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JP4805582B2 - バルブ - Google Patents
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JP4805582B2 - バルブ - Google Patents

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本発明は、主に地中に埋設して使用するバルブに関する。
地中に埋設して使用するバルブにあっては、ステムの本体の表面に突出した先端部分を回動させて内蔵する弁を開閉させるが、このステムを回動させる操作を、周囲に土砂等が存在する環境下において、円滑・確実に行なえることが重要である。そのため、後記する特許文献1には次のようなバルブ用の操作キャップが開示されている。
すなわち、操作キャップは、平板環状のリテーナ押さえと、ステムに連結させるキャップ部とを備えており、前記リテーナ押さえをバルブに、当該バルブのステムがリテーナ押さえ内を貫通する様態で固定するようにしてある。リテーナ押さえの開口の周囲には、ステムの長さより長い筒部が立設してあり、ステムのリテーナ押さえの開口を貫通した先端部分の周囲は、前記筒部によって囲繞されるようになっている。
前述したキャップ部は、前記筒部に内嵌させる柱状の嵌合部の基端側に環状のフランジ部を突設して縦断面視が倒立凸状をなしており、この嵌合部の基端中央に角柱部が嵌合部の中心軸と同軸上に立設してある。また、嵌合部の先端にはステムを内嵌させる凹部が設けてあり、前記角柱部及び嵌合部を貫通して凹部に達するボルト孔が開設してある。そして、嵌合部を前記筒部内に嵌入させて凹部をステムの先端に外嵌させ、この状態で、ボルト孔を挿通させたボルトをステムの先端に設けられた雌螺子部に螺入させることによって、キャップ部をステムに固定するようになっている。
また、前述したキャップ部のフランジ部とリテーナ押さえの筒部との間には、Oリングを用いたダストシールが外嵌してあり、更に、嵌合部の外周面には、嵌合部と筒部との間隙を塞ぐOリングが外嵌してある。
ところで、前述したリテーナ押さえに設けた筒部の内周面には、キャップ部の回動を停止させるストッパが突設してあり、キャップ部に設けた嵌合部の先端にはストッパに当接する当接部が突設してある。そして、角柱部にレンチ等を嵌合させて、当接部がストッパに当接するまでキャップ部を正逆回動させることによって、キャップ部に固定したステムを介してバルブ内の弁を開閉させるようになっている。
このような操作キャップにあっては、リテーナ押さえ及びキャップ部によってステムの周囲を囲繞して、バルブのステム取付け部に土砂等が浸入することを防止すると共に、前述したダストシール及びOリングによって、操作キャップの内部に土砂等が浸入することを防止することができるため、周囲に土砂等が存在する環境下において、ステムを回動させる操作を、円滑・確実に行うことができる。
特開平11−2358号公報
しかしながら、このような従来の操作キャップを設けたバルブにあっては、操作キャップの取付け作業が煩雑である上に、操作キャップの構造が複雑であり、操作キャップに要する部品コストが高いという問題があった。また、操作キャップによってステムを囲繞するため、操作キャップを設けたバルブ全体のスリム化を図るのは困難であった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、周囲に土砂等が存在する環境下であっても、ステムを回動させる操作を、円滑・確実に行うことができると共に、簡単な構成で廉価に、また、よりスリム化したバルブを提供する。
請求項1記載の本発明は、流体を通流させる流路を内部に設けてなるバルブ本体の前記流路内にボール用室を形成し、このボール用室に前記流路を開閉する開閉弁としてのボールが回動可能に配設してあり、この開閉弁の開度を調整する調整杆の一端部が前記バルブ本体内に回動可能に突出させてあり、前記調整杆の一端部の適宜位置に、当該調整杆よりも大径の板状に成形され、前記調整杆の回動範囲を制限する回動制限部が突設してあり、前記バルブ本体の内部には、前記回動制限部を回動可能に嵌合させる凹部が前記ボール用室に臨むように設けられ、前記回動制限部が回動する前記凹部内における軌道上の適宜位置に、回動制限部が当接するストッパが突設してあり、しかも、前記バルブ本体は、短寸円筒状の本体部の一端近傍の部分を、他の部分より縮径してキャップ取付部を形成し、軸長方向の略中央部分の内部に前記開閉弁としてのボールを嵌入させるボール用室を形成するとともに、他端近傍の部分に吸水管を連結し、さらに、前記本体部の周面であって、前記ボール用室に対向する部分に、当該ボール用室に通じる第1開口を設け、当該第1開口の周囲から円筒状の吐水部を立設するとともに、前記本体部の周面であって、前記吐水部の反対側の位置に、前記ボール用室に通じ、かつ前記第1開口の内径より小さい内径の第2開口を設け、当該第2開口の周囲から前記調整杆を貫通させた状態で保持する円筒状のステム受部を立設し、しかも、前記本体部の前記第2開口の周囲の部分を外側へ少し突出させ、前記回動制限部を回動可能に内嵌する凹部を前記ボール用室に連通するように設けたことを特徴とする。
発明によれば、バルブ本体の外面側に何ら手段を講じることなく、回動制限部とストッパとの間に外部から土砂等が浸入することが防止され、周囲に土砂等が存在する環境下であっても、調整杆を回動させる操作を、円滑・確実に行うことができる。また、回動制限部及びストッパをバルブ本体の内部に配設するという簡単な構成でバルブを製造することができるので廉価であるのに加え、よりスリム化することができる。また、回動制限部及びストッパが開閉弁の開閉動作に支障を来たす虞がなく、さらにも板状の回動制限部が凹部の底面に摺接し、調整杆の抜けを防止しつつ、円滑に調整杆を回動させることができる。
本発明に係るバルブは、流体を通流させる流路を内部に設けてなるバルブ本体の前記流路内に、当該流路を開閉する開閉弁が回動可能に配設してあり、この開閉弁の開度を調整する調整杆の一端部が前記バルブ本体内に回動可能に突出させてあり、前記調整杆の一端部の適宜位置に、当該調整杆の回動範囲を制限する回動制限部が突設してあり、前記バルブ本体の内面であって、前記回動制限部が回動する軌道上の適宜位置に、回動制限部が当接するストッパが突設してある。
また、前記回動制限部は板状に成形してあり、前記バルブ本体の内部には、前記回動制限部を回動可能に嵌合させる凹部が設けてあり、前記ストッパは前記凹部内に突出させてある。
以後、本発明に係るバルブについて、図面に基づいて詳述する。
図1、図2及び図3は、本発明に係るバルブの正面図、側断面図及び一部破断平面図であり、分水栓に適用した場合を示している。図1から図3に示した如く、バルブは、内部に所要の流路を配するように成形したボディ(バルブ本体)1内に、流路を開閉するボール(開閉弁)5を回動自在に嵌入してなり、このボール5にステム(調整杆)6の基端部を嵌合させ、該ステム6によってボール5を正逆回動させることによって流路を開閉するようにしてある。
ボール5は、柱体の周面に平坦部を対向配置してなり正面視が略小判形の基体50の一端を球面状になし、他端を角錐台状に成形してなり、基体50の他端側肩部は球面状にしてある。この基体50の一端に、ステム6の基端部を嵌合させる溝部53が凹設してある。基体50の軸長方向の中央位置には、周面に対向配置した両平坦部を貫通する第1貫通孔51が開設してあり、この第1貫通孔51と前述した基体50の他端に開設した開口とは第2貫通孔52によって連通してある。そして、第1貫通孔51内に流入した水を第2貫通孔52から吐出し得るようになっている。
一方、ステム6は、円柱状の杆体61の先端部中央に、マイナスドライバヘッド形状のレンチ嵌合部63が突設してあり、杆体61の周面に、外部からの土砂等の浸入を防止する環状のグランドパッキン9,9を嵌入させる環状溝部62,62が、杆体61の軸長方向へ距離を隔てて設けてある。杆体61の基端部には、杆体61の直径より大きい直径の真円板の1/3程度を縦切削した形状をなし、ステム6の回動を制限する回動制限部65が、杆体61に中心軸と同軸上に設けてあり、該回動制限部65の中央には、前述したボール5の溝部53内に嵌合させる板状の嵌合部64が立設してある。
図4は、図1から図3に示したボディ1の側断面図であり、図中、12は短寸円筒状の本体部である。本体部12の一端近傍の部分は他の部分より縮径してキャップ取付部11にしてあり、キャップ取付部11の外周面には螺子山が形成してある。
本体部12の軸長方向の略中央部分の内部は、前述したボール5(図2参照)を、ボール5の中心軸が本体部12の中心軸と略直交するように嵌入させるボール用室13にしてあり、該ボール用室13の周囲は、ボール用室13内径より小さい内径にしてなり、後述する如くボール5とボディ1との間を水密状態に保持するシール部材10,10(図2参照)を内嵌させるためのシール用室14が、ボール用室13と中心軸と同心円上に形成してある。そして、本体部12の他端近傍の部分は、吸水管8(図1及び図2参照)を本体部12に連結すると共に、シール用室14に内嵌させたシール部材10,10を保持するホルダ7(図2参照)を嵌着させるホルダ嵌着部15にしてある。
一方、本体部12の周面であって、前記ボール用室13に対向する部分には、ボール用室13に通じる第1開口21が設けてあり、該第1開口21の周囲から円筒状の吐水部17が立設してある。また、本体部12の周面であって、吐水部17の反対側の位置には、前記ボール用室13に通じ、第1開口21の内径より小さい内径の第2開口22が設けてあり、該第2開口22の周囲から前記ステム6を貫通保持させる円筒状のステム受部16が、前記吐水部17の中心軸と同軸上に立設してある。
ところで、この本体部12の第2開口22の周囲の部分は外側へ少し突出させて、本体部12の内面に、前述したステム6の回動制限部65を回動可能に内嵌させる嵌合凹部18が、前述したボール用室13に連通する様態で設けてある。
図5は、本体部12内面の嵌合凹部18を含む部分正面図である。図5に示した如く、本体部12のボール用室13(図4参照)に臨む内周面に、前述したステム6の杆体61(共に図4参照)を貫通させる第2開口22が設けてあり、この第2開口22の周囲に環状の嵌合凹部18が設けてある。そして、嵌合凹部18の周方向の適宜位置に、平面視が台形状のストッパ部19が、嵌合凹部18内へその上底部を突出する様態で設けてあり、ステム6と共に回動制限部65(図2参照)が正逆回動されて、回動制限部65の端面の一側縁部又は他側縁部がストッパ部19に当接した場合、ステム6の回動が阻止されるようになっている。
このようなボディ1のシール用室14内の第1開口21側縁部及び第2開口22側縁部に、図1から図3に示した如く、環状のシール部材10,10が、両シール部材10,10内を貫通する中心軸が第1開口21及び第2開口22の中心軸と一致するように嵌着してある。また、環状溝部62,62にグランドパッキン9,9を嵌入させたステム6の杆体61がステム受部16内に、レンチ嵌合部63がステム受部16から突出するように挿入してあり、ステム6の回動制限部65が前述した嵌合凹部18に嵌合してある。更に、ボール用室13内にボール5が、ボール5の溝部53内にステム6の嵌合部64が嵌合すると共に、ボール5の第2貫通孔52がボディ1の吐水部17と対向するように挿入してあり、ボール5とボディ1との間隙は前記シール部材10,10によって水密状態に保持されている。
そして、円筒状の吸水管8の一端を嵌合固定させたホルダ7がボディ1のホルダ嵌着部15に水密状態に嵌着してあり、ボディ1のキャップ取付部11の開口を平板状のガスケット4で水密状態に閉止してキャップ3が、キャップ取付部11に螺着してある。
次に、このようなバルブの動作について説明する。
図6は、バルブの全開状態における正面視内部状態を説明する説明図であり、図7は、バルブの全開状態における側面視内部状態を説明する説明図である。また、図8は、バルブの全閉状態における正面視内部状態を説明する説明図であり、図9は、バルブの全閉状態における側面視内部状態を説明する説明図である。なお、これらの図中、図1から図3に示した部分に対応する部分は同じ番号を付してその説明を省略する。
図6及び図7に示した如く、バルブが全開状態にあっては、ステム6の回動制限部65の端面の一側縁部65aがストッパ部19に当接し、ステム6の嵌合部64は横姿勢であり、ボール5の第1貫通孔51の中心軸と吸水管8の中心軸とは一致している。従って、吸水管8からボディ2内に流入した水は、ボール5の第1貫通孔51及び第2貫通孔52内を通ってボディ2の吐水部17から吐出される。
一方、図8及び図9に示した如く、バルブが全閉状態にあっては、ステム6の回動制限部65の端面の他側縁部65bがストッパ部19に当接し、ステム6の嵌合部64は縦姿勢であり、ボール5の第1貫通孔51の中心軸と吸水管8の中心軸とは略直交して、吸水管8にはボール5の周面が対向している。従って、吸水管8からボディ1内に流入した水は、ボール5の第1貫通孔51内に進入できず、ボディ1の吐水部17からの吐水が停止される。
このようにステム6の回動動作は、回動制限部65の端面の一側縁部65aがボディ1の内部に設けたストッパ部19に当接する姿勢から、回動制限部65の端面の他側縁部65bがストッパ部19に当接する姿勢までの略90°の回動角度の範囲に制限されている。
一方、ステム6とボディ1との間隙からボディ1内部への土砂等の浸入は、ステム6の杆体61に外嵌したグランドパッキン9,9によって防止される。
このようにボディ1の内部に、ステム6の回動を制限する回動制限部65、及び該ステム6の回動によって回動制限部65が当接するストッパ部19が配設してあり、ステム6の杆体61に外嵌したグランドパッキン9,9によってステム6とボディ1との間隙からボディ1内部への土砂等の浸入を防止してあるので、ボディ1の外面側に何ら手段を講じることなく、回動制限部65とストッパ部19との間に外部から土砂等が浸入することが防止され、周囲に土砂等が存在する環境下であっても、ステム6を回動させる操作を、円滑・確実に行うことができる。また、回動制限部65及びストッパ部19をボディ1の内部に配設するという簡単な構成でバルブを製造することができるので廉価であるのに加え、バルブをよりスリム化することができる。
また、本体部12のボール用室13に臨む内周面に設けた嵌合凹部18内に、ストッパ部19を突設すると共に、ステム6の回動制限部65を嵌合させて、ステム6の回動範囲を制限するようにしてあるため、回動制限部65及びストッパ部19が開閉弁たるボール5の開閉動作に支障を来たす虞がない。
なお、本実施の形態では、ステム6に板状の回動制限部65を設けた場合について示したが、本発明は、これに限らず、例えば、ステム6の杆体61の周面に、ストッパ部19に当接し得る2つの凸部を、周方向へ所要の距離を隔てて設けてもよい。この場合、ステム6の回動を円滑にすべく、嵌合凹部18の底面に摺接させる板状部をステム6の杆体61に設けるとよい。
一方、本実施の形態に示した如く、ステム6に板状の回動制限部65を設けた場合、この回動制限部65が嵌合凹部18の底面に摺接するため、ステム6の抜けを防止しつつ、円滑にステム6を回動させることができる。
本発明に係るバルブの正面図である。 本発明に係るバルブの側断面図である。 本発明に係るバルブの一部破断平面図である。 図1から図3に示したボディの側断面図である。 本体部内面の嵌合凹部を含む部分正面図である。 バルブの全開状態における正面視内部状態を説明する説明図である。 バルブの全開状態における側面視内部状態を説明する説明図である。 バルブの全閉状態における正面視内部状態を説明する説明図である。 バルブの全閉状態における側面視内部状態を説明する説明図である。
符号の説明
1 ボディ
3 キャップ
4 ガスケット
5 ボール
6 ステム
7 ホルダ
8 吸水管
9 グランドパッキン
10 シール部材
11 キャップ取付部
12 本体部
13 ボール用室
14 シール用室
15 ホルダ嵌着部
16 ステム受部
17 吐水部
18 嵌合凹部
19 ストッパ部
21 第1開口
22 第2開口
50 基体
51 第1貫通孔
52 第2貫通孔
53 溝部
61 杆体
62 環状溝部
63 レンチ嵌合部
64 嵌合部
65 回動制限部

Claims (1)

  1. 流体を通流させる流路を内部に設けてなるバルブ本体の前記流路内にボール用室を形成し、このボール用室に前記流路を開閉する開閉弁としてのボールが回動可能に配設してあり、この開閉弁の開度を調整する調整杆の一端部が前記バルブ本体内に回動可能に突出させてあり、
    前記調整杆の中途にグランドパッキンを装着するとともに、当該調整杆の一端部の適宜位置に、当該調整杆よりも大径の板状に成形され、前記調整杆の回動範囲を制限する回動制限部が突設してあり、前記バルブ本体の内部には、前記回動制限部を回動可能に嵌合させる凹部が前記ボール用室に臨むように設けられ、前記回動制限部が回動する前記凹部内における軌道上の適宜位置に、回動制限部が当接するストッパが突設してあり、
    しかも、前記バルブ本体は、
    短寸円筒状の本体部の一端近傍の部分を、他の部分より縮径してキャップ取付部を形成し、軸長方向の略中央部分の内部に前記開閉弁としてのボールを嵌入させるボール用室を形成するとともに、他端近傍の部分に吸水管を連結し、
    さらに、前記本体部の周面であって、前記ボール用室に対向する部分に、当該ボール用室に通じる第1開口を設け、当該第1開口の周囲から円筒状の吐水部を立設するとともに、前記本体部の周面であって、前記吐水部の反対側の位置に、前記ボール用室に通じ、かつ前記第1開口の内径より小さい内径の第2開口を設け、当該第2開口の周囲から前記調整杆を貫通させた状態で保持する円筒状のステム受部を立設し、しかも、前記本体部の前記第2開口の周囲の部分を外側へ少し突出させ、前記回動制限部を回動可能に内嵌する凹部を前記ボール用室に連通するように設けたことを特徴とするバルブ。
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