JP4808528B2 - キャブマウンティング装置 - Google Patents
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Description
そして、キャブオーバ型トラックには、キャブをシャシフレームに完全に固定する固定式と、エンジン関係の点検整備時に前部の支持部を中心にキャブ全体をチルトさせることのできるチルト式のキャブオーバ型キャブが知られており、これらのマウンティング方式として、従来、特許文献1に開示されるような防振ゴムを用いたものが広く使用されていた。
図11は図10に示すキャブのチルト機構のX方向矢視図を示し、図10及び図11に於て、1はシャシフレーム3の左右のサイドメンバ5間にボルト締めされた正面視コ字状のキャブマウンティングブラケットで、その両サイド部に固着した支持ブラケット7に、ショックアブソーバ9が、夫々、矢印方向へ揺動可能に軸着されている。そして、各ショックアブソーバ9の上端側は、キャブを支持するフローティングバー11の左右端部に連結されており、当該フローティングバー11の左右両端部の上部に、正面視V字状に配された一対の防振ゴム13からなるキャブマウンティング部15が設けられている。
一方、図12に示すように断面コ字状に形成されたフローティングバー11の中央内部には、角鋼管からなるスペーサ19が固着されており、リーフスプリング17は、当該スペーサ19を介してフローティングバー11にボルト21とナット23でボルト締めされると共に、フローティングバー11上にロックピン25がスペーサ19を介して同時にボルト21とナット23で固定されている。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のキャブマウンティング装置に於て、前記フローティングバーに、リーフスプリングの下側を回り込んで振動吸収部材を覆うリバウンドストッパを取り付けたことを特徴とする。
更に、請求項4に係る発明は、請求項3に記載のキャブマウンティング装置に於て、前記ラバー部材を、ロックピン取付用ボルト間に2つ並設したことを特徴とする。
一方、請求項3に係る発明によれば、フローティングバーとリーフスプリングとの間にラバークッションを装着すると共に、ロックピンをフローティングバーから離間させてラバークッションに固着したので、パワーユニットやトランスミッション等から発生する高い周波数領域の微振動がリーフスプリングに伝達されても、ラバークッションがこの微振動を吸収することは勿論、ロックピンとフローティングバーが離間した構造上、フローティングバーからキャブへ微振動が直接伝達することがなく、この結果、キャブへの微振動の伝達をより確実に防止することができる利点を有する。
そして、請求項4に係る発明によれば、ラバー部材にかかるコストの削減が図れる利点を有する。
尚、図10以下に示す従来例と同一のものは同一符号を付してそれらの構造説明は省略する。
図1は請求項1及び請求項2に係るキャブマウンティング装置の一実施形態を示し、図中、35はリーフスプリング17とフローティングバー11との締結部に挟み込んだラバークッションで、図1及び図2に示すように本実施形態は、図12のスペーサ19に代え、ラバークッション35をリーフスプリング17とフローティングバー11との間に装着して、シャシフレーム側からキャブ側へ伝達される微振動を当該ラバークッション35で吸収,遮断したものである。
図4に示すように硬質ゴム45は、下部座板41の左右のストッパ片43から上部座板41の内面に亘ってブロック状に形成されて、左右のストッパ片43間の下部座板41の内面と上部座板41の内面に接着されており、斯様に上部座板37と下部座板41の間に硬質ゴム45を介装することで、ストッパ片43と上部座板37との間に所定の間隙47が確保されている。そして、キャブの重量で硬質ゴム45が圧下されても、ストッパ片43は上部座板37に当接しないように設定されている。
そして、図2乃至図4に示すようにラバークッション35の上部座板37に、フローティングバー11の上面(ウェブ)とロックピン25の底部に夫々穿設した2つのボルト挿通孔51,53を挿通する2本のフローティングバー取付用ボルト55が溶着されると共に、下部座板41に、リーフスプリング17側に設けた2つのボルト挿通孔57を挿通する2本のリーフスプリング取付用ボルト59が、フローティングバー取付用ボルト55と同軸上に溶着されている。
図2に示すようにこのリバウンドストッパ61は、リーフスプリング17の下側を回り込んでフローティングバー11に固定される構造上、側壁63,65内にリーフスプリング17が収容可能に形成されている。
本実施形態のラバークッション35とリバウンドストッパ61はこのように構成されており、次に、これらを用いたリーフスプリング17とフローティングバー11の連結方法を説明すると、リーフスプリング17をフローティングバー11に連結するに当たり、先ず、図1に示すようにリーフスプリング17の上方から、ラバークッション35の下部座板41に溶着した2本のリーフスプリング取付用ボルト59をリーフスプリング17側の2つのボルト挿通孔57に挿通して、下部座板41をリーフスプリング17上に当接,配置する。
次に、図2に示すようにラバークッション35の上部座板37に溶着した2本のフローティングバー取付用ボルト55を、フローティングバー11とロックピン25側のボルト挿通孔51,53に挿通した後、前記ナット挿通孔77内にナット75を挿通させ乍ら、リバウンドストッパ61をリーフスプリング17の下側に回り込ませ、その側壁63,65でラバークッション35を覆い、フローティングバー11の側面に設けた2つのボルト取付孔67に、リバウンドストッパ61の側壁63,65に設けたボルト挿通孔69,71を位置決めする。
本実施形態に係るキャブマウンティング装置79はこのように構成されているから、シャシフレーム3に装着されたパワーユニットやトランスミッション等から発生する高い周波数領域の微振動がリーフスプリング17に伝達されても、ラバークッション35(硬質ゴム45)がこの微振動を吸収して、フローティングバー11からキャブへの微振動の伝達を遮断する。
そして、長期に亘る使用で、仮にラバークッション35(硬質ゴム45)が破損しても、リーフスプリング17の下側を回り込んでラバークッション35を覆い乍ら側壁63,65がフローティングバー11に固定されたリバウンドストッパ61が、キャブ(フローティングバー11)の浮き上がりを防止する。
また、長期に亘る使用でラバークッション35が破損しても、リバウンドストッパ61がキャブの浮き上がりを防止するため、車両走行時の安全性も確保されることとなる。
図7に於て、81は図1のラバークッション35と同様、リーフスプリング17とフローティングバー11との締結部に挟み込んだラバークッションで、図8は当該ラバークッション81の断面図を示している。
図示するようにロックピン取付用ボルト87は、座板83に溶着されたボルト本体89と、外周が螺刻されたネジ部91とからなり、後述するようにボルト本体89とネジ部91との間に形成された段部93に、ロックピン25の底部25aが載置されるようになっている。
図示するようにスペーサ101は、鋼板からなる平面視矩形状の座板103と、これに取り付く2つのボス105とで構成されており、ボス105は前記ボス挿通孔97に挿通可能なパイプ材で形成されている。また、図9に示すように座板103には、ボス105と中心軸を同じくして2つのボルト挿通孔107が設けられている。
また、図9に示すようにフローティングバー11上に配置されるロックピン25の底部25aには、既述したようにラバークッション取付用ボルト109に取り付くナット117のナット挿通孔113とロックピン取付用ボルト87のボルト挿通孔119が設けられており、ラバークッション81とスペーサ101は、ラバークッション取付用ボルト109とナット117によってフローティングバー11とリーフスプリング17との間に固着されている。
このように本実施形態に係るキャブマウンティング装置123は、フローティングバー11とリーフスプリング17との間にラバークッション81を固着すると共に、ロックピン25をフローティングバー11から離間させてラバークッション81に固着したので、シャシフレーム3に装着されたパワーユニットやトランスミッション等から発生する高い周波数領域の微振動がリーフスプリング17に伝達されても、ラバークッション81(ラバー部材99)がこの微振動を吸収することは勿論、ロックピン25とフローティングバー11が離間した構造上、フローティングバー11からキャブへ微振動が直接伝達することがない。
而も、既述したように本実施形態は、図1のキャブマウンティング装置79と異なり、ロックピン25をフローティングバー11から離間させてラバークッション81に固着したので、フローティングバー11からキャブへ微振動が直接伝達せず、この結果、キャブへの微振動の伝達をより確実に防止することができる利点を有する。
但し、この場合、ラバー部材の中央部分はキャブマウンティングに対して大きな働きはないため、本実施形態の如くラバー部材の中央部分を省略してこれよりも小さな2つのラバー部材99を用いることで、ラバー部材にかかるコストの削減が図れることとなる。
11 フローティングバー
17 リーフスプリング
25 ロックピン
31 チルトロック
35,81 ラバークッション
37 上部座板
39,43 ストッパ片
41 下部座板
45,49 硬質ゴム
55 フローティングバー取付用ボルト
59 リーフスプリング取付用ボルト
61 リバウンドストッパ
63,65 側壁
73 底部
75 ナット
77,113 ナット挿通孔
79,123 キャブマウンティング装置
83,103 座板
87 ロックピン取付用ボルト
93 段部
95 ラバー部材取付孔
97 ボス挿通孔
99 ラバー部材
101 スペーサー
105 ボス
107,111,115,119 ボルト挿通孔
109 ラバークッション取付用ボルト
113 ナット挿通孔
Claims (4)
- シャシフレームに固定したキャブマウンティングブラケット上に、キャブを支持するフローティングバーをリーフスプリングを介して配置したキャブマウンティング装置に於て、
前記リーフスプリングと上記フローティングバー及び当該フローティングバー上に配置されるロックピンにボルト挿通孔を形成し、
前記フローティングバーとリーフスプリングに、
前記ボルト挿通孔を挿通するフローティングバー取付用ボルトが取り付く上側の座板と、前記ボルト挿通孔を挿通するリーフスプリング取付用ボルトが取り付く下側の座板との間にラバー部材を接着したラバークッションを、前記フローティングバー取付用ボルトとこれに取り付くナット及び前記リーフスプリング取付用ボルトとこれに取り付くナットで固着すると共に、
前記ロックピンを、前記フローティングバー取付用ボルトとこれに取り付くナットでフローティングバーに固着したことを特徴とするキャブマウンティング装置。 - 前記フローティングバーに、リーフスプリングの下側を回り込んで振動吸収部材を覆うリバウンドストッパを取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のキャブマウンティング装置。
- シャシフレームに固定したキャブマウンティングブラケット上に、キャブを支持するフローティングバーをリーフスプリングを介して配置したキャブマウンティング装置に於て、
前記フローティングバーと当該フローティングバー上に配置されるロックピンに複数のボルト挿通孔を同軸上に形成し、
フローティングバーのボルト挿通孔と同軸上にナット挿通孔をロックピンに形成するとともに、
前記リーフスプリングに、フローティングバーのボルト挿通孔とロックピンのナット挿通孔を挿通するラバークッション取付用ボルトを取り付け、
前記フローティングバーに、
フローティングバーとロックピンのボルト挿通孔を挿通するロックピン取付用ボルトが両端側に挿着された座板と、当該座板に挿着され、ボス挿通孔が形成されたラバー部材とからなるラバークッションを、
前記ボス挿通孔に下方から挿通する筒状のボスが座板に取り付くスペーサを介して、当該ボスとフローティングバーのボルト挿通孔、ロックピンのナット挿通孔を挿通する前記ラバークッション取付用ボルトと、前記ナット挿通孔内でラバークッション取付用ボルトに取り付くナットで固着し、
前記フローティングバーとロックピンに設けたボルト挿通孔を挿通する前記ロックピン取付用ボルトとこれに取り付くナットで、ロックピンをフローティングバーから離間させてラバークッションに固着したことを特徴とするキャブマウンティング装置。 - 前記ラバー部材を、ロックピン取付用ボルト間に2つ並設したことを特徴とする請求項3に記載のキャブマウンティング装置。
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