JP4769153B2 - 化粧料 - Google Patents
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Description
この皮膚の老化を防ぎ、皮膚を健全且つ若々しい状態に保持するため、従来より種々の活性成分の使用が提案され、それら成分を配合した化粧品が上市されている。例えば、ビタミンC類、ビタミンE類などの抗酸化剤、グリチルリチン酸などの抗炎症剤、各種紫外線吸収剤、α-ヒドロキシカルボン酸、胎盤抽出液、γ-アミノ-β-ヒドロキシ酪酸などの細胞賦活成分、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの細胞外マトリックス成分、尿素などの保湿剤等がそれである。
しかしながら、それら成分は一般に、上述した皮膚老化要因のうちの一部を防止或いは改善することに与るに過ぎないため、それら成分を配合した従来の化粧料によっては、真に満足し得る皮膚老化防止効果は得られないのが現状である。また、成分の種類によっては、皮膚刺激性や皮膚感作性を有するなど生体に対する安全性に問題があったり、或いは細胞の活性化、増殖作用が十分ではないなどの難点もある。
例えば、特開平03−190809号公報には、ナスの抽出物を含む皮膚外用剤が肌荒れ防止・改善効果、特に活性剤による炎症及び過剰なターンオーバーの亢進を抑制することに基づく肌荒れ防止・改善効果を有することが、特開平10−316530号公報には、ナス科ソラナム属の植物の抽出物がメラニンの生成を抑制し、日焼け後の色素沈着、しみ、そばかす、肝斑等の予防及び改善に有効であることが、特開2000−290162号公報には、ナスなどの野菜の野菜汁を濃縮する工程で分離される野菜由来の水を配合した化粧料によって、皮膚にしっとり感、潤い感などの使用感および保湿効果、柔軟効果が付与されることが、特開2001−131046号公報には、ナス科植物のエッセンスからなる過酸化水素消去剤及びこれを含む皮膚外用剤が、特開2001−139420号公報には、ナスのエッセンスにカタラーゼを活性化する効果があり、過酸化水素の消去に用いて有効であることが、又特開2001−226219号公報には、ナスの水蒸気蒸留水を含有する化粧料組成物が乾燥肌を改善し、肌にツヤ・張りを与える効果を有することが、それぞれ開示されている。
又、後に試験例1及び2に示す通り、ナス類の搾汁液或いはエキスが有する表皮細胞のコラーゲン産生促進効果や真皮線維芽細胞のコラーゲン産生促進効果は、ナス(Solanum Melongena)の中でも特に水ナス(Solanum Melongena;Egg plant cv.Mizunasu)に顕著に認められるが、かかる事実に関しても、当然ながら公知文献中には何ら記載もなされておらず又これを示唆するものすら示されていない。
唯、それら公知文献のうちには、例えば特開2001−139420号公報や同2001−226219号公報にみられるように、ナス由来の成分に、過酸化水素消去に基づくシワ防止効果や乾燥肌の改善によるツヤ・張りの付与効果などの皮膚老化防止効果があることを開示したものがあるが、後述のモニターテストの結果に示す通り、それら公知文献の発明で用いる一般汎用のナスの成分が奏する肌のシワや張りの改善などの抗老化効果は、本発明の水ナス由来の成分のそれに遙かに及ばないものである。本発明の水ナスによってかかる特段の効果が奏し得られる理由については、前述の通りナス類のうちでも特に水ナスに、表皮細胞と真皮線維芽細胞の両細胞のコラーゲン産生を促進するという複合的、多面的な抗老化作用のあることが大きく寄与しているものと推察される。
いずれにせよ上述の公知文献の記載からは、本発明で有効成分として用いる水ナスの搾汁液やそのエキスが、表皮細胞のコラーゲン産生と真皮線維芽細胞のコラーゲン産生を顕著に促進する効果を併せ持ち、それら両作用の相乗効果によって表皮、基底膜さらには真皮を健全、健常化することを通じて、一般に汎用されているナスに由来する成分に比べて遙かにすぐれた皮膚老化防止効果、肌荒れの予防、改善効果を奏することについては、これを到底予測し得ないことが明らかである。
又本発明は、水ナスの搾汁液及び/又はエキスから選ばれた1種又は2種以上を有効成分として含む表皮細胞及び真皮線維芽細胞のコラーゲン産生促進剤に関するものでもある。
ここで水ナスとは、ナスの品種のうち在来系統7品種、水茄子柔、和泉水茄子、泉州絹川水茄子などの品種を指し(大阪農技セ研報
35:34〜39(1999))、特にそれら品種を大阪の泉州地域で栽培したものが本発明に於いて好適に用いられる。
本発明に於いてエキスとは、水ナスの乾燥粉砕物、抽出液或いは抽出液から濃縮などにより溶媒を除いて得られる固形成分を意味する。
又、本発明に於いて化粧料なる文言は、所謂化粧料のほかに医薬部外品をも含む広義で用いる。
又、本発明化粧料で活性成分として用いる水ナスの搾汁液或いはエキスは、皮膚に対する刺激性がなく、このため本発明の化粧料は生体安全性にも大変すぐれている。
本発明に於いて、水ナスとしては、在来系統7品種、水茄子柔、和泉水茄子、泉州絹川水茄子などを用いることができる。
水ナスの搾汁液及びエキスは、後に試験例に示す通り、表皮細胞及び真皮線維芽細胞の両細胞に対して、それらのコラーゲン産生を顕著に促進する作用を有しており、表皮細胞及び真皮線維芽細胞のコラーゲン産生促進剤として用いることができる。
又水ナスのエキスは、水ナスの果実を乾燥したのち粉砕して乾燥粉砕物とするか、もしくは水ナスの搾汁液汁或いは果実、又場合によっては搾汁液に凍結乾燥等を施して得られる乾燥粉末を溶媒で抽出することによって調製される。
水ナスの果実からの抽出エキスの調製は、果実を、必要に応じてこれに予め水洗、乾燥処理などを施した上、浸漬法、向流抽出法など適宜の手段により抽出溶媒と接触させることによって行うことができる。又、超臨界抽出法を用いてもよい。
なお、得られる抽出エキスの表皮細胞及び真皮線維芽細胞に於けるコラーゲン産生促進作用の観点から、本発明に於いては、それら溶媒のうちでも特には高極性のものが好適に使用される。さらには化粧料への幅広い適用が可能であるという点からも、水、低級アルコール類及び多価アルコール類から選ばれた一種の単独溶媒又は二種以上の混合溶媒の使用が好ましく、なかでも水の単独使用が最も好ましい。
又上記の粉末化処理は、水ナスの搾汁液にこれを施してもよい。
この場合、エキス溶液の溶媒組成が、酵素反応の妨げとなる恐れのあるときには、該溶媒を一旦留去した上、ここに得られるエキス粉末を好ましくは水に再溶解或いは分散させて酵素処理を行うようにする。
酵素の添加量は、被処理物として果実を用いる場合であれば、その固形分に対して、合計で0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜1.0%の範囲であり、又搾汁液、エキス溶液又はエキス粉末を用いる場合は、同じく固形分に対して合計で0.001〜5重量、好ましくは0.01〜0.5重量%の範囲である。
又、本発明の水ナスの搾汁液及び/又はそのエキスの有効性や特長を損なわない限り、既知のコラーゲン合成促進剤を併せ配合することもできる。
又、乳化剤乃至乳化助剤として、酵素処理ステビアなどのステビア誘導体、レシチン及びその誘導体、乳酸菌発酵米、乳酸菌発酵発芽米、乳酸菌発酵穀類(麦類、豆類、雑穀など)、ジュアゼイロ(Zizyphus juazeiro:Rhamnaceae)抽出物等を配合することもできる。
水ナス(泉州産。以下同じ)の果実2800gをフードプロセッサーでペースト状にし、さらにそれを圧搾して得られた液をろ過し、黄褐色澄明の水ナス搾汁液1980gを得た(固形分濃度3.70%)。
水ナス果実2800gをフードプロセッサーでペースト状にし、さらにそれを圧搾して得られた液を活性炭で脱色処理を行い、無色透明の水ナス搾汁液1700gを得た(固形分3.51%)。
水ナス果実の乾燥物100gに精製水1000gを混合し、40℃で4時間抽出を行った後ろ過し、黄色澄明の水ナス果実抽出液820gを得た(固形分濃度1.31%)。
水ナス果実の乾燥物100gに精製水と1,3‐ブチレングリコールの7:3(重量比)混液1200gを混合し、80℃で2時間抽出を行った後ろ過し、黄褐色澄明の水ナス果実抽出液910gを得た(固形分濃度1.01%)。
水ナス果実の乾燥物100gに精製水とエタノールの1:1(重量比)混液800gを混合し、4℃で72時間抽出を行った後ろ過し、淡黄色澄明の水ナス果実抽出液650gを得た(固形分濃度0.77%)。
水ナス果実の乾燥物100gを粉砕機で粉砕した後篩別し、平均粒径20μmの水ナス果実乾燥物粉末75gを得た。
製造例1と同様にして得た水ナス搾汁液500gを凍結乾燥した後粉砕し、黄褐色の水ナス搾汁液粉末16.8gを得た。
製造例1において、水ナスに代えて長ナス2800gを使用する他は製造例1と同様にして、長ナス搾汁液1020gを得た(固形分3.15%)。
製造例1において、水ナスに代えて米ナス2800gを使用する他は製造例1と同様にして、米ナス搾汁液980gを得た(固形分3.20%)。
[A成分] 部
流動パラフィン 5.0
ヘキサラン (注1) 4.0
パラフィン 5.0
グリセリルモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 6.0
ブチルパラベン 0.1
(注1)株式会社テクノーブル製 トリオクタン酸グリセリル
[B成分]
製造例1の水ナス搾汁液 10.0
グリセリン 5.0
メチルパラベン 0.1
モイストン・C (注2) 1.0
精製水 全量が100部となる量
(注2)株式会社テクノーブル製 NMF成分
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合してクリームを得た。
実施例1のB成分中製造例1の水ナス搾汁液に代えて製造例2の水ナス搾汁液を用いるほかは実施例1と同様にしてクリームを得た。
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分]
製造例1の水ナス搾汁液 10.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
[成分]
部
製造例2の水ナス搾汁液 10.0
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
香料 適量
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を混合してローションを得た。
[A成分] 部
オリーブ油 1.0
ポリオキシエチレン(5.5)セチルエーテル 0.5
ブチルパラベン 0.1
[B成分]
製造例2の水ナス搾汁液 10.0
エタノール 5.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
メチルパラベン 0.1
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃以上に加温後、A成分にB成分を加えて攪拌し、さらにヒスコトロン(5000rpm)で2分間ホモジナイズを行った。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えて攪拌混合し、さらに30℃以下まで冷却して化粧水を得た。
実施例3のB成分中、製造例1の水ナス搾汁液に代えて製造例3の水ナス果実抽出液を用いるほかは実施例3と同様にして乳液を得た。
実施例3のB成分中、製造例1の水ナス搾汁液に代えて製造例4の水ナス果実抽出液を用いるほかは実施例3と同様にして乳液を得た。
実施例3のB成分中、製造例1の水ナス搾汁液に代えて製造例5の水ナス果実抽出液を用いるほかは実施例3と同様にして乳液を得た。
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分]
製造例1の水ナス搾汁液 10.0
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
水酸化カリウ 適量
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
実施例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム2.0部を用いるほかは実施例9と同様にして乳液を得た。
実施例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム2.0部を用いるほかは実施例9と同様にして乳液を得た。
実施例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてアルブチン2.0部を用いるほかは実施例9と同様にして乳液を得た。
実施例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えて米糠抽出物加水分解物(株式会社テクノーブル製、商品名「グレイスノウ*雪*HP」、固形分濃度3.5%)5.0部を用いるほかは実施例9と同様にして乳液を得た。
実施例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えて白芥子(Brassica Alba)種子抽出物(株式会社テクノーブル製、商品名「シナブランカ−WH」、固形分濃度1.0%)5.0部を用いるほかは実施例9と同様にして乳液を得た。
実施例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてγ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸1.0部を用いるほかは実施例9と同様にして乳液を得た。
実施例9のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えて米抽出物加水分解物(株式会社テクノーブル製、商品名「オリゼノーブル」、固形分濃度1.5%)5.0部を用いるほかは実施例9と同様にして乳液を得た。
[成分] 部
製造例2の水ナス搾汁液 3.0
L−アスコルビン酸 −2−グルコシド 2.0
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
アルギン酸ナトリウム 0.1
水酸化カリウム 適量
香料 適量
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を混合してローションを得た。
[A成分] 部
ベンガラ 0.5
黄酸化鉄 1.5
黒酸化鉄 0.1
酸化チタン 10.0
6−ナイロンパウダー 4.0
セリサイト 全量が100部となる量
マイカ 23.0
タルク 25.0
製造例6の水ナス果実乾燥物粉末 0.1
[B成分]
スクワラン 1.0
メチルポリシロキサン 4.0
プロピルパラベン 0.1
デヒドロ酢酸 0.1
流動パラフィン 2.0
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ混合攪拌し混合した後、200メッシュのタイラーメッシュの篩にかけ、得られた混合粉末を金型に打型してプレストパウダーを得た。
[A成分] 部
ステアリン酸 2.4
モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0
セトステアリルアルコール 0.2
液状ラノリン 2.0
流動パラフィン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.5
プロピルパラベン 0.05
[B成分]
製造例1の水ナス搾汁液 5.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2
ベントナイト 0.5
プロピレングリコール 4.0
トリエタノールアミン 1.1
メチルパラベン 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
酸化チタン 8.0
タルク 4.0
着色顔料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ加温した後混合攪拌した。これを再加温し、上記のC成分を添加して型に流し込み、室温になるまで攪拌してリキッドファンデーションを得た。
[A成分] 部
ステアリン酸 5.0
セタノール 2.0
モノステアリン酸グリセリル 3.0
流動パラフィン 5.0
スクワラン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.0
ポリオキシエチレン(20)モノステアリン酸グリセリル 2.0
プロピルパラベン 0.1
[B成分]
製造例2の水ナス搾汁液 5.0
ソルビトール 3.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
トリエタノールアミン 1.5
メチルパラベン 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
酸化チタン 8.0
タルク 2.0
カオリン 5.0
ベントナイト 1.0
着色顔料 適量
[D成分]
香料 0.3
C成分を混合し、粉砕機で粉砕した。B成分を混合し、これに粉砕したC成分を加え、コロイドミルで均一分散させた。A成分及び均一分散させたB、C成分をそれぞれ80℃に加温後、B、C成分にA成分を攪拌しながら加え、さらにヒスコトロン(5000rpm)で2分間ホモジナイズを行った。これを50℃まで冷却した後、D成分を加えて攪拌混合し、さらに攪拌しながら30℃以下まで冷却してクリームファンデーションを得た。
[A成分] 部
エタノール 60.0
l−メントール 0.5
香料 0.1
メチルパラベン 0.1
[B成分]
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
製造例5の水ナス果実抽出液 10.0
精製水 全量が100部となる量
上記のA成分とB成分をそれぞれ常温で溶解した後、A成分にB成分を攪拌しながら加え溶解させてヘアートニックを得た。
[成分] 部
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 6.0
ポリビニルピロリドン 4.0
グリセリン 1.0
エチルパラベン 0.1
製造例3の水ナス果実抽出液 5.0
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を80℃に加温した後混合攪拌してヘアートリートメントを得た。
本品はヘアーパックとしても好適なものであった。
[A成分] 部
N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 10.0
ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸ナトリウム 20.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 10.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0
メチルパラベン 0.1
[B成分]
クエン酸 0.1
製造例4の水ナス果実抽出液 5.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してヘアーシャンプーを得た。
[A成分] 部
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 1.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0
2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
セタノール 3.2
ステアリルアルコール 1.0
メチルパラベン 0.1
[B成分]
製造例1の水ナス搾汁液 5.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してヘアーリンスを得た。
[A成分] 部
N−ラウロイルメチルアラニンナトリウム 25.0
ヤシ油脂肪酸カリウム液(40%) 26.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
メチルパラベン 0.1
[B成分]
製造例2の水ナス搾汁液 10.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してボディシャンプーを得た。
[A成分] 部
硬化ヒマシ油 26.0
ヤシ油 10.0
オリーブ油 4.0
[B成分]
水酸化ナトリウム 6.0
砂糖 10.0
グリセリン 5.0
製造例7の水ナス搾汁液粉末 0.5
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
エタノール 20.0
香料 適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加えてケン化した。これを攪拌しながら50℃まで冷却し、C成分を加えた。これを型に流し込み冷却した後、室温下で数日間乾燥させ、充分に乾燥したものを型から取りだして石けんを得た。
実施例1のB成分中、製造例1の水ナス搾汁液に代えて比較製造例1の長ナス搾汁液を用いるほかは実施例1と同様にしてクリームを得た。
実施例1のB成分中、製造例1の水ナス搾汁液に代えて比較製造例2の米ナス搾汁液を用いるほかは実施例1と同様にしてクリームを得た。
製造例1〜3で得られた水ナス搾汁液及び水ナス果実抽出液と比較製造例1及び2で得られた長ナス及び米ナス搾汁液を試料として用い、それらを各々精製水で希釈して固形分が1%となるように調整した溶液について、表皮細胞におけるコラーゲン産生促進作用を調べた。
ヒト皮膚由来表皮細胞PHK16−0b(Lot.060325)を、MCDB153(シグマ社製)及びエピダーセルHKGS(クラボウ社製)を入れた96穴マイクロプレートに1×104個/穴播種し、37℃で1日間プレ培養した後、培地に試料溶液を1.0又は5.0%の濃度(溶液濃度として)になるように添加して、37℃でさらに5日間培養した。
次に培養液を除去し、0.04%ファストグリーン、0,05%シリウスレッド溶液を添加し、細胞内のコラーゲン及び非コラーゲンを染色した後、充分に洗浄した。次に0.1%NaOH含有メタノールで抽出し、コラーゲン量は波長540nmで測定した。また、試料無添加の場合(コントロール)について同様の試験を行った。
結果は、試料無添加(コントロール)の波長540nmに於ける吸光度を100としたときの各試料添加時の吸光度の相対値(コラーゲン産生率)を以て示した。
結果を図1に示す。図1に於いて、A〜Kの符号は以下のものを意味する
A:コントロール
B:製造例1の搾汁液の1%添加区
C:製造例1の搾汁液の5%添加区
D:製造例2の搾汁液の1%添加区
E:製造例2の搾汁液の5%添加区
F:製造例3の搾汁液の1%添加区
G:製造例3の搾汁液の5%添加区
H:比較製造例1の搾汁液の1%添加区
I:比較製造例1の搾汁液の5%添加区
J:比較製造例2の搾汁液の1%添加区
K:比較製造例2の搾汁液の5%添加区
試験例1と同様の試料について、真皮線維芽細胞におけるコラーゲン産生促進作用を調べた。
[試験方法]
ヒト皮膚真皮由来線維芽細胞NB1RGB(Lot.051203(12))を、0.5%NCS含有最小必須培地を入れた96穴マイクロプレートに1×104個/穴播種し、37℃で1日間プレ培養した後、培地に試料溶液を1.0又は5.0%の濃度(溶液濃度として)になるように添加して、37℃でさらに5日間培養した。
次に培養液を除去し、0.04%ファストグリーン、0,05%シリウスレッド溶液を添加し、細胞内のコラーゲン及び非コラーゲンを染色した後、充分に洗浄した。次に0.1%NaOH含有メタノールで抽出し、コラーゲン量は波長540nmで測定した。また、試料無添加の場合(コントロール)と、さらに試験系が正常に機能しているかを確認するための試験として、試料溶液の代わりにL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム(APM)を2mM添加した場合について、それぞれ同様の試験を行った。
結果は、試料無添加(コントロール)の波長540nmに於ける吸光度を100としたときの各試料添加時の吸光度の相対値(コラーゲン産生率)を以て示した。
結果を図2に示す。図2に於いて、L〜Vの符号は以下のものを意味する
L:コントロール
M:製造例1の搾汁液の1%添加区
N:製造例1の搾汁液の5%添加区
O:製造例2の搾汁液の1%添加区
P:製造例2の搾汁液の5%添加区
Q:製造例3の搾汁液の1%添加区
R:製造例3の搾汁液の5%添加区
S:比較製造例1の搾汁液の1%添加区
T:比較製造例1の搾汁液の5%添加区
U:比較製造例2の搾汁液の1%添加区
V:比較製造例2の搾汁液の5%添加区
[試料]
(1)製造例1の水ナス搾汁液を日局親水ワセリンに5%の濃度となるように練合したもの(本発明試料1)
(2)製造例2の水ナス搾汁液を日局親水ワセリンに5%の濃度となるように練合したもの(本発明試料2)
(3)製造例3の水ナス果実抽出液を日局親水ワセリンに5%の濃度となるように練合したもの(本発明試料3)
(4)製造例4の水ナス果実抽出液を日局親水ワセリンに5%の濃度となるように練合したもの(本発明試料4)
(5)日局親水ワセリン(対照)
年齢20〜50歳の成人男子5名を被験者とし、各々の上腕部内側をエタノールで拭って皮脂を除去し、該部位に、フィンチャンバーのアルミ板に本発明試料1〜4及び対照の日局親水ワセリンをそれぞれ0.2g宛塗布したものを貼付した。24時間後にフィンチャンバーを除去し、皮膚刺激の程度をつぎに述べる方法並びに基準により判定した。
[判定]
パッチ除去後1時間後、24時間後及び48時間後に、貼付部位の紅斑及び浮腫の状況を、以下の「ドレイズ法による皮膚刺激性判定基準」に基づき目視判定し、被験者5名の平均値を求めた。
(紅斑)
スコア 皮膚の状態
0 : 紅斑なし
1 : 極軽度の紅斑
2 : 明らかな紅斑
3 : 中程度から強い紅斑
4 : 深紅色の強い紅斑に軽い痂皮形成
(浮腫)
スコア 皮膚の状態
0 : 浮腫なし
1 : 極軽度の浮腫
2 : 明らかな浮腫(周囲と明らかに区別可能)
3 : 中程度の浮腫(1mm以上の盛り上がり)
4 : 強い浮腫(さらに周囲にも広がり)
実施例1及び2のクリームと比較実施例1及び2のクリームについて、モニターテストにより皮膚に対する効果を調べた。
[試験方法]
無作為に抽出した年齢18〜50歳の女性40名を被験者として20名ずつ2つのグループ(A、B)に分け、各グループに、実施例1と比較実施例1のクリーム又は実施例2と比較実施例2のクリームの2種の組み合わせのいずれかを割り振り、それぞれ左右の頬部に、実施例又は比較実施例のクリームを1日2回(朝、晩)、1ヵ月間塗布してもらった後、小ジワに対する改善効果及び肌のはり、艶に対する改善効果を、以下の評価基準に基づいて評価した。
(小ジワに対する改善効果)
A:殆ど目立たなくなった
B:かなり目立たなくなった
C:わずかに目立たなくなった
D:変わらない
E:かえって増えた
(肌のはり、艶に対する改善効果)
A:明らかに改善された
B:かなり改善された
C:僅かに改善された
D:変わらない
E:かえって悪くなった
結果を表2に示す。なお、表中のA〜Eの各評価欄の数字は、被験者20名中当該評価を行った被験者の数を示す。
これに対して、長ナス又は米ナスの搾汁液を配合した比較実施例のクリームでは、ほとんど改善効果が見られず、明らかに有効性に違いがある結果となった。
B:試験例1に於ける製造例1の搾汁液の1%添加区
C:試験例1に於ける製造例1の搾汁液の5%添加区
D:試験例1に於ける製造例2の搾汁液の1%添加区
E:試験例1に於ける製造例2の搾汁液の5%添加区
F:試験例1に於ける試験例1に於ける製造例3の搾汁液の1%添加区
G:試験例1に於ける製造例3の搾汁液の5%添加区
H:試験例1に於ける比較製造例1の搾汁液の1%添加区
I:試験例1に於ける比較製造例1の搾汁液の5%添加区
J:試験例1に於ける比較製造例2の搾汁液の1%添加区
K:試験例1に於ける比較製造例2の搾汁液の5%添加区
L:試験例2に於けるコントロール
M:試験例2に於ける製造例1の搾汁液の1%添加区
N:試験例2に於ける製造例1の搾汁液の5%添加区
O:試験例2に於ける試験例2に於ける製造例2の搾汁液の1%添加区
P:試験例2に於ける製造例2の搾汁液の5%添加区
Q:試験例2に於ける製造例3の搾汁液の1%添加区
R:試験例2に於ける製造例3の搾汁液の5%添加区
S:試験例2に於ける比較製造例1の搾汁液の1%添加区
T:試験例2に於ける比較製造例1の搾汁液の5%添加区
U:試験例2に於ける比較製造例2の搾汁液の1%添加区
V:試験例2に於ける比較製造例2の搾汁液の5%添加区
Claims (3)
- 水ナス(Solanum Melongena;Egg plant c.v.‘Mizu−nasu’)の搾汁液及び/又はエキスから選ばれた1種又は2種以上を配合したことを特徴とする老化防止化粧料。
- 水ナスの搾汁液及びエキスが、表皮細胞のコラーゲン産生促進作用と真皮線維芽細胞のコラーゲン産生促進作用とを有する請求項1に記載の老化防止化粧料。
- 水ナスの搾汁液及び/又はエキスから選ばれた1種又は2種以上を有効成分として含む表皮細胞及び真皮線維芽細胞のコラーゲン産生促進剤。
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