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JP4791331B2 - 撮像装置及び露出制御方法 - Google Patents
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JP4791331B2 - 撮像装置及び露出制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置及び露出制御方法に係り、特に画像の撮像時に露出を制御する技術に関する。
従来、画面内の明るさの分布を参照して露出を制御することが提案されている(特許文献1)。また、特許文献2及び3には、撮影した画像に対して逆光補正処理を行う技術が開示されている。
特開2003−295251号公報 特開2004−235956号公報 特開2004−341901号公報
特許文献1の技術は、画面内の明部と暗部のいずれかに露出を合わせるものであるが、露出を合わせる明部又は暗部の面積が画面全体に対して小さい場合には、画面全体の露出がオーバー又はアンダーになってしまうという問題があった。
特許文献2の技術は、逆光状態(主要被写体に対して背景の方が明るい状態ないし画像中のコントラストの差が大きい状態)の判定を行う際に、パターンが合致しないと逆光と判断されない場合があるため、シーンタフネス性に欠けるという問題があった。また、特許文献2には、輝度分布ヒストグラムを作成することが記載されているが、処理が煩雑であるため、リアルタイムの処理(例えば、スルー画表示)が困難という問題があった。
特許文献3の技術は、暗画素及び明画素の割合から撮影画像が逆光人物画像であるかどうかを決定するものであるが、画素単位で明度の判定を行うため処理に時間がかかり、リアルタイムの処理ができないという問題があった。また、特許文献3には、逆光人物画像に適した画像処理について具体的に記載されていないという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、逆光の判断を簡易な構成により行うことができ、逆光シーンで発生しやすい背景の白トビを抑えると同時に、被写体が暗くなるのを防止することができる撮像装置及び露出制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明1に係る撮像装置は、被写界の画像を撮像する撮像手段と、前記画像を所定のブロックに分割し、各ブロックの輝度レベルを測定する輝度測定手段と、前記画像中の所定の基準領域の平均輝度レベルを算出する基準平均輝度レベル算出手段と、前記基準領域の平均輝度レベルと各ブロックの輝度レベルとを比較して、輝度レベルが高い明ブロックを抽出する明ブロック抽出手段と、前記明ブロックの平均輝度レベル及び前記基準領域の平均輝度レベルに基づいて逆光判断を行う逆光判断手段と、前記逆光判断の結果に基づいて露出値を算出し、露出を制御する露出制御手段とを備えることを特徴とする。
本願発明1によれば、各ブロックの輝度レベル(例えば、EV値)に基づいて明ブロックを抽出することにより、逆光の判断を簡易な構成により正確に行うことができる。
本願発明2は、本願発明1の撮像装置において、前記明ブロック抽出手段は、前記ブロックの輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第1の所定値より大きいブロックを明ブロックとして抽出することを特徴とする。
本願発明3は、本願発明1又は2の撮像装置において、前記明ブロック抽出手段は、前記明ブロックの数をカウントし、前記逆光判断手段は、前記画像中の明ブロックが所定数以上の場合に、前記明ブロックの平均輝度レベルと前記基準領域の平均輝度レベルとに基づいて逆光判断を行う一方、前記明ブロックが所定数未満の場合に、前記画像全体又は前記基準領域以外の領域の平均輝度レベルと前記基準領域の平均輝度レベルとに基づいて逆光判断を行うことを特徴とする。
本願発明4は、本願発明1から3の撮像装置において、前記逆光判断手段は、前記明ブロックの平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第2の所定値より大きい場合に逆光と判断することを特徴とする。
本願発明5は、本願発明1から4の撮像装置において、前記逆光判断手段は、前記画像全体又は前記基準領域以外の領域の平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第3の所定値より大きい場合に逆光と判断することを特徴とする。
本願発明3から5によれば、明ブロックの数が多く逆光の影響が大きい場合には、前記明ブロックの平均輝度レベルと前記基準領域の平均輝度レベルとに基づいて逆光判断を行うことにより逆光と判断されやすくする。一方、明ブロックの数が少なく逆光の影響が小さい場合には、前記画像全体又は基準領域以外の領域と前記基準領域の平均輝度レベルとに基づいて逆光判断を行うことにより逆光と判断されにくくする。これにより、逆光の影響が小さい場合に、露出補正を行うことにより被写体が暗くなるのを防止できる。
本願発明6は、本願発明1から5の撮像装置において、撮像時に閃光を発して被写体を照明する閃光手段を更に備え、前記露出制御手段は、前記明ブロックの平均輝度レベルから露出値を求めることを特徴とする。
本願発明6によれば、上記の逆光判断の結果に基づいて、明ブロックに露出を合わせて白トビを防止するとともに、閃光手段により被写体を照明して被写体が暗くなるのを防止することができる。
本願発明7は、本願発明1から5の撮像装置において、前記明ブロック抽出手段は、前記明ブロックの数をカウントし、前記逆光判断手段により逆光と判断された場合に、前記明ブロックの平均輝度レベル、前記基準領域の平均輝度レベル及び前記明ブロックの個数に基づいて露出値補正量を算出し、前記露出値を補正する露出値補正手段を更に備えることを特徴とする。
本願発明8は、本願発明7の撮像装置において、前記露出値補正手段は、前記明ブロックの平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第4の所定値より大きい場合に、前記明ブロックの個数に基づいて露出値補正量を算出して前記露出値を補正する一方、前記明ブロックの平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第4の所定値以下の場合に、前記明ブロックの平均輝度レベルから露出値を求めることを特徴とする。
本願発明7及び8によれば、明ブロックの平均輝度レベルと基準領域の平均輝度レベルとの差が大きい場合に(例えば、背景が明るい場合)、撮像露出値をアンダーにすることで画像の白トビを防止することができる。
本願発明9は、本願発明1から5、7又は8の撮像装置において、撮像時に閃光を発して被写体を照明する閃光手段と、前記逆光判断手段により逆光と判断された場合に、前記閃光手段により所定の距離まで照明されるような絞り値を算出する絞り値算出手段とを更に備え、前記露出制御手段は、前記算出された絞り値より開放側の絞り値を優先的に使用することを特徴とする。
本願発明9によれば、逆光時に、所定の距離まで閃光(フラッシュ)が到達するように、絞り値及びシャッタースピードを制御することにより被写体が暗くなるのを防止することができる。
本願発明10は、本願発明9の撮像装置において、前記露出制御手段は、前記算出された絞り値より開放側の絞り値を使用したときに、シャッタースピードの精度を維持可能な上限値を越える場合に、前記算出された絞り値より狭い絞り値を使用することを特徴とする。
本願発明10によれば、シャッタースピードがメカシャッターの精度が損なわれるほど高速になる場合には、絞りを必要最小限狭くすることにより、シャッタースピードの精度を維持しつつ、被写体が暗くなるのを防止することができる。
本願発明11は、本願発明9又は10の撮像装置において、主要被写体までの被写体距離を算出する被写体距離算出手段を更に備え、前記絞り値算出手段は、前記閃光手段により前記被写体距離まで照明されるような絞り値を算出することを特徴とする。
本願発明11によれば、主要被写体まで閃光(フラッシュ)が到達するように、絞り値及びシャッタースピードを制御することにより被写体が暗くなるのを防止することができる。
本願発明12に係る露出制御方法は、被写界の画像を撮像する撮像工程と、前記画像を所定のブロックに分割し、各ブロックの輝度レベルを測定する輝度測定工程と、前記画像中の所定の基準領域の平均輝度レベルを算出する基準平均輝度レベル算出工程と、前記基準領域の平均輝度レベルと各ブロックの輝度レベルとを比較して、輝度レベルが高い明ブロックを抽出する明ブロック抽出工程と、前記明ブロックの平均輝度レベル及び前記基準領域の平均輝度レベルに基づいて逆光判断を行う逆光判断工程と、前記逆光判断の結果に基づいて露出値を算出し、露出を制御する露出制御工程とを備えることを特徴とする。
本願発明13は、本願発明12の露出制御方法において、前記明ブロック抽出工程において、前記ブロックの輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第1の所定値より大きいブロックを明ブロックとして抽出することを特徴とする。
本願発明14は、本願発明12又は13の露出制御方法において、前記明ブロックの数をカウントする工程を更に備え、前記逆光判断工程において、前記画像中の明ブロックが所定数以上の場合に、前記明ブロックの平均輝度レベルと前記基準領域の平均輝度レベルとに基づいて逆光判断を行う一方、前記明ブロックが所定数未満の場合に、前記画像全体又は前記基準領域以外の領域の平均輝度レベルと前記基準領域の平均輝度レベルとに基づいて逆光判断を行うことを特徴とする。
本願発明15は、本願発明12から14の露出制御方法において、前記逆光判断工程において、前記明ブロックの平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第2の所定値より大きい場合に逆光と判断することを特徴とする。
本願発明16は、本願発明12から15の露出制御方法において、前記逆光判断工程において、前記画像全体又は前記基準領域以外の領域の平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第3の所定値より大きい場合に逆光と判断することを特徴とする。
本願発明17は、本願発明12から16の露出制御方法において、撮像時に閃光を発して被写体を照明する閃光工程を更に備え、前記露出制御工程において、前記明ブロックの平均輝度レベルから露出値を求めることを特徴とする。
本願発明18は、本願発明12から16の露出制御方法において、前記明ブロックの数をカウントする工程と、前記逆光判断工程により逆光と判断された場合に、前記明ブロックの平均輝度レベル、前記基準領域の平均輝度レベル及び前記明ブロックの個数に基づいて露出値補正量を算出し、前記露出値を補正する露出値補正工程とを更に備えることを特徴とする。
本願発明19は、本願発明18の露出制御方法において、前記露出値補正工程において、前記明ブロックの平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第4の所定値より大きい場合に、前記明ブロックの個数に基づいて露出値補正量を算出して前記露出値を補正する一方、前記明ブロックの平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第4の所定値以下の場合に、前記明ブロックの平均輝度レベルから露出値を求めることを特徴とする。
本願発明20は、本願発明12から16、18又は19の露出制御方法において、撮像時に閃光を発して被写体を照明する閃光工程と、前記逆光判断工程により逆光と判断された場合に、前記閃光工程により所定の距離まで照明されるような絞り値を算出する絞り値算出工程とを更に備え、前記露出制御工程において、前記算出された絞り値より開放側の絞り値を優先的に使用することを特徴とする。
本願発明21は、本願発明20の露出制御方法において、前記露出制御工程において、前記算出された絞り値より開放側の絞り値を使用したときに、シャッタースピードの精度を維持可能な上限値を越える場合に、前記算出された絞り値より狭い絞り値を使用することを特徴とする。
本願発明22は、本願発明20又は21の露出制御方法において、主要被写体までの被写体距離を算出する被写体距離算出工程を更に備え、前記絞り値算出工程において、前記閃光工程により前記被写体距離まで照明されるような絞り値を算出することを特徴とする。
本発明によれば、逆光の判断を簡易な構成により正確に行うことができる。更に、明ブロックの輝度レベルの平均値と画面全体の輝度レベルの平均値との差が大きい場合に、撮像露出値をアンダーにすることにより画像の白トビを防止することができると同時に、所定の距離まで閃光(フラッシュ)が到達するように、絞り値及びシャッタースピードを制御することにより被写体が暗くなるのを防止することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る撮像装置及び露出制御方法の好ましい実施の形態について説明する。
[撮像装置の構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の主要構成を示すブロック図である。図1に示す撮像装置1は、静止画や動画の記録及び再生機能を備えた電子カメラであり、撮像装置1全体の動作は中央処理装置(CPU)10によって統括制御される。CPU10は、所定のプログラムに従って本カメラシステムを制御する制御手段として機能するとともに、自動露出(AE)演算、自動焦点調節(AF)演算、ホワイトバランス(WB)調整演算等、各種演算を実施する演算手段として機能する。電源回路12は、電源制御部及び電源電池を備えており、本カメラシステムの各ブロックに動作電力を供給する。
CPU10には、バス14を介してROM(Read Only Memory)16及びEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)18が接続されている。ROM16には、CPU10が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納され、EEPROM18には、撮像素子(CCD)36の画素欠陥情報、撮像素子1の動作に関する各種定数/情報等が格納されている。
また、メモリ(SDRAM、Synchronous Dynamic Random Access Memory)20は、プログラムの展開領域及びCPU10の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データや音声データの一時記憶領域として利用される。VRAM(Video Random Access Memory)22は、画像データ専用の一時記憶メモリであり、A領域とB領域を含んでいる。なお、メモリ20とVRAM22は共用することが可能である。
撮像装置1には、電源スイッチ、動作モード選択スイッチ、撮像モード設定スイッチ、撮像スイッチ、メニュー/OKキー、十字キー、キャンセルキー等の操作スイッチ24が設けられている。これら各種の操作スイッチからの信号はCPU10に入力され、CPU10は入力信号に基づいて撮像装置1の各回路を制御し、例えば、レンズ駆動制御、撮像動作制御、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、画像表示装置26の表示制御等を行う。
電源スイッチは、撮像装置1の電源のオン・オフ制御するための操作手段である。動作モード選択スイッチは、静止画の撮像を行う静止画モード、動画の撮像を行う動画モード及び撮像された画像の再生を行う再生モードの間で動作モードを切り替えるための操作手段である。撮像モード設定スイッチは、撮像装置10の撮像モードを切り替えるスイッチとして機能する。ここで、撮像モードは、例えば、シーンポジション(例えば、ナチュラルフォト、人物、風景、スポーツ、夜景、水中撮像、接写(花等)又はテキスト文章撮像)に応じてフォーカスや露出を最適化して撮像するためのシーンポジションモード、フォーカスや露出を自動的に設定するオートモード、フォーカスや露出をマニュアルで設定可能なマニュアルモード又は動画撮像モードである。撮像スイッチは、撮像開始の指示を入力する操作ボタンであり、半押し時にオンするS1スイッチと、全押し時にオンするS2スイッチとを有する2段ストローク式のスイッチで構成されている。メニュー/OKキーは、画像表示装置26の画面上にメニューを表示させる指令を行うためのメニューボタンとしての機能と、選択内容の確定及び実行等を指令するOKボタンとしての機能とを兼備した操作キーである。十字キーは、上下左右の4方向の指示を入力する操作部であり、メニュー画面から項目を選択したり、各メニューから各種設定項目の選択を指示したりするボタン(カーソル移動操作手段)として機能する。また、十字キーの上キー及び下キーは撮像時のズームスイッチあるいは再生時の再生ズームスイッチとして機能し、左キー及び右キーは再生モード時のコマ送り(順方向/逆方向送り)ボタンとして機能する。キャンセルキーは、選択項目等所望の対象の消去や指示内容の取り消し、あるいは1つ前の操作状態に戻す時等に使用される。フラッシュボタンは、フラッシュモードを切り替えるボタンとして機能し、撮像モードの下、フラッシュボタンを押圧操作することにより、フラッシュモードが、フラッシュ発光/発光禁止の各モードに設定される。
画像表示装置28は、カラー表示可能な液晶モニタで構成されている。画像表示装置26は、撮像時に画角確認用の電子ファインダとして使用できるとともに、記録済み画像を再生表示する手段として利用される。また、画像表示装置26は、ユーザインターフェース用の表示画面としても利用され、メニュー情報や選択項目、設定内容等の情報が表示される。なお、画像表示装置26としては、液晶モニタのほか、有機EL(electro-luminescence)等の他の方式の表示装置を用いることも可能である。
撮像装置1は、メディアソケット(メディア装着部)28を有し、メディアソケット28には記録メディア30を装着することができる。記録メディア30の形態は特に限定されず、xDピクチャカード(登録商標)、スマートメディア(登録商標)に代表される半導体メモリカード、可搬型小型ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等、種々の媒体を用いることができる。メディアコントローラ32は、メディアソケット28に装着される記録メディア30に適した入出力信号の受渡しを行うために所要の信号変換を行う。
また、撮像装置1は、パーソナルコンピュータその他の外部機器と接続するための通信手段として外部接続インターフェース部(外部接続I/F)34を備えている。撮像装置1は、図示せぬUSBケーブル等を用いて撮像装置1と外部機器を接続することにより、外部機器との間でデータの受渡しが可能となる。なお、撮像装置1と外部機器との間の通信方式はUSBに限定されるものではなく、IEEE1394やBluetooth(登録商標)、その他の通信方式を適用してもよい。
次に、撮像装置1の撮像機能について説明する。モード選択スイッチによって撮像モードが選択されると、撮像素子36(以下、CCD36という)を含む撮像部に電源が供給され、撮像可能な状態になる。なお、撮像素子36としては、CCDのほか、CMOS等の他の撮像素子を用いることもできる。
レンズユニット38は、フォーカスレンズ40及びズームレンズ42を含む撮像レンズ44と、絞り兼用メカシャッター46とを含む光学ユニットである。撮像レンズ44のフォーカシングは、フォーカスレンズ40をフォーカスモータ40Aによって移動させることにより行われ、ズーミングは、ズームレンズ42をズームモータ42Aで移動させることにより行われる。フォーカスモータ40Aとズームモータ42Aは、それぞれフォーカスモータドライバ40Bとズームモータドライバ42Bにより駆動制御される。CPU10は、このフォーカスモータドライバ40Bとズームモータドライバ42Bに制御信号を出力して制御する。
絞り46は、いわゆるターレット型絞りで構成されており、F2.8からF8の絞り孔が穿孔されたターレット板を回転させて絞り値(F値)を変化させる。この絞り46の駆動はアイリスモータ46Aによって行われる。アイリスモータ46Aはアイリスモータドライバ46Bにより駆動制御される。CPU10は、このアイリスモータドライバ46Bに制御信号を出力して制御する。
レンズユニット38を通過した光は、CCD36の受光面に結像される。CCD36の受光面には多数の受光素子(例えば、フォトダイオード)が2次元的に配列されており、各受光素子に対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列構造で配置されている。CCD36は、各受光素子の電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する電子シャッター機能を有している。CPU10は、タイミングジェネレータ(TG)48を介してCCD36での電荷蓄積時間を制御する。また、CPU10は、CCD36に対して、OFD(Overflow Drain)の電位を制御して、CCD36を構成する受光素子に蓄積される信号電荷の上限値を調整する。
CCD36の受光面に結像された被写体像は、各受光素子によって受光光量に応じた量の信号電荷に変換される。各受光素子に蓄積された信号電荷は、CPU10の指令に従いTG48から与えられる駆動パルス(読み出しパルス、垂直同期信号、水平同期信号、垂直駆動信号、水平駆動信号)に基づいて信号電荷に応じたアナログの電圧信号として順次読み出される。
CCD36から読み出されたアナログの電圧信号はアナログ処理部(CDS/AMP)50に送られ、ここで画素ごとのR、G、B信号がサンプリングホールド(相関2重サンプリング処理)されて増幅された後、A/D変換器52に加えられA/D変換される。A/D変換器52によってデジタル信号に変換された点順次のR、G、B信号は、画像入力コントローラ54を介してメモリ20に記憶される。アナログ処理部50におけるR、G、B信号の増幅ゲインは、撮像感度(ISO感度)に相当し、CPU10は、この増幅ゲインを調整することにより撮像感度を設定する。
画像信号処理回路56は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス調整回路、階調変換処理回路(例えば、ガンマ補正回路)、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含む画像処理手段として機能し、CPU10からのコマンドに従ってメモリ20を活用しながら、メモリ20に記憶されたR、G、B信号に対して所定の信号処理を行う。
画像信号処理回路56に入力されたR、G、B信号は、画像信号処理回路56において輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr、Cb信号)に変換されるとともに、階調変換処理(例えば、ガンマ補正)等の所定の処理が施される。画像信号処理回路56により処理された画像データはVRAM22に格納される。
撮像画像を画像表示装置26にモニタ出力する場合、VRAM22から画像データが読み出され、バス14を介してビデオエンコーダ58に送られる。ビデオエンコーダ58は、入力された画像データを表示用の所定方式のビデオ信号(例えば、NTSC方式のカラー複合画像信号)に変換して画像表示装置26に出力する。
CCD36から出力される画像信号によって、1コマ分の画像を表す画像データがVRAM22のA領域とB領域とで交互に書き換えられる。VRAM22のA領域及びB領域のうち、画像データが書き換えられている方の領域以外の領域から、書き込まれている画像データが読み出される。このようにしてVRAM22内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される画像信号が画像表示装置26に供給されることにより、撮像中のライブビュー画像がリアルタイムに画像表示装置26に表示される。撮像者は、画像表示装置26に表示されるライブビュー画像(スルー画)によって撮像画角を確認できる。
撮像スイッチが半押しされ、S1がオンすると、撮像装置1はAE及びAF処理を開始する。CCD36から出力された画像信号はA/D変換後に画像入力コントローラ54を介してAF検出回路60及びAE/AWB検出回路62に入力される。
AE/AWB検出回路62は、CCD36からの画像信号に基づいてAE処理を行う。AE処理の詳細については後述する。
また、AE/AWB検出回路62は、自動ホワイトバランス調整時に、分割エリアごとにR、G、B信号の色別の平均積算値を算出し、その算出結果をCPU10に提供する。CPU10は、Rの積算値、Bの積算値、Gの積算値を得て、分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、これらR/G、B/Gの値のR/G、B/G軸座標の色空間における分布等に基づいて光源種判別を行い、判別された光源種に応じてホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランスゲイン)を制御し、各色チャンネルの信号に補正をかける。
撮像装置1におけるAF制御は、例えば、画像信号のG信号の高周波成分が極大になるようにフォーカスレンズ40を移動させるコントラストAFが適用される。即ち、AF検出回路60は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面内(例えば、画面中央部)にあらかじめ設定されているフォーカス対象エリア内の信号を切り出すAFエリア抽出部及びAFエリア内の絶対値データを積算する積算部から構成される。
AF検出回路60により求められた積算値のデータはCPU10に通知される。CPU10は、フォーカスモータドライバ40Bを制御してフォーカスレンズ40を移動させながら、複数のAF検出ポイント(フォーカス位置)における焦点評価値(AF評価値)を演算し、演算した焦点評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。そして、CPU10は、求めた合焦位置にフォーカスレンズ40を移動させるようにフォーカスモータドライバ40Bを制御する。なお、AF評価値の演算はG信号を利用する態様に限らず、輝度信号(Y信号)を利用してもよい。
撮像スイッチが半押しされ、S1オンによってAE/AF処理が行われ、撮像スイッチが全押しされ、S2オンによって記録用の撮像動作がスタートする。S2オンに応動して取得された画像データは画像信号処理回路56において輝度/色差信号(Y/C信号)に変換され、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ20に格納される。
メモリ20に格納されたY/C信号は、圧縮伸張回路64によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、メディアコントローラ32を介して記録メディア30に記録される。例えば、静止画についてはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式、動画についてはAVI(Audio Video Interleaving)形式の画像ファイルとして記録される。
CPU10は、フラッシュ発光モードに設定された場合等に、フラッシュ制御回路64にコマンドを送って動作させる。フラッシュ制御回路66は、フラッシュ発光部(放電管)68を発光させるための電流を供給するためのメインコンデンサを含んでおり、CPU10からのフラッシュ発光指令に従ってメインコンデンサの充電制御、フラッシュ発光部68への放電(発光)のタイミング及び放電時間の制御等を行う。なお、フラッシュ発光手段としては、放電管に代えて発光ダイオード(LED)を用いることも可能である。
調光センサ70は、被写体により反射されたストロボ光を受光して光電変換する。この調光センサ70の光電変換により得られた光電流は、調光部72に備えられたコンデンサに蓄電される。調光部72は、上記コンデンサの蓄電状態をモニタし、コンデンサに所定量まで蓄電されたと判定すると、フラッシュ発光部66に発光停止指令を出力する。フラッシュ発光部66は、調光部72からの発光停止指令に基づき放電管への電力供給をカットして発光を停止する。
モード選択スイッチにより再生モードが選択されると、記録メディア30に記録されている最終の画像ファイル(最後に記録された画像ファイル)の圧縮データが読み出される。最後の記録に係る画像ファイルが静止画ファイルの場合、この読み出された画像圧縮データは、圧縮伸張回路72を介して非圧縮のY/C信号に伸張され、画像信号処理回路56及びビデオエンコーダ58を介して表示用の信号に変換された後、画像表示装置26に出力される。これにより、当該画像ファイルの画像内容が画像表示装置26の画面上に表示される。
静止画の1コマ再生中(動画の先頭フレーム再生中も含む)に、十字キーの右キー又は左キーを操作することによって、再生対象の画像ファイルを切り替えること(順コマ送り/逆コマ送り)ができる。コマ送りされた位置の画像ファイルが記録メディア30から読み出され、上記と同様にして静止画像や動画が画像表示装置26に再生表示される。
また、再生モード時に、パーソナルコンピュータやテレビ等の外部ディスプレイがビデオ入出力端子74を介して撮像装置1に接続されている場合には、記録メディア30に記録されている画像ファイルはビデオ出力回路76により処理されて外部ディスプレイに再生表示される。
[露出制御方法]
次に、本実施形態の露出制御方法について説明する。上記したように、CCD36から出力された画像信号はA/D変換後に画像入力コントローラ54を介してAE/AWB検出回路62に入力される。
AE/AWB検出回路62は、1画面を所定の面積のブロック(例えば、16×16のブロックBL[i](i=0,…,255))に分割し、このブロックごとにR、G、B信号を積算する積算回路を含んでおり、この積算回路により積算した積算値をCPU10に提供する。CPU10は、AE/AWB検出回路62から得た積算値に基づいて被写界の明るさ(被写界輝度)を検出する。そして、CPU10は、各ブロックの露出値(ブロックEV値)EV[i](i=0,…,255)、及び画像中の基準領域の平均EV値(基準平均EV値)を算出し、図2に示すように、ブロックEV値及び基準平均EV値を逆光判断回路80に入力する。
ここで、基準領域とは、例えば、画像の中央の1又は複数(例えば、4つ)のブロックからなる領域、画像の右端から画像の横幅の約4分の1の距離の1又は複数(例えば、3つ)のブロックからなる領域又は被写体の検出処理により検出された特定の被写体(例えば、人物の顔)を含む領域である。
また、基準領域の平均EV値は、次の式(1)により算出される。ここで、基準領域内のブロックはBL[i](i=1,…,n)、nは基準領域内のブロックの個数、EV[i](i=1,…,n)は基準領域内のブロックのEV値である。
Figure 0004791331
例えば、図3に示すように、基準領域A10が中央の画像中央の4ブロックからなり、各ブロックのEV値が10.5EV,12.0EV,10.8EV,11.3EVとすると、基準平均EV値は、次の式(2)により算出される。
Figure 0004791331
逆光判断回路80は、CPU10から入力されたブロックEV値及び基準平均EV値に基づいて画像中の明ブロックを検出し、逆光であるかどうかの判断(逆光判断)を行う。そして、図2に示すように、逆光判断回路80は、逆光判断の結果を露出補正リミット値算出回路82に出力する。また、逆光判断回路80は、明ブロックの数を露出補正リミット値算出回路82に出力する。
露出補正リミット値算出回路82は、図4に示すように、逆光判断回路80から入力された逆光判断結果及び明ブロックの数に基づいて、撮像露出値を補正するための露出補正リミット値を算出し、CPU10に出力する。CPU10は、各ブロックのブロックEV値EV[i]に所定の重み付けを与えて通常露出値を演算し、露出補正リミット値算出回路82から入力された露出補正リミット値及び通常露出値に基づいて撮像露出値を算出する。
絞り値算出回路84は、図5に示すように、CPU10から入力された撮像感度に基づいて、所定の距離にフラッシュが到達するように絞り値を仮に決定し、CPU10に出力する。CPU10は、算出した撮像露出値と所定のプログラム線図に従って、所定の距離にフラッシュが到達するように絞り値とシャッタースピードを決定し、撮像素子36の電子シャッター及び絞り兼用メカシャッター46を制御して適正な露光量を得る。
なお、本実施形態では、各ブロックの輝度レベルをEV値により表したが、輝度値等の他の値を用いてもよい。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る露出制御方法において逆光を判断する処理を示すフローチャートである。まず、CPU10からブロックEV値及び基準平均EV値が入力されると、ブロックEV値EV[i](i=0)と基準平均EV値との差(EV[i]−(基準平均EV値))が明ブロック判断EV値EV1(例えば、EV1=1.0EV)より大きいかどうか判断される(ステップS10)。そして、ブロックEV値EV[i](i=0)と基準平均EV値との差が明ブロック判断EV値EV1より大きい場合には(ステップS10のYes)、ブロックi(i=0)が明ブロック[i]に設定される(ステップS12)。ステップS10からS14の工程を繰り返して、全てのブロック(i=0,…,255)について明ブロックかどうかの判断が終了すると(ステップS14のYes)、図7に示すように、画像中の明ブロックの集合(明エリアA20)が検出される。
次に、明ブロックが所定数以上あるかどうか判断される(ステップS16)。ここで、所定数は、例えば、全ブロックの数の半数(128ブロック)である。明ブロックが所定数以上の場合には(ステップS16のYes)、明ブロックのEV値の平均値(明エリア平均EV値)が算出され、パラメータEVaに代入される(ステップS18)。一方、明ブロックが所定数未満の場合には(ステップS16のNo)、全ブロックのEV値の平均値(全画面平均EV値)が算出され、パラメータEVaに代入される(ステップS20)。ここで、全画面平均EV値は、次の式(3)により算出される。
Figure 0004791331
なお、ステップS20では、全画面平均EV値に代えて、基準領域を除くブロックの平均EV値を用いてもよい。
次に、パラメータEVaと基準平均EV値との差(EVa−(基準平均EV値))が逆光判断EV値EV2(例えば、EV2=1.5EV)より大きいかどうか判断される(ステップS22)。パラメータEVaと基準平均EV値との差が逆光判断EV値EV2より大きい場合には(ステップS22のYes)、“逆光”と判断される(ステップS24)。一方、パラメータEVaと基準平均EV値との差が逆光判断EV値EV2以下の場合には(ステップS22のNo)、“逆光でない”と判断される(ステップS26)。これにより、撮像画像が“逆光”か“逆光でない”かが判断される。この逆光判断の結果及び明ブロック数は、露出補正リミット値算出回路82に出力される。
図8は、撮像露出値の算出処理を示すフローチャートである。まず、逆光判断結果が“逆光でない”の場合には(ステップS30のNo)、CPU10により算出された通常露出値が撮像露出値として設定される(ステップS32)。
逆光判断結果が“逆光”の場合には(ステップS30のYes)、露出補正リミット値GYAKO_EV_LIMITが算出される(ステップS34)。ステップS34において算出された露出補正リミット値GYAKO_EV_LIMITはCPU10に出力される。図9は、露出補正リミット値GYAKO_EV_LIMITを算出するためのメンバシップ関数を示すグラフである。露出補正リミット値GYAKO_EV_LIMITは、逆光判断回路80から入力された明ブロック数と、図9に示すメンバシップ関数に基づいて算出される。なお、図9に示すパラメータ(X1、X2、Y1、Y2)は、一例でX1=15、X2=230、Y1=0.3、Y2=2.0である。
次に、CPU10において、明エリア内のブロック(明ブロック)の平均EV値(明エリア平均EV値)が算出され、明エリア平均EV値と通常露出値との差が露出補正リミット値GYAKO_EV_LIMITより大きいかどうか判断される(ステップS36)。明エリア平均EV値と通常露出値との差が露出補正リミット値GYAKO_EV_LIMIT以下の場合には(ステップS36のNo)、明エリア平均EV値が撮像露出値として設定される(ステップS38)。一方、明エリア平均EV値と通常露出値との差が露出補正リミット値GYAKO_EV_LIMITより大きい場合には(ステップS36のYes)、通常露出値に露出補正リミット値GYAKO_EV_LIMITを加算した値が撮像露出値として設定される(ステップS40)。これにより、撮像露出値が算出され、CPU10に出力される。
即ち、明エリア平均EV値と通常露出値との差が大きい場合に(例えば、背景が明るい空の場合)、撮像露出値をアンダーにすることで画像の白トビを防止することができる。
図10は、絞り値及びシャッタースピードの算出処理(撮像露出決定処理)を示すフローチャートである。まず、絞り値指定処理が行われる(ステップS50)。一般に、白トビ防止のために撮像露出値をアンダーにすると、主要被写体にフラッシュが到達しなくなる場合がある。フラッシュの到達距離は、絞り値(絞り径)及び撮像感度に依存するため、ステップS50では、予め設定されたフラッシュの到達距離、及びCPU10から入力される撮像感度に基づいて絞り値を制御する。具体的には、撮像感度をISO100とした場合、絞り値(絞り径)FNoは、下記の式(4)により表される。
GNo=FNo×L …(4)
ここで、GNoは撮像装置の機種ごとに定まるフラッシュの到達能力を示す定数であり、Lはフラッシュの到達距離である。フラッシュの到達距離Lは、例えば、撮像モード(人物モード、風景モード)に応じて設定される。例えば、逆光の日中シンクロシーンにおいて、撮像感度がISO100で、GNo=5.1、L=2mとすると、
FNo=5.1/2=2.55
となる。即ち、絞り値を2.55以下(2.55ないしはそれよりも大きい絞り径)にすれば、フラッシュを2mまで到達させることができる。また、撮像感度がISO100(1SV)上がるごとに絞り値は21/2倍となる。従って、撮像感度がISO200の場合には、
FNo=2.55×21/2=3.60
となる。即ち、絞り値を3.60以下(3.60ないしはそれよりも大きい絞り径)にすれば、フラッシュを2mまで到達させることができる。
次に、ステップS50において算出された絞り値が仮の値として決定(仮決定)され(ステップS52)、CPU10に出力される。CPU10において、撮像露出値と下記のプログラム線図に基づいて絞り値とシャッタースピードが決定される(ステップS54)。そして、プログラム線図に基づいて決定された絞り値とシャッタースピードに従って撮像素子36の電子シャッター及び絞り兼用メカシャッター46が制御されて適正な露光量を得る。
図11は、本実施形態に係るプログラム線図を示している。図11の黒い実線に示すように、本実施形態では、ステップS52において仮決定された絞り値以上の絞り径を使用し、撮像露出値に応じてシャッタースピードを高速にする。そして、シャッタースピードが閾値より高速になると絞り値を暗い方になるべく小絞りにならないようにシフトさせる。ここで、シャッタースピードの閾値は、例えば、メカシャッター46の精度を維持可能な範囲の最高速の値である。これにより、撮像露出値がアンダーの場合であっても主要被写体をフラッシュで確実に照明することができる。
なお、プログラム線図は、撮像モードの設定等の撮像目的に応じて絞り値及びシャッタースピードを変化させるものである(例えば、高速シャッターを優先的に使用したり、絞り径が小さいものを優先的に使用する等)。このため、本実施形態では、プログラム線図の意図を損なわないように、仮決定する絞り値は、距離Lに到達する範囲でなるべく小絞り側の絞り値を用いることが好ましい。
本実施形態によれば、逆光の判断を簡易な構成により正確に行うことができる。更に、明エリア平均EV値と通常露出値との差が大きい場合に、撮像露出値をアンダーにすることにより画像の白トビを防止することができると同時に、所定の距離までフラッシュが到達するように、絞り値及びシャッタースピードを制御することにより被写体が暗くなるのを防止することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、逆光判断処理及び撮像露出値の補正処理については上記の実施形態と同様である。
図12は、本実施形態に係る絞り値算出回路84の入出力を示すブロック図である。CPU10は、AF検出回路60により算出された焦点評価値に基づいて主要被写体までの距離(被写体距離)Lobjを算出し、絞り値算出回路84に入力する。絞り値算出回路84は、CPU10から入力された被写体距離Lobj及び撮像感度に基づいて絞り値を仮決定し、CPU10に出力する。ここで、絞り値の仮決定値FNoは、撮像感度がISO100の場合には、下記の式(5)により算出される。
GNo=FNo×Lobj …(5)
なお、FNoの値は、撮像感度がISO100から100上がるごとに21/2倍ずつ変化させればよい。
CPU10は、撮像露出値と図11に示したプログラム線図に基づいて絞り値とシャッタースピードを決定し、AE制御を行う。
図13は、本実施形態に係る絞り値及びシャッタースピードの算出処理(撮像露出決定処理)を示すフローチャートである。まず、AF処理が行われ(ステップS60)、被写体距離Lobjが算出される(ステップS62)。次に、被写体距離Lobj及び撮像感度に基づいて絞り値が算出、仮決定され(ステップS64及びS66)、CPU10に出力される。CPU10において、撮像露出値と図11に示したプログラム線図に基づいて絞り値とシャッタースピードが決定される(ステップS68)。
本実施形態によれば、主要被写体までの距離を算出して、主要被写体までフラッシュが到達するように、絞り値及びシャッタースピードを制御することにより被写体が暗くなるのをより確実に防止することができる。
なお、本発明の撮像装置は、上記の処理を行うプログラムを撮像装置に適用することによっても実現可能である。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の主要構成を示すブロック図 逆光判断回路80の入出力を示すブロック図 基準領域の例を示す図 露出補正リミット値算出回路82の入出力を示すブロック図 絞り値算出回路84の入出力を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係る露出制御方法において逆光を判断する処理を示すフローチャート 明エリアの例を示す図 撮像露出値の算出処理を示すフローチャート 露出補正リミット値GYAKO_EV_LIMITを算出するためのメンバシップ関数を示すグラフ 絞り値及びシャッタースピードの算出処理を示すフローチャート 本発明の第1の実施形態に係るプログラム線図 本発明の第2の実施形態に係る絞り値算出回路84の入出力を示すブロック図 本発明の第2の実施形態に係る絞り値及びシャッタースピードの算出処理を示すフローチャート
符号の説明
1…撮像装置、10…CPU、60…AF検出回路、62…AE/AWB検出回路、80…逆光判断回路、82…露出補正リミット値算出回路、84…絞り値算出回路

Claims (20)

  1. 被写界の画像を撮像する撮像手段と、
    前記画像を所定のブロックに分割し、各ブロックの輝度レベルを測定する輝度測定手段と、
    前記画像中の所定の基準領域の平均輝度レベルを算出する基準平均輝度レベル算出手段と、
    前記基準領域の平均輝度レベルと各ブロックの輝度レベルとを比較して、輝度レベルが高い明ブロックを抽出する明ブロック抽出手段と、
    前記明ブロックの平均輝度レベル及び前記基準領域の平均輝度レベルに基づいて逆光判断を行う逆光判断手段と、
    前記逆光判断の結果に基づいて露出値を算出し、露出を制御する露出制御手段とを備え、
    前記明ブロック抽出手段は、前記明ブロックの数をカウントし、
    前記逆光判断手段は、前記画像中の明ブロックが所定数以上の場合に、前記明ブロックの平均輝度レベルと前記基準領域の平均輝度レベルとに基づいて逆光判断を行う一方、前記明ブロックが所定数未満の場合に、前記画像全体又は前記基準領域以外の領域の平均輝度レベルと前記基準領域の平均輝度レベルとに基づいて逆光判断を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 被写界の画像を撮像する撮像手段と、
    前記画像を所定のブロックに分割し、各ブロックの輝度レベルを測定する輝度測定手段と、
    前記画像中の所定の基準領域の平均輝度レベルを算出する基準平均輝度レベル算出手段と、
    前記基準領域の平均輝度レベルと各ブロックの輝度レベルとを比較して、輝度レベルが高い明ブロックを抽出する明ブロック抽出手段と、
    前記明ブロックの平均輝度レベル及び前記基準領域の平均輝度レベルに基づいて逆光判断を行う逆光判断手段と、
    前記逆光判断の結果に基づいて露出値を算出し、露出を制御する露出制御手段と、
    撮像時に閃光を発して被写体を照明する閃光手段とを備え、
    前記露出制御手段は、前記明ブロックの平均輝度レベルから露出値を求めることを特徴とする撮像装置。
  3. 被写界の画像を撮像する撮像手段と、
    前記画像を所定のブロックに分割し、各ブロックの輝度レベルを測定する輝度測定手段と、
    前記画像中の所定の基準領域の平均輝度レベルを算出する基準平均輝度レベル算出手段と、
    前記基準領域の平均輝度レベルと各ブロックの輝度レベルとを比較して、輝度レベルが高い明ブロックを抽出する明ブロック抽出手段と、
    前記明ブロックの平均輝度レベル及び前記基準領域の平均輝度レベルに基づいて逆光判断を行う逆光判断手段と、
    前記逆光判断の結果に基づいて露出値を算出し、露出を制御する露出制御手段と、
    露出値補正手段とを備え、
    前記明ブロック抽出手段は、前記明ブロックの数をカウントし、
    前記露出値補正手段は、前記逆光判断手段により逆光と判断された場合に、前記明ブロックの平均輝度レベル、前記基準領域の平均輝度レベル及び前記明ブロックの個数に基づいて露出値補正量を算出し、前記露出値を補正することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記露出値補正手段は、前記明ブロックの平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が所定値より大きい場合に、前記明ブロックの個数に基づいて露出値補正量を算出して前記露出値を補正する一方、前記明ブロックの平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が所定値以下の場合に、前記明ブロックの平均輝度レベルから露出値を求めることを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  5. 被写界の画像を撮像する撮像手段と、
    前記画像を所定のブロックに分割し、各ブロックの輝度レベルを測定する輝度測定手段と、
    前記画像中の所定の基準領域の平均輝度レベルを算出する基準平均輝度レベル算出手段と、
    前記基準領域の平均輝度レベルと各ブロックの輝度レベルとを比較して、輝度レベルが高い明ブロックを抽出する明ブロック抽出手段と、
    前記明ブロックの平均輝度レベル及び前記基準領域の平均輝度レベルに基づいて逆光判断を行う逆光判断手段と、
    前記逆光判断の結果に基づいて露出値を算出し、露出を制御する露出制御手段と、
    撮像時に閃光を発して被写体を照明する閃光手段と、
    前記逆光判断手段により逆光と判断された場合に、前記閃光手段により所定の距離まで照明されるような絞り値を算出する絞り値算出手段とを備え、
    前記露出制御手段は、前記算出された絞り値より開放側の絞り値を優先的に使用することを特徴とする撮像装置。
  6. 前記露出制御手段は、前記算出された絞り値より開放側の絞り値を使用したときに、シャッタースピードの精度を維持可能な上限値を越える場合に、前記算出された絞り値より狭い絞り値を使用することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  7. 主要被写体までの被写体距離を算出する被写体距離算出手段を更に備え、
    前記絞り値算出手段は、前記閃光手段により前記被写体距離まで照明されるような絞り値を算出することを特徴とする請求項又は記載の撮像装置。
  8. 前記明ブロック抽出手段は、前記ブロックの輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第1の所定値より大きいブロックを明ブロックとして抽出することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の撮像装置。
  9. 前記逆光判断手段は、前記明ブロックの平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第2の所定値より大きい場合に逆光と判断することを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の撮像装置。
  10. 前記逆光判断手段は、前記画像全体又は前記基準領域以外の領域の平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第3の所定値より大きい場合に逆光と判断することを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の撮像装置。
  11. 被写界の画像を撮像する撮像工程と、
    前記画像を所定のブロックに分割し、各ブロックの輝度レベルを測定する輝度測定工程と、
    前記画像中の所定の基準領域の平均輝度レベルを算出する基準平均輝度レベル算出工程と、
    前記基準領域の平均輝度レベルと各ブロックの輝度レベルとを比較して、輝度レベルが高い明ブロックを抽出する明ブロック抽出工程と、
    前記明ブロックの平均輝度レベル及び前記基準領域の平均輝度レベルに基づいて逆光判断を行う逆光判断工程と、
    前記逆光判断の結果に基づいて露出値を算出し、露出を制御する露出制御工程と、
    前記明ブロックの数をカウントする工程とを備え、
    前記逆光判断工程において、前記画像中の明ブロックが所定数以上の場合に、前記明ブロックの平均輝度レベルと前記基準領域の平均輝度レベルとに基づいて逆光判断を行う一方、前記明ブロックが所定数未満の場合に、前記画像全体又は前記基準領域以外の領域の平均輝度レベルと前記基準領域の平均輝度レベルとに基づいて逆光判断を行うことを特徴とする露出制御方法。
  12. 被写界の画像を撮像する撮像工程と、
    前記画像を所定のブロックに分割し、各ブロックの輝度レベルを測定する輝度測定工程と、
    前記画像中の所定の基準領域の平均輝度レベルを算出する基準平均輝度レベル算出工程と、
    前記基準領域の平均輝度レベルと各ブロックの輝度レベルとを比較して、輝度レベルが高い明ブロックを抽出する明ブロック抽出工程と、
    前記明ブロックの平均輝度レベル及び前記基準領域の平均輝度レベルに基づいて逆光判断を行う逆光判断工程と、
    前記逆光判断の結果に基づいて露出値を算出し、露出を制御する露出制御工程と、
    撮像時に閃光を発して被写体を照明する閃光工程とを備え、
    前記露出制御工程において、前記明ブロックの平均輝度レベルから露出値を求めることを特徴とする露出制御方法。
  13. 被写界の画像を撮像する撮像工程と、
    前記画像を所定のブロックに分割し、各ブロックの輝度レベルを測定する輝度測定工程と、
    前記画像中の所定の基準領域の平均輝度レベルを算出する基準平均輝度レベル算出工程と、
    前記基準領域の平均輝度レベルと各ブロックの輝度レベルとを比較して、輝度レベルが高い明ブロックを抽出する明ブロック抽出工程と、
    前記明ブロックの平均輝度レベル及び前記基準領域の平均輝度レベルに基づいて逆光判断を行う逆光判断工程と、
    前記逆光判断の結果に基づいて露出値を算出し、露出を制御する露出制御工程と、
    前記明ブロックの数をカウントする工程と、
    前記逆光判断工程により逆光と判断された場合に、前記明ブロックの平均輝度レベル、前記基準領域の平均輝度レベル及び前記明ブロックの個数に基づいて露出値補正量を算出し、前記露出値を補正する露出値補正工程と、
    を備えることを特徴とする露出制御方法。
  14. 前記露出値補正工程において、前記明ブロックの平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が所定値より大きい場合に、前記明ブロックの個数に基づいて露出値補正量を算出して前記露出値を補正する一方、前記明ブロックの平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が所定値以下の場合に、前記明ブロックの平均輝度レベルから露出値を求めることを特徴とする請求項13記載の露出制御方法。
  15. 被写界の画像を撮像する撮像工程と、
    前記画像を所定のブロックに分割し、各ブロックの輝度レベルを測定する輝度測定工程と、
    前記画像中の所定の基準領域の平均輝度レベルを算出する基準平均輝度レベル算出工程と、
    前記基準領域の平均輝度レベルと各ブロックの輝度レベルとを比較して、輝度レベルが高い明ブロックを抽出する明ブロック抽出工程と、
    前記明ブロックの平均輝度レベル及び前記基準領域の平均輝度レベルに基づいて逆光判断を行う逆光判断工程と、
    前記逆光判断の結果に基づいて露出値を算出し、露出を制御する露出制御工程と、
    撮像時に閃光を発して被写体を照明する閃光工程と、
    前記逆光判断工程により逆光と判断された場合に、前記閃光工程により所定の距離まで照明されるような絞り値を算出する絞り値算出工程とを備え、
    前記露出制御工程において、前記算出された絞り値より開放側の絞り値を優先的に使用することを特徴とする露出制御方法。
  16. 前記露出制御工程において、前記算出された絞り値より開放側の絞り値を使用したときに、シャッタースピードの精度を維持可能な上限値を越える場合に、前記算出された絞り値より狭い絞り値を使用することを特徴とする請求項15記載の露出制御方法。
  17. 主要被写体までの被写体距離を算出する被写体距離算出工程を更に備え、
    前記絞り値算出工程において、前記閃光工程により前記被写体距離まで照明されるような絞り値を算出することを特徴とする請求項15又は16記載の露出制御方法。
  18. 前記明ブロック抽出工程において、前記ブロックの輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第1の所定値より大きいブロックを明ブロックとして抽出することを特徴とする請求項11から17のいずれか1項記載の露出制御方法。
  19. 前記逆光判断工程において、前記明ブロックの平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第2の所定値より大きい場合に逆光と判断することを特徴とする請求項11から18のいずれか1項記載の露出制御方法。
  20. 前記逆光判断工程において、前記画像全体又は前記基準領域以外の領域の平均輝度レベルから前記基準領域の平均輝度レベルを引いた値が第3の所定値より大きい場合に逆光と判断することを特徴とする請求項11から19のいずれか1項記載の露出制御方法。
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