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JP4774576B2 - カード枚数計測機 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICカード、プリペイドカード等のカード類の枚数を、光学的に計測するカード枚数計測機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カード類の枚数は、機械的枚数計測機又は光学的枚数計測機により計測されている。機械的枚数計測機は、カードを1枚ずつ機械的に計測するものである。光学的枚数計測機は、計数対象となる複数枚のカードに対して、相対的に移動しながら、カードの側面に光を照射し、そのカードからの反射光の強弱を電気信号に変換し、その電気信号をパルス信号に変換し、そのパルス信号に含まれるパルスの数を数えてカードの枚数とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来の機械的枚数計測機は、カードを1枚ずつ機械的に計測するために、時間がかかり、機械的エラーにより正確な枚数値が得られないことがあった。
また、光学的枚数計測機は、多層構成のカードを取り扱うと、ある層(例えば、中間の透明基材層)でセンサ光が吸収・透過されてしまい、カード間の隙間との区別がつきにくかった。このため、正確なパルス信号を得ることができず、結果として、正確な枚数が計測できないという問題があった。
【0004】
本発明の課題は、計数直前のカードの姿勢を最も測定に適した状態にすることによって、多層構成のカードを取り扱う場合でも、エラーなく正確に枚数値を計測することができるカード枚数計測機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、計測対象となる積層状態のカード群の側面に光を照射し、各カード縁部からの反射光を検出する受光部を有する計測センサ部を備え、前記カードの枚数を計測するカード枚数計測機において、駆動部によって駆動されることにより前記カード群に対して相対的に往復移動しながら、隣なり合うカード間の隙間を拡げる間隙拡張手段を備え前記間隙拡張手段は、前記カード群の側面に気体を吹きつけて、前記隣なり合うカード間の隙間を拡げる吹出し口であり、前記受光部に対して前記往復移動の復路における進行方向の前方に配置され、前記カード群に対して相対的に往復移動する往路及び復路において、気体を吹きつけ、前記計測センサ部は、前記受光部が前記吹出し口と一体的に設けられ、前記駆動部によって駆動されることにより、前記受光部及び前記吹出し口が一体で前記カード群に対して相対的に往復移動し、前記往復移動の前記復路において、前記受光部が前記各カード縁部からの反射光を検出して計測を行なうことを特徴とするカード枚数計測機である。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載されたカード枚数計測機において、前記計測センサ部は、半固定状態の前記カード群の積層方向に往復移動して計測を行うことを特徴とするカード枚数計測機である。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載されたカード枚数計測機において、前記カード群の一端から他端に向かって付勢することによって、前記カード群を半固定状態で積層するカード固定治具を備えることを特徴とするカード枚数計測機である。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面等を参照して詳しく説明する。
図1は、本発明のカード枚数計測機の実施形態の外観を示す斜視図、図2は、図1の実施形態のシステム構成を示す系統図、図3は、図2のカード固定治具の構成を説明する分解斜視図である。
本実施形態のカード枚数計測機は、図1及び図2に示すように、箱体10と、カード固定治具20と、計測センサ部50と、計数表示部60と、エアー供給部70等とを備えている。
【0011】
計測対象となるカード群1a、1b・・・1n(図6〜図8参照)は、箱体10の上部から一段低くなったカード設置ステージ11の上に載置される。
カード設置ステージ11は、計数すべきカードを設置する場所である。計測センサ走査路12は、光センサ51が計測中に走行する走査路である。計数開始ボタン13は、一連の枚数計測動作を開始させるための操作ボタンである。計数値インジケータ64は、測定した計数結果を表示するためのものである。
【0012】
カード固定治具20は、カードストッパー30と、カードストッパー30の支持する位置が自由に変えられる案内構造(以下、ストッパー移動ガイドという)40とを備えている。
カードストッパー30は、図3に示すように、半固定支持板31と、カード接触プレート32と、2組の付勢構造33、34によって構成されている。
付勢構造33(34)は、計数対象のカード間のばらつきを一定に保つためのばね33c(34c)と、ばねを伸縮自由に支える支持棒33b(34b)と、支持棒33b(34b)を半固定支持板31に固定するねじ33a(34a)で構成されている。
【0013】
ばね33c(34c)は、半固定支持板31とカード接触プレート32との間隔を押し広げる方向に、弾性の反発力で常に付勢する部材である。
カード接触プレート32は、ばねの弱い付勢によってカードを押えているので、エアーが吹出されている間は多少広がり、エアーが吹出されない間はカードを押し戻すように作用をする。
【0014】
ストッパー移動ガイド40は、カードストッパー30を直線移動させるためのものであり、半固定支持板31の根元の孔31aを貫通するシャフト41と、カバー42と、カバー43とで構成されている。カバー42は、シャフト41の前面と左右の側面を覆う部材である。カバー43は、シャフト41の上下面と背面を覆う部材である。カバー42の前面には、半固定支持板31の根元に近い部分を貫通させる窓42aが設けられている。
【0015】
窓42aは、左右に長く形成されているので、半固定支持板31の板面がシャフト41の軸に対して直角であれば、半固定支持板31の根元は、シャフト41に沿って、自在に動くことができる。
【0016】
一方、カードストッパー30は、前述したように、半固定支持板31と、カード接触プレート32との間隔を押し広げる方向に付勢されている。このため、カード設置ステージ11の端部の立ち上がり面11aに対して、計測対象となる複数枚のカード群(図5〜図7に示す1a、1b・・・1n)の一方の端を、カードストッパー30の弱い力で押すことによって、多少の余裕をもった半固定状態にカード群を支持することができる。
【0017】
図4は、計測センサ部50の光センサ51とエアー吹出し口52との位置関係を示した説明図(平面図及び斜視図)である。
計測センサ部50は、その上面に光センサ51とエアー吹出し口52が配置されている。図4の図中の矢印L1 は、計測センサ部50の一連の計測動作の中の往路移動方向を示している。矢印L2 は、同動作中の復路移動方向を示している。エアー吹出し口52は、復路の移動方向に関して、光センサ51に先行する位置に配置されている。
【0018】
光センサ51は、カードの端面に対して垂直に光を照射する発光ランプ51aと、カードの端面からの反射光を受光する受光センサ51bとが一体に組み込まれたセンサである。計測センサ部50は、カード1a、1b・・・1nを載置する台となるカード設置ステージ11の計測センサ走査路12に沿って、カードの積層方向に平行に移動する。
【0019】
エアー吹出し口52は、カード群1a、1b・・・1nの側面に対して、カードが1枚づつ裁けるようにエアーを吹き付ける。計測センサ部50の往復移動中は、エアー吹出し口52から、常に、エアーを吹出す。往路移動時の反射光よりも復路移動時の反射光の方が、格段に明確な周期性を持った電気信号の波形が得られるので、計測は復路移動時のみ行う。
【0020】
図8は、往路移動時に得られる反射光の波形イメージを示す説明図、図9は、復路移動時に得られる反射光の波形イメージを示す説明図である。
エアー吹きつけによって裁かれた直後のカードを計測するために、エアー吹出し口52は、復路移動中に受光センサ51bより僅か(ΔX )の間隔で、先行するように配置されている。
【0021】
計数表示部60は、計測センサ部50の受光センサ51bから出力される電気信号を処理して、カード1a、1b・・・1nの枚数を計数し表示するための部分である。計数表示部60は、図2に示すように、電気信号変換部61と、パルス信号変換部62と、パルスカウンタ63と、計数値インジケータ64によって構成されている。
電気信号変換部61は、受光センサ51bから読み取った反射光の強弱に比例した入力信号を電気信号に変換する部分である。パルス信号変換部62は、その電気信号をパルス信号に変換する部分である。パルスカウンタ63は、入力されたパルス信号に含まれるパルス数を計測し、枚数インジケータ64に送り、計測結果を表示させるためのものである。
【0022】
エアー供給部70は、図示しないエアーコンプレッサを備え、圧縮空気を計測センサ部のエアー吹出し口52に送る。なお、図示しないが、計測センサ部50の移動動作を駆動する駆動機構が、箱体10の内部に備えている。また、この駆動機構やエアー供給部70の動作を、計数表示部60とともに、互いに連動するように制御する図示しない制御部も箱体10の内部に備えている。
【0023】
図5〜図7は、本発明のカード枚数計測機の計数原理の特徴を説明するために、モデル化して示した説明図である。
図5は、カード1a、1b・・・1nを、カード設置ステージ11上に、一端をカードストッパー30で軽く抑えるようにして載置した場合の状態を示している。
図6は、計測センサ部50が移動して往路を通過した後のカード1a、1b・・・1nの状態を示している。
図7は、計測センサ部50が復路を移動中(枚数計測中)のカード1a、1b・・・1nの状態を示している。
【0024】
図10は、本発明のカード枚数計測機による計測の処理手順を示す説明図である。図中の101〜112は、前記手順の各ステップである。
ステップ101でカード設置ステージ11に枚数するカードを設置し、ステップ102でカード・ストッパー30でカード群を支持すると、図5に示すように、カード設置後の状態のままでは、カード間の静電気やカード表面に付着したホコリなどにより、カード間の隙間にばらつきを生じている。
【0025】
ステップ103で枚数開始ボタン13を押すと、計測センサ部50がエアー吹出し口52からエアーを吹出しながら往路を移動する。
カードの側面から空気を吹きつけることにより、隣なり合うカード間の隙間を拡げながら移動するので、図6に示すように、隙間はほぼ均一な状態となる。
計測センサ部50は、カード終端に対応する位置で一旦停止する(ステップ105)。続いて、計測センサ部50は、エアーを吹出しながら復路を移動する(ステップ106)。
【0026】
図7に示すように、復路を計測センサ部50がエアーを吹きつけながら移動すると、往路通過後の図6の状態からエアーがカード間の隙間を拡げ、エアー吹出し口52が通過した直後のカードは、1 枚ずつ前後のカードから十分離れて、受光センサ51bを遮るように移動する(ステップ107)。このように、エアーにより裁かれた直後のカードが受光センサ51bの近傍を通過し、カード端面からの反射光を受光センサ51bが受光する(ステップ108)。
【0027】
受光センサ51bが受光した反射光の強弱は、電気信号変換部61によって電気信号に変換する(ステップ109)。その電気信号は、パルス信号変換部62でパルス信号に変換される(ステップ110)。パルスカウンタ63は、入力されたパルス信号のパルス数をカウントし(ステップ111)、枚数インジケータ64に送り、枚数インジケータ64は、パルスカウンタ63がカウントしたパルス数を表示する(ステップ112)。
【0028】
(他の実施形態)
本発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、種々の変形又は変更が可能であって、これらも本発明の均等の範囲内である。
例えば、箱体、カード固定治具、計測センサ部、計数表示部などの構造や形態は、図示と異なるものであっても一向に差し支えはない。
【0029】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、カード群に対して側面から気体を吹きつける等して、隣なり合うカード間の隙間を拡げながら計数する間隙拡張手段を設けたので、計数直前のカードの姿勢を最も測定に適した状態にして、センサ光を吸収・透過する層とカード間の隙間を明確に区別することができ、その枚数をエラーなく正確に計測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード枚数計測機の実施形態のシステム構成を示す系統図である。
【図2】図1の実施形態の外観を示す斜視図である。
【図3】図2のカード固定治具の構成を示す説明図(分解斜視図)である。
【図4】図1の計測センサ部の構成を示す説明図(平面図、斜視図)である。
【図5】本発明の計数原理をモデル化して示した説明図(カード設置後)である。
【図6】本発明の計数原理をモデル化して示した説明図(往路通過後)である。
【図7】本発明の計数原理をモデル化して示した説明図(復路移動時)である。
【図8】往路移動時の反射光の波形イメージを示す説明図である。
【図9】復路移動時の反射光の波形イメージを示す説明図である。
【図10】本発明の実施形態による処理手順例を示す説明図である。
【符号の説明】
1a、1b、1n カード
10 箱体
11 カード設置ステージ
12 計測センサ走査路
13 計数開始ボタン
20 カード固定治具
30 カードストッパー
31 半固定支持板
32 カード接触プレート
33、34 付勢構造
33c、34c ばね
40 ストッパー移動ガイド
50 計測センサ部
51 光センサ
52 エアー吹出し口
60 計数表示部
61 電気信号変換部
62 パルス信号変換部
63 パルスカウンタ
64 計数値インジケータ
70 エアー供給部

Claims (3)

  1. 計測対象となる積層状態のカード群の側面に光を照射し、各カード縁部からの反射光を検出する受光部を有する計測センサ部を備え、前記カードの枚数を計測するカード枚数計測機において、
    駆動部によって駆動されることにより前記カード群に対して相対的に往復移動しながら、隣なり合うカード間の隙間を拡げる間隙拡張手段を備え
    前記間隙拡張手段は、
    前記カード群の側面に気体を吹きつけて、前記隣なり合うカード間の隙間を拡げる吹出し口であり、
    前記受光部に対して前記往復移動の復路における進行方向の前方に配置され
    前記カード群に対して相対的に往復移動する往路及び復路において、気体を吹きつけ、
    前記計測センサ部は、
    前記受光部が前記吹出し口と一体的に設けられ、前記駆動部によって駆動されることにより、前記受光部及び前記吹出し口が一体で前記カード群に対して相対的に往復移動し、
    前記往復移動の前記復路において、前記受光部が前記各カード縁部からの反射光を検出して計測を行なうこと
    を特徴とするカード枚数計測機。
  2. 請求項1に記載されたカード枚数計測機において、
    前記計測センサ部は、半固定状態の前記カード群の積層方向に往復移動して計測を行うこと
    を特徴とするカード枚数計測機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載されたカード枚数計測機において、
    前記カード群の一端から他端に向かって付勢することによって、前記カード群を半固定状態で積層するカード固定治具を備えること
    を特徴とするカード枚数計測機。
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