JP4807566B2 - 自動車のドア構造 - Google Patents
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例えば、特許文献1には、ドアトリムにアームレスト用芯材を取り付け、側突時、車両の側方から衝撃が加わった際、アームレスト用芯材をドアトリムから脱落させることにより、乗員に作用する衝撃を和らげるようにした自動車のドア構造が知られている。
スイッチ類は、ドライバが操作し易いように、アームレストの前方側に設けられ、プルハンドル(ポケット部)は、スイッチ類よりは後方側に設けられるので、スイッチ類の数が多い場合には、プルハンドル(ポケット部)を乗員のすぐ側方位置に配置しなければならない場合がある。
本発明は、側突時に、ドアと乗員との間を空間を増大させて乗員の保護を図ることができる自動車のドア構造を提供することを目的としている。
本発明は、ドアの閉じ操作時のポケット部の支持剛性を確保することができる自動車のドア構造を提供することを目的としている。
本発明は、生産性が向上する自動車のドア構造を提供することを目的としている。
このように構成された本発明においては、側突時に、その衝撃力により、アウタパネル部材及びインナパネル部材等が車室内側に移動し、トリム部材が乗員に当接する。このとき、反作用である衝撃力が、トリム部材のポケット部から締結部材を経由して突出部に伝わり、突出部の脆弱部が変形又は破断することにより、衝撃力が吸収されると共に、ポケット部が相対的に車室外側に変位する。この結果、側突時には、ドアと乗員の間の空間が増大し、衝撃力も緩和され、乗員の保護を図ることができる。また、本発明によれば、突出部の脆弱部をインナパネル部材に形成された薄肉部としたので、側突時に容易且つ確実に変位又は破断させることができる。さらに、本発明によれば、階段状に形成された階段状部分に薄肉部を形成したので、側突時に、ポケット部をより容易且つ確実に車室外側に変位させることができ、ドアと乗員の間の空間がより増大する。
このように構成された本発明によれば、最初にポケット部を相対的に車室外側に変位させるようにしたので、その分、ドアと乗員の間の空間がより増大する。また、突出部の長孔の車室内側端部に締結部材が当接してポケット部が突出部に締結されているので、ドアの閉じ操作時のポケット部の支持剛性を確保することができる。
このように構成された本発明によれば、ポケット部の長孔の車室外側端部に締結部材が当接するようにポケット部が突出部に締結されているので、ドアの閉じ操作時のポケット部の支持剛性を確保することができる。
このように構成された本発明によれば、側突時に、ポケット部が車室外側に変位するとき、傾斜部に沿って上方に逃げるので、ドアと乗員の間の空間をさらに増大させることができる。
このように構成された本発明によれば、側突時の車室外側への変位し易さと、ドアの閉じ操作時のポケット部の支持剛性を両立させることができる。
このように構成された本発明によれば、側突時に、ポケット部自体もそれが短縮して車幅方向に短くなるのでドアと乗員との間の空間をより増大させることができる。
このように構成された本発明によれば、樹脂製モジュールパネルに突出部を形成することができるので、生産性が向上する。
先ず、図1乃至図3により、本発明の自動車のドア構造の第1実施形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態による自動車のドア構造を車室内側から見た側面図であり、図2は図1をII−II線に沿って見た断面図であり、図3は第1実施形態の自動車のドア構造の側突時の変化状態を示す断面図である。
また、アームレスト部12のシート13に着座する乗員Aの車幅方向側方位置には、トリム部材10とは別体の上方が開口するポケット形状のポケット部16が取り付けられている。このポケット部16は、主に乗員Aが手を差し入れてドアを閉じるときに使用するものであり、また、物の収納のためのポケットとしても使用される。
ここで、ポケット部16のモジュールパネル6との締結固定部より車室外側の底部16aの一部に薄肉部16bが形成されている。
なお、ポケット部16の底(低部16aの直ぐ上方)には、柔らかいラバー等で作られた底プレート17が取り付けられている。
第1実施形態の変形例による自動車のドア構造31においては、トリム部材10のアームレスト部12に設けられたポケット部32が、車室内側部材32aと車室外側部材32bとから形成され、車室内側の部材32aが厚肉となり、車室外側部材32bが薄肉よりそれぞれ形成されている。ここで、車室外側部材32bの少なくともその底部32cが薄肉であればよい。
ここで、ポケット部46をモジュールパネル42の突出部44に、ネジ部材48及びナット部材50により締結固定するとき、ネジ部材48は、突出部44の長孔44gの車室内側端部と当接し、且つ、ポケット部46の長孔46aの車室外端部と当接している。
ポケット部46は、この締結固定状態で、図6(a)及び図7(a)に示すように、ポケット部46の車室内側端46bが突出部44の車室内側端44hよりも車室内側に突出するように配置されている。
第2実施形態の変形例による自動車のドア構造51においては、モジュールパネル52の突出部54に開口は形成されておらず、突出部54の上側面54aに車幅方向外側に向かって上昇するような傾斜部54bが形成されている。
このポケット部66の孔66d及び突出部64の孔64eにネジ部材48を挿入し、ナット部材50により、締結することにより、ポケット部66が、モジュールパネル42の突出部64に締結固定される。ポケット部66は、この締結固定状態で、図10及び図11に示すように、突出部64の係止部64aとポケット部66の厚肉の車室内側部材66aとが当接し、ポケット部66が係止部64aにより係止され、その結果、ドアの閉じ操作時にポケット部66が車室内側に変位し難く、側突時に車室外側に変位し易い構造となっている。
このように、突出部64の脚部64c,64dの変形、及び、ポケット部66の車室外側部材66bの変形により、ドアと乗員との間の空間が増大し、衝撃力Fは、十分に吸収され、乗員の保護を図ることができる。
また、ポケット部66の車室内側は厚肉の車室内側部材66aで形成され、この車室内側部材66aが車室内側から突出部64の係止部64aにより係止されているので、通常のドアの閉じ操作時に作用する操作力に対しても十分な強度を備えたものとなっている。
このように、突出部64の脚部64c,64dの変形、及び、ポケット部76の底部の車室外側の部分の変形により、ドアと乗員との間の空間が増大し、衝撃力Fは、十分に吸収され、乗員の保護を図ることができる。
2 アウタパネル
4 インナパネル
8、42、52、62 モジュールパネル
10 トリム部材
16、32、46、66、76 ポケット部
18、44、54、64 突出部
20、48 ネジ部材
21、50 ナット部材
Claims (7)
- サイドドアを構成するアウタパネル部材及びインナパネル部材と、
このインナパネル部材の車室内側に取り付けられたトリム部材と、
このトリム部材に形成されたポケット部と、
上記インナパネル部材の上記トリム部材のポケット部の下方で且つ車室内側に突出するように形成された突出部であって、この突出部と上記ポケット部とが締結部材により締結されると共にこの突出部に車幅方向に対して弱い脆弱部が形成された上記突出部と、を有し、
上記突出部の脆弱部は上記インナパネル部材に形成された薄肉部であり、
上記突出部は階段状に形成された階段状部分を有し、この階段状部分に上記薄肉部が形成されていることを特徴とする自動車のドア構造。 - 上記ポケット部は、上記突出部よりも車室内側に配置され、上記突出部は、車幅方向に延びる長孔を有し、この長孔の車室内側端部に上記締結部材が当接するように上記ポケット部が突出部に締結されている請求項1に記載の自動車のドア構造。
- 上記ポケット部は、その底部に車幅方向に延びる長孔を有し、この長孔の車室外側端部に上記締結部材が当接するように上記ポケット部が突出部に締結されている請求項1又は2に記載の自動車のドア構造。
- 上記突出部は、上記ポケット部との締結部の車室外側近傍に車室外側上方へ傾斜して延びる傾斜部を有する請求項2又は3に記載の自動車のドア構造。
- 上記突出部は、上記ポケット部の車室内側部分を車室内側への移動を規制するように係止する係止部を有する請求項1乃至4の何れか1項記載の自動車のドア構造。
- 上記ポケット部は、車室内側から外側に向かって作用する荷重により車幅方向に短縮可能な短縮部を有する請求項1乃至5の何れか1項に記載の自動車のドア構造。
- 上記インナパネル部材は、開口を備えたインナパネルと、ドア用電装部品が予め組み付けられ且つ上記インナパネルの開口を覆うように取り付けられる樹脂製モジュールパネルとを有し、このモジュールパネルに上記突出部が設けられている請求項1乃至6の何れか1項に記載の自動車のドア構造。
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