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JP4739155B2 - 表示媒体 - Google Patents
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Description

本発明は表示媒体に関し、より詳細には、以上の表示素子を積層してなる表示媒体に関する。
2以上の表示素子を積層してなる表示媒体が提案されている。このような積層型の表示媒体の外部端子接続部において、表示素子の画素部(機能領域)から引き出された引き出し線をそれぞれ別個に外部と接続するためには、例えば、積層された表示素子の端部を基板毎に突出させたり、積層された表示素子の端部を階段状に配置したりする等の態様が採用されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
図16は、従来の積層型の表示媒体における外部端子接続部の構成の一例であり、3つの表示素子(100a、100b、及び100c)を積層してなる表示媒体の外部端子接続部を概略的に示す部分断面図である。図16中、表示素子100a、100b、及び100cにおける基板101a、101b、及び101cには、表示素子の表示領域(不図示)から引き出された引き出し線102a、102b、及び102cが、それぞれ形成されており、引き出し線102a、102b、及び102cには、画素部を外部に電気的に接続するための外部接続用中継基板103a、103b、及び103cが、それぞれ接続されている。104a、104b、及び104cは、保護膜又はカバーガラスである。104aは、表示素子100a上に配置され、表示素子100aの表面を保護する。また、104b及び104cは、表示素子100b及び100c上に配置され、各表示素子の表面を保護すると共に絶縁することができる。
しかしながら、前記のごとき従来の積層型の表示媒体は、外部端子接続部の強度が低いという問題があった。即ち、従来の積層型の表示媒体は、複数の表示素子を階段状に積層した端部あるいは基板毎に突出させて積層した端部を有するため、上部の表示素子と下部の表示素子との接合部の端部における境界部分の強度が低く、接合端部に曲げ応力が加わった際に、境界部分に存在する引き出し配線が断線するという問題があった。
また、このような表示媒体と外部接続用中継基板との電気的な接続は、当該表示媒体を構成する各表示素子毎に行う必要があり、積層された表示素子の数だけ外部接続用中継基板が必要となることから製造工程が煩雑になるという問題もあった。
近年、表示媒体を収納した装置の移動及び携帯の容易にする等のために、フレキシブル性を有する表示媒体の需要が高まっている。このようなフレキシブル性を有する表示媒体においては、通常、基板として数十μm〜数百μm程度の厚さの可撓性基板上を用いる。可撓性基板を用いたフレキシブル性を有する表示媒体には、外部端子接続部の強度の向上が特に要求されるが、これを満足するものは未だ提供されていないのが現状である。
特開2001−423523号公報 特開2002−297050号公報
本発明は、前記従来技術における問題点に鑑みてなされたものであり、外部端子接続部の強度が高く、且つ、以上の表示素子を積層した場合であっても、外部接続用中継基板との電気的な接続が容易な表示媒体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段は以下の通りである。
<1> 可撓性基板上に画素部及び該画素部を外部に電気的に接続するための引き出し線を少なくとも備えた3以上の表示素子を積層した積層構造を有する表示媒体であって、 該3以上の表示素子は、少なくとも各表示素子が備える引き出し線を有して構成される外部端子接続部を有する端辺において互いに重なり合うように積層され、表示媒体における該外部端子接続部を有する端辺に沿った方向をX方向としたときに、X方向に沿って2以上並んで配置された孔部又は切り欠き部を有し、該2以上並んで配置された孔部又は切り欠き部各々は、1つの孔部又は切り欠き部から、積層構造の下部に位置する2以上の表示素子が備える引き出し線の各々表示素子の積層方向において段違いに露出するように、当該引き出し線上の表示素子に設けられたものであることを特徴とする表示媒体。
本発明の表示媒体は、前記孔部又は切り欠き部を有することにより、外部端子接続部の強度が高く、且つ、以上の表示素子を積層した場合であっても、外部接続用中継基板との電気的な接続が容易な表示媒体にすることができる。具体的には、本発明の表示媒体は、2以上並んで配置された孔部又は切り欠き部の各々において、1つの孔部又は切り欠き部から、該積層構造の下部に位置する2以上の表示素子の各々から引き出された引き出し線が露出するように、当該孔部又は切り欠き部を有することにより、表示素子端部の厚みを保持することが可能になるため、曲げ応力が加えられた場合であっても表示媒体の全体に力が分散され、積層された表示素子端部の一部に応力が集中することがないため、曲げ応力に対する強度が高い表示媒体にすることができる。さらに、本発明の表示媒体においては、2以上の表示素子と外部との電気的な接続が、2以上の外部接続用中継基板を用いることなく、1つの外部接続用中継基板により行うことができることから、外部端子接続部と外部の電気的な接続も容易になり、表示媒体の作製工程の簡素化をも達成できる。
また、本発明においては、2以上の孔部又は切り欠き部が、前記X方向に沿って並ぶことにより、2以上の孔部又は切り欠き部の間及び表示媒体の端辺側に、表示媒体と同じ厚みを有する凸部が形成されることから、外部端子接続部における曲げ応力等に対する強度をより向上させることができる。
また、本発明の表示媒体における孔部又は切り欠き部は、積層構造の下部の表示素子における引き出し線が露出するように、当該引き出し線上の表示素子に設けられていることから、引き出し線の配線設計の自由度をより上げることができる。
さらに、本発明においては可撓性基板を用いるため、前記孔部又は切り欠き部の形成も容易である。
本発明における孔部又は切り欠き部は、表示素子を積層する前に、表示素子に孔部又は切り欠き部を形成し、これを積層して形成することが好ましい。なお、本発明の表示媒体の製造方法については後述する。
> 孔部を2つ以上有し、表示媒体における前記X方向に直行する端辺に沿った方向をY方向としたときに、X方向に沿って2以上並んで配置された部はY方向において隣接する孔部同士が互い異なる位置に配置されていること特徴とする前記<1>に記載の表示媒体。
このように、表示媒体の端辺に2つ以上の孔部が、X方向に沿い且つY方向において隣接する孔部同士が互い異なる位置に並ぶことにより、2以上の孔部の周囲に、表示媒体の中心部と同じ厚みの部位が形成されることから、表示媒体の外部端子接続部における強度をより向上させることができる。
以上積層した各表示素子におけるそれぞれの引き出し線が、表示素子の積層方向に互いに重なるように配置されていることを特徴とする前記<1>又は<2>に記載の表示媒体。
以上積層した各表示素子におけるそれぞれの引き出し線が、表示素子の積層方向と直行する方向に互いに平行になるように配置されていることを特徴とする前記<1>乃至<>のいずれか1項に記載の表示媒体。
> 積層構造の最上部に位置する表示素子上に、引き出し線を露出させるように孔部又は切り欠き部を有する保護層を有することを特徴とする<1>乃至<>のいずれか1項に記載の表示媒体。
積層構造の最上部に位置する表示素子上に保護層を設けることにより、最上部の表示素子において外的要因により傷等が生じること防ぐことができる。
> 少なくとも2色以上の表示素子を積層したことを特徴とする前記<1>乃至<>のいずれか1項に記載の表示媒体。
本発明においては、2色以上の表示素子を積層した場合に、1つの表示素子における各画素の開口面積を大きくすることができることから、各表示素子の発光効率を向上することができる。また、1つの表示素子でRGB等並列に並べて多色発光をさせる場合の画素開口面積を反映することで、画素分割数に応じて解像度を向上することができる。
> 画素部が有機エレクトロルミネッセンスを用いた画素部であることを特徴とする前記<1>乃至<>のいずれか1項に記載の表示媒体。
以上の表示素子が、当該表示素子間に全面に亘って形成された接着層を介して積層されていることを特徴とする前記<1>乃至<>のいずれか1項に記載の表示媒体。
接着層を有することにより、表示素子の曲げにより生じる色ずれを防止することができる。
本発明によれば、外部端子接続部の強度が高く、且つ、以上の表示素子を積層した場合であっても、外部接続用中継基板との電気的な接続が容易な表示媒体を提供することができる。
以下、本発明の表示媒体の実施形態について、実施形態A及びその変形例1〜4を示して、図1乃至図13を用いて詳細に説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態及びその変形例に限定されるものではない。
図1は、本発明の表示媒体の実施形態Aである表示媒体10の概略構成を示す斜視図である。
図1中、11a、11b、及び11cは表示素子であり、表示媒体10は、表示素子が、11a、11b、11cが3層積層された積層構造を有し、その端部(外部端子接続部)には、本発明の特徴である孔部15Aが、複数設けられている。
本実施形態においては、表示媒体10の一つの端部に孔部15Aが設けられているが、引き出し線の配線態様に応じて、他の端部に設けることもできる。
表示素子11aは、可撓性基板12a上に、画素部13a、及び該画素部13aを外部に電気的に接続するための引き出し線14aを備える。
なお、表示素子11b及び11cの詳細については、図1中には示されていないが、表示素子11aと同様に、それぞれ、可撓性基板上に、画素部13b又は13c、及び該画素部を外部に電気的に接続するための引き出し線14b又は14cを備えて構成されている。
図2は、表示媒体10の端部(外部端子接続部)の一部を拡大した平面図である。図3は、図2中のA−A線に沿った端面図であり、図4(a)乃至図4(c)は、それぞれ、図2中のB−B線、C−C線、及びD−D線に沿った端面図である。
図1〜図4に示すように、表示媒体10においては、可撓性基板12a、12b、及び12c上に、それぞれ形成された引き出し線14a、14b及び14cが、表示素子10の積層方向に互いに重なるように配置されており、引き出し線14b及び14c上の表示素子に、各引き出し線の形成位置に応じた深さに孔部15Aが設けられることで、積層構造の下部に位置する引き出し線14b及び14cの双方が露出している。可撓性基板12a上に形成された引き出し線14aと、孔部15Aにおいて露出した引き出し線14b及び14cとは同一直線上(図2中のY方向)にのる状態で階段状に露出している。
ここで、「積層構造の下部の表示素子」とは、積層された表示素子の一つを基準としたときに、可撓性基板側に位置する表示素子を意味する。
このように、孔部15Aから引き出し線14b及び14cの双方を露出させることで、表示素子11a、11b、及び11cを外部接続用中継基板と外部と電気的に接続する際において、表示素子毎に外部接続用中継基板を用いずとも、一つの外部接続用中継基板を用いることが可能となる。
孔部15Aの表示媒体10の端辺側には、凸部17が形成されており(図3参照)、また、複数存在する孔部15Aの間には凸部18が形成されている(図4参照)。凸部17及び凸部18は、表示媒体10と同じ厚みを有することから、表示媒体10は、端部(外部端子接続部)における強度に優れたものとなる。
表示媒体10を構成する表示素子11a、11b及び11cは、接着層16a及び16bを介して積層されている。接着層16a及び16bは、表示素子11aと11b、11bと11cの間の全面に亘って形成されていることが好ましいが、一部の領域にのみ形成されていてもよい。
表示媒体10に接続される外部接続用中継基板としては、フレキシブル基板であることが好ましく、例えば、FPC(Flexible Printed Circuit)等のフレキシブル基板を用いることができる。
凸部17及び凸部18は、表示媒体10とフレキシブル基板とを、ACF(Anisotropic Conductive Film)を介して熱圧着等により接続した場合に、凸部17及び凸部18がフレキシブル基板中に埋没して、いわゆる楔として機能することもでき、接続された表示媒体と外部接続用中継基板とをより強固に固定することができる。
図5は、表示媒体10の外部端子接続部に外部接続用中継基板50を接続した状態の断面図を示す。外部接続用中継基板50は、可撓性材料からなる基材51と、該基材51に配設された外部接続中継線52と、該外部接続中継線52と接続するようにその末端部に配設されたACF53と、を有して構成されており、該外部接続用中継基板50の端部と表示媒体10の外部端子接続部とが熱圧着等により接続されることにより、表示媒体10における引き出し線14a、14b、及び14cの露出部と、外部接続用中継基板50におけるACF53とが接触し、表示媒体10が外部接続用中継基板50を介して外部と電気的に接続される。
次に、実施形態Aの変形例である変形例1〜4について説明する。
<変形例1>
図6は、変形例1に係る表示媒体の端部(外部端子接続部)の一部を拡大した平面図である。変形例1は、実施形態Aにおける表示媒体10と基本的に同様の構成であるが、前述した孔部15Aに代えて、切り欠き部15Bを有している。
変形例1における切り欠き部15B以外の他の構成については、実施形態Aと同様であるので、同一符号を用いた。
図7は、変形例1に係る表示媒体と外部接続用基板60との接続例を示す上面図であり、変形例1において外部に露出した引き出し線14a、14b、及び14cのそれぞれと、外部接続用基板を構成する単一の基材61に配設された外部接続中継線62a、62b、及び62cとの接続態様を示す。
<変形例2>
図8は、参考例の表示媒体である変形例2に係る表示媒体の端部(外部端子接続部)の一部を拡大した平面図である。変形例2は、実施形態Aにおける表示媒体10と基本的に同様の構成であるが、前述した孔部15Aに代えて、孔部15Cを有している。
孔部Cは、複数の孔部15Aを共通化した態様であり、表示素子の積層方向と直行する方向に互いに平行になるように配置された複数の引き出し線(引き出し線14a、14b、14cを一組とする列)が、一つの孔部Cから露出している。
なお、変形例2における孔部15C以外の他の構成については、実施形態Aと同様であるので、同一符号を用いた。
<変形例3>
図9は、参考例の表示媒体である変形例3に係る表示媒体の端部(外部端子接続部)の一部を拡大した平面図である。図10(a)及び図10(b)は、図9中のE−E線、及びF−F線に沿った端面図である。
変形例3は、実施形態Aにおける表示媒体10と基本的に同様の構成であるが、2以上設けられる孔部15Dが、表示媒体における引き出し線の端子部を有する領域を含む端辺に沿った方向をX方向とし、X方向に直行する端辺に沿った方向をY方向としたときに、該2以上設けられる孔部15DはX方向に沿い且つY方向において隣接する孔部同士が互い異なる位置に並んでいる。
変形例3における孔部15D以外の他の構成については、実施形態Aと同様であるので、同一符号を用いた。
このように、孔部15DがY方向において隣接する孔部同士が互い異なる位置に並ぶことにより、表示媒体の外部端子接続部における強度をより向上させることができる。
なお、図9及び図10に示すように、本変形例では、一つの孔部Dから引き出し線14b及び14cの何れかが露出しているが、実施形態Aのごとく、引き出し線14b及び14cの双方を露出させることもできる(実施形態の表示媒体)
<変形例4>
図11は、変形例4に係る表示媒体の端部(外部端子接続部)の一部を拡大した平面図である。図12は、変形例4に係る表示媒体と外部接続用基板70との接続例を示す上面図であり、変形例4において外部に露出した引き出し線14a、14b、及び14cのそれぞれと、外部接続用基板を構成する単一の基材71に配設された複数の外部接続中継線72との接続態様を示す。
また、図13(a)及び図13(b)は、図11中のG−G線、H−H線に沿った端面図である。
変形例4では、実施形態Aにおける表示媒体10と基本的に同様の構成であるが、2以上設けられる孔部15Eが、表示媒体における一つの端辺に沿った方向(X方向)に並び、且つ、表示素子の積層方向と直行する方向に互いに平行になるように配置された引き出し線14a及び14bが、一つの孔部15Eから露出している。
また、変形例4では、積層構造の最上部に位置する表示素子上に、引き出し線14a、14b、及び14cを露出させるように孔部又は切り欠き部を有する保護層を有する。
なお、前述した実施形態A及びその変形例1乃至4においても、保護層を更に備えた態様であることが好ましい。
変形例4における孔部15E及び保護層20以外の他の構成については、実施形態Aと同様であるので、同一符号を用いた。
以下、実施形態A及びその変形例1乃至4を例に説明した表示媒体に共通する事項について更に説明する。
−可撓性基板−
表示媒体における可撓性基板としては、高分子フィルム等からなる基板を用いることができる。そのような基板としては、例えば、PEN、PC、PET等が挙げられる。
−画素部及び引き出し線に関する事項−
本発明の表示媒体における画素部は、少なくとも1つの画素を有しており、該画素が有する電極から引き出し線が引き出される。
各表示素子が有する画素は、表示媒体の積層方向に重なっていてもよいし、各表示素子の積層方向と直行する方向に互いに平行になるように配置されていてもよい。
図14及び図15は、画素部における画素の配置例、及び、各画素から引き出される引き出し線の配置例を模式的に示した平面図である。
図14は、表示素子上における画素30a、30b、及び30cを積層方向に重ねた態様を示しており、32a、32b、及び32cは画素から列方向に引き出した引き出し線を示し、34a、34b、及び34cは、画素から行方向に引き出した引き出し線を示す。なお、画素30a、30b、及び30cは、それぞれ異なる可撓性基板上に形成されている画素である。
図15は、各表示素子上における画素(40a、40b、40c)を積層方向に重ねた態様を示しており、42a、42b、及び42cは画素から列方向に引き出した引き出し線を示し、44a、44b、及び44cは画素から行方向に引き出した引き出し線を示す。なお、画素40a、40b、40cは、それぞれ異なる可撓性基板上に形成されている画素である。
図14及び図15中に示されるように、各引き出し線端部の配置態様は、例えば、(I)表示素子の積層方向に上下に重なる態様(図14及び図15中に(I)で示す部分。)、表示素子の積層方向と直行する方向に互いに平行に一列に並ぶ態様(図14及び図15中に(II)で示す部分。)、表示素子の積層方向と直行する方向に互いに平行に段違いに並ぶ態様(図14及び図15中に(III)で示す部分。)、を採ることができる。
〔前記した実施形態A及びその変形例1乃至4は、上記(I)乃至(III)の何れかの態様を採っている。〕
本発明の表示媒体における各引き出し線端部の配置態様としては、上記(I)乃至(III)の何れかの態様のみを適用してもよいし、組み合わせて適用してもよい。
また、本発明においては、積層構造を構成する各表示素子における画素部を、表示素子毎にそれぞれ色相の異なるように構成することで、本発明の表示媒体を多色表示に対応させることもできる。
画素部としては、有機エレクトロルミネッセンスを用いたものの他、無機エレクトロルミネッセンスを適用することができる。
画素部として、有機エレクトロルミネッセンスを用いた画素の構成は特に限定されず、目的に応じて形成すればよい。例えば、低分子系材料を用いて有機エレクトロルミネッセンスを用いた画素を形成する場合には、可撓性基板上にITO等の透明な陽極第1電極等を形成し、洗浄後、真空蒸着により発光層等の有機層を成膜する。次いでスパッタリングによりITO等の第2電極を形成する。一方、高分子系材料を用いて有機EL素子を形成する場合には、塗布法、印刷法、スピンコート法、インクジェット法などにより有機層を形成した後、スパッタリングによりITO等の第2電極を形成する。発光層等を直列に積層したマルチフォトンエミッション素子を形成してもよい。
−接着層−
接着層としては、例えば、両面テープや熱硬化性樹脂等を用いることができる。
−保護層−
本発明に適用される保護層は、積層構造の最上部に位置する表示素子上に、引き出し線を露出させるように孔部又は切り欠き部を有するものである。保護層としては、例えば、PEN、PC、PET等を用いることができる。
保護層が有する孔部又は切り欠き部は、型による打ち抜きにより設けることができる。
−表示媒体の製造方法−
本発明の表示媒体は、例えば、以下のように製造することができる。
可撓性基板となるPEN上に透明導電膜であるITO膜をスパッタリングにより100nm成膜する。次いでフォトリソ法によりフォトレジストをストライプ状のパターンに形成し、エッチング・剥離工程を経てストライプ状の第1電極を得る。
次いで真空蒸着法により、所定の蒸着用マスクを介して複数の有機層を順じ形成し、EL層を形成する。ここで複数の有機層とは正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層等を示し、それぞれの層は、所定の発光色、例えば赤、緑、青それぞれに対応した任意の有機材料を選択する。
次いで第2の電極として第1電極と直交するように、ストライプ状の成膜マスクを用いて真空蒸着、スパッタリングによりAl膜、Ag膜、ITO膜を順次1.5nm、15nm、100nm成膜した。これにより第1電極と第2電極の交差部が発光することになり、複数の画素部が設けられる。
次いで前記発光素子を被覆するように封止膜を形成する。封止膜はCVD法により形成することができ、例えばSiON膜を厚さ5μmとなるように成膜する。
上記のようにして赤、緑、青の3枚の表示素子を作製する。
次いで3枚の表示素子と保護膜を、赤、緑、青、保護膜の順に接着させる為、緑、青、保護膜のそれぞれの裏面に接着層(日東電工製HJ-9150W)を全面に亘って貼り合わせる。
次いで保護膜上には赤、緑、青の引き出し線が露出するように、青表示素子上には緑、青の引き出し線が露出するように、緑表示素子上には青の引き出し線が露出するように、それぞれの所定の位置に孔形成用の型を用いて接着層毎打ち抜きにより孔部を設ける。
次いで赤、緑、青それぞれの画素が重なるように貼り合わせることにより表示媒体が完成する。
本発明の表示媒体では、引出し配線を階段状に設けた場合では強度の弱い部分に集中することで引出し配線が断線するといった問題に対して、引出し配線部のみに孔部又は切り欠きとすることで、表示媒体を曲げた時に1点に応力が集中することが無くなり、引出し配線の断線を防止することができる。
尚、以上のように作製した表示媒体は赤緑青の順に積層したものであるが、緑青赤のように積層順は任意に変えることが可能である。また、第1電極及び第2電極を透明導電膜であるITOで形成した為、両面発光が可能となるが、最下層となる素子の第1電極、或いは最上層となる表示素子の第2電極をAl等の不透明材料で形成し反射性を高めることで、一方のみの発光媒体とすることができる。
本発明の表示媒体は、異なる表示素子を積層する場合の引出し配線部の強度改善に好適に適用される。
本発明の実施形態Aに係る表示媒体の概略構成を示す斜視図である。 実施形態Aに係る表示媒体の端部の一部を拡大した平面図である。 図2中のA−A線に沿った端面図である。 (a)は図2中のB−B線に沿った端面図であり、(b)は図2中のC−C線に沿った端面図であり、(c)は図2中のD−D線に沿った端面図である。 本発明の表示媒体とフレキシブル基板との接続を示す概略図。 実施形態Aの変形例1に係る表示媒体の端部(外部端子接続部)の一部を拡大した平面図である 変形例1に係る表示媒体と外部接続用基板との接続例を示す上面図である。 変形例2に係る表示媒体の端部(外部端子接続部)の一部を拡大した平面図である。 変形例3に係る表示媒体の端部(外部端子接続部)の一部を拡大した平面図である。 (a)は図9中のE−E線に沿った端面図、(b)はF−F線に沿った端面図である。 変形例4に係る表示媒体の端部(外部端子接続部)の一部を拡大した平面図である。 変形例4に係る表示媒体と外部接続用基板との接続例を示す上面図である。 (a)は図11中のG−G線に沿った端面図であり、(b)は図11中のH−H線に沿った端面図である。 画素部における画素の配置例、及び、各画素から引き出される引き出し線の配置例を模式的に示した平面図である。 画素部における画素の配置例、及び、各画素から引き出される引き出し線の配置例を模式的に示した平面図である。 表示媒体の従来例を示す部分断面図である。
符号の説明
10 表示媒体
11a、11b、11c 表示素子
12a、12b、12c 可撓性基板
13a 画素部
14a、14b、14c 引き出し線
15A、15C、15D、15E 孔部
15B 切り欠き部
16a、16b 接着層
17 凸部
18 凸部

Claims (8)

  1. 可撓性基板上に画素部及び該画素部を外部に電気的に接続するための引き出し線を少なくとも備えた3以上の表示素子を積層した積層構造を有する表示媒体であって、
    該3以上の表示素子は、少なくとも各表示素子が備える引き出し線を有して構成される外部端子接続部を有する端辺において互いに重なり合うように積層され、
    表示媒体における該外部端子接続部を有する端辺に沿った方向をX方向としたときに、X方向に沿って2以上並んで配置された孔部又は切り欠き部を有し、
    該2以上並んで配置された孔部又は切り欠き部の各々は、1つの孔部又は切り欠き部から、積層構造の下部に位置する2以上の表示素子が備える引き出し線の各々表示素子の積層方向において段違いに露出するように、当該引き出し線上の表示素子に設けられたものであることを特徴とする表示媒体。
  2. 部を2つ以上有し、表示媒体における前記X方向に直行する端辺に沿った方向をY方向としたときに、X方向に沿って2以上並んで配置された部はY方向において隣接する孔部同士が互い異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の表示媒体。
  3. 以上積層した各表示素子におけるそれぞれの引き出し線が、表示素子の積層方向に互いに重なるように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示媒体。
  4. 以上積層した各表示素子におけるそれぞれの引き出し線が、表示素子の積層方向と直行する方向に互いに平行になるように配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の表示媒体。
  5. 積層構造の最上部に位置する表示素子上に、引き出し線を露出させるように孔又は切り欠き部を有する保護層を有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の表示媒体。
  6. 少なくとも2色以上の表示素子を積層したことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の表示媒体。
  7. 画素部が有機エレクトロルミネッセンスを用いた画素部であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の表示媒体。
  8. 以上の表示素子が、当該表示素子間に全面に亘って形成された接着層を介して積層されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の表示媒体。
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