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JP4770155B2 - リモートコントローラ - Google Patents
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この発明は、リモートコントローラに関し、特にそのカバーの開閉に関する。
リモートコントローラは、例えば操作面、操作部、表示部及びカバーを備える。操作面には操作部と表示部が設けられる。操作部は複数の操作ボタンを有し、操作ボタンを例えば押圧することで所定の指令を入力する。具体的には、例えば風呂の給湯機を遠隔操作するリモートコントローラであって、操作ボタンごとに給湯の温度や、給湯の予定時刻などの指令が入力でき、各々押圧することで設定することができる。
カバーは開閉可能であって、閉扉時に操作部を覆う。例えば操作部を密閉することにより、例えば浴室内に設けられたリモートコントローラの内部に水分が侵入することを防ぐ。
リモートコントローラに関する従来技術は、例えば以下に示す特許文献1,2に開示されている。その他、本発明に関連する技術が特許文献3に開示されている。
特開平1−150786号公報 特開平6−229624号公報 特許第2646045号公報
しかし、カバーの閉扉時にそれを固定するためのツメの引っ掛け穴が操作面に必要であった。このため、当該穴から静電気がリモートコントローラの内部に侵入し、当該内部に設けられた電子回路を破損するなどのおそれがあった。
そこで、例えば操作部に鉄などの磁性体を設け、カバーにはその閉扉時に当該磁性体と対向する位置に永久磁石が設けられていた。これによれば、閉扉時に磁性体と永久磁石との間に引力が生じるので、上述した問題が解消する。この技術は、例えば上記特許文献2に紹介されている。
ところがこのようなカバーには、カバーを開扉するための突起などが必要とされていた。このため、リモートコントローラの外形が複雑となっていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、カバーの開閉をスムーズに行いつつも、リモートコントローラの外形を単純にできる技術を提供することが目的とされる。
この発明の請求項1にかかるリモートコントローラは、操作の対象に送信する前記操作の第1指令を入力する操作部(1)と、前記操作部を表面に有する操作面(11)と、前記操作面の一部であって前記操作部を含む第1部分(11b)を閉扉時に覆う開閉可能なカバー(2)と、前記操作面側に設けられる電磁石(31)と、前記カバーに設けられ、前記カバーの閉扉時に前記電磁石と対向する位置にある磁石(32)と、前記操作面(11)の前記第1部分(11b)とは異なる位置に設けられる操作ボタン(5)とを備え、前記電磁石は、前記磁石との間で働く引力と斥力とを切換可能であり、前記操作ボタンは、前記対象に送信する前記操作の第2指令の第1入力と、前記カバー(2)の開閉の指令の第2入力とに兼用される
この発明の請求項2にかかるリモートコントローラは、請求項1記載のリモートコントローラであって、前記操作面(11)は、前記第1部分(11b)と、それとは異なる第2部分(11a)とを含み、前記第1部分と前記第2部分とは、それらの境界で段差(111)を有し、前記操作面に垂直な方向における前記段差の高さ(d2)は前記カバー(2)の厚み(d1)と同程度である。
この発明の請求項3にかかるリモートコントローラは、請求項1または請求項2記載のリモートコントローラであって、前記操作面(11)側に設けられる磁性体(33)を更に備え、前記磁石(32)は前記磁性体とも対向し、前記磁性体との間で引力が働く。
この発明の請求項4にかかるリモートコントローラは、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のリモートコントローラであって、前記第1指令を表示する表示部(4)を更に備え、前記表示部は前記操作面(11)の前記第1部分(11b)とは異なる前記操作面の前記表面に位置する。
この発明の請求項5にかかるリモートコントローラは、請求項4記載のリモートコントローラであって、前記カバー(2)が開閉する際の支点(21)が前記表示部(4)とは反対側に位置する。
この発明の請求項6にかかるリモートコントローラは、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のリモートコントローラであって、前記磁石(32)は永久磁石である。
この発明の請求項にかかるリモートコントローラは、請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載のリモートコントローラであって、前記第2入力を行う際の前記操作ボタンを押圧する時間またはタイミングは、前記第1入力を行う際の前記操作ボタン(5)を押圧する時間またはタイミングと異なる。
この発明の請求項1にかかるリモートコントローラによれば、カバーの開閉が、電磁石と磁石の引力および斥力によって行われるので、スムーズに行われる。しかも、開扉時に突起などを必要とせず外形を単純にできる。また、閉扉時に従来必要であったカバーを固定するツメの引っ掛け穴が必要でなくなるので、当該穴から静電気がリモートコントローラ内部に侵入することによるリモートコントローラ内部にある電子回路への影響が回避される。しかも別途、カバーの開閉を操作するボタンを設ける必要がないので、ボタン数、さらにはコストが低減できる。
この発明の請求項2にかかるリモートコントローラによれば、カバーの閉扉時にカバーと操作面の第2部分との段差がないので、外形が単純である。
この発明の請求項3にかかるリモートコントローラによれば、電磁石から磁束が発生しない停電時においてカバーが勝手に開扉することを、磁石と磁性体との引力で防止する。
この発明の請求項4にかかるリモートコントローラによれば、操作部から入力した指令を表示部に表示することで、入力後においても入力した指令を確認することができる。
この発明の請求項5にかかるリモートコントローラによれば、カバーを開扉した際に、表示部がカバーによって隠れることがない。よって、操作部を使用する際に表示部を視認することができる。
この発明の請求項6にかかるリモートコントローラによれば、カバーに設ける磁石に永久磁石を採用することで、カバーが軽量化され、以ってカバーの開閉が容易になる。
この発明の請求項にかかるリモートコントローラによれば、第1入力と第2入力とを区別することができる。

図1及び図2は、本発明にかかるリモートコントローラを概念的に示す斜視図である。リモートコントローラはカバー2を備え、カバー2が開扉された態様が図1に、カバー2が閉扉された態様が図2に、それぞれ図示されている。図3は、当該リモートコントローラの一部を示す。すなわち、図2で示される1点鎖線A−Aを含んで矢印の方向に広がる断面から、カバー2側を部分的に示す。
リモートコントローラは、操作部1、表示部4、操作ボタン5、操作面11、カバー2、電磁石31、磁石32及び磁性体33を備える。操作部1、表示部4、操作ボタン5及び操作面11は図1で示され、電磁石31、磁石32及び磁性体33は図3において破線で示されている。カバー2は、いずれの図においても示されている。
リモートコントローラは、例えばカバー2と反対側の面が壁に接して固定される。
操作部1からは、操作の対象に送信する操作の指令を入力する。具体的には、操作部1は例えば操作ボタン12を複数有し、操作ボタン12を押圧することで操作の指令が入力される。本発明にかかるリモートコントローラが例えば風呂の給湯機の遠隔操作に適用される場合には、給湯の温度や、給湯の予定時刻などの指令を、各々対応する操作ボタンを押圧することで入力する。これにより給湯の温度や、給湯の予定時刻などが設定できる。
操作面11はその表面に、表示部4を有する部分11aと、操作部1を有する部分11bとを含む。カバー2は開閉可能であって、閉扉時に部分11bを覆う。
操作面11の部分11a及び部分11bは、それらの境界で段差111を有する。段差111は、カバー2を閉扉させた時にそのカバー2に接触しないことが、リモートコントローラの外形を単純にする点で望ましい。
さらに、段差111の操作面11に垂直な方向における高さd2をカバー2の厚みd1と同程度にすることが、カバー2を閉扉した際にカバーと操作面11の部分11aとの段差がなくなり、リモートコントローラの外形を単純にする点で望ましい。
電磁石31は部分11b側に設けられ、部分11bに垂直な方向に磁束が生じるように配置される。具体的には、リモートコントローラのうち部分11bを含む部分の内部に、電磁石31は設けられる。そして電磁石31は、部分11bに垂直な方向に延びる軸を中心としてコイルが巻かれている。
磁石32は、カバー2の例えば内部にあって、カバー2の閉扉時に電磁石31と対向する位置に設けられる。磁石32は、カバー2の閉扉時に部分11bに垂直な方向に磁束が生じるように配置される。
電磁石31は、磁石32との間で働く引力と斥力とを切換可能であり、カバー2の開閉を行う。具体的に、磁石32の部分11b側をN極、その反対側をS極とする場合(図3)には、電磁石31の部分11b側をS極、その反対側をN極とすることで、カバー2の閉扉を維持する。これにより、リモートコントローラがカバー2と反対側の面で壁に設けられていても、カバー2が勝手に開扉することが防止される。また、電磁石31の操作面11側をN極、その反対側をS極とすることで、カバー2を開扉する。
一方、磁石32の操作面11側をS極、その反対側をN極とする場合には、電磁石31の操作面11側をN極、その反対側をS極とすることで、カバー2の閉扉を維持し、カバー2が勝手に開扉することを防止する。また、電磁石31の操作面11側をS極、その反対側をN極とすることで、カバー2を開扉する。
上述したように電磁石31と磁石32とが互いに作用してカバー2が開閉される。従って、特に部分11bに近接、もしくは露出して電磁石31を設けることが、電磁石31と磁石32とが作用しやすくなる点で望ましい。
また、磁石32には永久磁石を採用することができる。これによれば、カバーが軽量化され、以ってカバーの開閉が容易になる。
図4及び図5は、上述した電磁石31の磁極の切換を行う切換回路と共に、切換の態様をそれぞれ示す。切換回路は、電磁石31、スライドスイッチ203及び電圧端子201,202を有する。
電圧端子201,202の両端には、直流電圧Vが印加される。図4及び図5では、電圧端子201側の電圧が電圧端子202よりも高い場合が示されている。
スライドスイッチ203は、端子2031〜2036、及び接続部203a,203bを有する。端子2033は端子2034及び電圧端子201に、端子2036は端子2031及び電圧端子202にそれぞれ接続される。端子2032及び端子2035の両端には電磁石31が接続される。
接続部203aは、端子2031と端子2032との接続および端子2032と端子2033との接続のいずれか一方を行い、当該一方から他方へと切り換え可能である。接続部203bは、端子2034と端子2035との接続および端子2035と端子2036との接続のいずれか一方を行い、当該一方から他方へと切換可能である。接続部203aと接続部203bとは相互に連係して切り換わる。接続部203aと接続部203bとが相互に連係していることが、図4及び図5では点線で示されている。
具体的には、接続部203aが端子2032と端子2033とを接続する際には、これに連係して接続部203bは端子2035と端子2036とを接続する(図4)。一方、接続部203aが端子2031と端子2032とを接続する際には、これに連係して接続部203bは端子2034と端子2035とを接続する。
図4で示される態様では、電磁石に電流が流れることで、電磁石31の端部311側から端部312側へと電磁石31を貫く磁束が発生する。すなわち、電磁石31の端部312側がN極に、端部311側がS極となる。例えば電磁石31の端部312は、操作面11側に位置する。
図5で示される態様では、電磁石31において図4で示される態様とは逆方向に電流が流れる。従って、電磁石31の端部312側から端部311側へと電磁石31を貫く磁束が発生する。すなわち、電磁石31の端部312側がS極に、端部311側がN極となる。
従って、スライドスイッチ203を切り換えることで、電磁石31において発生する磁束の向きを、図4及び図5で示される態様のいずれか一方から他方へと切り換えることができる。
上述ではカバー2の閉扉時に、電磁石31に磁束を発生させてカバー2が勝手に開扉するという問題を解消したが、例えば磁性体33を操作面11に設けることで、当該問題を解消してもよい。具体的には図1で示されているように、リモートコントローラに更に磁性体33を設ける。磁性体33は、リモートコントローラのうち操作面1を含む部分の内部に設けられ、カバー2の閉扉時に磁石32と対向する。
この態様によれば、磁石32と磁性体33との間で引力が発生するので、電磁石から磁束が発生しない停電時においても、カバーが勝手に開扉することが防止される。
図3で示される態様において、特に部分11bに近接して磁性体33を設けることが、磁性体33と磁石32とが作用しやすくなる点で望ましい。磁性体33は操作面11上の磁石32と対向する位置に設けても良く、この場合にも磁性体33と磁石32とが作用しやすくなる。
表示部4は、操作部1で入力された操作の指令を表示する。上述したように、表示部4は操作面11の部分11aに設けられる。よって、表示部4は、操作面11の操作部1が設けられる部分11bとは異なる操作面11の表面に位置すると、把握できる。
操作部1から入力した指令を表示部4に表示することで、入力後においても入力した指令を確認することができる。
また、カバー2が開閉する際の支点21を表示部4とは反対側とすることで、カバー2を開扉した際に、表示部4がカバーによって隠れることがない。よって、操作部1を使用する際に表示部4を視認することができる。図1では、この態様が示されている。
操作ボタン5は、操作面11の部分11a、すなわち操作面11のうちカバー2の閉扉時にカバー2で覆われない位置に設けられる。操作ボタン5は、操作の対象に送信する操作の指令の入力と、カバー2の開閉の指令の入力とに兼用される。操作ボタン5で入力される操作の指令は、例えばリモートコントローラの電源のオン/オフであってもよい。
操作ボタン5での各々の入力は、例えば次のようにして識別される。操作の指令を入力する際に操作ボタン5を押圧する時間またはタイミングと、開閉の指令を入力する際に操作ボタン5を押圧する時間またはタイミングとを異ならせる。各々の時間またはタイミングを、予めリモートコントローラの制御部などに記憶させておく。操作ボタン5が押圧された際には、押圧の時間またはタイミングを制御部はデータとして取得し、当該データに基づいていずれの入力に該当するかを識別する。
具体的に例えば、所定時間を設定しておき、例えば操作ボタン5を押圧している時間が所定時間より短い場合には操作の指令の入力と、長い場合には開閉の指令の入力と、それぞれ識別する。これは一例にすぎず、他の態様であってもよい。
このような操作ボタン5によれば、別途、カバー2の開閉を操作する操作ボタンを設ける必要がないので、ボタン数、さらにはコストが低減できる。
本発明にかかるリモートコントローラを概念的に示す斜視図である。 本発明にかかるリモートコントローラを概念的に示す斜視図である。 本発明にかかるリモートコントローラの一部を概念的に示す斜視図である。 電磁石の磁極の切換を行う切換回路を概念的に示す回路図である。 電磁石の磁極の切換を行う切換回路を概念的に示す回路図である。
符号の説明
1 操作部
2 カバー
4 表示部
5 操作ボタン
11 操作面
11a,11b 操作面の部分
21 支点
31 電磁石
32 磁石
33 磁性体
111 段差
d1 カバーの厚み
d2 段差の高さ

Claims (7)

  1. 操作の対象に送信する前記操作の第1指令を入力する操作部(1)と、
    前記操作部を表面に有する操作面(11)と、
    前記操作面の一部であって前記操作部を含む第1部分(11b)を閉扉時に覆う開閉可能なカバー(2)と、
    前記操作面側に設けられる電磁石(31)と、
    前記カバーに設けられ、前記カバーの閉扉時に前記電磁石と対向する位置にある磁石(32)と
    前記操作面(11)の前記第1部分(11b)とは異なる位置に設けられる操作ボタン(5)と
    を備え、
    前記電磁石は、前記磁石との間で働く引力と斥力とを切換可能であり、
    前記操作ボタンは、
    前記対象に送信する前記操作の第2指令の第1入力と、
    前記カバー(2)の開閉の指令の第2入力と
    に兼用される、リモートコントローラ。
  2. 前記操作面(11)は、前記第1部分(11b)と、それとは異なる第2部分(11a)とを含み、
    前記第1部分と前記第2部分とは、それらの境界で段差(111)を有し、
    前記操作面に垂直な方向における前記段差の高さ(d2)は前記カバー(2)の厚み(d1)と同程度である、請求項1記載のリモートコントローラ。
  3. 前記操作面(11)側に設けられる磁性体(33)を更に備え、
    前記磁石(32)は前記磁性体とも対向し、前記磁性体との間で引力が働く、請求項1または請求項2記載のリモートコントローラ。
  4. 前記第1指令を表示する表示部(4)を更に備え、
    前記表示部は前記操作面(11)の前記第1部分(11b)とは異なる前記操作面の前記表面に位置する、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のリモートコントローラ。
  5. 前記カバー(2)が開閉する際の支点(21)が前記表示部(4)とは反対側に位置する、請求項4記載のリモートコントローラ。
  6. 前記磁石(32)は永久磁石である、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のリモートコントローラ。
  7. 前記第2入力を行う際の前記操作ボタンを押圧する時間またはタイミングは、前記第1入力を行う際の前記操作ボタン(5)を押圧する時間またはタイミングと異なる、請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載のリモートコントローラ。
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