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JP4767189B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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JP4767189B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明は、観音開き式の扉装置を備えた冷蔵庫に関するものである。
従来の冷蔵庫は、断熱箱体の上部に形成した貯蔵室の開口部に設けられた観音開き式の扉の非支持側の側面に枠板に取り付けられた可動仕切体を設け、可動仕切体上下部の案内溝部の曲面を動作させる突起を貯蔵室の天面または底面に設け、扉の開閉動作に連動して可動仕切体のみを扉と平行に可動させて、可動仕切体同士を密着し、密着解除する(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−337680号公報(第6−7頁、図4−図5)
特許文献1の冷蔵庫によれば、可動仕切体はバネ力が縮む方向にしか働かないため、可動仕切体の密着はマグネットの磁力に頼ることになり、磁力はバネ力より大きい必要があるが、その場合、密着面にあたるガスケットは開閉のため大きい磁力で引っ張られるためガスケットが破れやすい。逆に、バネ力を小さくし、磁力も相対的に小さくしても原理的には成立するが、可動仕切体の密着性に乏しくなり、庫内の冷気漏れが生じ、右扉、左扉表面への露付や、消費電力の浪費などが生じる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、観音式扉の動作に支障をきたすことなく、ガスケットの擦れ寿命劣化がなく、可動仕切体間の密着性に優れ、消費電力も低減することができる、信頼性の高い冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫本体の開口部の左右両側に回動自在に枢支されて対向して配置した観音開き式の一対の扉と、前記一対の扉の非枢支側の内側にそれぞれ突設されて向かい合う対向部と、前記一対の扉の前記対向部の間のそれぞれの裏面側に設けられたガスケットと、前記一対の扉の前記対向部の間の前記ガスケットよりもさらに裏面側にそれぞれ設けられて、相互に密着するとともに前記ガスケットとも密着する一対の仕切体、及び前記扉の開放時は前記仕切体の双方を相互に離れる方向に案内し、前記扉の閉鎖時は前記仕切体の双方を相互に近づく方向に案内するガイド機構を有する可動仕切手段とを備え、前記可動仕切手段は、前記仕切体と前記ガイド機構を膜状のパッキンで覆って形成されたものであり、前記膜状のパッキンは、一端が、前記対向部の内側端部に係止され、他端が、前記仕切体と前記ガイド機構を覆うようにして係止されているものである。
本発明によれば、観音式扉の動作に支障をきたすことなく、使い勝手がよく、ガスケットの擦れ寿命劣化もなくなり、仕切体間の密着性にも優れ、消費電力も低減することができる、信頼性の高い冷蔵庫を提供することができる。さらに、空気断熱層が厚くなって、冷蔵室からの熱漏洩量の少ない冷蔵庫となり、このため消費電力が少なくなる。また、防露ヒータなどの加熱手段も設ける必要がなくなるため、安価なものとなる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫を示す側断面図、図2は図1の冷蔵庫の扉を取り除いた状態を示す正面図である。
冷蔵庫本体1は、鋼板製の外箱1aと、剛性樹脂性の内箱1bを備え、外箱1a及び内箱1bの間には発泡断熱体1cが充填されて断熱箱体を構成している。冷蔵庫本体1を複数に仕切った室の最上部には冷蔵室2が設けられ、冷蔵室2の下部の左側(図の左側)には製氷室3が、また冷蔵室2の下部の右側(図の右側)には切替室4が設けられている。製氷室3と切替室4の下側には野菜室5が設けられ、野菜室5の下側すなわち冷蔵庫本体1を仕切った室の中で最下部には冷凍室6が設けられている。
冷蔵室2の左右縁部には、上下ヒンジ(図示せず)により回動自在に枢支される、右扉46と左扉47によって構成された2枚の観音開き式の扉が設けられている。また、製氷室3には製氷室扉8が開口自在に設けられ、切替室4には切替室扉9が開口自在に設けられている。さらに、野菜室5には野菜室扉10が開口自在に設けられ、冷凍室6には冷凍室扉11が開口自在に設けられている。
製氷室3と切替室4の間には、これらを仕切る第1の仕切り12が設けられている。また、冷蔵室2と製氷室3及び切替室4の間には、冷蔵室2の床を構成するとともに切替室4の天井を構成する第2の仕切り13が設けられている。さらに、製氷室3と切替室4及び野菜室5との間には、製氷室3と切替室4の床を構成するとともに野菜室5の天井を構成する第3の仕切り14が設けられている。また、野菜室5と冷凍室6の間には、野菜室5の床を構成するとともに冷凍室6の天井を構成する第4の仕切り15が設けられている。
なお、冷蔵室2の天井部であってその前縁部には凸部110が設けられ、凸部110には左ガイドピン109aと右ガイドピン109bが設けられている。
図3は図1に示した冷蔵室2の右扉46及び左扉47の要部の平断面図である。右扉46には、冷蔵庫内側に位置し非枢支側に突出部53bを有する合成樹脂製の右扉内板53と、冷蔵室2の外側に位置する鋼板製の右扉外板48が設けられ、右扉外板48内には発泡断熱体1cが充填されている。また、左扉47には、冷蔵庫内側に位置し非枢支側に突出部54bを有する合成樹脂製の左扉内板54と、冷蔵室2の外側に位置する鋼板製の左扉外板49が設けられ、左扉外板49には発泡断熱剤が充填されている。
右扉46の内周縁には溝が設けられ、この溝に右扉ガスケット56が部分的に挿入されている。また、左扉47の内周縁には溝が設けられ、この溝に左扉ガスケット57が部分的に挿入されている。
右扉内板53の最下部には右ボトルポケット21が取り付けられており、また、左扉内板54の最下部には左ボトルポケット22が取り付けられている。これらの右ボトルポケット21及び左ボトルポケット22は、2リットルペットボトル飲料などを収納するに適した形状をしている。
右扉内板53の突出部53bと左扉内板54の突出部54bとは、左右の扉46、47を閉じたときには間隔Gを隔てて対向する。そして、右扉内板53の突出部53bの対向面53aには、右ガイド基部25aに第1の突設部25bと第2の突設部25dを有する右ガイド部25が設けられており、左扉内板54の突出部54bの対向面54aには、同様に左ガイド基部26aに第1の突設部26bと第2の突設部26dを有する左ガイド部26が設けられている。
23は右仕切体で、右扉46側には冷蔵室2の内側に傾斜する(突出部53b側にいくほど冷蔵室2の内側方向に傾斜する)右溝部23aが設けられており、冷蔵室2側には、冷蔵室2側に開口するほぼ逆J字状の右ガイド溝23bが設けられている。
24は左仕切体で、右仕切体3と同様に、左溝部24a及びほぼJ字状の左ガイド溝24bが設けられている。
そして、右仕切体23の右溝部23aは、右ガイド部25の第1の突設部25bに設けた右ガイド軸25cにスライド自在に嵌合され、右仕切体23と第2の突設部25dとの間には弾性体である右巻ばね27が介装されて、右仕切体23を右扉内板53の突出部53b方向に付勢している。なお、右ガイド溝23bには、冷蔵室2の天井に設けた右ガイドピン109aが挿入される。
左仕切体24の左溝部24aは、左ガイド部26の第1の突設部26bに設けた左ガイド軸26cにスライド自在に嵌合され、左仕切体24と第2の突設部26dとの間には弾性体である左巻ばね28が介装されて、左仕切体24を左扉内板54の突出部54b方向に付勢している。なお、左ガイド溝24bには、冷蔵室2の天井に設けた左ガイドピン109bが挿入される。
右扉内板53の突出部53bの対向面53a側には、例えば塩化ビニルの如き軟質材料で形成された膜状の右パッキン29が設けられており、一端は突出部53bの対向面53aの内側端部(ほぼ最高延在部)に係止され、他端は右仕切体23の左仕切体24と対向する側の面をほぼ全域に渡り覆うようにして係止されている。また、左扉内板54の突出部54bの対向面54a側には、同様に塩化ビニルの如き軟質材料で形成された膜状の左パッキン30が設けられており、一端は突出部54bの対向面54aの内側端部(ほぼ最高延在部)に係止され、他端は左仕切体24の右仕切体23と対向する面をほぼ全域に渡り覆うようにして係止されている。
図3においては、右扉46及び左扉47は閉鎖状態になっているが、このときは、右巻きばね27及び左巻きばね28は開き角度が自然長時に比べてやや狭めになっている。したがって、右仕切体23及び左仕切体24は互いに圧接する方向に力を受けていることになる。そして、膜状の右パッキン29及び膜状の左パッキン30はこの力によって圧縮されることになるため、扉閉鎖時の密閉性に優れた状態となっている。この場合、右仕切体23及び左仕切体24のいずれかの対向部に磁性体を設け、又は一方の仕切体(例えば右仕切体23)に磁性体を設け、他方の仕切体24に鋼性板金を設けることによって、さらに密閉性を高めることができる。
右巻きばね27の作用、及び右溝部23aが右ガイド軸25cの位置を矯正する作用により、右仕切体23は右扉46が閉鎖された状態において、右ガスケット56と接している。また、左巻きばね28の作用、及び左溝部24aが左ガイド軸26cの位置を矯正する作用により、左仕切体24は左扉47が閉鎖された状態において、左ガスケット57と接している。そのため、更に冷蔵室2の密閉性が優れたものになる。
ところで、膜状の左パッキン30の一端は左扉内板54の対向面54aのほぼ最高延在部位置に係止されており、膜状の右パッキン29の一端は右扉内板53の対向面53aのほぼ最高延在部位置に係止されている。したがって、両扉46、47を閉じたときには、膜状の左パッキン30及び膜状の右パッキン29によって形成される空気断熱層はほぼ最大厚さとなるため、冷蔵室2からの熱漏洩量の少ない冷蔵庫となり、このため消費電力が少なくなる。また、防露ヒータなどの加熱手段も設ける必要がなくなるため、安価なものとなる。
次に、動作を説明する。
図4に示すように、左扉47をイ方向に開放すると、左仕切体24は、左仕切体24の上面に設けられた左ガイド溝24bが左ガイドピン109aに沿って移動するため、左扉内板54方面にスライドする。左巻きばね28は中性点を有しているため、左仕切体24の動作に伴って左巻きばね28が中性点を通過したときは、左仕切体24を左扉内板54側に引き寄せる方向に弾性力を発生させる。
このため、左仕切体24が左扉47の回転に伴った軌跡において、右扉46側の部品等に干渉することがない。そして、膜状のパッキン30は軟質材料でできているため、左仕切体24の動作に伴い変形することができ、左仕切体24の動作に支障をきたすことはない。
左仕切体24がスライドするときは、左仕切体24には左扉内板54側に向かうほど冷蔵室2内側方向に傾斜していく左溝部24aが設けられているので、左仕切体24は左扉47がイ方向に開いていくに伴って左扉ガスケット57から離れていく。
このため、左扉47の動作に伴って左仕切体24が左扉ガスケット57に擦れることがなく、左扉ガスケット57の経年劣化を抑制することができ、品質的に優れたものとなる。なお、右扉46の場合も左扉47の場合と同様に動作する。
こうして、実施の形態1によれば、観音式扉の開閉動作に支障をきたすことがなく、中途半端な位置で左右の仕切体24、23が停止することもないので、使い勝手がよく、左右のガスケット57、56の擦れ寿命劣化もなくなり、左右の仕切体24、23間の密着性にも優れ、消費電力も低減することができる観音開き式の扉装置を備えた冷蔵庫を得ることができる。
上記の説明では、弾性体として右巻きばね27及び左巻きばね28を用いた場合を示したが、巻きバネを板ばねに置き換えても良い。
実施の形態2.
図5は本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫の左扉及び右扉の要部の平断面図である。
図に示すように、右ガイド部25の右ガイド基部25aには右オイルダンパ31が取り付けられ、左ガイド部26の左ガイド基部26aには左オルダンパ32が取り付けられている。右オイルダンパ31及び左オイルダンパ32はいわゆる減衰機構であり、右仕切体23及び左仕切体24の動作が右巻きばね27及び左巻きばね28の弾性力を緩和する方向に配設されている。
実施の形態2によれば、観音式扉の開閉動作に支障をきたすことなく、右仕切体23及び左仕切体24が動作するときにその衝撃音を緩和することができ、そのため観音式扉の開閉音を緩和し、観音式扉の寿命劣化を緩和し、そのうえ消費電力を低減することができる。
なお、上記の減衰機構には、ゴムなどの軟質部材を用いることもできる。
その他の構成、作用及び効果は実施の形態1に示した場合と同様なので、説明を省略す。
上記の説明では、冷蔵室2の開口部を開閉する扉に本発明を実施した場合を示したが、他の室に観音開き式の扉を設けた場合も本発明を実施することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫を示す側断面図である。 図1の冷蔵庫の扉を除去した状態を示す正面図である。 図1の冷蔵庫の左扉及び右扉を閉鎖した状態を示す要部の平断面図である。 図1の冷蔵庫の左扉を開放し右扉を閉鎖した状態を示す要部の平断面図である。 本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫の左扉及び右扉を閉鎖した状態を示す要部の平断面図である。
符号の説明
1 冷蔵庫本体、1c 発泡断熱体、2 冷蔵室、23、24 仕切体、23a、24a 溝部、25、26 ガイド部、25c、26c ガイド軸、27、28 巻きばね(弾性体)、29、30 膜状のパッキン(パッキン)、31、32 オイルダンパ(減衰機構)、46、47 扉、53a、54a 対向面、53b、54b 突出部(対向部)、56、57 ガスケット、 100a、100b ガイド溝、109a、109b ガイドピン。

Claims (12)

  1. 冷蔵庫本体の開口部の左右両側に回動自在に枢支されて対向して配置した観音開き式の一対の扉と、
    前記一対の扉の非枢支側の内側にそれぞれ突設されて向かい合う対向部と、
    前記一対の扉の前記対向部の間のそれぞれの裏面側に設けられたガスケットと、
    前記一対の扉の前記対向部の間の前記ガスケットよりもさらに裏面側にそれぞれ設けられて、相互に密着するとともに前記ガスケットとも密着する一対の仕切体、及び前記扉の開放時は前記仕切体の双方を相互に離れる方向に案内し、前記扉の閉鎖時は前記仕切体の双方を相互に近づく方向に案内するガイド機構を有する可動仕切手段とを備え、
    前記可動仕切手段は、前記仕切体と前記ガイド機構を膜状のパッキンで覆って形成されたものであり、
    前記膜状のパッキンは、一端が、前記対向部の内側端部に係止され、他端が、前記仕切体と前記ガイド機構を覆うようにして係止されていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記可動仕切手段のガイド機構は、前記一対の扉の対向部のそれぞれに取り付けられており前記仕切体を前記対向部のほぼ対向する方向及びこの方向に直交する方向に同時にスライドさせるガイド部と、該ガイド部と前記仕切体の間に介装された弾性体とを有することを特徴とする請求項記載の冷蔵庫。
  3. 前記仕切体にほぼJ字状に形成されたガイド溝が形成され、前記扉の開閉時に前記仕切体のガイド溝が前記箱体に設けたガイドピンに沿ってスライドして、前記仕切体が前記対向部のほぼ対向する方向にスライドすることを特徴とする請求項記載の冷蔵庫。
  4. 前記仕切体に冷蔵庫の内側方向に傾斜する溝部が設けられ、前記溝部は前記ガイド部に設けられたガイド軸によって前記対向部の対向方向とほぼ直交する方向にスライドし、前記扉が開放されるときに前記仕切体が前記ガスケットから離れる方向に移動するようにしたことを特徴とする請求項記載の冷蔵庫。
  5. 前記扉の開閉途上に前記弾性体の中性点を有するようにしたことを特徴とする請求項のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記弾性体が巻きばねであることを特徴とする請求項のいずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 前記弾性体が板ばねであることを特徴とする請求項のいずれかに記載の冷蔵庫。
  8. 相互に密着する前記一対の仕切体の少なくとも一方の接触面に磁性体を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の冷蔵庫。
  9. 相互に密着する前記一対の仕切体の一方の接触面に磁性体を設け、他方の接触面に鉄製板金を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の冷蔵庫。
  10. 前記仕切体と前記ガイド機構の間に減衰機構を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の冷蔵庫。
  11. 前記減衰機構が軟質材料からなることを特徴とする請求項10記載の冷蔵庫。
  12. 前記減衰機構がオイルダンパからなることを特徴とする請求項10記載の冷蔵庫。
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