JP4742982B2 - 報知装置およびプログラム - Google Patents
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Description
例えば、車両を運転する運転者に関する情報と、車両外部からの各種情報とに基づいて走行中の車両が危険な状態になっているか否かを判定し、危険な状態になっていると判定された場合に、その旨を報知する,といった技術がある(特許文献1参照)。
例えば、車両が停止した状態から発進する際には、その進行方向に対して左右の領域それぞれを一定の時間をかけて視認することとなるが、上述した技術では、その時点における視認の状態のみに基づいて報知を行うこととなるため、発進するまでに無用な報知が繰り返し行われてしまう可能性がある。
この報知装置では、状況検出手段が、運転者による車両の運転状況を検出する。この状況検出手段により車両を発進させる運転状況になったことが検出されるまでに、確認判定手段が、運転者が車両周辺における1以上の特定領域それぞれを確認したか否かを判定する。また、状況検出手段により車両を発進させる運転状況になったことが検出された時点において、通行判定手段が、前記特定領域それぞれに物体が通行しているか否かを判定する。そして、報知手段が、前記確認判定手段および前記通行判定手段の判定結果に応じた報知を行う。
なお、上述した各プログラムは、コンピュータシステムによる処理に適した命令の順番付けられた列からなるものであって、各種記録媒体や通信回線を介して報知装置や、これを利用するユーザに提供されるものである。
(1)全体構成
報知装置1は、報知装置1全体の動作を制御する制御部2,各種データを記憶するメモリ3などからなり、車両に搭載された状態で使用される装置である。この制御部2は、車両に設けられたセンサ100,ナビゲーション装置200,車内カメラ302,車外カメラ304などと通信可能に接続されており、これらから得られる情報に基づいて後述する処理を実行するように構成されている。
(2)制御部2による処理
(2−1)報知処理
以下に、制御部2により実行される報知処理の処理手順を図2に基づいて説明する。この報知処理は、車両のイグニッションスイッチがオン側に切り替えられることに伴って報知装置1が起動した際に開始され、以降、所定時間(例えば、10ms)毎に繰り返し実行される。なお、制御部2は、図3に示す制御ブロック図を構成する各部にてこの報知処理を実現する。
また、s102で、車両が交差点から所定範囲内の位置に到達していると判定されたら(s102:YES)、視線検出部16により、運転者の視線が検出される(s104)。ここでは、視線検出部16が、車内カメラ302から送信されてくる画像データを取得し、この画像データで示される画像(運転者の顔)から周知の画像解析処理を行うことにより、運転者が車両周辺におけるどの方向に視線を向けているのかを検出する。
一方、s112で、運転者が車両を発進させようとしていると判定されたら(s112:YES)、報知部24により、直前に行われたs106にて検出された通行状態,および,直前に行われたs108にて得られた各変数Chkに基づいて、特定領域それぞれについての報知内容が決定される(s116)。ここで、上述したように特定領域が左前方および右前方の2つである場合を例示して説明すると、図4に示すデータテーブルに基づき、各特定領域について以下のような報知内容が決定される。
・「左に物体の通行無し」かつ「Chk(左)=1」→報知をしない(左報知無し)
・「左に物体の通行無し」かつ「Chk(左)=0」→左前方を注意すべきことを促すためのメッセージ(左注意)
・「左に物体の通行有り」かつ「Chk(左)=1」→左前方を注意すべきことを促すためのメッセージ(左注意)
・「左に物体の通行有り」かつ「Chk(左)=0」→左前方が危険であることを警告するためのメッセージ(左警告)
また、右前方の特定領域に関しては、右前方の特定領域についての通行状態(右に物体の通行有り,または,無し),右前方の特定領域についての状態判定処理の戻り値(Chk(右)=0,1)の組合せにより以下のように報知内容が決定される。
・「右に物体の通行無し」かつ「Chk(右)=1」→報知をしない(右報知無し)
・「右に物体の通行無し」かつ「Chk(右)=0」→右前方を注意すべきことを促すためのメッセージ(右注意)
・「右に物体の通行有り」かつ「Chk(右)=1」→右前方を注意すべきことを促すためのメッセージ(右注意)
・「右に物体の通行有り」かつ「Chk(右)=0」→右前方が危険であることを警告するためのメッセージ(右警告)
なお、上述した「注意すべきことを促すためのメッセージ」とは、該当する特定領域を通行する物体に対する注意を継続させる,運転者が確認を怠ったことを認識させる,といった内容のメッセージである。また、「危険であることを警告するためのメッセージ」とは、運転者に危険であることを知らせる,といった内容のメッセージである。
(2−2)状態判定処理
以下に、状態判定処理の処理手順を図5に基づいて説明する。この状態判定処理は、上述した図2のs108にて引数として、該当する特定領域,および,運転者の視線が渡されることにより起動する。
(3)作用,効果
このように構成された報知装置1では、車両が発進するまでに、運転者が車両周辺の特定領域を確認したか,その特定領域に物体が通行しているか,といったことの判定結果に応じた報知を、運転者に知らせるために行うことができる。
(4)変形例
以上、本発明の第1実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
具体的には、図7に示すように、図2におけるs102〜s108を終えた後、s108にて得られた各戻り値に基づいて、この時点における運転者の特定領域の確認状態が判定される(s110)。ここでは、s108にて得られた各戻り値に基づいて「メイン確認状態データ」を更新することで、その更新後のデータで示される状態が、その時点における運転者の特定領域の確認状態と判定される。
(5)本発明との対応関係
以上説明した実施形態において、図2のs112は本発明における状況検出手段であり、同図s108,s110は本発明における確認判定手段であり、同図s114,106は本発明における通行判定手段であり、同図s116,s118は本発明における報知手段であり、同図s102は本発明における交差点判定手段であり、同図s104は本発明における視線検出手段である。
Claims (7)
- 車両に搭載された状態で該車両を運転する運転者への報知を行う報知装置であって、
運転者による車両の運転状況を検出する状況検出手段と、
該状況検出手段により車両を発進させる運転状況になったことが検出されるまでに、運転者が車両周辺における1以上の特定領域それぞれを確認したか否かを判定する確認判定手段と、
前記状況検出手段により車両を発進させる運転状況になったことが検出された時点において、前記特定領域それぞれに物体が通行しているか否かを判定する通行判定手段と、
前記確認判定手段および前記通行判定手段の判定結果に応じた報知を行う報知手段と、を備えており、
前記報知手段は、1以上の前記特定領域の中に、前記通行判定手段により物体が通行していると判定され、かつ、前記確認判定手段により運転者が確認していないと判定されている特定領域が存在している場合に、運転者に対して危険であることを警告するための報知を行い、
前記報知手段は、1以上の前記特定領域の中に、前記通行判定手段により物体が通行していると判定され、かつ、前記確認判定手段により運転者が確認していると判定された特定領域が存在している場合、または、前記通行判定手段により物体が通行していないと判定され、かつ、前記確認判定手段により運転者が確認していないと判定されている特定領域が存在している場合に、運転者に対して注意を促すための報知を行い、
さらに、
前記確認判定手段は、前記状況検出手段により車両を発進させる運転状況になったことが検出されるまでに、先に運転者により確認されたと判定した前記特定領域について、前記通行判定手段により物体が通行していると判定された場合、その特定領域を運転者が確認していない特定領域であると判定する
ことを特徴とする報知装置。 - 前記報知手段は、1以上の特定領域のうち、前記通行判定手段により物体が通行してないと判定され、かつ、前記確認判定手段により運転者が確認していると判定されている特定領域についての報知を行わない
ことを特徴とする請求項1に記載の報知装置。 - 車両において前記特定領域それぞれに対応する位置に、前記報知手段による報知内容を出力する出力部が設けられている場合において、
前記報知手段は、1以上の前記特定領域それぞれについて、前記確認判定手段および前記通行判定手段による判定結果に応じた報知を、その特定領域に対応する位置に設けられた出力部により行う
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の報知装置。 - 当該報知装置と通信可能な他の装置との通信を経て、車両が交差点から所定範囲内の位置に到達したか否かを判定する交差点判定手段を備えており、
前記確認判定手段は、前記交差点判定手段により前記所定範囲内の位置に到達したと判定され、かつ、前記状況検出手段により車両を発進させる運転状況となっていることが検出された時点において、運転者が車両周辺における1以上の特定領域それぞれを確認したか否かを判定して、
前記通行判定手段は、前記交差点判定手段により前記所定範囲内の位置に到達したと判定され、かつ、前記状況検出手段により車両を発進させる運転状況となっていることが検出された場合に、前記特定領域それぞれに物体が通行しているか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の報知装置。 - 運転者が視線を向けている方向を検出する視線検出手段を備え、
前記確認判定手段は、前記状況検出手段により車両を停止させる運転状況になっていることが検出された以降に、前記視線検出手段により所定時間以上にわたって運転者の視線が向けられていたことが検出された前記特定領域を、運転者により確認された特定領域であると判定する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の報知装置。 - 前記確認判定手段は、前記視線検出手段により運転者の視線が向けられたことが検出されている特定領域について、前記通行判定手段により物体が通行していると判定された場合、該通行していると判定された時点から所定時間以上にわたって運転者の視線がその特定領域に向けられたことが検出されたことをもって、その特定領域が運転者により確認されたと判定する
ことを特徴とする請求項5に記載の報知装置。 - 請求項1から6のいずれかに記載の報知装置が備える全ての手段として機能させるための各種処理手順をコンピュータシステムに実行させるためのプログラム。
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