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JP4805196B2 - インレット - Google Patents
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Description

本発明は電源ユニットに装着されるインレットに係り、詳しくは安全な電源ユニットの保守,点検作業を可能としたインレットに関する。
現代のITインフラを支える様々な通信装置は一度運用に入ってしまうと、電源を入れたまま24時間連続運転し続けなければならない。
このため、図8に示すように通信装置1は、障害,保守対応に備えて取り外し可能な電源ユニット3を複数具備している場合が多く、このように複数の電源ユニット3を具備することで、一方の電源ユニット3の稼働中に他方の電源ユニット3の保守,点検が可能となる。
そして、供給する電力にもよるが、AC100Vの電力を供給する場合、図8の如く電源ユニット3に直接インレット5を装着し、該インレット5に電源ケーブル7のプラグ9を接続するタイプが存在している。
しかし、この構造は、電源ケーブル7が接続されたまま(給電されたまま)電源ユニット3を装置本体1aから引き抜くことが可能であるため、電源ユニット3の保守,点検作業を行う場合に、電源ユニット3に電源ケーブル7が接続されたまま(給電されたまま)電源ユニット3を装置本体1aから引き抜くと、電源ユニット3の裏面側に露出する部品端子が装置本体1aと干渉してショートしてしまう虞がある。
従って、安全な電源ユニット3の保守,点検のために装置本体1aから引き抜く電源ユニット3への電力供給を停止する必要があり、このため、作業を行う前に電源ユニット3から電源ケーブル7を引き抜いておく必要があるが、従来、この種の課題に対し、何ら対策が講じられていないのが実情であった。
尚、特許文献1,2には、電気・電子装置等に接続した電源ケーブルのプラグの抜け防止を図ったコンセントとプラグやプラグ固定体等が開示されている。
特開2003−142202号公報 特開2005−347079号公報
而して、特許文献1,2に開示された従来例によれば、装置の稼働中の不用意なプラグの抜去を防止して内部機器の損傷を防ぐことは可能であるが、これらの従来例は、あくまで装置の稼働中に電源ケーブル(プラグ)が抜けてしまうのを防止するためのものである。
このため、これらの従来例を用いても、電源ユニットの保守,点検作業を行う際に、電源ユニットに電源ケーブルが接続されたまま電源ユニットを装置本体から引き抜いてしまう不具合を解決することはできなかった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、電源ユニットに電源ケーブルが接続された状態で、電源ユニットを装置本体から抜去することのできないインレットを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、電気・電子装置等の装置本体に設けられた電源スロットから抜去自在な電源ユニットに取り付き、電源ケーブルのプラグがケーシング内に接続されるインレットに於て、前記インレットのケーシングに開口部を設け、該開口部の周縁部に、一片が開口部の周縁部に当接してケーシングと面一に保持され、他片が接続されるプラグが当接可能にケーシングの内方へ突出する断面L字状のロックプレートを軸着し、前記ロックプレートは、前記プラグの接続で前記一片がケーシングの外方へ突出して、電源スロット周縁の装置本体の内周に掛止することを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のインレットに於て、前記ロックプレートの他片のプラグ当接側に、弾性部材を取り付けたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項に記載のインレットに於て、前記ロックプレートの他片のプラグ当接側に、弾性片を突出させたことを特徴とし、請求項4に係る発明は、請求項に記載のインレットに於て、前記弾性片は、ロックプレートの他片に切り込みを入れてこれを打ち起こして形成したことを特徴とする。
一方、請求項5に係る発明は、電気・電子装置等の装置本体に設けられた電源スロットから抜去自在な電源ユニットに取り付き、電源ケーブルのプラグがケーシング内に接続されるインレットに於て、前記インレットのケーシングに切れ込みを入れ、その基部に屈曲用の凹部を形成して屈曲可能なロックプレートを形成すると共に、ロックプレートの裏面側に、接続されるプラグが当接する突片を内方へ突設し、前記ロックプレートは、前記プラグの接続でケーシングの外方へ屈曲して、電源スロット周縁の装置本体の内周に掛止することを特徴とする。
また、請求項に係る発明は、請求項に記載のインレットに於て、前記ロックプレートの突片のプラグ当接側に、弾性部材を取り付けたことを特徴とする。
そして、請求項に係る発明は、請求項に記載のインレットに於て、前記ロックプレートの突片のプラグ当接側に、弾性片を突出させたことを特徴とし、請求項に係る発明は、請求項に記載のインレットに於て、前記弾性片は、ロックプレートの突片に切れ込みを入れて突片に一体的に形成したことを特徴とする。
各請求項に係る発明によれば、作業者の不注意で電源ケーブルの抜去を忘れて事故を招くことがなくなり、また、抜去時に電源ユニットと装置本体(電源スロット)がたとえ干渉したとしてもショートすることがなく、電源ユニットの安全な保守,点検作業が可能となった。
そして、請求項2乃至請求項4及び請求項6乃至請求項8に係る発明によれば、装置本体の肉厚の差異を吸収することができる利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図4は請求項1に係る発明の一実施形態を示し、図中、11は図8の通信装置1と同様、障害,保守対応に備えて取り外し可能な電源ユニット13を複数具備した通信装置で、電源ユニット13は多くの部品が実装されたプリント基板15と、該プリント基板15に取り付くインレット17とで構成されている。尚、図では1つの電源ユニット13のみを図示している。
そして、電源ユニット13は、夫々、装置本体11a内に電源スロット19から抜去可能に装着されているが、既述したようにインレット17に電源ケーブル21のプラグ23が接続されたまま(給電されたまま)電源ユニット13を装置本体11aから引き抜いてしまうと、電源ユニット13の裏面側に露出する部品端子が装置本体11a(電源スロット19)と干渉してショートしてしまう虞がある。
そこで、本実施形態は、前記インレット17にロックプレート(ロック手段)25を組み付けて前記不具合を解決したもので、図1乃至図4に示すようにロックプレート25は断面L字状に形成され、その角部がロックプレート25の回動中心となるように、該角部が、インレット17のケーシング27に設けた平面視矩形状の開口部29の周縁部に割りピン31等で軸着されている。
図2に示すようにインレット17は、従来のインレットと外形形状を同じくし、前記開口部29にロックプレート25を軸着した点のみ構成を異にしている。
既述したようにロックプレート25は断面L字状に形成されており、その一片33の先端に設けた傾斜面35が開口部29側の周縁部に設けた傾斜面37に当接することで、該一片33がケーシング27と面一になって開口部29を閉塞するようになっている。そして、図1及び図2に示すようにこの状態で、ロックプレート25の他片39はケーシング27の内方へ突出している。
そして、図3に示すようにインレット17内に電源ケーブル21のプラグ23を挿入すると、該プラグ23がロックプレート25の他片39に当接してこれを押圧し乍ら、割りピン31を回動中心に該ロックプレート25を矢印方向へ回動させるようになっている。そして、図4の如くプラグ23が完全にインレット17に差し込まれると、プラグ23の外周にロックプレート25の他片39が当接して、ロックプレート25の一片33が電源スロット19周縁の装置本体11aの内周に掛止するようになっている。
このため、図4の如くプラグ23(電源ケーブル21)がインレット17に差し込まれた状態で電源ユニット13を電源スロット19(装置本体11a)から引き抜こうとしても、ロックプレート25が電源ユニット13をロックして引き抜くことができない。
その他、図1に於て、41は電源ユニット13の前面プレートである。
本実施形態はこのように構成されているから、各電源ユニット13を装置本体11a内に装着するに当たり、図1の如くロックプレート25の一片33の傾斜面35を開口部29側の傾斜面37に当接させて、該一片33をケーシング27と面一にしておけばよい。
そして、装置本体11a内への装着後、各電源ユニット13のインレット17に電源ケーブル21のプラグ23を接続して電源を入れればよく、図3に示すようにインレット17内にプラグ23を挿入すると、該プラグ23がロックプレート25の他片39に当接してこれを押圧し乍ら、割りピン31を回動中心に該ロックプレート25を矢印方向へ回動させる。そして、図4の如くプラグ23が完全にインレット17に差し込まれると、プラグ23の外周にロックプレート25の他片39が当接して、ロックプレート25の一片33が電源スロット19周縁の装置本体11aの内周に掛止することとなる。
このため、長期に亘る使用等で何れかの電源ユニット13の保守,点検作業を行う場合に、作業者が不注意で電源ケーブル21の抜去を忘れ、電源ユニット13に電源ケーブル7が接続された(給電された)ままこれを装置本体11aから引き抜こうとしても、ロックプレート25が電源ユニット13をロックして引き抜くことができず、作業者は電源ケーブル21の抜去を忘れていることに気が付く。
そして、作業者が電源ケーブル21を引き抜けば、図1の如くロックプレート25と装置本体11aとのロック状態が解除されるため、電力供給が停止された電源ユニット13を電源スロット19から引き抜くことができるようになっている。
このように本実施形態は、電源ケーブル21のプラグ23が電源ユニット13のインレット17に接続された状態では、電源ユニット13を装置本体11aから引き抜くことができないように構成したので、本実施形態によれば、作業者の不注意で電源ケーブル21の抜去を忘れて事故を招くことがなくなり、また、抜去時に電源ユニット13と装置本体11a(電源スロット19)がたとえ干渉したとしてもショートすることがなく、電源ユニット13の安全な保守,点検作業が可能となった。
図5は請求項1及び請求項2に係る発明の一実施形態を示し、本実施形態は、図1の実施形態の構成に加え、電源ケーブル21のプラグ23が当接するロックプレート25の他片39の当接面に、ゴム等の弾性部材43を貼着したものである。
即ち、例えば、前記通信装置11よりも装置本体11a-1の肉厚が薄い通信装置11-1に前記電源ユニット13を装着した場合、プラグ23をインレット17に差し込んでロックプレート25の一片33が図5の如く矢印方向へ起立しても、装置本体11a-1の肉厚が薄いために電源スロット19周縁の装置本体11a-1と該一片33との間に間隙が空いてしまい、揺動する一片33との衝突で装置本体11a-1から異音が発生してしまう虞がある。
そこで、既述したように本実施形態は、プラグ23が当接するロックプレート25の他片39の当接面に弾性部材43を貼着したもので、この構造によれば、インレット17に差し込んだプラグ23が弾性部材43を圧縮し乍ら、ロックプレート25の一片33を電源スロット19周縁の装置本体11a-1の内周に圧接させて、異音の発生を防止する。
従って、本実施形態によれば、前記実施形態と同様の作用効果に加え、装置本体11a-1の肉厚の差異を吸収することができる利点を有する。
図6は請求項1,請求項3及び請求項4に係る発明の一実施形態を示し、本実施形態は、前記弾性部材43に代え、プラグ23が当接するロックプレート25-1の他片39-1の当接面に弾性片45を突出させたもので、該弾性片45は、他片39-1に平面視コ字状の切り込みを入れてこれをプラグ23側へ打ち起こして形成されている。
尚、ロックプレート25-1の他片39-1の当接面に、別途板バネ等で形成された弾性片を取り付けてもよい。
そして、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
而して、本実施形態によれば、インレット17-1に差し込んだプラグ23が弾性片45を押圧し乍ら、ロックプレート25-1の一片33を電源スロット19周縁の装置本体11a-1の内周に圧接させる。
従って、本実施形態によっても、図5の実施形態と同様、安全な電源ユニット13の保守,点検作業ができると共に、装置本体11a-1の肉厚の差異を吸収することができる利点を有する。
図7は請求項5に係る発明の一実施形態を示し、本実施形態は、図1の断面L字状のロックプレート25に代え、インレット17-2のケーシング27-1の上部に、平面視コ字状の切れ込み46を入れてロックプレート(ロック手段)47を矢印方向へ屈曲可能に形成したもので、図示するようにロックプレート47はその基部の表裏に屈曲用の凹部49が形成されると共に、その裏面側に、プラグ23が当接する突片51が内方へ突設されている。
そして、図示するようにインレット17-2にプラグ23を挿入すると、該プラグ23がロックプレート47の突片51に当接してこれを押圧し乍ら、前記凹部49を回動中心に該ロックプレート47を矢印方向へ回動させるようになっている。そして、プラグ23が完全にインレット17-2に差し込まれると、図1の実施形態と同様、プラグ23の外周にロックプレート47の突片51が当接して、ロックプレート47が電源スロット19周縁の装置本体11aの内周に掛止するようになっている。
そして、プラグ23を引き抜くと、ロックプレート47は図7の実線で示すようにケーシング27-1と面一の状態に戻るようになっている。
尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態はこのように構成されているから、電源ユニット13を装置本体11a内に装着した後、各電源ユニット13のインレット17-2にプラグ23を接続すると、図7に示すようにプラグ23がロックプレート47の突片51に当接してこれを押圧し乍ら、凹部49を回動中心に該ロックプレート47を矢印方向へ回動させる。そして、プラグ23が完全にインレット17-2に差し込まれると、プラグ23の外周にロックプレート47の突片51が当接して、ロックプレート47が電源スロット19周縁の装置本体11aの内周に掛止する。
このため、電源ユニット13の保守,点検作業を行う場合に、作業者が不注意で電源ケーブル21の抜去を忘れて、電源ユニット13に電源ケーブル7が接続された(給電された)まま電源ユニット13を装置本体1aから引き抜こうとしても、ロックプレート47が電源ユニット13をロックして引き抜くことができない。
そこで、作業者は電源ケーブル21の抜去を忘れていることに気が付き、電源ケーブル21を引き抜けば、ロックプレート47と装置本体11aとのロック状態が解除されて、電力供給が停止された電源ユニット13を電源スロット19から引き抜くことができる。
従って、本実施形態によっても、既述した各本実施形態と同様、安全な電源ユニット13の保守,点検作業が可能となった。
尚、図示しないが前記ロックプレート47の突片51に図5の如き弾性部材43を貼着したり、或いは該突片51に図6の如き弾性片45を設けてもよい。
而して、これらの請求項5、請求項6の一実施形態、及び請求項5,請求項7,請求項8の一実施形態によっても、図5及び図6の実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
請求項1の一実施形態に係るインレットを備えた電源ユニットと、通信装置の要部断面図である。 インレットの全体斜視図である。 請求項1の一実施形態に係るインレットを備えた電源ユニットと、通信装置の要部断面図である。 請求項1の一実施形態に係るインレットを備えた電源ユニットと、通信装置の要部断面図である。 請求項1及び請求項2の一実施形態に係るインレットを備えた電源ユニットと、通信装置の要部断面図である。 請求項1,請求項3及び請求項4の一実施形態に係るインレットを備えた電源ユニットと、通信装置の要部断面図である。 請求項5の一実施形態に係るインレットを備えた電源ユニットと、通信装置の要部断面図である。 従来の電源ユニットを備えた通信装置の全体斜視図である。
符号の説明
11,11-1 通信装置
11a,11a-1 装置本体
13 電源ユニット
15 プリント基板
17,17-1,17-2 インレット
19 電源スロット
21 電源ケーブル
23 プラグ
25,25-1,47 ロックプレート
27,27-1 ケーシング
29 開口部
31 割りピン
33 一片
35,37 傾斜面
39 他片
43 弾性部材
45 弾性片
46 切れ込み
49 凹部
51 突片

Claims (8)

  1. 電気・電子装置等の装置本体に設けられた電源スロットから抜去自在な電源ユニットに取り付き、電源ケーブルのプラグがケーシング内に接続されるインレットに於て、
    前記インレットのケーシングに開口部を設け、該開口部の周縁部に、一片が開口部の周縁部に当接してケーシングと面一に保持され、他片が接続されるプラグが当接可能にケーシングの内方へ突出する断面L字状のロックプレートを軸着し、
    前記ロックプレートは、前記プラグの接続で前記一片がケーシングの外方へ突出して、電源スロット周縁の装置本体の内周に掛止することを特徴とするインレット。
  2. 前記ロックプレートの他片のプラグ当接側に、弾性部材を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のインレット。
  3. 前記ロックプレートの他片のプラグ当接側に、弾性片を突出させたことを特徴とする請求項に記載のインレット。
  4. 前記弾性片は、ロックプレートの他片に切り込みを入れてこれを打ち起こして形成したことを特徴とする請求項に記載のインレット。
  5. 電気・電子装置等の装置本体に設けられた電源スロットから抜去自在な電源ユニットに取り付き、電源ケーブルのプラグがケーシング内に接続されるインレットに於て、
    前記インレットのケーシングに切れ込みを入れ、その基部に屈曲用の凹部を形成して屈曲可能なロックプレートを形成すると共に、ロックプレートの裏面側に、接続されるプラグが当接する突片を内方へ突設し、
    前記ロックプレートは、前記プラグの接続でケーシングの外方へ屈曲して、電源スロット周縁の装置本体の内周に掛止することを特徴とするインレット。
  6. 前記ロックプレートの突片のプラグ当接側に、弾性部材を取り付けたことを特徴とする請求項5に記載のインレット。
  7. 前記ロックプレートの突片のプラグ当接側に、弾性片を突出させたことを特徴とする請求項に記載のインレット。
  8. 前記弾性片は、ロックプレートの突片に切れ込みを入れて該突片に一体的に形成したことを特徴とする請求項に記載のインレット。
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