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JP4803273B2 - 現金自動預払装置 - Google Patents
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本発明は現金自動預払装置に関する。
金融機関や商店などに設置される現金自動預払装置(Automated Teller Machine:以下、ATMという)は、その装置で実行された取引内容を取引履歴(以下、ジャーナルデータという)として記録している。ジャーナルデータの記憶にはCD−Rなどの記憶媒体を用いるのが一般的である(特許文献1参照)。
特開2000−322647号公報
しかし、記憶媒体のドライブ装置はATMの制御部に搭載されているため、補充回収カセットの回収時に記憶媒体が持ち出されることがある。その場合、ジャーナルデータが例え暗号化されていたとしても、解読されてしまう虞がある。
また、補充回収カセットの回収とは別に記憶媒体の回収を行わなければならいため、人手がかかり、運用コストの面でも問題がある。
本発明は、このような事情に鑑み、ジャーナルデータの流出防止と運用コストの低減が可能な現金自動預払装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための本発明は、紙幣入出金機に紙幣収納カセットを着脱自在に設けた現金自動預払装置において、前記紙幣収納カセットは、紙幣入出金機のジャーナルデータを記録する電子ジャーナル記録部を内部に設けるとともに、該電子ジャーナル記録部へのアクセス手段を筐体施錠領域に備えていることを特徴とする。
本発明によれば、紙幣収納カセットの施錠を解除しなければ、電子ジャーナル記録部にアクセスできなくなるので、紙幣収納カセット回収時のジャーナルデータの流出を防止できる。
さらに、ジャーナルデータと補充回収カセットの回収が同時にできるので、ジャーナルデータの回収に別途人手をかけなくて済み、運用コストの低減にも役立つ。
現金預払装置の概略構成図である。 紙幣入出金機の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態を示す図で、図2の紙幣入出金機から取り外された補充回収カセットの斜視図である。 図3の補充回収カセットに設ける電子ジャーナル記録部のブロック図である。 図4の電子ジャーナル記録部からジャーナルデータを収集する方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態を示す図で、図4と対応する図である。
(第1の実施形態)
(構成の説明)
以下、本発明のATMの実施形態について、添付図面を参照し詳細に説明する。
図1に示すように、ATM1は、顧客に対する紙幣の受け渡しを行う紙幣入出金機2と、紙幣入出金機2に着脱自在に設けた補充回収カセット(紙幣収納カセット)3と、取引履歴をジャーナルデータとして記録する電子ジャーナル記録部4と、ホストコンピュータと接続されて装置全体の制御を行う制御部5とを備えてなる。電子ジャーナル記録部4は補充回収カセット3の内部に設けてある。
制御部5は、ATM1の各ユニットを制御する機能を有し、顧客の操作を受け付け、現金の収納、払い出し、カード通帳の受付処理などを行う機能と、ATM1の各ユニットとの通信機能及び通信回線による上位監視装置との通信機能とを備えている。上位監視装置は、ATM1の稼働状況を常に監視し、障害の発生、現金の不足、用紙切れなどに対しては適切な指示を行う。
図2に示すように、紙幣入出金機2は、紙幣を金種別に収納する紙幣金種別カセット6,7,8と、紙幣金種別カセット6,7,8の上方に配置されて紙幣の受け渡しを行う搬送ユニット9と、紙幣の真偽、正損、金種等を判定する鑑別ユニット10と、紙幣を表裏反転させて紙幣挿入排出口11に送る反転機構12と、リジェクト紙幣を回収するリジェクト紙幣回収カセット13とを備えてなる。
紙幣挿入排出口11にセットされた紙幣は、鑑別ユニット10に送られて、再利用不可能な紙幣とそうでない紙幣に分けられる。再利用可能な紙幣は、入出金ユニット9で金種毎に分けられて紙幣金種別カセット(紙幣収納カセット)6,7,8に収められる。再利用不可能な紙幣は、入出金ユニット9を通過してリジェクト紙幣回収カセット13に収められる。一方、出金取引の際には、顧客の指定した金種金額に応じて紙幣金種別カセット6,7,8から入出金ユニット9に紙幣が繰り出され、鑑別ユニット10に送られて鑑別される。出金に適する紙幣は、反転機構12で表裏を揃えて紙幣挿入排出口11に集積される。出金に適さない紙幣はリジェクト紙幣回収カセット13に送り込まれる。
紙幣金種別カセット6,7,8に紙幣を補充する際には、補充回収カセット3から紙幣が繰り出され、鑑別部10に送られて鑑別される。出金に適する紙幣は、入出金ユニット9で金種毎に分けられて紙幣金種別カセット6,7,8に収められる。出金に適さない紙幣は、入出金ユニット9を通過してリジェクト紙幣回収カセット13に送り込まれる。一方、紙幣金種別カセット6,7,8から紙幣を回収する際には、紙幣金種別カセット6,7,8から順次紙幣が繰り出され、鑑別ユニット10に送られて鑑別される。計数可能な紙幣は補充回収カセット3内の正常紙幣収納部3aに収められ、計数不可能な紙幣はその下方のリジェクト紙幣収納部3bに収められる。
図3に示すように、補充回収カセット3は筐体20にヒンジ結合された紙幣出入用の扉21を備えている。扉21には、これを施錠するための鍵穴(図示せず)が正面に設けてある。補充回収カセット3の内部には、ステージ22が昇降自在に配設してあり、その両側にガイド部材23が一対立設してある。つまり、ステージ22上の紙幣束aがガイド部材23で案内されて昇降する。なお、補充回収カセット3の内部はステージ22により正常紙幣収納部3aとリジェクト紙幣収納部3bに区画されている(図2参照)。
図4に示すように、電子ジャーナル記録部4は、制御部間通信コントローラ41、CPU42、端末間通信コントローラ43、RAM44、ジャーナル用バックアップメモリ45、制御部接続用コネクタ46、アクセス手段である端末接続用コネクタ47とを備えてなる。CPU42は電子ジャーナル記録部4の全体制御を行う機能を有している。制御部間通信コントローラ41は、ATM1の制御部5との通信を制御するコントローラで、制御部5からジャーナルデータを電子ジャーナル記録部4に送信させる。RAM44はCPU42のワーク用メモリである。アクセス手段とは、電子ジャーナル記録部4のジャーナルデータの取得に供するものをいう。
端末間通信コントローラ43は、電子ジャーナル記録部4内に保存されているジャーナルデータを、USB(Universal Serial Bus)コネクタ等の端末接続用コネクタ47で接続された端末PC(Personal Computer)へ送信する機能を備えている。また、端末間通信コントローラ43は、端末PCからの指令によりジャーナルデータを消去して初期化する機能を備えている。端末接続用コネクタ47は、図3に示すように補充回収カセット3の筐体施錠領域に設けてある。
アクセス手段とは、電子ジャーナル記録部4のジャーナルデータの取得に供するものをいう。
筐体施錠領域とは、補充回収カセット3の筐体開口部に設けた施錠開閉部材を筐体20の内部から臨む領域をいう。
ジャーナル用バックアップメモリ45はジャーナルデータを記録するメモリで、電源OFF時でもデータ保持可能な不揮発性記憶媒体である。あるいは、記憶容量の大きいハードディスク等の媒体であってもよい。その場合、ジャーナルデータの他に監視カメラによる撮影画像データを記憶することが可能になる。
(動作の説明)
次に、ジャーナルデータの回収方法を図5のフローチャートに添って説明する。
まず、ATM1の扉(図示せず)を開き、紙幣入出金機2から補充回収カセット3を取り外して金融機関に搬送する(ステップS101)。次いで、補充回収カセット3の施錠を解除して扉21を開く(ステップS102)。そして、端末接続用コネクタ47に端末PCを接続し(ステップS103)、ジャーナルデータを端末PCに取り込む(ステップS104)。つまり、電子ジャーナル記録部4のジャーナル用バックアップメモリ45に記憶されているジャーナル情報を端末PCに転送し記憶させる。その後、端末PCからジャーナル用バックアップメモリ45の内容を消去して初期化し(ステップS105)、端末PCを端末接続用コネクタ47から取り外す(ステップS106)。補充回収カセット3への紙幣の装填が終了した段階で補充回収カセット3の扉21を閉じて施錠し(ステップS107)、ATM1に補充回収カセット3をセットする(ステップS108)。
つまり、電子ジャーナル記録部4からジャーナルデータを取り出せるのは、補充回収カセット3の扉21の鍵を持っている人に限られるので、補充回収カセット3の回収時にジャーナルデータが流出する虞がなくなる。
さらに、ジャーナルデータと補充回収カセット3の回収が同時にできるので、ジャーナルデータの回収に別途人手をかけなくて済み、運用コストの低減にも役立つ。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態を示す電子ジャーナル記録部のブロック図である。
この電子ジャーナル記録部50は、制御部間通信コントローラ51、CPU52、RAM53、記録媒体コントローラ54、可搬型記録媒体(アクセス手段)55及び制御部コネクタ56を備えてなる。
CPU52は、電子ジャーナル記録部50の全体制御を行う機能を有している。制御部間通信コントローラ51は、ATM1の制御部5との通信用コントローラで、制御部1からジャーナルデータを電子ジャーナル記録部50に送信させる。RAM53はCPU52のワーク用メモリである。記録媒体コントローラ54は、可搬型記録媒体用のコントローラで可搬型記録媒体55への書き込みや読み出しを制御する。可搬型記録媒体55は、電子ジャーナル記録部50に着脱可能な記録媒体である。例えば、メモリカードやメモリスティック、USBメモリなどの、電源OFF時でもデータ保持可能な不揮発性記憶媒体であればよい。可搬型記録媒体55は、図3に示す端末接続用コネクタ47と同じ箇所に設けられる。
本実施形態では、ジャーナルデータが可搬型記録媒体55に記憶されているので、補充回収カセット3の施錠を解除して扉21を開き、可搬型記録媒体55を取り外し、これを端末PCにセットしてジャーナルデータを読み出せばよい。得られる効果は、第1の実施形態の場合と同じである。
ところで、コンビニエンスストアなどに設置される小型のATM1には、補充回収カセット3が設けられていないものがある。その場合、別の紙幣収納カセットである紙幣金種別カセット6,7,8のいずれかに端末接続用コネクタ47または可搬型記録媒体55を設ければよい。
以上の実施形態では、紙幣出入用の扉21の内側にアクセス手段(端末接続用コネクタ47または可搬型記録媒体55)を配置してあるので、コスト的に有利であるが、アクセス手段を隠すための専用の扉を設けてもよい。また、施錠できる扉であれば、筐体への取付構造は問わない。なお、扉の代わりにキャップなどでアクセス手段を隠してもよい。
1 現金自動預払装置(ATM)
2 紙幣入出金機(紙幣収納カセット)
3 補充回収カセット
4 電子ジャーナル記録部
5 制御部
6,7,8 紙幣金種別カセット(紙幣収納カセット)
21 扉
22 ステージ
23 ガイド部材
47 対端末用コネクタ
55 可搬型記憶媒体

Claims (4)

  1. 紙幣入出金機に紙幣収納カセットを着脱自在に設けた現金自動預払装置において、
    前記紙幣収納カセットは、紙幣入出金機のジャーナルデータを記録する電子ジャーナル記録部を内部に設けるとともに、該電子ジャーナル記録部へのアクセス手段を筐体施錠領域に備えていることを特徴とする現金自動預払装置。
  2. 前記筐体施錠領域は、紙幣収納カセットの内部であって、紙幣出入用の扉を臨む領域であることを特徴とする請求項1に記載の現金自動預払装置。
  3. 前記アクセス手段は、前記ジャーナルデータを取り込む端末を接続するためのコネクタであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現金自動預払装置。
  4. 前記アクセス手段は、前記ジャーナルデータを記憶する可搬型記憶媒体であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現金自動預払装置。
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