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JP4806880B2 - ミシンの情報伝送システム及びミシン - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミシンの情報をインターネットを介して伝送するミシンの情報伝送システム及びミシンに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
例えば縫製メーカーにおいては、メーカー内において、複数のミシンとホストコンピュ−タとの間でネットワーク例えばイントラネットを行なうことが知られている。この場合、ミシンには、ミシン動作制御やデータ通信のためにマイコンなどの制御ユニットが設けられている。
【0003】
ところで、複数のミシンの作業状況をメーカー外から知りたいという要求もある。例えば、縫製のデータ管理を行なう場所と、ミシンが作業する場所との間でイントラネットが組めないような場合、インターネットを利用してミシンの作業状況を知りたいという要望も強い。
【0004】
ところが、この場合、インターネットは公開されているから、ミシン側ではセキュリティの問題から、インターネットに接続されたコンピュ−タからのアクセスを拒否しており、ミシン側の作業データを得たいと思ってそれができないという問題が予想される。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ミシンとコンピュ−タとがインターネットを介してデータ伝送を行なうについて、ミシンからコンピュ−タに読み出しを行なってコンピュ−タのコマンドをミシンが獲得できるミシンの情報伝送システム及びミシンを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ミシンの制御ユニットとコンピュ−タとがインターネットを介して接続されて情報伝送を行なうミシンの情報伝送システムであって、
前記コンピュ−タには情報伝送を行なうミシンのミシン識別情報とコマンドとが設定され、
前記制御ユニットには、自身のミシン識別情報が設定され、
前記制御ユニットは、定期的にあるいは何らかの要因により前記インターネットを介して前記コンピュ−タにアクセスして前記コンピュータに設定した前記ミシン識別情報を読み込む機能と、
読み込んだ当該ミシン識別情報が自身のミシン識別情報と合致したときに前記コンピュータから前記コマンドを読み込んで当該コマンドに対応する処理を行なう機能が備えられていることを特徴とするミシンの情報伝送システムである。
【0007】
これによれば、ミシンが、インターネットを介してコンピュ−タの識別情報を読み込んで当該識別情報が自身の識別情報に合致すると、コマンドを取り込んで、そのコマンドに対応する処理を実行する。この場合、コンピュ−タからインターネットを介してミシンにアクセスするのではなく、ミシン自身がコンピュ−タから読み出すものであるから、セキュリティ保護が設定されていても問題はない。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、コマンドはミシンが有するデータのうちの一部の特定データに対するデータ転送指令であり、制御ユニットは、コマンドに対応する処理として、自身の特定データをインターネットを介してコンピュ−タに転送するところに特徴を有する。
【0009】
これによれば、コンピュ−タは必要とする特定データのみを得ることができ、便利である。すなわち、ミシンが自身が有する全データをコンピュ−タに一方的に伝送する方式とすれば、セキュリティの問題はクリアできるが、ミシンから膨大な量のデータを伝送することとなって、伝送時間が長くなったり、大きなメモリを必要としたりするので、実用的ではない。しかるに上記請求項2の発明によれば、ミシンから伝送するデータが、特定データという限られたデータであるので、コンピュ−タは、必要なデータのみを得ることができ、実用的である。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、コマンドは作業データ転送指令であり、制御ユニットは、コマンドに対応する処理として、自身の作業データをインターネットを介してコンピュ−タに転送するところに特徴を有する。
これによれば、当該ミシンの作業データをコンピュ−タが得ることができる。
【0011】
請求項4の発明は、インターネットに接続可能な制御ユニットを有し、
前記制御ユニットには、自身のミシン識別情報が設定され、
前記制御ユニットは、定期的にあるいは何らかの要因により前記インターネットを介して特定のコンピュ−タにアクセスして前記特定のコンピュータに設定されたミシン識別情報を読み込む機能と、
読み込んだ当該ミシン識別情報が自身のミシン識別情報と合致したときに前記特定のコンピュ−タに設定されたコマンドを読み込んで当該コマンドに対応する処理を行なう機能が備えられていることを特徴とするミシンである。
【0012】
これによれば、制御ユニットが特定のコンピュ−タに当該識別情報を読み込んで当該識別情報が自身の識別情報と合致したときに前記コマンドに対応する処理を行なうから、インターネットに接続された特定のコンピュ−タにおいて当該識別情報を設定すれば、結果的にコンピュ−タがインターネットを介してミシンを制御し得ることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例につき図面を参照しながら説明する。まず、図1において、ミシン例えば複数の多頭刺繍用ミシン1A、1B…は、通信回線例えば電話回線2を介してインターネット3に接続されている。また、例えばパーソナルコンピュ−タからなるコンピュ−タ4も電話回線5を介してインターネット3に接続されている。
【0014】
前記ミシン1A、1B…は、機械的構成を主とした機構部6と電気的構成を主とした制御ユニット7とを有してなる。機構部6は、主軸やミシンヘッド、さらには刺繍枠などを備えて構成されている。制御ユニット7は、図2に示すように、CPU8、ROM9、RAM10を中心に構成されており、この他、インターネット3と電話回線2を介してインターネット3と通信を行なうための通信インターフェース(I/F)11と、液晶ディスプレーなどの表示器12と、キーボード13とを有して構成されている。さらに、CPU8は、予め設定された、あるいは適宜設定された縫製プログラムに従って、ドライバ14を介して主軸モータや刺繍枠のX軸モータさらにはY軸モータなどいった各種アクチュエータ15を駆動制御して、縫製を行なうようになっている。その際、CPU8は、縫製の実際の作業データ(作業内容、縫製日時を含む)をRAM10に書き込むようになっている。その作業データを図6に示すようになっている。
【0015】
なお、この制御ユニット7は、インターネット3からの不正侵入を防止するためにセキュリティが施されている。
【0016】
また、コンピュ−タ4は、図3に示すように、CPU16、ROM17、RAM18を中心に構成されており、この他、インターネット3と電話回線5を介してインターネット3と通信を行なうための通信インターフェース(I/F)19と、入出力ポート20、CRTディスプレーなどの表示器21と、キーボード22と、マウス23と、フロッピディスクドライバ24を有して構成されている。
ここで、前記ミシン1A、1B…には、それぞれ自身のミシン識別情報としてミシン番号例えば「00000001」、「00000002」…を有している。
【0017】
さて、上記構成のミシンの情報伝送システムにおいて、コンピュ−タ4には情報伝送のためのプログラムが記憶されていると共に、ミシン1A、1B…の制御ユニット7にも情報伝送のためのプログラムが記憶されている。コンピュ−タ4における情報伝送のためのプログラムのフローチャートを示している。例えばキーボード22からのキー操作により、情報が必要なミシンのミシン番号、動作命令、日付情報が入力されると、これを記憶し保存(設定)する(ステップP1、P2、P3)。そして、ミシンから情報の転送があったか否かを判断する(ステップP4)。つまり、転送の待機状態となる。そして、転送があるとその情報を読み込み(ステップP5)。この後、保存してあるミシン番号を削除する(ステップP6)。
【0018】
ミシン1A、1B…のうち、ミシン1Aの制御ユニット7における情報伝送のためのプログラムのフローチャートは図5に示されている。まず、ソフトタイマーによる現在時刻を読み出して(ステップS1)、予め設定された時刻例えば0時0分になったか否かを判断する。0時0分になると、自身のメモリであるROM15、16に保存されたコンピュ−タ4のアドレスに基づいて、インターネット3のサーバーを介してコンピュ−タ4アクセスしてミシン番号を読み出す(ステップS3)。そして、読み出したミシン番号が自身のミシン番号に合致するか否かを判断する(ステップS4)。
【0019】
読み出したミシン番号が自身のミシン番号に合致すれば、コマンドを読み出す(ステップS5)。そして、そのコマンドが情報転送命令か否かを判断し(ステップS6)、情報転送命令であれば、日付情報を読み出す(ステップS7)。そして、対応する日付にかかるミシン情報(図6)をコンピュ−タ4に転送する。例えば、2001年2月2日のミシン情報(ミシンが有するデータのうちの特定データ)であるときには、図6において、2001年2月2日に該当するミシン情報を転送する。
【0020】
図7には、ミシン1Aとコンピュ−タ4と情報転送のシーケンスを示している。これから、判るように、ミシン1Aが、時刻を「0時0分」であると確認すると、インターネット3を介してアドレス指定(特定)のコンピュ−タ4からミシン番号を読み出す。そして、ミシン番号がミシン1A自身のミシン番号「00000001」に合致すると、コマンドを読み出す。この後、コマンドに対応する処理を行なう。すなわち、コマンドが日付指定のミシン情報の転送であった場合には、日付データを読み出し、ミシン1A自身の指定日付のミシン情報をコンピュ−タ4に転送する。コンピュ−タ4は保存してあるミシン番号を削除する。
なお、他のミシン1B、…も、このミシン1Aと同じように、自身のミシン番号を有していて、同様の動作を行なう。
【0021】
このように本実施例によれば、ミシン1A,1B、…が、インターネット3を介してコンピュ−タ4のミシン番号を読み込んで当該ミシン番号が自身のミシン番号に合致すると、コマンドを取り込んで、そのコマンドに対応する処理を実行する。この場合、コンピュ−タ4からインターネット3を介してミシンにアクセスするのではなく、ミシン自身がコンピュ−タ4から読み出すものであるから、セキュリティ保護が設定されていても問題はない。
【0022】
また、本実施例によれば、ミシンから伝送するデータが、特定データという限られたデータであるので、コンピュ−タ4は必要なデータのみを得ることができ、実用的である。
【0023】
さらに本実施例によれば、ミシン1A,1B、…に与えられるコマンドが、作業データ転送指令であるから、コンピュ−タ4は、各ミシン1A,1B、…の作業データを得ることができる。
【0024】
なお、上記実施例では、制御ユニット7が、定期的にミシン番号を読み込みにいくようにしたが、これは、何らかの要因、例えば、作業者がキーボードやスイッチを操作することでコンピュ−タにアクセスするようにしてもよい。あるいは、ミシンに異常が発生したといった内部要因発生時に、コンピュ−タにアクセスするようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、ミシンとコンピュ−タとがインターネットを介してデータ伝送を行なうについて、ミシンからコンピュ−タに読み出しを行なってコンピュ−タのコマンドをミシンが獲得できるという優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すシステム全体の概略構成図
【図2】 ミシンの電気的構成のブロック図
【図3】 コンピュ−タの電気的構成のブロック図
【図4】 コンピュ−タの制御内容を示すフローチャート
【図5】 ミシンの制御ユニットの制御内容を示すフローチャート
【図6】 ミシンの作業データを示す図
【図7】 情報転送のシーケンスを示す図
【符号の説明】
1A、1Bはミシン、3はインターネット、4はコンピュ−タ、7は制御ユニットを示す。

Claims (4)

  1. ミシンの制御ユニットとコンピュ−タとがインターネットを介して接続されて情報伝送を行なうミシンの情報伝送システムであって、
    前記コンピュ−タには情報伝送を行なうミシンのミシン識別情報とコマンドとが設定され、
    前記制御ユニットには、自身のミシン識別情報が設定され、
    前記制御ユニットは、定期的にあるいは何らかの要因により前記インターネットを介して前記コンピュ−タにアクセスして前記コンピュータに設定した前記ミシン識別情報を読み込む機能と、
    読み込んだ当該ミシン識別情報が自身のミシン識別情報と合致したときに前記コンピュータから前記コマンドを読み込んで当該コマンドに対応する処理を行なう機能が備えられていることを特徴とするミシンの情報伝送システム。
  2. コマンドはミシンが有するデータのうちの一部の特定データに対するデータ転送指令であり、制御ユニットは、コマンドに対応する処理として、自身の特定データをインターネットを介してコンピュ−タに転送することを特徴とする請求項1記載のミシンの情報伝送システム。
  3. コマンドは作業データ転送指令であり、制御ユニットは、コマンドに対応する処理として、自身の作業データをインターネットを介してコンピュ−タに転送することを特徴とする請求項1記載のミシンの情報伝送システム。
  4. インターネットに接続可能な制御ユニットを有し、
    前記制御ユニットには、自身のミシン識別情報が設定され、
    前記制御ユニットは、定期的にあるいは何らかの要因により前記インターネットを介して特定のコンピュ−タにアクセスして前記特定のコンピュータに設定されたミシン識別情報を読み込む機能と、
    読み込んだ当該ミシン識別情報が自身のミシン識別情報と合致したときに前記特定のコンピュ−タに設定されたコマンドを読み込んで当該コマンドに対応する処理を行なう機能が備えられていることを特徴とするミシン。
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