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JP4806738B2 - 光学特性測定装置及び画像処理システム - Google Patents
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JP4806738B2 - 光学特性測定装置及び画像処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、物体の光学特性を測定する光学特性測定装置及び画像処理システムに関するものである。
近年、実際の物体に限りなく近い色、光沢、及び質感を持つ映像を再現するために、4色以上のカラーフィルタを用いて撮影されたマルチバンド画像から被写体の色や反射率を推定する技術の研究が進められている。
一方、近年、コンピュータグラフィックスの世界では、反射特性等の物体の光学特性を計測し、計測結果を基に、双方向反射率分布関数(BRDF;Bi-directional Reflectance Distribution Function)や双方向テクスチャ関数(BTF;Bi-directional Texture Function)等の光学特性を示す関数を求め、求めた関数を用いてレンダリングする手法が知られている。この手法は、特に布等の光学異方性を有する物体をレンダリングする際に有効となることが知られている。そして、光学特性を計測してBRDFを求める手法として非特許文献1及び2が知られている。また、光学特性の計測によりBTFを求める手法として非特許文献3〜5が知られている。
G.Borshukov,"Measured BRDF in Film Production-Realistic Cloth Appearance for "The Matrix Reloaded",ACM SIGGRAPH2003 on Sketches and Applications,1-1(2003)(映画産業におけるBRDFの実測−"The Matrix Reloaded"のためのリアルな衣服の合成) 村上色彩技術研究所 http://www.mcrl.co.jp/keisoku/optics/optics02/optics-02.html#GP-200 K.J.Dana,B.van Ginneken,S.K.Nayar,J.J.Koenderink,"Reflectance and Texture of Real-Surface",Colombia University Technical Report,No.CUCS-048-96,1996(実物体の表面の反射率とテクスチャ) M.L.Koudelka,S.Magada,P.N.Belhumeur,and D.J.Kriegman,"Acquisition,Compression,and Synthesis of Bidirectional Texture Functions",Proc.of 3rd International Workshop on Texture Analysis and Synthesis(Texture 2003)(双方向テクスチャ関数の計測、圧縮、合成) Y.Yamaguchi,M.sekine,S.Yanagawa,"Bidirectional Texture Mapping for Realistic Cloth Rendering",ACM SIGGRAPH2003 on Sketches and Application(2003)(リアルなレンダリングのための双方向テクスチャマッピング)
しかしながら、上記非特許文献はいずれも4色以上の色成分からなるマルチバンドに対応したBRDF或いはBTFを求めることがなされていない。
本発明の目的は、マルチバンドに対応した光学特性を示す関数を得ることができる光学特性測定装置及び画像処理システムを提供することである。
本発明による光学特性測定装置は、仮想3次元モデルをレンダリングする際に使用される光学特性を示す関数を得るために現物の物体の光学特性を測定する光学特性測定装置であって、物体が載置されるテーブルと、前記物体に対して照射する光の色を少なくとも4色の中からいずれかの色に切り替えると共に、前記物体に対する光の照射方向を切り替えて、前記物体に光を照射する照射手段と、前記テーブルに載置された物体を撮影する白黒カメラと、前記白黒カメラの物体に対する撮影方向を切り替える撮影方向切替手段とを備えることを特徴とする。
また、上記構成において、前記照射手段は、光源と、前記物体を中心とする天球面上で移動可能に配置され、前記光源から出力された光を前記物体に対して射出する射出部と、少なくとも4色のカラーフィルタを切り替えて、前記光源からの光を透過させて前記射出部に導く導光部と、前記射出部を前記天球面上の任意の位置に位置決めする位置決め手段とを備えることが好ましい。
また、上記構成において、前記導光部は、前記光源からの光を前記射出部へ導く光ファイバと、少なくとも4色のカラーフィルタが配列され、いずれかのカラーフィルタが前記光ファイバの光入力端に対して位置決めされるように、前記光源と前記光ファイバとの間に回転可能に配置された回転体とを備えることが好ましい。
また、上記構成において、前記回転体は2個存在し、前記光ファイバは、各回転体に対応する2個の枝ファイバと、各枝ファイバからの光を合波して前記射出部に導く幹ファイバとを備え、前記枝ファイバは対応する回転体が備えるカラーフィルタを透過した光を前記幹ファイバに導くことが好ましい。
また、上記構成において、前記照射手段は16色の色を切り替えることが好ましい。
また、上記構成において、前記位置決め手段は、前記テーブルの中心から水平方向に延設され、鉛直方向を第1の軸心として前記テーブルの中心に対して回転可能に取り付けられ水平アームと、先端側に前記射出部を備え、他端側が前記水平アームの先端側に取り付けられ、前記水平アームの長手方向を第2の軸心として回転可能に取り付けられたアーチ形状のアーチアームとを備えることが好ましい。
また、上記構成において、前記測定方向切替手段は、前記テーブルを、物体載置面に直交する方向を第3の軸心として所定角度回転させると共に、前記第3の軸心と直交する方向を第4の軸心として所定角度回転させることで、前記測定方向を切り替えることが好ましい。
また、上記構成において、前記撮影方向切替手段は、前記テーブルを、物体載置面に直交する方向を第3の軸心として所定角度回転させると共に、前記第3の軸心と直交する方向を第4の軸心として所定角度回転させることで、前記撮影方向を切り替えることが好ましい。
また、上記構成において、前記白黒カメラは、前記照射方向と前記撮影方向とで規定される測定条件が切り替えられる毎に物体を撮影し、前記白黒カメラにより、同一の測定条件において、色毎に撮影された物体の画像を対応付けることで少なくとも4つの色成分からなるテクスチャ画像を生成すると共に、生成したテクスチャ画像をその測定条件とを対応づけることで、物体の双方向テクスチャ関数を生成する関数生成手段を更に備えることが好ましい。
また、上記構成において、前記関数生成手段は、前記テクスチャ画像の代表値を算出し、算出した代表値をその測定条件と対応づけることで物体の双方向反射率分布関数を生成することが好ましい。
また、上記構成において、前記白黒カメラのカメラ特性を記憶するカメラ特性記憶手段と、前記照射手段により照射される光の照明光スペクトルを記憶するスペクトル記憶手段と、前記関数生成手段により生成された双方向反射率分布関数と前記カメラ特性と前記照明光スペクトルとを基に、物体の分光反射率を推定する推定手段とを更に備えることが好ましい。
本発明による画像処理システムは、仮想3次元モデルをレンダリングする際に使用される光学特性を示す関数を得るために現物の物体の光学特性を測定する光学特性測定装置であって、物体が載置されるテーブルと、前記物体に対して照射する光の色を少なくとも2色の中からいずれかの色に切り替えると共に、前記物体に対する光の照射方向を切り替えて、前記物体に光を照射する照射手段と、前記テーブルに載置された物体を撮影するRGBカメラと、前記RGBカメラの物体に対する撮影方向を切り替える撮影方向切替手段とを備えることを特徴とする。
また、上記構成において、前記照射手段は、光源と、前記物体を中心とする天球面上で移動可能に配置され、前記光源から出力された光を前記物体に対して射出する射出部と、少なくとも2色のカラーフィルタを切り替えて、前記光源からの光を透過させて前記射出部に導く導光部と、前記射出部を前記天球面上の任意の位置に位置決めする位置決め手段とを備えることが好ましい。
また、上記構成において、前記導光部は、前記光源からの光を前記射出部へ導く光ファイバと、少なくとも2色のカラーフィルタが配列され、いずれかのカラーフィルタが前記光ファイバの光入力端に対して位置決めされるように、前記光源と前記光ファイバとの間に回転可能に配置された回転体とを備えることが好ましい。
また、上記構成において、前記回転体は、R回転体、G回転体、及びB回転体の3個の回転体であり、前記R回転体は、前記RGBカメラの分光感度特性の赤の帯域内において、各々異なる波長成分を透過させる少なくとも2種類のカラーフィルタが配列され、前記G回転体は、前記RGBカメラの分光感度特性の緑の帯域内において、各々異なる波長成分を透過させる少なくとも2種類のカラーフィルタから構成され、前記B回転体は、前記RGBカメラの分光感度特性の青の帯域内において、各々異なる波長成分を透過させる少なくとも2種類のカラーフィルタから構成され、前記光ファイバは、各回転体に対応する3個の枝ファイバと、各枝ファイバからの光を合波して前記射出部に導く幹ファイバとを備え、前記枝ファイバは対応する回転体が備えるカラーフィルタを透過した光を前記幹ファイバに導くことが好ましい。
また、上記構成において、前記位置決め手段は、前記テーブルの中心から水平方向に延設され、鉛直方向を第1の軸心として前記テーブルの中心に対して回転可能に取り付けられ水平アームと、先端側に前記射出部を備え、他端側が前記水平アームの先端側に取り付けられ、前記水平アームの長手方向を第2の軸心として回転可能に取り付けられたアーチ形状のアーチアームとを備えることが好ましい。
また、上記構成において、前記撮影方向切替手段は、前記テーブルを、物体載置面に直交する方向を第3の軸心として所定角度回転させると共に、前記第3の軸心と直交する方向を第4の軸心として所定角度回転させることで、前記撮影方向を切り替えることが好ましい。
また、上記構成において、前記RGBカメラは、前記照射方向と前記撮影方向とで規定される測定条件が切り替えられる毎に物体を撮影し、前記RGBカメラにより同一の測定条件下で撮影された色成分の異なる物体の画像を対応付けて少なくとも4つの色成分からなるテクスチャ画像を生成し、生成したテクスチャ画像をその測定条件と対応づけることで物体の双方向テクスチャ関数を生成する関数生成手段を更に備えることが好ましい。
また、上記構成において、前記関数生成手段は、前記テクスチャ画像の代表値を算出し、算出した代表値をその測定条件と対応づけることで物体の双方向反射率分布関数を生成することが好ましい。
本発明による光学特性測定装置は、仮想3次元モデルをレンダリングする際に使用される光学特性を示す関数を得るために現物の物体の光学特性を測定する光学特性測定装置であって、物体が載置されるテーブルと、前記物体に対して照射する光の色を少なくとも4色の中からいずれかの色に切り替えると共に、前記物体に対する光の照射方向を切り替えて、前記物体に光を照射する照射手段と、前記テーブルに載置された物体の蛍光特性と反射特性とを測定する分光輝度計と、前記分光輝度計の物体に対する測定方向を切り替える測定方向切替手段と、前記照射方向と前記撮影方向とで規定される測定条件が切り替えられる毎に、前記分光輝度計により測定された物体の蛍光特性と反射特性とを基に、蛍光特性を含む双方向反射率分布関数を生成する関数生成手段とを備えることを特徴とする。
また、上記構成において、前記RGBカメラのカメラ特性を記憶するカメラ特性記憶手段と、前記照射手段により照射される光の照明光スペクトルを記憶するスペクトル記憶手段と、前記関数生成手段により生成された双方向反射率分布関数と前記カメラ特性と前記照明光スペクトルとを基に、分光反射率を推定する推定手段とを更に備えることが好ましい。
本発明による光学特性測定装置は、仮想3次元モデルをレンダリングする際に使用される光学特性を示す関数を得るために現物の物体の光学特性を測定する光学特性測定装置であって、物体が載置されるテーブルと、前記物体に対して照射する光の色を少なくとも4色の中からいずれかの色に切り替えると共に、前記物体に対する光の照射方向を切り替えて、前記物体に光を照射する照射手段と、前記測定手段は、マルチスペクトルカメラであり、前記マルチスペクトルカメラの物体に対する測定方向を切り替える測定方向切替手段と、前記照射方向と前記撮影方向とで規定される測定条件が切り替えられる毎に、前記マルチスペクトルカメラにより測定された物体の蛍光特性と反射特性とを基に、蛍光特性を含む双方向反射率分布関数を生成する関数生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明による画像処理システムは、光学特性測定装置及び画像処理装置を備える画像処理システムであって、前記光学特性測定装置は、現物の物体が載置されるテーブルと、前記物体に対して照射する光の色を少なくとも4色の中からいずれかの色に切り替えると共に、前記物体に対する光の照射方向を切り替えて、前記物体に光を照射する照射手段と、前記テーブルに載置された物体を撮影する白黒カメラと、前記白黒カメラの物体に対する撮影方向を切り替える撮影方向切替手段と、前記照射方向と前記撮影方向とで規定される測定条件が切り替えられる毎に、同一の測定条件において、前記白黒カメラにより色毎に撮影された画像を対応付けて少なくとも4つの色成分からなるテクスチャ画像を生成する共に、生成したテクスチャ画像をその測定条件とを対応づけることで、物体の光学特性を示す関数を生成する関数生成手段とを備え、前記画像処理装置は、前記関数生成手段により生成された光学特性を示す関数を記憶する関数記憶手段と、仮想3次元空間内に予め生成された仮想3次元モデルを記憶するモデル記憶手段と、前記光学特性を示す関数を用いて前記仮想3次元モデルをレンダリングするレンダリング手段とを備えることを特徴とする。
また、上記構成において、前記レンダリング手段によりレンダリングされた仮想3次元モデルを表示する多原色表示装置を更に備えることが好ましい。
本発明による画像処理システムは、光学特性測定装置及び画像処理装置を備える画像処理システムであって、前記光学特性測定装置は、現物の物体が載置されるテーブルと、前記物体に対して照射する光の色を少なくとも2色の中からいずれかの色に切り替えると共に、前記物体に対する光の照射方向を切り替えて、前記物体に光を照射する照射手段と、前記テーブルに載置された物体を撮影するRGBカメラと、前記RGBカメラの物体に対する撮影方向を切り替える撮影方向切替手段と、前記照射方向と前記撮影方向とで規定される測定条件が切り替えられる毎に、同一の測定条件において、前記RGBカメラにより撮影された色成分の異なる物体の画像を対応付けて少なくとも4つの色成分からなるテクスチャ画像を生成し、生成したテクスチャ画像をその測定条件とを対応づけることで物体の光学特性を示す関数を生成する関数生成手段とを備え、前記画像処理装置は、前記関数生成手段により生成された光学特性を示す関数を記憶する関数記憶手段と、仮想3次元空間内に予め生成された仮想3次元モデルを記憶するモデル記憶手段と、前記光学特性を示す関数を用いて前記仮想3次元モデルをレンダリングするレンダリング手段とを備えることを特徴とする。
また、上記構成において、前記レンダリング手段によりレンダリングされた仮想3次元モデルを表示する多原色表示装置を更に備えることが好ましい。
請求項1記載の発明によれば、照射方向を順次切り替えてテーブルに載置された物体に対して少なくとも4色の光が順次切り替えられて照射されると共に、照射方向及び撮影方向によって規定される測定条件が順次切り替えられて白黒カメラにより物体の画像が撮影されているため、各測定条件に対して4つの色成分からなるテクスチャ画像を容易に得ることができる。そのため、特殊なカメラを用いなくとも、比較的安価な白黒カメラを用いて、マルチバンドの色成分を有する光学特性を示す関数を容易に得ることができる。
請求項2記載の発明によれば、物体を中心とする天球面上で移動可能に配置され、光源からの光を物体に射出する射出部を備えているため、光源自体を天球面上に移動可能に配置する場合に比べて、弱い力で照射方向を変更することができる。
請求項3記載の発明によれば、少なくとも4色のカラーフィルタが配列された回転体を回転させ、カラーフィルタを光ファイバの入力端に位置決めすることで、物体に照射する光の色が切り替えられるため、かかる色の切り替えを簡便な操作により行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、2個の回転体と各回転体に対応する枝ファイバ及び枝ファイバからの光を合波する幹ファイバにより光ファイバが構成されているため、2種類の光を合成して得られる色の光を物体に照射することができ、1回の撮影で2バンドの画像を得ることができる。
請求項5記載の発明によれば、特殊なカメラを用いなくとも、公知の白黒カメラを用いて16色のマルチバンドの色成分を有する光学特性を示す関数を得ることができる。
請求項6記載の発明によれば、水平アームとアーチアームとを備えているため2つの自由度で光の照射方向を調節することができる。
請求項7記載の発明によれば、テーブルが物体載置面に直交する方向を第3の軸心として回転され、第3の軸心に対して直交する方向を第4の軸心として回転されるため、2つの自由度で測定方向を調節することができる。
請求項8記載の発明によれば、白黒カメラにより撮影された画像から、物体の双方向テクスチャ関数を自動的に生成することができる。
請求項9記載の発明によれば、白黒カメラにより撮影された画像から、物体の双方向反射率分布関数を自動的に生成することができる。
請求項10記載の発明によれば、マルチバンドの双方向反射率分布関数を用いた分光反射率の高精度な推定結果を得ることができる。
請求項11記載の発明によれば、照射方向を順次切り替えてテーブルに載置された物体に対して少なくとも2色の光が順次切り替えられて照射されると共に、照射方向及び撮影方向によって規定される測定条件が順次切り替えられてRGBカメラにより物体の画像が撮影されているため、各測定条件に対して4つの色成分からなるテクスチャ画像を容易に得ることができる。そのため、特殊なカメラを用いなくとも、比較的安価なRGBカメラを用いて、マルチバンドの色成分を有する光学特性を示す関数を容易に得ることができる。
請求項12記載の発明によれば、物体を中心とする天球面上で移動可能に配置され、光源からの光を物体に射出する射出部を備えているため、光源自体を天球面上に移動可能に配置する場合に比べて、弱い力で照射方向を変更することができる。
請求項13記載の発明によれば、少なくとも2色のカラーフィルタが配列された回転体を回転させ、カラーフィルタを光ファイバの入力端に位置決めすることで、物体に照射する光の色が切り替えられるため、かかる色の切り替えを簡便な操作により行うことができる。
請求項14記載の発明によれば、1回の撮影で3バンドの画像を得ることができるため、撮影回数を少なくすることができる。また、R回転体〜B回転体は、各々、少なくとも2種類のカラーフィルタを備えているため、少なくとも6バンドの画像を得ることができる。
請求項15記載の発明によれば、水平アームとアーチアームとを備えているため2つの自由度で光の照射方向を調節することができる。
請求項16記載の発明によれば、テーブルが物体載置面に直交する方向を第3の軸心として回転され、第3の軸心に対して直交する方向を第4の軸心として回転されるため、2つの自由度で測定方向を調節することができる。
請求項17記載の発明によれば、RGBカメラにより撮影された画像から、物体の双方向テクスチャ関数を自動的に生成することができる。
請求項18記載の発明によれば、RGBカメラにより撮影された画像から、物体の双方向反射率分布関数を自動的に生成することができる。
請求項19記載の発明によれば、マルチバンドの双方向反射率分布関数を用いた分光反射率の高精度な推定結果を得ることができる。
請求項20記載の発明によれば、分光放射輝度計を用いて物体を測定しているため、物体の蛍光特性を含めた反射特性関数を求めることができる。
請求項21記載の発明によれば、マルチスペクトルカメラを用いて物体を測定しているため、物体の蛍光特性を含めた双方向反射率分布関数を精度よく求めることができる。
請求項22、24記載の発明によれば、マルチバンドの光学特性を示す関数を用いたレンダリングを行い得る画像処理システムを提供することができる。
請求項23、25記載の発明によれば、マルチバンドの光学特性を示す関数を用いてレンダリングされた画像が多原色表示装置により表示されるため、よりリアルなCG画像を表現することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態による画像処理システムについて説明する。
(実施の形態1)
図1(a)は、本発明の実施の形態1による画像処理システムの全体構成図を示し、(b)は光源部の詳細を示す図面である。本画像処理システムは、光学特性測定装置1及び画像処理装置2を備えている。光学特性測定装置1は、物質を撮影する撮影装置3及び撮影装置3を制御する制御装置4を備えている。
撮影装置3は、ベース10と、ベース10の上側(+N方向)に配設されたテーブル20と、テーブル20の物質載置面の向きを切り替える切替部30と、テーブル20の上方から、物質に対して光を照射する照射部40と、試料を撮影するカメラ50と、ベース10の下方(−N方向)に配設された台座60と、装置全体を覆う暗箱70とを備えている。
ベース10は、円盤形形状であり、その中心部からは円筒状のシャフト11が立設されている。テーブル20は、物質が載置される物質載置面を有する円盤状の部材である。切替部30、シャフト11に対してテーブル20を支持し、水平方向に長尺の支持板21を備えている。支持板21は、シャフト11の上端によって、中心部21aが軸支され、水平面上(U−V平面上)をθ1方向に回転可能に配設されている。シャフト11にはモータM1(図1では省略、参照)が内蔵され、支持板21は、このモータM1の駆動力を受け、θ1方向に回転され、位置決めされる。これにより、テーブル20は、シャフト11の長手方向を回転軸(軸心)Z1として、θ1方向に回転される。
支持板21の一端側には、平板状の立設板22,23が立設されている。立設板22,23には、シャフト24が水平方向に貫通されている。シャフト24の一端には、テーブル20が接続され、他端には、モータM2が接続されている。モータM2は、例えばステッピングモータが採用されている。モータM2及びシャフト24は、カップリング(図略)を介して接続されている。シャフト24は、モータM2の駆動力により、θ2方向に回転され、位置決めされる。これにより、テーブル20は、切替部30に対し、シャフト24の長手方向を回転軸(軸心)Z2として、θ2方向に回転する。
照射部40は、一端にシャフト11が貫通された水平方向に長尺の水平アーム41と、水平アーム41の他端に鉛直方向(+N方向)に立設された連結板42と、連結板42の一端に回転軸Z3に対して回転可能に接続されたアーチアーム43と、暗箱70の外部に配設された光源部44と、アーチアーム43を回転させるモータM3と、光源部44とを備えている。
モータM3は、例えばステッピングモータが採用され、アーチアーム43を、回転軸Z3を中心としてθ3方向に回転させる。アーチアーム43は、長手方向を連結板42の長手方向と平行に位置決めしたとき、光軸L1が中心部21aを照射するアーチ形状を有している。また、アーチアーム43は、先端部に、射出口45が形成されている。シャフト11には、モータM4(図1では省略、図3参照)が内蔵され、水平アーム41は、このモータM4の駆動力を受け、θ1方向に回転され、位置決めされる。
光源部44は、2個の光源441,442及び光源441,442(図略)を覆う箱443を備える。箱443の前面443aには、光源441,442の各々からの光を外部に射出する孔441a,442aが形成されている。光源441,442は、キセノン光源、メタルハライドランプ、発光ダイオード、又はレーザダイオード等が採用される。但し、キセノン光源は、可視域で連続した強度分布を持つため、光源441,442として好ましい。
前面443aには光源441,442に対応する回転ターレット(回転体)444,445が配設されている。回転ターレット444,445は、円盤状であり、外周に沿って各々8個の孔444a,445aが形成されている。回転ターレット444,445は、矢印符号で示すθ4,θ5方向に回転可能に前面443aに取り付けられている。そして、回転ターレット444,445はモータM5,M6(図3参照)からの駆動力を受け、θ4,θ5方向に回転され、位置決めされる。
回転ターレット444,445の8個の孔444a,445aには各々異なる波長の光を透過するバンドパスフィルタ(カラーフィルタ)471〜4716が取り付けられている。図2は、バンドパスフィルタ471〜4716の分光透過率を示すグラフであり、横軸は波長(nm)、縦軸は透過率を示している。このグラフには16個の山状の曲線G1〜G16が記されている。曲線G1から曲線G16に向かうにつれて、各曲線はピークに対する波長が大きくなっている。そして、曲線G1〜曲線G16は、各々バンドパスフィルタ471〜4716の分光透過率を示している。なお、本実施の形態では回転ターレット444は、バンドパスフィルタ471〜478を備え、回転ターレット445は、バンドパスフィルタ479〜4716を備えていることにする。但し、これは、一例に過ぎず、バンドパスフィルタ471〜4716をいずれの回転ターレットに配列するかに関しては特に限定はない。なお、バンドパスフィルタ471〜4716を纏めて呼ぶ場合は、バンドパスフィルタに47の参照符号を付す。
光源部44と射出口45との間には、光ファイバ46が配設されている。光ファイバ46は、光源441,442からの光を受光する枝ファイバ462,463と、枝ファイバ462,463からの光を合波して射出口45に導く幹ファイバ461とを備えている。
枝ファイバ462,463は、各々の入力端が、前面443aの孔441a,442aに対向するように配設されている。
幹ファイバ461の射出口45側の先端461aは、ファイバフォルダ48により、アーチアーム43と取り付けられている。先端461aの前方には、先端461aから水平方向に出力された光を90度反射させ、テーブル20側へと導く反射ミラー49が取り付けられている。
従って、いずれかのバンドパスフィルタ47を孔441a,442aに対向するように位置決めすれば、位置決めされたバンドパスフィルタを透過する色の光が、光ファイバ46を介して射出口45から射出されるため、所望する色の光をテーブル20に載置される物体に対して照射することができる。なお、光源441,442を同時に点灯させてもよいし、一方を消灯させてもよい。同時に点灯させた場合は、回転ターレット444のバンドパスフィルタ47を透過する色の光と回転ターレット445のバンドパスフィルタ47を透過する色の光とを合成した色の光を、射出口45から射出させることができる。これにより、物質に対して照射する光の色の種類を増やすことができる。
図1に示す暗箱70は、直方体状であり、側面には、テーブル20に載置された物体をカメラ50で撮影するための撮影孔71が形成されている。カメラ50は、白黒カメラであり、本実施の形態では浜松ホトニクス社製「ORCA ER−1384」を採用することができる。なお、暗箱70は、直方体状に限定されず、例えばドーム形状のように装置全体を覆うことができる形状であれば、どのような形状を有していてもよい。
図3は、図1に示す画像処理システムの電気的構成を示すブロック図である。撮影装置3は、図1に示すモータM1〜M6、及び光源441,442を備えている。制御装置4は、モータコントローラ401、モータドライバ402〜407、及び光源ドライバ408,409を備えている。
モータドライバ402は、モータコントローラ401の制御の下、モータM1の駆動電流を生成し、テーブル20を図1に示すθ1方向に回転させる。モータドライバ403は、モータコントローラ401の制御の下、モータM2の駆動電流を生成し、テーブル20を図1に示すθ2方向に回転させる。モータドライバ404は、モータコントローラ401の制御の下、モータM3の駆動電流を生成し、アーチアーム43を図1に示すθ3方向に回転させる。モータドライバ405は、モータコントローラ401の制御の下、モータM4の駆動電流を生成し、水平アーム41を図1に示すθ1方向に回転させる。モータドライバ406は、モータコントローラ401の制御の下、モータM5の駆動電流を生成し、回転ターレット444を図1に示すθ4方向に回転させ、位置決めする。モータドライバ407は、モータコントローラ401の制御の下、モータM6の駆動電流を生成し、回転ターレット445を図1に示すθ5方向に回転させ、位置決めする。
モータコントローラ401は、画像処理装置2から種々の制御信号を受信し、その信号に応じてモータドライバ402〜407を制御する。
光源ドライバ408は、画像処理装置2からの制御信号を基に、駆動電流を生成し、光源441を点灯させる。光源ドライバ409は、画像処理装置2からの制御信号を基に、駆動電流を生成し、光源442を点灯させる。
画像処理装置2は、CPU(中央演算処理装置)201、RAM(ランダムアクセスメモリ)202、ROM(リードオンリーメモリ)203、入力装置204、ビデオキャプチャボード205、表示装置206、記録媒体駆動装置207、外部記憶装置208及び入出力インターフェイス(I/F)209を備える通常のコンピュータから構成されている。
CPU201〜I/F209は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスからなるバスラインにより、種々のデータが相互に送受信可能に接続されている。ビデオキャプチャボード205は、カメラ50によって撮影された物体の画像を、例えば、IEEE1394規格のケーブルを介して取得する。
入力装置204は、キーボード及びマウス等から構成されている。表示装置206は、多原色表示装置から構成される。なお、多原色表示装置に代えて、CRT(陰極線管)、プラズマディスプレイ又は液晶パネル等を採用してもよい。
記録媒体駆動装置207は、ハードディスクから構成され、オペレーティングシステム等のプログラムを記憶する。記録媒体駆動装置207は、フレキシブルディスク、CD−ROM及びDVD−ROM等の記録媒体からデータを読み込むとともに、記録媒体に対してデータ書き込みを行う装置である。
I/F209は、例えば、RS−232Cのシリアルインターフェイスであり、画像処理装置2をRS−232Cケーブルを介して制御装置4に接続させる。
図4(a)は、撮影装置3を簡略化して示した図面であり、図4(b)はテーブル20の部分の拡大模式図である。なお、図4において、テーブル20には物質として繊維からなる試料Sが載置されているものとする。FLは試料Sの繊維の方向(縦糸又は横糸方向)を示している。なお、試料Sは、回転軸Z2がV軸状にあるとき、繊維の方向FLがU軸と平行になるようにテーブル20に載置される。従って、角度αは、U軸に対するテーブル20のθ1方向の回転角度を示すと共に、U軸と繊維の方向FLとのなす角度を示す。図4(b)に示すように、角度βはテーブル20の法線ベクトルN1とN軸とのなす角度、すなわち、テーブル20のθ2方向に対する回転角度を示す。
角度mは、アーチアーム43とU−V平面とのなす角度を示す。角度nはU軸と水平アーム41とのなす角度を示す。角度γは中心O及び射出口45を結ぶ線分R1のU−V平面への正射影R2と、線分R1とのなす角度を示す。角度δはU軸と正射影R2とのなす角度を示す。従って、角度γ及び角度δは、角度m及び角度nによって一意に決定される。
カメラ50の光軸はU軸上に設定されている。但し、カメラ50の光軸は、これに限定されず、N軸上に設定してもよいし、V軸上に設定してもよいし、いずれにせよ、天球面B1上の一点と、試料Sとを結ぶ直線上に光軸がくるようにカメラ50が設置されていればよい。なお、天球面B1は、説明の便宜のために設定したものであり、実際に存在するものではない。
図5及び図6は、本画像処理システムが、テーブル20に載置された物体としての布からなる試料Sを撮影するときの動作を示すフローチャートである。以下、図5及び図6を用いて、光学特性測定装置1の動作について説明する。
ステップS1において、画像処理装置2は、バンドパスフィルタ471が光源部44の前面443aの孔441aに位置決めされるように回転ターレット444を回転させる。なお、本実施の形態では、画像処理装置2は、バンドパスフィルタ471〜478が、この順番で、孔441aに位置決めされるように、回転ターレット444を回転させた後、バンドパスフィルタ479〜4716が、この順番で孔442aに位置決めされるように、回転ターレット445を回転させるものとする。
ステップS2において、画像処理装置2は、テーブル20のθ1方向に対する角度αを設定し、モータM1を駆動させ、テーブル20をθ1方向に回転させる。本実施の形態では、角度αは例えば5度ずつ増加される。
ステップS3において、画像処理装置2は、モータM2を駆動させ、テーブル20のθ2方向に対する角度βを設定し、テーブル20をθ2方向に回転させる。本実施の形態では、角度βは例えば15度ずつ増加される。
ステップS4において、画像処理装置2は、モータM3を駆動させ、アーチアーム43のθ3方向に対する角度mを設定し、アーチアーム43をθ3方向に回転させる。本実施の形態では、角度mは例えば5度ずつ増加される。
ステップS5において、画像処理装置2は、モータM4を駆動させ、水平アーム41のθ1方向に対する角度nを設定し、水平アーム41をθ1方向に回転させる。本実施の形態では、角度nは例えば15度ずつ増加される。
ステップS6において、画像処理装置2は、光源441を所定光量で点灯させ、カメラ50にテーブル20に載置された試料Sを撮影させる。撮影が終了すると、光源441を消灯させる。なお、テーブル20が位置決めされる毎に光源441は点灯されているが、常時、光源441を点灯させてもよい。これにより、光源441の制御が簡略化される。
ステップS7において、画像処理装置2は、カメラ50によって撮影された物体画像を取得し、撮影したときの角度α及び角度β(測定方向)と、角度m及び角度nに対応する角度γ及び角度δ(照射方向)とを対応付けてRAM202、或いは外部記憶装置208に記憶する。なお、請求項8で示す測定条件とは、角度α〜角度δによって規定される条件である。
ステップS8において、画像処理装置2は、角度δが最終角度に達しているか否かを判断し、最終角度に達している場合(ステップS8でYES)、角度δに初期値を設定する(ステップS9)。一方、角度δが最終角度に達していない場合(ステップS8でNO)、ステップS5に戻り、再度、角度δの設定を行う。なお、本実施の形態では、角度δは、初期値として0度が設定され、最終角度として360度が設定されており、0度から360度まで15度単位で順次設定されていく。また、角度δは図4(a)で示すU軸が基準とされ、左回りに増加するものとする。
ステップS10において、画像処理装置2は、角度γが最終角度に達しているか否を判定し、最終角度に達している場合(ステップS10でYES)、角度γを初期値に設定する(ステップS11)。一方、ステップS10において、角度γが最終角度に達していない場合(ステップS10でNO)、処理がステップS4に戻される。なお、本実施の形態では、角度γは、初期値として−90度が設定され、最終角度として90度が設定されており、−90度から90度まで5度単位で順次設定されていく。また、角度γは、線分R1がN軸上にあるときを0度とする。
ステップS12において、画像処理装置2は、角度βが最終角度に達しているか否かを判断し、最終角度に達している場合(ステップS12でYES)、角度βに初期値を設定する(ステップS13)。一方、角度βが最終角度に達していない場合(ステップS12でNO)、ステップS3に戻り、再度、角度βの設定を行う。なお、本実施の形態では、角度βは、初期値として−90度が設定され、最終角度として90度が設定されており、−90度から90度まで5度単位で順次設定されていく。また、角度βは図4(b)で示すN軸が基準とされ、右回りに増加するものとする。
ステップS14において、画像処理装置2は、角度αが最終角度に達しているか否かを判断し、最終角度に達している場合(ステップS14でYES)、処理をステップS15に進める。一方、角度αが最終角度に達していない場合(ステップS14でNO)、ステップS2に戻り、再度、角度αの設定を行う。なお、本実施の形態では、角度αは、初期値として0度が設定され、最終角度として360度が設定されており、0度から360度まで15度単位で順次設定されていく。また、角度αは図4(a)で示すU軸が基準とされ、右回りに増加するものとする。
図7、図8、及び図9は、光学特性測定装置1により取得され、画像処理装置2により記憶されるデータのデータ構造を示した図面である。図7に示す第1のテーブルは、角度αが0〜360度の範囲において15度刻みで表した値が各行の項目とされ、角度βが−90度〜90度の範囲において5度刻みで表した値が各列の項目とされている。そして、第1のテーブルの各フィールドには、第2のテーブルを特定するためのインデックスが記憶されている。図7では、アルファベットTに各フィールドの行番号及び列番号を添え字としたものが、第2のテーブルを特定するためのインデックスとされている。例えば、インデックスT00は0行0列のフィールドに記憶されたインデックスであるため、添え字として「00」が記載されている。
図8に示す第2のテーブルは、複数のテーブルから構成され、各テーブルは、インデックスが付与されており、このインデックスは、第1のテーブルの各フィールドに記憶されたインデックスと対応づけられている。
第2のテーブルは、角度γが−90度〜90度の範囲において5度刻みで表した値が各列の項目とされ、角度δが0度〜360度の範囲において15度刻みで表した値が各行の項目とされている。第2のテーブルの各フィールドには、光学特性測定装置1により撮影されたデータが記憶されている。
図9は、光学特性情報のデータ構造を示している。図9に示すように光学特性情報は、FI1〜FI16で示す合計16個のフィールドを備えている。フィールドFI1〜FI16の各々には、バンドパスフィルタ471〜4716を透過した光で試料Sを照射したときにカメラ50により撮影された試料Sの画像が記憶されている。
例えば、図8に示す第2のデーブルにおいて、角度γが−90度、角度δが0度に対応するフィールドに格納されたデータは、角度αが0度、角度βが0度、角度γが−90度、角度δが0度のときにカメラ50により撮影された試料Sの画像が記憶されている。
なお、図7及び図8では、角度β及び角度γの刻み幅を5度毎に、角度α及び角度γの刻み幅を15度毎に設定しているが、これに限定されず、光学特性測定装置1の水平アーム41等の分解能に応じて、より細かな刻み幅にしてもよいし、より大きな刻み幅にしてもよいし、さらには、例えば、0〜45度の範囲では5度刻み、45度〜90度の範囲では、10度刻みというように角度範囲に応じて、刻み幅を適宜変更してもよい。
図10は、画像処理装置2の機能ブロック図を示している。画像処理装置2は、記憶部100及びプログラム実行部500、及び表示部300を備えている。なお、記憶部100は、図3に示すRAM202、ROM203、及び外部記憶装置208から構成されている。プログラム実行部500は、図3に示すCPU201から構成されている。表示部300は図3に示す表示装置206から構成されている。
記憶部100は、画像記憶部101、関数記憶部102、モデル記憶部103を備えている。プログラム実行部500は、演算部201、レンダリング処理部502、及び撮影機構制御部503を備えている。これらの機能は、CPU201が外部記憶装置208に記憶されたオペレーティングシステム及び画像処理プログラムを実行することで実現される。
画像記憶部101は、図7に示す第1のテーブル、図8に示す第2のテーブルを記憶している。演算部201は、画像記憶部101に記憶されたデータを用いて、BTFを作成し、関数記憶部102に記憶させる。詳細には、第2のテーブルに記憶された16種類の各画像に対し、各画像の重心を中心として所定行×所定列の画素からなる画像を取り出し、取り出した画像を、対応する角度α〜角度δと対応付けてBTFを作成し、関数記憶部102に記憶させる。関数記憶部102は、演算部201により作成されたBTFを記憶する。これにより、16個の色成分を有するBTF、すなわち16バンドのBTFを作成することができる。
モデル記憶部103は、コンピュータ上に設定された仮想3次元空間内において予め作成された仮想3次元モデルの形状を特定するための種々のデータ、例えば、仮想3次元モデルの表面に設定された複数の3角形又は4角形等からなるポリゴンの各々の頂点の座標及び各頂点を結ぶ稜線等を記憶するとともに、仮想3次元空間内に設定された仮想光源、仮想カメラの座標を記憶する。仮想3次元空間は、それぞれ直交するN´、U´及びV´の3軸からなる座標系で表され、それぞれ、図1及び図4(a)(b)に示すN、U及びV軸に対応している。
レンダリング処理部502は、関数記憶部102に記憶されたBTFを読み出し、3次元空間内に設定した仮想スクリーン上に仮想3次元モデルをレンダリングし、表示部300に表示させる。
撮影機構制御部503は、モータコントローラ401に制御信号を出力することにより、テーブル20を、θ1及びθ2方向に対して、所定角度回転させて位置決めする。また、水平アーム41をθ1方向に対して、所定角度回転させて位置決めすると共に、アーチアーム43をθ3方向に対して、所定角度回転させて位置決めする。また、撮影機構制御部503は、光源441,442を所定タイミング、例えば、試料Sを撮影する直前に光源441,442のいずれかを点灯させ、撮影終了時に光源441,442を消灯させ、光源441,442の点灯制御を行う。表示部300は、表示装置206から構成されている。
図11は、レンダリング処理部502の処理を示したフローチャートである。本フローチャートでは、仮想3次元モデルとして、図13に示す仮想人体モデルTOが着服するドレスDOを採用するとともに、試料SとしてドレスDOの生地を採用している。ステップS201において、レンダリング処理部502は、仮想3次元空間内に仮想スクリーンを設定する。ここで、仮想スクリーンは、仮想3次元空間内の仮想カメラVC及び仮想3次元モデル間の所定の位置に設定され、所定の解像度を有する矩形状の領域である。
ステップS202において、レンダリング処理部502は、仮想スクリーン上から1つの画素を抽出する。この場合、レンダリング処理部502は、例えば、仮想カメラVCの視線方向から見て仮想スクリーン上の一番左上に位置する画素を抽出する。
ステップS203において、仮想スクリーン上に設定した画素と、仮想カメラVCとを結ぶ直線上に仮想3次元モデルが存在するか否かを判定し、仮想3次元モデルが存在する場合(ステップS203でYES)、上記直線と仮想3次元モデルとの交点を注目点CP´として設定する(ステップS204)。一方、上記直線と仮想3次元モデルとの交点が存在しない場合(ステップS203でNO)、レンダリング処理部502は、仮想スクリーン上から次の画素を抽出する。この場合、レンダリング処理部502は、例えば右隣に隣接する画素を次の画素として順次抽出していき、1ライン分の全画素が抽出されると、この1ライン分の下の1ラインの一番左に位置する画素を次の画素として抽出する。
ステップS205において、レンダリング処理部502は、仮想3次元モデルの表面に設定した注目点CP´における角度α´〜δ´を算出する。
図12は、角度α´〜δ´が算出される様子を説明するための図面である。法線ベクトルN1´は、ポリゴンPのポリゴン面PSに対する法線ベクトルを示し、図4(a)、(b)に示すN1に対応している。角度α´及び角度β´は、図4(a)及び(b)に示す角度α及び角度βに対応し、角度γ´及び角度δ´は、図4(a)に示す角度γ及び角度δに対応し、ポリゴンPのポリゴン面PSは、現物の試料Sの表面(すなわち、試料載置面)に対応している。
VCは仮想カメラであり、VLは仮想光源である。仮想カメラVCの視線は、U´軸上であって、注目点CP´方向に設定されている。ベクトルLは、仮想光源VLと注目点CP´とを結ぶベクトルであり、ベクトルL1は、ベクトルLのU´−V´平面への正射影ベクトルであり、ベクトルFL´は、繊維の方向FLに対応し、ベクトルFLHは、ベクトルFL´のU´―V´平面への正射影ベクトルである。さらに、注目点CP´は、図4(a)に示す中心Oに対応し、U´,V´,N´軸は、それぞれ、図4(a)、(b)に示すU,V,N軸に対応している。
レンダリング処理部502は、仮想3次元モデルの表面上に注目点CP´を設定し、注目点CP´を含むポリゴンPの各頂点P11、P12、P13の座標から、ポリゴン面PSに対する法線ベクトルN1´を算出し、仮想光源VLの座標及び注目点CP´の座標からベクトルLを算出する。そして、レンダリング処理部502は、ベクトルL及びベクトルL1間の角度γ´を算出し、ベクトルL1及びU´軸間の角度δ´を算出し、ベクトルFLH及びU´軸間の角度α´を算出し、法線ベクトルN1´及びN´軸間の角度β´を算出して、注目点CP´における角度α´〜δ´を算出する。
ステップS206において、レンダリング処理部502は、ステップS205で算出した角度α´〜δ´に対応するBTFの出力値が関数記憶部102に存在するか否かを判定し(ステップS206)、角度α´〜δ´に対応するBTFの出力値が関数記憶部102に存在する場合(ステップS206でYES)、存在するBTFの出力値を読み出し(ステップS207)、読み出したBTFの出力値と、ユーザによって指定された色とから、ステップS202又はステップS210で設定した仮想スクリーン上の画素のRGB値を算出する(ステップS208)。
一方、ステップS206において、レンダリング処理部502は、ステップS205で算出した角度α´〜δ´に対応するBTFの出力値が関数記憶部102に存在しないと判定した場合(ステップS206でNO)、算出した角度α´〜δ´に対応するBTFの出力値を、当該角度α´〜δ´に近い角度に対応するBTFの出力値を補間することにより算出し(ステップS209)、算出したシェーディング情報とユーザによって設定された色とから、ステップS202又はステップS210で設定した仮想スクリーン上の画素のRGB値を算出する。
ステップS210において、レンダリング処理部502は、仮想スクリーン上の全ての画素に対して画素データを設定したか否かを判定し、全ての画素に対しRGB値を算出している場合(ステップS210でYES)、ステップS211に処理を進める。
一方、ステップS210において、レンダリング処理部502は、仮想スクリーン上の全画素に対するRGB値の算出が終了していないと判定した場合(ステップS210でNO)、仮想スクリーン上から次の画素データを抽出し(ステップS211)、ステップS203に戻る。
ステップS212において、レンダリング処理部502は、仮想スクリーン上にレンダリングされた仮想3次元モデルを表示部300に表示する。この場合、図13に示すような画像が表示される。レンダリング処理部502は、現物の試料を撮影することにより取得されたBTFを用いて、レンダリングを行っているため、布の光学異方性を高精度に再現することができる。そのため、図13に示すように、ドレスDOの先端部分や胸の部分のプリーツにシェーディングが美しく施された画像を得ることができる。
以上説明したように、実施の形態1による画像処理システムによれば、バンドパスフィルタ471〜4716を切り替えて試料Sを撮影しているため、16バンドのBTFを得ることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2による画像処理システムは、BTFに代えてBRDFを算出し、算出したBRDFを用いてレンダリング処理を行うことを特徴としている。図14は、実施の形態2による画像処理システムのブロック図を示している。
演算部201は、第2のテーブルのフィールドFI1〜FI16に記憶された各画像を構成する各画素の輝度の平均値を算出し、算出した平均値を対応する角度α〜角度δと対応付けてBRDFを作成し、関数記憶部102に記憶させる。これにより、16個の色成分を有するBRDF、すなわち16バンドのBRDFを作成することができる。
レンダリング処理部502は、関数記憶部102に記憶されたBRDFを用いて仮想3次元モデルをレンダリングする。
カメラ特性記憶部104は、カメラ50のカメラ特性を記憶している。カメラ特性としてはカメラ50の分光感度、及びカメラ50のトーンカーブを用いることができる。図15(a)はカメラ50の分光感度を示したグラフであり、縦軸は感度を示し、横軸は波長を示している。図15(b)はカメラ50のトーンカーブを示したグラフであり、縦軸はカメラ50が出力する階調(0〜250)を示し、横軸はカメラ50が受光する光量(0〜0.1)を示している。
図14に示すスペクトル記憶部105は、光源441,442の照明光スペクトルを記憶している。図16は照明光スペクトルを示したグラフであり、縦軸は光量を示し、横軸は波長を示している。
推定部504は、関数記憶部102に記憶されたBRDFとカメラ特性記憶部104に記憶されたカメラ特性とスペクトル記憶部105に記憶された照明光スペクトルとを用いて試料Sの分光反射率を推定する。なお、分光反射率の推定については公知であるため説明は省略する。
図17は、分光反射率の推定結果を示すグラフであり、細線は推定結果を示し、太線は分光計による分光反射率の実測値を示している。また、縦軸は反射率を示し、横軸は波長を示している。図17に示すように、16バンドのBRDFを用いて推定された分光反射率は、実測値とほぼ一致しており、極めて高精度な推定結果が得られていることが分かる。
図18は、試料Sとして赤のサテンを用いた場合に演算部201により算出されたBRDFを表した図面である。(a)は角度α〜角度δの配列を示し、(b)は(a)に示す正方形により角度α〜角度δを配列した場合における、BRDFの出力値を示している。
(a)において正方形の左上の頂点が原点である。そして、(a)に示す正方形は16個の正方形により格子状に分割され、これらの正方形は更に16個に正方形により格子状に分割されている。大きい方の正方形内において、角度α及び角度δは一定の値が割り当てられている。そして、角度αは左側から右側に向けて順に、0,90,180,270度の値が割り当てられ、角度δは上側から下側に向けて順に、0,90,180,270度の値が割り当てられている。
また、小さい方の正方形内において、角度β及び角度δは一定の値が割り当てられている。そして、大きい方の正方形内において小さい方の正方形は、左側から右側に向けて順に、0,90/40、(90/4)・2,(90/4)・3度の値が割り当てられ、上側から下側に向けて順に、0,90/4、(90/4)・2,(90/4)・3度の値が割り当てられている。そして、このように配列された角度α〜角度δに対するBRDFの出力値を濃淡表示すると(b)に示す図が得られる。
以上説明したように、実施の形態2による画像処理システムによれば、バンドパスフィルタ471〜4716を切り替えて試料Sを撮影しているため、16バンドのBRDFを得ることができる。更に、16バンドのBRDFから公知の手法を用いてフルスペクトルのBRDFを求めることも可能である。
(実施の形態3)
実施の形態3による画像処理システムは、カメラ50に代えて分光放射輝度計を用いたことを特徴としている。なお、実施の形態3において、実施の形態1と同一のものは同一の符号を付し説明を省略する。
本実施の形態では、分光放射輝度計はテーブル20に載置された試料Sの反射特性を測定する。従って、図9に示すフィールドFI1〜FI16には、分光放射輝度計により得られた試料Sの各色成分の反射特性の値が記憶される。そして、演算部201は、第2のテーブルの各フィールドに記憶された反射特性を対応する角度α〜δと対応づけて関数記憶部102に記憶させる。レンダリング処理部502は、関数記憶部102に記憶された角度α〜δに対応する反射特性を読み出して仮想3次元モデルをレンダリングする。
以上説明したように、実施の形態3による画像処理システムによれば、分光放射輝度計を用いて試料Sの反射特性が測定されるため、角度α〜角度δの4入力値に対し、16個の色成分からなる反射特性を出力する関数を得ることができる。
(実施の形態4)
実施の形態4による画像処理システムは、カメラ50に代えて分光放射輝度計を採用し、反射特性のみならず、蛍光特性も測定させることを特徴としている。なお、実施の形態3において、実施の形態1と同一のものは同一の符号を付し説明を省略する。本実施の形態では、分光放射輝度計は試料Sの反射特性と蛍光特性とを測定する。従って、図9に示すフィールドFI1〜FI16には、分光放射輝度計により得られた試料Sの各色成分の反射特性と蛍光特性との値が記憶される。そして、演算部201は、第2のテーブルの各フィールドに記憶された反射特性と蛍光特性とに対応する角度α〜角度δと対応づけて関数記憶部102に記憶させる。レンダリング処理部502は、関数記憶部102に記憶された角度α〜δに対応する反射特性と蛍光特性とを読み出して仮想3次元モデルをレンダリングする。
以上説明したように、実施の形態4による画像処理システムによれば、分光放射輝度計を用いて試料Sの反射特性と蛍光特性とが測定されるため、角度α〜角度δの4入力値に対し、16個の色成分からなる反射特性と蛍光特性とを出力する関数を得ることができる。
(実施の形態5)
実施の形態5は、カメラ50に代えてマルチスペクトルカメラを用い、マルチスペクトルカメラにより試料Sの蛍光特性と反射特性とを測定させることを特徴としている。なお、実施の形態5において、実施の形態1と同一のものは同一の符号を付し説明を省略する。本実施の形態では、マルチスペクトルカメラは試料Sの反射特性と蛍光特性とを測定する。従って、図9に示すフィールドFI1〜FI16には、マルチスペクトルカメラにより得られた試料Sの各色成分の反射特性と蛍光特性との値が記憶される。
演算部201は、第2のテーブルの各フィールドに記憶された反射特性と蛍光特性とに対応する角度α〜角度δと対応づけて関数記憶部102に記憶させる。レンダリング処理部502は、関数記憶部102に記憶された角度α〜δに対応する反射特性と蛍光特性とを読み出して仮想3次元モデルをレンダリングする。
以上説明したように、実施の形態5による画像処理システムによれば、マルチスペクトルカメラを用いて試料Sの反射特性と蛍光特性とが測定されるため、角度α〜角度δの4入力値に対し、16個の色成分からなる反射特性と蛍光特性とを出力する関数を得ることができる。
(実施の形態6)
実施の形態6は、図1に示す光源部44の個数を3個にし、カメラ50としてRGBカメラを採用したことを特徴としている。図19は、実施の形態6による画像処理システムの光源部44を示した図面である。光源部44は、3個の光源部44R、44G、44Bを備えている。光源部44R〜44Bは各々図略の1個の光源及び1個の回転ターレット441R〜441Bを備えている。また、回転ターレット441R〜441Bは各々6個のカラーフィルタ(図略)を備えている。回転ターレット441Rが備える6個のカラーフィルタは、各々カメラ50の分光感度特性の赤の帯域であって、異なる波長成分を透過させる。回転ターレット441Gが備える6個のカラーフィルタは、各々カメラ50の分光感度特性の緑の帯域であって、異なる波長成分を透過させる。回転ターレット441Bが備える6個のカラーフィルタは、各々カメラ50の分光感度の青の帯域であって、異なる波長成分を透過させる。
図20は、光源部44R〜44Bのカラーフィルタとカメラ50の分光感度特性とを示したグラフであり、点線はカメラ50の分光感度特性を示し、実線は光源部44R〜44Bの分光感度特性を示している。図20において、横軸は波長を示しているため、点線において左に位置する山は分光感度特性の青の帯域を示し、中心に位置する山は分光感度特性の緑の帯域を示し、右に位置する山は分光感度特性の赤の帯域を示している。
光源部44R〜44Bにより(a)に示す分光感度特性を持つカラーフィルタが選択されると、カメラ50は、一度に3バンドのテクスチャ画像を撮影することができる。次に、光源44R〜44Bにより(b)に示す分光感度特性を持つカラーフィルタが選択されると、カメラ50は、(a)とは波長成分が異なる3バンドのテクスチャ画像を一度に撮影することができる。このようにして、光源部441R〜441Bのカラーフィルタを切り替えていくと、1度の撮影で3バンドの試料Sの画像を撮影することができるため、撮影回数を大幅に少なくすることができる。
(実施の形態7)
実施の形態7は、図20に示す光源部44の個数を1個にし、カメラ50としてRGBカメラを採用したことを特徴としている。図21は、実施の形態7による画像処理システムの光源部44を示した図面である。光源部44は、図略の1個の光源及び1個の回転ターレット44Aを備えている。また、回転ターレット44Aは2個のカラーフィルタ(図略)を備えている。回転ターレット441Aが備える2個のカラーフィルタのうち一方のカラーフィルタは、図22(a)の実線で示すような分光感度特性を有しており、他方のカラーフィルタは、図22(b)の実線で示すような分光感度特性を有している。なお、図22に示す点線は図21と同様、カメラ50の分光感度特性を示している。
図22(a)に示す分光感度特性は、2個のパルスを有し、左側のパルスは、分光感度特性のBの帯域のピークの波長付近において立ち下がっている。また、右側のパルスは分光感度特性のGの帯域のピークの波長付近において立ち上がっており、分光感度特性のRの帯域のピークの波長付近において立ち下がっている。一方、(b)に示す分光感度特性は、(a)に対して、凹凸を反転させた形状を有している。
従って、図21に示す光源部44によれば2度の撮影により6バンドの試料Sの画像を得ることができる。その結果、6バンドのBRDFを生成することが可能となる。
なお、実施の形態1〜7では、プログラム実行部500の各機能をCPUにより構成したが、これに限定されず、ASICなどのハードウェアにより構成し、ビデオカメラ等に搭載してもよい。また、実施の形態1〜5では、テーブル20をθ1及びθ2方向に対して回転可能にして測定方向を変更していたがこれに限定されず、カメラ50を天球面B1上に移動可能に配置することで測定方向を変更してもよい。
(a)は本発明による画像処理システムの全体構成図を示し、(b)は光源部の詳細を示す図面である。 バンドパスフィルタの分光透過率を示すグラフであり、横軸は波長、縦軸は透過率を示している。 図1に示す画像処理システムの電気的構成を示すブロック図である。 (a)は、撮影装置を簡略化して示した図面であり、(b)はテーブルの拡大模式図である。 本画像処理システムが、テーブルに載置された物体としての布からなる試料を撮影するときの動作を示すフローチャートである。 本画像処理システムが、テーブルに載置された物体としての布からなる試料を撮影するときの動作を示すフローチャートである。 光学特性測定装置により取得され、画像処理装置により記憶されるデータのデータ構造を示した図面である。 光学特性測定装置により取得され、画像処理装置により記憶されるデータのデータ構造を示した図面である。 光学特性測定装置により取得され、画像処理装置により記憶されるデータのデータ構造を示した図面である。 画像処理装置2の機能ブロック図を示している。 レンダリング処理部の処理を示したフローチャートである。 角度α´〜δ´が算出される様子を説明するための図面である。 レンダリング結果を示す図面である。 実施の形態2により画像処理システムのブロック図を示している。 (a)はカメラの分光感度を示したグラフであり、(b)はカメラのトーンカーブを示したグラフである。 照明光スペクトルを示したグラフであり、縦軸は光量を示し、横軸は波長を示している。 分光反射率の推定結果を示すグラフであり、細線は推定結果を示し、太線は分光計による分光反射率の実測値を示している。 試料として赤のサテンを用いた場合に演算部により算出されたBRDFを表した図面である。(a)は角度α〜角度δの配列を示し、(b)は(a)に示す正方形により角度α〜角度δを配列した場合における、BRDFの出力値を示している。 実施の形態6による画像処理システムの光源部を示した図面である。 光源部44R〜44Bのカラーフィルタとカメラの分光感度特性とを示したグラフであり、点線はカメラの分光感度特性を示し、実線は光源部44R〜44Bの分光感度特性を示している。 図21は、実施の形態7による画像処理システムの光源部44を示した図面である。 図21に示す光源部が備えるカラーフィルタの分光感度特性を示したグラフである。
符号の説明
1 光学特性測定装置
2 画像処理装置
3 撮影装置
4 制御装置
10 ベース
11 シャフト
20 テーブル
21a 中心部
21 支持板
22 23 立設板
24 シャフト
30 切替部
40 照射部
41 水平アーム
42 連結板
43 アーチアーム
44 光源部
45 射出口
46 光ファイバ
47 バンドパスフィルタ
48 ファイバフォルダ
49 反射ミラー
50 カメラ
60 台座
70 暗箱
71 撮影孔
100 記憶部
101 画像記憶部
102 関数記憶部
103 モデル記憶部
500 プログラム実行部
501 演算部
502 レンダリング処理部
503 撮影機構制御部

Claims (19)

  1. 仮想3次元モデルをレンダリングする際に使用される光学特性を示す関数を得るために現物の物体の光学特性を測定する光学特性測定装置であって、
    物体が載置されるテーブルと、
    前記物体に対して照射する光の色を少なくとも4色の中からいずれかの色に切り替えると共に、前記物体に対する光の照射方向を切り替えて、前記物体に光を照射する照射手段と、
    前記テーブルに載置された物体を撮影する白黒カメラと、
    前記白黒カメラの物体に対する撮影方向を切り替える撮影方向切替手段とを備え
    前記照射手段は、
    光源と、
    前記物体を中心とする天球面上で移動可能に配置され、前記光源から出力された光を前記物体に対して射出する射出部と、
    少なくとも4色のカラーフィルタを切り替えて、前記光源からの光を透過させて前記射出部に導く導光部と、
    前記射出部を前記天球面上の任意の位置に位置決めする位置決め手段とを備え、
    前記導光部は、
    前記光源からの光を前記射出部へ導く光ファイバと、
    少なくとも4色のカラーフィルタが配列され、いずれかのカラーフィルタが前記光ファイバの光入力端に対して位置決めされるように、前記光源と前記光ファイバとの間に回転可能に配置された回転体とを備えることを特徴とする光学特性測定装置。
  2. 前記回転体は2個存在し、
    前記光ファイバは、
    各回転体に対応する2個の枝ファイバと、
    各枝ファイバからの光を合波して前記射出部に導く幹ファイバとを備え、
    前記枝ファイバは対応する回転体が備えるカラーフィルタを透過した光を前記幹ファイバに導くことを特徴とする請求項記載の光学特性測定装置。
  3. 前記照射手段は16色の色を切り替えることを特徴とする請求項1又は2記載の光学特性測定装置。
  4. 前記位置決め手段は、前記テーブルの中心から水平方向に延設され、鉛直方向を第1の軸心として前記テーブルの中心に対して回転可能に取り付けられ水平アームと、
    先端側に前記射出部を備え、他端側が前記水平アームの先端側に取り付けられ、前記水平アームの長手方向を第2の軸心として回転可能に取り付けられたアーチ形状のアーチアームとを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光学特性測定装置。
  5. 前記撮影方向切替手段は、前記テーブルを、物体載置面に直交する方向を第3の軸心として所定角度回転させると共に、前記第3の軸心と直交する方向を第4の軸心として所定角度回転させることで、前記撮影方向を切り替えることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の光学特性測定装置。
  6. 前記白黒カメラは、前記照射方向と前記撮影方向とで規定される測定条件が切り替えられる毎に物体を撮影し、
    前記白黒カメラにより、同一の測定条件において、色毎に撮影された物体の画像を対応付けることで少なくとも4つの色成分からなるテクスチャ画像を生成すると共に、生成したテクスチャ画像をその測定条件とを対応づけることで、物体の双方向テクスチャ関数を生成する関数生成手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の光学特性測定装置。
  7. 前記関数生成手段は、前記テクスチャ画像の代表値を算出し、算出した代表値をその測定条件と対応づけることで物体の双方向反射率分布関数を生成することを特徴とする請求項記載の光学特性測定装置。
  8. 前記白黒カメラのカメラ特性を記憶するカメラ特性記憶手段と、
    前記照射手段により照射される光の照明光スペクトルを記憶するスペクトル記憶手段と、
    前記関数生成手段により生成された双方向反射率分布関数と前記カメラ特性と前記照明光スペクトルとを基に、物体の分光反射率を推定する推定手段とを更に備えることを特徴とする請求項記載の光学特性測定装置。
  9. 仮想3次元モデルをレンダリングする際に使用される光学特性を示す関数を得るために現物の物体の光学特性を測定する光学特性測定装置であって、
    物体が載置されるテーブルと、
    前記物体に対して照射する光の色を少なくとも2色の中からいずれかの色に切り替えると共に、前記物体に対する光の照射方向を切り替えて、前記物体に光を照射する照射手段と、
    前記テーブルに載置された物体を撮影するRGBカメラと、
    前記RGBカメラの物体に対する撮影方向を切り替える撮影方向切替手段とを備え
    前記照射手段は、
    光源と、
    前記物体を中心とする天球面上で移動可能に配置され、前記光源から出力された光を前記物体に対して射出する射出部と、
    少なくとも2色のカラーフィルタを切り替えて、前記光源からの光を透過させて前記射出部に導く導光部と、
    前記射出部を前記天球面上の任意の位置に位置決めする位置決め手段とを備え、
    前記導光部は、
    前記光源からの光を前記射出部へ導く光ファイバと、
    少なくとも2色のカラーフィルタが配列され、いずれかのカラーフィルタが前記光ファイバの光入力端に対して位置決めされるように、前記光源と前記光ファイバとの間に回転可能に配置された回転体とを備えることを特徴とする光学特性測定装置。
  10. 前記回転体は、R回転体、G回転体、及びB回転体の3個の回転体であり、
    前記R回転体は、前記RGBカメラの分光感度特性の赤の帯域内において、各々異なる波長成分を透過させる少なくとも2種類のカラーフィルタが配列され、
    前記G回転体は、前記RGBカメラの分光感度特性の緑の帯域内において、各々異なる波長成分を透過させる少なくとも2種類のカラーフィルタから構成され、
    前記B回転体は、前記RGBカメラの分光感度特性の青の帯域内において、各々異なる波長成分を透過させる少なくとも2種類のカラーフィルタから構成され、
    前記光ファイバは、
    各回転体に対応する3個の枝ファイバと、
    各枝ファイバからの光を合波して前記射出部に導く幹ファイバとを備え、
    前記枝ファイバは対応する回転体が備えるカラーフィルタを透過した光を前記幹ファイバに導くことを特徴とする請求項記載の光学特性測定装置。
  11. 前記位置決め手段は、前記テーブルの中心から水平方向に延設され、鉛直方向を第1の軸心として前記テーブルの中心に対して回転可能に取り付けられ水平アームと、
    先端側に前記射出部を備え、他端側が前記水平アームの先端側に取り付けられ、前記水平アームの長手方向を第2の軸心として回転可能に取り付けられたアーチ形状のアーチアームとを備えることを特徴とする請求項9又は10記載の光学特性測定装置。
  12. 前記撮影方向切替手段は、前記テーブルを、物体載置面に直交する方向を第3の軸心として所定角度回転させると共に、前記第3の軸心と直交する方向を第4の軸心として所定角度回転させることで、前記撮影方向を切り替えることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の光学特性測定装置。
  13. 前記RGBカメラは、前記照射方向と前記撮影方向とで規定される測定条件が切り替えられる毎に物体を撮影し、
    前記RGBカメラにより同一の測定条件下で撮影された色成分の異なる物体の画像を対応付けて少なくとも4つの色成分からなるテクスチャ画像を生成し、生成したテクスチャ画像をその測定条件と対応づけることで物体の双方向テクスチャ関数を生成する関数生成手段を更に備えることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の光学特性測定装置。
  14. 前記関数生成手段は、前記テクスチャ画像の代表値を算出し、算出した代表値をその測定条件と対応づけることで物体の双方向反射率分布関数を生成することを特徴とする請求項13記載の光学特性測定装置。
  15. 前記RGBカメラのカメラ特性を記憶するカメラ特性記憶手段と、
    前記照射手段により照射される光の照明光スペクトルを記憶するスペクトル記憶手段と、
    前記関数生成手段により生成された双方向反射率分布関数と前記カメラ特性と前記照明光スペクトルとを基に、物体の分光反射率を推定する推定手段とを更に備えることを特徴とする請求項14記載の光学特性測定装置。
  16. 光学特性測定装置及び画像処理装置を備える画像処理システムであって、
    前記光学特性測定装置は、
    現物の物体が載置されるテーブルと、
    前記物体に対して照射する光の色を少なくとも4色の中からいずれかの色に切り替えると共に、前記物体に対する光の照射方向を切り替えて、前記物体に光を照射する照射手段と、
    前記テーブルに載置された物体を撮影する白黒カメラと、
    前記白黒カメラの物体に対する撮影方向を切り替える撮影方向切替手段と、
    前記照射方向と前記撮影方向とで規定される測定条件が切り替えられる毎に、同一の測定条件において、前記白黒カメラにより色毎に撮影された画像を対応付けて少なくとも4つの色成分からなるテクスチャ画像を生成する共に、生成したテクスチャ画像をその測定条件とを対応づけることで、物体の光学特性を示す関数を生成する関数生成手段とを備え、
    前記画像処理装置は、
    前記関数生成手段により生成された光学特性を示す関数を記憶する関数記憶手段と、
    仮想3次元空間内に予め生成された仮想3次元モデルを記憶するモデル記憶手段と、
    前記光学特性を示す関数を用いて前記仮想3次元モデルをレンダリングするレンダリング手段とを備え、
    前記照射手段は、
    光源と、
    前記物体を中心とする天球面上で移動可能に配置され、前記光源から出力された光を前記物体に対して射出する射出部と、
    少なくとも4色のカラーフィルタを切り替えて、前記光源からの光を透過させて前記射出部に導く導光部と、
    前記射出部を前記天球面上の任意の位置に位置決めする位置決め手段とを備え、
    前記導光部は、
    前記光源からの光を前記射出部へ導く光ファイバと、
    少なくとも4色のカラーフィルタが配列され、いずれかのカラーフィルタが前記光ファイバの光入力端に対して位置決めされるように、前記光源と前記光ファイバとの間に回転可能に配置された回転体とを備えることを特徴とする画像処理システム。
  17. 前記レンダリング手段によりレンダリングされた仮想3次元モデルを表示する多原色表示装置を更に備えることを特徴とする請求項16記載の画像処理システム。
  18. 光学特性測定装置及び画像処理装置を備える画像処理システムであって、
    前記光学特性測定装置は、
    現物の物体が載置されるテーブルと、
    前記物体に対して照射する光の色を少なくとも2色の中からいずれかの色に切り替えると共に、前記物体に対する光の照射方向を切り替えて、前記物体に光を照射する照射手段と、
    前記テーブルに載置された物体を撮影するRGBカメラと、
    前記RGBカメラの物体に対する撮影方向を切り替える撮影方向切替手段と、
    前記照射方向と前記撮影方向とで規定される測定条件が切り替えられる毎に、同一の測定条件において、前記RGBカメラにより撮影された色成分の異なる物体の画像を対応付けて少なくとも4つの色成分からなるテクスチャ画像を生成し、生成したテクスチャ画像をその測定条件とを対応づけることで物体の光学特性を示す関数を生成する関数生成手段とを備え、
    前記画像処理装置は、
    前記関数生成手段により生成された光学特性を示す関数を記憶する関数記憶手段と、
    仮想3次元空間内に予め生成された仮想3次元モデルを記憶するモデル記憶手段と、
    前記光学特性を示す関数を用いて前記仮想3次元モデルをレンダリングするレンダリング手段とを備え
    前記照射手段は、
    光源と、
    前記物体を中心とする天球面上で移動可能に配置され、前記光源から出力された光を前記物体に対して射出する射出部と、
    少なくとも2色のカラーフィルタを切り替えて、前記光源からの光を透過させて前記射出部に導く導光部と、
    前記射出部を前記天球面上の任意の位置に位置決めする位置決め手段とを備え、
    前記導光部は、
    前記光源からの光を前記射出部へ導く光ファイバと、
    少なくとも2色のカラーフィルタが配列され、いずれかのカラーフィルタが前記光ファイバの光入力端に対して位置決めされるように、前記光源と前記光ファイバとの間に回転可能に配置された回転体とを備えることを特徴とする画像処理システム。
  19. 前記レンダリング手段によりレンダリングされた仮想3次元モデルを表示する多原色表示装置を更に備えることを特徴とする請求項18記載の画像処理システム。
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