Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4807779B2 - キャビネット - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4807779B2 - キャビネット - Google Patents

キャビネット Download PDF

Info

Publication number
JP4807779B2
JP4807779B2 JP2006003707A JP2006003707A JP4807779B2 JP 4807779 B2 JP4807779 B2 JP 4807779B2 JP 2006003707 A JP2006003707 A JP 2006003707A JP 2006003707 A JP2006003707 A JP 2006003707A JP 4807779 B2 JP4807779 B2 JP 4807779B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drawer
movable body
closed position
pin
notch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006003707A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007185236A (ja
Inventor
丁 李
Original Assignee
共栄工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 共栄工業株式会社 filed Critical 共栄工業株式会社
Priority to JP2006003707A priority Critical patent/JP4807779B2/ja
Priority to TW095139987A priority patent/TW200726414A/zh
Priority to CN200610170059A priority patent/CN100579419C/zh
Publication of JP2007185236A publication Critical patent/JP2007185236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4807779B2 publication Critical patent/JP4807779B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Drawers Of Furniture (AREA)

Description

本発明は、複数段の抽斗を有するキャビネットに関する。本願で言うキャビネットは広い意味で使用しており、幅の広いラテラルと呼ばれるようなものもキャビネットに含み、また、机等に一体化されている多段の抽斗セットをも含む。
多段式に抽斗が収納されるキャビネットでは、2個以上の抽斗を引き出せばそれだけ不安定になり、転倒の危険性が大きくなる。そこで、こうした転倒の危険性を防止するために、1個の抽斗を引き出した後では、更に他の抽斗を引き出せないように安全装置の工夫を施したキャビネットがある。
然しながら、これだけでは不充分であり、種々の状況下においては、不用意に2個の抽斗が同時に引き出されてしまう場合が無いわけではない。上記従来の安全装置の工夫では、この2抽斗の同時引き出しを防止できない。そこで、この同時引き出しを防止する構造が下記特許文献1や2に開示されている。
実公平6−13649号公報 特開2001−342770号公報
然しながら、上記公報に開示の構造では、部品数が多かったり、組立て作業の手数や時間が多くかかるものがある。また、同時引き出し防止構造構成部品が、何らかの原因で設定通りの状態に位置していない異常時の対策構造までは開示されていない。
依って、本発明の解決しようとする課題は、上記各公報開示の構造とは異なる構造によって、同時引き出し防止を含めた2抽斗の引き出しを防止できるキャビネットの提供である。
次に、上記の異常時においても抽斗の出し入れに支障の無いキャビネットの提供である。
また、そうした異常の発生し難いキャビネットの提供である。
更には、組立作業の簡便なキャビネットの提供である。
第1の発明では、2個以上の抽斗を多段状に設けたキャビネットであって、各抽斗の側部には前後方向における同じ位置に抽斗ピンが突出しており、各抽斗の収納状態における抽斗ピンの前後方向位置に対応する位置であって、筐体の側部内面側には、上下方向に延伸したガイドレールを設けており、該ガイドレールに沿って上下動自在に直列に配設された複数の可動体を有し、最も下側には最下段の抽斗に対応する下部可動体が配設され、その上には、最下段以外の各抽斗に対応して各中間可動体が設けられ、最上部の中間可動体の直上には上部可動体が設けられており、前記下部可動体と中間可動体とには夫々作動体を装着しており、各作動体は左右方向に延伸した枢軸回りに所定範囲回動可能に軸支されていると共に、抽斗の収納された閉位置の状態の作動体には下方に開口している切欠部が設けられ、上部には複数の歯が設けられており、前記枢軸の中心から各歯までの距離は変化しており、前記閉位置の作動体は、抽斗を前方に引き出す際の途中まで抽斗ピンがその切欠部に係合しつつ正方向に回動させられて所定の開位置になると共に、該開位置の作動体は、引き出した抽斗を収納する際にその切欠部が抽斗ピンを受け入れて押されつつ逆方向に回動して閉位置になり、前記上部可動体を除く各可動体の直上の可動体には、前記作動体の歯と噛み合うように歯を設けた従動体が、左右方向に延伸した枢軸の回りに回転可能に設けられており、前記閉位置にある作動体の切欠部に係合した抽斗ピンの作用によって該作動体が正方向に回動して開位置に至った場合、閉位置の場合と比較して当該作動体と従動体の枢軸中心間距離が所定寸法増大するように当該作動体の枢軸中心から各歯までの距離と前記従動体の枢軸中心から各歯までの距離とを設定しており、全抽斗が収納された状態の最も低い位置にある前記上部可動体と、筐体に対して固定されている停止体との間には、何れか1個の抽斗を引き出した際の前記所定寸法以上の寸法の隙間が設けられており、抽斗ピンの中心位置から、全ての抽斗が収納された状態である通常の閉位置での作動体の切欠部の下端までの高さ寸法は、前記所定寸法から抽斗ピンの直径の半分を差し引いた値よりも大きく、前記通常の閉位置での作動体の切欠部に係合している抽斗ピンの位置よりも前記所定寸法だけ上昇した閉位置の作動体が、その切欠部に係合している抽斗ピンが抽斗と共に前方に移動して正方向に回動する際、該抽斗ピンと切欠部との係合が外れる前の回転角度において、該作動体と従動体との噛合による両枢軸中心間距離の変動に起因して上部可動体が前記停止体に当接する寸法に前記隙間の寸法を規制していることを特徴とするキャビネットを提供する。
筐体に対して固定するというように、或る物に対して固定とは、その物に直接固定する場合の他、他部材を介在させて間接的に固定する場合を含む。固定が、付勢であっても同様である。
また、抽斗ピンの直径の半分とは、ピン断面が円形でない場合、例えば四角形のような場合はピンの上側半分の寸法を言う。
第2の発明では、閉位置にある作動体における筐体前方側の縁部に、奥側下方に向かって傾斜する傾斜面を設けており、該傾斜面の上端位置は、対応する抽斗の抽斗ピンの高さ位置以上に位置しており、傾斜面は切欠部の下端に至っており、前記隙間の寸法は、抽斗ピンの中心位置から前記通常の閉位置での作動体の切欠部の下端までの高さ寸法に抽斗ピンの直径の半分を加えた値以上に設定している第1の発明記載のキャビネットを提供する。
傾斜面の傾斜は直線でも曲線でも、またこれらの組合せでもよく、複数の直線や曲線の組合せでもよい。また、傾斜面が切欠部の下端に至るとは、抽斗ピンが途中で引っ掛かることなくここでいう傾斜面に沿いつつ当該作動体と共に可動体を押し上げて切欠部に進入できるための条件であり、また、それで足りる。従って、傾斜面を必要以上に限定的に解釈すべきではない。
第3の発明では、前記作動体の正方向の回動に従った該作動体と従動体との噛合による両枢軸中心間距離の変動曲線が、閉位置から途中まで増加し、その後減少して開位置に至る第1又は第2の発明に記載のキャビネットを提供する。
第4の発明では、前記ガイドレールの横断面形状が略矩形状かC形状であって、下部可動体には作動体を、中間可動体には作動体と従動体を、上部可動体には従動体を、夫々所定位置に装着し、これら各可動体をガイドレールの一端側から挿入して該ガイドレール内に収めてユニット化した第1〜第3の発明の何れか1記載のキャビネットを提供する。
第5の発明では、第1〜4の発明における上下を逆にした構成とし、これにより各発明に述べる上部可動体は下部可動体となり、該下部可動体を常時上方に付勢する弾力性部材を設けていることを特徴とする第1〜第4の発明の何れか1記載のキャビネットを提供する。
第1の発明では、或る1つの抽斗を引き出すと、その上側に位置する全ての抽斗に対応する可動体が所定寸法だけ上昇しようとするが、直列に配設した可動体の最上部に位置する上部可動体と停止体との間には、1個の抽斗を引き出した際、その抽斗に対応する可動体よりも上側の可動体の上昇距離である所定寸法以上の隙間を設けているため、可動体の上昇が可能であってその抽斗が引き出せる。また、抽斗ピンの中心位置から、全ての抽斗が収納された状態である通常の閉位置での作動体の切欠部の下端までの高さ寸法は、前記所定寸法から抽斗ピンの直径の半分を差し引いた値よりも大きいため、上記可動体の上昇によっても、上側の作動体の切欠部から、抽斗ピンが外れることはなく、係合を維持できる。引き出された抽斗の上側に位置する第2の抽斗を更に引き出そうとしても、上記通常の閉位置での作動体の切欠部に係合している抽斗ピンの位置よりも前記所定寸法だけ上昇した閉位置の作動体が、その切欠部に係合している抽斗ピンが抽斗と共に前方に移動して正方向に回動する際、該抽斗ピンと切欠部との係合が外れる前の回転角度において、該作動体と従動体との噛合による両枢軸中心間距離の変動に起因して上部可動体が前記停止体に当接する寸法に前記隙間の寸法を規制しているため、上部可動体がこれ以上上昇できず、作動体のこれ以上の回動が規制される。従って、この第2の抽斗の抽斗ピンと切欠部との係合が外れず、結局、第2の抽斗を引き出せない。
また、このことは、前記第1と第2の抽斗を(ほぼ)同時に引き出そうとした場合にも、夫々の抽斗を引き出す際に、各抽斗に対応する各可動体の上側の可動体を押し上げるが、2個分の押し上げ量を吸収するだけの隙間(上部可動体と停止体との間の隙間)が存在しないため、2抽斗の同時引き出しの防止が図れる。
また、引き出した抽斗を収納する際に、開位置にある作動体の切欠部が抽斗ピンを受け入れて逆方向に(閉位置方向に)回動できるので、作動体を元の閉位置に戻すことができ、抽斗収納が可能となる。
第2の発明では、抽斗を引き出した後に、何らかの原因で、作動体が本来その位置状態を保持しているべき開位置から閉位置方向に不用意に回動した場合、或いは、キャビネットを組み立てる工場において、最後に抽斗を挿入するが、組み立ての関係からその挿入の際に作動体が開位置に位置していないことが有り得るが、こうした異常時においても、抽斗を挿入するだけで本来の収納位置まで押し込めるように、抽斗の収納に伴い、抽斗ピンが作動体の傾斜面に当接しつつ該作動体と共に可動体を押し上げ、作動体の切欠部に進入できることが必要である。このため、上部可動体と停止体との隙間寸法は、上記の押し上げ量を確保している必要があることを述べている。
第3の発明では、作動体が開位置に来た場合の両枢軸中心間距離を最大にするのではなく、回動途中において最大値を有する寸法構造のため、抽斗を引き出した後に、これに対応する作動体が何等かの原因で逆方向に(閉位置の方向に)回動しようとしても、その最大値の部位を越えるだけの逆方向回動エネルギーを要する。従って、そうした逆方向回動が生じ難くなり、開位置の状態が安定する。
第4の発明では、筐体や抽斗に対して相対的に小さな各部品をユニット化してまとめているため、組立作業が非常に簡便になる。
第5の発明は、以上の各発明に対して上下方向を逆にした構成であり、抽斗を引き出すと、可動体が下方に移動させられるが、作用効果は以上の各発明と同様である。但し、各可動体が重力によって不用意に降下することを防止するために、下方から上方に向かって付勢するバネ等の弾力性部材を必須とすることが異なる。
図1は、本発明に係るキャビネットの側面透視図であり、図2はその要部の拡大図である。筐体10には3個の抽斗D1,D2,D3が収納されている。筐体側部の裏面側であって、抽斗側面との間に、細長いガイドレール12を上下方向に装着固定している。この例のガイドレールの矢視線D−Dによる横断面は、図4に示す如く、矩形状の壁の表壁に開口を設けた略矩形状である。また、C形状等であってもよい。このガイドレール内に4個の可動体B1,B2,B3,B4が上下方向にスライド自在に直列に配設されている。最下位置の下部可動体B1と、その直上の中間可動体B2と、その直上の中間可動体B3には、対応する抽斗D1,D2,D3の側部に設けられ、左右方向に突出した各抽斗ピンP1,P2,P3に対応する夫々の高さ位置に、夫々、作動体S1,S2,S3が各枢軸C1,C2,C3の回りに回動可能に軸支されている。枢軸C1は下部可動体B1に対して、枢軸C2は中間可動体B2に対して、枢軸C3は中間可動体B3に対して、夫々装着されている。全抽斗収納状態では、各抽斗ピンの前後方向位置は互いに同じであり、各作動体の枢軸の前後方向位置も互いに同じである。
また、各作動体の上部周辺部には歯Hの列が設けられており、夫々を軸支している可動体の直上の可動体には、各作動体の歯Hと噛合する位置に、夫々、枢軸C1’,C2’,C3’回りに回動可能に従動体J1,J2,J3が軸支されている。枢軸C1’は中間可動体B2に対して、枢軸C2’は中間可動体B3に対して、枢軸C3’は上部可動体B4に対して、夫々装着されている。また、各作動体には、枢軸に対して前記歯列とは概ね径方向反対側に切欠部KKが設けられており、図1の作動体S1のように、抽斗が収納されている状態では、下方に開口しており、対応する抽斗の抽斗ピンが係合している。最上の抽斗D3に対応する作動体S3の歯列と噛合する従動体J3は上部可動体B4の下部に軸支されている。
この上部可動体B4の上方の位置には、ガイドレール12の終端部でもある停止体Tがガイドレールに対して、即ち、筐体に対して固定されている。図5に明示するように、全抽斗が収納された状態の上部可動体B4の上端B4Eと前記停止体Tとの間には適宜寸法ΔLの隙間が設けられている。更には、全抽斗を収納させた状態で全抽斗が引き出せないように施錠できると共に開錠可能に、周知の各種機構による施錠装置を設けている。開錠した状態では、施錠装置の先部は停止体Tの下端縁の窪んでいる中央位置KBに位置し、施錠した状態では、全ての抽斗が収納されている場合の上部可動体上端縁B4Eの窪んでいる中央位置KB’に位置している。以下の説明は、開錠状態における説明である。
全ての抽斗が収納されている状態における、図1と同じ側面視による1組の作動体と従動体とを図2に拡大図示している。実際は図1の最下段の抽斗D1に対応する作動体と従動体の図と同じである。作動体S1の枢軸C1の中心と、その従動体J1の枢軸C1’の中心とは鉛直線上にあり、その延長線上に、切欠部KKの上下方向に延伸している前側壁面KKAが位置している。後側壁面の下部領域は、図示の如く下後方に向かうように傾斜した傾斜面KKBに形成されている。この切欠部内の、実線で示す位置P1に抽斗D1の抽斗ピンP1が係合している。両枢軸の中心間距離Lは、この図2の状態が最短距離L0である。枢軸C1の中心から歯Hまでの距離(径)Rは、第1の歯H1から第11の歯H11まで順次大きくなっている。一方、従動体J1は、1点鎖線で示す中心線CLに対して対称な形状に形成されており、枢軸C1’の中心から歯hまでの距離(径)rは、第1の歯h1から順次中心線までは増大しているが、その後、順次小さくなっている。
前記抽斗ピンP1の中心位置から前記前側壁面KKAの下端までの高さ寸法をΓとしている。作動体の、図の裏面側には、枢軸C1の中心を中心とする扇型に曲がった溝Mが形成されており、この溝に対し、対応する可動体に設けた係止体Kが係合し、図2に示す閉位置と、後述の図3に示す開位置との範囲内で回動可能にしている。
図1は下から2段目の抽斗D2を少し引き出し、対応する作動体S2を開位置にさせた状態の図である。即ち、図2と同じ閉位置の状態から始まり、抽斗ピンP2が作動体S2の切欠部KKの前側壁面KKAを押圧しつつ、該作動体S2を、図では反時計方向である正方向に回動させ、該抽斗ピンが切欠部から外れて作動体を開位置にさせた状態である。この開位置の状態を図3に拡大図示している。
この引き出し操作によって、枢軸C2とC2’の中心間距離Lが前記最短距離L0よりも所定長さΔだけ長くなっている。従動体J2の下側に位置する作動体S2は、中間可動体B2に軸支されており、下方に下がる余地は無いが、上部可動体B4と停止体Tとの前記隙間寸法ΔLは、この所定長さΔよりも寸法δ(Δよりも小さい寸法)だけ大きく形成しているため、従動体J2はそれが軸支されている中間可動体B3と共に、上部可動体B4を押し上げつつ上方へ移動できる。
このため、抽斗D3に対応する作動体S3の切欠部KKと抽斗ピンP3との相対的な位置関係は、図2を借りて説明すると、全部の抽斗が収納されている場合の抽斗ピンP3の位置(実線で示す位置(P3))よりも前記所定長さΔの距離だけ相対的に下方に下がった2点鎖線で示す位置P3となる。前記前側壁面KKAの高さ寸法Γはこの所定長さΔ(から抽斗ピンの半径を差し引いた値)よりも大きく形成しており、抽斗ピンP3と切欠部KKとは係合が維持されている。
もし、抽斗D2を引出した後に更に抽斗D3を引き出そうとすると、作動体S3の切欠部KKに抽斗ピンP3が係合して作動体を正方向に回動させつつ上部可動体B4を更に押し上げることになるが、本発明では、その係合が外れるまで回動する前に、作動体S3と従動体J3の両枢軸中心間距離Lの初期距離(閉位置での距離)L0からの増加分が前記残り隙間δを埋めるように、作動体の径Rと従動体の径rを設計している。
即ち、何れかの作動体と従動体との組合体において、横軸として作動体の閉位置から開位置までの回転角度θ(度)をとり、縦軸として両枢軸中心間距離をとった中心間距離L(mm)の変動グラフを図6に示している。縦軸の数値は閉位置での中心間距離L0に加える変動距離である。作動体S3は、図6の両枢軸中心間距離LがL0+δとなる回転角度θδまでの回動しかできず、その位置で抽斗D3の引き出しはできなくなる。即ち、一つの抽斗を引き出した後は、他の抽斗は引き出せない構造となっている。
また、本実施形態例では、従動体の各歯hまでの径rは中心線CLの上の歯で最大となり、その後所定の低減率で小さく形成しているため、この最大径の歯が作動体の歯と噛合する際に、枢軸中心間距離Lが最大となる。この例の最大距離はL0+6.4mmとなるように設計している。このようにグラフが山状になるため、開位置になった作動体が、不用意に閉位置の方向に逆回転することが難しい。しかし、グラフを右肩上がりに設計してもよい。更には、作動体の各歯Hまでの径Rは従動体の各歯hまでの径rよりも大きく形成しているため、開位置にあっても、重力によって各可動体が下がろうとする力が従動体を介して作動体に作用しても、該作動体は閉位置方向に回動され難い。
更に本発明構造では、上記の2つの抽斗が順次に引き出せないことは、同時に2つの抽斗を引き出すことができないことにもなる。
また、図3の開位置の作動体を見れば判るように、切欠部KKの前側壁面KKAに対して後側壁面の下部領域を、下方程、前側壁面から遠ざかるように形成した傾斜面KKBとしているため、何れかの抽斗を引き出して作動体を開位置にさせた後、抽斗を収納させる際、その抽斗の抽斗ピンは切欠部の傾斜面KKBに当接でき、それにより作動体を逆方向に回動させて閉位置まで回動させ、収納状態にさせることができる。
また、この実施形態例では、抽斗を引き出して作動体を開位置にさせた後、何等かの原因により、該作動体が閉位置の方向に回動してしまった場合や、工場での組み立ての際に抽斗を収納する前にも拘らず、対応する作動体が開位置ではなく閉位置の方向に回動している場合等の異常時においても抽斗を収納できる構造としている。これを図2を借りて説明すると、例えば抽斗D1の収納時に、その抽斗ピンP1は作動体S1の前側における、下後方に向かう傾斜状の前側縁面SKに当接して、該作動体を可動体と共に押し上げる必要がある。従って、前側縁面SKの上端SK1は、前側縁面に当接した状態にある2点鎖線で示す抽斗ピンP1’の当接位置TPよりも高い位置に設定する必要がある。この抽斗ピンの上端から切欠部の前側壁面KKAの下端までの高さEについては、抽斗の収納操作に従って、抽斗ピンがこの前側縁面に沿って作動体を押圧しつつ可動体を押し上げて切欠部に進入することを可能にすべく前記隙間ΔLをこの高さ寸法E以上に設定する必要がある。
以上の形態例の説明では弾力性部材に言及していないが、上部可動体と筐体や停止体との間で作用し、上部可動体B4を常時下方に押し下げる付勢力を与えるバネ部材等の弾力性部材Bを設けると、各作動体と従動体との常時の噛合が確実になり、装置の作動が円滑になる。
下部可動体B1には作動体S1を装着し、中間可動体B2には、下方に従動体J1を、上方に作動体S2を装着し、その上の中間可動体B3には下方に従動体J2を、上方に作動体S3を装着し、上部可動体B4には下方に従動体J3を装着し、これら各可動体をガイドレールの一端側から挿入してガイドレール内に収めてユニット化すると、キャビネットの組み立ての際、手数が省けて容易迅速に組み立てできる。
以上の説明は、図1の上側を上方とするキャビネットの場合の実施形態例であるが、図1の上側をキャビネットの下側として構成することも可能である。但し、この場合はバネ部材等の弾力性部材Bは必須となる。
以下では、各主要な隙間等の実施例寸法を例示しておく。図1の上側をキャビネットの上側とする場合として説明する。抽斗ピンの直径は5mm、一つの抽斗を引き出して、作動体を閉位置から開位置に回動させた場合の可動体の上昇所定長さΔは6.2mm、全抽斗が収納された状態における上部可動体B4の上端B4Eと前記停止体Tとの隙間寸法ΔLは9.7mm、即ち、寸法δは3.5mm、異常時における抽斗収納の際の、抽斗ピンの上端から切欠部の前側壁面KKAの下端までの高さEは9.5mm、全抽斗が収納された状態における抽斗ピンの中心位置から前側壁面KKAの下端までの高さ寸法Γは7mm、(図6の)閉位置と開位置との間の作動体の回転角度は66°、図6の角度θδは21°(図1の抽斗ピンP3が作動体S3の切欠部から外れるまでの回転角度は35.4°であるが、この角度よりも小さい)である。このように、本願キャビネットは設計可能である。
本発明は、キャビネットに利用できる。
図1は、本発明に係るキャビネットの側面透視図である。 図2は、図1の要部の拡大図である。 図3は、図1の他の要部の拡大図である。 図4は、図1の矢視線D−Dによる拡大横断面図である。 図5は、図1の他の要部の拡大図である。 図6は、作動体と従動体の両枢軸中心間距離の変動グラフ図である。
符号の説明
10 筐体
12 ガイドレール
B バネ部材等の弾力性部材
B1 下部可動体
B2,B3 中間可動体
B4 上部可動体
C1,C2,C3 作動体の枢軸
C1’,C2’,C3’ 従動体の枢軸
D1,D2,D3 抽斗
J1,J2,J3 従動体
KK 切欠部
KKA 切欠部の前側壁面
KKB 切欠部の後側壁面の傾斜面
L 作動体と従動体の枢軸中心間距離
P1,P2,P3 抽斗ピン
S1,S2,S3 作動体
SK 作動体の傾斜状前側縁面
T 停止体
Δ 閉位置から開位置に回動した際のLの増大分(所定寸法)
ΔL 全抽斗が収納された状態での上部可動体と停止体との隙間

Claims (5)

  1. 2個以上の抽斗(D1,D2,D3)を多段状に設けたキャビネットであって、
    各抽斗の側部には前後方向における同じ位置に抽斗ピン(P1,P2,P3)が突出しており、
    各抽斗の収納状態における抽斗ピンの前後方向位置に対応する位置であって、筐体の側部内面側には、上下方向に延伸したガイドレール(12)を設けており、
    該ガイドレールに沿って上下動自在に直列に配設された複数の可動体を有し、最も下側には最下段の抽斗に対応する下部可動体(B1)が配設され、その上には、最下段以外の各抽斗に対応して各中間可動体(B2,B3)が設けられ、最上部の中間可動体の直上には上部可動体(B4)が設けられており、
    前記下部可動体と中間可動体とには夫々作動体(S1,S2,S3)を装着しており、各作動体は左右方向に延伸した枢軸(C1,C2,C3)回りに所定範囲回動可能に軸支されていると共に、抽斗の収納された閉位置の状態の作動体には下方に開口している切欠部(KK)が設けられ、上部には複数の歯が設けられており、前記枢軸の中心から各歯までの距離(R)は変化しており、
    前記閉位置の作動体は、抽斗を前方に引き出す際の途中まで抽斗ピンがその切欠部に係合しつつ正方向に回動させられて所定の開位置になると共に、該開位置の作動体は、引き出した抽斗を収納する際にその切欠部が抽斗ピンを受け入れて押されつつ逆方向に回動して閉位置になり、
    前記上部可動体を除く各可動体の直上の可動体には、前記作動体の歯と噛み合うように歯(h)を設けた従動体(J1,J2,J3)が、左右方向に延伸した枢軸(C1’,C2’,C3’)の回りに回転可能に設けられており、
    前記閉位置にある作動体の切欠部に係合した抽斗ピンの作用によって該作動体が正方向に回動して開位置に至った場合、閉位置の場合と比較して当該作動体と従動体の枢軸中心間距離(L)が所定寸法(Δ)増大するように当該作動体の枢軸中心から各歯までの距離(R)と前記従動体の枢軸中心から各歯までの距離(r)とを設定しており、
    全抽斗が収納された状態の最も低い位置にある前記上部可動体と、筐体に対して固定されている停止体(T)との間には、何れか1個の抽斗を引き出した際の前記所定寸法以上の寸法(ΔL)の隙間が設けられており、
    抽斗ピンの中心位置から、全ての抽斗が収納された状態である通常の閉位置での作動体の切欠部の下端までの高さ寸法(Γ)は、前記所定寸法(Δ)から抽斗ピンの直径の半分を差し引いた値よりも大きく、
    前記通常の閉位置での作動体の切欠部に係合している抽斗ピンの位置よりも前記所定寸法(Δ)だけ上昇した閉位置の作動体(S3)が、その切欠部に係合している抽斗ピン(P3)が抽斗と共に前方に移動して正方向に回動する際、該抽斗ピンと切欠部との係合が外れる前の回転角度(θδ)において、該作動体と従動体との噛合による両枢軸中心間距離(L)の変動に起因して上部可動体が前記停止体に当接する寸法に前記隙間の寸法(ΔL)を規制している
    ことを特徴とするキャビネット。
  2. 閉位置にある作動体における筐体前方側の縁部に、奥側下方に向かって傾斜する傾斜面を設けており、該傾斜面の上端位置は、対応する抽斗の抽斗ピンの高さ位置以上に位置しており、傾斜面は切欠部の下端に至っており、
    前記隙間の寸法(ΔL)は、抽斗ピンの中心位置から前記通常の閉位置での作動体の切欠部の下端までの高さ寸法(Γ)に抽斗ピンの直径の半分を加えた値(E)以上に設定している
    請求項1記載のキャビネット。
  3. 前記作動体の正方向の回動に従った該作動体と従動体との噛合による両枢軸中心間距離の変動曲線が、閉位置から途中まで増加し、その後減少して開位置に至る請求項1又は2記載のキャビネット。
  4. 前記ガイドレールの横断面形状が略矩形状かC形状であって、下部可動体には作動体を、中間可動体には作動体と従動体を、上部可動体には従動体を、夫々所定位置に装着し、これら各可動体をガイドレールの一端側から挿入して該ガイドレール内に収めてユニット化した請求項1〜3の何れか1記載のキャビネット。
  5. 請求項1〜4における上下を逆にした構成とし、これにより各請求項に述べる上部可動体は下部可動体となり、該下部可動体を常時上方に付勢する弾力性部材を設けていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1記載のキャビネット。
JP2006003707A 2006-01-11 2006-01-11 キャビネット Expired - Fee Related JP4807779B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003707A JP4807779B2 (ja) 2006-01-11 2006-01-11 キャビネット
TW095139987A TW200726414A (en) 2006-01-11 2006-10-30 Cabinet
CN200610170059A CN100579419C (zh) 2006-01-11 2006-12-15 柜子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003707A JP4807779B2 (ja) 2006-01-11 2006-01-11 キャビネット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007185236A JP2007185236A (ja) 2007-07-26
JP4807779B2 true JP4807779B2 (ja) 2011-11-02

Family

ID=38340825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006003707A Expired - Fee Related JP4807779B2 (ja) 2006-01-11 2006-01-11 キャビネット

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4807779B2 (ja)
CN (1) CN100579419C (ja)
TW (1) TW200726414A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5541647B2 (ja) * 2007-11-05 2014-07-09 コクヨ株式会社 部材連動機構
US8262174B2 (en) * 2009-06-05 2012-09-11 Carefusion 303, Inc. Multi-latch release mechanism
US8197017B2 (en) * 2009-07-20 2012-06-12 Carefusion 303, Inc. Rotating multi-latch release mechanism
CN105180578B (zh) * 2015-09-24 2018-05-11 青岛海尔股份有限公司 冰箱
KR101905314B1 (ko) 2017-03-22 2018-10-05 김준상 서랍장용 안전 장치
CN108741805B (zh) * 2018-04-30 2020-06-05 六安市科凡智造家居用品有限公司 一种单个拉出自动复位的柜子

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02241407A (ja) * 1989-03-16 1990-09-26 Hayworth Inc 引出しユニット用連動装置
JPH0334446A (ja) * 1989-06-30 1991-02-14 Nec Corp 集積回路チップケース
JPH07103739B2 (ja) * 1991-06-05 1995-11-08 株式会社岡村製作所 ファイリングキャビネット等における引出しの同時引き出し防止装置
JP3961047B2 (ja) * 1996-05-28 2007-08-15 株式会社岡村製作所 多段引出しキャビネットにおける同時引出し防止兼電気施解錠装置
JP2001275766A (ja) * 2000-03-31 2001-10-09 Kyoei Ind Co Ltd 安全係止装置付きキャビネット

Also Published As

Publication number Publication date
CN100579419C (zh) 2010-01-13
TW200726414A (en) 2007-07-16
CN101011203A (zh) 2007-08-08
TWI301405B (ja) 2008-10-01
JP2007185236A (ja) 2007-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8960820B2 (en) Guided slide assembly
JP4807779B2 (ja) キャビネット
US8567865B2 (en) Connecting apparatuses
JPH11278797A (ja) 噛合いチェーンを用いた昇降装置
JP5123068B2 (ja) 双方向引出し構造
WO2013146774A1 (ja) スライドレール機構
EP4603203A1 (en) Mold storage device and mold reversing device
JP5339265B2 (ja) 引出のロック装置
JP2011144874A (ja) 噛合チェーン式進退作動装置
EP4403732B1 (en) Slide rail mechanism
JP2001342770A (ja) 同時引出し防止装置付きキャビネット
JP5659142B2 (ja) 引出収納具
JP2009112479A (ja) セーフティロック機構
JP5541647B2 (ja) 部材連動機構
JP2012040133A (ja) キャビネット
JP5919502B2 (ja) 引出し構造
JP5162793B2 (ja) 車両シート用ラッチ装置
JP2010167545A (ja) 工作機械のカバー構造
JP5261209B2 (ja) 什器
JP5605933B2 (ja) 什器
JP4822361B2 (ja) スライド駆動装置
JP2011137514A (ja) 噛合チェーン式進退作動装置
JP2006125620A (ja) 係止解除装置
JP4515873B2 (ja) インターロック・オールロック装置
JP2006097836A (ja) 昇降機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110811

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110811

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140826

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees