態の特徴である集光レンズ16bは、コーナーを切り取られた形状(ここでは円形)をしている。この集光レンズ16bの中心は、光電変換部PD1の中心に位置合わせされる。
このような第3の実施形態においても、第2の実施形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
次に、別の実施形態について説明する。
【0035】
《第4の実施形態》
図6は、第4の実施形態における固体撮像装置41の受光面構造を示す図である。
第4の実施形態における構成上の特徴は、第2の実施形態における色フィルタ15に代えて、色フィルタ15aを配置した点である。なお、その他の構成については、第2の実施形態と同一であるため、ここでの説明を省略する。
【0036】
第4の実施形態の特徴である色フィルタ15aは、受光開口4aの位置を避けて形成される。
このような色フィルタ15aの形成方法は、画素サイズとカラーフィルタアレイのデザインルールに依存する。例えば、半導体製造時の露光現像工程において、色フィルタ15aのフィルタパターンをフォトリソグラフ法で直接形成してもよい。
【0037】
また例えば、画素サイズが比較的小さく、色フィルタ15aの剥離が考えられるケースは、全面を覆うように色フィルタを一旦形成した後、ドライエッチング(またはウェットエッチング)で余分な色フィルタを除去することが好ましい。この場合、除去部分の埋め込みについては、色フィルタ15aの膜厚が通常1μm程度であることから、平坦化膜(または反射防止膜)を塗布(あるいは蒸着)することが好ましい。
【0038】
このような構成では、受光開口4aの入射光が、色フィルタ15aの顔料に吸収されない。したがって、モニタ測光部PD2の受光効率を更に高めることが可能になる。
また、モニタ測光部PD2の入射光が、色フィルタ15aの波長選択性の影響を受けないため、モニタ測光部PD2の測光精度を高めることも可能になる。
【0039】
なお、本発明では、光電変換部PD1用の色フィルタ15aの隙間に、モニタ測光部PD2用の色フィルタを別途設けても勿論かまわない。この場合は、モニタ測光部PD2において、色別の測光(いわゆるRGB測光など)を実施することが可能になる。
次に、別の実施形態について説明する。
【0040】
《第5の実施形態》
図7は、第5の実施形態における固体撮像装置51の受光面構造を示す図である。
第5の実施形態における構成上の特徴は、光電変換部PD1の2次元配列の向きから見て略菱形を成すモニタ測光部PD3と、同様に略菱形を成す受光開口4bとを設けた点である。なお、その他の構成については、第2の実施形態と同一であるため、ここでの説明を省略する。
【0041】
このような構成により、集光レンズ16aの集光範囲と、受光開口4bとの間に、無駄なスペースが殆どなくなり、モニタ測光部PD3および光電変換部PD1の両方の受光効率を一段と高めることが可能になる。
【0042】
なお、本発明では、光電変換部用の集光レンズ16aの隙間に、モニタ測光部PD3用の集光レンズを設けても勿論かまわない。この場合、モニタ測光部PD3の受光効率を更に高めることが可能になる。
次に、別の実施形態について説明する。
【0043】
《第6の実施形態》
図8は、第6の実施形態における固体撮像装置61の受光面構造を示す図である。
第6の実施形態における構成上の特徴は、第5の実施形態における色フィルタ15に代えて、色フィルタ15bを配置した点である。なお、その他の構成については、第5の実施形態と同一であるため、ここでの説明を省略する。
【0044】
第6の実施形態の特徴である色フィルタ15bは、受光開口4bの位置を避けて形成される。したがって、受光開口4bの入射光が、色フィルタ15bの顔料に吸収されず、モニタ測光部PD3の受光効率を更に高めることが可能になる。
また、モニタ測光部PD3の入射光が、色フィルタ15bの波長選択性の影響を受けないため、モニタ測光部PD3の測光精度を高めることも可能になる。
【0045】
なお、本発明では、光電変換部PD1用の色フィルタ15bの隙間に、モニタ測光部PD3用の色フィルタを別途設けても勿論かまわない。この場合は、モニタ測光部PD3において、色別の測光(いわゆるRGB測光など)を実施することが可能になる。
【0046】
《実施形態の補足事項》
なお、上述した実施形態に示した、光電変換部とモニタ測光部との位置関係をそのまま斜めに傾けることにより、斜め画素配列(いわゆるハニカム配列)の固体撮像装置に本発明を適用することも可能である。
【0047】
また、上述した実施形態のように、モニタ測光部の受光開口については、光電変換部の受光効率を妨げないように、交差箇所の範囲内に収まるように設けることが好ましい。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の作用効果を大きく逸脱しない範囲において、モニタ測光部の受光開口を交差箇所から部分的にはみだして設けても勿論かまわない。
【0048】
さらに、モニタ測光部の受光開口が、光電変換部用の集光レンズや色フィルタに一切重ならないように配置することが好ましい。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の作用効果を大きく逸脱しない範囲において、モニタ測光部の受光開口に、光電変換部用の集光レンズや色フィルタを部分的に重ねても勿論かまわない。
【0049】
なお、上述した実施形態における『隙間』は、当然ながら空隙や真空だけとは限らない。例えば、光電変換部用の集光レンズの2次元配列の隙間とは、光電変換部用の集光レンズが存在しないという意味であり、この隙間に充填材やモニタ測光部用の集光レンズなどを設けても勿論かまわない。また例えば、光電変換部用の色フィルタの2次元配列の隙間とは、光電変換部用の色フィルタが存在しないという意味であり、この隙間に充填材やモニタ測光部用の色フィルタなどを設けても勿論かまわない。
【0050】
【発明の効果】
《請求項1》
請求項1の発明では、モニタ測光部の受光開口を、光電変換部の2次元配列の縦ギャップと横ギャップとの交差箇所に配置する。この交差箇所は、光電変換部の中心から遠いため、光電変換部が有効に光を受光することが困難な箇所である。そのため、この交差箇所にモニタ測光部の受光開口を配置しても、光電変換部の受光効率を妨げるおそれが少ない。したがって、この交差箇所に、受光開口を位置させることにより、光電変換部の受光損失を改善することが可能になる。(あるいは、光電変換部の受光効率をなるべく妨げないように、モニタ測光部の受光効率を改善することができる。)
【0051】
《請求項2》
請求項2に記載の発明では、光電変換部ごとに集光レンズを2次元配列して、オンチップマイクロレンズとする。この集光レンズの2次元配列には、モニタ測光部の受光開口に位置を合わせて隙間が設けられる。したがって、光は、この集光レンズの隙間を通過して、モニタ測光部の受光開口に入射する。この場合、モニタ測光部のほぼ中心に向かう光は、光電変換部用の集光レンズの屈折作用を受けず、受光開口から殆ど逸らされることがない。したがって、モニタ測光部の受光効率を高めることが可能になる。
【0052】
《請求項3》
請求項3の発明では、光電変換部ごとに色フィルタが2次元配列される。この色フィルタの2次元配列には、モニタ測光部の受光開口に位置を合わせて隙間が設けられる。したがって、光は、この隙間を通過して、モニタ測光部の受光開口に入射する。この場合、モニタ測光部のほぼ中心に向かう光は光電変換部用の色フィルタに吸収されず、モニタ測光部の受光効率を高めることが可能になる。
【0053】
《請求項4》
請求項4の発明では、モニタ測光部の受光開口が、光電変換部の2次元配列の向きから見て、略菱形の形状を成す。受光開口の周囲に位置する複数の光電変換部からいずれも遠い領域を集めると、この略菱形の領域ができる。この略菱形の領域を受光開口とすることにより、光電変換部の受光効率をさほど妨げることなく、モニタ測光部の受光効率を高めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】固体撮像装置11の受光面の配置関係を示す図である。
【図2】固体撮像装置11の等価回路を示す図である。
【図3】モニタ測光部PD2を交差箇所に配置した場合の改善効果をシミュレーションした図である。
【図4】第2の実施形態における固体撮像装置21の受光面構造を示す図である。
【図5】第3の実施形態における固体撮像装置31の受光面構造を示す図である。
【図6】第4の実施形態における固体撮像装置41の受光面構造を示す図である。
【図7】第5の実施形態における固体撮像装置51の受光面構造を示す図である。
【図8】第6の実施形態における固体撮像装置61の受光面構造を示す図である。
【符号の説明】
1 画素セル
2 垂直読み出し線
2a 定電流回路
3 垂直走査回路
4 遮光膜
4a,4b 受光開口
5 電流積分回路
6 相関二重サンプリング回路
7 水平走査回路
11,21,31,41,51,61 固体撮像装置
15,15a,15b 色フィルタ
16,16a,16b 集光レンズ
PD1 光電変換部
PD2,PD3 モニタ測光部
Q1 増幅素子
Q2 MOSスイッチ
Q3 MOSスイッチ
V 縦ギャプ
H 横ギャップ
CR 交差箇所
Claims (4)
- 受光面に2次元配列され、前記受光面に投影される被写体像を画素単位に光電変換して信号電荷を蓄積し、画像データを生成する光電変換部と、
前記受光面上にマルチパターン測光用の複数の測光エリアを設定するための受光開口を有し、前記光電変換部の信号電荷の蓄積期間中に、前記受光開口の受光量に基づいて、前記受光面の入射光量をモニタするモニタ測光部と、
前記測光エリアごとに設けられるとともに、前記モニタ測光部から出力される電流を前記測光エリア単位に加算し、該加算電流を積算した電圧を前記測光エリアの入射光量として出力する電流積分回路と、を備え、
前記モニタ測光部の前記受光開口を、前記光電変換部の2次元配列の縦ギャップと横ギャップとの交差箇所に配置した
ことを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1に記載の固体撮像装置において、
前記受光面上には、前記光電変換部ごとに集光レンズを2次元配列してなるオンチップマイクロレンズが設けられ、
前記モニタ測光部の前記受光開口に位置を合わせて、前記集光レンズの2次元配列に隙間を設けた
ことを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1ないし請求項2のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、
前記受光面上には、前記光電変換部ごとに色フィルタを2次元配列してなるカラーフィルタアレイが設けられ、
前記モニタ測光部の前記受光開口に位置を合わせて、前記色フィルタの2次元配列に隙間を設けた
ことを特徴とする固体撮像装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の固体撮像装置において、
前記モニタ測光部の受光開口を、前記光電変換部の2次元配列の向きから見て略菱形の形状にした
ことを特徴とする固体撮像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001189375A JP4734779B2 (ja) | 2001-06-22 | 2001-06-22 | 固体撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001189375A JP4734779B2 (ja) | 2001-06-22 | 2001-06-22 | 固体撮像装置 |
Publications (2)
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