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JP4771499B2 - レンズ鏡筒、撮像装置およびディジタルカメラ - Google Patents
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JP4771499B2 - レンズ鏡筒、撮像装置およびディジタルカメラ - Google Patents

レンズ鏡筒、撮像装置およびディジタルカメラ Download PDF

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Description

本発明は、ある形態ではレンズ群を沈胴して収納し、他の形態では前記レンズ群を所定位置まで繰り出して使用する沈胴式のレンズ鏡筒における光漏れ対策に係り、特に複数のレンズ群を相対的に移動させて焦点距離を変更するズームレンズに好適なレンズ鏡筒、ならびにこのようなレンズ鏡筒を撮像用光学系に用いる撮像装置およびディジタルカメラに関するものである。
ディジタルカメラ等の撮像装置においては、焦点距離変更可能なズームレンズ等の撮影レンズの高性能化およびユーザの要求による小型化等の進展に伴い、撮影時以外には、レンズ鏡筒が撮像装置本体内に収納される、いわゆる沈胴式の撮影レンズを用いるものが増加している。さらには、単なる小型化ではなく、より一層の薄型化の要求により、沈胴収納状態でのレンズ鏡胴部分の厚み寸法を極限にまで減らすことが重要となってきている。
このように、撮像装置の薄型化の要求に対処する技術として、撮影時以外にレンズ鏡筒が撮像装置本体に収納される沈胴式の構成が用いられているが、この種の沈胴式のレンズ鏡筒では複数のレンズ群をそれぞれ保持する複数のレンズ保持枠の距離が縮まるために干渉が生じ、そのような干渉を解消するためにレンズ保持枠の一部を切欠したり、レンズ保持枠の一部に孔を設けたりして、レンズ保持枠を貫通する開口部つまり貫通孔を形成している。このため、結果的に本来のレンズによる光路を通らずにレンズ保持枠の貫通孔を通る有害光が発生し、この有害光によるフレア等の画像劣化が起こってしまう。
そこで、このようなレンズ保持枠の貫通孔を通る有害光に対処する技術が、例えば特許文献1(特開2006−79070号)、特許文献2(特開2005−308843号)および特許文献3(実用新案登録第2565022号公報)に開示されている。特許文献1には、弾性変形可能な遮光弾性舌片をレンズ保持枠に固定し、該遮光弾性舌片を外周鏡筒の内周面と接触させることによって貫通溝部分を遮光する構成が示されている。特許文献2には、切欠部のあるレンズ保持枠の壁部に光軸が垂直に交わる面にほぼ平行な軸線を軸として揺動可能に遮光片を設け、沈胴状態では他のレンズ枠の突起により光軸方向にほぼ平行に退避し、撮影状態では遮光片を付勢部材によって光軸が垂直に交わる面にほぼ平行な遮光状態に復帰させる構成が示されている。特許文献3には、外周縁部に放射状に多数の切り込みを入れた薄膜遮光シートからなる遮光部材を設けることによって、摺動嵌合部の空隙を遮光する構成が示されている。
特開2006−79070号公報 特開2005−308843号公報 実用新案登録第2565022号公報
しかしながら、特許文献1のような構成では、弾性変形可能な部材を押圧して撓み変形させるために、耐久性に問題があり、しかもレンズ保持枠と外周鏡筒との間の相対移動に対する抵抗となってレンズ鏡筒の駆動力に影響が出てしまう。特許文献2のような構成では、沈胴状態において遮光片を光軸にほぼ平行な向きとして退避させるために遮光片の大きさがレンズ鏡筒の沈胴状態での寸法に影響し、例えば厚みに加わってしまう。特許文献3の構成を本発明のようなレンズ鏡筒に採用すると、レンズ鏡筒の沈胴状態では、常に遮光シートに負荷がかかることになり、長時間沈胴状態を維持すれば遮光シートが塑性的に変形してしまい、撮影状態における遮光に支障をきたすおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、沈胴状態における光軸方向寸法にほとんど影響を与えることなく、全体としての光軸方向寸法を薄く構成することができ、また耐久性にも優れた遮光構成を達成し得るレンズ鏡筒、撮像装置およびディジタルカメラを提供することを目的としている。
すなわち、本発明の請求項1の目的は、沈胴状態での厚み寸法を増大させることなく、撮影状態での効果的な遮光を可能とし、特に、遮光片を一層確実に退避させ、且つ沈胴状態での厚みを薄くすることを可能とし、良好な画像を得ることを可能とする。
本発明の請求項2の目的は、特に、副軸の光軸方向の長さを確保するとともに、退避レンズ保持枠の光軸方向の移動可能距離を増大させ、ズーム倍率やフォーカス性能を向上させることを可能とするレンズ鏡筒を提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、沈胴状態での厚み寸法に影響することなく、撮影状態での効果的な遮光を達成し、良好な画質を得ることを可能とするレンズ鏡筒を提供することにある。
本発明の請求項の目的は、特に、耐久性に優れた退避のための構成を達成し、沈胴状態での厚みを薄くすることを可能とするレンズ鏡筒を提供することにある。
本発明の請求項の目的は、特に、遮光片を効率良く退避させ、且つ沈胴状態での厚みを薄くすることを可能とするレンズ鏡筒を提供することにある。
本発明の請求項の目的は、特に、一層耐久性に優れた退避のための構成を達成し、沈胴状態での厚みを薄くすることを可能とするレンズ鏡筒を提供することにある。
本発明の請求項の目的は、特に、撮影状態においてレンズを通った光が遮光片に反射することによる有害光の発生を抑制し、良好な画質を得ることを可能とするレンズ鏡筒を提供することにある
発明の請求項の目的は、耐久性に優れた遮光を達成し、良好な画像を得ることを可能とし、特に、副軸の光軸方向の長さを確保するとともに、退避レンズ保持枠の光軸方向の移動可能距離を増大させ、ズーム倍率やフォーカス性能を向上させることを可能とするレンズ鏡筒を提供することにある。

本発明の請求項の目的は、耐久性に優れた遮光を達成し、良好な画像を得ることを可能とし、特に、副軸の光軸方向の長さを確保するとともに、退避レンズ保持枠の光軸方向の移動可能距離を増大させ、ズーム倍率やフォーカス性能を向上させることを可能とするレンズ鏡筒を提供することにある。
発明の請求項10の目的は、特に、光学系により形成される本来の光路以外の部分で反射しまたは本来の光路以外の部分を透過した有害光を遮光し、良好な画像を得ることを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項11の目的は、特に、光学系により形成される本来の光路以外の部分で反射しまたは本来の光路以外の部分を透過した有害光を遮光し、良好な画像を得ることを可能とするディジタルカメラを提供することにある。
請求項1に記載した本発明に係るレンズ鏡筒は、上述した目的を達成するために、
複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、前記可動レンズ鏡筒を前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、を備え、前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み、前記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記レンズ保持枠上に光軸に直交する平面上で回転する遮光片を設けてなり、
前記遮光片は、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの前記副軸との相対移動に基づいて、前記副軸の先端部と前記遮光片の一部が当接係合し、さらに前記副軸が相対移動することによって、前記貫通孔を遮蔽する遮光状態から前記貫通孔を遮蔽しない開放状態へ回転移動されることを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係るレンズ鏡筒は、請求項1のレンズ鏡筒であって、
前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光片は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係るレンズ鏡筒は、請求項1または請求項2のレンズ鏡筒であって、
前記遮光片は、光軸に直交する平面上において回転可能として前記レンズ保持枠上に支軸を介して支持されていることを特徴としている
求項に記載した本発明に係るレンズ鏡筒は、請求項3のレンズ鏡筒であって、
前記遮光片の前記支軸は、金属で形成されたピンを含むことを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係るレンズ鏡筒は、請求項1〜請求項4のいずれか1項のレンズ鏡筒であって、
前記遮光片は、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの駆動力に基づいて、前記貫通孔を遮蔽する遮光状態から前記貫通孔を遮蔽しない開放状態へ回転移動されることを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係るレンズ鏡筒は、請求項1〜請求項のいずれか1項のレンズ鏡筒であって、
前記遮光片は、金属および樹脂の少なくとも一方で形成されており、前記副軸に当接する部分は摺動処理が施されていることを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係るレンズ鏡筒は、請求項1〜請求項のいずれか1項のレンズ鏡筒であって、
前記遮光片は、被写体側の面に反射防止処理が施されていることを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係るレンズ鏡筒は、上述した目的を達成するために、
複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、
前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、
前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、
前記可動レンズ鏡筒を前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、
前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、
を備え、
前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み
記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、
前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、
をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記貫通孔の内周壁の少なくとも一部にポリエステル系ポリウレタンフォームからなる遮光部材を貼設してなり、
前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光部材は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係るレンズ鏡筒は、上述した目的を達成するために、
複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、
前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、
前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、
前記可動レンズ鏡筒を前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、
前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、
を備え、
前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み
記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、
前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、
をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記貫通孔の内周壁の少なくとも一部に植毛紙からなる遮光部材を貼設してなり、
前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光部材は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることを特徴としている。
求項10に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項のうちのいずれか1項のレンズ鏡筒を撮像用光学系として含むことを特徴としている。
請求項11に記載した本発明に係るディジタルカメラは、請求項1〜請求項のうちのいずれか1項のレンズ鏡筒を撮像用光学系として含むことを特徴としている。
本発明によれば、沈胴状態における光軸方向寸法にほとんど影響を与えることなく、全体としての光軸方向寸法を薄く構成することができ、また耐久性にも優れた遮光構成を達成し得るレンズ鏡筒、撮像装置およびディジタルカメラを提供することができる。
すなわち、本発明の請求項1のレンズ鏡筒によれば、
複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、前記可動レンズ鏡筒を前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、を備え、前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み、前記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記レンズ保持枠上に光軸に直交する平面上で回転する遮光片を設けてなり、
前記遮光片は、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの前記副軸との相対移動に基づいて、前記副軸の先端部と前記遮光片の一部が当接係合し、さらに前記副軸が相対移動することによって、前記貫通孔を遮蔽する遮光状態から前記貫通孔を遮蔽しない開放状態へ回転移動されることにより、沈胴状態での厚み寸法を増大させることなく、撮影状態での効果的な遮光を可能とし、特に、遮光片を一層確実に退避させて、沈胴状態での厚みを薄くすることが可能となる。
また、本発明の請求項2のレンズ鏡筒によれば、請求項1のレンズ鏡筒において、前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光片は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることにより、特に、副軸の光軸方向の長さを確保するとともに、退避レンズ保持枠の光軸方向の移動可能距離を増大させ、ズーム倍率やフォーカス性能を向上させることが可能となる。
さらに、本発明の請求項3のレンズ鏡筒によれば、請求項1または請求項2のレンズ鏡筒において、前記遮光片は、光軸に直交する平面上において回転可能として前記レンズ保持枠上に支軸を介して支持されていることにより、特に、沈胴状態での厚み寸法に影響することなく、撮影状態での効果的な遮光を達成し、良好な画質を得ることが可能となる。
発明の請求項のレンズ鏡筒によれば、請求項3のレンズ鏡筒において、前記遮光片の前記支軸は、金属で形成されたピンを含むことにより、特に、耐久性に優れた退避のための構成を達成し、沈胴状態での厚みを薄くすることが可能となる。
また、本発明の請求項5のレンズ鏡筒によれば、請求項1〜請求項4のいずれか1項のレンズ鏡筒において、前記遮光片は、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの駆動力に基づいて、前記貫通孔を遮蔽する遮光状態から前記貫通孔を遮蔽しない開放状態へ回転移動されることにより、特に、遮光片を効率良く退避させ、且つ沈胴状態での厚みを薄くすることが可能となる。
本発明の請求項のレンズ鏡筒によれば、請求項1〜請求項のいずれか1項のレンズ鏡筒において、前記遮光片は、金属および樹脂の少なくとも一方で形成されており、前記副軸に当接する部分は摺動処理が施されていることにより、特に、一層耐久性に優れた退避のための構成を達成し、沈胴状態での厚みを薄くすることが可能となる。
本発明の請求項のレンズ鏡筒によれば、請求項1〜請求項のいずれか1項のレンズ鏡筒において、前記遮光片は、被写体側の面に反射防止処理が施されていることにより、特に、撮影状態においてレンズを通った光が遮光片に反射することによる有害光の発生を抑制し、良好な画質を得ることが可能となる
本発明の請求項のレンズ鏡筒によれば、複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、前記可動レンズ鏡筒を前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、を備え、前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み、前記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記貫通孔の内周壁の少なくとも一部にポリエステル系ポリウレタンフォームからなる遮光部材を貼設してなり、
前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光部材は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることにより、耐久性に優れた遮光を達成し、良好な画像を得ることが可能となり、特に、副軸の光軸方向の長さを確保するとともに、退避レンズ保持枠の光軸方向の移動可能距離を増大させ、ズーム倍率やフォーカス性能を向上させることが可能となる。
本発明の請求項のレンズ鏡筒によれば、複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、前記可動レンズ鏡筒を前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、を備え、前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み、前記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記貫通孔の内周壁の少なくとも一部に植毛紙からなる遮光部材を貼設してなり、
前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光部材は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることにより、耐久性に優れた遮光を達成し、良好な画像を得ることが可能となり、特に、副軸の光軸方向の長さを確保するとともに、退避レンズ保持枠の光軸方向の移動可能距離を増大させ、ズーム倍率やフォーカス性能を向上させることが可能となる。
発明の請求項10の撮像装置によれば、請求項1〜請求項のうちのいずれか1項のレンズ鏡筒を撮像用光学系として含むことにより、光学系により形成される本来の光路以外の部分で反射しまたは本来の光路以外の部分を透過した有害光を遮光し、良好な画像を得ることが可能となる。
本発明の請求項11のディジタルカメラによれば、請求項1〜請求項のうちのいずれか1項のレンズ鏡筒を撮像用光学系として含むことにより、光学系により形成される本来の光路以外の部分で反射しまたは本来の光路以外の部分を透過した有害光を遮光し、良好な画像を得ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に基づき、図面を参照して本発明のレンズ鏡筒を詳細に説明する。
図1〜図9は、本発明に係るレンズ鏡筒の第1の実施の形態の要部の構成を示している。図1は、レンズ群を沈胴させて固定枠側に収納した状態のレンズ鏡筒の外観を示す斜視図、図2は、レンズ群を固定枠から突出させて撮影可能にした状態の外観を示す斜視図である。図3および図4は、レンズ鏡筒の内部構造の要部を示しており、図3は、複数のレンズ群のうち光軸から退避するように構成された退避レンズ群の退避の態様を示す斜視図、図4は、退避レンズ群が光軸上に進出した態様を示す斜視図である。図5は、退避レンズ群以外のレンズ群のレンズ保持枠とレンズ保持枠駆動手段の要部を示す分解斜視図である。図6は、レンズ保持枠に貫通孔を設けて副軸を挿通している状態を示す斜視図である。図7および図8は、本発明に係る遮光片の動作状況を示しており、それぞれ、図7は、遮光状態(すなわち撮影状態)、そして図8は開放状態(すなわち沈胴状態)である。なお、図7の(a)は、第2レンズ保持枠の物体側から見た正面図、そして図7の(b)は、そのA部を拡大して示す詳細図である。図8の(a)は、第2レンズ保持枠の物体側から見た正面図、そして図8の(b)は、そのB部を拡大して示す詳細図である。図9は、遮光片を拡大して示す詳細斜視図である。
図1〜図9に示すレンズ鏡筒は、固定枠1、回転筒2、第1の退避レンズ保持枠11、第1の退避レンズ移動部材12、第1の退避レンズ群(第3レンズ群)13、主軸15、第2の退避レンズ保持枠21、第2の退避レンズ移動部材22、第2の退避レンズ群(第4レンズ群)23、主軸25、副軸31、32、基板65、第1レンズ保持枠101、カム筒102、直進ガイド103、回転筒104、第2レンズ保持枠105、シャッタユニット106、直進ガイド107、遮光片121、221、支軸122、222および付勢部材123、223を具備している。
図1には、レンズ鏡筒の沈胴状態、すなわち各レンズ群を沈胴させて固定枠1側に収納した態様を示しており、図2には、撮影状態、すなわち各レンズ群を固定枠1から突出させて撮影可能とした態様を示している。図3には、複数のレンズ群の沈胴時に光軸から退避するように構成された第1の退避レンズ群13および第2の退避レンズ群23が、沈胴時に光軸から退避した態様を示しており、図4には、第1の退避レンズ群13および第2の退避レンズ群23が、撮影時に光軸上に進出した態様を示している。図5には、第1および第2の退避レンズ13、23以外の各レンズ群のレンズ保持枠およびレンズ保持枠駆動手段のうちの一部を示している。
図6には、第2レンズ保持枠105およびシャッタユニット106等に貫通孔を設けて副軸31、32を挿通している態様を示している。図7は、遮光状態、すなわち撮影状態、における遮光片121の動作状況を示すものであって、図7の(a)には、第2レンズ保持枠105を物体側から見た様子を示し、そして図7の(b)には、そのA部を拡大して示している。図8は、開放状態、すなわち沈胴状態、における遮光片121の動作状況を示すものであって、図8の(a)には、第2レンズ保持枠105を物体側から見た様子を示し、そして図8の(b)には、そのB部を拡大して示している。図9には、遮光片121およびそれに関連する部分の詳細な斜視図を示している。
図1および図2において、レンズ鏡筒は、例えばプラスチックの成形品からなる四角形のブロック状の固定枠1をベースとして有している。固定枠1と回転筒2は双方に形成されたヘリコイド同士が係合していて、固定枠1に対して回転筒2を、それらの中心軸線を軸としてそのまわりで回転させることにより、回転筒2が、図1のような退避沈胴位置から図2のような突出撮影位置までの間で中心軸線方向に沿って進退移動するように構成されている。回転筒2は、図示されていないモータによって回転駆動される。回転筒2の内周側には、図5に示すように複数のレンズ群を保持する複数の鏡筒が適宜係合されて多重伸縮筒状に収容されている。各鏡筒は、回転筒2の回転に伴って、多重伸縮筒状に進退移動して、図2に示すように、各鏡筒が、固定枠1から突出して伸びたり、図1に示すように、固定枠内に縮退して収納されたりするようになっている。各鏡筒の進退機構は本発明の要旨とは、直接関係がないため、その具体的な構成については図示していない。
固定枠1の内部の基端側には、図3および図4に示すように中央に円形の孔を有する基板65が固定枠1と一体に設けられていて、基板65上に次に述べるようなレンズの進退機構が構築されている。図3および図4において、基板65の図示上縁部左寄りには主軸15が固定されていて、第1の退避レンズ移動部材12が、基板65の面と平行な面内で主軸15を中心として回転し得るように取り付けられている。第1の退避レンズ移動部材12の先端部は、円筒状になっていて、この円筒状先端部には、第1の退避レンズ群13を保持したレンズ保持枠11が嵌め込まれている。この実施の形態に係るレンズ鏡筒は、例えば4群のレンズ群を備えていて、第1の退避レンズ群13は、物体側から数えて3番目のレンズ群である第3レンズ群を構成している。なお、第1レンズ群と第2レンズ群は、明確には図示されていないが、図5に示す第1レンズ保持枠101に第1レンズ群が保持されており、第2レンズ保持枠105に第2レンズ群が保持されている。第1の退避レンズ移動部材12は、主軸15を中心として旋回することによって、図3のような基板65の上縁部にほぼ沿った退避状態と、図4のような基板65の中心孔の中心に第1の退避レンズ群13の光軸位置がほぼ一致する進出状態との間で移動可能となっており、この移動に伴って主軸15に沿って摺動し進退移動し得るようになっている。
基板65の図示下縁部右寄りには主軸25が固定されていて、第2の退避レンズ移動部材22が、基板65の面と平行な面内で主軸25を中心として回転し得るように取り付けられている。第2の退避レンズ移動部材22の先端部は、円筒状になっていて、この円筒状先端部には、第2の退避レンズ群23を保持したレンズ保持枠21が嵌め込まれている。先に述べたようにこの実施の形態に係るレンズ鏡筒は、例えば4群のレンズ群を備えていて、第2の退避レンズ群23は、物体側から数えて4番目のレンズ群である第4レンズ群を構成している。第2の退避レンズ移動部材22は、主軸25を中心として旋回することによって、図3のような基板65の右側縁部にほぼ沿った退避状態と、図4のような基板65の中心孔の中心に第2の退避レンズ群23の光軸位置がほぼ一致する進出状態との間で移動可能となっており、この移動に伴って主軸25に沿って摺動し進退移動し得るようになっている。
これら第1および第2の退避レンズ群13、23以外のレンズ群およびレンズ保持枠は、図5に示すように複数の鏡筒を含めて構成されており、第1レンズ保持枠101、カム筒102、直進ガイド103、回転筒104、第2レンズ保持枠105、シャッタユニット106、直進ガイド107および回転筒2で構成されている。
これらの鏡筒が沈胴状態にあるときには、図6に示すように、第2レンズ保持枠105およびシャッタユニット106は、基板65に近づくが、第1の退避レンズ群13と第2の退避レンズ群23のそれぞれの位置決めのための副軸31と副軸32が第2レンズ保持枠105およびシャッタユニット106を貫通してしまう。そのため、第2レンズ保持枠105およびシャッタユニット106には、図示のように貫通する溝孔からなる貫通孔110および111が形成されている。しかしながら撮影状態では、第2レンズ保持枠105およびシャッタユニット106は、基板65に対して被写体側に繰出されているため、この貫通孔110および111は光漏れの原因となり、撮像される画像を著しく劣化させてしまう。
図7および図8には、第2レンズ保持枠105上に設けられた遮光片121および遮光片221を示している。図7は、撮影状態を示しており、第2レンズ保持枠105に形成された溝孔である貫通孔を、遮光片121が遮蔽している。遮光片121は、支軸122を介して第2レンズ保持枠105に旋回可能に支持され、且つトーションスプリング等の付勢部材123によって貫通孔を遮蔽する方向に付勢されている。図8は、沈胴状態を示しており、副軸31が第2レンズ保持枠105の貫通孔の溝孔部分を貫通しており、遮光片121が副軸31によって押しのけられ、光軸に直交する平面内を付勢部材123による偏倚力に抗して回転移動して副軸31が挿通されている。その後、撮影状態に戻れば、付勢部材123の偏倚力によって遮光片121は、図7の状態に戻る。
同様に、撮影状態を示す図7において、遮光片221も、第2レンズ保持枠105に形成された溝孔である貫通孔110を遮蔽している。遮光片221は、支軸222を介して第2レンズ保持枠105に旋回可能に支持され、且つトーションスプリング等の付勢部材223によって貫通孔110を遮蔽する方向に付勢されている。図8は、沈胴状態を示しており、副軸32が第2レンズ保持枠105の貫通孔110の溝孔部分を貫通しており、遮光片221が副軸32によって押しのけられ、光軸に直交する平面内を付勢部材223による偏倚力に抗して回転移動して副軸32が挿通されている。その後、撮影状態に戻れば、付勢部材223の偏倚力によって遮光片221は、図7の状態に戻る。
図9に遮光片121の詳細を示している。遮光片121は、例えば金属で形成されており、基端部において支軸122によって回転可能に支持され、先端部の付勢方向の端部が折曲傾斜されて傾斜部121aを形成しており、図示背面側に摺接する副軸31によって傾斜部121aが押圧されることによって、押しのけられて回転移動する。なお、傾斜部121aの背面側には、例えばタフトライド(登録商標)等による摺動処理が施されており、耐久性には問題がない。また、この場合、遮光片121の表面には反射防止処理が施されており、この部分での反射による画像への影響はない。なお、遮光片221もこれと同様に構成されている。
なお、図10は、本発明に係るレンズ鏡筒の第2の実施の形態の要部の構成を示していて、遮光状態、すなわち撮影状態、における遮光片121の動作状況を示すものである。図10の(a)には、第2レンズ保持枠105を物体側から見た様子を示し、そして図10の(b)には、そのC部を拡大して示している。図10には、第2レンズ保持枠105の溝孔からなる貫通孔の内周壁面に貼り付けられた、植毛紙またはポリエステル系ポリウレタンフォーム(例えば、モルトプレン:登録商標)からなる遮光部材125を示している。このように、第2レンズ保持枠105の貫通孔110の内周壁面に例えば断面がUの字を描くように植毛紙またはモルトプレンのような軟らかい遮光部材125を貼り付けることによって、沈胴状態では、副軸31を挿通することができ、撮影状態では、貫通孔110を遮光するようにしている。遮光部材125は、貫通孔110である溝孔の内周壁の少なくとも一部に、撮影状態では当該貫通孔を実質的に遮蔽するように、そして沈胴状態では副軸31を挿通することができるように貼設すれば、どのように配設しても良い。
なお、上述のように構成したレンズ鏡筒を各種のカメラ等の撮像装置の撮像用光学系として含むようにすれば、撮像装置は、光学系により形成される本来の光路以外の部分で反射しまたは本来の光路以外の部分を透過した有害光を遮光し、良好な画像を得ることが可能となる。このようなレンズ鏡筒を撮像用光学系として含む撮像装置は、ディジタルカメラに好適である。
したがって、本発明によるレンズ鏡筒は、次のような特徴を有している。
請求項1に従ったレンズ鏡筒は、レンズ保持枠に貫通した孔を塞ぐために、レンズ保持枠上に光軸に直交する平面上で回転する遮光片を設けることで、沈胴状態でのレンズ鏡筒の厚みを増やさずに撮影状態で遮光して、良好な画像を得ることができ、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの副軸との相対移動を利用することで、遮光片を確実に退避させることができ、沈胴状態でのレンズ鏡筒の厚みを薄くすることができ、沈胴状態での副軸と遮光片の接触により遮光片を退避させることで遮光片を確実に退避させることができ、沈胴状態でのレンズ鏡筒の厚みを薄くすることができる。
請求項2に従ったレンズ鏡筒は、沈胴状態で退避レンズ保持枠を光軸に位置決めするための副軸をレンズ保持枠の貫通孔に挿通することで、副軸の光軸方向の長さを確保することができ、退避レンズ保持枠の光軸方向の移動距離を増やしてズーム倍率やフォーカス性能を向上させることができる。
請求項3に従ったレンズ鏡筒は、遮光片を光軸に直交する平面上で回転し得るように支持することで、沈胴状態でのレンズ鏡筒の厚みに影響を出さずに撮影状態では遮光することができ、良好な画質を得ることができる
求項に従ったレンズ鏡筒は、遮光片の回転支軸を金属ピンとすることで耐久性にも優れた機構とすることができ、沈胴状態でのレンズ鏡筒の厚みを薄くすることができる。
請求項5に従ったレンズ鏡筒は、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの駆動力を利用することで、遮光片を確実に退避させることができ、沈胴状態でのレンズ鏡筒の厚みを薄くすることができる。
請求項に従ったレンズ鏡筒は、遮光片が金属または樹脂で形成されており、副軸と当接する部分が摺動処理されていることで、耐久性にも優れた退避をさせることができ、沈胴状態でのレンズ鏡筒の厚みを薄くすることができる。
請求項に従ったレンズ鏡筒は、遮光片の被写体側の面に反射防止処理をすることで、撮影状態においてレンズを通った光が遮光片に反射することによる有害光の発生を抑制して、良好な画質を得ることができる。
求項および請求項に従ったレンズ鏡筒は、それぞれレンズ保持枠の貫通孔の内周壁の少なくとも一部に例えばUの字を描いて植毛紙およびモルトプレンを貼り付けることで、耐久性に優れた遮光をし、良好な画像を得ることができ さらに、沈胴状態で退避レンズ保持枠を光軸に位置決めするための副軸をレンズ保持枠の貫通孔に挿通することで、副軸の光軸方向の長さを確保することができ、退避レンズ保持枠の光軸方向の移動距離を増やしてズーム倍率やフォーカス性能を向上させることができる。
求項10および請求項11に従った撮像装置およびディジタルカメラは、レンズ保持枠の少なくとも1つに形成された貫通孔を効果的に遮蔽することで、光路外で反射または透過した有害光を遮光し、良好な画像を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るレンズ鏡筒の構成を説明するために、レンズ群を沈胴させて固定枠側に収納した状態のレンズ鏡筒の要部の外観を模式的に示す斜視図である。 図1のレンズ鏡筒の構成を説明するために、レンズ群を固定枠から突出させて撮影可能にした状態の要部の外観を模式的に示す斜視図である。 図1のレンズ鏡筒の内部構造を示しており、複数のレンズ群のうち光軸から退避するように構成された退避レンズ群の退避の態様を模式的に示す斜視図である。 図1のレンズ鏡筒の内部構造を示しており、複数のレンズ群のうち光軸から退避するように構成された退避レンズ群が光軸上に進出した態様を模式的に示す斜視図である。 図1のレンズ鏡筒の構成を説明するために、退避レンズ群以外のレンズ群のレンズ保持枠とレンズ保持枠駆動手段の要部を示す分解斜視図である。 図1のレンズ鏡筒の構成を説明するために、レンズ保持枠に貫通孔を設けて副軸を挿通している状態を模式的に示す斜視図である。 図1のレンズ鏡筒における遮光片の遮光状態(すなわち撮影状態)の動作状況を示しており、(a)は、第2レンズ保持枠の物体側から見た正面図、そして(b)は、そのA部を拡大して示す詳細図である。 図1のレンズ鏡筒における遮光片の開放状態(すなわち沈胴状態)の動作状況を示しており、(a)は、第2レンズ保持枠の物体側から見た正面図、そして(b)は、そのB部を拡大して示す詳細図である。 図1のレンズ鏡筒の構成を説明するために、遮光片を拡大して模式的に示す詳細斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒の構成を説明するために、第2レンズ保持枠の物体側から見た、遮光部材の遮光状態(すなわち撮影状態)の動作状況を示しており、(a)は、第2レンズ保持枠の物体側から見た正面図、そして(b)は、そのC部を拡大して示す詳細図である。
符号の説明
1 固定枠
2 回転筒
11 第1の退避レンズ保持枠
12 第1の退避レンズ移動部材
13 第1の退避レンズ群(第3レンズ群)
15 主軸
21 第2の退避レンズ保持枠
22 第2の退避レンズ移動部材
23 第2の退避レンズ群(第4レンズ群)
25 主軸
31,32 副軸
65 基板
101 第1レンズ保持枠
102 カム筒
103 直進ガイド
104 回転筒
105 第2レンズ保持枠
106 シャッタユニット
107 直進ガイド
121,221 遮光片
122,222 支軸
123,223 付勢部材

Claims (11)

  1. 複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、
    前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、
    前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、
    前記可動レンズ鏡筒を前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、
    前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、
    を備え、
    前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み
    記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、
    前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、
    をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
    前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記レンズ保持枠上に光軸に直交する平面上で回転する遮光片を設けてなり、
    前記遮光片は、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの前記副軸との相対移動に基づいて、前記副軸の先端部と前記遮光片の一部が当接係合し、さらに前記副軸が相対移動することによって、前記貫通孔を遮蔽する遮光状態から前記貫通孔を遮蔽しない開放状態へ回転移動されることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光片は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記遮光片は、光軸に直交する平面上において回転可能として前記レンズ保持枠上に支軸を介して支持されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記遮光片の前記支軸は、金属で形成されたピンを含むことを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記遮光片は、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの駆動力に基づいて、前記貫通孔を遮蔽する遮光状態から前記貫通孔を遮蔽しない開放状態へ回転移動されることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記遮光片は、金属および樹脂の少なくとも一方で形成されており、前記副軸に当接する部分は摺動処理が施されていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記遮光片は、被写体側の面に反射防止処理が施されていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  8. 複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、
    前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、
    前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、
    前記可動レンズ鏡筒を前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、
    前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、
    を備え、
    前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み
    記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、
    前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、
    をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
    前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記貫通孔の内周壁の少なくとも一部にポリエステル系ポリウレタンフォームからなる遮光部材を貼設してなり、
    前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光部材は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることを特徴とするレンズ鏡筒。
  9. 複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、
    前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、
    前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、
    前記可動レンズ鏡筒を前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、
    を備え、
    前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み
    記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、
    前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、
    をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
    前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記貫通孔の内周壁の少なくとも一部に植毛紙からなる遮光部材を貼設してなり、
    前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光部材は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることを特徴とするレンズ鏡筒。
  10. 請求項1〜請求項のうちのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を撮像用光学系として含むことを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項1〜請求項のうちのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を撮像用光学系として含むことを特徴とするディジタルカメラ。
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