JP4735641B2 - 紙箱 - Google Patents
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そして、蓋板の起立状態を維持させるべく、その蓋板を上板上面に貼り付けして固定する蓋板支持部とこの蓋板支持部に折り罫を介して連接されてその折り罫を中心に回動可能な蓋板本体とからなるものとしていて、折り罫位置から前記蓋板支持部側に凸の突片を蓋板本体に前記折り罫を介することなく連続して設けている。さらに、蓋板本体を上板から引き起こして折り罫を中心にした開き方向の回動を手作業で行ない、前記突片が上板の上面を押し下げてその上板上で回動しながら取出口側に摺接移動し、蓋板本体が後倒した時点で突片から押し下げを受けなくなった上板が元の位置に戻り、そして、その上板に前記突片が乗って折り罫の位置での折り戻りの作用を受けて前記突片が上板に当接し、手操作で蓋板を閉じ方向に回動させないかぎり突片が移動しないようにすることで、蓋板本体の後倒した状態が保たれることを目的にしたものであった。
そのため、蓋板の回動操作性を或る程度犠牲にして、蓋板の初期開封時には確実に後倒状態が維持できるように突片の長さを長くしているのが現状であるが、蓋板の回動操作を繰り返すと、早期に突片先端が潰れたりその突片が折れ曲がってしまい、蓋板の起立状態が保たれずに取出口側にかぶさって収容物の取り出しに蓋板が邪魔になるという問題が生じていた。
そこで本発明は上記事情に鑑み、蓋板が有する突片を上板上面で摺接させて取出口側に移動させ、その突片を上板上面に突き当てて蓋板の起立状態を保つという手法を採ることなく、必要時にその蓋板の起立状態が維持できるようにすることを課題とし、粒菓子などを取り出す時に蓋板が邪魔になることなく取り扱いが容易な紙箱を得ることを目的とするものである。
請求項1の発明により、蓋板本体を引き上げる開き方向の回動で閉鎖板の降り部が、取出口の引き上げ部対応領域側に向けて箱内部を回り込むように回動し、降り部が取出口の凸部の側縁に対して摺接移動し、折り罫部分の折り戻りにより取出口の降り部対応領域側に向けて回動する降り部と前記凸部とが係止して、閉鎖板を伴なった蓋板本体の起立状態が維持されるようにしている。
即ち、前記取出口の側辺の凸部が、閉鎖板の折り罫の位置を中心とした回転により取出口の引き上げ部対応領域に移動する降り部に対してその降り部の側辺が係脱可能に係止する位置となっていて、凸部との係止位置を通過移動した降り部が、蓋板本体の折り罫部分の復元力による蓋板本体の閉じ方向の回動により凸部とで係脱可能に係止するものであることから、蓋板本体を引き上げて折り罫部分の折り戻りで降り部を凸部に係止させるという簡単な操作で蓋板本体の起立状態が維持できる。そして、前記降り部が回動するときに凸部と干渉する箇所は、その凸部の極めて面積の小さい側縁だけであるため、降り部に曲がりや潰れが生じ難くなる。さらに凸部自体は、前記折り戻りで戻る降り部に係止さえすればよいものであるため、特に大きくする必要はなく、凸部を必要最小限の大きさのものとすることで、この点からも凸部と摺接するときの降り部の曲がりや潰れを抑えることができる。
また、菓子箱において、箱内面側となる面に耐油性の樹脂からなるコーティングが施された包材を用いて製函し、箱内面に位置したコーティング層により収納物からの油分止めるようにした紙箱もある。しかしながら、箱本体の上板に切り取りミシン目を入れ、その切り取りミシン目の破断によって蓋が開いて取出口が得られるようにした構造の紙箱や、予め開口されている取出口をその上方から蓋板で覆うようにし、蓋板の開きによって取出口が表れるようにした構造の紙箱では、切り取りミシン目におけるカット端面や取出口の内周端面は前記コーティング層が切れた状態となっていてその端面が箱内方に露出した状態となっている。そのため、端面露出部分に上記油脂分が染み込んで、切り取りミシン目の位置から箱外表面に油染みが表れたり、取出口の周囲に油染みが広く広がる可能性がある。
そして、降り部の凸部に対する係止とこの突片の降り部対応領域の内縁に対する当接とで蓋板本体の起立状態を維持するため、前記凸部の降り部に対する係止度合いをそれ程高める必要はなく、凸部自体の突出長さをより短かいものとすることができる。
また、請求項2の発明により、蓋板本体を開き方向に回動するときに、突片が上記降り部に当てがわれてこの降り部を押圧するため、降り部が上記凸部の側縁に摺接する際に、この凸部の位置を簡単にして確実に通過するようになる。
また、請求項3の発明により、降り部の両端部を突片の重ね合わせで補強でき、上記凸部との摺接による降り部の曲がりや潰れをより一層防止できる。
図中1は紙箱で、該紙箱1は図2に示す一枚のブランクから製函されているものであり、このブランクで示す連接された上板2と側板3と底板4とで箱胴部が形成され、箱長手方向で対向する箱胴部の端部が、箱胴部の前記構成板に連接されたフラップ5の重ね合わせにより閉じられて、粒菓子などの複数個の収納物を収納できる平板状の直方体としている。
図示の例では、箱胴部の一方の端部は、上板2と側板3と底板4とのそれぞれに連接されたフラップ5の重ね合わせで閉じていて、箱胴部のもう一方の端部は、側板3に連接されたフラップ5を折り倒し、底板4に連接されている差し込みタイプのフラップ5を重ね合わせて、その先端を箱胴部内側に差し込むことで閉じている。符号6は胴貼りするための糊代である。
さらにこの紙箱1では一方の側板3の一部分に蓋板7が連接されて上板2の上面に重ね合わされている。前記蓋板7は、上板2に貼り合わされている蓋板支持部8と、前記蓋板支持部8に折り罫9を介して連接された蓋板本体10とからなり、前記蓋板支持部8のみが一方の側板3に連接されていて、後述するように蓋板本体10が折り罫9を中心にして回動できるようにしている。
さらに蓋板本体10の蓋板支持部8とは反対側の辺には、箱本体の一方の端部(箱胴部の一方の端部)に重ね合わせた貼着片11が連接されていて、貼着片11の下辺中央から蓋板本体連接側の辺(上辺)の両端に亘る対の切り取りミシン目で区画された部分を摘み部12とし、この摘み部12が上記蓋板本体10に連接されているとともに、摘み部12の切り取りミシン目を介して両側に位置する部分が箱本体の一方の端部に貼着されている。
即ち、切り取りミシン目を切断するように貼着片11から摘み部12を起こすことで蓋板本体10のみに連接した摘み部12となり、この摘み部12を持ちながら蓋板本体10を引き上げたり倒したりできる。
また、この蓋板7における蓋板支持部8と蓋板本体10との間に位置する上記折り罫9は図示するように不連続であり、箱胴部の長手方向と直交する方向にして蓋板7の側辺側(側板側)と中央側との三ヶ所に位置している。
この折り罫9を中心として後述の回動をする前記蓋板本体10には、蓋板支持部8側の辺から蓋板支持部8側に向けて突出した突片13が連続している。この突片13は前記折り罫9の不連続部分に位置していてその折り罫9に連続した切り込みで切り込み形成されいる。前述のようにこれら二つの突片13は蓋板本体10に連続し、かつ折り罫に沿った方向に交差する方向にして蓋板支持部8側に向けて突出しているため、この二つの突片13が、蓋板本体10の前記折り罫9を中心とした引き起こす方向での回動(蓋板本体の開き方向の回動)を行なえば、箱本体の内方側に向けて回り込むようにした回動をするようになる。
勿論、蓋板本体10が上板2側に倒れ込む方向の回動をして倒れれば、上記二つの突片13は蓋板支持部7と面一になる。
箱胴部における上記上板2には、切り取り線14で略矩形に区画形成された閉鎖板15を備えていて、この閉鎖板15の形状に対応した形状にした取出口16が前記閉鎖板15で覆われている。即ち、切り取り線14を破断して前記閉鎖板15を上板2から、例えば完全に取り外すようにすれば、その閉鎖板15の形状に対応した開口形状の取出口が得られるようにしているものである。
このように上記上板2は、切り取り線14で区画形成された閉鎖板15で閉じられている取出口16を有していて、上板2の上面側に重ねられた上記蓋板7の蓋板本体10を引き上げることで、この蓋板本体10に伴なって前記閉鎖板15が引き起こされるようにしている。閉鎖板15が引き起こされるようにするために、まず、突片13も含めて蓋板支持部8の折り罫9側の近傍領域を上板2に非貼着にし、それ以外の蓋板支持部8を上述したように上板2に貼り合わされている。また、蓋板本体10は閉鎖板15のみに貼り合わされていて、上記摘み部12を貼着片11から起こし、さらにこの摘み部12を持って蓋板本体10を折り罫9を中心にして回動するように引き上げることで、上記切り取り線14が破断して、閉鎖板15も折り罫9を中心として回転して引き起こされ、蓋板本体10が開いて取出口16が開放される状態となる。
蓋板本体10の回動に伴なうようにした閉鎖板15にあっては、蓋板本体10の引き起こしによる開き方向の回動に際して、この閉鎖板15の大部分が箱本体の上方に向けて引き起こされるように折り罫9を中心として回転するとともに、残りの一部分が箱本体の内方に向けて回り込むように折り罫9を中心として回転するものとされている。
この折り罫9を中心として閉鎖板15を回転できるようにするために、閉鎖板15と折り罫9との位置関係を以下のようにしている。即ち、前記折り罫9は、閉鎖板15上であって切り取り線14の箱長さ方向に沿った二線部14aと直角に交差する位置関係にして配置されている。そして、前記閉鎖板15は、前記折り罫9が通る位置に対応した折り罫対応部位aを境にして蓋板本体10が重なる引き上げ部17と蓋板支持部8が重なる降り部18とに区分される。取出口16も、前記引き上げ部17が位置する引き上げ部対応領域19と、前記降り部18が位置する降り部対応領域20とに区分されることになる。
閉鎖板15における引き上げ部17は、折り罫対応部位a側に蓋板本体10に対して非接着となる非接着部分21を有し、この非接着部分21以外の部分が上述したように蓋板本体10に接着されている。そのため、前記蓋板本体10を引き上げて折り罫9を中心にして開き方向に回動すれば、閉鎖板15の引き上げ部17の周囲の切り取り線14が破断してその引き上げ部17が蓋板本体10に伴なって引き起こされ、折り罫9を中心として開き方向に回転して取出口16の引き上げ部対応領域19が開放される。また、同時に閉鎖板15の降り部18の周囲の切り取り線14が破断し、その降り部18が、折り罫9を中心にして箱本体の内方側に向けて回り込むように回転する。そして、降り部18が位置していた取出口16での降り部対応領域20が開放された状態となる。
なお、蓋板本体10を逆方向(閉じ方向)に回動すれば、引き上げ部17が取出口16の引き上げ部対応領域19に位置に戻り、また、降り部18が取出口16の降り部対応領域20の位置に戻って、未開封時と同様に閉鎖板15によって取出口16が覆われるようになる。
図3に示すように、閉鎖板15を上板2中で区画している切り取り線14の内、上記引き上げ部17の周縁の切り取り線14の折り罫対応部位aの近傍位置に、該切り取り線14を閉鎖板中心側に向けて凸にした鉤状線部22が設けられている。
そして、上記鉤状線部22を境にして閉鎖板15の引き上げ部17には、該引き上げ部17の折り罫対応部位aと直交する辺であって、降り部18側に近接する位置に前記鉤状線部22の形状に対応した切り欠き部23が形成されているとともに、取出口16の引き上げ部対応領域19での周辺に連続して鉤状線部22の形状に対応した凸部24が形成され、この凸部24は、引き上げ部対応領域19の周辺において、折り罫対応部位aと直交する箇所に近接した位置に形成されている。
切り取り線14は、切れ目を不連続に並べて線状に配列してなるものであり、上記鉤状線部22においては切れ目の並びが鉤状であればよいものである。例えば、この鉤状線部22の位置で一つの切れ目を略レ字状に切り込んでもよい。また、略ヘ字状の切れ目の傾斜部分を閉鎖板中心側に向けて切り込むようにしたものであってもよく、この場合、未開封の時点において上記切り欠き部23と凸部24とは一部分において連続した状態となる。勿論、この連続部分は、切り取り線14での切れ目と切れ目との間の連続部分であり、容易に切断される箇所である。
上述したように閉鎖板15の引き上げ部17の周辺となる切り取り線14とに、その切り取り線14に直交する折り罫対応部位aに近傍となる位置にして鉤状線部22が設けられて、取出口16における引き上げ部対応領域19の折り罫対応部位aと直交する箇所に近接した位置にして、凸部24が形成されているため、この凸部24と閉鎖板15の降り部18とを係止させることで、以下のように閉鎖板15を伴なった蓋板本体10の起立状態を維持し、取出口16の開放状態を維持できるようにしている。
さらに蓋板本体10を蓋板支持部8側に回動させることで、折り罫9の位置を中心にして降り部18が箱内部に回り込み、取出口16における引き上げ部対応領域19側に向けて回動する。前記降り部18が引き上げ部対応領域19側に向けて回動する途中で、降り部18の折り罫対応部位aの長手方向で対向する側辺25が凸部24に接触する。
前記凸部24の降り部対応領域20側に臨む側縁は取出口16の中心側に向けて傾斜していて、降り部18の側辺25が前記凸部24の側縁に対して摺接移動可能に設けられている。そのため降り部18の側辺25が凸部24に接触しても止まることなく、凸部24に摺接しながら移動してこの凸部24を乗り越えるようにして取出口16の引き上げ部対応領域19側に移動する。このように取出口16の側辺の凸部24は、閉鎖板15の折り罫9の位置を中心とした回転により取出口16の引き上げ部対応領域19に移動する前記降り部18に対してその降り部18の側辺25が係脱可能に係止する位置としている。さらに、前記閉鎖板15の回転に伴なって引き上げ部対応領域19に移動する降り部18が、凸部24との係止位置に達し、その係止位置で摺接を行なってから先に移動する。
蓋板本体10を開き方向に回動させる際、その蓋板本体10を蓋板支持部8側に深く倒し込まなくても、降り部18が凸部24の位置を通過した時点の軽い振動が蓋板本体10を持つ指先に伝わって、蓋板本体10を開き方向に回動させる操作を止めるタイミングが判り、蓋板本体10を起立状態にすることが容易に行なえるものとなっている。
なお、凸部24は降り部18が係脱可能に係止するものであり、この凸部24それぞれの突出長さ(折り罫対応部位a方向に沿った突出長さ)は、蓋板本体10を閉じ方向に回動操作するときに抵抗を生じさせない突出長さに設定されている。
上述したように閉鎖板15における引き上げ部17の折り罫対応部位a側に蓋板本体10に対して貼着していない非接着部分21を有しており、そして、前記非接着部分21に連続して閉鎖板15の降り部18も上述してきたように蓋板支持部8に対して非接着とされている。このように引き上げ部17の降り部18側が蓋板7に対して非接着とされて降り部18に連続しているため、降り部18の上記ネジれやズレ(折り罫対応部位長手方向でのズレ)を降り部18だけで行なわせるものとはしておらず、引き上げ部17の非接着部分21となっている部分も含めてネジれやズレを行ない、降り部18に応力が集中しないようにしている。
蓋板本体10の二つの突片13は、閉鎖板15の上記降り部18の両端部に対応する位置であって、突片13それぞれの外側辺(蓋板7の辺側)が降り部対応領域20の内縁の位置に対応している。そして、上述したように蓋板本体10が開き方向に回動するとき、突片13それぞれは箱内部に入り込むようにして折り罫9の位置を中心に回動する。この箱内部に向けて回動するときには、図6に示されているように突片13それぞれの外側縁が、降り部対応領域20の内縁に摺接する。
さらに蓋板本体10の開き方向の回動に伴なってこの突片13それぞれも上記凸部24に摺接しながらその凸部24の位置に差し掛かり、上記降り部18の側辺が凸部24に係止して蓋板本体10の起立状態が維持されるように蓋板本体10が折り罫9の位置での折り戻りによって若干閉じ方向に回動すると、蓋板本体7の折り罫周りと閉鎖板15の上記非接着部分21との間がわずかに開き、突片13それぞれが凸部24の位置から降り部対応領域20側に戻る回動をする。そして、降り部対応領域20に位置した突片13それぞれの外側辺は、降り部対応領域20の内縁と当接し合うようになり、この突片13の外側辺と降り部対応領域20の内縁との当接によっても蓋板本体10の閉じ方向の回動を抑え込み、凸部24と降り部18との係止による蓋板本体10の起立状態の維持を補助するようにしている。
なお、蓋板本体10の閉じ方向に回動させれば、この突片13の外側辺と降り部対応領域20の内縁との当接は簡単に解除されるものであり、閉じ方向の回動操作に支障を来たすことがないように設けられている。
上述したように突片13は上記降り部18の両端部に対応して設けられていて、蓋板本体10が閉じた状態であるときには前記降り部18の両端部に重なっている。そのため、蓋板本体10の開き方向の回動に伴なって突片13それぞれが降り部対応領域20から箱内部側に入り込むようにして引き上げ部対応領域19側へ回動し、前記降り部18の両端部が上記凸部24に接触したときにこの降り部18の両端部を引き上げ部対応領域19側に向けて押圧する。これにより降り部18は凸部24に摺接しながらも停止することなくその凸部位置を簡単に通過するようになる。
蓋板本体10は開き方向や閉じ方向に回動させることができ、開き方向に回動して上述のように閉鎖板15の降り部18と取出口16の凸部24との係止を行なうという簡単な操作で、蓋板本体の起立状態を維持でき、そして、蓋板本体10を倒すことで前記係止が解かれて蓋板本体10を閉じ位置へ戻すことができる。なお、蓋板本体10の閉じをより確実にするために、例えば上記摘み部12の一部分を箱本体の端部に設けたスリットにさし込むようにするなどの公知の手法が採用できる。
2…上板
7…蓋板
8…蓋板支持部
9…折り罫
10…蓋板本体
13…突片
14…切り取り線
14a…箱本体長さ方向に沿った線部
15…閉鎖板
16…取出口
17…引き上げ部
18…降り部
19…引き上げ部対応領域
20…降り部対応領域
21…非接着部分
22…鉤状線部
23…切り欠き部
24…凸部
a…折り罫対応部位
Claims (3)
- 菓子等の内容物の包装用の紙箱であって、上板と側板と底板からなる箱胴部の前記上板に重ね合わされる蓋板を備え、
前記上板には、切り取り線で区画形成された閉鎖板で覆われてこの閉鎖板の引き起こしによる前記切り取り線の破断により開放可能で閉鎖板形状に対応する形状の取出口が設けられていて、
前記蓋板は、蓋板支持部とこの蓋板支持部に折り罫を介して連接されて前記折り罫を中心に回動可能な蓋板本体とからなり、
前記蓋板の蓋板支持部が閉鎖板を除く前記上板に貼り付けられているとともに、蓋板本体が前記閉鎖板に貼り付けられていて、蓋板本体を上板から引き起こす折り罫を中心にした回動で前記切り取り線が破断し前記閉鎖板が引き起こされて前記取出口が開く紙箱において、
前記折り罫は、閉鎖板上であってこの閉鎖板を区画形成する前記切り取り線と交差する位置関係にして配置されて、前記閉鎖板は、前記折り罫との対応部位を境にして引き上げ部と降り部とからなり、
前記引き上げ部の周縁の切り取り線の折り罫近傍位置に、該切り取り線を閉鎖板中心側に向けて凸にした鉤状線部を設けて、この鉤状線部を境にして閉鎖板に鉤状線部の形状に対応した切り欠き部が形成されているとともに、取出口の周辺に連続して鉤状線部の形状に対応した凸部が形成されて、
取出口の前記凸部と閉鎖板の前記切り欠き部とが、蓋板本体を引き起こす開き方向の回動に伴なった閉鎖板の折り罫を中心とした回転により分離可能に設けられ、
前記蓋板本体の蓋板支持部側の辺から蓋板支持部側に突出した突片が、折り罫に連続した切り込みにより切り込み形成されて、該突片は蓋板本体の前記開き方向の回動に伴なって箱内に向けて回り込みして突片の側辺が取出口の降り部対応領域の内縁に当接可能とされ、
蓋板本体を引き起こす開き方向の回動に伴なった前記閉鎖板の前記折り罫を中心とした回転によって、前記凸部と前記切り欠き部とが分離し、折り罫を中心にして閉鎖板の前記降り部が、取出口における引き上げ部対応領域側に向けて回動して、前記降り部が取出口の前記凸部の側縁に対して摺接移動し、折り罫部分の折り戻りにより取出口の降り部対応領域側に向けて回動する降り部と前記凸部との係止と、前記突片の側辺の取出口の降り部対応領域の内縁への当接とにより、閉鎖板を伴なった蓋板本体の起立状態が維持されるように構成されていることを特徴とする紙箱。 - 上記突片は、上記閉鎖板の降り部に重なっていて、上記蓋板本体の開き方向の回動に伴なった取出口の降り部対応領域から引き上げ部対応領域側への回動により、前記閉鎖板の降り部を取出口の引き上げ部対応領域側に向けて押圧するものである請求項1に記載の紙箱。
- 上記突片は、閉鎖板の降り部の両端部に対応して設けられている請求項1または2に記載の紙箱。
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