次に、本発明の第1実施形態に係る遊技機について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では本発明を弾球遊技機の一例であるパチンコ機の遊技制御基板収容ケースに適用した構成を説明するが、スロットマシンの遊技制御基板を収容するための遊技制御基板収容ケースに対しても容易に適用することができる。
図1に示すように、第1実施形態に係るパチンコ機(遊技機)10の前面部には、主として、外枠12と、内枠14と、前面枠16と、上皿部18と、下皿部20と、施錠装置22と、発射ハンドル24などが設けられている。
外枠12は、木製の板状体を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。内枠14は、全体がブラスチック製で、外枠12に対して開閉可能に軸支されている。また、内枠14の右端中央からやや下方には、施錠装置22が設けられている。
前面枠16は、本発明の前面扉の一具体例を示すもので、パチンコ機10の前面部全体の約2/3のサイズを占め、内枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。また、前面枠16は、全体がプラスチック製であり、遊技盤26(図3参照)を前方から視認するべく、遊技盤26に形成された遊技領域28(図3参照)の形状に対応して略円形に形成された開口部30を有している。また、前面枠16の裏面には、ガラス板32がガラス枠(図示省略)によって取り付けられている。そして、遊技者を基準とすれば、遊技盤26に形成された遊技領域28はガラス板32の後方に位置するようになっている。
また、前面枠16の下方側には、上皿部18が設けられている。この上皿部18には、演出ボタン40と、球貸操作部155と、がそれぞれ設けられている。
また、上皿部18の下方側には、下皿部20が設けられている。また、下皿部20の右下方側には、遊技球を発射させるための発射ハンドル24が設けられている。この発射ハンドル24には、発射レバー44と、発射停止ボタン46がそれぞれ設けられている。
また、下皿部20の左右下方側には、所定の効果音を出力するための各サブスピーカ48がそれぞれ設けられている。
また、内枠14には、遊技領域28の形状に合致した開口部(図示省略)が形成されている。この内枠14の内側面には、遊技盤26が取り付けられる。これにより、遊技者は、遊技盤26の遊技領域28を内枠14の開口部及び前面枠16の開口部30を通して視認することができる。
さらに、パチンコ機10の正面左側には、球貸装置154が設けられている。本実施形態では、球貸装置154として、CRユニットが適用されている。この球貸装置154には、プリペイドカードを挿入するカード挿入口157が形成されている。なお、球貸装置154として、現金ユニットを設けた構成でもよい。この現金ユニットには、カード挿入口157に替えて、現金を入れるための現金投入口(図示省略)が形成されている。
また、球貸操作部155には、球貸しを要求するための球貸スイッチ156、カード挿入口157に挿入されたプリペイドカードの返却を要求するための返却スイッチ158と、がそれぞれ設けられている。
例えば、球貸装置154のカード挿入口157にプリペイドカードを挿入すると、プリペイドカードの記憶情報が球貸装置154内部のカードリードライタにより読み取られる。プリペイドカードの残り度数が「0」である場合には、カード挿入口157から自動的にプリペイドカードが返却される。一方、プリペイドカードの残り度数が「0」でない場合には、球貸スイッチ156を押圧操作すると、カードリードライタによりプリペイドカードの残り度数が減算されてプリペイドカードの記憶情報が書き換えられると共に、その減算された度数(貸出金額)に対応する個数から消費税に相当する個数が引かれて、遊技球(貸球)が払出装置161から上皿部18に案内される。このとき、例えば、プリペイドカードの残り度数が減算されて「0」となった場合には、カード挿入口157から自動的にプリペイドカードが返却される。
なお、球貸装置154として現金ユニットを用いる構成では、球貸装置の現金投入口に現金を投入すると、現金が球貸装置内部のキャッシュカウンタによりカウントされる。投入金額が所定の額に到達した後、球貸スイッチを押圧操作すると、キャッシュカウンタにより投入金額が減額されていくとともに、その減額された金額(貸出金額)に対応する個数から消費税に相当する個数が引かれて、遊技球(貸球)が払出装置161から上皿部18に案内される。
図2に示すように、パチンコ機10の内枠14には、遊技盤26の背面側を覆うように裏機構盤200が取り付けられている。この裏機構盤200には、主として、払出制御基板104を収容した払出制御基板ケースセット202と、発射制御基板108を収容した発射制御基板ケースセット204と、パチンコ機10に対して電源を供給する電源基板206を収容した電源基板ケースセット208と、がそれぞれ取り付けられている。これらの各基板ケースセット202、204、208は、組み付け後に、外枠12を通してパチンコ機10の背面側に突出するように構成されている。
次に、遊技盤26の表面構造について説明する。
図3に示すように、遊技盤26は、内枠14に保持されるとともに、裏機構盤200によりその背面側が覆われている。遊技盤26には、遊技盤26の表面に設けられた外レール50と内レール52とにより略円形状の遊技領域28が形成されている。遊技領域28の内部には、中央装置54と、始動口56Bと、ワープ入球口58と、多数の障害釘60等と、がそれぞれ配設されている。
中央装置54は、遊技領域28の略中央部に配置されており、演出図柄表示装置62と、センター役物64と、ランプ装置66と、を備えている。
演出図柄表示装置62は、主制御基板(遊技制御基板)102やサブ制御基板106からの制御信号に基づいて表示制御されており、略長方形状の表示面(表示領域)を有している。この表示面上には、特別図柄の演出図柄が表示される。具体的には、演出図柄表示装置62の表示面上には、1又は複数の演出図柄を所定の方向に次々と変動させながら表示した後、停止表示する演出図柄表示領域が形成されている。すなわち、左演出図柄を表示する左演出図柄表示領域、中央演出図柄を表示する中央演出図柄表示領域、及び右演出図柄を表示する右演出図柄表示領域が、略横一列となる配置方向に沿って並んで形成されている(それぞれ図示省略)。各演出図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する方向(上下方向)に図柄変動方向が設定されており、その方向に複数の演出図柄が順次表示されていく。
演出図柄表示装置62は、遊技球が始動口56Bに入球することにより、その表示面の表示領域に表示される各演出図柄をそれぞれ変動させて停止表示させるものである。そして、例えば、演出図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)すると、変動入賞装置80に配設された大入賞装置84の大入賞口86が開放される。本実施形態のパチンコ機10では始動口56Bに遊技球が入球すると、各演出図柄がそれぞれ変動され、演出図柄が3桁同一図柄で揃うことにより、「大当り」という特定価値を付与するものである。
ここで、本実施形態のパチンコ機10では、例えば、大当りとして2種類のものが予め設定されている。具体的には、「7、7、7」などの同一の奇数数字の演出図柄が3桁揃うことにより成立する確変大当りがある。また、「8、8、8」などの同一の偶数数字の演出図柄が3桁揃うことにより成立する通常大当りがある。
確変大当り及び通常大当りは、比較的多くのラウンド数(例えば、15ラウンド)を有し、大入賞口86の開放時間が約26秒間である大当りである。このため、賞球数が比較的多くなる。なお、各大当りでは、大入賞口86に所定数(例えば、10個)の遊技球が入球するか、あるいは所定数(例えば、10個)の遊技球が入球しなくても所定時間(例えば、26秒間)が経過したときに大入賞口86が閉じられて1ラウンドが終了する。
また、確率変動状態は、大当り(確変大当り及び通常大当りの2種類の大当りを意味する)に移行する確率が予め定められた高確率となる状態である。また、開放時間延長状態は、始動口56Bの開放時間が通常よりも延長される状態である。例えば、通常の開放時間は、約0.1秒間であるのに対して、開放時間延長状態では、約4秒間に延長される。なお、始動口56Bは、普通図柄の抽選に当選することにより開放するもので、普通電動役物として機能する。
また、確変大当りの後は、大当りに移行する確率が、通常遊技状態と比べ予め定められた高確率となる、特別図柄の確率変動状態になる。そして、次回大当りが発生するまでの間か、あるいは規定回数(例えば、10000回)の特別図柄の変動表示が行われるまでの間、特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ始動口56Bの開放延長機能が作動する。また、通常大当りの後は、大当りに移行する確率が通常遊技状態と同一の予め定められた低確率状態となるとともに、規定回数(例えば、100回)だけ特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ始動口56Bの開放延長機能が作動する時短遊技状態となる。
センター役物64は、演出図柄表示装置62の前面周辺部に突設して装着されている。センター役物64は、可動する一対の翼片部64Aを有している。この翼片部64Aの可動によりワープ入球口58の開口面積が変化する。
また、遊技領域の左下方側には、主制御基板102からの制御信号に基づいて識別図柄(特別図柄の識別図柄及び普通図柄の識別図柄を意味する)を表示制御する7セグ表示基板(図柄表示装置)68が配置されている。この7セグ表示基板68は、特別図柄の識別図柄を表示する7セグメント表示器70と、4個の普通図柄保留表示LED72と、4個の特別図柄保留表示LED74と、普通図柄の識別図柄を表示する2個の普通図柄表示LED76と、を有している。
ここで、確変大当りした場合では、7セグメント表示器70には、予め定められた識別図柄(例えば、奇数の数字からなる確変大当り図柄)が停止表示される。また、通常大当りした場合では、7セグメント表示器70には、予め定められた別の識別図柄(例えば、偶数の数字からなる通常大当り図柄)が停止表示される。
また、演出図柄表示装置62の左側には、普通図柄作動ゲート78が配置されている。この普通図柄作動ゲート78の内部には、ゲートスイッチ124(図5参照)が配設されている。これにより、遊技球が普通図柄作動ゲート78を通過すると、ゲートスイッチ124が作動して、7セグ表示基板68の普通図柄表示LED76が変動表示される。
各普通図柄保留表示LED72及び各特別図柄保留表示LED74は、4個の丸形の赤色LEDで構成されており、7セグメント表示器70の左右両側に近接して配置されている。これは、普通図柄作動ゲート78を通過した遊技球の数を4個まで普通図柄の保留とし、通過ごとに順次点灯しシフト表示するものである。また、始動口56Bに入球した遊技球の数も4個まで特別図柄の保留とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものである。7セグメント表示器70の変動表示が開始する度に、未始動回数が消化され、1個の特別図柄保留表示LED74は消灯される。また、普通図柄も普通図柄表示LED76の変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の普通図柄保留表示LED72が消灯される。そして、7セグメント表示器70に予め定められた大当り図柄が停止表示されると大当りが発生し、大入賞口86が開放状態となる。また、2個の普通図柄表示LED76が予め定められた表示態様(当り図柄)で停止表示されると、普通図柄当りが発生し、始動口56Bが開放状態となる。なお、7セグメント表示器70にて表示される特別図柄の識別図柄と、演出図柄表示装置62にて表示される特別図柄の演出図柄とは、同一の遊技結果(抽選結果)を示すものである。
始動口56Bは、演出図柄表示装置62の下方に離れて配置されているものであり、いわゆるチューリップ式で一対の翼片部材56Aが開閉するように形成されている。その内部には、遊技球の通過を検知する始動口スイッチ120(図5参照)と、翼片部材56Aを作動させるための始動口ソレノイド130(図5参照)と、がそれぞれ備えられている。この一対の翼片部材56Aが左右に開くと始動口56Bの開放面積が大きくなって遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部材56Aが閉じその離間距離が小さくなると始動口56Bの開放面積が小さくなって遊技球の入球の可能性が小さくなる通常状態となる。
変動入賞装置80は、始動口56Bの下方に配置されており、基板82と、大入賞装置84と、を備えている。ここで、大入賞装置84は、略中央に配置されており、帯状に開口された大入賞口86と、この大入賞口86を開放又は閉鎖する開閉板88と、この開閉板88を開閉するための大入賞口ソレノイド132(図5参照)と、入賞球を検知するカウントスイッチ126(図5参照)と、を備えている。
また、中央装置54の左側下方部には、風車63が配置されている。さらに、遊技領域の左側下方部及び右側下方部には、一対のサイドランプ90がそれぞれ配置されている。
また、遊技盤26の下方にはアウト口92が設けられており、このアウト口92の下部にはバック球防止部材94が設けられている。このバック球防止部材94は、遊技領域28に到達せず戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止している。また、内レール52の先端部には、ファール球防止部材96が取り付けられている。
ここで、図4に示すように、遊技盤26の裏面には、主制御基板102を収容した主制御基板ケースセット(遊技制御基板収容部材)210と、サブ制御基板106を収容したサブ制御基板収容セット212と、がそれぞれ取り付けられている。主制御基板ケースセット210の詳細な構成については、後述する。
次に、パチンコ機10を構成する電子制御装置について説明する。
図5及び図6に示すように、電子制御装置は、主制御基板102と、払出制御基板104と、サブ制御基板106と、発射制御基板108と、を備えている。
図5に示すように、主制御基板102は、CPU102Aと、ROM102Bと、を備えている。
また、主制御基板102のCPU102Aは、ROM102Bに記憶されたデータに基づいて、始動口ソレノイド130、大入賞口ソレノイド132、図柄表示装置134及びサブ制御基板106をそれぞれ制御する。また、主制御基板102のCPU102Aは、遊技全体を司り主として当否判定などの遊技状態を判断するものである。
特に、CPU102Aは、始動口56Bへの遊技球の入球を契機として、大当り抽選処理(特別遊技抽選処理)を実行し、任意の乱数(特別図柄当否判定乱数)を用いて当否を判定する機能を備えている。また、特別図柄の当否判定の実行に伴って、CPU102Aは、特別図柄(識別図柄)の変動パターン(変動時間)を決定する機能も備えている。
この識別図柄の変動パターンは、演出図柄表示装置62に表示される各演出図柄の演出パターン(遊技演出)に対応するもので、CPU102Aが行う「識別図柄の変動パターンの決定」は、「演出図柄の演出パターン(遊技演出)の決定」に相当する。そして、特別図柄(識別図柄)の変動パターン(演出図柄の演出パターン)が決定されると、7セグメント表示器70で特別図柄(識別図柄)の変動表示が開始されるとともに、演出図柄表示装置62で演出図柄の変動表示が開始され、決定された変動パターンにより特定される変動時間が経過すると、特別図柄および演出図柄が停止表示され、その停止表示された演出図柄の図柄組み合わせ態様により、特別図柄の当否判定結果(大当り抽選結果)が遊技者に報知される。なお、演出図柄表示装置62は、遊技盤26の表面(盤面)略中央に、遊技者の視野に入り易い状態で配置される。一方、7セグメント表示器70は、遊技盤26の表面(盤面)の端部(本実施形態では盤面左側端部)に、遊技者の視野に入り難い状態で配置される。このことから、遊技者は演出図柄表示装置62の表示内容に注目して遊技を行うのが一般的である。
そして、CPU102Aは、上述した演出図柄の変動表示及び停止表示の制御を行うサブ制御基板106や、盤面に設けられた各種入賞口に遊技球が入球することで発生する賞球の払い出し制御を行う払出制御基板104を直接的に制御する。また、主制御基板102のCPU102Aは、演出表示基板110、アンプ基板112、装飾駆動基板114及び演出ボタン基板116をサブ制御基板106を介して間接的に制御する。
主制御基板102のROM102Bには、CPU102Aにより実行される遊技全体の制御を実現するためのプログラムが記憶されている。
また、主制御基板102は、中継端子板118を介して、始動口スイッチ120と、大入賞口スイッチ122と、ゲートスイッチ124と、カウントスイッチ126と、にそれぞれ電気的に接続されている。
また、主制御基板102は、中継端子板128を介して、始動口ソレノイド130と、大入賞口ソレノイド132と、図柄表示装置134と、にそれぞれ電気的に接続されている。なお、7セグ表示基板68は、図柄表示装置134の一実施形態である。
払出制御基板104は、中継端子板136を介して、ガラス枠スイッチ138と、外部タンクスイッチ140と、タンクスイッチ142と、にそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板144を介して、エラーLED146に電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、下皿満タンスイッチ148に電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板150を介して、球貸表示基板152と、球貸装置(CRユニット)154と、にそれぞれ電気的に接続されている。
なお、球貸表示基板152には、球貸スイッチ156と、返却スイッチ158と、がそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板160を介して、払出モータ162を備えた払出装置161と払出スイッチ164とにそれぞれ電気的に接続されている。さらに、払出制御基板104は、主制御基板102と発射制御基板108とにそれぞれ電気的に接続されている。
図5及び図6に示すように、サブ制御基板106は、演出表示基板110と、アンプ基板112と、装飾駆動基板114と、演出ボタン基板116と、にそれぞれ電気的に接続されている。
また、サブ制御基板106は、主制御基板102からの制御信号に基づいて遊技の演出の制御を司るものである。また、サブ制御基板106は、CPU106Aと、ROM106Bと、を備えている。
サブ制御基板106のCPU106Aは、主制御基板102からの制御信号を受けて演出表示基板110、アンプ基板112、装飾駆動基板114及び演出ボタン基板116などの各基板を制御する。
ROM106Bには、各基板の制御に必要なデータ(特に遊技の装飾に関する情報)が記憶されている。
図6に示すように、演出表示基板110には、演出表示装置166(62)と、演出表示ROM168と、がそれぞれ電気的に接続されている。この演出表示ROM168には、演出図柄表示装置62に変動表示及び停止表示される演出図柄のデータ(画像データ)が記憶されている。なお、演出図柄表示装置62は、演出表示装置166の一実施形態である。
また、アンプ基板112には、所定の効果音を出力する各種スピーカ170(48)が電気的に接続されている。なお、サブスピーカ48は、各種スピーカ170の一実施形態である。
また、装飾駆動基板114には、各種LED・ランプ172(66)が電気的に接続されている。また、装飾駆動基板114は、サブ制御基板106からの制御信号を受けて遊技の装飾に関する制御を行うものである。特に、装飾駆動基板114は、サブ制御基板106からの制御信号に基づいて、各ランプ装置66の発光を制御する。また、演出ボタン基板116には、操作スイッチ174(40)が電気的に接続されている。なお、ランプ装置66は、各種LED・ランプ172の一実施形態である。また、演出ボタン40は、操作スイッチ174の一実施形態である。
次に、主制御基板ケースセット210の詳細な構成について説明する。
なお、払出制御基板ケースセット202の構成については、主制御基板ケースセット210の構成と同様であるため、説明を省略する。また、サブ制御基板ケースセット212、発射制御基板ケースセット204及び電源基板ケースセット208については、不正対策の必要性が低く、単に係合させるだけの簡略な構成が採用されているため、説明を省略する。
図7乃至図10に示すように、主制御基板ケースセット210は、基板ケース(収容部材本体)214と、ケースカバー(収容部材蓋体)216と、基板ケース214とケースカバー216との接合状態を維持させるピン部材(固着部材)218と、で構成されている。
基板ケース214は、内部で主制御基板102を保持するためのケースであり、無色透明の樹脂で構成されている。基板ケース214の一方側の外側表面には、無色透明の樹脂製の第1フランジ部(第1鍔部材)220が一体形成されている。この第1フランジ部220には、ピン部材218が挿入される第1挿入孔(第1孔部)222が第1フランジ部220(基板ケース214)の厚み方向に延びるように形成されている。この第1挿入孔222の径(直径)は、ピン部材218を構成する後述の圧入軸部材(軸部材)240の径(直径)よりも若干小さく設定されている。
基板ケース214の第1フランジ部220の反対側側面には、無色透明の樹脂製の第1係合部が形成されている。図16乃至図18に示すように、第1係合部は、基板ケース214の側壁部280と、スライド防止部材(係合部材)250を支持し基板ケース214の側壁部280から基板ケース214のスライド方向に延びる支持片(支持部)282と、基板ケース214の支持片282と対向する位置に形成され基板ケース214を厚み方向に貫通した嵌入孔284と、嵌入孔284の1つの内側面284Aを構成し支持片282に支持されたスライド防止部材250の一方側端面254と接触しスライド防止部材250を位置決めする第1位置決め端部(第1位置決め部)286と、を備えている。
支持片282は、一方側端部が基板ケース214の側壁部280に接続されて固定端となり、他方側端部が自由端となるように構成されている。支持片282にスライド防止部材250が載せられることにより、支持片282でスライド防止部材250を支持した状態になる。
嵌入孔284の寸法は、スライド防止部材250の平板状のスライド防止部材本体252の寸法と略同じか若干大きくなるように設定されている。このため、図19に示すように、スライド防止部材250が嵌入孔284から挿入されて支持片282で支持された状態では、スライド防止部材本体252の4つの外側面254、258、262、が嵌入孔284の4つの内側面284A、284B、284C、284Dと接触するように構成されている。この結果、スライド防止部材250が嵌入孔284の内部で移動することが不可能になる。
第1位置決め端部286は、スライド防止部材250が支持片282に嵌められた状態でスライド防止部材本体252の1つの外側面254と接触し、スライド防止部材250の基板ケース214のスライド方向一方側への移動を阻止してスライド防止部材250を位置決めするものである。
図7乃至図10に示すように、ケースカバー216は、基板ケース214に接合して基板ケース214との間で主制御基板102を囲むように覆う樹脂製で無色透明のカバーである。ケースカバー216の一方側の外側表面には、無色透明の樹脂製の第2フランジ部(第2鍔部材)224が一体形成されている。この第2フランジ部224には、ピン部材218が挿入される第2挿入孔226が第2フランジ部224(ケースカバー216)の厚み方向に貫通するように形成されている。この第2挿入孔226は、内径が比較的大きく設定された拡径孔部226Aと、拡径孔部226Aと連通し拡径孔部226Aの径(直径)よりも小さな径の縮径孔部226Bと、で構成されている。拡径孔部226Aの径(直径)は、ピン部材218を構成する圧入軸部材240の径(直径)よりも大きく設定されており、かつピン部材218のヘッド部材242の最大径(直径)と略同じ径となるように設定されている。また、縮径孔部226Bの径(直径)は、圧入軸部材240の径(直径)と略同じ径か、あるいは若干小さくなるように設定されている。図10に示すように、ピン部材218を第2挿入孔226の開口部228から内部に挿入すると、ヘッド部材242が拡径孔部226Aと縮径孔部226Bとの段違い部230に係合するため、ピン部材218の第2挿入孔226の深さ方向(第2フランジ部224の厚み方向)へのさらなる移動(第2フランジ部224側へのさらなる移動)が阻止され、ピン部材218が第1挿入孔222及び第2挿入孔226の内部で位置決めされる。
ケースカバー216の第2フランジ部224の反対側側面には、無色透明の樹脂製の第2係合部が形成されている。図16乃至図18に示すように、第2係合部は、ケースカバー216の側壁部(第2位置決め部)290と、ケースカバー216の側壁部290に形成されケースカバー216のスライド方向に沿って貫通したガイド孔292と、で構成されている。
ケースカバー216の側壁部290は、スライド防止部材250が支持片282に載せられた状態でスライド防止部材250の第2爪部260及び第3爪部264と接触し、基板ケース214の嵌入孔284の第1位置決め端部286との間でスライド防止部材250を挟み込んでスライド防止部材250を位置決めするものであり、第2位置決め端部として機能する。すなわち、嵌入孔284の1つの内側面284Aを構成する第1位置決め端部286とケースカバー216の側壁部290を構成する第2位置決め端部との間でスライド防止部材250が基板ケース214又はケースカバー216のスライド方向両側から挟まれて、基板ケース214又はケースカバー216の一方の他方に対するスライドが阻止される。この結果、基板ケース214とケースカバー216を離間させることができなくなり、内部に収容されている主制御基板102を取り出すことが不可能になる。
ガイド孔292は、その形状が基板ケース214の支持片282の断面形状(スライド方向に対して直交する方向に切断した断面形状)と同じ形状になるように、形成されている。
図9及び図16に示すように、基板ケース214とケースカバー216とが合わせられた状態(スライドして接合する前の状態)では、ケースカバー216の側壁部290が基板ケース214の支持片282の自由端と対向する部位に進入する。そして、図10及び図17に示すように、基板ケース214又はケースカバー216の一方が他方に対してスライドすると、ケースカバー216の側壁部290に形成されたガイド孔292に支持片282がその自由端側から貫通していき、図18に示すように、やがてケースカバー216の側壁部290と基板ケース214の側壁部280とが面接する。ケースカバー216の側壁部290と基板ケース214の側壁部280とが面接すると、基板ケース214又はケースカバー216の一方の他方に対するそれ以上のスライドが阻止されるとともに、基板ケース214の第1フランジ部220とケースカバー216の第2フランジ部224とが面接して第1挿入孔222と第2挿入孔226とが連通した状態になる。これにより、ピン部材218を第2挿入孔226の開口部228側から挿入することが可能になるとともに、基板ケース214に形成された嵌入孔284にスライド防止部材250を挿入することが可能になる。
ここで、基板ケース214とケースカバー216との接合方法について説明する。
図8及び図9に示すように、基板ケース214とケースカバー216とを対向させて、両者を接近させる。基板ケース214とケースカバー216とが接近して接触した状態では、基板ケース214の第1フランジ部220とケースカバー216の第2フランジ部224とが面接せず、相互に位置ずれした状態になっている。そして、図10に示すように、基板ケース214の第1フランジ部220とケースカバー216の第2フランジ部224とが面接するように、基板ケース214又はケースカバー216の一方を他方に対してスライド移動させる。これにより、基板ケース214の第1フランジ部220とケースカバー216の第2フランジ部224とが面接して、第1挿入孔222と第2挿入孔226とが相互に連通した状態になる。第1挿入孔222と第2挿入孔226とが相互に連通した状態になると、第1挿入孔222及び第2挿入孔226の開口部228側からピン部材218を挿入(圧入)する。
次に、基板ケース214とケースカバー216との接合状態を維持させて両者を分離不可能にするピン部材218の構成について説明する。
図10に示すように、ピン部材218は、全体として金属で構成されており、所定の方向に延びる圧入軸部材240と、圧入軸部材240の軸方向一方側端部に一体形成されたヘッド部材242と、で構成されている。
圧入軸部材240は、金属製で円柱状に形成され、第1挿入孔222及び第2挿入孔226に圧入されるものである。
ヘッド部材242は、金属製であり、かつ、圧入軸部材240との接続部位から離間する方向に向かって拡径するように形成されている。このため、ヘッド部材242の径は、圧入軸部材240から離間する方向に向かって徐々に大きくなる。
次に、基板ケース214又はケースカバー216の一方の他方に対するスライドを防止して基板ケース214とケースカバー216との接合状態の解除を阻止するスライド防止部材の構成について詳細に説明する。
図11乃至図15に示すように、スライド防止部材250は、基板ケース214及びケースカバー216と同じように全体として無色透明の樹脂製で構成されており、平板状のスライド防止部材本体252と、スライド防止部材本体252のスライド方向一方側の外側面254近傍に形成されスライド防止部材本体252の平面部に対して直交する方向に垂下した第1爪部(爪部)256と、スライド防止部材本体252の右側の外側面258近傍に形成されスライド防止部材本体252の平面部に対して直交する方向に垂下した第2爪部(爪部)260と、スライド防止部材本体252の左側の外側面262近傍に形成されスライド防止部材本体252の平面部に対して直交する方向に垂下した第3爪部(爪部)264と、を備えている。
スライド防止部材本体252は、平面視にて長方形状に形成されており、中央部に貫通孔266が形成されている。図19に示すように、スライド防止部材250が嵌入孔284に挿入されて支持片282により支持された状態では、スライド防止部材本体252の4つの外側面254、258、262、268が相互に対向する嵌入孔284の4つの内側面284A、284B、284C、284Dと接触している。
図11乃至図15に示すように、第1爪部256は、スライド防止部材250が嵌入孔284に挿入されて支持片282で支持されたときに、嵌入孔284のスライド方向一方側の内側面284Aの近傍に位置する爪部である。第1爪部256には、スライド方向一方側に突出した突部256Aが形成されている。スライド防止部材250が嵌入孔284に挿入されて支持片282で支持されたときに、スライド防止部材250を嵌入孔284から強引に取り出そうとすると、第1爪部256の突部256Aが嵌入孔284のスライド方向一方側の内側面284A又はその近傍に引っ掛かり、スライド防止部材250の嵌入孔284からの取り出しが不可能になる。また、第1爪部256は、スライド防止部材250をさらに大きな力で強引に嵌入孔284から取り出そうとしたときに破損する程度の強度に設定されている。このため、第1爪部256が嵌入孔284のスライド方向一方側の内側面284Aに引っ掛かっているにもかかわらず、さらに大きな力でスライド防止部材250を強引に取り出そうとすると、第1爪部256が破損し、不正行為の痕跡が残ることになる。なお、第1爪部256に、薄肉状の応力集中部を形成し、その応力集中部で破損し易くするように構成してもよい。
第2爪部260は、スライド防止部材250が嵌入孔284に挿入されて支持片282で支持されたときに、嵌入孔284のスライド方向に延びる右側の内側面284Bの近傍に位置する爪部である。第2爪部260には、スライド方向に対して直交する方向に突出した突部260Aと、薄肉状の応力集中部260Bと、が形成されている。スライド防止部材250が嵌入孔284に挿入されて支持片282で支持されたときに、スライド防止部材250を嵌入孔284から強引に取り出そうとすると、第2爪部260の突部260Aが嵌入孔284の右側の内側面284B又はその近傍に引っ掛かり、スライド防止部材250の嵌入孔284からの取り出しが不可能になる。また、第2爪部260の応力集中部260Bは、スライド防止部材250をさらに大きな力で強引に嵌入孔284から取り出そうとしたときに破損する程度の強度に設定されている。このため、第2爪部260が嵌入孔284の右側の内側面284Bに引っ掛かっているにもかかわらず、さらに大きな力でスライド防止部材250を強引に取り出そうとすると、第2爪部260の応力集中部260Bが破損し、不正行為の痕跡が残ることになる。
第3爪部264は、スライド防止部材250が嵌入孔284に挿入されて支持片282で支持されたときに、嵌入孔284のスライド方向に延びる左側の内側面284Cの近傍に位置する爪部である。第3爪部264には、スライド方向に対して直交する方向に突出した突部264Aと、薄肉状の応力集中部264Bと、が形成されている。スライド防止部材250が嵌入孔284に挿入されて支持片282で支持されたときに、スライド防止部材250を嵌入孔284から強引に取り出そうとすると、第3爪部264の突部264Aが嵌入孔284の左側の内側面284C又はその近傍に引っ掛かり、スライド防止部材250の嵌入孔284からの取り出しが不可能になる。また、第3爪部264の応力集中部264Bは、スライド防止部材250をさらに大きな力で強引に嵌入孔284から取り出そうとしたときに破損する程度の強度に設定されている。このため、第3爪部264が嵌入孔284の左側の内側面284Cに引っ掛かっているにもかかわらず、さらに大きな力でスライド防止部材250を強引に取り出そうとすると、第3爪部264の応力集中部264Bが破損し、不正行為の痕跡が残ることになる。
ここで、図18に示すように、スライド防止部材250が嵌入孔284に挿入されて支持片282で支持された状態では、基板ケース214の側壁部280とスライド防止部材250の第2爪部260及び第3爪部264との間に形成された空間部に、ケースカバー216の側壁部290が位置した状態になっている。すなわち、スライド防止部材250が嵌入孔284に挿入されて支持片282で支持された状態では、ケースカバー216の側壁部290は、基板ケース214の側壁部280とスライド防止部材250の第2爪部260及び第3爪部264と、でスライド方向両側から挟まれた状態になっている。
次に、ピン部材218の第1フランジ部220及び第2フランジ部224に対する取付方法について説明する。
図8乃至図10に示す工程を経て、基板ケース214の第1フランジ部220とケースカバー216の第2フランジ部224とを面接させ、第1挿入孔222と第2挿入孔226とを連通させる。これにより、第1挿入孔222と第2挿入孔226の縮径孔部226Bとが接続して、1つの連通孔になる。
次に、ピン部材218の圧入軸部材240を第2挿入孔226の開口部228(図10参照)から挿入する。ピン部材218を挿入していくと、圧入軸部材240が第2挿入孔226の縮径孔部226Bに到達するとともに縮径孔部226Bに圧入されていく。
引き続き、ピン部材218を挿入していくと、ピン部材218の圧入軸部材240が第1フランジ部220の第1挿入孔222に到達するとともに第1挿入孔222の開口部236(図8参照)から内部に圧入されていく。
次に、スライド防止部材250の嵌入孔284からの取付方法について説明する。
図9及び図16に示すように、基板ケース214とケースカバー216とが合わせられた状態(スライドされる前の状態で第1挿入孔222と第2挿入孔226とが連通していない状態)で、基板ケース214の支持片282の自由端と対向する位置に、ケースカバー216の側壁部290が挿入される。このとき、支持片282の自由端の近傍に、ケースカバー216の側壁部290に形成されたガイド孔292が対向配置された状態になっている。
次に、図10及び図17に示すように、基板ケース214又はケースカバー216の一方を他方に対してスライドさせ、第1挿入孔222と第2挿入孔226とを連通させようとすると、支持片282がガイド孔292に挿入されていき、基板ケース214の側壁部280とケースカバー216の側壁部290との離間距離が縮まっていく。そして、基板ケース214又はケースカバー216の一方の他方に対するスライドが完全に終了すると、基板ケース214の側壁部280とケースカバー216の側壁部290とが接触した状態になる。
この状態で、図18に示すように、基板ケース214の嵌入孔284にスライド防止部材250が挿入され、スライド防止部材250の第1爪部256が支持片282に載せられた状態になる。これにより、スライド防止部材250が支持片282により支持される。このように、ピン部材218は、ケースカバー216側から第2挿入孔226に挿入される。一方、スライド防止部材250は、基板ケース214側から嵌入孔284に挿入される。つまり、ピン部材218とスライド防止部材250とは、相互に反対方向から挿入される。
ここで、スライド防止部材250が支持片282に支持された状態では、基板ケース214の側壁部280とスライド防止部材250の第2爪部260及び第3爪部264との間に生じた空間部に、ケースカバー216の側壁部290が位置するとともに、ケースカバー216の側壁部290と基板ケース214の側壁部280とが接触し、ケースカバー216の側壁部290とスライド防止部材250の第2爪部260及び第3爪部264との間に、わずかな隙間が形成されている。
また同時に、図19に示すように、スライド防止部材250の第1爪部256は、嵌入孔284のスライド方向一方側の内側面284A側に位置した状態になる。第2爪部260は、嵌入孔284のスライド方向右側の内側面284B側に位置した状態になり、第3爪部264は、嵌入孔284のスライド方向左側の内側面284C側に位置した状態になる。
このように、図18に示すように、スライド防止部材250が嵌入孔284に挿入されて支持片282で支持された状態では、基板ケース214又はケースカバー216の一方を他方にスライドさせて基板ケース214とケースカバー216とを離間させようとすると、ケースカバー216の側壁部290がスライド防止部材250の第2爪部260及び第3爪部264に接触し、ケースカバー216の側壁部290から第2爪部260及び第3爪部264に対して所定の押圧力が作用する。
スライド防止部材250の第2爪部260及び第3爪部264に対してケースカバー216の側壁部290から所定の押圧力が作用すると、その押圧力は第2爪部260及び第3爪部264を介してスライド防止部材本体252に伝達される。押圧力がスライド防止部材本体252に伝達すると、スライド防止部材250が押圧力の作用方向に移動しようとするが、スライド防止部材本体252のスライド方向一方側の外側面254が嵌入孔284の内側面286と接触して位置決めされているため、スライド防止部材250は移動しない。この結果、スライド防止部材250が干渉(邪魔)して、基板ケース214又はケースカバー216の一方の他方に対するスライドが阻止される。
ここで、基板ケース214又はケースカバー216に大きな力を作用させて、一方を他方に対してスライドさせようとすると、スライド防止部材250の第2爪部260と第3爪部264に大きな押圧力が作用する。この結果、図12及び図13に示すように、低強度に設定された第2爪部260の応力集中部260Bと第3爪部264の応力集中部264Bとが破損することになり、不正行為が行われたことを容易に発見することができる。
また、図19に示すように、スライド防止部材250を嵌入孔284から取り出そうとすると、第1爪部256が嵌入孔284のスライド方向一方側の内側面286又はその近傍に引っ掛かり、また、第2爪部260が嵌入孔284の右側の内側面284又はその近傍に引っ掛かり、さらに、第3爪部264が嵌入孔284の左側の内側面284C又はその近傍に引っ掛かる。これにより、スライド防止部材250の取り出しを防止することができる。そして、スライド防止部材250をさらに大きな力で強引に取り出そうとすると、第1爪部256、第2爪部260、第3爪部264の全部又はいずれか(特に、応力集中部260B、264B)が破損する。これにより、スライド防止部材250を取り出そうとした不正行為を容易に発見することができる。
さらに、スライド防止部材250、基板ケース214及びケースカバー216と同様に、無色透明の樹脂で構成されているため、スライド防止部材250が支持片282により支持された状態では、スライド防止部材250が基板ケース214及びケースカバー216と同化して、外部からスライド防止部材250を発見することが困難になる。この結果、スライド防止部材250に対する不正行為を未然に防止できる。
以上のように、図7に示すように、第1実施形態によれば、基板ケース214とケースカバー216の接合状態が、ピン部材218とスライド防止部材250の異なる2つの部材で維持されているため、たとえ、ピン部材218が取り外された場合でも、基板ケース214とケースカバー216とを離間(開封)させて内部の主制御基板102を取り出すことができない。これにより、2つの施錠部材で、主制御基板102の不正行為を防止することができる。
また、ピン部材218を取り外すときの方法と、スライド防止部材250を取り外すときの方法が異なり、ピン部材218を取り外すときと同様の工具(手段)で、スライド防止部材250を取り外すことができないため、不正行為防止機能を向上させることができる。
さらに、主制御基板ケースセット210が遊技盤26の裏面に取り付けられた状態で、ピン部材218が遊技者(遊技盤26)側を向いている場合には、スライド防止部材250が遊技者側と反対側に向いて露出していることになる。このため、遊技者側からスライド防止部材250にアクセスすることができなくなり、スライド防止部材250を取り出すことが不可能になる。一方、主制御基板ケースセット210が遊技盤26の裏面に取り付けられた状態で、スライド防止部材250が遊技者(遊技盤26)側を向いている場合には、ピン部材218が遊技者側と反対側に向いて露出していることになる。このため、遊技者側からピン部材218にアクセスすることができなくなり、ピン部材218を取り出すことが不可能になる。このように、ピン部材218とスライド防止部材250とが相互に反対方向に露出しており、一方が常に遊技者側と反対側を向いているため、2つの部材を取り出すことができなくなる。この結果、内部に収容されている主制御基板102を取り出すことが不可能になり、不正行為を防止できる。
また、ピン部材218、スライド防止部材250、基板ケース214又はケースカバー216を破損(破壊)させて、内部の主制御基板102を取り出し不正行為を施した場合には、当然ながら、不正行為の痕跡が残るため、不正行為の事実を容易に発見することができる。
なお、上記各実施形態では、基板ケース214に第1係合部が設けられ、ケースカバー216に第2係合部が設けられた構成を示したが、例えば、基板ケース214に第2係合部が設けられ、ケースカバー216に第1係合部が設けられた構成でもよい。この構成では、スライド防止部材250は、ケースカバー216に形成された嵌入孔に挿入される(ケースカバー216側からの挿入)。また、このとき、基板ケース214の第1フランジ部220の第1挿入孔を貫通孔にして、ピン部材218は、基板ケース214の第1挿入孔の開口部から挿入(圧入)されていくことが好ましい(基板ケース214側からの挿入)。
また、上記各実施形態では、本発明を、主制御基板102を収容する主制御基板ケースセット210に適用した構成を例に挙げて説明したが、この構成に限られるものではなく、サブ制御基板ケースセット212、払出制御基板ケースセット202、発射制御基板ケースセット204及び電源基板ケースセット208など、他の遊技に関連する基板を収容するケースにも容易に適用することができる。