JP4806327B2 - 洗濯機 - Google Patents
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Description
また、本願出願人は、たとえば特願2006−2559号において、洗濯に使用された水を浄化して再利用するための機構を備えた洗濯機を提案している。この洗濯機には、再利用する水を溜めるためのタンクが設けられている。
また、再利用のために溜められる水は、洗濯に使用された後の水であり、フィルタ等により大半の異物(リントや塵等)が除去されてはいるが、異物の存在は皆無ではない。このため、タンク内に溜められた水に混じっている異物(リントや塵等)は、タンク内の隅に寄り集まって蓄積し、タンク内を汚したり、蓄積した異物が一度に排出されると水を汚すおそれがある。
またこの発明の他の目的は、寒冷地において不具合なく使用できる洗濯機を提供することである。
り選択され得るモードスイッチを有し、前記モードスイッチが選択されたとき、前記結露防止手段を機能させるか否かの判断をユーザに委ねるための報知手段および選択手段を含むことを特徴とする。
図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯機の斜視図であり、前方右斜め上方から見た図である。
この洗濯機1は、やや縦長のハウジング2によって外殻が構成されている。ハウジング2の上面には給水口9が設けられており、この給水口9に水道等の給水設備が接続される。ハウジング1の前面上方には、たとえば液晶の表示パネル100Aおよび操作ボタン100Bが配置されている。表示パネル100Aの表示で操作内容などを確認でき、操作ボタン100Bを操作することにより、ユーザは、洗濯機1に所望の運転を行わせることができる。
ハウジング2の前面は、下から上に見ると、下方部が垂直に立ち上がり、途中から斜め後方に向かって緩く傾斜した面となっている。そして前面の中央部上寄りには、扉6が設けられている。扉6は、正面側から見ると角が丸められた正方形状であるが、その内部には、後述する外槽5を塞ぐための円形のシールパッキン(図示せず)が備えられている。
さらに、前パネル2aの右側には、窓130が形成され、窓130は蓋131によって覆われている。蓋131を取り外すと、フィルタ装置が露出し、フィルタ装置で捕獲された糸くず等の除去を容易に行える構成である。
図2は、この発明の一実施形態に係る洗濯機を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を側方から見た概略側断面図である。以下では、この実施形態に係る洗濯機1およびその構成要素(構成部品)の説明に関し、便宜上、図2における左側を正面(前)側、右側を背面(後)側、上側を上面(上)側、下側を底面(下)側、手前を右側、奥を左側として説明する。
ドラム3は、円筒状をしており、同じく円筒状の外槽5内に同軸状に収容されている。この実施形態では、ドラム3および外槽5が洗濯槽を構成しており、ドラム3の前方が斜め上方を向くいわゆる斜めドラム配置構造になっている。ドラム3および外槽5の前端面は開放しており、それを塞ぐために、ハウジング2の前面には扉6が備えられている。外槽5の後端面後方には図示しないモータが備えられ、ドラム3はモータ(図示せず)によりドラム3の中心軸を中心に回転される。
給水管8は、第1切替バルブ44にて洗剤用給水管42と柔軟剤用給水管43とに分岐し、洗剤用給水管42および柔軟剤用給水管43は収容部7で合流する。
そのため、第1切替バルブ44を切替えることにより、第1切替バルブ44の入口から流入する水を、洗剤用水出口45から洗剤用給水管42を介して収容部7の上述した洗剤収容室へ流すこと、または柔軟剤用水出口46から柔軟剤用給水管43を介して収容部7の上述した柔軟剤収容室へ流すことが選択的に可能である。
そして、外槽5内の水が排出された後、モータ(図示せず)によってドラム3が脱水回転(高速回転)され、衣類に含まれる水分が脱水される。
また、タンク4には、エア抜きホース51の一端が接続されている。エア抜きホース51は、タンク4から外槽5の後方を通って上方に延び、その他端が除湿パイプ19の上部に接続されている。これにより、タンク4内部と乾燥風路16とは連通している。
圧力調整用排水管27には、また、洗濯槽用溢水路としてのオーバーフロー管23が接続されている。そのため、外槽5内に所定量以上の水が供給された場合、その所定量以上の水が、オーバーフロー管23により外槽5の外部にオーバーフローされ、排水管11を介して機外へ排出される。
第3切替バルブ34は5方弁であり、ポンプ33から吐出されて1方向から流入する水を4方向のいずれかへ流出させるように切替える。すなわち、エゼクタ35を介して入口30からタンク4へ水を戻すための第1出口36、第2出口37、第3出口38および第4出口39を有する。
第3出口38には、上述した熱交換用タンク水給水管24の一端が接続されている。熱交換用タンク水給水管24の他端は、除湿パイプ19の上部に接続されている。
第4出口39には、リサイクル水路としてのタンク水給水管41の一端がつながっており、タンク水給水管41の他端は、収容部7を介して給水管8に接続されている。
また、第3切替バルブ34を切替えることによって、タンク4内の水をポンプ33で汲み出し、タンク排水管40、圧力調整用排水管27および排水管11を介して機外へ排水させることができる。
さらに、第3切替バルブ34を切替えることによって、タンク4内の水をポンプ33で汲み出し、タンク水給水管41から給水管8へ送り、洗濯に再利用するために外槽5へ溜めることができる。
また、上述したように、圧力調整用排水管27と外槽5内部とは、オーバーフロー管23を介して連通している。このため、タンク4内に溜められた水が、タンク4内の空気圧と外槽5内の空気圧との差に応じて排水されるに止まり、タンク4内の水がハウジング2外へ排出され過ぎることを防止できる。
図3は、タンク4単体を左前斜め上方から見た斜視図であり、図4は、タンク4の構成要素である下容器4aの斜視図であり、図5は、タンク4の平面図であり、図6は、図5の線A−Aに沿うタンク4の前後方向中央縦断面図であり、図7は、タンク4の構成要素である下容器4aと上容器4bとの接合構造を説明するための拡大部分断面図である。
タンク4は、一例として、合成樹脂で成形されており、上面が開口した深さの浅い下容器4aと、下面が開口した上下方向の寸法(深さ)が大きな上容器4bとが、開口部同士が突き合わされるように組み合わされ、接合されることにより一体化されている。より具体的には、図4に示すように、下容器4aの開口周囲には、外側へ張り出した下フランジ141が設けられている。また、上容器4bにも、その開口周囲に、外側へ張り出した上フランジ142が設けられている。そして、図7に示すように、下容器4aの下フランジ141と、上容器4bの上フランジ142とが、下上に当接されて溶着され、下容器4aと上容器4bが一体化されている。
樋143に傾斜を付けることは必ずしも必要ではなく、樋143が水平に延びていても、樋143に溜まった水が増えれば、水は、自然と立上がり部140の切欠かれた位置から集水部144へ流れ込む。また、タンク4を洗濯機1に取り付ける際に、タンク4の前方左側が若干低くなるように、タンク4を少し傾斜付けて配置する配置構造を採用すれば、樋143に溜まった水を無理なく、また、スムーズに集水部144へ集めることができる。
しかし、仮に、集水部144に多量の水が溜まっても不具合のないよう、集水部144に排水構造を追加できる構成としてもよい。
排水構造は、たとえば、集水部144の底面に連通する出口孔が形成された出口孔用突起145を設け、この出口孔用突起145の途中を切断して、図示しない排水用チューブを接続し、集水部144に溜まった水が機外に排出できる構造を例示することができる。
また、樋143と集水部144とは、樋143の立上がり部140を切欠くことによって連通されているが、これに代え、樋143の上フランジ142に孔をあけ、その孔の下に集水部144を設ける構成でもよい。
出口31から汲み出される水は、図2を参照して説明したように、第3切替バルブ34を切替えることによって、4つの異なる経路へ導くことができ、その1つの経路として、循環路32を通して再度タンク4内へ戻すように循環させることができる。出口34から汲み出され、タンク4内へ戻るように循環される場合は、入口30(図3参照)からタンク4内へ入る。ここに、入口30は、垂直に上から下へ向けてタンク4内に水を導く垂直流路148を有する。そして、垂直流路148の下部には、水誘導手段(流れ誘導流路)として、上から下へ垂直に流入する水の流れを、略水平方向に変更させるための流れ変更流路149(図6参照)が設けられている。
図8および図9を参照して、垂直流路148は、入口30から流入する水を、上から下へと垂直方向に誘導する。垂直流路148に導かれて上から下へと流入する水は、垂直流路148の下方に設けられた流れ変更流路149にぶつかり、流れ変更流路149によって垂直方向から略水平方向へと流れが変更される。流れ変更流路149は、いわゆるエルボ形状をしており、水の流れ方向を略90°変更して、タンク4内において、流入する水が略水平方向に向くようにするものである。
図10は、タンク4の底面図である。タンク4の外底面には、タンク4内に水が溜まったときに、タンク4が水の重量や水圧で変形しないように、格子状に多数のリブが形成されている。そして、タンク4の外底面における薄いグレーに着色した領域(以下底面領域151)には、しぼ(皺)が形成されている。タンク4の底面領域151にしぼを形成することにより、底面領域151の表面積が著しく増加し、底面領域151に結露が生じても、底面領域151に付着可能な水分量が増加し、底面領域151において水滴が形成されにくく、底面領域151から水滴が滴下しにくい構造となる。
図11は、洗濯機1における結露防止処理に必要な電気的な構成要素を示すブロック図であり、図12および図13は、図11に示す構成要素を用いて行われる結露防止処理の制御内容を表わすフローチャートである。
まず、図11を参照して、結露防止処理に必要な構成要素を説明する。制御部155は、洗濯機1の制御中枢であり、マイクロコンピュータ等により構成された電子回路である。制御部155の制御プログラムによって、結露防止手段が実現される。制御部155には、表示パネル100A、操作ボタン100B、ブロア21、ヒータ22、第3切替バルブ34、ポンプ33、サーミスタA、および、サーミスタBが電気的に接続されている。なお、図11では、結露防止処理に必要な構成要素のみが示されている。ここに、サーミスタAは、タンク4の周囲の雰囲気温度を測定するためのもので、この実施形態では、前述したように、ハウジング2内の下方空間に配置された洗濯機1の制御基板156に実装されている(図2参照)。また、サーミスタBは、洗濯機1が乾燥運転をする場合に、乾燥終了検知用として乾燥風路16の出口17の近傍に配置されているものである(図2参照)。サーミスタBは、最終すすぎの水が外槽5に溜まった状態で、水没する位置に設けられている。
この問い合わせ表示は、
(1)結露防止A:結露が生じるときはタンクに水を溜めない
(2)結露防止B:ヒータを用いてタンクの水を温める(電気代が必要)。
のいずれを選択されますか?
という内容を例示することができる。
ここに、結露防止処理Aとは、サーミスタAにより検知される、洗濯機1の運転初期または運転開始直後の、運転により制御基板156が加熱されたりしていない時の、タンク4の周囲の雰囲気温度(すなわち、室温)と、サーミスタBにより検知される、最終すすぎ終了時点の、タンク4に供給される直前の最終すすぎに用いた水の温度との温度差が、たとえば所定温度以上ある場合や、水温が露点温度(露点温度については後述する)未満である場合に、第2切替バルブ13を切替えることにより、外槽5から排出される最終すすぎに使用した水を、タンク4に導かずに、機外へ排水する処理を行うことにより、タンク4の外表面に結露が生じないようにする処理である。
なお、ステップS2の判断が否定されたり、ステップS6の判断が否定された場合には、他の処理が行われる(ステップS8)。
結露防止処理Bでは、制御部155によってブロア21およびヒータ22がオンされ(ステップS11)、第3切替バルブ34は、ポンプ33により汲み出されるタンク4の水が熱交換用タンク水給水管24を通って乾燥風路16の除湿パイプ19上部へ供給されるようにする(ステップS12)。そして、ポンプ33をオンする(ステップS13)。これにより、タンク4の水は、ポンプ33により汲み出され、熱交換用タンク水給水管24を通り、除湿パイプ19を上方から下方へと落下し、外槽5に溜まり、排水口10、フィルタ装置14、分岐管15を通ってタンク4へと循環する。一方、ブロア21およびヒータ22がオンされているから、外槽5内の空気は、出口17から除湿パイプ19を通り、ヒータ22で温められて、入口18から外槽5内へ戻るという循環を行う。そして除湿パイプ19内において、熱交換用タンク水給水管24から与えられる水は循環する熱風と熱交換がされて温められる。そしてその温められた水はタンク4へ戻る。
本願発明の発明者が試験により確認したところ、洗濯機1において結露防止処理を行った場合、タンク4に水が満たされた状態で、タンク4の水は1分間で約1℃水温が上昇することを確認した。
そして、タンク4に溜められた水の温度が露点温度以上に達した場合には、タンク4の外表面に結露は生じない。よって、露点温度に達するまでタンク4の水が温められた場合には、ブロア21、ヒータ22およびポンプ33がオフし(ステップS15)、結露防止処理は終了する。
以上説明した実施形態では、結露防止処理を行うか否かを、サーミスタAおよびサーミスタBの検知温度に基づいて、タンク4の雰囲気温度に対するタンク4内の水温が露点温度未満か否かの判別を行う例を説明したが、これに代え、サーミスタAの検知温度とサーミスタBの検知温度とが、単に予め定める温度以上の差を生じたときに結露が生じるおそれがあると判断して、結露防止処理を行う構成としてもよい。
2 ハウジング
3 ドラム(洗濯槽)
5 外槽(洗濯槽)
4 タンク
4a 下容器
4b 上容器
141 下フランジ
142 上フランジ
143 樋
144 集水部
146 升状凹部
149 流れ変更流路
151 底面領域
155 制御部
Claims (4)
- 外殻を構成するハウジングと、
前記ハウジング内の相対的に上方に設けられ、水を溜め衣類を収容して洗濯を行うための洗濯槽と、
前記ハウジング内の相対的に下方に設けられ、前記洗濯槽で使用された後に洗濯槽から排出される水を溜めるためのタンクと、を含む洗濯機において、
前記タンクに水を溜めることによって、タンクの外表面に結露が生じるおそれがある場合に、その結露の発生を防止するための結露防止手段が設けられ、
前記結露防止手段は、
前記洗濯槽から排出される水の温度を検知するための水温検知手段と、
前記タンク周辺の温度を検知するための雰囲気温度検知手段と、
両検知温度に基づいて、前記タンクに水を溜めると結露が生じるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段が結露が生じると判別したときには、前記洗濯槽から排出される水が前記タンクに供給されないようにする排水切り換え手段と、
を有することを特徴とする洗濯機。 - 前記結露防止手段は、前記洗濯槽から排出される水の温度を検知するための水温検知手段と、
前記タンク周辺の温度を検知するための雰囲気温度検知手段と、
両検知温度に基づいて、前記タンクに水を溜めると結露が生じるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段が結露が生じると判別したことに基づいて、前記タンクに溜める水を加熱する手段と、
を含むことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。 - 前記判別手段は、露点温度に基づいて結露が生じるか否かを判別することを特徴とする、請求項1または2記載の洗濯機。
- ユーザにより選択され得るモードスイッチを有し、
前記モードスイッチが選択されたとき、前記結露防止手段を機能させるか否かの判断をユーザに委ねるための報知手段および選択手段を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の洗濯機。
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