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JP4801929B2 - 無線データ伝送機能を有するセンサ装置、このセンサ装置の動作方法、このセンサ装置により構成されたセンサシステム - Google Patents
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JP4801929B2 - 無線データ伝送機能を有するセンサ装置、このセンサ装置の動作方法、このセンサ装置により構成されたセンサシステム - Google Patents

無線データ伝送機能を有するセンサ装置、このセンサ装置の動作方法、このセンサ装置により構成されたセンサシステム Download PDF

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Description

本発明は、センサ装置に係り、特に、センサによる検出データを無線伝送する機能を有するセンサ装置に関する。また、本発明は、このようなセンサ装置の動作方法及びこのようなセンサ装置を複数含んで構成されたセンサシステムにも関する。
従来より、例えば、非特許文献1に開示されるように、加速度センサなどのセンサ素子を備え、センサ素子による検出データを無線伝送により外部へ出力する機能を持つセンサ装置が知られている。このセンサ装置は、センサ素子による検出信号をデジタル値に変換するAD変換器と、デジタル値に変換されたデータを無線伝送する無線伝送部と、装置全体を制御するCPUなどにより構成されている。このような無線伝送機能を持つセンサ装置によれば、多数のセンサ装置を配置する場合でも、各センサ装置にデータ出力用の配線をせずに済むため、センサの設置・移動等を簡便に行えるなどのメリットがある。
Jason Hill et al, "System Architecture Directions for Networked Sensors", [online], [平成17年3月23日検索], インターネット<URL:http://www.tinyos.net/papers/tos.pdf#search='Jason%20Hill%20System%20architecture'
上記のように無線のデータ伝送が可能なセンサ装置の場合、電源を商用電源など外部から供給したのでは給電用の配線が必要となり、上記した無線化のメリットが減殺されてしまうので、電源として電池を用いることが前提となる。そのため、電池の消耗を抑えるべく、センサ装置の省電力化を図ることが必要となる。
センサ装置の省電力化を図るための手法として、センサ装置が備えるCPUのスリープモードを利用することが考えられる。CPUのスリープモードは消費電力が極めて低く、タイマー機能のみを実行できる動作するモードである。
このスリープモードを利用した第1の手法としては、スリープモードで動作する上記タイマー機能により、予め設定されたデータ収集時刻になったことを検知したら、スリープモードからアクティブモード(CPUが通常動作するモード)に切り替えて、センサ素子からデータを採取して無線伝送する処理を実行し、この処理が終わったら再びスリープモードに切り替える方法が考えられる。
しかしながら、CPUが内蔵するタイマーは時間精度が悪いため、スリープモードからアクティブモードへの切り替えを、データ採取時刻に対して相当の余裕を持ったタイミングで行うことが必要となる。このため、CPUがアクティブモードで動作する時間が必要以上に長くなり、その分、消費電力が増加してしまうことになる。
また、第2の手法として、外部からデータ採取のコマンドを待ち受けて、コマンドに応答してセンサのデータを採取する方法も考えられる。この方法では、上記タイマー機能を利用して、タイマーがタイムアップする毎にCPUをアクティブモードに切り替えて電界強度を測定し、その電界強度が閾値を超えていなければ再びスリープモードに切り替える。一方、電界強度が閾値を超えていれば、電波内容を解析し、その内容が上記コマンドであればセンサからデータを採取して無線伝送する。
この手法では、コマンドが発信されているかどうかを確認するために一定の時間間隔でスリープモードからアクティブモードへ切り替えなければならない。このため、上記時間間隔が短いと、アクティブモードへの切り替えが頻繁に行われることとなって消費電力が増大してしまう。一方、消費電力を抑えるために、上記時間間隔を長くすると、センサ装置がコマンドを確実に受信できるように、コマンドの送信を長時間継続して行わねばならなくなるため、コマンド送信側での消費電力が増大し、システム全体として省電力化を図れない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、検出データの無線伝送機能を有するセンサ装置において、消費電力を低く抑えつつ、高い時間精度で検出データを採取できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、検出データの無線伝送機能を有するセンサ装置であって、
センサ素子と、
通常動作を行うアクティブモードと、タイマー機能のみを実行できるスリープモードとで動作可能なCPUにより構成された制御部と、
前記センサ素子の出力を検出データとして採取するデータ採取部と、
前記採取された検出データを無線送信する無線通信部と、
前記制御部に現在時刻情報を供給する時計部と、を備え、
前記制御部は、
前記CPUの前記アクティブモードにおいて、
(a)前記時計部より現在時刻を取得する処理と、
(b)前記取得した現在時刻から、指定された目標時刻に近接したか否かを判定する処理と、
(c)前記(b)の処理で、前記目標時刻に近接していないと判定された場合には、前記CPUを前記スリープモードに切り替え、前記(b)の処理で、前記目標時刻に近接していると判定された後に、前記時計部より取得される現在時刻が前記目標時刻になったら前記データ採取部により検出データを採取し、採取した検出データを前記無線通信部により送信する処理と、を実行し、
前記CPUの前記スリープードにおいて所定のスリープ時間が経過したら前記CPUを前記アクティブモードに切り替えた後、(a)〜(c)の処理を繰り返すことを特徴とする。
本発明によれば、スリープ時間が経過する毎にCPUをスリープモードからアクティブモードに切り替えて時計部から現在時刻を取得し、目標時刻が近接していなければスリープモードに切り替え、目標時刻が近接していれば、現在時刻が目標時刻になった時点で検出データを採取する構成としたので、検出データを採取するまでの大部分の時間はCPUを消費電力が小さいスリープモードで動作させつつ、時計部から取得した正確な現在時刻に基づき、高い時間精度で検出データを採取できる。
また、本発明において、前記制御部は、前記(c)の処理において、前記(b)の処理で、前記目標時刻に近接していないと判定された場合に、前記取得した現在時刻から前記目標時刻までの時間差を算出し、前記所定のスリープ時間を、前記時間差が小さいほど小さな値に設定することとしてもよい。このようにすれば、目標時刻に近づくほどスリープ時間が短くなるので、スリープモードでの動作中に目標時刻に達してしまうのを防止できる。この場合、前記時間差に1より小さい定数を乗じた値を前記スリープ時間として設定することで、スリープモードでの動作中に目標時刻に達してしまうのをより確実に防止できる。
また、本発明は、検出データの無線伝送機能を有するセンサ装置であって、
センサ素子と、
通常動作を行うアクティブモードと、タイマー機能のみを実行できるスリープモードとで動作可能なCPUにより構成された制御部と、
前記センサ素子の出力を検出データとして採取するデータ採取部と、
前記採取された検出データを無線送信する無線通信部と、
前記制御部に現在時刻情報を供給する時計部と、を備え、
前記CPUは前記アクティブモードにおいて速度の異なる複数のクロック周波数で動作可能であり、
前記制御部は、
前記CPUを前記アクティブモードにおける最低速のクロック周波数で動作させて、
(a’)前記時計部より現在時刻を取得する処理と、
(b’)前記取得した現在時刻から指定された目標時刻までの時間差が所定の下限値以下であるか否かに基づいて、前記目標時刻に近接したか否かを判定する処理と、
(c’)前記(b’)の処理で、前記目標時刻に近接していないと判定された場合には、前記CPUを前記スリープモードに切り替え、前記(b’)の処理で、前記目標時刻に近接していると判定され、かつ、前記CPUの動作クロックが最高速のクロック周波数でない場合には、前記CPUの前記アクティブモードにおける動作クロックをより高いクロック周波数に切り替えると共に、前記処理(b’)における前記所定の下限値の値を現在よりも小さな値に設定して前記(a’)〜(c’)の処理を繰り返し、
前記CPUの動作クロックが最高速のクロック周波数である場合に前記(b’)の処理で前記目標時刻に近接していると判定された後に、前記時計部より取得される現在時刻が前記目標時刻になったら前記データ採取部により検出データを採取し、採取した検出データを前記無線通信部により送信する処理を実行することを特徴とす
このようにすれば、目標時刻までの時間が長いときには、スリープモードにおけるタイマー機能の時間精度は悪いが消費電力のより小さい低速クロックでCPUを動作させ、目標時刻に近づくにつれて、タイマー機能の時間精度が高い高速クロックに切り替えるので、データ検出の時間精度を犠牲にすることなく更なる低電力化を図ることができる。
また、本発明において、前記制御部は、前記検出データを前記無線通信部により送信する処理を行う際に、前記検出データにデータの採取時刻を付加して前記無線通信部により送信することとしてもよい。このようにすれば、検出データに付加された採取時刻に基づいて、複数のセンサ装置から収集した検出データの時間軸を合せることが可能となり、高い精度の同期性が得られる。
また、本発明のセンサ装置は、前記CPUによりアクセス可能なメモリを更に備え、前記データ採取部により採取された検出データは前記メモリに格納され、前記無線通信部は前記メモリに格納された検出データを無線送信することとしてもよい。
この場合、前記制御部は、前記検出データが前記メモリに格納される都度、その検出データを前記無線通信部により送信させることとしてもよいし、前記無線通信部によるデータ送信が可能であるか否かを判定し、送信可能であれば、前記メモリに格納された検出データを先入れ先出し(FIFO)方式で前記無線通信部により送信することとしてもよい。後者の場合、データ送信が不可能な場合にもデータ採取を続けて、データ送信が可能な状態になったら、メモリに格納したデータを送信することができる。
また、前記メモリには、当該センサ装置が前記センサ素子による検出データを採取すべき時刻が設定された動作制御テーブルが格納されており、前記制御部は前記動作制御テーブルに記録された時刻を前記目標時刻とすることとしてもよい。
また、前記データ採取部が前記センサ素子の出力信号をAD変換して前記検出データとして前記CPUに供給し、前記CPUが前記検出データを前記メモリに書き込むこととしてもよいし、あるいは、前記データ採取部が前記センサ素子の出力信号をAD変換して前記検出データとして採取し、該AD変換された検出データはDMA機能により前記メモリに格納されることとしてもよい。
また、本発明において、前記センサ装置は、前記センサ素子による検出データを送信するデータ検出モードと、他のセンサ装置から送信されてきた検出データを別のセンサ装置へ転送するデータ転送モードとで動作可能であることとしてもよい。このようにすれば、複数のセンサ装置をネットワーク化したときに、センサ装置をデータ中継装置として機能させることが可能となる。
この場合、前記メモリには、当該センサ装置が、前記データ検出モードと前記データ転送モードの何れで動作すべきかの指定と、その動作時刻とが設定された動作制御テーブルが格納されており、前記制御部は前記動作制御テーブルに格納された動作時刻を前記目標時刻として、前記データ検出モードが指定されている場合には前記(a)〜()の処理を実行し、前記データ転送モードが指定されている場合には、前記(d)の処理において、検出データを採取して送信することに代えて、前記無線通信部により他のセンサ装置からの検出データを受信してその検出データを指定された送信先へ転送することとしてもよい。
このようにデータ検出モードとデータ転送モードとで動作可能なセンサ装置を複数備えて構成されたセンサシステムにおいては、前記複数のセンサ装置が、複数のクラスタに区分され、各クラスタには、同じクラスタ内のセンサ装置から送信された検出データを転送する機能を有するクラスタヘッドが設けられ、各クラスタに属する各センサ装置による検出データは、同じクラスタ内の他のセンサ装置を経由して又は直接的に同じクラスタのクラスタヘッドへ送信され、このクラスタヘッドを経由して所定の処理装置へ転送されることとしてもよい。
また、本発明のセンサ装置は、電源として電池を備えることとしてもよく、その場合、電池は充電池又は燃料電池であることとしてもよい。
また、本発明は、センサ素子と、通常動作を行うアクティブモードとタイマー機能のみを実行できるスリープモードとで動作可能なCPUにより構成された制御部と、前記センサ素子の出力を検出データとして採取するデータ採取部と、前記採取された検出データを無線送信する無線通信部と、前記制御部に現在時刻情報を供給する時計部とを備える、無線データ伝送機能を有するセンサ装置の動作方法であって、
前記制御部は、前記CPUの前記アクティブモードにおいて、
(a)前記時計部より現在時刻を取得するステップと、
(b)前記取得した現在時刻に基づいて、指定された目標時刻に近接したか否かを判定するステップと、
(c)前記ステップ(b)において、前記目標時刻に近接していないと判定された場合には、前記CPUを前記スリープモードに切り替え、前記ステップ(b)において、前記目標時刻に近接していると判定された後に、前記時計部より取得される現在時刻が前記目標時刻になったら前記データ採取部により検出データを採取し、採取した検出データを前記無線通信部により送信するステップと、を実行し、
前記CPUの前記スリープードにおいて所定のスリープ時間が経過したら前記CPUを前記アクティブモードに切り替えた後、ステップ(a)〜(c)の処理を繰り返すことを特徴とする。
本発明によれば、検出データの無線伝送機能を有するセンサ装置において、消費電力を低く抑えつつ、高い時間精度で検出データを採取することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態であるセンサ装置について詳細に説明する。本実施形態においては、本発明のセンサ装置が、センサによる検出データを無線送信する動作モード(以下、データ検出モードという)と、他のセンサ装置から無線送信されてきたデータを別のセンサ装置等へ転送するモード(以下、データ転送モードという)とで動作することができるものとしている。
図1は、本実施形態のセンサ装置10を複数ネットワーク化して構成されたシステムの一例を示す全体構成図である。同図に示す例では、複数のセンサ装置10がクラスタA,B,C等にクラスタ化され、クラスタ毎に、クラスタヘッド1(1A,1B,1C,・・・)が設けられている。クラスタヘッド1はセンサ装置10及び他のクラスタヘッド1から送信されてきたデータを検出する機能を有する。すなわち、センサ装置10のデータ検出モードを有さず、データ転送モードのみで動作する装置である。
各クラスタに属するセンサ装置10は、その検出データを、同じクラスタに属する他のセンサ装置10を経由して、あるいは、直接に、該当するクラスタヘッド1へ無線送信する。クラスタヘッド1は、クラスタ内の各センサ装置10から送信されてきた検出データを、他のクラスタヘッド1を経由して、あるいは、直接に、処理コンピュータ2に接続されたゲートウェイ3へ送信する。例えば、図1において、クラスタBに属するセンサ装置10aによる検出データはセンサ装置10bを経由してクラスタヘッド1Bに転送され、さらに、クラスタヘッド1C〜1Eの何れかを介してゲートウェイ3へ転送され、ゲートウェイ3から処理コンピュータ2へ取り込まれる。
なお、各センサ装置10及び各クラスタヘッド1には固有の識別IDが付与され、各センサ装置10からゲートウェイ3へのデータの伝送経路は、各センサ装置10及び各クラスタヘッド1の動作制御テーブル(後述する)に設定されている。
図2は、本実施形態に係わるセンサ装置10のブロック構成図である。同図に示す如く、センサ装置10は、検出部20、データ採取部22、CPU24、高精度時計部26、メモリ28、無線通信部30、低速クロック発生部32、高速クロック発生部34、及び電池36を備えている。
検出部20は一つ又は複数のセンサ素子21により構成されている。センサ素子21は、例えば加速度のように連続的に変化する物理量を検知し、その物理量に応じたアナログ信号をデータ採取部22へ出力するセンサ素子である。
データ採取部22は、検出部20の各センサ素子21から出力されたアナログ信号を適宜増幅したうえでデジタルデータに変換し、このデジタルデータを検出データとして採取する。採取された検出データは、CPU24により、あるいは、DMA機能により、メモリ28に格納される。
無線通信部30は、CPU24による指令に応じて、メモリ28に格納された検出データを、指定された送信先へ無線送信する。
CPU24は、センサ装置10の各部を制御し、データ採取部22からの検出データの読み込みや、無線通信部30による検出データの送信及び他のセンサ装置10からのデータ転送等の制御を行う。なお、CPU24は、通常の動作を行うアクティブモードと、タイマー機能のみが有効な、極めて低電力で動作するスリープモードとで動作することができる。
高精度時計部26は、例えば電波時計やGPSあるいは水晶時計等の高精度な時計により構成され、現在時刻情報をCPU24に供給する。
低速クロック発生部32及び高速クロック発生部34はCPU24の動作クロックを発生する。CPU24が低速クロック発生部32及び高速クロック発生部34の何れのクロックで動作するかは、CPU24がクロック選択命令を実行することにより設定することができるようになっている。
電池36は、センサ装置10の各部への電源を供給するものであり、典型的には、充電池が用いられるが、燃料電池を用いてもよい。また、電池は内蔵電池であってもよいし、外付け式の電池であってもよい。
図3は、センサ装置10の動作を設定するための動作制御テーブル50の一例である。この動作制御テーブル50はメモリ28に記憶されており、その内容は、適宜なユーザインタフェースによりユーザが設定可能である。
図3に示す如く、動作制御テーブル50には、センサ装置10が行うべき各動作について、その動作時刻及び動作内容が格納されている。具体的には、動作制御テーブル50には、動作時刻欄52、動作指定欄54、送信元欄56、送信先欄58、及び検出動作詳細欄60の各欄が設けられている。動作時刻欄52には、センサ装置10が動作を開始すべき時刻が設定され、動作指定欄54には、センサ装置10の動作区分(上記したデータ検出モード及びデータ転送モードの何れのモードで動作するかの区分)が設定される。送信元欄56には、動作指定欄54にデータ転送モードが設定されている場合に、転送すべきデータの送信元であるセンサ装置10又はゲートウェイ1のIDが設定される。一方、送信先欄58には、データの送信先であるセンサ装置10又はゲートウェイ1のIDが設定される。また、検出動作詳細欄60には、検出機能における検出動作の詳細が設定され、例えば、検出部20が備える複数のセンサ素子21のうちデータを採取すべきセンサの指定や、サンプリング周波数やデータバイト数等が設定される。
図3の例では、11時55分00秒にデータ検出モードでセンサ#1、#2、#3からの検出データを採取して、ID=1123のセンサ装置10又はクラスタヘッド1へ送信し、11時56分30秒にデータ転送モードでID=1048のセンサ装置10から送信されてきたデータをID=1123のセンサ装置10又はクラスタヘッド1へ転送するように設定されている。
なお、動作制御テーブル50に設定されたセンサ装置10が行うべき各動作を、以下、動作ジョブという。すなわち、図3の例では、11:55:00に実行すべきデータ検出モードの動作ジョブと、11:56:30に実行すべきデータ転送モードの動作ジョブとが設定されていることになる。
以下、本実施形態においてセンサ装置10のCPU24が実行する処理について説明する。上記の通り、CPU24は、アクティブモードとスリープモードとで動作することができ、本実施形態では、CPU24の消費電力が小さいスリープモードを利用して消費電力を抑えつつ、高精度時計部26から提供される高精度の時間情報に基づいて、高い時間精度で検出データを採取できるようにしている。なお、CPU24は、アクティブモードにおいてスリープ時間を設定してスリープモードへの移行命令を実行することにより、スリープモードへ切り替わり、スリープモード中はタイマー機能により時間をカウントし、上記設定されたスリープ時間が経過すると、スリープモードからアクティブモードに切り替わることができるようになっている。
図4及び図5は、本実施形態においてCPU24が実行する処理ルーチンの流れを示すフローチャートである。この処理ルーチンは、図4のS100において、CPU24がスリープモードからアクティブモードに切り替えられることにより起動される。以下の説明から分かるように、S100におけるアクティブモードへの切り替え時には、CPU24は低速クロックで動作している。なお、図4及び図5に示すフローチャートには、センサ装置10がセンサ検出モードの動作ジョブを実行する場合の処理を示している。
図4に示すS100において、CPU24がアクティブモードに切り替わると、先ずS102において高精度時計部26から現在時刻Tcが読み込まれる。次に、S104において、次に実行すべき動作ジョブの動作時刻(以下、目標時刻Toという)と現在時刻Tcとの時間差ΔT=To−Tcが計算される。そして、S106において、時間差ΔTが、低速クロックモードに対応する所定の下限値TL以下となったか否かが判定される。
上記S106においてΔT≦TLが不成立である場合は、目標時刻Toに近接していないと判定され、S108においてスリープ時間TsがTs=ΔT×C(ただし、Cは1より小さい定数)により計算される。そして、S110においてスリープ時間Tsがセットされ、CPU24がスリープモードに切り替えられてスリープタイマのカウントアップが開始される。以後、S112でスリープ時間Tsが経過するまでスリープモードが維持され、スリープ時間Tsが経過するとS100においてアクティブモードに切り替えられて上記S102に戻る。
一方、S106においてΔT≦TLが成立する場合は、目標時刻Toに近接したと判定され、S120においてCPU24の動作クロックが、高速クロック発生部34の高速クロックに切り替えられる。そして、S122で高精度時計部26から現在時刻Tcが読み込まれ、S124で目標時刻Toと現在時刻Tcとの時間差ΔTが計算され、S126で時間差ΔTが高速クロックに対応した所定の下限値TH以下となったか否かが判定される。なお、下限値THの値は、低速クロックの場合の下限値TLよりも小さな値に設定しておく。
S126においてΔT≦THが不成立である場合は、目標時刻Toに近接していないと判定され、上記S108〜S112と同様に、S128でスリープ時間Ts=ΔT×Cが計算され、S130でスリープ時間TsがセットされてCPU24がスリープモードに切り替えられ、S132においてスリープ時間Tsが経過すると、S134でアクティブモードに切り替えられた後、上記S122に戻る。
一方、S126においてΔT≦THが成立する場合は、目標時刻Toに近接したと判定され、図5のS140において、高精度時計部26から現在時刻Tcが読み込まれ、S142において目標時刻Toと現在時刻Tcとの時間差ΔT=To−Tcが計算され、S144において時間差ΔTが0以下になったか否かが判定される。その結果、ΔT≦0が不成立であれば、S140に戻る。一方、ΔT≦0が成立する場合は、目標時刻Toに達したことになる。この場合、S146において、データ採取部22からセンサ素子21(動作制御テーブル50の検出動作詳細欄60でセンサ番号が指定されている場合は、これに該当するセンサ素子21)の検出データが取り込まれ、メモリ28に格納される。その際、現在時刻Tcをデータ採取時刻Taとして、検出データに付帯させて格納する。次に、S148において、メモリ28に格納された検出データが、無線通信部30により、動作制御テーブル50の送信先欄58に設定されたIDのセンサ装置10又はクラスタヘッド1へ無線送信される。この送信動作の詳細は後述する。
S150では、S148における検出データの送信が正常に行われたか否かが判定される。具体的には、各センサ装置10及び各クラスタヘッド1は、自身宛のデータを受信すると、受信確認信号を返送するように構成されており、S150ではこの受信確認信号が返送されてきたか否かに基づいて、データ送信が正常に行われたか否かを判定する。その結果、データ送信が正常に行われたならばS160へ進む。一方、データ送信が正常に行われていなければ、S152において所定回数に達するまでデータが再送信され、データ送信が正常に行われた時点で今回のルーチンを終了する。また、所定回数再送信を行ってもデータ送信が正常に行われない場合は、S154においてエラー表示等の適宜なエラー処理が行われてS160へ進む。ただし、後述するように、S152で所定回数再送信しても正常に送信できない場合は、採取した検出データをメモリ28に保持しておき、データ送信が可能になった時点で、保持した検出データを一括して送信するようにしてもよい。
S160では、動作制御テーブル50から、次に実行すべき動作ジョブが読み出され、その動作時刻が新たな目標時刻Toとして設定される。そして、S162において、高精度時計部26から現在時刻Tcが取得され、S164において時間差To−Tcが計算され、S166においてCPU24の動作クロックが低速クロックに切り替えられた後、図4のS108に戻る。これにより、CPU24はスリープモードに切り替えられ、以後、次の動作ジョブについて上記と同じ処理が行われる。
なお、図4及び図5のフローチャートでは、センサ装置10がデータ検出モードの動作ジョブを実行する場合の処理を示したが、データ転送モードの動作ジョブについては、S146における検出データの取り込み処理の代わりに、動作制御テーブル50の送信元欄56で指定された送信元からデータを受信し、S148でそのデータを転送先へ送信する処理を行えばよい。
ここで、上記S148における検出データの送信処理について説明する。図6は、本実施形態において、センサ装置10の無線通信部30により送信されるデータの構成を示す図である。同図に示す如く、データは、検出部20による検出データが格納されるデータ本体部60と、ヘッダー部70とにより構成されている。ヘッダー部70は、当該データを送信したセンサ装置10のID(送信者ID)72、データ本体部60に格納された検出データを検出したセンサ装置10のID(検出者ID)74、及び検出データの検出時刻76により構成されている。
センサ装置10がデータ検出モードで動作する場合、図5のS148で検出データを送信するにあたり、S146で取り込んだ検出データをデータ本体部60に格納し、検出時刻Taを検出時刻76として格納し、自身のIDを送信者ID72及び検出者ID74として格納したデータを無線通信部30により送信する。また、センサ装置10がデータ転送モードで動作する場合は、他のセンサ装置10から受信したデータのうち送信者ID72を自身のIDに書き換えて送信する。
上記図4及び図5に示すルーチンによれば、先ず、CPU24を低速クロックで動作させ、目標時刻と現在時刻との時間差が下限値TL以下(S106でyes)となるまで、スリープモードへの切り替え(S110)とスリープ時間Ts経過後のアクティブモードへの切り替え(S114)を繰り返す。その際、スリープ時間Tsは、目標時刻と現在時刻との時間差ΔTに1より小さい所定値Cを掛けた値に設定される(S108)ので、目標時刻Toに近づくにつれて、スリープ時間Tsは次第に短くなる。
時間差ΔTが下限値TL以下になったら、CPU24を高速クロックに切り替えて(S120)、時間差ΔTが高速クロックに対応した下限値TH0以下になるまで、上記と同様に、スリープモードへの切り替え(S130)とスリープ時間Ts経過後のアクティブモードへの切り替え(S134)を繰り返す。そして、時間差ΔTが下限値TH以下になったら、以後は常時アクティブモードとして、高精度時計部26から高精度な現在時刻を取得し、目標時刻Toに達したら検出データの取り込み及び送信の処理を行う。
このように、本実施形態では、目標時刻Toまでの時間が長い場合は、基本的にはCPU24をスリープモードで動作させ、時々、アクティブモードに切り替えて高精度時計部26から高精度の現在時刻を取得し、目標時刻との時間差ΔTを判定する構成としている。このため、目標時刻Toに達するまでの時間の大部分は、CPU24が消費電力の極めて小さいスリープモードで動作することになるので、センサ装置10の消費電力を小さく抑えることができる。
また、上記のように、目標時刻Toに近づくほどスリープ時間Tsを短く設定することにより、スリープモードでの動作時間をなるべく長く確保しながらも、スリープモードでの動作中に目標時刻Toに達してしまうのを防止して、確実に、目標時刻Toでデータ採取を行うことが可能である。
また、目標時刻Toまでの時間が長い間(時間差ΔTが下限値TLより大きい間)は、スリープ時間のカウント精度が低くても支障がないため、消費電力の小さな低速クロックで動作させることにより、更なる省電力化を図ることができる。そして、時間差ΔTが下限値TL以下になったら高速クロックに切り替え、さらに、時間差ΔTが下限値TH以下になったら、常時アクティブモードにして高精度時計部26から高精度の時刻を取得することで、消費電力を極力抑えつつ、目標時刻Toになったことを正確に検知して、検出データの読み込みを行うことができる。
なお、上記実施形態では、CPU24が低速クロックと高速クロックの2段階のクロック速度で動作するものとしたが、クロックの切り替えを行わずに、S126で時間差ΔTが下限値以下と判定されれば、直ちにS140以降の処理に進むこととしてもよい。一方、CPU24が3段階以上のクロック速度で動作するものとしてもよく、その場合は、図4及び図5のルーチンを、最低速のクロック速度から始めて、時間差ΔTが下限値以下になったら1段高速のクロックへ切り替え、最高速のクロックで時間差ΔTが下限値以下になったら、図5のS140以降の処理を実行するようにすればよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、センサ装置10の省電力化を図りつつ、目標時刻Toに対して極めて高精度のタイミングで検出部20による検出データを採取することができる。そして、センサ装置10の消費電力が小さくなることで、電池36の持続時間も長くなるので、電池36として、充電不可能な電池を用いる場合は電池の交換頻度を抑えることができ、充電池を用いる場合は充電頻度を抑えることができ、また、燃料電池を用いる場合は燃料の補充頻度を抑えることができるなど、システム全体を効率的に運用することが可能になる。
特に、加速度センサのように検出対象が高速かつ連続的に変化する信号の場合には、その波形を再現するために高いサンプリング周波数で多量のデータを採取することが必要となって無線送信にも長時間かかり、その分、消費電力も大きくなってしまうため、省電力化への要求は大きい。したがって、本発明のセンサ装置は、加速度センサのように高速かつ連続的に変化する物理量を検出するセンサの場合に極めて有効である。
また、各センサ装置10が高い時間精度で検出データを採取できることで、図1に示すように複数のセンサ装置10が設けられる場合にも、これらセンサ装置10を正確に同期させて動作させることができる。なお、センサ装置10を完全に同期させることができない場合であっても、各センサ装置10において、高精度時計部26により取得した高精度の時刻を図6に示すように検出時刻76として検出データに付帯させることができるので、コンピュータ2が複数のセンサ装置10からのデータを読み込んだ後で、それらデータの時間軸を整合させることで、高い精度の同期性を得ることも可能である。
また、図1に示すように、複数のセンサ装置10をクラスタに分割し、各クラスタ1内のセンサ装置10を同じタイミングで作動させ、同時に作動させる必要のない他のクラスタ内のセンサ装置10は休止させておくことができる。すなわち、必要なクラスタに属するセンサ装置10のみをアクティブモードに起動し、他のセンサ装置10はスリープモードに維持することができるので、システム全体の消費電力を抑えることもできる。
また、各センサ装置10がデータ検出モードとデータ転送モードとで動作する機能を有し、各動作ジョブについて動作モードと動作時刻とを個々に設定できるので、特定のセンサ装置10で検出したデータを、必要最小限のセンサ装置10やクラスタヘッド1のみを起動させるだけでコンピュータ12へ伝送することができる。例えば、図1において、センサ装置10aの検出データがセンサ装置10b→クラスタヘッド1B→クラスタヘッド1D→ゲートウェイ3の経路で伝送されるものとすれば、この経路上のセンサ装置10b、クラスタヘッド1B、及びクラスタヘッド1Dのみアクティブモードに起動させれば、センサ装置10aの検出データをゲートウェイ3を介してコンピュータ2へ伝送することができ、他のセンサ装置10等はスリープモードのままでよいので、システム全体の消費電力を抑えることができる。具体的には、センサ装置10aをデータ検出モードで動作させ、センサ装置10b、クラスタヘッド1B及びクラスタヘッド1Dをデータ転送モードで動作させるように各装置の動作ジョブを設定し、他の装置は休止状態とするのである。
この場合、データ伝送には時間がかかるので、データ伝送時間を考慮して各装置の動作時間を時間をずらせて設定すれば、更なる省電力化を図ることが可能である。例えば、上記の例において、センサ装置10aのデータ検出モードでの動作時刻に対して、センサ装置10b、クラスタヘッド1B、及びクラスタヘッド1Eの動作時刻を、データ転送時間に応じて順次所定時間ずつ遅らせる。これにより、センサ装置10b、クラスタヘッド1B、及びクラスタヘッド1Eを、データ転送動作が必要となるタイミングの直前までスリープモードとすることができる。すなわち、本実施形態では、高精度時計部26による高精度の時間情報に基づいてセンサ装置10やクラスタヘッド1を動作させることができるため、各センサ装置10やクラスタヘッド1の動作時刻をデータ伝送時間まで考慮して細かく設定でき、これにより、更なる省電力化を図ることができる。
なお、上記の説明では、センサ装置10が検出データを採取する都度、送信する(以下、このような送信方式を随時送信という)ものとしたが、これに限らず、複数回分の検出データを一括して送信する(以下、このような送信方式を一括送信という)ようにしてもよい。
図7は、随時送信と一括送信について、データ採取、メモリアクセス、及び、データ送信の各動作のタイミングを示す図である。同図(a)に示すように、随時送信では、検出データを採取してメモリに書き込む都度、送信動作が行われるが、同図(b)に示すように、一括送信では、メモリ28に保持された複数回分の検出データを一括して送信するので、送信回数が少なくなる。データ送信においては、図6に示す構成のデータのほか、データフォーマット等を示すパケットが付随する。したがって、一括送信の場合には、随時送信の場合に比べて、このような付随パケットの量が少なくなって、トータルの送信時間が短くて済み、その結果、消費電力を更に抑えることができるという効果が得られる。
上記した一括送信によれば、次のような効果も得られる。図1に示すようにクラスタに分割した構成の場合、一括送信によれば、あるクラスタで繰り返し検出データを採取しながら、別のクラスタで、複数回分の検出データをまとめて送信することが可能である。例えば図1において、クラスタAにおける検出データを、クラスタBのクラスタヘッド1Bを経由して送信するように設定されているとする。この場合、クラスタBがデータ送信を行っている間は、クラスタヘッド1Bが占有されているため、クラスタAの検出データを送信できないのであるが、一括送信によれば、クラスタBでのデータ送信中は、クラスタAの各センサ装置10が検出データをメモリ28に保持しておき、クラスタBのデータ送信が終わってクラスタヘッド1Bが開放された時点で、メモリ28に保持した検出データを一括して送信することができる。このように、一括送信を行うことにより、各クラスタにおいて、他のクラスタの動作状態の影響を受けずに自由にかつ正確に検出データの採取時刻を設定することが可能となる。
図8は、上記した一括送信を実現するためのメモリ28へのデータ記憶方法の一例を示す。同図に示す例では、メモリ28をFIFO(First In First Out)メモリとして構成し、採取した検出データD1,D2,D3,・・・Dnを順次メモリ28に格納し、データ送信が可能になったタイミングで、時間的に先に格納された検出データから順次送信していく。
なお、随時送信を行うか、一括送信を行うかを、そのときの状況に応じてCPU24が制御するようにしてもよい。具体的には、先ず、CPU24は無線通信部30によるデータ送信が可能な状況であるか否かを判定する。この判定は、例えば、データ送信先へダミーのデータを送信し、これに対する受信確認信号が返送されてきたか否かに基づいて行うことができる。その結果、データ送信が可能であれば、検出データを送信し(随時送信)、一方、データ送信が不可能な状況であれば、図8に示すように検出データをメモリ28に順次格納していき、データ送信が可能となった時点でメモリ28に格納されたデータをFIFO方式で送信(一括送信)するのである。すなわち、図5のフローチャートにおいて、S152で所定回数再送信を試みても正常に送信できない場合に、S154でエラー処理をするのではなく、検出データをメモリ28に保持し、データ送信が可能になったら保持したデータを一括して送信することにより一括送信が実現できる。
なお、高精度時計部26として電波時計やGPSを用いた場合は、校正しなくても常に正確な時刻を検知できるが、センサ装置10の設置環境によっては、電波時計やGPSの電波を受信できず、水晶時計を用いざるをえないこともある。その場合、適宜なタイミングで、各センサ装置10に時刻校正用の時間情報を外部から供給すると共に、センサ装置10のデータ転送機能を用いて、全センサ装置へ一斉に時刻校正コマンドを送信し、この時刻校正コマンドに応じて、各センサ装置10が外部から供給された時刻情報に基づいて自己の水晶時計を校正するようにしてもよい。
本発明の一実施形態であるセンサ装置を複数ネットワーク化して構成されたシステムの一例を示す全体構成図である。 本実施形態に係わるセンサ装置10のブロック構成図である。 本実施形態のセンサ装置の動作を設定するための動作制御テーブル50の一例である。 本実施形態においてセンサ装置が備えるCPUが実行する処理ルーチンの流れを示すフローチャート(その1)である。 本実施形態においてセンサ装置が備えるCPUが実行する処理ルーチンの流れを示すフローチャート(その2)である。 本実施形態においてセンサ装置から送信されるデータの構成を示す図である。 本実施形態においてセンサ装置の動作タイミングを随時送信と一括送信の場合について示すタイムチャートである。 一括送信を実現するためのメモリへのデータ記憶方法の一例を示す図である。
符号の説明
10 センサ装置 20 検出部
21 センサ素子 22 データ採取部
24 CPU 26 高精度時計部
28 メモリ 30 無線通信部
32 低速クロック発生部 34 高速クロック発生部
36 電池 50 動作制御テーブル
52 動作時刻欄 54 動作指定欄
56 送信元欄 58 送信先欄
60 検出動作詳細欄

Claims (17)

  1. 検出データの無線伝送機能を有するセンサ装置であって、
    センサ素子と、
    通常動作を行うアクティブモードと、タイマー機能のみを実行できるスリープモードとで動作可能なCPUにより構成された制御部と、
    前記センサ素子の出力を検出データとして採取するデータ採取部と、
    前記採取された検出データを無線送信する無線通信部と、
    前記制御部に現在時刻情報を供給する時計部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記CPUの前記アクティブモードにおいて、
    (a)前記時計部より現在時刻を取得する処理と、
    (b)前記取得した現在時刻から、指定された目標時刻に近接したか否かを判定する処理と、
    (c)前記(b)の処理で、前記目標時刻に近接していないと判定された場合には、前記CPUを前記スリープモードに切り替え、前記(b)の処理で、前記目標時刻に近接していると判定された後に、前記時計部より取得される現在時刻が前記目標時刻になったら前記データ採取部により検出データを採取し、採取した検出データを前記無線通信部により送信する処理と、を実行し、
    前記CPUの前記スリープードにおいて所定のスリープ時間が経過したら前記CPUを前記アクティブモードに切り替えた後、(a)〜(c)の処理を繰り返すことを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記制御部は、前記(c)の処理において、前記(b)の処理で、前記目標時刻に近接していないと判定された場合に、前記取得した現在時刻から前記目標時刻までの時間差を算出し、前記所定のスリープ時間を、前記時間差が小さいほど小さな値に設定することを特徴とする請求項1記載のセンサ装置。
  3. 前記制御部は、前記時間差に1より小さい定数を乗じた値を前記所定のスリープ時間として設定することを特徴とする請求項2記載のセンサ装置。
  4. 検出データの無線伝送機能を有するセンサ装置であって、
    センサ素子と、
    通常動作を行うアクティブモードと、タイマー機能のみを実行できるスリープモードとで動作可能なCPUにより構成された制御部と、
    前記センサ素子の出力を検出データとして採取するデータ採取部と、
    前記採取された検出データを無線送信する無線通信部と、
    前記制御部に現在時刻情報を供給する時計部と、を備え、
    前記CPUは前記アクティブモードにおいて速度の異なる複数のクロック周波数で動作可能であり、
    前記制御部は、
    前記CPUを前記アクティブモードにおける最低速のクロック周波数で動作させて、
    (a’)前記時計部より現在時刻を取得する処理と、
    (b’)前記取得した現在時刻から指定された目標時刻までの時間差が所定の下限値以下であるか否かに基づいて、前記目標時刻に近接したか否かを判定する処理と、
    (c’)前記(b’)の処理で、前記目標時刻に近接していないと判定された場合には、前記CPUを前記スリープモードに切り替え、前記(b’)の処理で、前記目標時刻に近接していると判定され、かつ、前記CPUの動作クロックが最高速のクロック周波数でない場合には、前記CPUの前記アクティブモードにおける動作クロックをより高いクロック周波数に切り替えると共に、前記処理(b’)における前記所定の下限値の値を現在よりも小さな値に設定して前記(a’)〜(c’)の処理を繰り返し、
    前記CPUの動作クロックが最高速のクロック周波数である場合に前記(b’)の処理で前記目標時刻に近接していると判定された後に、前記時計部より取得される現在時刻が前記目標時刻になったら前記データ採取部により検出データを採取し、採取した検出データを前記無線通信部により送信する処理を実行することを特徴とするセンサ装置。
  5. 前記制御部は、前記検出データを前記無線通信部により送信する処理を行う際に、前記検出データにデータの採取時刻を付加して前記無線通信部により送信することを特徴とする請求項1〜4のうち何れか1項記載のセンサ装置。
  6. 前記CPUによりアクセス可能なメモリを備え、
    前記データ採取部により採取された検出データは前記メモリに格納され、
    前記無線通信部は前記メモリに格納された検出データを無線送信することを特徴とする請求項1〜のうち何れか1項記載のセンサ装置。
  7. 前記制御部は、前記検出データが前記メモリに格納される都度、その検出データを前記無線通信部により送信することを特徴とする請求項6記載のセンサ装置。
  8. 前記制御部は、前記無線通信部によるデータ送信が可能であるか否かを判定し、送信可能であれば、前記メモリに格納された検出データを先入れ先出し方式で前記無線通信部により送信することを特徴とする請求項6記載のセンサ装置。
  9. 前記メモリには、当該センサ装置が前記センサ素子による検出データを採取すべき時刻が設定された動作制御テーブルが格納されており、前記制御部は前記動作制御テーブルに記録された時刻を前記目標時刻とすることを特徴とする請求項6〜8のうち何れか1項記載のセンサ装置。
  10. 前記データ採取部は、前記センサ素子の出力信号をAD変換して前記検出データとして前記CPUに供給し、前記CPUが前記検出データを前記メモリに書き込むことを特徴とする請求項6〜9のうち何れか1項記載のセンサ装置。
  11. 前記データ採取部は前記センサ素子の出力信号をAD変換して前記検出データとし、該AD変換された検出データはDMA機能により前記メモリに格納されることを特徴とする請求項6〜9のうち何れか1項記載のセンサ装置。
  12. 前記センサ装置は、前記センサ素子による検出データを送信するデータ検出モードと、他のセンサ装置から送信されてきた検出データを別のセンサ装置へ転送するデータ転送モードとで動作可能であることを特徴とする請求項1〜5のうち何れか1項記載のセンサ装置。
  13. 前記センサ装置は、前記センサ素子による検出データを送信するデータ検出モードと、他のセンサ装置から送信されてきた検出データを別のセンサ装置へ転送するデータ転送モードとで動作可能であり、
    前記メモリには、当該センサ装置が、前記データ検出モードと前記データ転送モードの何れで動作すべきかの指定と、その動作時刻とが設定された動作制御テーブルが格納されており、前記制御部は前記動作制御テーブルに格納された動作時刻を前記目標時刻として、前記データ検出モードが指定されている場合には前記(a)〜()の処理を実行し、前記データ転送モードが指定されている場合には、前記(c)の処理において、検出データを採取して送信することに代えて、前記無線通信部により他のセンサ装置からの検出データを受信してその検出データを指定された送信先へ転送することを特徴とする請求項6〜11のうち何れか1項記載のセンサ装置。
  14. 電源として電池を備えることを特徴とする請求項1〜13のうち何れか1項記載のセンサ装置。
  15. 前記電池は充電池又は燃料電池であることを特徴とする請求項14記載のセンサ装置。
  16. センサ素子と、
    通常動作を行うアクティブモードとタイマー機能のみを実行できるスリープ モードとで動作可能なCPUにより構成された制御部と、
    前記センサ素子の出力を検出データとして採取するデータ採取部と、
    前記採取された検出データを無線送信する無線通信部と、
    前記制御部に現在時刻情報を供給する時計部とを備える、無線データ伝送機能を有するセンサ装置の動作方法であって、
    前記制御部は、前記CPUの前記アクティブモードにおいて、
    (a)前記時計部より現在時刻を取得するステップと、
    (b)前記取得した現在時刻に基づいて、指定された目標時刻に近接したか否かを判定するステップと、
    (c)前記ステップ(b)において、前記目標時刻に近接していないと判定された場合には、前記CPUを前記スリープモードに切り替え、前記ステップ(b)において、前記目標時刻に近接していると判定された後に、前記時計部より取得される現在時刻が前記目標時刻になったら前記データ採取部により検出データを採取し、採取した検出データを前記無線通信部により送信するステップと、を実行し、
    前記CPUの前記スリープードにおいて所定のスリープ時間が経過したら前記CPUを前記アクティブモードに切り替えた後、ステップ(a)〜(c)の処理を繰り返すことを特徴とするセンサ装置の動作方法。
  17. 請求項12又は13記載のセンサ装置を複数備えて構成されたセンサシステムであって、
    前記複数のセンサ装置は、複数のクラスタに区分されており、
    各クラスタには、同じクラスタ内のセンサ装置から送信された検出データを転送する機能を有するクラスタヘッドが設けられており、
    各クラスタに属する各センサ装置による検出データは、同じクラスタ内の他のセンサ装置を経由して又は直接的に同じクラスタのクラスタヘッドへ送信され、このクラスタヘッドを経由して所定の処理装置へ転送されることを特徴とするセンサシステム。
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