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JP4773793B2 - 浴槽用循環接続具 - Google Patents
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この発明は、浴槽とその外部に設置される強制循環式給湯器を接続し、給湯器での温湯を浴槽に対して吐出すると共に、浴槽内の温湯を吸い込んで強制循環させるために用いる浴槽用循環接続具に係り、更に詳しくは、接続具本体の前面に取付けられた仕切り部材と、この仕切り部材の前面から周囲を覆うフィルター部材の取付け構造に関する。
図6のように、浴槽1の側壁に取り付け、浴槽1とその外部に設置される強制循環式給湯器2を接続し、温湯を吐出及び吸込んで浴槽1と給湯器2の間で強制循環させるための浴槽用循環接続具3は、例えば、図7に示すように、浴槽1の側壁に設けた貫通孔に挿通されるスリーブ4と、このスリーブ4の浴槽内側先端に設けた循環口本体5と、前記スリーブ4の浴槽外に突出する部分に外嵌状に取付けられ、往き配管の接続管6と戻り配管の接続管7を有する外部ケース8とからなり、スリーブ4のフランジと外部ケース8で浴槽1の側壁を挟み込むことにより取り付けられる。
上記循環口本体5は、温湯吸入用通路9と温湯吐出用通路10を有すると共に、前面に温湯吸入用通路9と連通する温湯吸入口11と、外周面に温湯吐出用通路10と連通する温湯吐出口12を設けた仕切り部材13と、この仕切り部材13の前面から周囲を覆うように取付ける着脱自在のフィルター部材14で構成されている。
上記仕切り部材13は略円盤状となり、この仕切り部材13の吸入口11には、内側の位置に逆止弁15が設けられ、吐出口12は仕切り部材13の外周で下部の位置で開口していると共に、上記フィルター部材14は、仕切り部材13の前面を覆う前壁14aの外周に仕切り部材13の外周に外嵌する周壁14bを設けて形成され、前記前壁14aは金網等による通水性のある濾過壁になっている。
従来、上記のようなフィルター部材14を仕切り部材13に対して取付けるための取付け構造は、図8に示すように、仕切り部材13の外周面に、前面側で開放して途中から周方向に屈曲する複数の係止溝16を設け、フィルター部材14の周壁14bにおける内面に前記係止溝16に対応する配置で複数の係合突起17を設け、フィルター部材14を仕切り部材13に嵌め込んで係合突起17を係止溝16の軸方向の部分に嵌め合わせ、この後フィルター部材14を周方向に回転させると、係合突起17が係止溝16の周方向の部分の内端に係合し、フィルター部材14と仕切り部材13は軸方向に固定化される。
また、フィルター部材14を取外す場合は、上記とは逆に、仕切り部材13に対してフィルター部材14を周方向に回転させた後、軸方向に抜き取ればよい。
上記のような嵌め合わせと回転によるフィルター部材14の取付け構造において、固定完了時にクリック感が得られるように、係止溝16の周方向の部分の途中の位置に、係合突起17が弾力的に通過する突部18を設け、上記フィルター部材14の前壁14aにおける内面側で中央位置に、仕切り部材13の前面に当接する突起19を設け、フィルター部材14と仕切り部材13の嵌合わせ作業時に、合成樹脂の弾性を利用して、係合突起17が突部18を通過した時にクリック感が発生するようにしている。
上記フィルター部材14の中央位置に形成した突起19は、仕切り部材13とフィルター部材14の嵌合わせ作業時に、フィルター部材14と仕切り部材13に合成樹脂の弾性を利用して軸方向の抵抗を生じさせ、これによって、仕切り部材13へのフィルター部材14の嵌合わせ時に上記クリック感が発生するようにして、嵌め合わせ完了が確認できるようにするものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−61022号公報
ところで、上記のようなフィルター部材14の中央位置に形成した従来の突起19では、仕切り部材13とフィルター部材14の嵌合わせの際、仕切り部材13に前記フィルター部材14の中央位置の突起19を当接させながら、更にフィルター部材14を押し込むことにより、作業時にフィルター部材14と仕切り部材13そのものの合成樹脂の弾性を利用して軸方向の抵抗を生じさせるものであるため、フィルター部材14の押し込み量が制限され、そのため、突起19の突出量を大きくできず、得られるクリック感は満足なものではなかった。
また、フィルター部材14は清掃のため頻繁に脱着されるので、特にフィルター部材14に力が加わることにより、経年的にフィルター部材14が変形し、フィルター部材14を正常に嵌め合わせることができない事態が発生する。
更に、フィルター部材14が、図7のように、外枠20と内枠21及びその間に挟まれた金網22で構成されているものでは、フィルター部材14の変形で外枠20と内枠21間に隙間が発生し、見栄えが悪くなるという事態の発生も予想される。
そこで、この発明の課題は、仕切り部材とフィルター部材の嵌合わせの際、仕切り部材に当接させる前記フィルター部材の突起にバネ性を付与し、この突起のバネ力により、仕切り部材とフィルター部材の嵌合わせの際、係合突起が突部を通過した時のクリック感が大きくなり、また、仕切り部材とフィルター部材の嵌合わせ時は、専ら突起が弾性移動するため、特に、フィルター部材に力が加わることによる経年変化が軽減できる浴槽用循環接続具を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、この発明は、浴槽の側壁に設けた貫通孔に挿通されるスリーブと、このスリーブの浴槽内側先端に設けた循環口本体と、前記スリーブの浴槽外に突出する部分に外嵌状に取付けられる外部ケースとからなり、前記循環口本体は、温湯吸入用通路と温湯吐出用通路を有すると共に、前面に温湯吸入用通路と連通する温湯吸入口と、外周面に温湯吐出用通路と連通する温湯吐出口を設けた仕切り部材と、この仕切り部材の前面から周囲を覆うように取付ける着脱自在のフィルター部材で構成されている浴槽用循環接続具において、上記仕切り部材の前面とフィルター部材の相対向する面の何れか一方に、フィルター部材と仕切り部材の取付け時に、相対向する他方の面へ弾力的に圧接する弾性当接部を設けた構成を採用したものである。
上記弾性当接部は、フィルター部材の前壁における中央部に設けられ、この弾性当接部が、前壁に設けた弾性板と、この弾性板から内側に向けて突出する突起で形成されているようにしたり、弾性当接部の弾性板と突起が、フィルター部材を形成する合成樹脂でフィルター部材と一体的に形成され、この弾性板が内側に向けて湾曲することで背面側に空所が形成されている構造とすることができる。
この発明によると、仕切り部材とフィルター部材の嵌合わせの際、仕切り部材に当接させる前記フィルター部材の突起にバネ性を付与したので、この突起のバネ力により、仕切り部材とフィルター部材の嵌合わせの際、係止溝の周方向の部分に設けた突部を係合突起が通過した時のクリック感が大きくなり、嵌合わせ完了の確認が確実に得られることになる。
また、仕切り部材とフィルター部材の嵌合わせ時は、専ら突起だけが弾性変形するため、特に、フィルター部材に力が加わることによる経年変化が軽減でき、仕切り部材に対してフィルター部材を正常に嵌め合わせることができる。
更に、フィルター部材に力が加わることによる経年変化が軽減できるので、フィルター部材が、外枠と打枠及びその間に挟まれた金網で構成されている場合、フィルター部材の変形で内外枠体間に隙間が発生することで見栄えが悪くなるという事態の発生を防止することができる。
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。なお、図6乃至図8で示した従来例と同一部分には同一符号を付して説明する。
図6で示したように、浴槽用循環接続具3は、浴槽1の側壁に設けた貫通孔に挿通されるスリーブ4と、このスリーブ4の浴槽1内側先端に設けた循環口本体5と、前記スリーブ4の浴槽1外に突出する部分に外嵌状に取付けられる外部ケース8とからなり、スリーブ4のフランジと外部ケース8で浴槽1の側壁を挟み込むことにより取り付けられる。
上記循環口本体5は、温湯吸入用通路9と温湯吐出用通路10を有すると共に、前面に温湯吸入用通路9と連通する温湯吸入口11と、外周面に温湯吐出用通路10と連通する温湯吐出口12を設けた仕切り部材13と、この仕切り部材13の前面から周囲を覆うように取付ける着脱自在のフィルター部材14で構成されている。
上記仕切り部材13は、合成樹脂を用いて略円盤状に形成され、その吸入口11には、内側の位置に逆止弁15が設けられ、吐出口12は仕切り部材13の外周で下部の位置で開口していると共に、上記フィルター部材14は、仕切り部材13の前面を覆う前壁14aの外周に仕切り部材13の外周に外嵌する周壁14bを設けて形成され、前記前壁14aは金網等による通水性のある濾過壁になっている。
上記フィルター部材14の周壁14bには、仕切り部材13の温湯吐出口12と一致する温湯吐出口12aが設けられ、図1に示す第1の実施の形態のフィルター部材14は、金属製の外枠20と合成樹脂を用いた内枠21及びその間に挟まれた金網22で形成されている。
上記のようなフィルター部材14を仕切り部材13に対して取付けるための取付け構造は、図4(a)のように、仕切り部材13の外周面に、前面側で開放して途中から周方向に屈曲する複数のL字形の係止溝16を設け、フィルター部材14の周壁14bにおける内枠21の内周面に前記係止溝16に対応する配置で複数の係合突起17を設け、図4(b)のように、フィルター部材14を仕切り部材13に嵌め込んで係合突起17を係止溝16の軸方向の部分16aに嵌合わせ、この後フィルター部材14を周方向に回転させると、図4(e)のように、係合突起17が係止溝16の周方向の部分16bの内端に係止し、フィルター部材14と仕切り部材13は軸方向に固定化される。
上記のような嵌め合わせと回転によるフィルター部材14の取付け構造において、固定完了時にクリック感が得られるように、係止溝16の周方向の部分の途中の位置に、係合突起17が弾力的に通過する突部18を設け、上記フィルター部材14の前壁14aにおける内面側で中央位置に、仕切り部材13の前面に弾力的に圧接する弾性当接部23を設け、フィルター部材14と仕切り部材13の嵌合わせ作業時に、合成樹脂の弾性を利用して、係合突起17が突部18を通過した時にクリック感が発生するようになっている。
上記弾性当接部23は、図1乃至図5のように、フィルター部材14の内枠21における前壁の中央部に設けられ、この弾性当接部23が、内枠21の前壁に施した二条のスリット24間に位置し、フィルター部材14の内枠21を形成する合成樹脂でフィルター部材14と一体的に形成され弾性板25と、この弾性板25から内側に向けて突出する突起26で形成され、前記弾性板25は内側に向けて突出するよう湾曲することで背面側に空所27が形成され、突起26は弾性板25で軸方向の弾力性が与えられることになる。
ここで、浴槽用循環接続具3は、仕切り部材13の通路構成が、極性のあるものでも無極性の何れでもよく、また、フィルター部材14は、外枠20と内枠21及びその間に挟まれた金網22の三層構造以外に、図2に示す第2の実施の形態のように、前面に多数の孔を設けた外枠20と内枠21の組み合わせや、図示省略したが、一枚の板体を用いその前壁に多数の孔を設けた一枚ものや、内枠体に網体を一体成形したもの等を用いることができる。
また、上記弾性当接部23は、図示例とは逆に仕切り部材13の前面に設けるようにすることができ、この弾性当接部23は、フィルター部材14又は仕切り部材13と一体成形したもの以外に別成形品を取付けるようにしてもよく、更に、弾性板25は図示のような樹脂製とは別に金属製のバネ板を採用してもよい。
この発明の浴槽用循環接続具3は、上記のような構成であり、仕切り部材13に対してフィルター部材14を取付けるには、フィルター部材14を仕切り部材13に嵌込んで係合突起17を係止溝16の軸方向の部分16aに嵌合わせ、フィルター部材14に設けた弾性当接部23の突起26を仕切り部材13の前面に当接させ(図4(b))、この後フィルター部材14を周方向に回転させると、係合突起17が係止溝16の周方向の部分16bの内端に係止し、フィルター部材14と仕切り部材13は軸方向に固定化される。
上記のような嵌め合わせと回転によるフィルター部材14の取付時において、フィルター部材14を周方向に回転させると、係合突起17は係止溝16の周方向の入口部分の端部に設けた誘導傾斜面16cから係止溝16の周方向の部分16bの内部に引き込まれることで、フィルター部材14に軸方向の動きが付加され、これによって弾性当接部23の弾性板25が押されることで、フィルター部材14に仕切り部材13から離反する方向の弾性が付与される(図4(c))。
係止溝16には、周方向の部分の途中の位置に、係合突起17が弾力的に通過する突部18が設けてあるので、係合突起17が係止溝16の周方向に移動すると、この係合突起17は突部18を弾力的に通過することで弾性板の弾性を利用して軸方向の抵抗を生じ(図4(d))、係合突起17が突部18を通過して係止溝16の周方向内端に対し、弾性板25の弾性によって弾力的に落ち込み、これによって、大きなクリック感が発生し嵌め合わせ完了が確認できることになる(図4(e))。
また、フィルター部材14を取外す場合は、上記とは逆に、仕切り部材13に対してフィルター部材14を周方向に回転させた後、軸方向に抜き取ればよい。
この発明の浴槽用循環接続具における仕切り部材とフィルター部材の第1の実施の形態を示す分解斜視図 この発明の浴槽用循環接続具におけるフィルター部材の第2の実施の形態を示す分解斜視図 この発明の浴槽用循環接続具を示す要部の拡大縦断側面図 仕切り部材に対するフィルター部材の取付け前の状態を示す平面図 仕切り部材に対してフィルター部材を軸方向に嵌め込んだ横断平面図 フィルター部材を周方向に回転させた初期の状態を示す横断平面図 フィルター部材を周方向に回転させた途中の状態を示す横断平面図 フィルター部材を周方向に回転させた結合完了状態を示す横断平面図 仕切り部材に対してフィルター部材を軸方向に嵌込んだ状態の縦断背面図 フィルター部材を周方向に回転させた途中の状態を示す縦断背面図 フィルター部材を周方向に回転させた結合完了状態を示す縦断背面図 浴槽用循環接続具の使用状態を示す縦断面図 従来の浴槽用循環接続具を示す縦断側面図 従来の浴槽用循環接続具におけるフィルター部材の仕切り部材に対する取付け前の状態を示す平面図
符号の説明
1 浴槽
2 強制循環式給湯器
3 浴槽用循環接続具
4 スリーブ
5 循環口本体
6 往き配管の接続管
7 戻り配管の接続管
8 外部ケース
9 温湯吸入用通路
10 温湯吐出用通路
11 温湯吸入口
12 温湯吐出口
13 仕切り部材
14 フィルター部材
15 逆止弁
16 係止溝
17 係合突起
18 突部
19 突起
20 外枠
21 内枠
22 金網
23 弾性当接部
24 スリット
25 弾性板
26 突起
27 空所

Claims (3)

  1. 浴槽の側壁に設けた貫通孔に挿通されるスリーブと、このスリーブの浴槽内側先端に設けた循環口本体と、前記スリーブの浴槽外に突出する部分に外嵌状に取付けられる外部ケースとからなり、前記循環口本体は、温湯吸入用通路と温湯吐出用通路を有すると共に、前面に温湯吸入用通路と連通する温湯吸入口と、外周面に温湯吐出用通路と連通する温湯吐出口を設けた仕切り部材と、この仕切り部材の前面から周囲を覆うように取付ける着脱自在のフィルター部材で構成されている浴槽用循環接続具において、
    上記仕切り部材の前面とフィルター部材の相対向する面の何れか一方に、フィルター部材と仕切り部材の取付け時に、相対向する他方の面へ弾力的に圧接する弾性当接部を設けたことを特徴とする浴槽用循環接続具。
  2. 上記弾性当接部は、フィルター部材の前壁における中央部に設けられ、この弾性当接部が、前壁に設けた弾性板と、この弾性板から内側に向けて突出する突起で形成されている請求項1に記載の浴槽用循環接続具。
  3. 上記弾性当接部の弾性板と突起が、フィルター部材を形成する合成樹脂でフィルター部材と一体的に形成され、この弾性板が内側に向けて湾曲することで背面側に空所が形成されている請求項1又は2に記載の浴槽用循環接続具。
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