JP4771499B2 - レンズ鏡筒、撮像装置およびディジタルカメラ - Google Patents
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Description
このように、撮像装置の薄型化の要求に対処する技術として、撮影時以外にレンズ鏡筒が撮像装置本体に収納される沈胴式の構成が用いられているが、この種の沈胴式のレンズ鏡筒では複数のレンズ群をそれぞれ保持する複数のレンズ保持枠の距離が縮まるために干渉が生じ、そのような干渉を解消するためにレンズ保持枠の一部を切欠したり、レンズ保持枠の一部に孔を設けたりして、レンズ保持枠を貫通する開口部つまり貫通孔を形成している。このため、結果的に本来のレンズによる光路を通らずにレンズ保持枠の貫通孔を通る有害光が発生し、この有害光によるフレア等の画像劣化が起こってしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、沈胴状態における光軸方向寸法にほとんど影響を与えることなく、全体としての光軸方向寸法を薄く構成することができ、また耐久性にも優れた遮光構成を達成し得るレンズ鏡筒、撮像装置およびディジタルカメラを提供することを目的としている。
すなわち、本発明の請求項1の目的は、沈胴状態での厚み寸法を増大させることなく、撮影状態での効果的な遮光を可能とし、特に、遮光片を一層確実に退避させ、且つ沈胴状態での厚みを薄くすることを可能とし、良好な画像を得ることを可能とする。
本発明の請求項3の目的は、特に、沈胴状態での厚み寸法に影響することなく、撮影状態での効果的な遮光を達成し、良好な画質を得ることを可能とするレンズ鏡筒を提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、耐久性に優れた退避のための構成を達成し、沈胴状態での厚みを薄くすることを可能とするレンズ鏡筒を提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、遮光片を効率良く退避させ、且つ沈胴状態での厚みを薄くすることを可能とするレンズ鏡筒を提供することにある。
本発明の請求項6の目的は、特に、一層耐久性に優れた退避のための構成を達成し、沈胴状態での厚みを薄くすることを可能とするレンズ鏡筒を提供することにある。
本発明の請求項8の目的は、耐久性に優れた遮光を達成し、良好な画像を得ることを可能とし、特に、副軸の光軸方向の長さを確保するとともに、退避レンズ保持枠の光軸方向の移動可能距離を増大させ、ズーム倍率やフォーカス性能を向上させることを可能とするレンズ鏡筒を提供することにある。
本発明の請求項9の目的は、耐久性に優れた遮光を達成し、良好な画像を得ることを可能とし、特に、副軸の光軸方向の長さを確保するとともに、退避レンズ保持枠の光軸方向の移動可能距離を増大させ、ズーム倍率やフォーカス性能を向上させることを可能とするレンズ鏡筒を提供することにある。
本発明の請求項11の目的は、特に、光学系により形成される本来の光路以外の部分で反射しまたは本来の光路以外の部分を透過した有害光を遮光し、良好な画像を得ることを可能とするディジタルカメラを提供することにある。
複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、前記可動レンズ鏡筒を、前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、を備え、前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み、前記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記レンズ保持枠上に光軸に直交する平面上で回転する遮光片を設けてなり、
前記遮光片は、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの前記副軸との相対移動に基づいて、前記副軸の先端部と前記遮光片の一部が当接係合し、さらに前記副軸が相対移動することによって、前記貫通孔を遮蔽する遮光状態から前記貫通孔を遮蔽しない開放状態へ回転移動されることを特徴としている。
前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光片は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係るレンズ鏡筒は、請求項1または請求項2のレンズ鏡筒であって、
前記遮光片は、光軸に直交する平面上において回転可能として前記レンズ保持枠上に支軸を介して支持されていることを特徴としている。
前記遮光片の前記支軸は、金属で形成されたピンを含むことを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係るレンズ鏡筒は、請求項1〜請求項4のいずれか1項のレンズ鏡筒であって、
前記遮光片は、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの駆動力に基づいて、前記貫通孔を遮蔽する遮光状態から前記貫通孔を遮蔽しない開放状態へ回転移動されることを特徴としている。
前記遮光片は、金属および樹脂の少なくとも一方で形成されており、前記副軸に当接する部分は摺動処理が施されていることを特徴としている。
前記遮光片は、被写体側の面に反射防止処理が施されていることを特徴としている。
複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、
前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、
前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、
前記可動レンズ鏡筒を、前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、
前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、
を備え、
前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み、
前記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、
前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、
をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記貫通孔の内周壁の少なくとも一部にポリエステル系ポリウレタンフォームからなる遮光部材を貼設してなり、
前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光部材は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることを特徴としている。
複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、
前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、
前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、
前記可動レンズ鏡筒を、前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、
前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、
を備え、
前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み、
前記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、
前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、
をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記貫通孔の内周壁の少なくとも一部に植毛紙からなる遮光部材を貼設してなり、
前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光部材は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることを特徴としている。
請求項11に記載した本発明に係るディジタルカメラは、請求項1〜請求項9のうちのいずれか1項のレンズ鏡筒を撮像用光学系として含むことを特徴としている。
すなわち、本発明の請求項1のレンズ鏡筒によれば、
複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、前記可動レンズ鏡筒を、前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、を備え、前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み、前記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記レンズ保持枠上に光軸に直交する平面上で回転する遮光片を設けてなり、
前記遮光片は、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの前記副軸との相対移動に基づいて、前記副軸の先端部と前記遮光片の一部が当接係合し、さらに前記副軸が相対移動することによって、前記貫通孔を遮蔽する遮光状態から前記貫通孔を遮蔽しない開放状態へ回転移動されることにより、沈胴状態での厚み寸法を増大させることなく、撮影状態での効果的な遮光を可能とし、特に、遮光片を一層確実に退避させて、沈胴状態での厚みを薄くすることが可能となる。
さらに、本発明の請求項3のレンズ鏡筒によれば、請求項1または請求項2のレンズ鏡筒において、前記遮光片は、光軸に直交する平面上において回転可能として前記レンズ保持枠上に支軸を介して支持されていることにより、特に、沈胴状態での厚み寸法に影響することなく、撮影状態での効果的な遮光を達成し、良好な画質を得ることが可能となる。
また、本発明の請求項5のレンズ鏡筒によれば、請求項1〜請求項4のいずれか1項のレンズ鏡筒において、前記遮光片は、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの駆動力に基づいて、前記貫通孔を遮蔽する遮光状態から前記貫通孔を遮蔽しない開放状態へ回転移動されることにより、特に、遮光片を効率良く退避させ、且つ沈胴状態での厚みを薄くすることが可能となる。
本発明の請求項7のレンズ鏡筒によれば、請求項1〜請求項5のいずれか1項のレンズ鏡筒において、前記遮光片は、被写体側の面に反射防止処理が施されていることにより、特に、撮影状態においてレンズを通った光が遮光片に反射することによる有害光の発生を抑制し、良好な画質を得ることが可能となる。
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記貫通孔の内周壁の少なくとも一部にポリエステル系ポリウレタンフォームからなる遮光部材を貼設してなり、
前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光部材は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることにより、耐久性に優れた遮光を達成し、良好な画像を得ることが可能となり、特に、副軸の光軸方向の長さを確保するとともに、退避レンズ保持枠の光軸方向の移動可能距離を増大させ、ズーム倍率やフォーカス性能を向上させることが可能となる。
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記貫通孔の内周壁の少なくとも一部に植毛紙からなる遮光部材を貼設してなり、
前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光部材は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることにより、耐久性に優れた遮光を達成し、良好な画像を得ることが可能となり、特に、副軸の光軸方向の長さを確保するとともに、退避レンズ保持枠の光軸方向の移動可能距離を増大させ、ズーム倍率やフォーカス性能を向上させることが可能となる。
本発明の請求項11のディジタルカメラによれば、請求項1〜請求項9のうちのいずれか1項のレンズ鏡筒を撮像用光学系として含むことにより、光学系により形成される本来の光路以外の部分で反射しまたは本来の光路以外の部分を透過した有害光を遮光し、良好な画像を得ることが可能となる。
図1〜図9は、本発明に係るレンズ鏡筒の第1の実施の形態の要部の構成を示している。図1は、レンズ群を沈胴させて固定枠側に収納した状態のレンズ鏡筒の外観を示す斜視図、図2は、レンズ群を固定枠から突出させて撮影可能にした状態の外観を示す斜視図である。図3および図4は、レンズ鏡筒の内部構造の要部を示しており、図3は、複数のレンズ群のうち光軸から退避するように構成された退避レンズ群の退避の態様を示す斜視図、図4は、退避レンズ群が光軸上に進出した態様を示す斜視図である。図5は、退避レンズ群以外のレンズ群のレンズ保持枠とレンズ保持枠駆動手段の要部を示す分解斜視図である。図6は、レンズ保持枠に貫通孔を設けて副軸を挿通している状態を示す斜視図である。図7および図8は、本発明に係る遮光片の動作状況を示しており、それぞれ、図7は、遮光状態(すなわち撮影状態)、そして図8は開放状態(すなわち沈胴状態)である。なお、図7の(a)は、第2レンズ保持枠の物体側から見た正面図、そして図7の(b)は、そのA部を拡大して示す詳細図である。図8の(a)は、第2レンズ保持枠の物体側から見た正面図、そして図8の(b)は、そのB部を拡大して示す詳細図である。図9は、遮光片を拡大して示す詳細斜視図である。
図1には、レンズ鏡筒の沈胴状態、すなわち各レンズ群を沈胴させて固定枠1側に収納した態様を示しており、図2には、撮影状態、すなわち各レンズ群を固定枠1から突出させて撮影可能とした態様を示している。図3には、複数のレンズ群の沈胴時に光軸から退避するように構成された第1の退避レンズ群13および第2の退避レンズ群23が、沈胴時に光軸から退避した態様を示しており、図4には、第1の退避レンズ群13および第2の退避レンズ群23が、撮影時に光軸上に進出した態様を示している。図5には、第1および第2の退避レンズ13、23以外の各レンズ群のレンズ保持枠およびレンズ保持枠駆動手段のうちの一部を示している。
図1および図2において、レンズ鏡筒は、例えばプラスチックの成形品からなる四角形のブロック状の固定枠1をベースとして有している。固定枠1と回転筒2は双方に形成されたヘリコイド同士が係合していて、固定枠1に対して回転筒2を、それらの中心軸線を軸としてそのまわりで回転させることにより、回転筒2が、図1のような退避沈胴位置から図2のような突出撮影位置までの間で中心軸線方向に沿って進退移動するように構成されている。回転筒2は、図示されていないモータによって回転駆動される。回転筒2の内周側には、図5に示すように複数のレンズ群を保持する複数の鏡筒が適宜係合されて多重伸縮筒状に収容されている。各鏡筒は、回転筒2の回転に伴って、多重伸縮筒状に進退移動して、図2に示すように、各鏡筒が、固定枠1から突出して伸びたり、図1に示すように、固定枠内に縮退して収納されたりするようになっている。各鏡筒の進退機構は本発明の要旨とは、直接関係がないため、その具体的な構成については図示していない。
これら第1および第2の退避レンズ群13、23以外のレンズ群およびレンズ保持枠は、図5に示すように複数の鏡筒を含めて構成されており、第1レンズ保持枠101、カム筒102、直進ガイド103、回転筒104、第2レンズ保持枠105、シャッタユニット106、直進ガイド107および回転筒2で構成されている。
図7および図8には、第2レンズ保持枠105上に設けられた遮光片121および遮光片221を示している。図7は、撮影状態を示しており、第2レンズ保持枠105に形成された溝孔である貫通孔を、遮光片121が遮蔽している。遮光片121は、支軸122を介して第2レンズ保持枠105に旋回可能に支持され、且つトーションスプリング等の付勢部材123によって貫通孔を遮蔽する方向に付勢されている。図8は、沈胴状態を示しており、副軸31が第2レンズ保持枠105の貫通孔の溝孔部分を貫通しており、遮光片121が副軸31によって押しのけられ、光軸に直交する平面内を付勢部材123による偏倚力に抗して回転移動して副軸31が挿通されている。その後、撮影状態に戻れば、付勢部材123の偏倚力によって遮光片121は、図7の状態に戻る。
図9に遮光片121の詳細を示している。遮光片121は、例えば金属で形成されており、基端部において支軸122によって回転可能に支持され、先端部の付勢方向の端部が折曲傾斜されて傾斜部121aを形成しており、図示背面側に摺接する副軸31によって傾斜部121aが押圧されることによって、押しのけられて回転移動する。なお、傾斜部121aの背面側には、例えばタフトライド(登録商標)等による摺動処理が施されており、耐久性には問題がない。また、この場合、遮光片121の表面には反射防止処理が施されており、この部分での反射による画像への影響はない。なお、遮光片221もこれと同様に構成されている。
なお、上述のように構成したレンズ鏡筒を各種のカメラ等の撮像装置の撮像用光学系として含むようにすれば、撮像装置は、光学系により形成される本来の光路以外の部分で反射しまたは本来の光路以外の部分を透過した有害光を遮光し、良好な画像を得ることが可能となる。このようなレンズ鏡筒を撮像用光学系として含む撮像装置は、ディジタルカメラに好適である。
請求項1に従ったレンズ鏡筒は、レンズ保持枠に貫通した孔を塞ぐために、レンズ保持枠上に光軸に直交する平面上で回転する遮光片を設けることで、沈胴状態でのレンズ鏡筒の厚みを増やさずに撮影状態で遮光して、良好な画像を得ることができ、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの副軸との相対移動を利用することで、遮光片を確実に退避させることができ、沈胴状態でのレンズ鏡筒の厚みを薄くすることができ、沈胴状態での副軸と遮光片の接触により遮光片を退避させることで遮光片を確実に退避させることができ、沈胴状態でのレンズ鏡筒の厚みを薄くすることができる。
請求項2に従ったレンズ鏡筒は、沈胴状態で退避レンズ保持枠を光軸に位置決めするための副軸をレンズ保持枠の貫通孔に挿通することで、副軸の光軸方向の長さを確保することができ、退避レンズ保持枠の光軸方向の移動距離を増やしてズーム倍率やフォーカス性能を向上させることができる。
請求項3に従ったレンズ鏡筒は、遮光片を光軸に直交する平面上で回転し得るように支持することで、沈胴状態でのレンズ鏡筒の厚みに影響を出さずに撮影状態では遮光することができ、良好な画質を得ることができる。
請求項5に従ったレンズ鏡筒は、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの駆動力を利用することで、遮光片を確実に退避させることができ、沈胴状態でのレンズ鏡筒の厚みを薄くすることができる。
請求項6に従ったレンズ鏡筒は、遮光片が金属または樹脂で形成されており、副軸と当接する部分が摺動処理されていることで、耐久性にも優れた退避をさせることができ、沈胴状態でのレンズ鏡筒の厚みを薄くすることができる。
請求項7に従ったレンズ鏡筒は、遮光片の被写体側の面に反射防止処理をすることで、撮影状態においてレンズを通った光が遮光片に反射することによる有害光の発生を抑制して、良好な画質を得ることができる。
2 回転筒
11 第1の退避レンズ保持枠
12 第1の退避レンズ移動部材
13 第1の退避レンズ群(第3レンズ群)
15 主軸
21 第2の退避レンズ保持枠
22 第2の退避レンズ移動部材
23 第2の退避レンズ群(第4レンズ群)
25 主軸
31,32 副軸
65 基板
101 第1レンズ保持枠
102 カム筒
103 直進ガイド
104 回転筒
105 第2レンズ保持枠
106 シャッタユニット
107 直進ガイド
121,221 遮光片
122,222 支軸
123,223 付勢部材
Claims (11)
- 複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、
前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、
前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、
前記可動レンズ鏡筒を、前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、
前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、
を備え、
前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み、
前記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、
前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、
をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記レンズ保持枠上に光軸に直交する平面上で回転する遮光片を設けてなり、
前記遮光片は、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの前記副軸との相対移動に基づいて、前記副軸の先端部と前記遮光片の一部が当接係合し、さらに前記副軸が相対移動することによって、前記貫通孔を遮蔽する遮光状態から前記貫通孔を遮蔽しない開放状態へ回転移動されることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光片は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
- 前記遮光片は、光軸に直交する平面上において回転可能として前記レンズ保持枠上に支軸を介して支持されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズ鏡筒。
- 前記遮光片の前記支軸は、金属で形成されたピンを含むことを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。
- 前記遮光片は、撮影状態から沈胴状態へ移行するときの駆動力に基づいて、前記貫通孔を遮蔽する遮光状態から前記貫通孔を遮蔽しない開放状態へ回転移動されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
- 前記遮光片は、金属および樹脂の少なくとも一方で形成されており、前記副軸に当接する部分は摺動処理が施されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
- 前記遮光片は、被写体側の面に反射防止処理が施されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
- 複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、
前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、
前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、
前記可動レンズ鏡筒を、前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、
前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、
を備え、
前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み、
前記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、
前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、
をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記貫通孔の内周壁の少なくとも一部にポリエステル系ポリウレタンフォームからなる遮光部材を貼設してなり、
前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光部材は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 複数のレンズ群をそれぞれレンズ群毎に保持する複数のレンズ保持枠と、
前記複数のレンズ群の少なくとも一部を沈胴させた沈胴状態と被写体側に移動させた撮影状態の間で前記複数のレンズ保持枠を駆動するレンズ保持枠駆動手段と、
前記レンズ保持枠を内部に保持する可動レンズ鏡筒と、
前記可動レンズ鏡筒を、前記レンズ保持枠駆動手段を介して可動支持する固定枠と、前記固定枠の基端側に一体的に設けられる基板と、
を備え、
前記複数のレンズ保持枠は、沈胴状態では少なくとも1つのレンズ群を前記可動レンズ鏡筒の内径よりも外側に退避させるべく前記少なくとも1つのレンズ群を保持する少なくとも1つの退避レンズ保持枠を含み、
前記基板と一体的に設けられ、前記退避レンズ保持枠を光軸に直交する平面上で旋回退避させるための回転中心として光軸にほぼ平行に配設される主軸と、
前記基板に立設され、前記退避レンズ保持枠に保持されているレンズ群の中心と前記可動レンズ鏡筒の光軸を一致させるために前記退避レンズ保持枠の回転方向の位置決めのために前記主軸にほぼ平行に配設される副軸と、
をそれぞれ少なくとも1つずつ含むレンズ鏡筒において、
前記複数のレンズ保持枠の少なくとも1つに、貫通孔が形成されており、前記貫通孔を塞ぐべく前記貫通孔の内周壁の少なくとも一部に植毛紙からなる遮光部材を貼設してなり、
前記貫通孔は、沈胴状態で前記退避レンズ保持枠の位置決めのための副軸が挿通される開口であり、前記遮光部材は、前記副軸が脱離する撮影状態において当該開口を遮蔽する部材であることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1〜請求項9のうちのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を撮像用光学系として含むことを特徴とする撮像装置。
- 請求項1〜請求項9のうちのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を撮像用光学系として含むことを特徴とするディジタルカメラ。
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