JP4736692B2 - 感光性赤色着色組成物、それを用いたカラーフィルタ基板、および半透過型液晶表示装置 - Google Patents
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Description
すなわち、図1に示すように、同じ着色材料を用いて、透過表示部12と反射表示部11に同時にRGB材料層を形成するが、反射表示部11のRGB材料層3内にスルーホール13(RGB材料層を設けない貫通領域)をパターン形成し、高い透過率を備えたRGB材料層とする方法である。前記RGB材料層内のスルーホール13の形状は寸法管理が比較的行いやすい円パターン、又は、ストライプのパターン等が広く用いられており、前記スルーホールを形成することで前記RGB材料層のカラー特性を調整する方法である。
図2は、スルーホール型の半透過型LCD用カラーフイルタ基板の製造方法の一例を示す製造工程図である。まず、所定の材質で、片側全表面に金属薄膜(遮光膜用)19を具備したカラーフイルタ用のガラス基板2を工程に投入する。
次に、このパターン化したレジスト層20をマスクとして、露出した前記金属薄膜部をエッチング処理し、遮光膜15のパターンを形成する(図2(c)参照)。ここで遮光膜15間の各開口部が各々1画素となる。
予め準備したR材料層用パターンを備えたR材料層フォトマスクを用いて、前記塗布層に所定光源を照射露光して、前記塗布層にR材料層パターンを転写後、所定の現像処理を行ってパターン状のR(赤色)材料層16を形成する(図2(e)参照)。前記R材料層フォトマスクはR材料層用パターンを備えている。該R材料層用パターンは、所定のスルーホールパターンを具備した反射表示部の画素パターンと透過表示部の画素パターンで構成されている。
予め準備したG材料層用スルーホールパターンを備えた反射表示の画素パターンと透過表示部の画素パターンを有するG材料層フォトマスクを用いて、前記塗布層に所定光源を照射露光して、前記塗布層にG材料層パターンを転写後、所定の現像処理を行ってパターン状のG材料層17を形成する(図2(f)参照)。G材料層は前記R材料層の隣の画素に形成されている。
予め準備したB材料層用スルーホールパターンを備えた反射表示部の画素パターンと透過表示部の画素パターンとを有するB材料層フォトマスクを用いて、前記塗布層に所定光源を照射露光して、前記塗布層にB材料層パターンを転写後、所定の現像処理を行ってパターン状のB材料層18を形成する(図2(g)参照)。
図3に示すように、ガラス基板2上に形成されているR材料層16の反射表示部11にはスルーホール13が形成されている。
R材料層16の形成に用いるR材料層フォトマスクは、スルーホールパターンを具備した反射表示部の画素パターンと透過表示部の画素パターンで構成されるR材料層パターンを備えたものであり、この反射表示部のスルーホールパターンに対応し形成されたスルーホール13である。
すなわち、あらかじめ遮光層となる金属膜のパターンを具備した石英マスクとガラス基板とを数十〜数百μmの間隔に近接させ、該石英マスクを介してUV照射することでガラス基板に塗布された感光性組成物(材料レジスト)の光硬化を行っている。
顔料分散体48.5部、アクリルワニス11.5部、光重合性モノマー7.1部、光重合開始剤4.4部、シクロヘキサノン16.5部、プロピレングリコールモノメチルエチルアセテート11.9部とからなる赤色着色組成物にハイドロキノン1%アノン溶液を0.2部から1.0部の範囲内で添加したことを特徴とする感光性赤色着色組成物である。
本発明の感光性赤色着色組成物は、少なくとも光重合性モノマー、非感光性樹脂および/又は感光性樹脂、分散剤、重合開始剤、重合禁止剤、顔料、および溶剤を含有してなる。本発明者らは鋭意検討した結果、特定量の重合禁止剤、特定の重合開始剤を用いることにより上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成した。
光重合性モノマーとは、ラジカルにより重合が誘起されるモノマーのことであり、本発明では、光重合性モノマーとして、水酸基を有する(メタ)アクリレートに多官能イソシアネートを反応させて得られる(メタ)アクリロイル基を有する多官能ウレタンアクリレートを用いることを特徴としている。なお、水酸基を有する(メタ)アクリレートと多官能イソシアネートとの組み合わせは任意であり、特に限定されるものではない。また、1種の多官能ウレタンアクリレートを単独で用いても良いし、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
本発明の感光性赤色着色組成物には、非感光性樹脂及び/又は感光性樹脂が配合される。現在、環境問題の観点から、現像液として有機溶剤は殆ど使われなくなり、アルカリ現像が主流となっているが、アルカリ現像を採用する場合、アルカリ可溶型非感光性樹脂を含有させることが好ましい。ここで、アルカリ可溶型非感光性樹脂とは、アルカリ水溶液に溶解性を有すると共に、ラジカル架橋性を有しない樹脂のことを意味しており、例えば、カルボキシル基、スルホン基等の酸性官能基を有する質量平均分子量1000〜50万、好ましくは5000〜10万の樹脂が挙げられる。
具体的には、水酸基、カルボキシル基、アミノ基等の反応性官能基を有する線状高分子に、前記反応性官能基と反応可能なイソシアネート基、アルデヒド基、エポキシ基等を有する(メタ)アクリル化合物、ケイヒ酸等を反応させて、エチレン不飽和二重結合を該線状高分子に導入した樹脂が挙げられる。
顔料の含有量は特に限定されるものではないが、感光性赤色着色組成物の100重量%に対して、1〜20重量%程度であることが好ましい。また、顔料は、Red、Orange、Yellowをメインとし、Green、Blue、Violetは補色として含むことができる。以下に、有機顔料の具体例をカラーインデックス(C.I.)ナンバーで示す。
・PigmentOrange:<C.I>2,5,13,16,17:1,31,34,36,38,43,46,48,49,51,52,55,59,60,61,62,64,71,73
・PigmentYellow:<C.I>1,2,3,4,5,6,10,12,13,14,15,16,17,18,20,24,31,32,34,35,35:1,36,36:1,37,37:1,40,42,43,53,55,60,61,62,63,65,73,74,77,81,83,86,93,94,95,97,98,100,101,104,106,108,109,110,113,114,115,116,117,118,119,120,123,125,126,127,128,129,137,138,139,144,146,147,148,150,151,152,153,154,155,156,161,162,164,166,167,168,169,170,171,172,173,174,175,176,177,179,180,181,182,185,187,188,193,194,199,213,214
・PigmentGreen:<C.I>1,1:x,2,2:x,4,7,10,36,37・PigmentBlue:<C.I>1,1:2,1:x,9:x,15,15:1,15:2,15:3,15:4,15:5,15:6,16,22,24,24:x,56,60,61,62,80
・PigmentViolet:<C.I>1,1:x,3,3:3,3:x,5:1,19,23,27,29,30,32,37,40,42,50
また、上記有機顔料と組み合わせて、彩度と明度のバランスを取りつつ良好な塗布性、感度、現像性等を確保するために、無機顔料を組み合わせて用いることも可能である。無機顔料としては、黄色鉛、亜鉛黄、べんがら(赤色酸化鉄(III))、カドミウム赤、群青、紺青、酸化クロム緑、コバルト緑等の金属酸化物粉、金属硫化物粉、金属粉等が挙げられる。さらに、調色のため、耐熱性を低下させない範囲内で染料を含有させることが
できる。
顔料を含有させる場合には、顔料を分散させるための分散剤を含有させる必要がある。分散剤としては、界面活性剤、顔料の中間体、染料の中間体、ソルスパース等が使用される。分散剤の添加量は特に限定されるものではないが、顔料の含有量100重量%に対して、1〜10重量%とすることが好ましい。
本発明の感光性赤色着色組成物に用いて好適な重合開始剤としては、露光時の露光感度曲線において高いγ(コントラスト)が得やすい点で、1,2-オクタンジオン,1-〔4-(フェニルチオ)-,2-(O-ベンゾイルオキシム)〕、O-(アセチル)-N-(1-フェニル-2-オキソ-2-(4'-メトキシ-ナフチル)エチリデン)ヒドロキシルアミン等のオキシムエステル系化合物である。その他、以下のものを組み合わせて用いることもできる。4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等のアセトフェノン系化合物、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系化合物、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4'−メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフェノン系化合物、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサンソン等のチオキサンソン系化合物、2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリルs−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4'−メトキシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系化合物、)ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド等のホスフィン系化合物、9,10-フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアントラキノン等のキノン系化合物、ボレート系化合物、カルバゾール系化合物、イミダゾール系化合物、チタノセン系化合物等が挙げられる。
これらは1種を単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。光重合開始剤の使用量は、着色組成物の全固形分量を基準として0.5〜50重量%が好ましく、より好ましくは3〜30重量%である。
また、重合開始剤と光増感剤とを併用することが好ましい。光増感剤としては、α−アシロキシムエステル、アシルフォスフィンオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアンスラキノン、4,4'−ジエチルイソフタロフェノン、3,3',4,4'−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4-ジメチルアミノ安息香酸メチル、4-ジメチルアミノ安息香酸エチル、4-ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、安息香酸2-ジメチルアミノエ
チル、4-ジメチルアミノ安息香酸2-エチルヘキシル、N,N-ジメチルパラトルイジン、4,4'-ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4'-ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4'-ビス(エチルメチルアミノ)ベンゾフェノン等のアミン系化合物を併用することもできる。これらの増感剤は1種または2種以上混合して用いることができる。増感剤の使用量は、光重合開始剤と増感剤の合計量を基準として0.5〜60重量%が好ましく、より好ましくは3〜40重量%である。
その他、メトキノン等、ハイドロキノン系のものを使用することができるが、ピロガロール、tertーブチルカテコール、塩化第一銅、2,6ージーtertーブチルーp-クレゾールとの組み合わせも可能である。重合禁止剤の使用量としては感光性赤色着色組成物100重量%に対し0.001〜0.050重量%が好ましい。0.001重量%以下では重合禁止剤の添加効果が不十分であり、0.050重量%を越えると感度の低下が生じ、逆効果である。
本発明の感光性赤色着色組成物には、基板上への均一な塗布を可能とするために、水や有機溶剤等の溶剤が配合される。また、本発明の感光性赤色着色組成物がカラーフィルタ基板のRGB材料層や遮光膜用である場合、溶剤は、顔料を均一に分散させる機能も有する。用いて好適な有機溶剤としては、シクロヘキサノン、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、1-メトキシ-2-プロピルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチルベンゼン、エチレングリコールジエチルエーテル、キシレン、エチルセロソルブ、メチル-nアミルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルトルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブチルケトン、石油系溶剤等が挙げられ、モノマー組成、用いる重合開始剤の種類等に応じて、これらを単独でもしくは混合して用いる。
本発明の感光性赤色着色組成物は、公知の方法により調製することができる。例えば、光
重合性モノマー、感光性樹脂、分散剤、重合開始剤、重合禁止剤、顔料、および溶剤とからなる本発明の感光性赤色着組成物は以下の方法により調製することができる。
カラーフィルタ基板は、基板上に、所定のパターンで配列した色の異なる複数のRGB材料層と、隣接するRGB材料層間を遮光する遮光膜とを具備してなり、これらRGB材料層と遮光膜上には、これらを保護するためのオーバーコート層が形成されることもある。また、液晶表示装置用カラーフィルタ基板では、遮光膜及び/又はRGB材料層上に、セルギャップを均一化するための柱状の凸部(フォトスペーサ)、セルギャップに段差を形成するための嵩上げ層が形成されることもある。
[感光性赤色着色組成物の調製]
下記の要領でカラーフィルタ基板の作製に用いる感光性赤色着色組成物を調製した。
(顔料分散体(顔料組成物)の調製)
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミル(アイガージャパン社製「ミニモデルM−250MKII」)で2時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し顔料分散体を調製した。
・ジケトピロロピロール顔料(C.I.Pigment Red254)
(チバスペシャルティ・ケミカルズ社製「IRGAZIN DPP RED BO」):12.0部
・感光性透明樹脂溶液:9.9部
・非感光性透明樹脂溶液:30.1部
・シクロヘキサノン:48.0部
(感光性赤色着色組成物の調製)
ついで、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、1μmのフィルタで濾過して、感光性を有する赤色着色組成物を得た。
・上記顔料分散体:48.5部
・アクリルワニス:11.5部
・光重合性モノマー(大阪有機化学社製「UT−606」):7.1部
・光重合開始剤
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「Irg907」):2.7部
・光重合開始剤
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「Irg379」):1.7部
・シクロヘキサノン:16.5部
・プロピレングリコールモノメチルエチルアセテート:11.9部
その後、上記感光性を有する赤色着色組成物にハイドロキノン1%アノン溶液を0.2部加え攪拌し、本発明の感光性赤色着色組成物を得た。
ハイドロキノン1%アノン溶液の添加量を0.5部とした以外は実施例1と同様にして、
本発明の感光性赤色着色組成物を得た。
下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、1μmのフィルタで濾過して、感光性を有する赤色着色組成物を得た。
・上記顔料分散体:48.5部
・アクリルワニス:11.5部
・光重合性モノマー(大阪有機化学社製「UT−606」):7.1部
・光重合開始剤
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「Irg379」):4.4部
・シクロヘキサノン:16.5部
・プロピレングリコールモノメチルエチルアセテート:11.9部
その後、上記感光性を有する赤色着色組成物にハイドロキノン1%アノン溶液を0.8部加え攪拌し、本発明の感光性赤色着色組成物を得た。
下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、1μmのフィルタで濾過して、感光性を有する赤色着色組成物を得た。
・上記顔料分散体:48.5部
・アクリルワニス:11.5部
・光重合性モノマー(大阪有機化学社製「UT−606」):7.1部
・光重合開始剤
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「CGI242」):4.4部
・シクロヘキサノン:16.5部
・プロピレングリコールモノメチルエチルアセテート:11.9部
ハイドロキノン1%アノン溶液の添加量を1.0部とした以外は実施例1と同様にして、本発明の感光性赤色着色組成物を得た。
メトキノン1%アノン溶液の添加量を0.5部とした以外は実施例1と同様にして、本発明の感光性赤色着色組成物を得た。
ハイドロキノン1%アノン溶液、メトキノン1%アノン溶液を添加しないこと以外は、実施例1と同様にして、本発明の感光性赤色着色組成物を得た。
下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、1μmのフィルタで濾過して、感光性を有する赤色着色組成物を得た。
・上記顔料分散体:48.5部
・アクリルワニス:11.5部
・光重合性モノマー(大阪有機化学社製「UT−606」):14.2部
・光重合開始剤
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「CGI242」):8.8部
・シクロヘキサノン:11.0部
・プロピレングリコールモノメチルエチルアセテート:6.0部
(感度評価)
各実施例、比較例において調製した各感光性赤色着色組成物について、以下のようにして
評価を行った。はじめに、ガラス基板上に、得られた感光性赤色着色組成物をスピンコート法により塗布した後乾燥させ、厚さ2.0μmの感光性組成物層を形成した。次に、70℃で20分間のプリベークを行なった後、50μmの細線パターンを備えたマスクを介して紫外線露光を行なった。露光量は10mJ/cm2〜300mJ/cm2の9水準とした。
次に、1.25質量%の炭酸ナトリウム溶液を用いてシャワー現像した後水洗して、パターニングを完了した。得られたフィルタセグメント(R(赤色)材料層)の膜厚を未露光・未現像部分を1とした時の各露光量水準での露光・現像後の残膜率を算出した。得られた残膜率曲線から、残膜率曲線の立ち上がり始めの露光量を立ち上がり露光量、残膜率が90%以上に達する最小露光量を飽和露光量とした。
露光感度曲線のγ(コントラスト)
=0.90/(Log10(飽和露光量)−Log10(立ち上がり露光量))
感度カット率=立ち上がり露光量/飽和露光量
(パターニング性評価)
6〜20μmの8角形のスルーホールパターンを備えるマスクを介し、紫外線露光100mJ/cm2の露光量で露光、アルカリ現像液での現像時間をそれぞれのレジストと塗膜の未露光部分を洗い流すのに適正な時間とした以外は、感度評価における基板作製と同様の方法で基板を作製後、230℃で60分間加熱処理をし、そこで得られたスルーホールについて(1)スルーホール幅、(2)スルーホールの断面形状により評価した。
表1に示すように、重合禁止剤としてハイドロキノンもしくはメトキノンの1%アノン溶液を添加して得られる感光性赤色着色組成物を調製した実施例1〜5では、感光性赤色着色組成物の露光感度曲線のγ(コントラスト)が1.5以上で、且つ現像後残膜率が90%以上となる最小露光量の30%以下の露光量での感度のない露光感度特性を有する感光性赤色着色組成物を得ることができ、パターンの形状は良好で、10μm以下のホール幅を形成することが確認できた。
これに対して、ハイドロキノン系重合禁止剤を添加していない比較例1、比較例2では、感度、断面形状の特性は良好だが、γが1.5以上で、且つ現像後残膜率が90%以上となる最小露光量の30%以下の露光量での感度のない露光感度特性を有する赤色着色組成物は得られなかった。
2・・・ガラス基板
3・・・RGB材料層
4・・・カラーフィルタ基板
5・・・透明電極層
6・・・光路差調整層
7・・・液晶
8・・・画素電極や回路等を形成した基板(アレイ基板)
10・・・バックライト
11・・・反射表示部
12・・・透過表示部
13・・・スルーホール
15・・・遮光膜
16・・・R(赤色)材料層
17・・・G材料層
18・・・B材料層
19・・・金属薄膜
20・・・パターン化したレジスト層
21・・・反射板
Claims (4)
- 少なくとも光重合性モノマー、非感光性樹脂および/又は感光性樹脂、分散剤、重合開始剤、重合禁止剤、顔料、および溶剤からなる感光性赤色着色組成物であって、該感光性赤色着色組成物の塗膜は、露光感度曲線のγ(コントラスト)が1.5以上であり、また、前記感光性着色組成物は、乾燥後膜厚2μmで1.25%の炭酸ナトリウム溶液によるシャワー現像条件での現像後残膜率が90%以上となる最小露光量の30%以下の露光量では感度のない露光感度特性を有する感光性赤色着色組成物であるとともに、顔料分散体48.5部、アクリルワニス11.5部、光重合性モノマー7.1部、光重合開始剤4.4部、シクロヘキサノン16.5部、プロピレングリコールモノメチルエチルアセテート11.9部とからなる赤色着色組成物にハイドロキノン1%アノン溶液を0.2部から1.0部の範囲内で添加したことを特徴とする感光性赤色着色組成物。
- 前記重合開始剤として、オキシムエステル系重合開始剤を少なくとも1種類以上含有することを特徴とする請求項1記載の感光性赤色着色組成物。
- 請求項1または請求項2に記載の感光性赤色着色組成物を用いて形成したR(赤色)材料層を具備することを特徴とするカラーフィルタ基板。
- 請求項3記載のカラーフィルタ基板を具備することを特徴とする半透過型液晶表示装置。
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