JP4781233B2 - 画像処理装置、撮像装置、及び画像処理方法 - Google Patents
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Description
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、ダイナミックレンジの大きな画像データを生成する際に行う複数の画像データの位置合わせを精度良く行うようにすることを目的とする。
本発明の撮像装置は、撮像素子と、前記撮像素子によって異なる露光条件で撮像された同一被写体の複数の画像を一時的に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記複数の画像の階調性を保持している領域から、前記複数の画像に共通の前記階調性を保持している領域である共通領域を抽出する抽出手段と、前記共通領域の画素値の平均値に基づいて、前記抽出手段により抽出された前記共通領域の輝度を、前記複数の画像ごとに補正する輝度補正手段と、前記輝度補正手段により輝度が補正された前記共通領域における前記複数の画像間の位置のずれに基づいて、前記複数の画像の位置を補正する位置補正手段と、前記位置補正手段により位置が補正された複数の画像に基づいて、合成画像を生成する生成手段とを備え、前記抽出手段は、前記複数の画像の同一位置における画素が共に階調性を保持しているときに、前記階調性を保持している画素を共通画素として抽出し、前記共通画素に基づいて前記共通領域を抽出することを特徴とする。
また、本発明の画像処理方法の他の態様例では、撮像素子によって異なる露光条件で撮像された同一被写体の複数の画像を一時的に記憶媒体に記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップにより記憶された前記複数の画像の階調性を保持している領域から、前記複数の画像に共通の前記階調性を保持している領域である共通領域を抽出する抽出ステップと、前記共通領域の画素値の平均値に基づいて、前記抽出ステップにより抽出された前記共通領域の輝度を、前記複数の画像ごとに補正する輝度補正ステップと、前記輝度補正ステップにより輝度が補正された前記共通領域における前記複数の画像間の位置のずれに基づいて、前記複数の画像の位置を補正する位置補正ステップと、前記位置補正ステップにより位置が補正された複数の画像に基づいて、合成画像を生成する生成ステップとを有し、前記抽出ステップにおいては、前記複数の画像の同一位置における画素が共に階調性を保持しているときに、前記階調性を保持している画素を共通画素として抽出し、前記共通画素に基づいて前記共通領域を抽出することを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記コンピュータプログラムを記憶したことを特徴とする。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態おける撮像装置の一例であるデジタルカメラの構成の一例を示したブロック図である。
図1において、撮像部101は、絞りと、シャッタと、撮像レンズ群と、C−MOSやCCD等の半導体撮像素子とを備える。撮影制御部102は、シャッタ駆動、絞り駆動、焦点駆動、及びズーム駆動等を制御する。
ダイナミックレンジを拡大した画像データを生成するためには、撮影制御部102によって撮影毎に露出(露光量や露出時間等の露光条件)を変化させて、短い間隔で複数回の撮影を行い、複数の画像データを得るようにする。このような撮影を行う方法としては、ブラケット撮影と呼ばれる方法が一般的である。
位置ずれ検出部108は、位置補正部109が行う位置のずれの補正に必要な情報として、複数の画像データにおける相対的な位置のずれ量を検出する。複数のデジタル画像データにおける相対的な位置のずれ量を検出するにあたり、その検出の精度を上げるために行う2つの前処理が、領域抽出部106とレベル補正部107とで行われる処理である。
レベル補正部107は、複数のデジタル画像データ間の共通領域における輝度レベルを合致させる。これにより、複数のデジタル画像データにおける相対的な位置のずれ量の検出精度を向上できる。
図2のステップS201において、メモリ部105は、A/D変換部103で得られた複数のデジタル画像データであって、露光条件が互いに異なる複数のデジタル画像データを入力して記憶する。
次に、ステップS202において、領域抽出部106は、メモリ部105に記憶された各デジタル画像データから、適正領域を検出する。適正領域とは、後述するように、デジタル画像データの画像領域のうち、黒つぶれや白とび等によって階調性が失われている領域を除いた領域をいう。
次に、ステップS204において、レベル補正部107は、各デジタル画像データの共通領域における輝度レベルの補正処理を行う。
次に、ステップS205において、位置ずれ検出部108は、輝度レベルが補正された共通領域間における相対的な位置のずれ量を検出する。
尚、ステップS202〜S205の詳細については後述する。
図3は、図2のステップS202における処理(適正領域を抽出する処理)の一例を説明するフローチャートである。この処理は、デジタル画像データ毎に行われる。
露出がアンダーな状態(露光量が少ない状態)で撮影された画像には、黒つぶれと呼ばれる階調が再現できない領域(暗い領域)が生じる場合がある。この領域では、画像の特徴が失われている。従って、複数のデジタル画像データにおける相対的な位置のずれを、この領域を含めて検出すると、誤判定を引き起こす可能性がある。そこで、この領域を除外するため、ステップS301において、領域抽出部106は、入力したデジタル画像データの画素の値が、予め定められた閾値Tl以上であるか否かを判定する。
一方、入力したデジタル画像データの画素の値が、予め定められた閾値Tl以上であれば、ステップS303に進む。
次に、ステップS502において、領域抽出部106は、ステップS501で分割したブロック内に、ステップS402で決定された除外画素があるか否かを判定する。この判定の結果、ステップS501で分割したブロック内に、ステップS402で決定された除外画素がある場合には、ステップS503に進む。そして、領域抽出部106は、そのブロックを、位置ずれ検出部108での検出対象から除外する。尚、以下の説明において、位置ずれ検出部108での検出対象から除外した画素を、必要に応じて除外ブロックと称する。
同様に、ステップS602において、レベル補正部107は、共通ブロック内における第2の入力画像の画素の平均値a2を算出する。
r1=(a1+a2)/(2×a1) ・・・ (1)
r2=(a1+a2)/(2×a2) ・・・ (2)
同様に、ステップS606において、レベル補正部107は、第2の入力画像の各画素の画素値に、ゲインr2を乗じて輝度レベルの補正値を算出する。即ち、第2の入力画像の各画素の画素値に、ゲインr2を乗じた値が輝度レベルの補正値となる。こうして、一連のレベル補正処理を終えると、図2のフローチャートに戻る。
次に、ステップS802において、位置ずれ検出部108は、ブロックの動きベクトルを算出する。ここでは、一般的なブロックマッチング法を用いてブロックの動きベクトルを算出する場合を例に挙げて説明する。
次に、ステップS804において、位置ずれ検出部108は、全てのブロックに対して処理を終えたか否かを判定する。この判定の結果、全てのブロックに対して処理を終えていない場合には、処理を終えるまでステップS801〜S804の処理を繰り返し行う。そして、全てのブロックに対して処理を終えると、ステップS805に進む。そして、位置ずれ検出部108は、ステップS803で得られた有効な動きベクトルを用いて、アフィンパラメータを検出する。
図8に示すように、対象ブロックの中心座標が、(x,y)であるとする。そして、有効な動きベクトルの算出結果から、対象ブロックの中心座標(x,y)が、参照画像におけるブロックの中心座標(x',y')に移動したとすると、これらの関係は,式(3)のように表すことができる。
b=−sinθ ・・・(5)
d=sinθ ・・・(6)
e=cosθ ・・・(7)
x'=A・x ・・・(8)
ここで、xとx'は1×3の行列、Aは3×3の行列である。有効な動きベクトルがn個であった場合、対象画像の座標値は、式(9)のようにn×3の行列で表現できる。
X=(x1x2・・・xn) ・・・(9)
X'=(x1'x2'・・・xn') ・・・(10)
よって、n個の動きベクトルに対しては、式(11)のような表現となる。
X'=A・X ・・・(11)
A=X'・XT・(X・XT)-1 ・・・(12)
ブロックマッチング法によりブロック間の相関を求めようとする場合、ブロック内の画像が何らかの特徴量を持っている必要がある。平坦で殆ど直流成分しか含んでいないブロックでは正しい動きベクトルを求めることはできない。逆に水平方向や垂直方向にエッジを含んでいると、マッチングがとり易くなると考えられる。図9に示す処理は、このような平坦部のブロックを除外するための処理の一例である。尚、ここでは、説明を簡単にするために、1つのブロックに対して処理を行う場合を例に挙げて説明する。
まず、ステップS906において、位置ずれ検出部108は、ブロック内の垂直方向の1つのラインにおける画素値の最大値と最小値との差分値を算出する。前述した例では、ブロック内の垂直方向の50個の画素から最大値と最小値とを求め、その最大値と最小値との差分値を算出する。
まず、ステップS1001において、位置ずれ検出部108は、図7のステップS802で検出した動きベクトルを入力する。そうすると、ステップS1002において、位置ずれ検出部108は、その動きベクトルの発生頻度を算出する。
一方、再度入力した動きベクトルが、最大発生頻度の動きベクトル、又はその動きベクトルの近傍の動きベクトルでない場合には、ステップS1008に進む。そして、位置ずれ検出部108は、その動きベクトルを無効動きベクトルと判定する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。前述した第1の実施形態では、共通ブロック内における画素値の平均値a1、a2を求め、求めた平均値a1、a2を用いて、共通ブロックの輝度レベルを合わせるようにした。これに対し、本実施形態では、撮像制御部102で得られた撮像情報を利用して、共通ブロックの輝度レベルを合わせるようにする。このように、本実施形態と前述した第1の実施形態とは、共通ブロックの輝度レベルを合わせるための処理の一部が主として異なる。従って、以下の説明において、前述した第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図11に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
図12に示すデジタルカメラと、図1に示した第1の実施形態のデジタルカメラとの違いは、画像処理部1201内のレベル補正部1202の処理において、撮影制御部102で得られる撮像情報を利用することにある。図13のフローチャートを参照しながら、本実施形態のレベル補正部1202の処理(図2のステップS204における処理(共通領域のレベル補正処理))の一例を説明する。尚、ここでは、説明を簡単にするために、2つのデジタル画像データ(第1及び第2の入力画像)間での処理を行う場合を例に挙げて説明する。
まず、ステップS701において、レベル補正部1202は、第1の入力画像の撮影情報を取得する。
同様に、ステップS702において、レベル補正部1202は、第2の入力画像の撮影情報を取得する。
同様に、ステップS704において、レベル補正部1202は、第2の入力画像の撮影情報を用いて、第2の入力画像のゲインr2を算出する。例えば、第2の入力画像が1段オーバーで撮影されたとすると、第2の入力画像を得た際の露出時間は本来の2倍ということになる。従って、適正な明るさにするためのゲインr2は「1/2」となる。
同様に、ステップS706において、レベル補正部1202は、第2の入力画像の各画素の画素値に、ゲインr2を乗じて輝度レベルの補正値を算出する。即ち、第2の入力画像の各画素に、ゲインr2を乗じた値が輝度レベルの補正値となる。こうして、一連のレベル補正処理を終え、図2のフローチャートに戻る。
前述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給してもよい。そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、供給されたプログラムコードがコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいて機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
102 撮像制御部
103 A/D変換部
104、1201 画像処理部
105 メモリ部
106 領域抽出部
107、1202 レベル補正部
108 位置ずれ検出部
109 位置補正部
110 画像合成部
111 画像表示部
112 画像記録部
Claims (12)
- 異なる露光条件で撮像された複数の画像のうち、階調性を保持している領域から前記複数の画像に共通の前記階調性を保持している領域である共通領域を抽出する抽出手段と、
前記共通領域の画素値の平均値に基づいて、前記抽出手段により抽出された前記共通領域の輝度を前記複数の画像ごとに補正する輝度補正手段と、
前記輝度補正手段により輝度が補正された前記共通領域における前記複数の画像間の位置のずれに基づいて、前記複数の画像の位置を補正する位置補正手段と、
前記位置補正手段により位置が補正された複数の画像に基づいて、合成画像を生成する生成手段とを備え、
前記抽出手段は、前記複数の画像の同一位置における画素が共に階調性を保持しているときに、前記階調性を保持している画素を共通画素として抽出し、前記共通画素に基づいて前記共通領域を抽出することを特徴とする画像処理装置。 - 前記輝度補正手段は、前記複数の画像ごとの前記共通領域における画素値の平均値に基づいて、前記複数の画像のそれぞれに対する補正係数を前記複数の画像の画素値に乗じること特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記輝度補正手段は、前記複数の画像の撮像時に設定された露光条件に関する情報に基づいて、前記複数の画像のそれぞれに対する補正係数を前記複数の画像の画素値に乗じることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記抽出手段は、前記複数の画像の画面全体を縦横1画素以上で構成されるブロックに分割し、前記ブロック内の画素が全て前記共通画素であるブロックを前記共通領域として抽出することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記複数の画像の画面全体における、縦横1画素以上で構成されるブロックを用いて動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段を備え、
前記抽出手段は、前記動きベクトルの検出対象となるブロックの画素と前記動きベクトルの検出対象となるブロックに対する動きベクトルの検索範囲内にあるブロックの画素との全てが前記共通画素であるときに、前記ブロック内の画素が全て前記共通画素であるブロックを前記共通領域として抽出することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記検出手段は、前記動きベクトルの検出対象となる各ブロックが有効であり、かつ、前記動きベクトルの検出対象となる各ブロックから検出される各動きベクトルがそれぞれ有効である場合は、前記有効なブロックで検出された前記有効な動きベクトルに基づいて前記複数の画像の動き量を算出することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記検出手段は、前記複数の画像の動き量を示すアフィンパラメータを算出し、
前記位置補正手段は、前記アフィンパラメータを用いた変換により、前記複数の画像に生じた相対的なずれ量を補正することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。 - 撮像素子と、
前記撮像素子によって異なる露光条件で撮像された同一被写体の複数の画像を一時的に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記複数の画像の階調性を保持している領域から、前記複数の画像に共通の前記階調性を保持している領域である共通領域を抽出する抽出手段と、
前記共通領域の画素値の平均値に基づいて、前記抽出手段により抽出された前記共通領域の輝度を、前記複数の画像ごとに補正する輝度補正手段と、
前記輝度補正手段により輝度が補正された前記共通領域における前記複数の画像間の位置のずれに基づいて、前記複数の画像の位置を補正する位置補正手段と、
前記位置補正手段により位置が補正された複数の画像に基づいて、合成画像を生成する生成手段とを備え、
前記抽出手段は、前記複数の画像の同一位置における画素が共に階調性を保持しているときに、前記階調性を保持している画素を共通画素として抽出し、前記共通画素に基づいて前記共通領域を抽出することを特徴とする撮像装置。 - 異なる露光条件で撮像された複数の画像のうち、階調性を保持している領域から前記複数の画像に共通の前記階調性を保持している領域である共通領域を抽出する抽出ステップと、
前記共通領域の画素値の平均値に基づいて、前記抽出ステップにより抽出された前記共通領域の輝度を前記複数の画像ごとに補正する輝度補正ステップと、
前記輝度補正ステップにより輝度が補正された前記共通領域における前記複数の画像間の位置のずれに基づいて、前記複数の画像の位置を補正する位置補正ステップと、
前記位置補正ステップにより位置が補正された複数の画像に基づいて、合成画像を生成する生成ステップとを有し、
前記抽出ステップにおいては、前記複数の画像の同一位置における画素が共に階調性を保持しているときに、前記階調性を保持している画素を共通画素として抽出し、前記共通画素に基づいて前記共通領域を抽出することを特徴とする画像処理方法。 - 撮像素子によって異なる露光条件で撮像された同一被写体の複数の画像を一時的に記憶媒体に記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップにより記憶された前記複数の画像の階調性を保持している領域から、前記複数の画像に共通の前記階調性を保持している領域である共通領域を抽出する抽出ステップと、
前記共通領域の画素値の平均値に基づいて、前記抽出ステップにより抽出された前記共通領域の輝度を、前記複数の画像ごとに補正する輝度補正ステップと、
前記輝度補正ステップにより輝度が補正された前記共通領域における前記複数の画像間の位置のずれに基づいて、前記複数の画像の位置を補正する位置補正ステップと、
前記位置補正ステップにより位置が補正された複数の画像に基づいて、合成画像を生成する生成ステップとを有し、
前記抽出ステップにおいては、前記複数の画像の同一位置における画素が共に階調性を保持しているときに、前記階調性を保持している画素を共通画素として抽出し、前記共通画素に基づいて前記共通領域を抽出することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項9又は10に記載の画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
- 請求項11に記載のコンピュータプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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