以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態に係る顔画像形成装置、顔画像形成方法、IDカード発行管理システムについて説明をする。
(1)実施形態としての顔画像形成装置及び顔画像形成方法
図1は本発明に係る実施形態としての顔画像形成装置100の構成例を示すブロック図である。図2はパスポートに係る顔写真の構成例を示すイメージ図である。
この実施形態では、被写体の顔周辺の背景を予め指定された大きさに切り取るように画像処理する画像処理手段を設け、被写体の1回の撮影によって得られた撮影画像データからキャッシュカード、従業者証、社員証、会員証、学生証、外国人登録証、パスポート又は各種運転免許証などのIDカードや、これらの電子カード及びこれらの発行申請書で要求される所定仕様の顔写真の大きさに見合う顔画像を形成できるようにしたものである。
この発明に係る顔画像形成装置100は図1に示す制御手段1を有している。制御手段1には撮像手段としての例えばデジタル式のカメラ2が接続され、被写体20の顔及びその顔周辺の背景が撮影される。この例では、カメラ2に対物レンズなどの光学手段2Aが設けられ、この光学手段2Aを光学系駆動部3を介して被写体20の顔の像及びその顔周辺の背景像を縮小又は拡大するようになされる。光学系駆動部3は制御手段1に接続される。このカメラ2には制御手段1を通して画像メモリ4が接続され、このカメラ2から得られた撮影画像データD1が一時記録される。
続いて、顔画像形成装置100で形成される発行申請書40について説明する。図3は従業者証の発行申請書40の構成例を示すイメージ図である。図3に示す発行申請書40は例えばA4サイズの上質紙から成る。その右上端には顔画像形成領域P1が設けられ、発行要求者20の顔画像を形成するようになされている。この発行申請書40内には顔画像形成領域P1の他に「従業者証発行申請書」、「住所」、「氏名」、「生年月日」などを記載する欄や、手数料の証紙などを貼付する証紙貼付領域P2が設けられている。従って、この例では発行要求者20が顔写真を予め準備することなく、発行申請書40に必要事項を記載するのみで足りる。
続いて、顔画像形成装置100で形成されるIDカードとしての従業者証30について説明する。図4は従業者証30の構成例を示すイメージ図である。この例では、カード所有者の顔周辺の背景を予め指定された大きさに切り取った後の撮影画像データD1に基づいて顔画像を形成することによって、IDカードの各種用途に適合した顔画像入り従業者証(第1のIDカード)を提供できるようにしたものである。
図7は他の実施形態としてのIDカードを応用した電子部品付きの従業者証30の積層構造例を示す斜視図である。図8はその表面シート25の積層構造例を示す断面図である。図7に示す従業者証30は上部の保護シート51は図示していないが、図4に示した従業者証30に対して内部に電子部品が設けられたものである。
この実施形態では、カード面の画像をそのまま撮像してデジタル化した画像データをIDカードの記憶手段に記憶し、その記憶手段に記録されたカード面の画像と、実際のカード面の画像とを対比させることにより、当該IDカードの真偽を判定できるようにして、IDカードの個人情報を改ざん等して不正に使用することを防止できるようにすると共に、これらの個人情報に係る画像データの複製を防止できるようにしたものである。
この例では、カード所有者の顔画像と共に文字をデジタル化した画像データがカード内蔵のICチップ24Aなどに記憶される。例えば、画像データは、ベクトルデータ形式でICチップ24Aに記憶される。ベクトルデータ形式はビットマップ形式に比べて偽造され難いからである。
つまり、図7に示す従業者証30は上層の保護シート51及び中層の接着部材22A、22Bを除いて大きく分けると裏面シート21と、電子部品24と、表面シート25の3層構造を有している。従業者証30の最下層には基板用の部材としての厚さが100μm程度の裏面シート21が設けられる。裏面シート21は50μm〜300μm程度のシート厚が好ましい。裏面シート21にはペンで書ける、図示しない筆記層62を更に有している。
この例で裏面シート21上にはカード用の電子部品24が設けられる。電子部品24は当該従業者証30の利用者に関した個人情報D2を電気的に記録するICチップ24A及びそのICチップ24Aに接続されたコイル状のアンテナ体24Bである。
この電子部品24上には表面用の部材としての厚さ100μm程度の表面シート25が設けられ、その電子部品24が封入されている。この例では、少なくとも、裏面シート21と表面シート25と電子部品24とを薄シート状の接着部材(以下単に接着シートという)22A、22Bを介在して貼り合せた積層構造を有している。例えば、厚み50μm〜300μm程度の第1の接着シート22AによってICチップ24Aの裏面と裏面シート21との間が貼合され、ICチップ24Aの表面と表面シート25の間は、厚み50μm〜300μm程度の第2の接着シート22Bによって貼合されている。これらの接着シート22A、22Bにはホットメルト樹脂又は反応型ホットメルト樹脂を予め薄シート状に形成したものが使用される。
この表面シート25は例えば図8に示すフィルム支持体31上にクッション層32、アンカー層33、受像層34及び上層35が積層されて成る。第2の接着シート22Bはフィルム支持体31側に貼付される。フィルム支持体31は、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリスチレン、ABS等の一般的なプラスティックフィルムが用いられる。とりわけ、ポリエチレンテレフタレート(PET)、あるいはポリプロピレン(PP)などの樹脂で形成されることが好ましい。特に2軸延伸された樹脂を使用すると、薄くて強度に優れた表面シート25を形成できる。
また、フィルム支持体31の膜厚は、例えば、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂を用いた場合には、12μm以上(特に25μm)〜300μm以下(特に250μm)であることが好ましい。クッション層32はフィルム支持体31が気泡入りの構造であったり、柔軟な素材で形成されたときに、ICチップ24Aの凹凸の影響を緩和するために設けられる。この他に、クッション層32は、顔画像等の印字処理の際のサーマルヘッドの当接を良くする働きがある。
このクッション層32としては引っ張り弾性率(ASTM D790)が20kgf/mm2 以上であることが好ましく、また、200kgf/mm2 以下であることが好ましい。クッション層32の厚さは、クッション効果の観点から、2μm以上(特に5μm)であることが好ましく、全体の厚さやカール抑制の観点から200μm以下(特に50μm)であることが好ましい。
また、クッション層32を形成する部材としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブタジエン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体樹脂、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体樹脂、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体樹脂、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体樹脂、スチレン−水素添加イソプレン−スチレンブロック共重合体樹脂などのポリオレフィン樹脂であることが柔軟性を有するので好ましい。
この例で受像層34は顔画像形成領域P4を形成する。もちろん、従業者証30に形成される顔画像は、少なくとも、カード所有者の顔及びその顔周辺の背景を撮影して得た撮影画像データD1を縮小又は拡大処理すると共に、その顔周辺の背景を予め指定された大きさに切り取った後の撮影画像データD1に基づいて形成されたものである。
この顔画像形成領域P4への顔画像などは、染料を含有したインクシート側から受像層34へサーマルヘッドによる熱が加えられ、この熱によって染料がその受像層34に昇華され、あるいは、転写されることにより形成される。受像層34の素材としては、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂のような高分子材料が使用され得る。中でも、ポリエステル系樹脂が環境上からも、その使用が好ましい。受像層はこれらの樹脂を粉末にしてイソシアネート等の溶剤に溶かし、グラビアコータ等で塗布した後に乾燥させ、その溶剤を揮発させることにより形成する。
この受像層34に隣接した層、例えば、フィルム支持体31又はクッション層32は受像層34に形成される画像を引き立てるために、白色顔料を混入(含有)した樹脂であることが好ましい。本発明ではこれに限られない。白色度を増すために、ボイドを設けた層であってもよい。このボイドによってクッション性を出すことができる。この白色顔料としては、酸化チタン、硫酸バリウムや、炭酸カルシウムなどが好ましい例として上げられるがこれに限られない。この表面シート21上には透明な保護シート51が設けられ、顔画像が形成された後に表面シート21上を覆うように保護される。
この表面シート上には透明な保護シート51が設けられ、表面シート上を覆うように保護されている。表面シートと保護シート51とは接着シートを介して張り合わされている。接着シートには、ホットメルト樹脂や、樹脂軟化点の温度が100℃程度又はそれよりも少し高い温度の熱溶融樹脂をフィルム状に形成したものを使用する。
このカード基板の他方の面には、厚さ100μm程度の裏面シートが設けられ、ペンで書ける筆記層を有している。筆記層はポリエステルエマルジョンに炭酸カルシウム及びシリカ微粒子を拡散したものである。筆記層は表面シートの受像層と同様にして、上述の素材を溶剤で溶かしてグラビアコータ等で塗布してから乾燥させて溶剤を気化することにより形成される。この例では、従業者証30の顔画像形成法について説明したが、これに限られることはなく、顔画像が形成される、キャッシュカード、社員証、会員証、学生証、外国人登録証、パスポート又は各種運転免許証においても同様にして形成される。
図9は裏面シート21の積層構造例を示す断面図である。図9は裏面シート21の積層構造を示す断面図である。この例の裏面シート21はフィルム支持体61下に筆記層62を有している。この筆記層62は、例えば、ポリエステルエマルジョンに炭酸カルシウム及びシリカ微粒子を拡散して形成される。第1の接着シート22Aはフィルム支持体61上に貼付される。この例で接着シート22A、22Bには、ホットメルト樹脂、好ましくは、反応性ホットメルト樹脂を用いる。なお、図10は電子部品24を裏面シート21及び表面シート25で挟んだ従業者証30のサンドウイッチ構造例を示す断面図である。
図11はICチップ24Aの内部構成例を示すブロック図である。この電子カードとしての従業者証30は非接触式であるため、情報入出力用の端子が設けられていない。図11に示すICチップ24Aは送受信部26、RAM27、不揮発性メモリ28、電源生成部29、CPU38及びクロック生成部39を有している。
上述したアンテナ体24Bには送受信部26が接続され、情報書き込み時に所定の変調電波に変調された個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号IDが受信される。このカード面画像データD3はカード面の画像をそのまま撮像してデジタル化した画像データであり、従業者証30内の不揮発性メモリ28に圧縮して記録される(第2のIDカード)。この例では、不揮発性メモリ28に記録される画像データは、カラー静止画圧縮標準であるJPEG方式により画像処理される。
また、情報読み出し時には、これらの個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号IDが所定の変調信号に変調されてアンテナ体24Bへ送出される。この送受信部26にはRAM27が接続され、送受信部26で復調された個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号IDが一時記憶されたり、情報書込み読出し手順などの制御データが一時記憶される。RAM27には不揮発性メモリ28が接続され、上述の個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号IDが記録される。後述する例では外字情報D0が記録される。
この不揮発性メモリ28には電気的な情報の消去及び書き込みが可能な読み出し専用メモリ(EEPROM)などが使用される。従って、電源を切っても、個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号IDが不揮発性メモリ28に記録保持される。
上述の送受信部26、RAM27及び不揮発性メモリ28にはCPU38が接続され、情報書込み読出し時に、送受信部26、RAM27及び不揮発性メモリ28の入出力が制御される。例えば、情報読み出し時には、不揮発性メモリ28から読み出した個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号IDが送受信部26に出力される。情報書き込み時には、送受信部26から得られた個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号IDが不揮発性メモリ28に記録される。
このCPU38にはクロック生成部39が接続され、情報の書込み読出し動作を実行するためのシステムクロックが供給される。上述の送受信部26、情報書込み読出し部27、不揮発性メモリ28、CPU38及びクロック生成部39には電源生成部29が接続され、通常の非接触式のICカードで使用される方法で、その外部からの電磁気エネルギーをアンテナ体24Bによって取り込み、この電磁気エネルギーに基づいて生成した直流電源VCCが供給される。
例えば、カードリードライト装置側からの電磁誘導によって生じる起電力Vφを整流することにより直流電源VCCを得る。もちろん、この他に外部からの高周波電磁エネルギーによる電力をアンテナ体24B又はその他の物体に取り込むことにより電源を生成する方法も考えられる。なお、CPU38及びRAM27に代えてその部分を制御ロジック回路で構成してもよい。
続いて、従業者証30などで使用する情報書き込み読み出し装置について説明をする。図12はカードリードライト装置14の内部構成例を示すブロック図である。図12に示すカードリードライト装置14は情報書き込み読み出し装置の一例であり、従業者証30などのICカード内に設けられたICチップ24A(図11参照)にカード利用者の個人情報D2、カード面画像データD3や、個人識別番号IDなどを書き込み又はそれを読み出すものである。カードリードライト装置14はカードリードライト部70及び情報書込み読出し制御部71を有している。このカードリードライト部70はカード挿入側が凹状を成したスライド部72を有しており、ICカードがスライド挿入される。このスライド部72の左右の内部にはアンテナ体73が取付けられる。このアンテナ体73はICカード内のアンテナ体24Bに電磁結合され、カード内のICチップ24Aへの駆動電源を供給しつつ、個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号IDが書き込み又は読み出される。
この情報書込み読出し制御部71は内部バス81に接続された送受信部74、RAM75、ROM76、通信インタフェース77、CPU78、電源部79、EEPROM82及び画像処理部83を有している。上述したカードリードライト部70のアンテナ体73には送受信部74が接続され、情報書き込み時に所定の変調電波に変調された個人情報D2や個人識別番号IDが送信される。情報読み出し時には、予めICカード30内で所定の変調信号に変調された個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号IDがアンテナ体73を介して取り込まれ復調される。
この送受信部74には内部バス81を介してRAM75及びROM76が接続され、送受信部74で復調された個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号IDが一時記憶される。ROM76には、情報書込み読出し手順などの制御データが格納される。
この内部バス81には画像処理部83が接続され、情報書き込み時には個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号ID等の画像データが圧縮される。情報読み出し時には個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号ID等の画像データが伸長される。この例ではJPEG方式により、個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号ID等の画像データが画像処理される場合であって、圧縮記録されたこれらの画像データを復号化するためのエントロピー復号化コードが当該装置14のEEPROM82に格納される。EEPROM82は内部バス81に接続される。
更に内部バス81には通信インタフェース77が接続され、RS−232C(又はRS−422)の通信プロトコルに準拠した通信回線を介して外部の端末装置が接続される。このカードリードライト装置14と端末装置との間でデータ通信を行うようになされる。
この通信インタフェース77には内部バス81を介してCPU78が接続され、情報書込み読出し時に、送受信部74、RAM75及びROM76の入出力が制御される。例えば、情報読み出し時には、送受信部74から得られた個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号IDが通信インタフェース78を介して外部の端末装置などに転送される。情報書き込み時には、外部の端末装置などから転送されてきた個人情報D2、カード面画像データD3や個人識別番号IDが送受信部74に出力される。
また、情報書込み読出し制御部71には電源部79が設けられ、ICカード内のICチップ24Aを駆動するための所定の周波数の高周波信号がアンテナ体73に供給される。もちろん、送受信部74、RAM75、ROM76、通信インタフェース77、CPU78、EEPROM82及び画像処理部83には直流電圧VCCが供給される。
続いて、画像処理部83におけるデータ圧縮例について説明をする。図13は画像処理部83におけるデータ圧縮例を示すブロック図である。この画像処理部83には図13に示す離散コサイン(DCT)変換部63、量子化部64、エントロピー符号化部65及びメモリ部66を有している。
例えば、カード面画像データD3を入力した離散コサイン変換部63では従業者証30などの原画像が8×8画素のブロックに分割される。このブロック単位にDCT演算が行われる。離散コサイン変換部63で得られたDC成分及びAC成分のDCT係数は量子化部64に出力される。量子化部64ではDC成分及びAC成分のDCT係数がメモリ部66からの量子化テーブルに基づいて独立して量子化される。ここでメモリ部66に格納された輝度信号用の量子化テーブル及び色差信号用の量子化テーブルが参照される。
この量子化部64の出力はエントロピー符号化部65で符号される。符号化はハフマン・モディファイ法などにより行われる。量子化されたDCT係数のうち、DC成分は直前のブロックのDC係数を予測値とした差分値が符号化される。AC成分はブロック内でジグザグ・スキャンによって並び換えた後に符号化される。これにより、エントロピー符号化部65から従業者証30などの原画像を圧縮した圧縮データD31が得られる。この圧縮データD31は従業者証30内のICチップ24Aに記録される。
この例では通常のJPEG方式のデータフォーマットのようなエントロピー復号化コード等のヘッダ情報が付加されない。これは偽変造の防止と、ICチップ24Aに記録する情報量を削減するためである。全く識別コードを付加しないと他の従業者証30の識別が付かなくなるので、この例ではコード番号のみを圧縮データD31に付加している。このコード番号はエントロピー復号化コードのシンボルとして対応付けられ、予め複数準備される。コード番号は圧縮データD31と共にICチップ24A内の不揮発性メモリ28に記録され、情報読み出し時に、カードリードライト装置14側の複数のエントロピー復号化コードの中からいずれかを選択するために使用される。
続いて、画像処理部83におけるデータ伸長例について説明をする。図14は画像処理部83におけるデータ伸長例を示すブロック図である。この画像処理部83にはエントロピー復号化部93、メモリ部96、逆量子化部94、逆離散コサイン変換部95、デコード部97、セレクタ部98及び複数のエントロピー復号化コード部C1〜Cnを有している。
このデータ伸長時の動作はデータ圧縮時の動作とほぼ逆の過程で行われるが、圧縮データD31に付加されたシンボルとしてのコード番号のデコード結果により、予め準備された復号制御情報としての複数のエントロピー復号化コードC1〜Cnの中からいずれかを選択してメモリ部96をアクセスするようになされる。
例えば、従業者証30内のICチップ24Aから読み出された圧縮データD31はエントロピー復号化部93に入力される。デコーダ部97にはコード番号が入力され、そのコード番号がデコードされる。複数のエントロピー復号化コード部C1〜Cnの出力段にはセレクタ部98が接続され、デコード部97の出力に基づいて複数のエントロピー復号化コード部C1〜Cnの中からいずれかのエントロピー復号化コードを選択するようになされる。従って、セレクタ部98によって選択されたエントロピー復号化コードによってメモリ部96から例えばハフマンテーブルや量子化テーブルが読み出される。
この圧縮データD31はエントロピー復号化部93で例えばハフマンテーブルに基づいて復号化され、エントロピー復号化部93で量子化インデックスに戻された後に、逆量子化部94で逆量子化される。逆量子化部94の出力は別に復号化したDC成分と共に逆離散コサイン変換部95で逆DCT変換される。この逆離散コサイン変換部95から、従業者証30などの原画像を示すカード面画像データD3が得られる。
このように、本実施形態に係る電子部品付きの従業者証30によれば、カード面の画像をそのまま撮像してデジタル化したカード面画像データD3が従業者証30のICチップ24A内の不揮発性メモリ28に記憶され、その不揮発性メモリ28に記録されたカード面の画像と、実際のカード面の画像とを対比させることにより、当該従業者証30の真偽を判定することができる。
従って、従業者証30の表面の顔画像、住所、氏名や有効年月日などの個人情報D2を改ざん等してその従業者証30を不正に使用することを防止できる。これと共に、これらの個人情報D2に係るカード面画像データD3の複製を防止できる。
(3)実施形態としてのIDカードの第1の発行管理システム
図15は実施形態としてのIDカードの第1の発行管理システムを応用した従業者証発行管理システム200の構成例を示すブロック図である。
この実施形態では、上述した従業者証30の不揮発性メモリ28から読み出した個人情報D2と、システム用の記憶手段から読み出した個人情報D2とを比較照合した後の照合結果に基づいて従業者証30の発行許可を出力するコンピユータ55を備え、その従業者証30の不揮発性メモリ28から読み出した個人情報D2と、システム用の記憶手段から読み出した個人情報D2とが一致しない場合には、従業者証30の発行許可を出力させないようにして、IDカードの不正発行を防止できるようにしたものである。
この例では、カード所有者の顔画像と共に文字をデジタル化した画像データがシステム用の記憶手段又はIDカードの記憶手段に記憶される。例えば、画像データがベクトルデータ形式でシステム用の記憶手段又はIDカードの記憶手段に記憶される。
図15に示す従業者証発行管理システム200はIDカードの第1の発行管理システムの一例を成すものであり、カード所有者(以下で発行要求者ともいう)20個々に個人識別番号IDが付与されると共に、不揮発性メモリ28を有した従業者証30をその個人認識番号IDに基づいて発行管理するシステムである。
このシステム200はデータバス8を有している。このデータバス8には情報読取手段及び情報書き込み手段としてのカードリードライト装置14が接続され、従業者証30の不揮発性メモリ28に個人情報D2が書き込まれたり、又は、その不揮発性メモリ28から個人情報D2が読み出される。
この個人情報D2に関しては、従業者証30の表面に記録される、氏名、住所、生年月日、従業者証の発行年月日、個人識別番号ID及びその有効期限や、個人識別番号などを符号化した後の個人認証コード等である。IDカードが運転免許証などの場合には、免許番号、照会番号、記載事項、免許条件などである。この例の従業者証30に関してはカード面の画像を撮像して得た画像データがビットマップ形式により不揮発性メモリ28に記録される(第3のIDカード)。
この例では、不揮発性メモリ28に記録されたカード面の顔画像や文字、記号、図形などの画像と、実際のカード面の顔写真や文字、記号、図形などの画像とを対比するようになされる。これにより、当該従業者証30の真偽を判定できるし、従業者証30の表面の顔画像、住所、氏名や有効年月日などの個人情報D2を改ざん等して不正に使用することを防止できる。しかも、これらの個人情報D2に係るカード面画像データD3の複製を防止できる。
更に、その不揮発性メモリ28には発行要求者20の個人情報D2が記録されると共に、個人情報D2の一部、例えば、外字(欠字)の漢字情報がビットマップ形式により不揮発性メモリ28に記録される。もちろん、外字をベクトルデータ形式に変換した後の外字情報D0を不揮発性メモリ28に記録してもよい。この外字登録については図17で説明をする。
また、カードリードライト装置14によって従業者証30から発行要求者20の個人識別番号IDが読み取られると、その発行要求者20の個人認識番号IDをアドレスにして個人情報D2が確認される。カードリードライト装置14にはデータバス8を経由して撮影装置(撮影手段)15が接続され、カードリードライト装置14で読み出した従業者証30による発行要求者20の個人情報D2に基づいてその発行要求者20の顔部位を撮影した後に顔画像データD1が出力される。カメラ11にはデータバス8を通してシステム用の記憶手段としてのファイリング装置16が接続され、個人認識番号IDに対応した発行要求者20の顔画像データD1や個人情報D2がテキスト形式で記憶される。
例えば、ファイリング装置16には顔画像用のメモリ領域及び個人情報用のメモリ領域が割り当てられる。前者のメモリ領域には、カメラ11によって従業者証30の発行要求者20の顔面部位を撮影して得た発行要求者20の顔画像データD1が、その発行要求者20の個人識別番号IDをアドレスにして格納される。後者のメモリ領域には、同様にしてその発行要求者20の個人情報D2が更新記憶される。
このファイリング装置16にはデータバス8を経由してカード作成手段18が接続され、カメラ11から得られた発行要求者20の顔画像データD1、カードリードライト装置14による発行要求者20の個人情報D2、及び、コンピユータ55による発行許可に基づいて発行要求者20の顔画像及び個人情報D2とが画像形成されると共に、その発行要求者20の個人情報D2を書き込んだ新たな従業者証30が作成される。カード作成手段18に関しては図16において従業者証プリンタの例について説明をする。
上述のデータバス8にはコンピユータ55、申請書スキャナ12及び端末装置57が接続されている。申請書スキャナ12には文字認識機能(OCR)を備えたものを使用する。これは、従業者証30の不揮発性メモリ28にビットマップ形式で個人情報D2が記録される場合に、その不揮発性メモリ28から読み出された個人情報D2をテキスト形式の文字情報に変換するためである。
また、従業者証30の不揮発性メモリ28にベクトルデータ形式の個人情報D2が記録される場合には、不揮発性メモリ28から読み出したベクトルデータ形式の個人情報D2をビットマップ化した後に、その個人情報D2をOCRで文字情報に変換させるようにしてもよい。
申請書スキャナ12は従業者証作成時に発行申請書40に記載された発行要求者20の個人識別番号IDを読み取るように使用してもよい。端末装置57は従業者証30の発行時や更新時などにおいて、その記載事項に変更があった場合などにおいて、オペレータにより記載事項を入力するために操作される。制御手段としてのコンピユータ55では、個人認識番号IDに基づいてファイリング装置16から読み出した個人情報D2と、カードリードライト装置14によって従業者証30から読み取った個人情報D2とが比較照合される。この比較照合の結果に基づいてコンピユータ55からカメラ11へ撮影許可が出力されたり、コンピユータ55からカード作成手段18へ従業者証30の発行許可が出力される。
この例で、不揮発性メモリ28又はファイリング装置16から、顔画像や文字情報などの画像データを読み出した後に、コンピユータ55によって当該画像データの整列性を検査させ、その後、画像データに所定以上の整列性がある場合にIDカードの発行許可を出力するようにしてもよい。例えば、不揮発性メモリ28内の画像データが一部改ざん等された場合に、その画像データの整列性が崩れることから、「電子透かし」のような防護機能を持たせることができる。
更に、従業者証30の不揮発性メモリ28とファイリング装置16とに個人識別情報IDが記録される場合であって、その個人識別番号IDを符号化する符号化手段としてエンコーダ23が設けられ、不揮発性メモリ28から読み出した個人識別番号IDを符号化した後の個人認証コードと、ファイリング装置16から読み出した個人識別番号IDを符号化した後の個人認証コードとがコンピユータ55で比較照合される。
例えば、両者の個人認証コードが一致した場合にはカメラ11への撮影許可や、カード作成手段18への発行許可が出力される。両者の個人認証コードが一致しない場合にはカメラ11への撮影許可や、カード作成手段18への発行許可が出力されないので、個人識別番号IDを不正に改ざんしたような場合には従業者証30を発行しないようにできる。
上述のコンピユータ55から撮影許可を受け取ったカメラ11では発行要求者20の顔画像が撮影される。また、カード形成手段18では発行要求者20の顔画像データD1と、その個人情報D2とに基づいてカード基板に発行要求者20の顔画像及びその発行要求者20の個人情報D2とが画像形成される。従って、発行要求者20に対して、新たな従業者証30を確実かつ円滑に発行することができる。
この例では、不揮発性メモリ28を有した従業者証30を更新発行する際に発行申請書40として更新申請書が使用される。この場合にデータバス8には情報記録手段としての申請書プリンタ37が接続され、カード更新者の個人情報D2がその更新申請書に記録される。その際に、予め定められた規格水準の文字以外の外字が個人情報D2に含まれる場合には、従業者証30の不揮発性メモリ28から読み出したビットマップ形式又はベクトルデータ形式の外字情報D0に基づいてその更新申請書に外字を記録するようになされる。
なお、データバス8には通信モデム17が接続され、当該従業者証発行管理システム200を都道府県などに配置して全国規模で従業者証発行管理を運用する場合に、本社のフォントサーバーや、他県の従業者証発行システムと通信をする際に使用される。
続いて、従業者証発行管理システムで使用する従業者証プリンタの構成例について説明をする。図16はカード作成手段18の一例となる従業者証プリンタ6の構成例を示す概念図である。この例では1枚の従業者証用の生カード基板30に枚葉状の保護シート51を形成する場合について説明する。
図16に示す従業者証プリンタ6はカード供給手段60及び保護シート付与部50とを有している。このカード供給手段60は第1の搬送ベルト装置41を有している。搬送ベルト装置41の一端上部には、生カード供給部42が設けられている。生カード供給部42には発行要求者20の個人情報D2を書き込むために、予め枚葉状にカットされた複数の従業者証用の生カード基板30が、顔画像形成領域面を上に向けてストックされている。この例では、生カード基板30が1枚づつ生カード供給部42から搬送ベルト装置41へ投下するように自動供給される。
その自動供給後の搬送ベルト装置41上の生カード基板30は左側から右側に搬送される。搬送ベルト装置41上には画像形成部(プリンタ)43が設けられ、生カード基板30が左側から右側に移動される間に、その所定領域P3に発行要求者20の氏名や、従業者証発行日などが記録され、その画像形成領域P4に発行要求者20の顔画像が形成される。
この搬送ベルト装置41の下流側には上述したカードリードライト装置14のような情報書き込み部44が設けられ、カード使用者の個人情報D2が従業者証内のICチップ24Aにテキスト形式、ラスタ形式又はベクトル形式で書き込まれる。この例では外字情報D0やカード面画像データD3も書き込まれる。
この情報書き込み部44の下流側には第1の駆動ローラ45を挟んで画像チェック部46が設けられ、画像形成部43で形成された使用者の顔写真や、氏名、カード発行日などが誤っていないかチェックされる。画像チェック部46の下流側には第2の駆動ローラ47を挟んで情報チェック部48が設けられ、情報書き込み部44で書き込まれたICチップ24Aへの個人情報D2が誤っていないかチェックされる。
この情報チェック部48の下流側には第2の搬送ベルト装置49が設けられ、この例では個人情報D2が書き込まれた生カード基板30が左側から右側に搬送される。搬送ベルト装置49上には保護シート付与部50が設けられ、生カード基板30’にフィルム状の保護シート51が供給される。
この例で保護シート51にはラミネートフィルムを枚葉状(カットシート状)に積層されたものが備えられ、そのラミネートフィルムは一方の面に図示しない接着シートを有している。もちろん、保護シート51にはラミネートフィルムをロール状に巻き取ったものを使用してもよい。
また、保護シート51はラミネートフィルムに限定されることはなく、ホットスタンプフィルムをロール状に巻き取ったもの、又は、ホットスタンプフィルムをカットシート状に積層されたものも使用できる。保護シート付与部50には真空熱プレス装置52が設けられ、カード供給手段60からの生カード基板30’と保護シート付与部50からの保護シート51とを受け、その生カード基板30’とその保護シート51とが図示しない接着シートを介して張り合わされる。この際に、接着シート上の紙シートは剥離され、カス紙として巻き取られる。
この真空熱プレス装置52は搬送路上に配置された平型のプレス部を有しており、保護シート51の上方から所定の圧力が加えられる。そのために、プレス部が上下方向に移動できるようになされている。このプレス部には電気ヒータ(図示せず)が設けられ、保護シート51及び生カード基板30’を所定の温度に加熱するようになされている。
この例では接着シートの種類にもよるが加熱温度は40℃〜120℃程度であり、加熱時間は10秒〜120秒程度である。この接着シートは熱を加えると溶融し、それが冷えると固化するものである。保護シート51を加熱貼合する装置は真空熱プレス装置52に限られることはなく、通常の熱プレスでも、ヒートローラ装置であってもよい。また、真空熱プレス装置52の下流側には冷却部53が設けられ、加熱貼合された生カード基板30’が冷却される。これにより、保護シート51で保護された新たな従業者証30が完成する。
続いて、従業者証発行管理システム200で取り扱われる個人情報D2の真偽判定動作について説明をする。
図17は従業者証発行管理システム200で取り扱われる個人情報D2の真偽判定例を示すフローチャートである。この例では、従業者証30の不揮発性メモリ28にはテキスト形式、ラスタ形式又はベクトル形式の個人情報D2が記録される場合であって、その不揮発性メモリ28から読み出した個人情報D2と、ファイリング装置16から読み出した個人情報D2とが一致しない場合には、従業者証30の発行許可を出力させないようにすることを前提とする。
これを前提にして、図17に示すフローチャートのステップB1で従業者証30をカードリードライト装置14に通してその不揮発性メモリ28から個人情報D2を読み出す。その後、ステップB2で個人情報D2がテキスト形式かそれ以外かを判別する。この際の判別は一般に実施されている、データ形式を示すフラグを識別することにより行う。この個人情報D2がテキスト形式である場合には、そのままステップB8の比較処理に移行する。
この個人情報D2がテキスト形式ではない場合にはステップB3に移行してラスタ形式かそれ以外かを判別する。個人情報D2がラスタ形式である場合には、テキスト形式に変換するために、ステップB6に移行して文字認識機能付きのスキャナ12により文字認識処理が実行される。それがラスタ形式ではない場合にはステップB4に移行してラスタ処理をした後にステップB6に移行する。ステップB6ではラスタ処理後の個人情報D2がスキャナ12により文字認識され、ラスタ形式の個人情報D2がテキスト形式の個人情報D2に変換される。
上述のステップB2〜ステップB6に並行してステップB7ではファイリング装置16がコンピユータ55によりアクセスされ、テキスト形式の個人情報D2が読み出される。その後、ステップB8では、従業者証30の不揮発性メモリ28から読み出したテキスト形式の個人情報D2と、ファイリング装置16から読み出したテキスト形式の個人情報D2とが比較される。
例えば、従業者証30の不揮発性メモリ28から読み出した個人識別番号IDがエンコーダ23によって符号化された後の個人認証コードと、ファイリング装置16から読み出した個人識別番号IDを同様にして符号化した後の個人認証コードとがコンピユータ55によって比較照合される。
この比較照合の結果、両者が一致する場合にはステップB9でコンピユータ55によって従業者証30の発行許可が出力される。この発行許可はカメラ11及びカード作成手段18に出力される。なお、ステップB8で両者が一致しない場合にはステップB10に移行して担当者により異常検出処理が実行される。例えば、担当者から発行要求者20へ個人情報D2が異なっている旨を告知したり、その相違原因を問い正すなどの処置がなされる。
その後、ステップB11で全ての従業者証30の真偽判定処理が終了したかを判断する。その真偽判定処理が終了していない場合にはステップB1に戻って他の従業者証30の真偽判定処理を実行し、上述のステップを繰り返す。ステップB11で全ての従業者証30の真偽判定処理を終了した場合には制御を終了する。
このように、第1の実施形態に係る従業者証発行管理システム200によれば、従業者証30の発行に際して、一方で、個人認識番号IDに対応した発行要求者20の個人情報D2がファイリング装置16から読み出され、他方で、カードリードライト装置14によって、従業者証30の不揮発性メモリ28から個人情報D2が読み取られる。このファイリング装置16から読み出した個人情報D2とカードリードライト装置14による従業者証30の個人情報D2とがコンピユータ55によって比較照合される。
従って、従業者証30の不揮発性メモリ28から読み出した個人情報D2と、ファイリング装置16から読み出した個人情報D2とが一致しない場合には、従業者証30の発行許可が出力されないので、従業者証30の不正な発行を防止できる。
続いて、従業者証発行管理システム200で取り扱われる外字情報D0について説明する。図18は従業者証発行管理システム200で取り扱われるビットマップ形式の外字の「青」の表示例を示すイメージ図である。
この例では、発行要求者20の個人情報D2に、予め定められたJIS等の規格水準の文字以外の外字(欠字)が含まれる場合であって、その外字をビットマップ形式に変換した後の外字情報D0が従業者証30の不揮発性メモリ28に記録されると共に、ファイリング装置16にも外字情報D0を登録するようになされる。図18に示すビットマップ形式の外字(旧字体)の、例えば「青」は横方向の文字サイズがX1で縦方向の文字サイズがY1を有している。この場合に1文字分の大きさを縦×横の画素数で示すと、例えば16×16ビットとなる。もちろん、外字を高精細に形成する場合には画素数を増やすようにするとよい。
図19A及び図19Bは従業者証発行管理システム200で取り扱われる外字情報D0のフォーマット例を示すイメージ図である。この例では、外字情報D0を登録した発行元を示す発行元コードが外字情報D0に従属されて従業者証30の不揮発性メモリ28やファイリング装置16などに記録するようになされる。
例えば、上述した旧字体の「青」などの外字は、図19Aに示す外字ビットマップデータとして形成され、そのヘッダ情報として外字の文字コード(以下単に外字コード及び発行元コードが付加される。外字情報D0は外字コード、発行元コードともいう)及び外字ビットマップデータから構成される。この外字に関しては、その読み方を当該外字情報D0に従属させて不揮発性メモリ28などに記録してもよい。また、図18に示した文字サイズX1、Y1などが規定される場合には、図19Bに示す外字情報D0のデータフォーマットに文字サイズX1、Y1を付加するようにしてもよい。
このように外字の文字サイズまで登録項目に上げたのは、当該従業者証発行管理システム200を都道府県などに配置して全国規模で従業者証発行管理を運用する場合に、都道府県で異なった形式の画像処理装置が使用された場合でも、外字の大きさを統一することができ、強いては、外字情報D0の全国統一化が図れるからである。
(4)実施形態としてのIDカードの第2の発行管理システム
図20は実施形態としてのIDカードの第2の発行管理システムを応用したフォントサーバー付きの従業者証発行管理システム300の構成例を示すブロック図である。
この実施形態では、少なくとも、都道府県単位に従業者証作成システムを配置すると共にその中央に外字登録用のデータベースを設け、これらの従業者証作成システムで取り扱われる同一の外字に対して異なった文字コード体系で登録された場合であっても、各々の従業者証作成システムの登録情報を従属させた外字情報管理テーブルを参照することにより、当該外字に関する外字情報D0を統一化できるようにすると共に、その外字情報D0を中央で一元管理するシステムを自動的に構築できるようにしたものである。
この例では、外字登録用のデータベースに外字情報を登録する場合であって、文字コードが規定されていない外字に対して新たな文字コードを付与したときは、当該外字情報を登録するシステムのコードに変更した後に、データベースに登録するようになされる。
図20に示すフォントサーバー付きの従業者証発行管理システム300は、不揮発性メモリ28を有した従業者証30を発行管理するシステムであって、従業者の個人情報D2がその不揮発性メモリ28に記録されると共に、その者の顔写真が形成される従業者証30を発行し管理するシステムである。
この従業者証発行管理システム300では都道府県毎に外字登録機能付きの従業者証作成システムSPi(i=1〜n)が配置される。この例では、外字情報D0を中央管理する本部には管理手段としてフォントサーバー81が設けられ、都道府県単位に配置された従業者証作成システムSPi(i=1〜n)の外字情報D0を一元管理するようになされる。各々の従業者証作成システムSPiは従業者証30への外字登録機能を有している。
このフォントサーバー81は制御装置31及び外字登録用のデータベース32を有しており、データベース32はデータバス9を通して制御装置31に接続されている。制御装置31では外字情報管理テーブルを自動構築するために、外字情報D0の書き込み制御や、その集計処理及び学習機能を利用した同一の外字の抽出処理などが行われ、外字情報管理テーブルの運用時には、各々の従業者証作成システムSPiからのアクセスに対して外字情報D0の読み出し制御が行われる。
上述のデータベース32には外字情報管理テーブルが設けられる。外字情報管理テーブルは、各々の従業者証作成システムSPiで登録された外字及びその外字情報D0に関し、各々の従業者証作成システムSPiで登録された同一の外字に対して各々の従業者証作成システムSPiの外字情報D0を従属させて成るものである。この例では、データベース32には新たな文字コード、外字に関する旧コード及び前回に外字登録した発行元を示す旧発行元コードが記録される。
更に、文字コードが規定されていない外字に対しては、新たな文字コードが付与され、当該従業者証30内の外字に関する旧コードを新たな文字コードに書き換え、新たな文字コードの外字をビットマップ形式又はベクトルデータ形式に変換した後に、データベース32に外字登録するようになされる。
各々の従業者証作成システムSPiには上述した従業者証発行管理システム200が応用され、その内部にはLANなどの通信プロトコルに基づくデータバス8が設けられる。データバス8にはカードリードライト装置14が接続され、従業者証30の不揮発性メモリ28に個人情報D2が書き込まれたり、又は、その不揮発性メモリ28から個人情報D2が読み出される。
この例では、個人情報D2に付加する方式で外字情報D0が登録される。新たに外字登録した場合には、新たな文字コード及びその発行元を示す発行元コードが従業者証30の不揮発性メモリ28記録される。反対に、従業者証30の不揮発性メモリ28に記録された外字情報D0に係る文字コード及び発行元コードをデータベース32に記録するようになされる。
また、データバス8には個人情報用のファイリング装置16が接続され、少なくとも、従業者証30の発行に関して得た従業者の個人情報D2が記録される。この例では、予め定められた規格水準の文字以外の外字が個人情報D2に含まれる場合に、ファイリング装置16から本社のデータベース32に外字情報D0を登録するようになされる。
このファイリング装置16にはデータバス8を通して端末装置57及び文字認識機能を備えたスキャナ12が接続され、従業者の個人情報D2を読み込んで、ファイリング装置16に個人情報D2を記録したり、その記録内容が変更された場合にその記録内容を書き換えるようになされる。
また、データバス8にはカード作成手段としての従業者証プリンタ6が接続され、従業者証30に記載される個人情報D2に変更がない場合にはファイリング装置16による個人情報D2に基づいて従業者証30が作成され、個人情報D2に変更がある場合にはスキャナ12又は端末装置57によってファイリング装置16の記録内容を書き換えた後の個人情報D2に基づいて従業者証30が作成される。
この例では、不揮発性メモリ28を有した従業者証30を更新発行する際に更新申請書が使用される場合であって、カード更新者の個人情報D2を更新申請書に記録する申請書プリンタ37が設けられ、予め定められた規格水準の文字以外の外字が個人情報D2に含まれる場合に、従業者証30の不揮発性メモリ28から読み出したビットマップ形式又はベクトルデータ形式の外字情報D0に基づいてその更新申請書に外字を記録するようになされる。
更に、データバス8には上述した他にカメラ11、通信モデム17、エンコーダ23、コンピユータ55及び端末装置57などが接続されている。カメラ11は従業者証30に形成するための顔画像を撮影する際に使用される。端末装置57は従業者証30に記載される個人情報D2で外字が含まれていたとき、その外字の文字イメージ情報を作成する際に使用される。
この個人情報D2の真偽を判定するためにエンコーダ23が使用される。例えば、エンコーダ23では従業者証30の不揮発性メモリ28から読み出した個人識別番号IDを符号化して個人認証コードが出力されたり、ファイリング装置16から読み出した個人識別番号IDを符号化して個人認証コードが出力される。コンピユータ55では両者の個人識別コードが比較照合され、個人情報D2の真偽が判定される。
通信モデム17は本社のフォントサーバー81及び他県の従業者証作成システムSPiと通信をする際に使用される。これらの従業者証作成システムSPiが全国都道府県に分散して配置される場合が多く、公衆電話回線などの通信回線67に通じて本社のフォントサーバー81に接続するためである。
続いて、外字情報管理テーブルの基礎となる各県の外字登録テーブルについて先に説明をする。図21はA県の外字登録テーブルの記録例を示すイメージ図である。図21に示す各々の従業者証作成システムSPiでも、従業者の個人情報D2に関して、予め定められた規格水準の文字以外の外字を含んでいたときは、その外字が個々の従業者証30の不揮発性メモリ28及び個人情報用のファイリング装置16に外字登録される。このファイリング装置16によって外字登録テーブルが作成される。
例えば、図21に示すA県の外字登録テーブルの記録例において、予め当該従業者証作成システムSP1に対して本社から固有の発行元コードとして県コード(A)が割り当てられると、当該県コード(A)に対して外字の文字イメージ情報及びその文字コード番号を従属させた外字登録テーブルが作成される。この例では「青山」という個人情報(氏名)に関して、漢字番号1612の「青」(JIS区点3236)ではなく、旧字体の漢字番号9892の「青」(JIS区点11884)が使用されている場合に、その旧字体の「青」を通常のワープロ機能を使用して登録することができない。
また、「黒川」という個人情報(氏名)に関して、漢字番号1657の「黒」(JIS区点2585)を使用せずに、旧字体の漢字番号10326の「黒」(JIS区点11912)を使用している場合にも、ワープロ機能を使用してその旧字体の「黒」を登録することができない。
そこで、外字登録機能を使用して旧字体の「青」や「黒」が文字イメージとして端末装置57の表示画面上で作成され、登録番号No1に対して外字「青」の文字イメージや、例えばその文字コードNo=a11が外字登録テーブルに登録されると共に「青山」という発行要求者20の所持する従業者証30の不揮発性メモリ28に登録される。同様にして登録番号No2に対して外字「黒」の文字イメージやその文字コードNo=a12が外字登録テーブルに登録されると共に「黒川」という発行要求者20’の所持する従業者証30の不揮発性メモリ28に登録される。
続いて、外字情報管理テーブルについて説明する。図22はフォントサーバー81における外字情報管理テーブルのイメージ図である。図22に示す外字情報管理テーブルは、各々の従業者証作成システムSPiで登録された外字及びその外字情報D0に関して自動的に集計され、その各々の従業者証作成システムSPiで登録された同一の外字に対して各々の従業者証作成システムSPiの外字情報D0を従属させ、外字情報D0の統一化を図るものである。これは各々の従業者証作成システムSPiで相互に参照できるようにするためである。
例えば、各県の外字登録テーブルから集められたm個の外字、旧字体の「青」、「黒」・・・「頼」などに対してNo.1からNo.mまで順に、当該システム固有の管理番号が付与され、各々の管理番号No.1〜No.mに対してその「外字」の文字イメージ情報及び外字を利用している従業者証作成システムSPiの発行元コードとしての県コードを従属するように当該外字が登録される。
この例では、旧字「青」を外字登録したA県に対して県コード(A)、C県に対して県コード(C)、D県に対して県コード(D)、E県に対して県コード(E)が与えられる。また、旧字「黒」を外字登録したA県に対して県コード(A)、B県に対して県コード(B)、G県に対して県コード(G)が与えられる。同様にして旧字体の「頼」を外字登録したK県に対して県コード(K)が与えられる。
各々の県コードの下欄には文字コードNoが登録されている。A県の「青」は文字コードNo=a11、C県の「青」は文字コードNo=c11、D県の「青」は文字コードNo=d11、E県の「青」は文字コードNo=e11というように文字コード体系がまちまちに登録される。文字コードNoは都道府県で統一して登録されることが望ましいが、現状では、パーソナルコンピユータなどの外字登録機能がメーカーによって統一されていない。この例ではA県の「黒」は文字コードNo=a12、B県の「黒」は文字コードNo=b11、G県の「黒」は文字コードNo=g11で登録される。同様にして、K県の「頼」は文字コードNo=k11で登録される。
この外字情報管理テーブルの使用方法は、例えば、A県で文字コードNo=a12で登録された外字「黒」を含む個人情報D2に関して、B県でその個人情報D2を使用して従業者証30などを発行してもらう場合に、B県で県コード(A)及び文字コードNo=a12をアドレスにしてフォントサーバー81をアクセスし、B県の「黒」の文字コードNo=b11を得るものである。B県では「黒」の文字コードNo=b11を使用して従業者証30などを発行することができる。
この例で、外字情報D0が従業者証30に記録される場合であって、その従業者証30に記録された外字のフォントデータ、文字コード及び発行元コードに基づいて当該システム300の固有の参照フォントデータ、参照文字コード及び参照発行元コードを定義してもよい。そして、従業者証30の更新時に、当該システムで定義した固有の外字の参照フォントデータ、参照文字コード及び参照発行元コードを従業者証30の不揮発性メモリ28に記録するようにしてもよい。
図23は従業者証発行管理システム300で取り扱われる外字情報D0の編集フォーマット例を示すイメージ図である。この例では、m(i=1〜m)種類の外字ビットマップデータmがデータベース32に記録されるとき、n個の外字コード1〜n及び発行元コード1〜nに基づいてこれらの外字情報D0がコンピユータ55及び制御装置31により管理するようになされる。コンピユータ55には図示しないポインタ(レジスタ)が設けられ、外字コード1及び発行元コード1に対してポインタ1を与えたとき、ポインタ1により外字ビットマップデータ1を指すようになされる。外字コード2及び発行元コード2に対してポインタ2を与えたとき、ポインタ2により外字ビットマップデータ2を指すようになされる。
もちろん、ポインタ2により外字ビットマップデータ1を書き換えるようにしてもよい。また、外字コード1及び発行元コード2に対してポインタ3を与えたとき、ポインタ3により外字ビットマップデータiを指すようにしてもよい。これにより、複数の従業者証作成システムなどから1つの外字情報管理テーブルを相互に参照することができる。
図24は従業者証発行管理システム300で取り扱われる外字情報D0の他の編集フォーマットの相互参照(クロスリファレンス)例を示すイメージ図である。
この例では、1つの外字ビットマップデータmを指定するときに、その外字ビットマップデータmを指定するポインタに属性を持たせたものである。例えば、外字コード1及び発行元コード1に対してポインタ1を与え、外字コード2及び発行元コード2に対してポインタ2を与え、外字コード3及び発行元コード3に対してポインタ3を与えたとき、いずれも、外字ビットマップデータ1を指すような場合に、ポインタ1がポインタ2を指し、ポインタ2がポインタ3を指すように係合付けられる。
これにより、複数の従業者証作成システムSPiなどから1つの外字情報管理テーブルを相互に参照する場合であって、1つの外字ビットマップデータmに関して、その同じ外字ビットマップデータmを登録した他の従業者証作成システムを短時間に認識することができる。
続いて、全従業者証作成システムSPi間で外字情報D0を管理統一化する場合について説明する。図25は従業者証発行管理システム300で取り扱われる外字情報D0の管理統一例を示すフローチャートである。
この例では、文字コードが規定されていない外字に対して新たな文字コードを付与し、当該従業者証30内の外字に関する旧コードを新たな文字コードに書き換え、新たな文字コードの外字をビットマップ形式又はベクトルデータ形式に変換した後に、データベース32に外字登録することを前提とする。
しかも、従業者証30の不揮発性メモリ28に記録された外字情報D0と同じフォントデザインを有する外字が既に外字情報D0としてデータベース32に登録されている場合は、そのデータベース32に登録されている外字のフォントデータ、文字コード及び発行元コードを当該従業者証30に記録するようになされる。
この例では、外字情報D0は個人情報D2に付加する方式で登録され、
他県の従業者証作成システムSP1で外字登録した従業者証30に関して当該県の従業者証作成システムSP2で従業者証30を更新する場合、
同じ外字で他県の従業者証作成システムSP1と当該県の従業者証作成システムSP2とで登録内容が異なる場合、及び、
同じ外字で従業者証30内に記録された外字情報D0とデータベース32に記録された外字情報D0とが異なる場合を想定して説明をする。
これを前提にして、図25に示すフローチャートのステップC1で当該県の従業者証作成システムSP2において従業者証30の発行を受け付ける。ここで担当者は発行要求者20から更新申請書などを受理する場合がある。その後、ステップC2でカードリードライト装置14を使用して従業者証30から個人情報D2が読み出される。
そして、ステップC3で個人情報D2に外字(欠字)が含まれているか否かがコンピユータ55によって判別される。この際に他県で個人情報D2に付加された外字情報D0を見出すことによって外字(欠字)が含まれているか否かが判別される。この例ではの条件から、従業者証30に外字情報D0が登録されている場合に該当するので、ステップC4に移行する。
ステップC4では従業者証30内の外字情報D0に係る発行元コードと当該県の発行元コード(以下新発行元コードという)とが同じか否かが判別される。この際にコンピユータ55によって両発行元コードが比較され、の条件の場合には、両コードが一致しないので、発行要求者20が自己申告をしなくても、その者が持参した従業者証30の発行元が他県の従業者証作成システムSP1であることが見出される。
この例での条件に該当するときは、従業者証30内の発行元コードと新発行元コードとが異なるので、ステップC5に移行してデータベース32に同じフォントの外字があるか否かを判別する。この際にコンピユータ55によって発行要求者20が持参した従業者証30の外字のフォントと、データベース32で管理されている外字のフォントとがパターン認識等により比較される。同じフォントの外字がある場合には、発行元コードが異なるが他県の従業者証作成システムSP1で作成された外字と同じ外字が存在することが認識される。
の条件で同じフォントの外字がない場合には、ステップC6に移行して当該県で外字を登録する。その後、ステップC7に移行してデータベース32の外字情報管理テーブル(ファイル)を作成する。このデータベース32では、同一の外字に対して各々の従業者証作成システムの外字情報D0を従属させた外字情報管理テーブルが自動的に作成される。新たな文字コードの外字に関してはビットマップ形式又はベクトルデータ形式に変換した後に、データベース32に外字登録される。
そして、ステップC5で同じフォントの外字がデータベース32内にある場合、及び、ステップC7でその外字に関して外字情報管理テーブルを作成した後は、ステップC8に移行してデータベース32からその外字情報D0を読み出す。この外字情報D0は、その外字のフォントデータ、文字コード及び発行元コードで構成される。その後、従業者証30内の外字に関する旧コードを新たな文字コードに書き換え、新たな発行元コードの外字情報D0をその従業者証30に更新登録される。新たな文字コードの外字はビットマップ形式又はベクトルデータ形式に変換した後に、従業者証30の不揮発性メモリ28に記録される。
従って、上述のステップC3で外字が登録されていない場合、及び、ステップC4で外字が同じフォントで、従業者証30内の発行元コードと新発行元コードとが同じ場合には、従業者証30の記録内容を書換えないでもよいので、ステップC9に移行し、従業者証プリンタ6などを使用した新たな従業者証30が作成される。
その後、ステップC10に移行して例えば、当日の全ての従業者証30の発行管理が終了したかを判断する。その発行管理が終了していない場合にはステップC1に戻って他の従業者証30の発行管理を実行すべく、上述のステップを繰り返す。ステップC11で当日の従業者証30の発行管理を全部終了した場合には制御を終了する。
このように、本実施形態に係る従業者証発行管理システム300によれば、各々の従業者証作成システムSP1、SP2で従業者証30に外字登録された外字及びその外字情報D0に関して、これらの従業者証作成システムSP1、SP2で取り扱われる同一の外字に対し各々の従業者証作成システムSP1、SP2の外字情報D0を従属させた外字情報管理テーブルが自動的にデータベース化される。
従って、例えば、2つの従業者証作成システムSP1、SP2間で同一の外字が異なった文字コード体系で登録された場合でも、当該外字に関して従業者証作成システムSP1の外字情報D0と、従業者証作成システムSP2の外字情報D0とを外字情報管理テーブルによって統一化することができる。新規登録等の作業を徐々に無くす方向へ推移させることができる。
これにより、従業者証作成システムSP1で登録された外字を使用して従業者証作成システムSP2で従業者証30を作成するような場合であって、従業者証30作成システムに外字が登録されていない場合でも、従業者証30に外字登録された外字情報D0又はフォントサーバー81を通してデータベース32に対して従業者証作成システムSP2による外字情報D0をアクセスすることにより、そのデータベース32に登録された従業者証作成システムSP2による外字の文字イメージ情報をシステム固有の管理番号と共に従業者証作成システムSP2によって得ることができる。
従って、従業者証作成システムSP2でその外字を作成する必要が無くなり、複数の従業者証作成システムSP1、SP2間で外字及びその外字情報D0を円滑に管理することができる。しかも、都道府県単位に配置された従業者証作成システムSP1〜SPiにおいて取り扱われる同一の外字に対して、異なった文字コード体系で登録された場合であっても、各々の従業者証作成システムの登録情報を従属させた外字情報管理テーブルを参照することにより、将来的に当該外字に関する登録情報を全国統一化をすることができる。これと共に、その外字情報D0を中央で一元管理するシステムを自動的に構築することができる。
この実施形態ではフォントサーバー81を中央に設ける場合について説明したが、これに限られることはなく、例えば、フォントサーバー81を複数設け、これらの複数のフォントサーバー81間において相互に外字情報を参照可能とするために、同一の外字フォントに対して異なる発行元コードを従属的に持たせ、当該発行元コードから該当する外字フォントを参照するようにしてもよい。
この実施形態ではIDカードについて従業者証30の場合について説明したが、これに限られることはなく、キャッシュカード、社員証、会員証、学生証、外国人登録証、パスポート又は各種運転免許証などにも本発明を適用することができる。