JP4803726B2 - 電子回路及びその製造方法 - Google Patents
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Description
図5に代表的なPDPの断面図を示す。PDPはここに示すように、透明な前面基板61及び背面基板62を対向して有する。そして、この前面基板61はその表面にパターニングして形成した透明電導膜からなる表示電極65、バス電極66及び誘電体層68を有する。
ここで、誘電体層68は、表示電極65と背面基板62上のアドレス電極67との間の絶縁を確保しプラズマを安定に発生させるために、また、電極がプラズマに侵食されるのを防ぐために、PDPにおいては事実上不可欠な要素である(特許文献1、非特許文献1、非特許文献2参照)。
例えば、PDP前面基板の場合であれば、誘電体層を形成する場合やアニーリング処理を施す場合の加熱の影響で、表示電極やバス電極の抵抗値が上昇する場合があった。
すなわち、本発明の目的は、このような抵抗値の上昇が生じ難い回路パターン等を有する基板を提供することにある。
例えば、PDP前面基板の場合であれば、誘電体層の影響で、これに接触して存在する表示電極やバス電極が劣化してしまう場合があった。
すなわち、本発明の別の目的は、上記のような劣化が生じ難い回路パターン等を有する基板を提供することにある。
また、このような回路パターン等を有する基板を用いてなるプラズマディスプレイ前面基板及びそれを用いてなるPDPを提供することにある。
更に、これらの製造方法を提供することにある。
(1)透明基板の上面に透明電導膜層を有し、その上面にSi化合物薄膜層を有する電子回路用の薄膜付き透明基板。
(2)前記Si化合物薄膜層の上面に、更に誘電体層を有する上記(1)に記載の薄膜付き透明基板。
(3)前記透明基板と前記透明電導膜層との間、又は前記透明電導膜層と前記Si化合物薄膜層との間に、更にパターニングされた電極層を有する上記(1)又は(2)に記載の薄膜付き透明基板。
(4)前記Si化合物薄膜層が、SiO2を主成分とする薄膜層である上記(1)〜(3)のいずれかに記載の薄膜付き透明基板。
(5)前記透明電導膜層が、SnO2薄膜層、ITO薄膜層又はZnO薄膜層である上記(1)〜(4)のいずれかに記載の薄膜付き透明基板。
(7)前記パターニング処理の前に及び/又は後で、400℃以上の加熱処理を施してなる上記(6)に記載のパターン付き透明基板。
(8)前記透明電導膜層がSnO2薄膜層であって、前記パターニング処理前に及び/又は後で、250℃以上の加熱処理を施してなる上記(6)又は(7)に記載のパターン付き透明基板。
(10)上記(1)〜(5)のいずれかに記載の薄膜付き透明基板、又は、上記(6)〜(8)のいずれかに記載のパターン付き透明基板を用いてなるプラズマディスプレイ前面基板。
(11)上記(10)に記載のプラズマディスプレイ前面基板を用いてなるプラズマディスプレイパネル。
(13)上記(12)に記載の製造方法により製造されるプラズマディスプレイ前面基板。
更に、本発明においてはレーザーパターニング法又はリフトオフ法によるパターニングを適用することが好ましいが、この場合、従来の例えばフォトリソグラフィ・エッチングプロセス等と比較して、より工程が少なく環境への影響も少ないので好ましい。
このような薄膜付き透明基板を、以下では「本発明の薄膜付き透明基板」ともいう。
このようなパターン付き透明基板を、以下では「本発明のパターン付き透明基板」ともいう。
本発明の薄膜付き透明基板は、透明基板の表面に透明電導膜層を有し、更にその上面にSi化合物薄膜層を有する。このような本発明の薄膜付き透明基板は、電子回路(例えばPDP)又はその材料や部品(例えばプラズマディスプレイ前面基板)として用いることができる。
このSi化合物薄膜層を有しない場合、透明電導膜層は、通常、加熱により結晶性が上昇するので移動度は改善するものの、キャリアを生成している酸素欠損の密度が酸化によって著しく減少し抵抗値が上昇する。
したがって、本発明の薄膜付き透明基板を用いて製造した電子回路等はより高性能化される。更に、抵抗が上昇しない分、透明電導膜層又は電極層の薄膜化が可能になるので、低コスト化にも寄与する。
本発明の薄膜付き透明基板が有するSi化合物薄膜層は、主成分がSi化合物である薄膜層である。
ここで、「Si化合物」とはSi元素を含む化合物を意味し、例えばSi元素を含む酸化物、窒化物が挙げられる。
これらの中でもSiO2及び/又はSiNが好ましく、SiO2が更に好ましい。透明で、しかもバリアー膜として適した非常に緻密な薄膜層が容易に形成できるためである。
ここで「主成分とする」とは薄膜層を形成する物質の全質量に対して70質量%以上であることを意味する。残部の物質種は特に限定されないが、例えば、Al、B、Sn、Zrなどが挙げられる。
このように前記Si化合物薄膜層は、前記Si化合物を70質量%以上含有するが、80質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることが更に好ましく、95質量%以上であることが最も好ましい。Si化合物成分が多いとバリアー膜としての化学的及び熱的耐久性がより向上するためである。
ここで、この薄膜層の厚さは特に限定されないものの、酸化バリアー性を得る点で、50〜200nmであることが好ましい。更に、前述した誘電体による劣化及び加熱時の抵抗上昇をより効果的に抑制できる点で、100〜200nmが特に好ましい。
本発明の薄膜付き透明基板は、透明基板の表面に透明電導膜層を有する。
ここで、透明電導膜層の材質は特に限定されず、例えば、プラズマディスプレイ前面基板の透明電極として用いるものを用いることができる。例えば、酸化インジウム、酸化錫、酸化亜鉛、酸化錫をドープした酸化インジウム(ITO)、酸化アルミニウムをドープした酸化亜鉛(AZO)が主成分であるものが挙げられる(「主成分」の定義は前記Si化合物薄膜層と同様。また、この含有率は、例えば、蛍光X線分析法や、透明電導膜層を溶液に溶かしてのプラズマ発光分析法などを用いて決定することができる。)。
また、酸化錫をドープしたITOが好ましく(つまり、前記透明電導膜層がITO薄膜層であることが好ましく)、更にSnO2のドープ量が3〜15質量%であるITOが特に好ましい。
また、酸化亜鉛が主成分であるものが好ましく(つまり、前記透明電導膜層がZnO薄膜層であることが好ましく)酸化アルミニウム、ガリウム及びインジウムからなる群から選ばれる少なくとも1つを0.1〜15質量%ドープしたZnOが更に好ましい。
本発明においては前記透明電導膜層としてSnO2を好ましく用いることができ、このような要望に答えるものである。
この酸化状態は、例えば気相蒸着法であれば、前記透明電導膜層の形成時の条件である導入酸素量、成膜速度、基板温度及び成膜原料中の酸素含有量で制御することができる。
また、キャリア濃度は、ホール効果測定値及び比抵抗測定値より求めることができる。
加熱処理後に得られる透明電導膜層の比抵抗は、加熱処理条件にも依存するため、加熱処理前の透明電導膜層の性状は、キャリア濃度が最大となる酸化条件付近で適宜最適化することが好ましい。
電気抵抗は伝導電子濃度(キャリア濃度)と移動度(結晶性、散乱因子に依存)との積で決まる。前記透明電導膜層では、キャリア濃度は酸素欠陥数と母体のカチオンサイトに置換する添加物元素が形成するドナー数によって決まり、酸素欠陥数は膜の酸化状態に、添加物元素がより有効にドナーとなるか否かは膜の結晶性に依存する。
本発明の用途に用いられる前記透明電導膜層の成膜時の一般的な基板温度はおおよそ300℃以下であって、酸素欠陥によるキャリア濃度は比較的高くできるが、より低抵抗の膜を必要とする場合には、膜の結晶性は不十分であり、より高い移動度の実現と添加物元素のより有効なドナー化が必要である。
後工程で実施される成膜後の熱処理によって膜の結晶性向上を図ることも可能である反面、熱処理工程は大気焼成や低融点ガラスフリットなどの酸素を多く含んだ雰囲気であるために、酸素欠陥(キャリアー密度)を著しく減少させてしまう。
従って、上記のSiO2薄膜層に代表されるSi化合物薄膜層である酸化バリアー膜で前記透明電導膜層を被覆することで、この層の酸化を抑え、高いキャリア密度を保ったまま、膜の結晶性を向上させ、結果として透明電導膜層の抵抗を低減できると考えられる。
SnO2は結晶化しにくいので、透明電導膜層としてSnO2薄膜層を用いる場合は、低い比抵抗を得るためには加熱処理をおこなって結晶化させることが好ましく、そのとき、上述の酸化バリアー膜で被覆して酸素欠陥(キャリアー密度)の減少を防ぐことが好ましい。
本発明の薄膜付き透明基板は、前記透明電導膜層及び前記Si化合物薄膜層を透明基板の上面に有する。
ここで、透明基板とはガラスのような透明な基板であれば特に限定されず、ガラス基板であることが好ましく、更に、レーザ光(YAGレーザ光等)を透過する材料(透過率が80%以上の材料)であることが更に好ましい。
また、その厚さや大きさも特に限定されない。例えば、1〜3mm程度のガラス基板であれば、プラズマディスプレイ前面基板用として好ましく用いることができる。
本発明の薄膜付き透明基板は、前記透明基板の表面に前記透明電導膜層を有し、更にその上面に前記Si化合物薄膜層を有するが、前記透明基板と前記透明電導膜層との間、又は前記透明電導膜層と前記Si化合物薄膜層との間に、更にパターニングされた電極層を有することが好ましい。
このような電極層を有すると、例えばプラズマディスプレイ前面基板の基板として用いることができるので好ましい。
本発明の薄膜付き透明基板は、前記Si化合物薄膜層の上面に、更に誘電体層を有することが好ましい。この場合、PDP前面基板として好ましく用いることができる。
前記透明基板の上面に透明電導膜層及びSi化合物薄膜層を形成する方法は特に限定されず、例えば通常の方法で行うことができ、気相蒸着法を好ましく例示することができる。
ターゲットの酸化度、スパッタリングを行う反応雰囲気ガス中の酸素濃度(酸素分圧)、薄膜形成速度(蒸着速度)及び基板温度を主に調整することにより、透明基板上に形成されるSnO2薄膜層の酸化度が変化し、キャリア濃度も変化する。
また、前記透明電導膜層と前記Si化合物薄膜層との間に、更にパターニングされた電極層を形成する場合も同様である。
具体的には、例えばリフトオフ法(リフトオフパターニング)であれば、前記透明基板又は前記透明電導膜層の上面にあらかじめネガ型レジストのパターンを形成した後、例えば、上記透明電導膜層及びSi化合物薄膜層の形成において適用する気相蒸着法を適用して金属薄膜を形成し、その後、不要な部分をレジストごと剥離する。このような方法で前記透明基板又は前記透明電導膜層の上面にパターニングされた電極層を形成することができる。
アニーリング処理の具体的な方法としては、前記透明電導膜層を有する前記透明基板を400℃以上、好ましくは400〜650℃に加熱しながら、大気中、酸素中、あるいは窒素雰囲気中でアニールするという方法を挙げることができる。
また、前記透明電導膜層がSnO2薄膜層である場合は、250℃以上の温度で同様に加熱することが好ましい。
例えば、粉体状の誘電体形成材料を希釈剤(例えばブチルカルビトールアセテート)に分散させた後、これを本発明の薄膜付き透明基板の表面に存在する前記Si化合物薄膜層の上面に塗布し、例えば600℃程度の温度で、30分程度加熱する。
このような温度で加熱しても、本発明の薄膜付き透明基板は前記Si化合物薄膜層を有するので、前記透明電導膜層の抵抗値の上昇を抑制することができる。
このような方法により、前記誘電体層を有する本発明の薄膜付き透明基板を製造することができる。
本発明のパターン付き透明基板は、本発明の薄膜付き透明基板において、少なくとも透明電導膜層がレーザーパターニング法又はリフトオフ法によりパターニングを施されている電子回路用のパターン付き透明基板である。
つまり、本発明のパターン付き透明基板は、本発明の薄膜付き透明基板の前記透明電導膜層がパターニングされているものである。また、更に前記Si化合物薄膜層がパターニングされていてもよい。
また、リフトオフ法を適用する場合も同様であり、前記透明基板の上面にあらかじめネガ型レジストのパターンを形成した後、上記透明電導膜層及びSi化合物薄膜層を形成し、その上面に上記気相蒸着法等により金属薄膜を形成し、その後、不要な部分をレジストごと剥離することで、この2つの層を同時にパターニングすることができる。
すなわち前記Si化合物薄膜層はフォトリソグラフィ・エッチングプロセスにおいて通常用いられるエッチング液ではエッチングできないので、レーザーパターニング法又はリフトオフ法により、透明電導膜層と同時にパターニングすることが、処理工程が短く、更にコスト面、廃液の処理などの環境負荷の観点からも好ましい。
特に、実用的に化学的なウエットエッチングが困難な酸化錫系膜(前記SnO2薄膜層)ではこれらリフトオフパターニングやレーザーパターニングは最適である。
加熱処理の具体的な方法は、上記本発明の薄膜付き基板において説明した方法と同様である。
ここで「250℃以上の加熱工程」とは、例えば、上記のアニーリング処理工程が挙げられる。
また、この製造方法は、上記のように、400℃以上の加熱処理工程(前記パターニング処理の前及び/又は後で、400℃以上の加熱処理を施す工程)や250℃以上の加熱処理工程(前記パターニング処理の前及び/又は後で、250℃以上の加熱処理を施す工程)を、更に具備していてもよい。この250℃以上の加熱処理工程は、前記透明電導膜層がSnO2薄膜層である場合に、特に好ましい処理工程である。
このような製造方法により、プラズマディスプレイ前面基板を好ましく製造することができる。
また、本発明は、本発明の薄膜付き透明基板又は本発明のパターン付き透明基板を用いてなる電子回路(例えばPDP)である。
また、本発明は、本発明の薄膜付き透明基板又は本発明のパターン付き透明基板を用いてなるプラズマディスプレイ前面基板及びこれを用いてなるPDPである。
透明基板として100mm角で厚さ2.8mmのガラス基板(PD200、旭硝子社製)を複数用意した。そして、各々の表面に、イオンプレーティング法により厚さ200nmのSnO2薄膜層を形成した。
ここで、イオンプレーティング法における成膜時の酸素分圧を7水準に変化させて、このSnO2薄膜層を成膜し、7枚のSnO2薄膜層付き透明(ガラス)基板を得た。なお、蒸着原料としてSnO2焼結体を用いた。また、成膜時にガラス基板は無加熱とした。
このようにして形成した7種類のSnO2薄膜層付き透明基板について比抵抗を測定した。測定方法は、van der Pauwの4端子法である。
この結果を表1及び図1(図中三角のプロット)に示す。この場合、酸素分圧(PO2)が2.5×10−3Pa付近で、比抵抗が最小となり、キャリア濃度は最大である。
これらの結果を表1及び図1に示す。図1中で、三角プロットが熱処理前の比抵抗であり、黒丸プロットが550℃の熱処理後の比抵抗であり、二重丸プロットが600℃の熱処理後の比抵抗である。
図中三角プロットとの比較から550℃、600℃熱処理いずれの場合でも、酸素分圧(PO2)が2.5×10−3Pa以上で酸化錫薄膜層の抵抗値は上昇し、それ以下の酸素分圧(PO2)では抵抗値が低下していることがわかる。しかし、いずれの場合も抵抗値は十分に(実用に耐え得る)低い値ではない。
次に、上記と同様な方法で得た7種類のSnO2薄膜層を有するガラス基板のうち、キャリア濃度が最大であるもの(酸素分圧(PO2)が2.5×10−3Paのもの)のSnO2薄膜層上に、更にSiO2薄膜層を形成し、SnO2薄膜層及びSiO2薄膜層付き透明基板を得た。ここで、SiO2薄膜層の形成方法はSnO2薄膜層の場合と同様のイオンプレーティング法であり、この層の厚さは100nmとした。
そして、その後上記と同様な方法で加熱処理し、同様な方法で比抵抗を測定した。
この結果を表1及び図1(図中×のプロット)に示す。
このように熱処理前の最も低い抵抗と比較しても十分に低い比抵抗6.6×10−3Ω・cmまで低下した。
比較例1と同様のイオンプレーティング法であって、酸素分圧を2.6×10−3(Pa)とした方法でSnO2薄膜層付き透明基板を得た。
そして、この比抵抗を比較例1と同様な方法で測定したところ、2.0×10−2(Ω・cm)であった。
次に、比較例1の熱処理において550℃とした温度を250℃とし、その他を同様とした処理をした。そして、この比抵抗を比較例1と同様な方法で測定したところ、5.32×10−3(Ω・cm)であった。
更に、実施例1の熱処理において550℃とした温度を250℃とし、その他を同様とした処理をした。そして、この比抵抗を比較例1と同様な方法で測定したところ、3.31×10−3(Ω・cm)であった。
このように熱処理温度が250℃の場合であっても、透明電導膜層及びSiO2薄膜層を積層した構成とすることが、熱処理により比抵抗を低下させるために効果的であることがわかった。
実施例1で得たSnO2薄膜層及びSiO2薄膜層付き透明基板に対して、PDPの透明電極に用いられるT字パターン形状のプロジェクションマスクを通してレーザー光を照射することにより、PDPの透明電極に用いられるT字パターンが多数列配置された電極パターンを形成することができる。
例えば、光源にはSpectron社製Nd:YAG laser、SL401 laser(発振波長:1064nm)を用いて、照射レーザーのパルス幅は84nsとし、照射エネルギーを11J/cm2とする。レーザの基本構成を図4に示す。発振器1から照射されたレーザはビームシェイパー2、ホモジナイザー3、プロジェクションマスク4、ミラー5、プロジェクションレンズ6を経て、サンプル7に直接照射される。ここでプロジェクションマスク4は、一部を除き、加工形状を評価できプラズマディスプレイ用いられているT字形状を用いる。その結果、良好なT字パターン形状が形成されるとともに、PDP用電極として十分な電極列間の絶縁性が得られる。
前記ガラス基板の上面に、Cr/Cu/Crパターン電極を形成した後、実施例1と同様な方法でSnO2薄膜層及びSiO2薄膜層付き透明基板を形成し、その実施例3と同様な方法でレーザパターニングし、更に、印刷・焼成して誘電体層を形成した。
Cr/Cu/Crパターン電極は、具体的には、ガラス基板の上面にスパッタリング法により厚さ100nmのCr層、厚さ3000nmのCu層、厚さ100nmのCr層からなる積層膜を成膜した後、リフトオフ法によってバス電極パターンを形成する。
誘電体層は、軟化点480℃、ガラス転移点420℃であり、酸化物換算でSiO2を12mol%、B2O3を40mol%、PbOを41.5mol%、ZnOを6mol%、SnO2を0.5mol%含有するPDP用低融点ガラス粉末をα‐テルピネオールやエチルセルロースからなる有機ビヒクルと混練し、ガラスペーストを作成し、SiO2薄膜層の上面に印刷、乾燥の後、電気炉にて600℃で30分間の焼成を行い厚さ約30μmの透明誘電体層を形成する。
2 ビームシェイパー
3 ホモジナイザー
4 プロジェクションマスク
5 ミラー
6 プロジェクションレンズ
7 サンプル
10 透明基板
21 バス電極
22 レジスト
23 透明電導膜層
24 SiO2薄膜層
25 誘電体層
26 レーザー光
61 前面基板
62 背面基板
63 隔壁
64 ブラックストライプ
65 表示電極
66 バス電極
67 アドレス電極
68 誘電体層
69 MgO保護層
70 蛍光体層
71 誘電体層
Claims (12)
- 透明基板の上面にSnO 2 薄膜層を有し、その上面にSi化合物薄膜層を有し、
前記Si化合物薄膜層の形成後に、250℃以上の加熱処理が施されていることを特徴とする電子回路用の薄膜付き透明基板。 - 前記Si化合物薄膜層の上面に、更に誘電体層を有する請求項1に記載の薄膜付き透明基板。
- 前記透明基板と前記SnO 2 薄膜層との間、又は前記SnO 2 薄膜層と前記Si化合物薄膜層との間に、更にパターニングされた電極層を有する請求項1又は2に記載の薄膜付き透明基板。
- 前記Si化合物薄膜層が、SiO2を主成分とする薄膜層である請求項1〜3のいずれかに記載の薄膜付き透明基板。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の薄膜付き透明基板において、前記SnO 2 薄膜層単独、または、前記SnO 2 薄膜層および前記Si化合物薄膜層がレーザーパターニング法又はリフトオフ法によりパターニング処理を施されている、電子回路用のパターン付き透明基板。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の薄膜付き透明基板、又は、請求項5に記載のパターン付き透明基板を用いてなる電子回路。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の薄膜付き透明基板、又は、請求項5に記載のパターン付き透明基板を用いてなるプラズマディスプレイ前面基板。
- 請求項7に記載のプラズマディスプレイ前面基板を用いてなるプラズマディスプレイパネル。
- 透明基板の上面にSnO 2 薄膜層を形成し、その上面にSi化合物薄膜層を形成し、
その後、250℃以上で加熱処理することを特徴とする電子回路用の薄膜付き透明基板の製造方法。 - 透明基板の上面にSnO 2 薄膜層を形成し、
前記SnO 2 薄膜層を、レーザーパターニング法又はリフトオフ法によりパターニングし、
パターニングされた前記SnO 2 薄膜層の上面にSi化合物薄膜層を形成し、
その後、250℃以上で加熱処理することを特徴とする電子回路用のパターン付き透明基板の製造方法。 - 透明基板の上面にSnO 2 薄膜層を形成し、その上面にSi化合物薄膜層を形成し、
前記SnO 2 薄膜層および前記Si化合物薄膜層を、レーザーパターニング法又はリフトオフ法によりパターニングし、
その後、250℃以上で加熱処理することを特徴とする電子回路用のパターン付き透明基板の製造方法。 - 請求項9〜11のいずれかに記載の製造方法により製造されるプラズマディスプレイ前面基板。
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