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JP4783766B2 - スライド式携帯端末 - Google Patents
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JP4783766B2 - スライド式携帯端末 - Google Patents

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Description

スライド式携帯電話機に代表されるスライド式携帯端末に関し、特にそのスライド機構の改良に関する。
従来より、携帯電話機は、大きく分けてストレートタイプ、折畳み式タイプ、スライド式タイプの3つのタイプがある。携帯電話機自体の全体の長さは、およそユーザの耳から口までの長さに決められているが、長すぎると携帯には不便である。
いずれのタイプを選択するかは、ユーザの好みではあるが、ストレートタイプでは、全体の長さの大半がボタンで占められ、表示部の大きさが最も小さくなる。折畳み式タイプでは、第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部によって折畳み可能に構成され、一方の筐体にボタンを配置し、他方に表示部を配置すれば、大きな表示部が得られる。
一方、スライド式タイプでは、第1の筐体と第2の筐体とがレールを介してスライド可能に構成されている。
例えば、特許文献1では、テンキーを備えた本体に対して、表示部及びソフトキーを備えた蓋体がスライド可能に配備されたスライド式蓋体付き携帯電話が開示されている。このスライド式蓋体付き携帯電話では、蓋体を閉じた状態でテンキーが蓋体に隠れ、表示部は蓋体の開閉に無関係に露出し、本体には蓋体が本体から抜け外れることを防止するストッパが設けられている。このことで、蓋体を閉じたまま、テンキーの操作ができ、また、表示部を見ることができるようになっている。
また、特許文献2では、第1のユニットと第2のユニットとを備え、カメラを搭載すると共に表示部及びメイン操作部を有し、第1のユニットと第2のユニットとが長軸方向にスライド可能なスライド式構造の携帯情報端末機が開示されている。この携帯情報端末機は、第1のユニットと第2のユニットとを全閉したときでも、第2ユニットの下端の送話部が露出している。
また、特許文献3では、一対のキャビネットが重ね合わされてスライド連結機構により互いにスライド可能に連結された携帯型電子機器が開示されている。このスライド連結機構は、いずれか一方のキャビネットの両側部に設けられたスライド係合部と他方のキャビネットの両側部に設けられたスライド係合受部とから構成されている。スライド係合受部には、スライド係合部と摺接してスライド係合部のスライド方向とは直交する2軸方向の動きを拘束すべき複数のスライドガイドが配備されている。このことにより、一対のキャビネットが互いにスライド可能に連結され、キャビネットのスムーズなスライド操作を実現すると同時に、スライド時のガタツキを効果的に抑制している。
また、特許文献4では、操作部が設けられた本体と、本体の操作部側に重ね合わせられた状態から操作部に沿ってスライド自在に接続された蓋体とからなる携帯情報端末が開示されている。この携帯情報端末では、本体と蓋体との接続部には、本体及び蓋体を重ね合わせた閉状態において閉状態を維持する方向へ蓋体を付勢し、かつ、蓋体を本体からスライドさせた開状態において開状態を維持する方向へ蓋体を付勢する付勢ばねが設けられている。このため、携帯情報端末を閉状態又は開状態に固定することができ、スライド式の携帯情報端末において、閉状態又は開状態で安定させることができるので、開閉が途中状態になることを回避することができる。
特開2003−110675号公報 特開2005−260674号公報 特開2006−20245号公報 特開2006−115109号公報
しかしながら、従来のスライド式携帯電話では、スライド機構と、第1の筐体と第2の筐体とを電気的に接続する信号線との接触回避の必要性などの関係で、スライド量を大きくとることが困難である。大きくとれない場合には、ボタンの配置領域を確保するために、ボタンを第1の筐体と第2の筐体とに分離しておかなければならない。すなわち、表示部を一方の筐体全体に配置することができなくなり、表示部の大きさが制限されている。このため、表示部が小さくなり、テレビ視聴等がしずらいという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スライド機構の構成に工夫を加えることにより、スムーズにスライド移動可能とすると共に、スライド量を大きくして第1の筐体に表示部を最大限大きく配置して快適に操作できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明では、表面に表示部を有する第1の筐体と、
表面に機能ボタンと入力ボタンとを有する第2の筐体と、
上記第1の筐体が上記第2の筐体上をスライド可能なように、該第1の筐体と第2の筐体とを連結するスライド機構とを備えたスライド式携帯端末を対象とする。
そして、上記スライド機構は、
上記第1の筐体裏面に形成されたスライドフレームと、
上記スライドフレームの両端に形成されたスライドレールと、
上記スライドフレームの表面に上記スライドレールに沿って配置された弾性部材と、
上記第2の筐体の表面側に設けられ、上記スライドレールに係合する係合部と上記弾性部材を摺動しながら押圧する押圧部とを有し、第1の筐体と第2の筐体とを連結する摺動部とを備え、上記弾性部材は、両端がそれぞれ上記スライドフレームに固定され、中間部には、上記スライドレールに向かって膨らむ隆起部と、該スライドレールから離れる方向に凹んだ谷部とが形成された鋼線よりなる。
上記の構成によると、第1の筐体を第2の筐体に対してスライド移動させるときに、押圧部が弾性部材を押圧しながら摺動すると共に、弾性部材の復帰力により第1の筐体がスライドレールに沿ってスライド移動するのが助けられる。また、半開状態において、両端がスライドフレームに固定された弾性部材の隆起部を押圧部が摺動しながら押圧するので、隆起部を越えて谷部に向かうときには、弾性部材の復元力により、第1の筐体のスライド移動が補助される。
第2の発明では、第の発明において、
上記弾性部材には、上記隆起部と谷部とが複数設けられている。
上記の構成によると、複数の隆起部と谷部とを設けることで、各隆起部でスライド移動を補助すると共に、各谷部で停止可能となり、多段階のスライド移動が可能となる。
の発明では、第1又は第2の発明において、
上記弾性部材は、左右対称に一対設けられている。
上記の構成によると、左右対称に2つ設けた弾性部材からの復元力の反力が、第1の筐体のスライドレールに対して均等にかかるので、第1の筐体がスムーズに移動する。
の発明では、第の発明において、
上記第1の筐体と第2の筐体とを電気的に接続するフレキシブル基板を備え、該フレキシブル基板は、上記一対の弾性部材間に配置されている。
上記の構成によると、フレキシブル基板は、第1の筐体が第2の筐体に対してスライド移動する際に弾性部材と接触せず、スライド移動を阻害しないので、第1の筐体のスライド量が大きくなる。
の発明では、第又は第の発明において、
上記押圧部は、上記一対の弾性部材を両側から挟み込むように一対配置され、該一対の押圧部の内面間の距離は、上記隣り合う谷部の底間の距離と同一である。
上記の構成によると、一対の押圧部が、左右対称の弾性部材に対して挟み込むように均等な力で押圧しながら摺動するので、第1の筐体に均等な復元力が加わる。このため、第1の筐体がスムーズにスライド移動する。
の発明では、表面に表示部を有する第1の筐体と、
表面に機能ボタンと入力ボタンとを有する第2の筐体と、
上記第1の筐体が上記第2の筐体上をスライド可能なように、該第1の筐体と第2の筐体とを連結するスライド機構とを備えたスライド式携帯端末であって、
上記スライド機構は、
上記第1の筐体裏面に形成されたスライドフレームと、
上記スライドフレームの両端に形成されたスライドレールと、
上記スライドフレームの表面に上記スライドレールに沿って配置された弾性部材と、
上記第2の筐体の表面側に設けられ、上記スライドレールに係合する係合部と上記弾性部材を摺動しながら押圧する押圧部とを有し、第1の筐体と第2の筐体とを連結する摺動部とを備え、
上記第1の筐体が第2の筐体上に重なり合う全閉状態と、
上記第1の筐体をスライドしたとき、第2の筐体の機能ボタンのみが現れる半開状態と、
第2の筐体の機能ボタン及び入力ボタンが現れる全開状態とに切換え可能である。
上記の構成によると、第1の筐体を第2の筐体に対してスライド移動させるときに、押圧部が弾性部材を押圧しながら摺動すると共に、弾性部材の復帰力により第1の筐体がスライドレールに沿ってスライド移動するのが助けられる。また、半開状態において、必要な機能ボタンのみを現して第1の筐体のスライド量を小さくすることにより、重心を持ち手に近付け、機能ボタンを押したときの反動を小さくすることにより、機能ボタンの入力が快適に行われる。全開状態では、大きくスライドさせて全開とすることにより、機能ボタン及び入力ボタンが現れるので、第1の筐体にボタンを配置する必要がなく、表示部が大きくなる。
の発明では、表面に表示部を有する第1の筐体と、
表面に機能ボタンと入力ボタンとを有する第2の筐体と、
上記第1の筐体が上記第2の筐体上をスライド可能なように、該第1の筐体と第2の筐体とを連結するスライド機構とを備えたスライド式携帯端末であって、
上記スライド機構は、
上記第1の筐体裏面に形成されたスライドフレームと、
上記スライドフレームの両端に形成されたスライドレールと、
上記スライドフレームの表面に上記スライドレールに沿って配置された弾性部材と、
上記第2の筐体の表面側に設けられ、上記スライドレールに係合する係合部と上記弾性部材を摺動しながら押圧する押圧部とを有し、第1の筐体と第2の筐体とを連結する摺動部とを備え、
上記第1の筐体は、第2の筐体に対して上下方向にスライド移動可能に構成され、
上記第1の筐体を下方向にスライドし、第2の筐体の上端側が現れる逆開状態と、
上記第1の筐体が第2の筐体上に重なり合う全閉状態と、
上記第1の筐体を上方向にスライドし、第2の筐体の機能ボタン及び入力ボタンが現れる全開状態とに切換え可能である。
上記の構成によると、第1の筐体を第2の筐体に対してスライド移動させるときに、押圧部が弾性部材を押圧しながら摺動すると共に、弾性部材の復帰力により第1の筐体がスライドレールに沿ってスライド移動するのが助けられる。また、弾性部材の凹凸形状を工夫することにより、上方だけでなく、下方へのスライド移動が可能となる。第1の筐体を下方向にスライドした逆開状態では、第2の筐体の上端表面が現れる。例えば、第2の筐体の上端表面にカメラやスピーカを設けることで、逆開状態でカメラを使用したり、スピーカを露出させたりすることができる。全開した状態では、大きくスライドさせて全開とすることにより、機能ボタン及び入力ボタンが現れるので、第1の筐体にボタンを配置する必要がなく、表示部が大きくなる
以上説明したように、第1の筐体裏面のスライドフレームの表面にスライドレールに沿って弾性部材を配置し、第2の筐体の表面側にスライドレールに係合する係合部と押圧部とを有する摺動部を設け、押圧部で弾性部材を摺動しながら押圧するようにしたことにより、スムーズにスライド移動させることができると共に、スライド量を大きくしたことにより、表示部を第1の筐体に最大限大きくして快適に操作できる。
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5に本発明の実施形態に係るスライド式携帯電話機の全閉状態から半開状態を経て全開状態にスライドされる様子を順を追って示す。本発明の実施形態にかかるスライド式携帯端末としてのスライド式携帯電話機1は、表面に表示部4を有する第1の筐体2と、表面に機能ボタン8と入力ボタン7とを有する第2の筐体3とを備えている。第1の筐体2の表側の上端には受話部5が、下端には送話部6が設けられている。入力ボタン7は、第2の筐体3の上下中間に配置されたテンキー等よりなる。機能ボタン8は、第2の筐体3の下側に配置され、カメラやTVを起動したり、音楽再生やゲームをしたり、電話帳を検索して通話をするときに操作される。
図6〜図11にスライド式携帯電話機の全閉状態から半開状態を経て全開状態の様子を順を追って示すように、スライド式携帯電話機1は、第1の筐体2と第2の筐体3とをスライド自在に連結するスライド機構10を備えている。このスライド機構10は、第1の筐体2裏面にビス18で固定されたスライドフレーム11を備えている。なお、見やすくするために、図6〜図11においては、第1の筐体2は、スライドフレーム11及びその周辺以外は、省略している。このスライドフレーム11は、板金で構成しても、樹脂成形品で構成してもよい。板金で構成すれば、剛性が高く、薄いスライドフレーム11が作成され、樹脂成形品で構成すれば、複雑な形状でも成形が容易でかつ軽量なスライドフレーム11が作成される。
スライドフレーム11の左右両端には、スライドレール14が形成されている。スライドレール14は、ステンレス製線材で構成されている。このことで、剛性及び耐摩耗性の高いスライドレール14が得られる。
スライドフレーム11の表面には、スライドレール14に沿って一対の弾性部材12が配置されている。弾性部材12は、左右対称に一対設けられている。各弾性部材12は鋼線よりなり、両端21がそれぞれスライドフレーム11に固定ピン13で固定されている。
第2の筐体3の表面側には、平面視H字状の摺動部17がビス18で立設されている。摺動部17の左右両端には、スライドレール14に左右両側から挟み込むように係合する溝形状の係合部15が形成されている。摺動部17の中間部裏面には一対の押圧部16がスライドフレーム11側へ突設され、この押圧部16は、弾性部材12に左右両側から挟み込むように当接している。押圧部16は、第1の筐体2のスライド移動に伴って弾性部材12に摺動しながら押圧するように構成されている。この摺動部17により、第1の筐体2と第2の筐体3とがスライド自在に連結されている。
一方、図12に拡大して示すように、弾性部材12の中間部には、スライドレール14に向かって左右外側へ膨らむ第1隆起部22及び第2隆起部23が形成されている。第1隆起部22及び第2隆起部23の端部には、スライドレール14から離れる方向に凹んだ第1〜第3谷部24,25,26が上から順に形成されている。第1谷部24及び第3谷部26は、それぞれ直線状に両端21まで延びている。弾性部材12は、第1谷部24、第1隆起部22,第2谷部25、第2隆起部23、第3谷部26が形成され、左右にのみ凹凸のある厚さの薄いものとなっている。押圧部16は、一対の弾性部材12を両側から挟み込むように一対配置され、左右の押圧部16の内面間の距離w1は第1〜第3谷部24,25,26の底面(外面)間の幅w2(図6に示す)と同一となっている(w1=w2)。なお、第1の筐体2がぐらつかないようにw1<w2としてもよい。
このように複数の隆起部22,23と谷部24,25,26とを設けることで、各第1〜第3谷部24,25,26で停止可能となり、2段階のスライド移動が可能となる。また、この弾性部材12をステンレス製線材からなるものとすれば、耐摩耗性が高く、復元力の大きい弾性部材12が得られ、滑らかな滑りで摺動音が発生しにくいスライド操作が可能となる。
第1の筐体2と第2の筐体3は、フレキシブル基板30で電気的に接続されている。図11に示すように、フレキシブル基板30の一端30aは、スライドフレーム11の下側に設けた第1貫通孔31を通って図示しない第1の筐体2内の液晶側基板に接続され、他端30bは、第2の筐体3の上下中間表面に設けた第2貫通孔32を通って図示しないメイン基板に接続されている。そして、このフレキシブル基板30は、左右一対の弾性部材12間に、これら弾性部材12に接触しないように距離をあけて配置されている。
−スライド式携帯電話機の組立手順−
図11は、スライド式携帯電話機1の主要部品の分解斜視図である。スライド式携帯電話機1の組立手順を簡単に説明すると、まず、第1の筐体2と第2の筐体3の間に弾性部材12、スライドフレーム11、摺動部17を組み込む作業が行われる。
すなわち、弾性部材12の両端21を、スライドフレーム11の固定ピン13にかしめによって取り付ける。このことで、弾性部材12は復元力を発揮する。
次いで、摺動部17を弾性部材12を上から押さえ込みつつ、ビス18にて第2の筐体3に固定する。
次いで、他端30bがメイン基板に接続され、第2貫通孔32から延びるフレキシブル基板30の一端30aを一対の弾性部材12間を通して第1の筐体2の第1貫通孔31に挿通させ、液晶基板に接続する。
最後に第1の筐体2をビス18にてスライドフレーム11に固定し、組立が完了する。
−スライド式携帯電話機の作動−
次に、本実施形態にかかるスライド式携帯電話機1の作動について説明する。
まず、図1及び図6に示すように、スライド式携帯電話機1は、全閉の待機状態にある。一対の押圧部16は、第1谷部24に位置している。
次いで、図2及び図7に示すように、第1の筐体2をスライドし始めると、押圧部16が第1隆起部22を挟み込むように押圧しながら摺動する。押圧部16には、弾性部材12の復元力が加わっている。この状態から、第1の筐体2を上方へさらに少しスライドさせると弾性部材12の復元力により自然にスライドし、図3及び図8の状態になる。このとき、押圧部16が弾性部材12の第1隆起部22の少し手前の状態で指を離すと元に戻って第1の筐体2は閉じてしまうが、第1谷部24から第1隆起部22までの距離を短くすることにより、指で第1の筐体2を少しスライドするのみで指を離しても自然にスライドが継続するようにすることもできる。
図3及び図8に示すように、押圧部16が第2谷部25に落ち込んでいる。この状態では、機能ボタン8のみが現れる半開状態で保持されている。機能ボタン8を操作するときには表示部4を見ながら操作するため、表示部4が機能ボタン8と近傍にあることが望ましい。必要な機能ボタン8のみを現して第1の筐体2のスライド量を小さくすることにより、重心を持ち手に近付け、機能ボタン8を押したときの反動を小さくすることができる。このことで、機能ボタン8の入力が快適に行われる。
次いで、図3及び図8の状態からさらに第1の筐体2を上方へスライドさせると、図4及び図9に示すように、押圧部16が第2隆起部23を挟み込むように押圧する。この状態からさらに指でスライドすると第1の筐体2は自然にスライドして図5及び図10の状態へと移動する。
図5及び図10に示すように、第1の筐体2は全開状態となり、機能ボタン8及び入力ボタン7が現れる。新規に番号入力する際等の操作状態になる。このとき押圧部16が弾性部材12の第3谷部26まで移動する。このように、全開状態では、第1の筐体2を大きくスライドさせて全開とすることにより、機能ボタン8及び入力ボタン7が現れるので、第1の筐体2に機能ボタン8又は入力ボタン7を配置する必要がなく、表示部4が大きくなる。このとき、フレキシブル基板30は、摺動部17に多少接触してもよい。
なお、第1の筐体2が弾性部材12によって補助されてスライド移動するスピードは第1隆起部22及び第2隆起部23の形状により変更することができる。
このように、弾性部材12には、第1隆起部22及び第2隆起部23が形成されていることにより、両者間の第2谷部25で一度スライド移動が停止され、第3谷部26でもう一度停止される。このため、2段階のスライド移動が可能となる。そして、両端21がスライドフレーム11に固定された弾性部材12の第1及び第2隆起部22,23を押圧部16が摺動しながら押圧するので、第1及び第2隆起部22,23を越えて第1〜第3谷部24,25,26に向かうときには、弾性部材12の復元力により、第1の筐体2のスライド移動が補助される。また、弾性部材12は、左右対称に一対設けられているので、弾性部材12からの復元力の反力が、第1の筐体2に対して均等にかかるので、第1の筐体2のスライドレール14に沿ってスムーズに移動する。
さらに、フレキシブル基板30は、一対の弾性部材12間に配置されているので、フレキシブル基板30は、第1の筐体2が第2の筐体3に対してスライド移動する際に弾性部材12と接触せず、スライド移動を阻害しない。このため、第1の筐体2のスライド量が大きくなる。
−実施形態1の効果−
したがって、本実施形態にかかるスライド式携帯電話機1によると、第1の筐体2裏面のスライドフレーム11の表面にスライドレール14に沿って弾性部材12を配置し、第2の筐体3の表面側にスライドレール14に係合する係合部15と押圧部16とを有する摺動部17を設け、押圧部16で弾性部材12を摺動しながら押圧するようにしたことにより、スムーズにスライド移動させることができると共に、スライド量を大きくしたことにより、表示部4を第1の筐体に最大限大きくして快適に操作できる。
(実施形態2)
図13〜図16は本発明の実施形態2を示し、主に弾性部材の形状が異なる点で上記実施形態1と異なる。なお、以下の各実施形態では、図1乃至図12と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、上記実施形態1と同様に、第1の筐体2は、第2の筐体3に対して上下方向にスライド移動可能に構成されている。本実施形態のスライド式携帯電話機101は、第1の筐体2を下方向にスライドし、第2の筐体3の上端側が現れる逆開状態(図14に示す)と、第1の筐体2を上方向にスライドし、第2の筐体3の機能ボタン8及び入力ボタン7が現れる全開状態(図16に示す)とに切換え可能となっている。
図17に示すように、本実施形態の弾性部材112は、上記実施形態1の弾性部材12と同様に第1隆起部122及び第2隆起部123並びに第1〜第3谷部124,125,126を備える点で共通する。本実施形態の弾性部材112は、上記実施形態1の弾性部材12よりも全長が長く、凹凸形状が異なっている。このことで、本実施形態のスライド式携帯電話機101は、全閉状態(図13に示す)で押圧部16が第2谷部125にある点で上記実施形態1と相違する。
−スライド式携帯電話機の作動−
次に、本実施形態にかかるスライド式携帯電話機101の作動について説明する。
まず、図13に全閉の待機状態を示す。上述したように、一対の押圧部16は、第2谷部125に位置している。
次いで、図14に示すように、第1の筐体2を上方ではなく、下方にスライド移動させる。第1の筐体2をスライドし始めると、押圧部16が第1隆起部122を挟み込むように押圧しながら摺動する。押圧部16には、弾性部材112の復元力が加わっている。そして、弾性部材112の復元力に補助され、押圧部16が第1谷部124に到り、第1の筐体2が逆開状態となる。逆開状態では、第2の筐体3の上端表面が現れる。図示しないが、例えば、第2の筐体3の上端表面にカメラやスピーカを設けることで、逆開状態でカメラを使用したり、スピーカを露出させることができる。
次いで、図15に示すように、図13の全閉状態から第1の筐体2を上方にスライド移動させると、押圧部16が第2隆起部123を挟み込むように押圧する。この状態からさらに指でスライドすると第1の筐体2は自然にスライドして図16の全開状態へと移動する。
図16に示すように、全開状態では、機能ボタン8及び入力ボタン7が現れる。新規に番号入力する際の操作状態になる。このとき押圧部16が弾性部材12の第3谷部126まで移動する。全開状態では、大きくスライドさせて全開とすることにより、機能ボタン8及び入力ボタン7が現れるので、第1の筐体2に機能ボタン8又は入力ボタン7を配置する必要がなく、表示部4が大きくなる。
このように、弾性部材112の凹凸形状を工夫することにより、容易に反対方向へのスライド移動が可能となる。
以上説明したように、本実施形態にかかるスライド式携帯電話機101においても、上記実施形態1と同様の効果が得られる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、携帯端末は、携帯電話機としたが、PHS、PDA、PC、モバイルツール、電子辞書、電卓、複写機等であってもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態1に係るスライド式携帯電話機の全閉状態を示す斜視図である。 スライド式携帯電話機をスライドし始め押圧部が弾性部材の第1隆起部にかかったときの斜視図である。 スライド式携帯電話機をさらにスライドし、機能ボタンが現れた半開状態ときの斜視図である。 スライド式携帯電話機をさらにスライドし、押圧部が弾性部材の第2隆起部にかかったときの斜視図である。 スライド式携帯電話機の機能ボタンと入力ボタンとが現れた全開状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係るスライド式携帯電話機の全閉状態で押圧部が第1谷部にあるときのスライド機構及びその周辺を示す正面図である。 スライド式携帯電話機をスライドし始め押圧部が弾性部材の第1隆起部にかかったときのスライド機構及びその周辺を示す正面図である。 スライド式携帯電話機をさらにスライドし、押圧部が弾性部材の第2谷部にある半開状態ときのスライド機構及びその周辺を示す正面図である。 スライド式携帯電話機を図8からさらにスライドし、押圧部が弾性部材の第2隆起部にかかったときのスライド機構及びその周辺を示す正面図である。 スライド式携帯電話機の全開状態で、押圧部が第3谷部にあるときのスライド機構及びその周辺を示す正面図である。 スライド式携帯電話機の主要部品の分解斜視図である。 実施形態1にかかる弾性部材を拡大して示す正面図である。 本発明の実施形態2に係るスライド式携帯電話機の全閉状態で押圧部が第2谷部にあるときのスライド機構及びその周辺を示す正面図である。 スライド式携帯電話機を下方へスライドさせ、逆開状態となり、押圧部が弾性部材の第1谷部にあるときのスライド機構及びその周辺を示す正面図である。 スライド式携帯電話機を上方へスライドし、押圧部が弾性部材の第2隆起部にあるときのスライド機構及びその周辺を示す正面図である。 スライド式携帯電話機の全開状態で、押圧部が第3谷部にあるときのスライド機構及びその周辺を示す正面図である。 実施形態2にかかる弾性部材を拡大して示す正面図である。
1 スライド式携帯電話機(スライド式携帯端末)
2 第1の筐体
3 第2の筐体
7 入力ボタン
8 機能ボタン
10 スライド機構
11 スライドフレーム
12 弾性部材
13 固定ピン
14 スライドレール
15 係合部
16 押圧部
17 摺動部
21 両端
22 第1隆起部
23 第2隆起部
24 第1谷部
25 第2谷部
26 第3谷部
30 フレキシブル基板
101 スライド式携帯電話機
112 弾性部材
122 第1隆起部
123 第2隆起部
124 第1谷部
125 第2谷部
126 第3谷部

Claims (7)

  1. 表面に表示部を有する第1の筐体と、
    表面に機能ボタンと入力ボタンとを有する第2の筐体と、
    上記第1の筐体が上記第2の筐体上をスライド可能なように、該第1の筐体と第2の筐体とを連結するスライド機構とを備えたスライド式携帯端末であって、
    上記スライド機構は、
    上記第1の筐体裏面に形成されたスライドフレームと、
    上記スライドフレームの両端に形成されたスライドレールと、
    上記スライドフレームの表面に上記スライドレールに沿って配置された弾性部材と、
    上記第2の筐体の表面側に設けられ、上記スライドレールに係合する係合部と上記弾性部材を摺動しながら押圧する押圧部とを有し、第1の筐体と第2の筐体とを連結する摺動部とを備え
    上記弾性部材は、両端がそれぞれ上記スライドフレームに固定され、中間部には、上記スライドレールに向かって膨らむ隆起部と、該スライドレールから離れる方向に凹んだ谷部とが形成された鋼線よりな
    ことを特徴とするスライド式携帯端末。
  2. 請求項に記載のスライド式携帯端末であって、
    上記弾性部材には、上記隆起部と谷部とが複数設けられている
    ことを特徴とするスライド式携帯端末。
  3. 請求項1又は2に記載のスライド式携帯端末であって、
    上記弾性部材は、左右対称に一対設けられている
    ことを特徴とするスライド式携帯端末。
  4. 請求項に記載のスライド式携帯端末であって、
    上記第1の筐体と第2の筐体とを電気的に接続するフレキシブル基板を備え、該フレキシブル基板は、上記一対の弾性部材間に配置されている
    ことを特徴とするスライド式携帯端末。
  5. 請求項又はに記載のスライド式携帯端末であって、
    上記押圧部は、上記一対の弾性部材を両側から挟み込むように一対配置され、該一対の押圧部の内面間の距離は、上記隣り合う谷部の底間の距離と同一である
    ことを特徴とするスライド式携帯端末。
  6. 表面に表示部を有する第1の筐体と、
    表面に機能ボタンと入力ボタンとを有する第2の筐体と、
    上記第1の筐体が上記第2の筐体上をスライド可能なように、該第1の筐体と第2の筐体とを連結するスライド機構とを備えたスライド式携帯端末であって、
    上記スライド機構は、
    上記第1の筐体裏面に形成されたスライドフレームと、
    上記スライドフレームの両端に形成されたスライドレールと、
    上記スライドフレームの表面に上記スライドレールに沿って配置された弾性部材と、
    上記第2の筐体の表面側に設けられ、上記スライドレールに係合する係合部と上記弾性部材を摺動しながら押圧する押圧部とを有し、第1の筐体と第2の筐体とを連結する摺動部とを備え、
    上記第1の筐体が第2の筐体上に重なり合う全閉状態と、
    上記第1の筐体をスライドしたとき、第2の筐体の機能ボタンのみが現れる半開状態と、
    第2の筐体の機能ボタン及び入力ボタンが現れる全開状態とに切換え可能である
    ことを特徴とするスライド式携帯端末。
  7. 表面に表示部を有する第1の筐体と、
    表面に機能ボタンと入力ボタンとを有する第2の筐体と、
    上記第1の筐体が上記第2の筐体上をスライド可能なように、該第1の筐体と第2の筐体とを連結するスライド機構とを備えたスライド式携帯端末であって、
    上記スライド機構は、
    上記第1の筐体裏面に形成されたスライドフレームと、
    上記スライドフレームの両端に形成されたスライドレールと、
    上記スライドフレームの表面に上記スライドレールに沿って配置された弾性部材と、
    上記第2の筐体の表面側に設けられ、上記スライドレールに係合する係合部と上記弾性部材を摺動しながら押圧する押圧部とを有し、第1の筐体と第2の筐体とを連結する摺動部とを備え、
    上記第1の筐体は、第2の筐体に対して上下方向にスライド移動可能に構成され、
    上記第1の筐体を下方向にスライドし、第2の筐体の上端側が現れる逆開状態と、
    上記第1の筐体が第2の筐体上に重なり合う全閉状態と、
    上記第1の筐体を上方向にスライドし、第2の筐体の機能ボタン及び入力ボタンが現れる全開状態とに切換え可能である
    ことを特徴とするスライド式携帯端末。
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