JP4784853B2 - スペアタイヤの周辺部構造 - Google Patents
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Description
また、そのようなタイヤアンダカバーの支持力が弱いと、タイヤアンダカバーがバタツクようなことがある。アンダカバーの周辺には車体のアウタパネルが配設されているので、適当にタイヤアンダカバーを支持する箇所がない。
また、前記タイヤカバーの樹脂製のカバー部の内面に、前記スペアタイヤに当接されるリブが突設されている態様では、タイヤアンダカバーとスペアタイヤとの隙間がなく、リブでスペアタイヤを確実に支持することができ、タイヤアンダカバーのばた付きを防止できる。さらに、前記タイヤカバーの樹脂製のカバー部の内面に、形状の異なるリブを2種以上形成し、サイズの異なる2種以上のタイヤに対していずれかの同種のリブが当接されるようにすれば、1種類のタイヤアンダカバーでサイズの異なる2種以上のスペアタイヤをリブで支持でき、タイヤアンダカバーの製造コストを軽減できる。
さらに、本発明において、前記スペアタイヤのホイール部を覆うホイールカバーをさらに含み、前記ホイールカバーが前記タイヤカバーの前記基部に取付けられ、前記タイヤカバーの前記基部に前記ホイールカバーの位置決め手段が形成されている態様では、ホイールカバーの誤装着、回転を防止できる。
図1は、本発明にかかるスペアタイヤの周辺部構造を採用している自動車のバックドアの分解斜視図である。
バックドア1には、スペアタイヤ2を装着するためのタイヤ取付けブラケットとしてのキャリア3がアウタパネル4に取付けられている。スペアタイヤ2は、キャリア3に対してタイヤアンダカバー5を介して配設され、タイヤ2のホイール7にはホイールカバー8が装着され、ホイールカバー8はタイヤアンダカバー5に固定される。
本実施の形態では、タイヤ(ホイール)2は、5箇所の締結孔で車軸に固定されるもので、キャリア3に突設されるスタッドボルト11は、上方に2本、下方に1本設けられている。ネジ孔12は、スタッドボルト11に関係しないホイールの締結孔に対応する位置に形成され、タイヤアンダカバー5の取付けねじの頭部がスペアタイヤの取付けの邪魔にならないように配慮されている。こうすることで、取付座10にタイヤアンダカバー5の取付けすることの設定が可能になる。スタッドボルト11にタイヤ2とタイヤアンダカバー5を組み込んで、これらがスタッドボルト11に共締めされることにより、タイヤ2がキャリア3に装着される。なお、タイヤアンダカバー5のその共締め部分となる基部13を金属製としたので、ボルトナットの締着力に抗して共締めすることが可能になる。
なお、スタッドボルト(センターボルト)16を基部に設けるのは、仕様違いに対応するためである。つまり、スタッドボルト(センターボルト)16は、ホイールカバー8の取付けに必要な部品であり、タイヤアンダカバー5を用いない仕様、及びフルカバータイプのタイヤカバーには不要な部品になるため、ホイールカバー8とタイヤアンダカバー5とが、同時に用いられるタイヤアンダカバー5に設けている。
図4に示すように、タイヤアンダカバー5の基部13には、ホイールカバー8用の一対の係止孔27を形成している。この係止孔27は上下に位置し、横方向に長辺が配置されるほぼ長方形状である。タイヤアンダカバー5は、ボルト挿通孔14にスタッドボルト11を差し込んだまま、図示しないビスとネジ孔12によって、キャリア3の取付座10に締着される。タイヤアンダカバー5は、図5に示すように、基部13とカバー部17の各々の端縁同士の重合部が、リベット18によって取付けられる。
カバー部17のタイヤ2の走行面に位置する部分には、外側に突出するビード21を形成し、ビード21の車両搭載状態における最下部には、水抜き孔22を形成している。図6に示すように水抜き孔22は、バンパ23側に水が垂れないように、バンパ23の後端よりも後方位置に形成する。
スペアタイヤの周辺部構造は、タイヤ2の未装着状態では、タイヤアンダカバー5が、キャリア3に形成したネジ孔12にネジ挿通孔15を介してネジにより固定される。よって、タイヤ2の装着した状態でも、タイヤ2を外した状態でも、タイヤアンダカバー5は、キャリア3に取付いたままである。よって、タイヤ2の装着時では、タイヤアンダカバー5とタイヤ2を同時に持って、それらをキャリア3に取付ける手間がなく、タイヤ2のみを持って、タイヤ2をキャリア3に取付けできる。よって、車体の組立ラインでも、車両の販売後の乗員によるタイヤ交換時でも、タイヤ2をキャリア3に容易に取付けできる。
図2、図3で示すタイヤアンダカバー5とキャリア3は、バックドア1にキャリア3を取付けた状態で、タイヤアンダカバー5をキャリア3に取付けるようにしている。よって、取付け手順が2工程である。そこで、タイヤアンダカバー5とキャリア3を、予め部組したものを、バックドア1に装着するようにすれば、ラインでは1工程でそれらを取付けできる。部組方法について、タイヤアンダカバー5は、キャリア3から取り外しできてもよく、取り外しができないものであってもよい。ただし、タイヤアンダカバー5とキャリア3を同時にバックドア1に取付けるので、下側の脚部9のネジ取付孔9aがカバーによって、隠されてしまう。そのため、それに対応する位置にサービス孔17a形成し、サービス孔17aを介して脚部9をボルト33で締結するようにしてもよい。
このように、予め部組することにより、作業性の向上を図ることができる。
タイヤアンダカバー5とタイヤ2の位置精度が悪いと、タイヤ2の裏側のリブ20と走行面側のリブ32がタイヤ2との設定からずれ、見栄えが悪くなり、カバー部17のがたつきが生じる。しかしながら、キャリア3のスタッドボルト11が、タイヤ2とタイヤアンダカバー5の取付基準となっており、次に説明するホイールカバー8も含めて各部材の相対的位置がだせるようになっている。
突起26は、先端に傾斜部26bを形成しているので、係止孔27に差込みやすく、係止孔27に入った後は、ストレート部26aが係止孔27とほぼ同じ大きさで同じ断面形状であるので、ホイールカバー8の位置が決められる。また、図10に示すように、突起高Hの高さをある程度の大きさ、すなわち、突起26が係止孔27に入らなければ、センターボルト16にホイールナット31が螺着できないようにしている。
図7に示すように、ホイールカバー8の装着後は、タイヤ2サイズが大きい場合は、ホイールカバー8の内側外周面に設けたスペーサ30がタイヤ2と当接し、同様に想像線で示すように、サイズの小さなタイヤ2にも当接するようにしているので、ホイールカバー8のがたつきを防止することができる。すなわち、1つのスペーサ30で2種のサイズのタイヤ2に対応できるようにしている。なお、スペーサ30に代えて、ホイールカバー8の裏面にリブを形成しても同様な効果を得ることができる。
例えば、図6の仮想線で示すリブ32のように、サイズの大きいタイヤ2aのみに当接させるリブ32をタイヤアンダカバー5の内面形成し、若しくはサイズの小さいタイヤ2bのみに当接させるリブを形成してもよく、さらには同時にリブを2種以上形成し、サイズが異なる2種以上のタイヤをいずれかの同種のリブで支持できるようにしてもよい。
2 タイヤ
3 キャリア
4 アウタパネル
5 タイヤアンダカバー
8 ホイールカバー
10 取付座(キャリア)
11 スタッドボルト(キャリア)
12 ネジ孔(キャリア)
13 基部(タイヤアンダカバー)
14 ボルト挿通孔(基部)
15 ネジ挿通孔(基部)
16 スタッドボルト(基部)
17 カバー部(タイヤアンダカバー)
18 リベット
19 内リブ
20 外リブ
21 ビード
22 水抜き孔
24 ホイール取付孔
25 ボス部
26 突起(ホイールカバー)
27 係止孔(タイヤアンダカバー)
31 ホイールナット
32 リブ
Claims (5)
- 車体パネルに固定され、スペアタイヤを取付けるためのスタッドボルトが突設された取付座を有するブラケットと、前記スペアタイヤの少なくとも下部を覆うタイヤカバーと、を含む車両のスペアタイヤの周辺部構造において、
前記タイヤカバーは、前記スタッドボルトを挿通した状態で前記取付座に重合される金属製の基部を備える一方、前記ブラケットの前記取付座には、前記スタッドボルトとは別に、前記スペアタイヤを取付けていない状態で、前記タイヤカバーの前記基部を固定するための固定手段が配設されており、前記スペアタイヤを取付けた状態では、前記固定手段による固定とともに、前記スペアタイヤのホイールを前記ブラケットの前記取付座に締結固定する前記スタッドボルトとナットの締着力によって、前記タイヤカバーの前記基部が、前記ブラケットの前記取付座に共締め固定されることを特徴とするスペアタイヤの周辺部構造。 - 前記タイヤカバーの樹脂製のカバー部の内面に、前記スペアタイヤに当接されるリブが突設されていることを特徴とする請求項1に記載のスペアタイヤの周辺部構造。
- 前記タイヤカバーの樹脂製のカバー部の内面に、形状の異なるリブを2種以上形成し、サイズの異なる2種以上のタイヤに対していずれかの同種のリブが当接されることを特徴とする請求項1又は2に記載のスペアタイヤの周辺部構造。
- 前記スペアタイヤのホイール部を覆うホイールカバーをさらに含み、前記ホイールカバーが前記タイヤカバーの前記基部に取付けられ、前記タイヤカバーの前記基部に前記ホイールカバーの位置決め手段が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスペアタイヤの周辺部構造。
- 前記タイヤカバーが前記スペアタイヤの全体を覆うフルカバータイプであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスペアタイヤの周辺部構造。
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Applications Claiming Priority (1)
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